- クヌート【〈1世〉Knut I】
- (1000ごろ-35)イングランド王(在位(1016-35))。父のデンマーク王スベン1世とともにイングランドに侵入し、デーン朝を開く。のちデンマーク王・ノルウェー王も兼ね「北海帝国」を形成。カヌート。
- くぬぎ【▼櫟・▼椚・▼橡・▼櫪】
- ブナ科の落葉高木。高さ15mほどにもなる。葉は互生し、長楕円(だえん)形で、クリの葉に似る。雌雄同株(どうしゅ)。果実は球形のどんぐりで径約2cm。材は薪炭(しんたん)用として最適。ふしまき。つるばみ。
- くね‐くね(副・サ変自)
- ①曲がりくねっているさま。meandering〈用例〉〜と続く山道。
- ②腰などをふってしなをつくるさま。wriggling〈用例〉体を〜させて踊る。
- クネッケ
- 《Knäckebrot(ドイツ)の略》スカンジナビアでできた、せんべいのように平べったいパン。ライ麦粉またはその全粒粉を薄くのばしてかたく焼いたもの。
- くねら・す(五他)
- くねくねさせる。体をゆるやかにゆらす。twist〈用例〉身を〜。
- クネル【quenelle(フランス)】
- 西洋風すり身だんごの一種。肉・魚・甲殻(こうかく)類をすり身にして、卵・小麦粉・牛乳などでつなぐ。詰めもの・付け合わせ・スープの浮き実などに用いたり、ソースをかけてそのまま食べたりする。
- くね・る
- [一](五自)折れ曲がる。〈用例〉曲がり〜。
- 〈古語〉
- [二](四自)すねる。ひがむ。〈用例〉「なほ年のはじめに、はら立ちなそめそ」などいへば、少しは〜・りて、かきつ(蜻蛉・中)。
- くねん‐ぼ【九年母】
- ミカン科の常緑小高木。初夏、かおりの高い白花をつける。果実は橙(だいだい)色の球形で、食用。晩熟性で果皮に松やにのにおいがある。インドシナ原産。コウキツ。
- く‐の‐いち【くノ一】
- 《俗語。「女」の字を「く」「ノ」「一」に分解したもの》女。また、女の忍者。
- く‐のう【苦悩】(名・サ変自)
- 《おもに精神的なものにいう》苦しみなやむこと。なやみ。suffering
- くのう‐ざん【久能山】
- 静岡県東部、駿河(するが)湾に臨む山。標高216m。徳川家康(とくがわいえやす)をまつる東照宮(とうしょうぐう)がある。石垣イチゴも有名。
- くのえ‐こう【▽薫▽衣香】
- 衣服にたきしめる香。丁子(ちょうじ)・沈香(じんこう)・白檀(びゃくだん)など、9種の香を混ぜ合わせてつくる。くぬえこう。
- クノー【Raymond Queneau】
- (1903-76)フランスの小説家・詩人。新しい小説形式の可能性を探求。作品『わが友ピエロ』『地下鉄のザジ』など。
- グノー【Charles-François Gounod】
- (1818-93)フランスの作曲家。オペラ・教会音楽により、近代フランス音楽に先駆的役割を果たした。オペラ『ファウスト』『ロミオとジュリエット』など。
- グノーシス‐しゅぎ【グノーシス主義】
- 《gnōsisは、ギリシア語で知識・認識の意》1〜3世紀、地中海沿岸地域に起こった宗教思想運動。至高者と人間の本来的自己が本質において一つであるという認識に救済を見いだすもの。キリスト教の正統信仰からは異端とされた。Gnosticism
- くのじ‐なり【くの字▽形】
- 平仮名の「く」の字のように折れ曲がった形。dogleg
- クノッソス【Knossos】
- クレタ島北岸中央部にあるクレタ文明の代表的遺跡。紀元前21〜前16世紀ごろに繁栄。1900年イギリスの考古学者エバンズにより発掘された宮殿は、中庭を中心に多数の部屋・廊下・階段などで複雑に構成された迷宮として知られ、部屋には生活・風俗や動植物を写実的に描いた壁画がある。
- くのへ【九▽戸】
- 〈村〉岩手県北部、北上高地北端の村。稲作・タバコ栽培・畜産が中心。人口8039(1994)。
- くの‐やす【久野▽寧】
- (1882-1977)生理学者。名古屋生まれ。愛知医学校卒。汗に関する広い研究で世界的に有名。昭和38年(1963)文化勲章受章。
- く‐はい【苦杯・苦▼盃】
- 《にがい液を入れたさかずき、の意》にがい経験。bitter experience
- 苦杯を喫する(くはいをきっする)
- =苦杯を嘗(な)める。
- ①にがい経験をする。taste the bitterness of life
- ②負ける。be defeated
- くばい‐ざい【駆梅剤】
- 梅毒の治療剤。砒素(ひそ)剤・水銀剤・ヨード剤・ペニシリン剤などがある。早期ではペニシリン大量療法が有効。antisyphilitics
- くばい‐りょうほう【駆梅療法】
- 梅毒の治療法。antiluetic therapy
- くば‐がさ【くば▼笠】
- 沖縄地方に伝わる円錐(えんすい)形の笠。竹ひごを骨組みとし、その上にクバ(ビロウ)の若葉を張って仕上げる。
- くはら‐ふさのすけ【久原房▼之助】
- (1869-1965)政治家・実業家。山口県生まれ。日立製作所を創立。逓相・政友会総裁。第2次大戦後は中国・ソ連との国交回復にも活躍。
- くばり【配り】
- ①配ること。配ったその位置。distribution〈用例〉字〜。庭石の〜。
- ②いけばなで、花器にはめる小さなとめぎ。花を固定する。
- *くば・る【配る】(五他)
- ①物を人や団体・場所などに分け与える。わりあてる。分配する。distribute〈用例〉菓子を〜。資料を〜。
- ②注意・気配りなどをすみずみまでに行きわたらせる。pay attention〈用例〉気を〜。心を〜。目を〜。
- ③必要に応じて、人や物を適当に配置する。割り振る。arrange; post〈用例〉要所要所に人を〜。
- ぐはん‐しょうねん【▽虞犯少年】
- その性格や環境から考えて、将来罪を犯すおそれのある未成年者。少年法に基づいて家庭裁判所の審判を受ける。〈比較〉触法少年。
- く‐ひ【句碑】
- その土地に関係のある句題・作者等の俳句を刻んだ碑。〈比較〉歌碑・詩碑。
- *くび【首・▼頸】
- ①脊椎(せきつい)動物の頭部と胴部をつなぐ部分。7個の頸椎(けいつい)によって支えられ、その前に食道と気管がある。neck
- ②生物や物のくびれた部分。neck〈用例〉つぼの〜を持つ。
- ③首とそれより上の部分。かしら。こうべ。head〈用例〉〜をかしげる。窓から〜を出す。
- ④関係・縁が切れること。職をやめさせること。解雇。免職。be fired〈用例〉君は〜だ。
- 首が繋がる(くびがつながる)
- 職などをやめないですむ。not to be dismissed
- 首が飛ぶ(くびがとぶ)
- 免職・解雇される。首を切られる。首になる。be fired
- 首が回らぬ(くびがまわらぬ)
- 借金が多くて、どうにもならない。be deeply in debt
- 首にする(くびにする)
- 免職・解雇する。首を切る。dismiss
- 首に縄を付ける(くびになわをつける)
- 嫌がる者を無理に引っ張っていく。
- 首になる(くびになる)
- ①首をきられる。打ち首になる。be beheaded
- ②免職・解雇・除名などにされる。be fired
- 首の皮一枚(くびのかわいちまい)
- ほんのわずかな点でまだつながっていること。わずかに可能性が残っていること。
- 首の座へ直る(くびのざへなおる)
- 打ち首の場所に座り、処刑されようとする。
- 首振り三年ころ八年(くびふりさんねんころはちねん)
- 尺八を学ぶとき、首を振って音が出るまでに3年、ころころという、よい音を出すのに8年かかるということ。修業には苦労がいるということ。
- 首を傾げる(くびをかしげる)
- 疑いや不思議さを感じ、首をかたむけて考えようとするしぐさをいう。lean one's head to one side; look doubtful
- 首を切る(くびをきる)
- ①打ち首にする。斬首する。behead
- ②免職・解雇・除名などにする。dismiss a person
- 首を縊る(くびをくくる)
- 自殺をする。首を吊(つ)る。hang oneself
- 首を箝げ替える(くびをすげかえる)
- ある人を役職などからやめさせて、別の人にかえる。replace
- 首を出す(くびをだす)
- 首から上の部分を出す。姿を現す。pop one's head〈用例〉窓からひょいと〜。
- 首を縦に振る(くびをたてにふる)
- うなずく。承諾する。
- 首を突っ込む(くびをつっこむ)
- 興味をもって、積極的にかかわる。take part in
- 首を繋ぐ(くびをつなぐ)
- ①打ち首にするところを、ゆるす。
- ②免職・解雇・除名などをゆるす。
- 首を吊る(くびをつる)
- 自殺をする。首にひもなどをかけ、高いところからつり下がって、死ぬ。首を縊(くく)る。hang oneself
- 首を長くする(くびをながくする)
- 待ち遠しいさま。look forward to
- 首を捻る(くびをひねる)
- ①わからなくて考え込むさま。
- ②不賛成の気持ちを表す。
- 首を振る(くびをふる)
- 賛成しない。承知しない。shake one's head; refuse
- ぐ‐び【具備】(名・サ変自他)
- 十分にそなわること。十分にそなえもつこと。qualification〈比較〉具有。〈用例〉資格を〜する。
- くび‐おけ【首▼桶】
- 切り落とした首を入れるおけ。
- くび‐かざり【首飾り・▼頸飾り】
- 首にかける装身具。チョーカー(首元に密着するもの)、ペンダント、リビエール(何連もあるもの)などがある。ネックレス。necklace
- くび‐かせ【首▼枷・▼頸▼枷】
- ①首にかけて、からだの自由をうばう刑罰の道具。
- ②自由をうばうもの。〈用例〉子は三界の〜。
- くび‐がり【首狩(り)】
- 他集団の人間の首をとる風習。武勇の誇示、豊作祈願などの宗教的行為など理由は多様。最近まで未開社会に存在した。くびかり。head-hunting
- くび‐き【▼頸木・▼軛】
- ①車のながえの先に付ける横木。牛・馬の首にあてる。
- ②自由をうばうもの。
- 頸木を争う(くびきをあらそう)
- 互いに張り合う。勝負を争う。
- くびき【▼頸▽城】
- 〈村〉新潟県南西部、上越市北東隣の村。稲作のほか、畜産などがさかん。人口9180(1994)。
- くびき‐ゆでん【▼頸▽城油田】
- 新潟県南西部、日本海に臨むガス油田。工業・都市ガス用に、東京などへパイプラインが通じる。
- くび‐きり【首切(り)・首▼斬(り)】
- ①首を切り落とすこと。また、切る人。刑罰の一つ。decapitation
- ②《俗語》職をやめさせること。解雇。馘首(かくしゅ)。dismissal
- ③建築用語で、柱などの長い垂直材の周囲に輪状に切りこんだ部分。
- くびきり‐あさえもん【首▼斬浅▽右▽衛門】
- 江戸時代、世襲で将軍家の刀の試し斬りと処刑の執刀を行った役人の名。本名は山田浅右衛門。明治14年(1881)斬首(ざんしゅ)刑廃止により家業断絶。
- くびきり‐ぎす【首切ぎす】
- 物にかみついたら首が切れても離さないといわれるキリギリス科の昆虫。体長6cm内外、黄緑色で、頭部が円錐(えんすい)形に突出。成虫で越冬し、春、気温の高い夜にジーと鳴く。本州以南に分布。クビキリバッタ。
- くび‐くくり【首▼縊り】
- 首をくくって死ぬこと。くびつり。縊死(いし)。hang oneself
- 首縊りの足を引く(くびくくりのあしをひく)
- 首をくくろうとしている者の足を引っぱるような、思いやりのないむごい仕打ちをする。滅びかかっている者に、それをさらに早めるようなことをする。ひどい追い打ちをかける。
- ぐび‐ぐび(副)
- のどを鳴らして酒などを飲むさま。ぐびりぐびり。gulping; guzzling〈用例〉茶碗(ちゃわん)酒を〜と飲む。
- くび‐じっけん【首実検】
- ①討ち取った首の真偽を、大将みずからたしかめること。
- ②本人に会って判断すること。〈用例〉犯人の〜。
- ぐ‐びじん【▽虞美人】
- (?-BC202)中国、秦(しん)末の楚王(そおう)項羽(こうう)の寵姫(ちょうき)。項羽が垓下(がいか)の戦いに敗れたのち自殺。その墓に咲いた花が虞美人草。虞姫(ぐき)。
- ぐびじん‐そう【▽虞美人草】
- [一]→ひなげし(雛罌粟)。
- [二]夏目漱石(なつめそうせき)の小説。明治40年(1907)発表。文明批判を織り交ぜながら、女主人公藤尾(ふじお)の恋の破局と死を描く。著者初の新聞小説。
- 踵を返す(くびすをかえす)
- ひき返す。あともどりする。turn back
- 踵を接す(くびすをせっす)
- 大ぜいの人が、あとからぞくぞくと続いて来る。come one after another in great numbers
- 踵を回らさず(くびすをめぐらさず)
- ①《かかとをめぐらす時間もない意から》ほんの少しの時間。また、わずかの時間に事を急速に運ぶたとえ。in a second
- ②引き返さない。後へ退(ひ)かない。
- くび‐すじ【首筋・▼頸筋】
- 首のうしろの背につづく部分。くびねっこ。scruff of the neck
- くび‐すわり【首座り】
- 出生後ぐらぐらしていた乳児の首が、しっかり安定した状態になること。また、その状態。生後3か月ないし4か月ごろ。乳児の発達の重要な目安の一つ。
- くび‐ぞくちょう【▼狗尾続▼貂】
- 《「狗尾」は犬のしっぽ、「貂」はテン。中国西晋(せいしん)の趙(ちょう)王司馬倫が帝位を称し、縁故者をやたらに高官にしたので、冠を飾るテンの尾が不足し犬の尾で作った冠が続いていると世人が評したという故事から》
- ①つまらない者が高官につくこと。
- ②劣った者がすぐれた者の後に続くこと。また、他人のし残した仕事を引きついで行うことを卑下していう。
- くび‐だけ【首丈】(名・形動)
- =くびたけ。
- ①足もとから首までの高さ。
- ②→くびったけ。
- くびっ‐たけ【首っ丈】(形動)
- 《「くびたけ」の転》首の丈まで深くはまるほど、ほれて夢中になるさま。be madly in love〈用例〉彼に〜なの。
- くびっ‐たま【首っ玉】
- 《「くびたま」の転》首。えり首。〈用例〉〜にしがみつく。
- くびっ‐ぴき【首っ引き】
- 《「くびひき」の転》離さないで、いつも頼りにすること。constantly referring to〈用例〉辞書と〜で読む。
- くび‐つり【首▼吊り】
- ①首をくくって死ぬこと。首くくり。hang oneself
- ②《俗語》→既製服。つるし。
- くびなが‐りゅう【首長竜】
- 中生代の海生爬虫(はちゅう)類。長い首と櫂(かい)状に変形した四肢をもつ。ヘビのように首が非常に長いグループと、首が比較的短いグループに大別。いわき市で発見されたスズキフタバリュウ(全長約10m)は後者に属する。
- くび‐なげ【首投げ】
- 相撲やレスリングで、相手の首を、脇(わき)にかかえて投げたおすこと。また、その技。
- くび‐ねっこ【首根っこ】
- えり首。首すじ。scruff of the neck〈用例〉〜をつかまえる。
- 首根っこを押さえる(くびねっこをおさえる)
- 首すじをおさえつけて動けないようにする。転じて、相手の弱点をついて動きがとれないようにする。seize a person by the neck
- くび‐の‐ざ【首の座】
- 打ち首になるとき、すわらされる座。
- くび‐まわり【首回り】
- 首のつけ根を一周した寸法。鎖骨の突起部分の内側から後ろの第7頸椎(けいつい)上を通り一周した長さ。neck measurement
- くびら【宮▼毘羅】
- 《仏教語。Kumbhīra(梵)の音写で、鰐(わに)の意》薬師(やくし)十二神将の一尊。もとはインドの水神。航海の安全を守る神として尊崇される。宮毘羅大将。金毘羅(こんぴら)。
- くび・る【▽括る】(五他)
- ひもなどで中ほどをしめて細くする。fasten
- くび・る【▼縊る・▽絞る】(五他)
- 首をしめて殺す。strangle
- くびれ【▽括れ・▼縊れ】
- ①両端に比べて、中ほどで細くなっていること・所。constriction〈用例〉腰の〜。
- ②物などをしばってできる筋状のくぼみ。また、それに似たしわなど。wrinkle〈用例〉あごの下の〜。
- くび・れる【▽括れる】(下一自)
- 両はしがふくれて中が細くなる。be constricted〈用例〉胴が〜。
- くび・れる【▼縊れる】(下一自)
- 首をくくる。首をつる。hang oneself〈用例〉〜・れて死ぬ。
- くび‐わ【首輪・▼頸▽環】
- ①家畜などの首にはめる輪。collar
- ②→首飾り。→ネックレス。necklace