グロー‐ほうでん【グロー放電】
低圧気体中に起こる真空放電の一つ。発光は明るく、気体特有の色がある。ネオンサインやネオンランプなどに応用。glow discharge
クローマー【Evelyn Baring, 1st Earl of Cromer】
(1841-1917)イギリスの植民地行政官。インド総督秘書などを経て、1883年エジプト駐在総領事となり、イギリスのエジプト支配と行政・経済改革を行う。
クローム【John Crome】
(1768-1821)イギリスの画家。英国風景画の基礎を確立。透徹した大気の描写が特徴。作品『スレート採石場』など。
グロー‐ランプ【glow lamp】
蛍光灯の点灯用の小さなランプ。点灯管。グロースターター。
クローリング‐ペッグ【crawling peg】
為替平価を連続的で小刻みに変更する方式。平価変更にともなうショックを緩和できる。〈比較〉アジャスタブルペッグ。
クロール【crawl】
泳法の一種。水面に伏して、左右の手で交互に水をかきながら、ばた足で水を蹴(け)る。
クローン【clone】
単一細胞または個体から、無性的な増殖でできた同一遺伝子をもつ細胞群ないしは個体群。分枝系。クロン。
クローン‐せんたくせつ【クローン選択説】
免疫理論の一つ。生体内には個々の抗原に対応する抗体を専門につくる細胞群(クローン)が先天的にあり、抗原に対応するクローンが選択的に刺激されて抗体をつくるという説。clonal selection theory
クローン‐にんげん【クローン人間】
単一の個体から無性生殖的につくり出されるとされる人間。親とまったく同じ遺伝形質をもつ。将来は技術的に可能とされているが、さまざまな問題がある。clone man
クローン‐びょう【クローン病】
回腸末端部などに多くみられる原因不明の炎症性疾患。よく急性虫垂炎と間違われる。限局性回腸炎。回腸末端炎。Crohn's disease
くろ‐がき【黒柿】
カキノキ科の落葉広葉小高木。関東以西の山地にはえる。高さ3〜5m。樹皮は黒褐色。長さ8〜15cmで長楕円(だえん)形の無毛の葉を互生。果実は球形で直径2cm、紫黒色に熟す。心材は黒いものが多く、硬く緻密(ちみつ)で工芸材に利用。リュウキュウマメガキ。
くろ‐がし【黒樫】
《樹皮の黒いカシ、の意》イチイガシ・アラカシなどの総称。
くろ‐かじき【黒梶木】
背側の黒味が強いマカジキ科の海水魚。吻(ふん)が剣状に突出する。もっとも大形で、全長約3m、体重約500kg。食用。本州中部以南、太平洋・インド洋の暖海域に分布。
くろ‐がね【鉄・黒金】
《黒い金属、の意》鉄の古称。まがね。
くろがね‐もち【黒黐】
モチノキ科の常緑広葉高木。関東以西の山地にはえる。高さ約10m。長さ5〜9cmの光沢のある革質の葉を互生。6月、若い枝の葉の脇(わき)に淡紫色の花をつける。果実は球形で赤く熟す。庭木に利用。
くろ‐かび【黒黴】
コウジカビの一種。菌糸先端に黒色球形の胞子を数珠状につける。蓚(しゅう)酸・枸櫞(くえん)酸・グルコン酸の生産に利用。クロコウジカビ。
くろ‐かみ【黒髪】
[一]女性の黒く美しい髪の毛。black hair
[二]邦楽曲名。
①長唄(ながうた)の曲名。作詞初世桜田治助。作曲初世杵屋(きねや)佐吉。天明(てんめい)4年(1784)初演のめりやす物。源頼朝(よりとも)と政子への嫉妬に狂う辰姫(たつひめ)が主人公。
②地唄(じうた)の曲名。
くろかみ‐の【黒髪の】
[枕ことば]「乱る・長し」などにかかる。〈用例〉長からむ心も知らず〜乱れてけさは物をこそ思へ(千載・恋3)。
くろ‐がも【黒鴨】
黒色のカモ。翼長約22cm。下面は暗褐色。北アメリカ北部・アジア北部で繁殖し、冬は南下。日本へは各地の江湾・沿岸に冬鳥として群れ渡る。American black scoter
くろ‐がらし【黒辛子】
アブラナ科の一年草。地中海地方原産。葉はキクに似る。春に黄色花をつける。種子は灰褐色。洋がらしの原料として広く栽培。
くろ‐かわ【黒皮】
担子菌類イボタケ科のキノコ。かさは径5〜15cm、黒色。下面に小さな管孔が密生。松林内の地上に発生。食用。
くろかわ【黒川】
〈村〉新潟県北部、胎内(たいない)川に沿う村。農林業が中心。渓谷美の胎内川ラインがある。人口6414(1994)。
くろかわ‐おんせん【黒川温泉】
熊本県北東部、南小国(みなみおぐに)町の温泉。筑後(ちくご)川上流、田ノ原(たのはる)川沿いの古い温泉。
くろかわ‐としお【黒川利雄】
(1897-1988)内科医学者。北海道生まれ。東北大卒。消化器のレントゲン検査・胃癌(いがん)診断の細胞学的確認など、消化器疾患の診断に寄与した。昭和43年(1968)文化勲章受章。
くろかわ‐のう【黒川能】
山形県東田川郡櫛引(くしびき)町黒川の春日(かすが)神社で、2月1、2日に行われる王祇(おうぎ)祭に演じられる能。古い様式を残す能として知られる。
くろ‐き【黒木】
①皮付きの材木。古くは赤木の対、のち白木の対。
→コクタンの異名。
③蒸して黒くなった薪(まき)。大原女(おはらめ)が売り歩いた。
くろ‐き【黒酒】
《「き」は、酒の古名》白酒(しろき)にクサギの灰を入れて黒く着色した酒。古く、白酒とともに祭祀(さいし)用に用いた。黒御酒(くろみき)。〈対義〉白酒。
くろぎ【黒木】
〈町〉福岡県南部、矢部(やべ)川沿いの町。農業が主で米・茶・ミカンの産出が多い。人口1万6545(1994)。
くろき‐かんぞう【黒木勘蔵】
(1882-1930)浄瑠璃(じょうるり)研究家。長野県生まれ。早大卒。著書『近世演劇考説』『浄瑠璃史』、『近世邦楽年表』を編纂(へんさん)
グロキシニア【Gloxinia(ラテン)
イワタバコ科の多年草。根出葉は多肉でビロード状の毛がある。花は釣り鐘状で、赤・白・紫など多様。観賞用。ブラジル原産。
くろ‐くも【黒雲】
真っ黒な色をした雲。多く、雨雲(あまぐも)。black cloud; rain cloud〈用例〉〜が低くたれこめる。
グログラン【gros-grain(フランス)
固く密に平織りし、太い畝を出した織物。一般に縦糸は絹・レーヨンで、横糸は綿。リボン・ネクタイなどにする。
くろ‐ぐろ【黒黒】(副・サ変自)
たいへんに黒くて、際立っているさま。in deep black〈用例〉筆〜と記す。〜した髪。
くろ‐くわ【黒鍬】
①戦国時代に築城や道普請(みちぶしん)などに従事した人夫。
②江戸時代、江戸城内の掃除などの雑役にあたった軽輩。
くろ‐ぐわい【黒姑】
カヤツリグサ科の多年草。中部以西の田や小川にはえる。秋に花茎の先に緑色円筒状の花穂をつける。秋、地下茎が肥大して塊茎をつくる。食用となるが、現在はほとんど利用されない。エグ。rush nut
くろ‐げ【黒毛】
①黒色の毛。black hair
②馬の毛色の一つ。青毛。black
クロケット【David Crockett】
(1786-1836)アメリカの英雄的開拓者。治安判事、連邦下院議員を歴任。テキサスのメキシコからの独立運動に参加。アラモ砦(とりで)の救援戦で戦死。
くろげ‐わしゅ【黒毛和種】
ウシの一品種。和牛の大部分を占める品種。日本在来の黒色のウシを改良。肉用で肉質は優秀。九州・中国地方に多い。
くろ‐ご【黒子・黒衣・黒巾】
《「くろこ」とも》
①芝居で、後見が着る黒い着物。それを着る後見。
②《転じて》おもて舞台や表面に出ないで、裏で人をあやつる人。
くろ‐こう【黒鉱】
黒鉱鉱床の上部にある閃(せん)亜鉛鉱に富む黒い緻密(ちみつ)な鉱石。東北地方の日本海側に分布し、銅の原料鉱石。黒物(くろもの)。black-ore
くろこう‐こうしょう【黒鉱鉱床】
(せん)亜鉛鉱・方鉛鉱・四面銅鉱・黄銅鉱・黄鉄鉱などからできている、黒色で緻密(ちみつ)な鉱石を産出する鉱床。とくに東北地方日本海側に多い。秋田の小坂・花岡(はなおか)・釈迦内(しゃかない)など。black-ore deposit
くろ‐ごきぶり【黒ごきぶり】
体に光沢のある黒褐色の昆虫。体長約3cm。家屋内に生息。本州以南に分布。
くろ‐こげ【黒焦げ】
黒く焼け焦げること。焼け焦げたもの。burn black
くろ‐ごけ【黒苔】
濃褐色のクロゴケ科のコケ。おもに高山の岩上に群生する。高さ1.5cm内外。葉は長卵形。胞子体は頂端に1個生じる。
くろ‐こしょう【黒椒】
香辛料の一つ。熟しかけたコショウの実を皮つきのまま干したもの。かおりが高く、辛味が強い。ブラックペパー。black pepper
クロコダイル【crocodile】
上から見た吻(ふん)の形が、先の細くとがった二等辺三角形をしたワニの一群。大形で獰猛(どうもう)な種類が多い。全長7mに達するものもあるイリエワニ、ナイルワニなど12種。世界の熱帯・亜熱帯に分布。〈比較〉アリゲーター。
くろ‐このまちょう【黒木間蝶】
林の薄暗い所にすむ、茶褐色で前翅(ぜんし)に白斑(はくはん)があるジャノメチョウ。開張約7cm。食草はイネ科植物。夕暮れに活動し、灯火にも飛来する。南日本に分布。
くろ‐ごま【黒胡麻】
ゴマの種子の黒いもの。
くろ‐ごめ【黒米・玄米】
→げんまい。unpolished rice; brown rice
くろ‐さい【黒犀】
体が黒っぽい二角のサイ。肩高約1.5m。サバンナに単独ですみ、植物食性。サハラ以南のアフリカに分布し、サイの中でもっとも数が多い。black rhinoceros
くろさき【黒埼】
〈町〉新潟県中部、新潟市南隣の町。稲作やチューリップ・ユリなど花の栽培がさかん。人口2万4006(1994)。
くろ‐さぎ【黒鷺】
海浜や河口付近にすむ、全身が黒っぽいサギ。全身純白の白色型があり、これをシロクロサギともいう。全長約63cm。アジア南部・オーストラリアなどに分布し、本州・沖縄でもみられるが、その数は多くない。Eastern reef heron
くろさきはりま【黒崎播磨(株)】
窯業。耐火物製造会社。大正7年(1918)設立。本社は福岡県北九州市八幡(やはた)西区東浜町。
くろ‐ざとう【黒砂糖】
精製されていない黒褐色(こくかっしょく)の砂糖。原料はサトウキビ。強い甘味と香りがあり、ビタミンや無機質が豊富。brown sugar〈対義〉白砂糖。
くろさわ‐あきら【黒澤明】
(1910-98)映画監督。東京生まれ。京華学園中卒。日本映画の国際的評価を高める。昭和26年(1951)『羅生門(らしょうもん)』でベネチア映画祭グランプリ受賞。同60年(1985)文化勲章受章。没後の平成10年(1998)国民栄誉賞を受賞した。作品『生きる』『七人の侍』『椿(つばき)三十郎』『赤ひげ』『乱』など。
くろさわ‐きんこ【黒沢琴古】
尺八琴古流宗家の芸名。初世(1710-71)は本名、幸八。各地の尺八曲を集め、琴古流本曲36曲を後世に伝えた。4世で断絶。
くろ・し【黒し】(形ク)
〈古語〉
→くろい(黒い)
くろ‐じ【黒字】
①黒く書いた字。black letter
②予算で歳入が歳出を上回ること。また、収支決算であまりが生じること。surplus〈対義〉赤字。
くろ‐じ【黒地】
地色が黒いこと。black ground
くろ‐じ【黒鵐】
ホオジロ科の小鳥。翼長約8.5cm。声は鈴の音に似て美声。冬鳥で、秋に日本全土に渡来。北海道・東北地方などで繁殖。
くろ‐しお【黒潮】
日本付近を流れる暖流。フィリピン東方から台湾東方を通り、南西諸島西方から日本南方を経て、本流は関東沖で東方に折れ、北米海岸に達する全長6000km以上の海流。支流は対馬(つしま)暖流として九州西方に流れる。メキシコ湾流と並ぶ世界の強大海流の一つ。日本海流。〈対義〉親潮。
くろ‐しじみ【黒蝶】
雄の翅(はね)が暗紫色に光るシジミチョウ。開張3.7cm前後。クヌギ・コナラなどに産みつけられた卵からかえる幼虫はアブラムシの分泌物をなめて成長し、やがてクロオオアリの巣中に運び込まれ、アリに養われて越冬。成虫は初夏に出現。本州から九州に分布。
くろじ‐とうさん【黒字倒産】
企業が損益計算上は利益を上げていながら、資金繰りの悪化で倒産すること。
くろ‐しま【黒島】
長崎県佐世保(させぼ)市、九十九(くじゅうく)島の西部にある島。面積4.9km2。隠れキリシタンの島で、教会と修道院があり、島民の80%はカトリック教徒。
くろしま‐でんじ【黒島伝治】
(1898-1943)小説家。小豆島(しょうどしま)生まれ。シベリア出兵の経験に基づく反戦小説や農民小説を書いた。作品『銅貨二銭』『渦巻(うずま)ける烏(からす)の群』など。
くろシャツ‐たい【黒シャツ隊】
《黒シャツを制服としたことから》イタリア、ファシスタ党の民兵軍の通称。Blackshirt
くろ‐しょいん【黒書院】
江戸時代、城内御殿の建築様式の一つ。柱や窓・障子などの縁をすべて黒漆で塗った書院。〈対義〉白書院。
くろ‐しょうじょう【黒猩】
→チンパンジーの別名。
くろ‐しょうぞく【黒装束】
黒ずくめの身なり。
くろ‐しろ【黒白】
①黒と白。black and white
②よしあし。善悪。こくびゃく。good and bad
③有罪と無罪。guilty or not guilty
④写真・映画などが黒と白の2色のもの。black and white
クロス【cloth】
=クロース。
①織物。布。〈用例〉テーブル〜。
②書物の表紙に使用する製本の材料。綿・麻などの布をボール紙に貼(は)った布クロスと、布や紙に特殊加工を施したビニールクロスがある。〈用例〉〜ばりの本。
クロス【cross】
[一](名・サ変自)交差すること。
[二](名)
①十字路。
②十字架。クルス。
③テニスなどで、コートを対角に横ぎる打球。〈対義〉ストレート。
クロス【Émile-Hortensius-Charles Cros】
→クロ
グロス【gross】
数量をはかる単位。1グロスは12ダース
クロスオーバー【crossover】
①交差すること。
②ジャズを基本に、ロック、ソウルミュージック、ときにクラシック音楽など2つ以上の分野が混じり合った音楽。フュージョン。
③異なる分野の物事や要素を組み合わせて新しい物を作り出すこと。
クロスカントリー‐レース【cross-country race】
①森や野原・丘など起伏と変化に富んだところを走る競技。断郊競走。クロスカントリー。
②スキーで、平地を自力で滑走する競技。
くろ‐すぐり【黒塊】
ユキノシタ科の落葉低木。夏に、1cmほどの果実が黒熟する。果肉は酸味が強く生食には不適。ジャム・ゼリー・ジュース・クロスグリ酒の原料とする。カシス。black currant
クロス‐ゲーム【close game】
《「クロス」は「クロース」のなまり》白熱の試合。接戦。
クロス‐シート
《和製語》進行方向に対し直角に設けられた列車内の座席。遠距離用の列車などにみられる。横座席。
クロス‐ステッチ【cross-stitch】
区限刺繍(くげんししゅう)の基本的な刺し方の一つ。布目を数えながら糸を斜めに交差させて、十字(クロス)になるように刺す。
くろ‐すずめばち【黒蜂・黒蜂】
スズメバチ科の小形のハチ。体長約1.5cm。黒色の地に白条がある。地中に巣をつくる。食用の「はちのこ」は主として本種。日本全土に分布。ジバチ。スガレ。
グロスター【Gloucester】
イギリス南西部、セバーン川左岸の都市。航空機部品・車両・マッチ工業などが発達。ローマ時代以来の古都。人口10.2万(1991)。
クロストリジウム【Clostridium(ラテン)
細菌の属名の一つ。九十余種に分かれ、土壌や人・動物の糞便(ふんべん)などに広く分布し、破傷風菌など病原性の強い菌も少なくない。
クロス‐トレード【cross trade】
①貿易形態の一つ。商品を海外市場で安く仕入れ、これをより高い値段で第三国へ輸出することで差益をかせぐ貿易取引。三国間貿易。
②空相場。
グロズヌイ【Grozny】
ロシア西部、チェチェン共和国の首都。工業都市で、カフカス地域の石油工業の中心地で、食品加工業もさかん。人口38.8万(1992)。
クロスバー‐こうかんき【クロスバー交換機】
自動電話交換機の一種。機械接点を格子状に配列したクロスバースイッチを、電磁継電器で制御する。crossbar switchboard
クロスビー【Bing Crosby】
(1903-77)アメリカの歌手・映画俳優。甘くソフトな歌い方で、1930〜40年代最高の人気歌手。ヒット曲『ホワイト‐クリスマス』など。主演映画『わが道を往(ゆ)く』など。
クロス‐ファイア【cross fire】
野球で、投手が投手板の端を踏み、本塁上を斜めに横切るようなコースで投ずる速球。また、その投法。十字火球。
クロス‐プレー【close play】
スポーツ競技で、判定の微妙な、どちらともいい難い、緊迫したプレー。
クロス‐ボーティング【cross voting】
議会の採決のさいに、議員が自党案に反対、または反対党に賛成の投票を自由に行うことを認める制度。イギリスやアメリカで実施。
グロスマン【Vasily Semyonovich Grossman】
(1905-64)ソ連の小説家。作品『人民は不死』『正義の事業のために』など。
くろずみ‐きょう【黒住教】
教派神道十三派の一つ。江戸末、備前国(びぜんのくに)の神職黒住宗忠(むねただ)が開いた太陽信仰の一種で、宇宙神としての天照大神(あまてらすおおみかみ)信仰をとく。
くろずみ‐むねただ【黒住忠】
(1780-1850)幕末の神道家。黒住教教祖。備前国(びぜんのくに)御野(みの)郡の社家(しゃけ)に生まれ、文化(ぶんか)11年(1814)大病を患い、「天命直授」を感得して黒住教を開いた。
くろ‐ず・む【黒ずむ】(五自)
黒色をおびる。blacken
クロス‐ライセンス【cross licence】
外国との技術提携の方式の一つ。技術の特許権やノウハウの導入などの見返りとして自分の技術を提供するやり方。
クロス‐レート【cross rate】
裁定為替相場を算定するのに用いられる、相手国通貨と第三国通貨との為替相場。ふつう、日本からみたアメリカ・イギリス間の為替相場をいう。
クロスワード‐パズル【crossword puzzle】
碁盤状の枡目(ますめ)の空所に、ヒントに基づいて縦横それぞれに文字をあてはめていき、空所を正しく埋める遊び。
くろせ【黒瀬】
〈町〉広島県南部、呉(くれ)市北東隣の町。稲作がさかん。近郊農業も行われ、宅地化も進む。人口2万3079(1994)。
くろ‐そい【黒曹以】
フサカサゴ科の海水魚。全長40cm。岩礁域の浅海底にすむ。頭および体は側扁(そくへん)し、暗灰褐色。頭の背面にとげがある。美味。北海道以南の各地に分布。
クロソイド【clothoid】
中心からの距離が曲率半径に反比例する螺線(らせん)。定速で走る自動車のハンドルを一定速度で回転したときの自動車の描く線に一致するため、高速道路などの緩和(かんわ)曲線として利用。
くろ‐そこひ【黒底翳】
→こくないしょう(黒内障)
くろ‐た【黒田】
イネの植え付け前の田。〈対義〉青田・白田。
くろ‐だい【黒鯛】
暗灰色のタイ科の海水魚。全長約45cm。内湾や浅海に多く、幼魚は河口付近で成長。食用。南日本・朝鮮半島・中国に分布。チヌ。チニ。
くろ‐ダイヤ【黒ダイヤ】
①少量の不純物を含むため黒色となるダイヤモンド。
→石炭の美称。black diamond
くろたき【黒滝】
〈村〉奈良県、吉野(よしの)地方北部の村。スギ・ヒノキの林業中心。焼き杉の木目彫(もくめぼり)が特産。人口1413(1994)。
くろたき‐かずら【黒滝葛】
山中にはえるクロタキカズラ科のつる性植物。葉は卵形で、鋭い鋸歯(きょし)がある。晩春、淡黄色の五弁花を下垂して開く。近畿(きんき)以西に分布。
くろだ‐きよたか【黒田清隆】
(1840-1900)明治の政治家。薩摩(さつま)藩出身。討幕運動に加わり、戊辰(ぼしん)戦争で活躍。北海道開拓長官を経て農相・首相・逓相・枢密院議長などを歴任。
くろだ‐さぶろう【黒田三郎】
(1919-80)詩人。広島県生まれ。東大卒。鮎川信夫(あゆかわのぶお)らと『荒地』創刊。詩集『ひとりの女に』『定本黒田三郎詩集』など。
くろだしょう【黒田庄】
〈町〉兵庫県中部、西脇(にしわき)市北隣の町。農業のほか綿織物・釣り針製造を行う。人口8393(1994)。
くろだ‐じょすい【黒田如水】
(1546-1604)安土(あづち)桃山時代の武将。キリシタン大名。名は孝高(よしたか)。通称官兵衛(かんべえ)。長政の父。織田信長(おだのぶなが)・豊臣秀吉(とよとみひでよし)に仕え、豊前(ぶぜん)2万石を領有。関ケ原の戦いで徳川家康(とくがわいえやす)方。
くろだ‐せいき【黒田清輝】
(1866-1924)明治・大正期の代表的洋画家。鹿児島市生まれ。渡仏しコランに師事。東京美術学校教授。温雅な色調による自然描写にすぐれ、外光派の明るいその画風は長く日本の洋画の主流となった。作品『舞妓(まいこ)』『湖畔』など。
くろだ‐そうどう【黒田騒動】
江戸前期、福岡藩の御家騒動。寛永(かんえい)9年(1632)藩主忠之の失政による黒田藩の取りつぶしを恐れた筆頭家老栗山大膳(くりやまたいぜん)が謀って、忠之に謀反の意志ありと幕府に訴え出た。取り調べの結果、藩政は改められ、大膳は南部藩にお預けとなって落着。
くろだ‐ながまさ【黒田長政】
(1568-1623)江戸初期の武将。如水(じょすい)の子。福岡藩の祖。豊臣秀吉(とよとみひでよし)に仕え文禄(ぶんろく)・慶長(けいちょう)の役で活躍。関ケ原の戦いで徳川(とくがわ)方に属し、筑前(ちくぜん)52万石を領する。
くろ‐だに【黒谷】
①比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)西塔の青竜寺の通称。法然(ほうねん)が修行した所として知られる。本黒谷。
②京都市左京区岡崎(おかざき)にある金戒(こんかい)光明寺の通称。法然が光明寺を開いて布教した所として知られる。新黒谷。
くろたね‐そう【黒子草】
キンポウゲ科の一年草。葉は羽状に細裂。初夏に、径約2cmの白や淡青色の花をつける。花壇用。南欧原産。ニゲラ。
くろだ‐ぶし【黒田節】
福岡県の民謡。黒田藩の藩士たちが『筑前(ちくぜん)今様(いまよう)』として愛唱。雅楽の『越天楽(えてんらく)』の唱歌(しょうか)の旋律をもとにしている。歌詞は七五句の4行。大正以後『黒田節』となる。
くろだ‐よしたか【黒田孝高】
→黒田如水(じょすい)の本名。
くろ‐ち【黒血】
悪性のはれものや、皮下出血のさいなどに出る黒ずんだ血。わる血。
くろ‐ちく【黒竹・烏竹】
ハチクの一種。全体に小形で、外皮は紫黒色。細工物に使う。紫竹(しちく)
くろ‐ちょうがい【黒蝶貝】
ウグイスガイ科の海産ニマイガイ。殻長・殻高ともに約14cm。黒緑色に黄白色の放射帯が走る。円盤状であるが背縁はまっすぐ。おもに黒真珠養殖の母貝として使われるが、貝細工にも利用。志摩半島以南に分布。
くろづか【黒塚】
①謡曲の曲名。四番目・五番目物。観世(かんぜ)流は『安達原(あだちがはら)』。作者不明。那智(なち)の山伏(やまぶし)が陸奥(むつ)の安達原に行き暮れ、老女に宿を乞(こ)うが、老女は鬼女であったという伝説による。
②歌舞伎(かぶき)舞踊劇。長唄(ながうた)。木村富子作詞。
クロッカス【Crocus(ラテン)
アヤメ科の球根植物。高さ10〜15cm。葉は松葉状。園芸品種には春咲き系と秋咲き系とがあり、黄・青・紫・白・絞りなど、多様な花色をもつ。ヤクヨウサフランは秋咲き系の一種。クローカス。
クロッキー【croquis(フランス)
短い時間ですばやく写す素描。とくに、人体素描。速写。
グロッキー【groggy】(名・形動)
①ボクシングで、疲労や相手のパンチでダウン寸前の状態になること・さま。
②つかれて、ふらふらになること・さま。
くろ‐つぐ
ヤシ科の低木。奄美(あまみ)大島以南の山中にはえる。葉は羽状複葉で根生し、長さ約3m。初夏、淡紅色の花穂をつける。幹のシュロ毛で、なわ・たわしを作る。ツグ。ツグノキ。ヤマシュロ。
くろ‐つぐみ【黒鶫】
ヒタキ科の小鳥。翼長約11cm。体は黒で、腹は白い。低山林にすみ、雄は美声でさえずる。アジア東部に分布。
くろ‐づくり【黒作り】
①黒ぬりのつくり。〈用例〉〜の太刀。
②すみぶくろをまぜた、イカの塩辛。
クロッケー【croquet】
木球をマレット(槌(つち))で打ち、9個のフープ(弓形の小門)をくぐらせて、スタートの位置に早く帰ることを競うスポーツ。クローケー。
クロッシェ‐レース【crochet lace】
鉤針(かぎばり)を使い、編んで作るレースの総称。ハンカチーフの縁どり、モチーフ編みをつなぐものなど。
グロッス【George Grosz】
(1893-1959)アメリカの画家。ドイツ生まれ。社会の混乱・不正を痛烈に風刺した。作品『冬の夜の物語』『この人を見よ』など。
グロッセ【Ernst Grosse】
(1862-1927)ドイツの人類学者・芸術学者。歴史科学としての芸術学を提唱。著書『芸術の始源』。
グロッソプテリス【Glossopteris(ラテン)
古生代のシダ状の植物化石。大きなへら状の葉には柄があり、中央脈と、網状の側脈がみられる。南アフリカ・南米に産する。
くろ‐つち【黒土】
黒色の土。園芸では、とくに腐植を含んだ黒い色の火山灰表土をさす。柔らかで細かく耕作に適する。black soil〈対義〉赤土。
くろ‐つ‐ばら【黒つばら】
クロウメモドキ科の落葉小高木。小枝の先が針状。葉は柄があり対生。春に、葉腋(ようえき)に淡黄緑色の小花をつける。山野にはえる。樹皮の内皮と果実は下剤となる。ウシコロシ。
クロップド‐パンツ【cropped pants】
《「クロップド」は、端を切り落とすの意》途中で切った感じのパンツ。1980年ごろから登場した、ふくらはぎ丈でカットされたパンツ。
くろっ‐ぽ・い【黒っぽい】(形)
黒みがかっている。blackish〈派生〉くろっぽさ(名)
くろ‐つやむし【黒艶虫】
黒くつやのあるクロツヤムシ科のコウチュウの一群。体長1〜7cm。朽ち木の中にすむ。熱帯林に多く、日本産はオニツノクロツヤムシ1種。
くろ‐づる【黒蔓】
ニシキギ科のつる性落葉低木。深山にはえる。葉は広卵形で鋸歯(きょし)をもつ。夏、円錐(えんすい)花序に白い小花を多数つける。
くろ‐づる【黒鶴】
全体が灰色で、頭と頸(くび)が黒と白のツル。全長約1.1m。ユーラシアに広く分布するが、日本へは冬季まれに渡来する。common crane