- ぐんちゅう‐じょう【軍忠状】
- 中世、武士がその戦功を注進した文書。余白に自軍の将や軍奉行の証判をもらい、行賞のさいの証拠とした。
- ぐん‐ちょう【郡長】
- 郡が行政区画であったころの、郡の行政をつかさどった最高責任者。
- くん‐づけ【君付け】
- 対等または目下の人の名に、軽い敬称の「君」を付けること。また、その程度の処遇。〈比較〉さんづけ。
- 君付けの間柄(くんづけのあいだがら)
- 男どうしの、親しい仲。
- ぐん‐て【軍手】
- 《「軍用手袋」の略》太い白もめんの糸であんだ、作業用の手袋。
- くん‐てん【訓点】
- 漢字の訓読を助けるために行間・字間・字面につける文字や符号。ふりがな・すてがな・乎古止(をこと)点・返り点など。また、句読点をも含む。
- くん‐でん【訓電】(名・サ変他)
- 電報で訓令すること。また、その電報。
- くんてん‐ご【訓点語】
- 古く、漢文を訓読するときに用いられた語。仮名文とは異なる体系と考えられている。
- くんてん‐しりょう【訓点資料】
- 仏典や漢籍に仮名や返り点・乎古止(をこと)点などの符号をつけたものを、国語学の資料とするさいの名称。
- ぐん‐と(副)
- ①勢いをつけて、強く力を入れるさま。with a jerk〈用例〉〜突く。
- ②程度の差が際立つさま。一段と。markedly〈用例〉〜ひきたつ。
- くん‐とう【勲等】
- 国家に功労があった者を表彰するために設けられた栄典の等級。最高は大勲位。以下、勲一等から勲八等まである。
- くん‐とう【薫陶】(名・サ変他)
- 《香をたいて香りを移し、土をこねて陶器をつくる意》徳の力で人を教化すること。discipline〈用例〉〜を受ける。
- くん‐どう【訓導】
- [一](名・サ変他)教え導くこと。
- [二](名)旧制小学校の正規の教員。
- ぐん‐とう【軍刀】
- 軍人がもつ戦闘用のかたな。saber
- ぐん‐とう【群島】
- ①群がっている島々。archipelago
- ②「→諸島」の旧称。
- ぐん‐とう【群盗】
- [一]群れをなし横行する盗賊団。gang of burglars
- [二]《原題Die Räuber(ドイツ)》シラーの戯曲。1781年刊。弟の策謀で勘当され盗賊団の首領となったカールの、不正な社会への反抗と、内的挫折(ざせつ)の悲劇。
- グンドゥリチ【Ivan Gundulić】
- (1589-1638)クロアチアの詩人。バロック文学の代表的作家。未完の大叙事詩『オスマン』は、トルコ帝国崩壊と南スラブ民族の解放をうたう。
- ぐんとう‐りろん【群島理論】
- インドネシアやフィジーのような、多くの島々から構成された国の領海の定め方についての理論。国連海洋法条約に規定されている。theory of archipelago
- くん‐とく【君徳】
- 君主としてもっていなければならない徳。
- くん‐どく【訓読】
- =訓読み。〈対義〉音読。
- ①漢字を訓で読むこと。
- ②漢文を日本語の文法に従って読み下すこと。漢文訓読。
- ぐん‐どく【群読】
- 《木下順二(きのしたじゅんじ)の造語》上演の形式の一種で、1人の読誦(どくしょう)から大勢によるものまでを自在に組み合わせて構成する朗読。〈用例〉『平家物語』の〜。
- くんどく‐ぶん【訓読文】
- 文体の一種。漢文を日本語の順序に訓読したもの。和漢混交文の基になった。漢文書き下し。
- クント‐の‐じっけん【クントの実験】
- 音波の速度測定のための実験。コルクの粉末などを入れたガラス管を水平に置き、ピストン状にした棒を入れ、その棒に振動を与え粉末が集まるようすで波長を求め、ガラス管内の音速を測る。Kundt's experiment
- グンドルフ【Friedrich Gundolf】
- (1880-1931)ドイツの文学史家・批評家。著書『シェークスピアとドイツ精神』『ゲーテ』など。
- ぐんなり(副・サ変自)
- 力が抜けて、ふぬけたようになるさま。ぐんにゃり。flabbily
- グンナルソン【Gunnar Gunnarsson】
- (1889-1975)アイスランドの小説家。自国の歴史・伝説などを、主としてデンマーク語で書く。作品『ボルグ家の物語』『山上の教会』など。
- ぐんにゃり(副・サ変自)
- ①力や張りなどがすっかり抜けてしまっているさま。be flabbily; softly〈用例〉〜したクラゲを踏みつける。
- ②熱などのために本来の形が曲がってゆがんでしまっているさま。bent; twisted〈用例〉〜と曲がった鉄棒。
- くんねっぷ【訓▽子府】
- 〈町〉北海道北東部、常呂(ところ)川上流の町。ジャガイモなどの栽培が行われる。人口6931(1994)。
- くん‐のう【君王】
- 《「くんおう」の変》
- ①君主。帝王。monarch
- ②君主と帝王。
- ぐん‐ばい【軍配】
- 《「軍配団扇(うちわ)」の略》
- ①武将が軍を指揮するのに用いた武具。
- ②大相撲で、行司が用いる道具。
- 軍配が上がる(ぐんばいがあがる)
- 大相撲の行司の軍配団扇(うちわ)が、勝った力士のほうにあがる。転じて、ひろく、競争に勝つこと。勝ち負けが決まることにいう。be declared the victor〈用例〉売上高で〜。
- 軍配を上げる(ぐんばいをあげる)
- 勝ちと判定する。
- ぐんばい‐うちわ【軍配▽団▽扇】
- ①軍陣で、采配(さいはい)の代わりに用いられた瓢箪(ひょうたん)形の団扇。主として鉄・牛皮製で漆を塗る。陣扇。
- ②大相撲で、行司が取組に使う団扇。
- ③紋所の名。軍配団扇①を紋章化したもの。
- ぐんばい‐なずな【軍配▼薺】
- アブラナ科の多年草。山地の砂地にはえる。全体に毛はなく、葉は狭卵形。春に、総状花序に白小花を開く。扁平(へんぺい)で先のへこんだ軍配団扇(うちわ)に似た果実をつける。
- ぐんばい‐ほおずき【軍配▽酸▼漿】
- 《形が軍配団扇(うちわ)に似ていることから》マキガイのテングニシの卵嚢(らんのう)。ウミホオズキの一つ。
- ぐんばい‐むし【軍配虫】
- グンバイムシ科の昆虫の総称。日本には約70種が分布。体長3〜10mm。カメムシに近縁で、草木の葉や芽から汁を吸う。lace bug
- ぐん‐ばつ【軍閥】
- ①軍事力を背景に政治的特権を握った軍人の党派的集団。日本では明治維新後、薩摩(さつま)閥・長州(ちょうしゅう)閥が力をもった。
- ②中国で、辛亥(しんがい)革命後に、各地方に割拠した私的な軍事支配勢力。
- ぐん‐ぱつ【群発】(名・サ変自)
- 繰り返し何回も発生すること。repeated occurrence
- ぐんぱつ‐じしん【群発地震】
- 特定の地域に中・小規模の地震が頻発する現象。第四紀以降の火山活動地域に多い。震源は浅く、狭い範囲に集中する。継続期間は数時間から数年まで。swarm earthquakes
- ぐん‐び【軍備】
- ①国家の安全を守り、侵略を防止するための軍事上の備え。国家が組織した兵力・装備・基地・防衛施設などの総称。armaments
- ②戦争の準備。
- ぐん‐ぴ【軍費】
- ①軍事に必要な費用。military spending
- ②戦争の費用。war expenditure
- ぐんび‐かくちょう【軍備拡張】
- 兵力・武器、その他、軍事上の施設をふやすこと。軍拡。expansion in armaments〈対義〉軍備縮小。
- ぐんび‐かんり【軍備管理】
- 軍備の規模・使用などについて、国際的な取り決めによって行うか、または各国が自主的に規制・管理すること。arms control
- ぐんび‐しゅくしょう【軍備縮小】
- 兵力・武器、その他、軍事上の施設をへらすこと。軍縮。disarmament〈対義〉軍備拡張。
- ぐん‐びょう【軍兵】
- 兵隊。兵士。雑兵(ぞうひょう)。ぐんぴょう。
- ぐん‐ぴょう【軍票】
- 《「軍用手票(しゅひょう)」の略》軍隊が交戦地域や占領地域で使用する通貨代用の手形。軍用切手。military scrip
- 君父の讐は倶に天を戴かず(くんぷのあだはともにてんをいただかず)
- 《『礼記(らいき)』「曲礼(きょくらい)」のことばから。「倶に天を戴かず」は、相手が死ぬか、自分が死ぬかのどちらかである、の意》君父のかたきには、命を捨ててでも報復しないわけにはいかない。不倶戴天(ふぐたいてん)。倶不戴天(ぐふたいてん)。
- ぐん‐ぶ【軍部】
- 軍。軍の部内。軍事当局。military authorities
- ぐん‐ぶ【郡部】
- 郡に属する地域。rural district〈対義〉市部。
- ぐん‐ぶ【群舞】(名・サ変自)
- 群がってまいおどること。group dancing
- ぐん‐ぷ【軍夫】
- かつて軍に属し、雑役に服した人。war service laborer
- くん‐ぷう【薫風】
- 夏に吹く南風。青葉の上を吹き渡る、さわやかな風。薫る風。
- ぐん‐ぷく【軍服】
- 軍人の制服。一般に陸・海・空軍で異なり、礼服・略服・戦闘服などがある。military uniform
- グンプロビチ【Ludwig Gumplowicz】
- (1838-1909)オーストリアの政治学者・社会学者。ポーランド生まれ。グラーツ大教授。社会の発達を集団中心にとらえ、国家の生成を強力な人間集団による征服と説明。著書『人種闘争』など。
- ぐん‐へんちょう【群変調】
- 電気通信において、複数の通信路を一群とし、1つの搬送波で共通変調を行うこと。多重通信方式に用いる。group modulation
- ぐん‐ぼう【軍帽】
- 軍人の制帽。military cap
- ぐん‐ぽう【軍法】
- ①軍隊の規則・法律。違反者は軍法会議で裁かれる。軍律。military law
- ②戦争の方法。兵法。陣法。戦術。tactics
- ぐん‐ぽう【群峰】
- 群がりそびえる山々。群がり立っている峰。mountain range
- ぐんぽう‐かいぎ【軍法会議】
- 軍事裁判を行うための刑事裁判所。一般司法機関に対する特別司法機関。その対象は、軍隊構成員や捕虜など。court-martial
- ぐんま【群馬】
- 〈県〉関東地方北西部の県。県庁所在地は前橋市。三方を山地で囲まれ、南部は関東平野の一部。火山や温泉が多い。全国一の養蚕県で畜産もさかん。高崎・太田(おおた)市を中心に内陸工業地域が発展。面積6356km2、人口199万0591(1994)。
- ぐんま【群馬】
- 〈町〉群馬県中部、前橋市西隣の町。金古(かねこ)は旧宿場町。農業が中心だが、宅地化・工業化が進む。人口3万2449(1994)。
- クンマー【Ernst Eduard Kummer】
- (1810-93)ドイツの数学者。ベルリン大教授。超幾何級数の研究や整数論における理想数の提唱を行う。また幾何学の研究で、16個の二重点をもつ4次曲面(クンマー曲面)を発見する。
- ぐんまぎんこう【(株)群馬銀行】
- 金融業。地方銀行。昭和7年(1932)設立。本店は群馬県前橋市元総社町。
- ぐんまけんりつ‐いりょうたんきだいがく【群馬県立医療短期大学】
- 公立短期大学。平成4年(1992)創立。所在地は群馬県前橋市上沖町。
- ぐんまけんりつ‐じょしだいがく【群馬県立女子大学】
- 公立女子大学。昭和55年(1980)創立。所在地は群馬県佐波(さわ)郡玉村町。
- ぐんま‐じけん【群馬事件】
- 自由民権運動の激化事件の一つ。明治17年(1884)群馬県の自由党員が農民と結んで政府高官暗殺を謀ったが果たせず、高利貸や警察署を襲撃。
- ぐんま‐だいがく【群馬大学】
- 国立大学。大正4年(1915)創立の桐生(きりゅう)高等染織学校を前身とし、昭和24年(1949)より現制。本部は群馬県前橋市荒牧町。
- くん‐みん【君民】
- 君主と臣民。monarch and his subjects
- ぐん‐みん【軍民】
- 軍部と国民。the military and the people
- くんみん‐どうち【君民同治】
- 君主と臣民の代表者で構成する議会が協力して政治を行うこと。イギリスの政治形態がその典型。concert between ruling and ruled
- ぐん‐む【軍務】
- 軍事に関する事務・勤務。military service
- くん‐もう【訓▼蒙】
- 子どもなどを教えさとすこと。また、そのための初歩的な書物。
- ぐん‐もう【群盲】
- ①多くの盲人。
- ②多くの愚者。
- 群盲象を評す(ぐんもう、ぞうをひょうす)
- 《何人かの盲人がゾウをなでると、各人がさわった部分についてしか論評し合えないことから》何人かが集まって意見を出し合っても、各人に一部ずつの、また、それぞれに偏った認識しかないと、物事の全貌(ぜんぼう)を正しく把握することができないたとえ。群盲、象を撫(な)でる。
- 軍門に下る(ぐんもんにくだる)
- 戦いに負けて降参する。surrender
- ぐん‐やく【軍役】
- 武士が所領・俸禄(ほうろく)の代償として主君に対して負う軍事的な義務。軍務のほか、普譜(ふしん)役なども含んだ。
- くん‐ゆう【薫▼蕕】
- 《「薫」はよい香りのする草、「蕕」は悪臭のある草》
- ①よい香りと悪い香り。
- ②よい行いと悪い行い。善と悪。
- ③君子と小人(しょうじん)。
- 薫蕕器を同じゅうせず(くんゆううつわをおなじゅうせず)
- 君子は小人を寄せつけない。善人と悪人は同じ場所にいることができない。
- ぐん‐ゆう【群▼游・群遊】(名・サ変自)
- ①大勢の人がいっしょに遊ぶこと。playing in crowd
- ②群れをなして泳ぐこと。群泳。swimming in shoals
- ぐんゆう‐かっきょ【群雄割拠】(名・サ変自)
- 群雄が各地で勢いをふるうこと。
- ぐん‐よう【軍用】
- ①軍事に使うこと。軍隊用。military
- ②軍費。military expense
- ぐん‐よう【群羊】
- ①多くのヒツジ。
- ②多くの弱小なものの群れ。
- 群羊を駆って猛虎を攻む(ぐんようをかってもうこをせむ)
- 《『戦国策』「楚(そ)策」にあることば》弱い国や人を連合して、強い国や人を攻撃することのたとえ。Union is strength.
- ぐんよう‐き【軍用機】
- 軍事目的のために使用される航空機。爆撃機・戦闘機・偵察機・哨戒(しょうかい)機・輸送機など。military aircraft
- ぐんよう‐きん【軍用金】
- →軍資金。war chest
- ぐんよう‐けん【軍用犬】
- 軍事上の目的をもって育成訓練されたイヌ。伝令・警戒・捜索・運搬などがおもな任務。シェパード・ドーベルマンなどが用いられる。army dog
- ぐん‐らく【群落】
- ①多くの村落。many villages〈比較〉集落。
- ②植物で形成される生物共同体。植物社会。植物共同体。植物群落。community
- ぐんらく‐せんい【群落遷移】
- ある場所の植物群落が、長い年月にわたり連続的に変化していく現象。生物自体の内的な変化や気候などの環境変化が主原因。plant succession〈参照〉極相。
- ぐん‐りつ【軍律】
- ①軍隊の規律。軍紀。military discipline
- ②軍人に適用する法律。軍法。martial law
- ぐん‐りゃく【軍略】
- 軍事上の計略。戦略。strategy
- くん‐りん【君臨】(名・サ変自)
- ①君主として国を治めること。reign
- ②ある分野で他を圧倒すること。dominate〈用例〉政界に〜する。
- 君臨すれども統治せず(くんりんすれどもとうちせず)
- 国王は国家に君臨するが、統治は国民の代表である議会による。イギリスにおける統治形態。
- くん‐れい【訓令】(名・サ変他)
- 上級官庁が下級機関や職員に対して職務上の命令を発すること。また、その命令。
- ぐん‐れい【軍令】
- ①軍隊の指揮・命令や諸規則・刑罰などのこと。
- ②旧憲法下で、国防計画・作戦用兵についての統帥事務や編制・動員事務。military command〈比較〉軍政。
- くんれいしき‐ローマじつづりかた【訓令式ローマ字▼綴り方】
- 日本語をローマ字で書くときのつづり方の一つ。ヘボン式と日本式との統一を目的に、昭和12年(1937)内閣訓令で制定したもの。〈比較〉日本式ローマ字綴り方・ヘボン式ローマ字綴り方。
- ぐんれい‐ぶ【軍令部】
- 旧日本海軍の作戦用兵を担当した最高統帥部門。明治26年(1893)海軍軍令部として設置され、昭和8年(1933)軍令部と改称。
- くん‐れん【訓練】(名・サ変他)
- 教えきたえること。教え習熟させること。training
- ぐん‐ろん【群論】
- 群の性質を研究する数学の一分野。アーベルやガロアの方程式論が群論の研究の始まりである。結晶の分類・量子力学などへ応用される。theory of groups
- くん‐わ【訓話】
- 人生や心がまえなどについてのためになる話。instructive talk