*け・す【消す】(五他)
①燃えるのをとめる。put out〈用例〉火を〜。
②字・形・痕跡などを見えなくする。見えていたものをなくする。erase〈用例〉消しゴムで〜。姿を〜。
③たやす。なくならせる。除く。exterminate〈用例〉うわさを〜。証拠を〜。毒を〜。
④スイッチを切って電気・ガスなどをとめる。turn off〈用例〉テレビを〜。
⑤数学で、分数の分子・分母、方程式の左右の共通項をのぞく。eliminate
⑥《俗語》殺す。kill〈用例〉あんなやつは〜・してしまえ。
肝を消す(きもをけす)
→きも(肝)
げ‐す【下司】
低い身分の役人。
げ‐す【下衆・下種】
[一](名)身分のいやしいこと・者。〈対義〉上衆(じょうず)
[二](名・形動)根性のいやしいこと・さま。vulgar〈用例〉〜なことば。
下衆と鷹とに餌を飼え(げすとたかとにえをかえ)
タカに餌をやって手なずけるように、下衆には金品を与えて、満足させた上で、それを使うべきである。
下衆の後知恵(げすのあとぢえ)
下衆は物事がすんでから、やっと対策が浮かぶものだ。下衆の知恵は後から。
下衆の一寸、鈍間の三寸(げすのいっすん、のろまのさんずん)
《戸や障子を閉めるとき、1寸残すのは下衆、3寸残すのはのろま、の意》戸・障子の閉めかた一つからも、その人の程度がわかること。
下衆の勘繰り(げすのかんぐり)
心の卑しい者が下品な邪推をすること。
下衆の逆恨み(げすのさかうらみ)
下衆は忠告されても自分を反省することはなく、かえって忠告・訓戒を与えた者に恨みを持つということ。
下衆の謗り食い(げすのそしりぐい)
下衆は、まずいと文句を言いながら、たくさん食べる。
下衆の知恵は後から(げすのちえはあとから)
→下衆の後知恵」と同意。
下衆は槌で使え(げすはつちでつかえ)
下衆には、道理を言ってもわからないから、たたくようにびしびし使うのがよい。
下衆も三食、上臈も三食(げすもさんじき、じょうろうもさんじき)
《下賤(げせん)な者も高貴な人も、こと食事に関しては1日3回である、の意》上下貴賤(きせん)の区別も、特定の事については関係ない。
げ・す【解す】(サ変他)
理解する。〈用例〉〜・しかねる話。〈参考〉「げせない」「げしかねる」などの形で使うことが多い。
げす(助動サ変型)
《多く「…でげす」の形で。近世末期の通人(つうじん)の語》「ある」の少し丁寧な語。…です。
げ‐すい【下水】
①雨水をはじめ台所・風呂場や工場などから流れる使用済みの汚水。sewage〈対義〉上水。
②「→下水道」の略。
げすい‐かん【下水管】
下水を流すための地下の排水管。drain pipe
げすい‐しょり【下水処理】
使用済みの汚れた水を浄化すること。濾過(ろか)法・沈殿法・殺菌法などによる。処理後は、再利用するか海に流す。
げ‐すいどう【下水道】
生活排水・工場排水などを流すための排水管・排水渠(きょ)・下水処理施設の総称。下水。sewer age system〈対義〉上水道。
け‐すじ【毛筋】
①髪の毛。hair
②髪の毛をくしでとかした筋目。
③ほんのわずかなこと。a bit of〈用例〉〜ほどの疑いもない。
けすじ‐たて【毛筋立て】
日本髪用のくしの一種。荒歯と浅歯があり、荒歯は分け目をつくったり荒どきをしたりするときに、浅歯は髷(まげ)など歯の深く入らない部分に用いる。
ケスタ【cuesta(スペイン)
ゆるく傾斜する硬岩と軟岩の互層(ごそう)が浸食されて生じた地形。皿を何枚も重ねたような形状を示す。パリ盆地は有名。
ケステン【Hermann Kesten】
(1900-)ドイツの小説家。新即物主義の代表者。作品『ヨーゼフは自由を求める』『幸福な人たち』など。
ゲスト【guest】
①お客。招待客。
②ラジオ・テレビなどで、連続番組にまねかれて臨時に出演する人。ゲストメンバー。〈対義〉レギュラー。
ケストナー【Erich Kästner】
(1899-1974)ドイツの詩人・小説家。小説『ファビアン』、児童文学『エミールと探偵たち』『飛ぶ教室』『ふたりのロッテ』など。
ケストラー【Arthur Koestler】
(1905-83)イギリスの小説家。ハンガリー生まれ。多くの政治小説を書いた。作品『真昼の暗黒』など。
ゲスナー【Konrad von Gesner】
(1516-65)スイスの博物学者・医師。動植物についての知識を体系的に集大成する。豊富な挿し絵入りの1100ページにおよぶ『動物誌』がある。
け‐ずね【毛脛・毛臑】
毛のたくさんはえたすね。hairy legs
げす‐ば・る【下衆張る】(五自)
いやしくふるまう。
け‐ずめ【爪・距】
→けづめ(蹴爪)
けずり‐かけ【削り掛け】
①木の枝などを薄く削(そ)いで、その削いだ部分を渦状に残して花のように垂らした祭具。紙の普及以前の御幣(ごへい)の古い形といわれる。削り花。
②削っている途中であること。
けずり‐ばな【削り花】
①丸木をけずって花びらのように作ったもの。宮中の御仏名(おぶつみょう)の儀式に用いた。
→けずりかけ①
けずり‐ぶし【削り節】
鰹節(かつおぶし)・さば節などを薄く削ったもの。調味料として、だし汁をとったり、そのままおひたしなどにかける。はながつお。
*けず・る【削る】(五他)
①刃物ややすりなどで物の表面を薄くそぎ取る。shave; sharpen〈用例〉板を〜。鉛筆を〜。
②全体の一部分を取ってへらす。curtail〈用例〉予算を〜。文章を〜。
③取り除く。取り去る。remove〈用例〉リストから名を〜。
けず・る【梳る】(五他)
くしで髪の毛をととのえる。くしけずる。comb
け‐せった【毛雪駄】
表に熊(くま)などの毛皮を張った雪駄。
げせ‐ない【解せない】(連語)
理解できない。わからない。incomprehensible〈用例〉あの態度は〜。
ケ‐セラ‐セラ【que será será(スペイン)
《アメリカ映画『知りすぎていた男』の主題歌から》なるようになる。なるようにしかならない。
げ・せる【解せる】(下一自)
理解できる。comprehensible
ゲゼル【Arnold Lucius Gesell】
(1880-1961)アメリカの児童心理学者。イェール大教授。児童の発達に関する実証的研究、発達における成熟と学習の問題の解明など、ゲゼル児童発達研究所による系統的観察法を案出。
ゲゼルシャフト【Gesellschaft(ドイツ)
利益社会。テンニエスによる社会類型の一つ。大都市などにみられるような、利害や打算に基づく社会結合。〈対義〉ゲマインシャフト。
げ‐せわ【下世話】
世間でふだん言いならわしていることば・話。俗な言い方。common saying〈用例〉〜にも言う。
げ‐せん【下船】(名・サ変自)
船からおりること。leave a ship〈対義〉乗船。
げ‐せん【下賤】(形動)
身分がいやしいさま。meanness〈対義〉高貴。〈用例〉〜の者。
けせんぬま【気仙沼】
〈市〉宮城県北東端の市。三陸沿岸の水産都市で、マグロ・サンマなどの水揚げが多い。カキ・海苔(のり)の養殖もさかん。人口6万3851(1994)。
げそ
《「下足(げそく)」の略。転じて》すし屋などで、イカの足のこと。
け‐そう【化粧・仮粧】(名・サ変自)
〈古語〉
けしょうをすること。着飾ること。けしょう。けわい。〈用例〉御身の〜いといたくして(竹取)。
け‐そう【化装】(名・サ変自)
別のもののようによそおうこと。disguise
け‐そう【懸想】(名・サ変自)
異性を恋いしたうこと。恋慕。
けそう‐ぶみ【懸想文】
①異性を恋い慕う気持ちを書き送る手紙。ラブレター。恋文。艶書(えんしょ)
②江戸時代、正月に京の町で売り歩かれた、良縁を得る縁起(えんぎ)物のお札(ふだ)。花の枝に艶書をつけ、のちには、細い畳紙(たとうがみ)の中に洗い米を2、3粒入れた。
け‐そく【華足・花足】
①机・台・盤などの脚の先端を花形に装飾したもの。また、その脚のついたもの。
②仏に供える物を盛る器。また、その供え物。
げ‐そく【下足】
寄席・銭湯などで、ぬいだ履物。〈用例〉〜札(ふだ)
げそく‐ばん【下足番】
履物をぬいで入る芝居小屋や寄席で、客の履物をあずかる係。また、その人。かつては、入場者数に応じた歩合(ぶあい)を取る例が多かった。げそばん。
け‐ぞめ【毛染(め)】
毛髪を染めること。また、その染髪剤。染め髪。hair dyeing
ケソン【開城】
(Kaesǒng)→かいじょう(開城)
ケソン【Manuel Luis Quezon】
(1878-1944)フィリピンの政治家。上院議員を経て、アメリカで独立準備運動を推進。1935年フィリピン連邦の初代大統領に就任。
ケソン‐シティ【Quezon City】
フィリピン北部、大マニラ市の一地区。1948年に計画都市として首都になったが、75年、マニラとともに大マニラ市の一部となる。元大統領の名にちなむ。人口158.7万(1990)。
けた【桁】
①柱・壁などの上にかけわたして、他の部材を受ける横木。girder; cross-beam
②そろばんの玉を貫くたての棒。reed
③数の位取り。place
④規模。
⑤ワードプロセッサーで、1行の字詰め。
桁が違う(けたがちがう)
《位取りが違うの意から》規模・実力・腕前などが、非常にかけはなれている。be no match for
桁が外れる(けたがはずれる)
程度が標準からはるかに離れている。be extraordinary
げ‐た【下駄】
①木製の台部に鼻緒(はなお)をつけた履物。2本歯が一般的だが、1本歯・3本歯のものもある。〈数え方〉1足。
②印刷の組み版で、活字のないとき、または原稿の文字が不明のときなどに、仮に入れる下駄の歯形の伏せ字。「〓」。
下駄と焼き味噌(げたとやきみそ)
《味噌を板につけて焼いたものと、下駄が似ているところから》外形は似ていても、実質はまったく異なることのたとえ。
下駄も仏も同じ木の切れ(げたもほとけもおなじきのきれ)
《下駄も仏像もともに木で作られるところから》尊卑の別はあっても、それはおかれている境遇によるのであって、もともとは同一のものである。
下駄を預ける(げたをあずける)
万事をまかせる。leave everything to
下駄を履かせる(げたをはかせる)
点数などを水増しする。
下駄を履く(げたをはく)
上前(うわまえ)をはねる。pocket a kickback〈比較〉草鞋(わらじ)を履く。
け‐たい【仮諦】
《仏教語》三諦(さんたい)の一つ。一切の事物は因縁(いんねん)の和合によって仮に成立しており、独立不変の本体はないということ。
け‐たい【卦体・怪態】
[一](名)
①易(えき)の卦に現れた算木(さんぎ)の形。占いの結果。
→縁起
[二](形動)《「希代」とも》奇妙なさま。珍妙なさま。
卦体が悪い(けたいがわるい)
①縁起が悪い。いまいましい。
②気味が悪い。
け‐たい【懈怠】(名・サ変自)
なまけること。けだい。げたい。
げ‐だい【外題】
①書籍の表紙に短冊を張って記した書名。title〈対義〉内題。
②標題。題目。title
③歌舞伎(かぶき)や浄瑠璃(じょうるり)などの題名。芸題。名題(なだい)。title
④訴状の申し文などの余白に書きつけた、裁断・認証などのしるし。
げだい‐づけ【外題付け】
浪花節(なにわぶし)のうたい出しでその主題についてふれる部分。表題づけ。
げだいひようほう【外台秘要方】
中国唐代の医学全書。隋(ずい)・唐医学の宝庫と称される。752年王とうが多くの文献から集録、成立。40巻。
け‐たお・す【蹴倒す】(五他)
けって倒す。kick down; kick over
けたか【気高】
〈町〉鳥取市西隣の町。農業・漁業が中心で、浜村温泉などの観光地がある。民謡『貝殻節(かいがらぶし)』で知られる。人口1万0447(1994)。
け‐だか・い【気高い】(形)
気品がある。上品だ。noble〈派生〉けだかさ(名)
け‐だか・し【気高し】(形ク)
〈古語〉
→けだかい(気高い)
け‐たぐり【蹴手繰り】
相撲の決まり手の一つ。立ち合いの瞬間に相手のくるぶしを内側から蹴り、前にはたくか手繰って倒す技。
けた‐けた(副)
あたりをはばからず、けたたましく笑うさま。chucklingly〈用例〉〜と声を立てて笑う。
げた‐げた(副)
下品に笑うさま。げらげら。guffaw〈用例〉大口を開けて〜笑う。
け‐だし【蹴出し】
和装下着の一種。着物の裾(すそ)が汚れるのを防いだりするために、女性が腰巻きの上から巻きつけて用いる。のち、腰巻きそのものの呼び名にもなる。裾除け。
けだし【蓋し】(副)
①たぶん。思うに。たしかに。perhaps〈用例〉〜名言だ。
②{古語}
(ア)《仮定の表現を伴って》もしや。万一。〈用例〉つとやらば〜人見てひらき見むかも(万葉・16・3868)。
(イ)《推量・疑問の表現を伴って》おそらく。ひょっとすると。〈用例〉吾妹子(わぎもこ)が宿の籬(まがき)を見に行かば〜門(かど)より返しなむかも(万葉・4・777)。
けた‐じんじゃ【気多神社】
石川県羽咋(はくい)市寺家(じけ)町にある旧国幣大社。祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)。能登国(のとのくに)一の宮。
け‐だ・す【蹴出す】(五他)
①足でけって出す。けり出す。kick out
②節約して予算をうかす。
けたたまし・い(形)
突然、大きく強い音や声が起こるさまである。noisy〈用例〉〜半鐘の音。〈派生〉けたたましげ(形動)けたたましさ(名)
けた‐ちがい【桁違い】
[一](名)数の位を取り違えること。get digits wrong
[二](名・形動)はなはだしいこと・さま。段違い。けたはずれ。wide difference〈用例〉〜に大きい建物。
げ‐だつ【解脱】(名・サ変自)
《仏教語》煩悩の束縛から離れて、自由でやすらかな境地に達すること。涅槃(ねはん)
け‐た・てる【蹴立てる】(下一他)
①足で高く蹴りあげる。kick up
②勢いよく進んで、そのあとに波や土煙などを起こす。advance vigorously〈用例〉波を〜・てて進む。
け‐だに【毛だに】
ケダニ科のダニの総称。体長1〜4mm。成虫は長円形。体や脚に毛が密生。幼虫は昆虫などに寄生。
げた‐ばき【下駄履き】
①げたをはいていること。in Japanese wooden clogs〈用例〉〜で出掛ける。
②「→下駄履き住宅」の略。
げたばき‐じゅうたく【下駄履(き)住宅】
おもに2階以下の下層階を店舗や事務所に、上層階を共同住宅にした建物。
げた‐ばこ【下駄箱】
履物を収納する家具。靴箱。下足箱。clog cabinet; boot cupboard
けた‐ばし【桁橋】
桁を主要支持構造とする橋。鋼・鉄筋コンクリート・木などで造られる。I形桁橋・H形桁橋・合成桁橋・箱桁橋など。girder bridge
けた‐はずれ【桁外れ】(名・形動)
標準をはるかに超えていること・さま。なみはずれ。extraordinary
け‐だま【毛玉】
毛糸の編み物や毛のメリヤスの、毛の一部がよれて小さな玉になるもの。nap
ケタミン【ketamine】
全身麻酔薬の一つ。効果は迅速で、静脈内注射では30秒、筋肉内注射では5分以内に効果が現れ、30分以内に回復する。商標名ケタラール。
け‐だ‐もの【獣】
《「毛の物」の意》
①全身が毛でおおわれた哺乳(ほにゅう)類。とくに、野生のもの。けもの。beast
②人をののしっていう語。人非人(にんぴにん)。brute
けた‐ゆき【桁行(き)】
家の、けたがとおっている方向の長さ。
け‐だる・い【気怠い】(形)
なんとなくだるい。languid〈用例〉〜春の昼下がり。〈派生〉けだるげ(形動)けだるさ(名)
げ‐だん【下段】
①下の段。lower tier〈対義〉上段。
②剣道・なぎなたなどで、剣先や刃先を水平より低く構えること。〈対義〉正眼・上段。
げだん‐の‐ま【下段の間】
書院建築で、上段の間に続いて、それより一段低くなっている部屋。また、床の高低のない次の間。臣下がそこに伺候(しこう)した。〈対義〉上段の間。