*け・る【蹴る】(五他)
①足ではねとばす。kick〈用例〉ボールを〜。
②跳んだりするために、地面や床を勢いをつけて強くふむ。kick〈用例〉床を〜・って跳んだ。
③申し出をことわる。拒否する。受け付けない。reject〈用例〉要求を〜・った。
ゲル
《学生語。Geld(ドイツ)から》お金。金銭。
ゲル【Gel(ドイツ)
コロイド粒子や高分子化合物が結合して網状構造をつくり、ゼリー状または固体となったもの。寒天・シリカゲルなど。gel
ケルキラ‐とう【ケルキラ島】
(Kérkyra)ギリシア北西部、イオニア諸島北端の島。中心都市ケルキラ。オリーブ・果樹栽培、牧畜などがさかん。海浜には保養施設が多い。コルフ島。
ケルゲレン‐しょとう【ケルゲレン諸島】
(Iles Kerguélen)インド洋南端部、300の火山島からなる島群。フランス領。
ケルスス【Aulus Cornelius Celsus】
(BC30ごろ-AD45ごろ)ローマの著述家。著書『医学について』でヒポクラテス医学・アレクサンドリア医学を集成した。
ケルゼン【Hans Kelsen】
(1881-1973)オーストリアの法学者。純粋法学の提唱者として有名。また民主主義の本質を論じ、ファシズムやマルキシズムを鋭く批判。著書『一般国法学』など。
ゲルゼンキルヘン【Gelsenkirchen】
ドイツ西部、ルール地方の鉱工業都市。市内に炭鉱が多く、鉄鋼業・化学工業が発達。人口29.4万(1992)。
ゲルツェン【Aleksandr Ivanovich Gertsen】
(1812-70)ロシアの思想家・作家。1847年ヨーロッパに亡命。ロンドンで新聞『コロコル(鐘)』を発行、ロシア国内に影響を与えた。農村共同体に社会主義への可能性を見出し、ナロードニキ思想の先駆となった。主著『過去と思索』。
ケルト【Celt】
古代ヨーロッパのアルプス北部の出自とされる、インド‐ヨーロッパ語族に属すケルト語を使用した民族。青銅器時代には固有の文化を形成。紀元前6〜前3世紀に中部・西部ヨーロッパに移住。前2世紀にはローマ、その後はゲルマン民族の圧迫を受けて衰退。ドルイド教を奉じた。
ケルト‐ご【ケルト語】
インド‐ヨーロッパ語族の一つ。紀元前5〜前1世紀に中部・西部ヨーロッパに栄えた。アイルランド語・ウェールズ語など。Celtic
ケルト‐しんわ【ケルト神話】
アイルランドを中心に残っているケルト民族の神話。ケルト民族は多くの神話・英雄伝説・民話を残し、他民族の文化に影響を与えた。しかしアイルランドが再三異民族の侵入を受け、またキリスト教の流入により、神話は変形・解体されて、体系的なものは現存していない。Celtic myth
ゲルトナー【August Gärtner】
(1848-1934)ドイツの細菌学者。食中毒の原因となるゲルトナー菌の発見者。
ゲルトナー‐きん【ゲルトナー菌】
サルモネラ属の桿(かん)菌。激しい食中毒症状をひき起こす。ゲルトナーが発見。腸炎菌。
ゲルドロード【Michel de Ghelderode】
(1898-1962)ベルギーの劇作家。残酷で超現実的な史劇・寓話(ぐうわ)劇を書く。戯曲『エスキュリアル』など。
ゲルニカ【Guernica】
スペイン北部、ビルバオ北方の町。スペイン内戦でナチス‐ドイツの爆撃を受け、これを題材としたピカソの絵で有名。人口1.8万(1981)。
ケルニッヒ‐しょうじょう【ケルニッヒ症状】
髄膜炎の重要な症状の一つ。寝ている患者の下肢を伸ばした状態で上にあげていくと、大腿(だいたい)背側の筋肉がつっぱって、膝(ひざ)関節がひとりでに屈曲する現象。Kernig's sign
ゲルバー‐きょう【ゲルバー橋】
《創案者の名から》連続橋の中間に回転自由な連結装置を入れた構造の橋。Gerber bridge
ケルビーニ【Luigi Cherubini】
(1760-1842)イタリアの作曲家。壮麗なグランドオペラを多く作曲。教会音楽にもすぐれた作品を残す。オペラ『メデア』『ロドイスカ』など。
ケルビン【kelvin】
絶対温度の単位。記号K。
ケルビン【Kelvin】
(1824-1907)イギリスの物理学者。ケルビン卿(きょう)。本名ウイリアム=トムソン。カルノーサイクルで代表される熱力学の研究に着手し、絶対温度の概念を導入。熱電気のトムソン効果とジュール=トムソン効果を発見。電気学の実験を進め、大西洋海底電線の敷設の研究・指導にあたる。ジャイロコンパスの発明者。
ゲル‐ピン
《学生語。「ゲル」はゲルト(Geld(ドイツ)=金(かね))の、「ピン」はピンチ(pinch)の略》お金が無くなりそうな状態。文(もん)なし。broke
ケルベラ【Kerbera】
→カルバラー
ゲルマニア【Germānia(ラテン)
①古代ヨーロッパの地名。ライン川・ビスラ川・ドナウ川にかこまれた地域。ゲルマン民族の故地とされる。
②ローマの歴史家タキトゥスの著書。1世紀後半の作で、ゲルマン民族の社会・風俗・習慣などを記したもの。
ゲルマニウム【Germanium(ドイツ)
金属元素。元素記号Ge原子番号32。原子量72.6。比重5.4。青みがかった灰白色で硬い。半導体として、トランジスター・ダイオードなどの材料に使用。
ゲルマニウム‐ダイオード【germanium diode】
ゲルマニウムを主材料に用いたダイオード。変調器・復調器・リミッター・スイッチ回路などに使用。
ゲルマン【Murray Gell-Mann】
(1929-)アメリカの理論物理学者。1950年代以降の素粒子物理学の発展に貢献。中野‐西島‐ゲルマン法則を発見。素粒子の分類と相互作用の研究で、1969年ノーベル物理学賞受賞。
ゲルマン‐ごは【ゲルマン語派】
インド‐ヨーロッパ語族の一つ。西(英語・ドイツ語など)、北(デンマーク語・ノルウェー語など)、東(ゴート語などで、すべて死滅)の3つに分けられる。Germanic
ケルマンシャー【Kermānshāh】
→バフタラン
ゲルマン‐ほう【ゲルマン法】
ゲルマン民族の古法。5世紀半ばから9世紀にかけて形成され、慣習法主義が特色。ローマ法とともに近代諸国法の2大源流をなした。ザリカ法典、ザクセン‐シュピーゲルなどが代表。
ゲルマン‐みんぞく【ゲルマン民族】
インド‐ヨーロッパ語族ゲルマン語派に属する言語を用いる諸民族。原住地は北ヨーロッパ。紀元前3000年ごろには新石器の段階にあり、南下して前2世紀ローマ領に進入。4世紀後半以降フン族の圧迫を受けて民族大移動を行い、ヨーロッパ各地に拡散。東・西・北ゲルマンに大別され、北欧3国・ドイツ・イギリスなど北・西ヨーロッパ諸国民の根幹をなしている。Germanic people
ケルメット
《kelmet alloyから》軸受け合金。銅に30%前後の鉛を加え、微量の錫(すず)・ニッケルを添加したもの。ホワイトメタルより高荷重で高速回転に耐える。
ゲルラホフカ‐さん【ゲルラホフカ山】
(Gerlachovsky)スロバキアからルーマニア東部にかけてつづくカルパチア山脈中の最高峰。標高2663m。一時期、スターリン峰とよばれた。
ケルン【cairn】
登山者が道しるべ、または記念のために、登山道や山頂に積んだ石。
ケルン【Köln】
ドイツ西部、ライン川下流左岸に臨む商業・交通の中心都市。古代ローマ以来の古都。大聖堂など伝統ある建造物も多い。人口95.7万(1992)。
ゲレザ【guereza】
オナガザル科コロブス属のサル。深い森林の樹上にすむ。クロシロコロブスなど3種がアフリカに分布。
ケレス【Cerēs(ラテン)
ローマの古い穀物・農耕の女神。大地母神テルスとともに祭られる。後代、ギリシア神話のデメテル女神と混同されるようになった。
ゲレス【Johann Joseph von Görres】
(1776-1848)ドイツの文筆家。反ナポレオンの文筆活動を展開。著書『キリスト教神秘主義』。
げ‐れつ【下劣】(形動)
いやしくおとっているさま。下品。mean〈用例〉品性〜な人。〈派生〉げれつさ(名)
けれ‐ど(も)
=けど(も)。
[一](接続)
①次に述べる内容が、前述の文から予想されることと食い違うことを示す。だが。しかし。でも。but; however〈用例〉この本は難解だ。〜おもしろい。
②前文の内容を認めながら、後述のことも共存することを示す。at the same time〈用例〉彼は政治家だ。〜同時に市民でもある。
③相手の意見に対し、異論・異議を述べる意を示す。but〈用例〉それは認める。〜それだけとは限らないでしょう。
[二](接助)《終止形に付く》
①既定の逆接条件を示す。though; although〈用例〉冬になった〜、暖かい日が続く。
②2つの事柄を並列的に述べる。and〈用例〉英語もうまい〜、フランス語もうまい。
③前置きから本題へと話題を展開する。and〈用例〉私が責任者です〜、どういうご用件でしょう。
[三](終助)《接続助詞から転じて》
①言いさした形で、遠回しに述べる。but〈用例〉そろそろお時間です〜。
②現実とは反対のことを願う気持ちを表す。but〈用例〉もっとお金があればいいのだ〜。
け‐れん【外連】
①歌舞伎(かぶき)などで、正法に従わず、俗受けをねらった、はでなやりかた。早がわり・宙乗りなど。
②まぎらすこと。ごまかし。はったり。
ケレンスキー【Aleksandr Fyodorovich Kerensky】
(1881-1970)ロシアの政治家。社会革命党の党首。1917年の二月革命後、臨時政府の閣僚を経て首相となったが、十月革命で失脚し、アメリカへ亡命。
ゲレンデ【Gelände(ドイツ)
山野。とくに、スキーのできる場所。一般には、スキーがしやすいように整備された斜面。スキー場。
けれん‐み【外連味】
《「み」は接尾語》俗受けをねらった、見せかけだけのやり方。はったりやごまかし。〈用例〉〜がない。
げろ
《俗語》→へど。vomit
げろ【下呂】
〈町〉岐阜県中部、飛騨(ひだ)川中流の町。古くから知られた温泉町。人口1万5134(1994)。
ケロアック【Jack Kerouac】
(1922-69)アメリカの小説家。ビート‐ジェネレーションを代表。作品『路上』『地下街の人々』など。
ケロイド【keloid】
皮膚の結合組織が異常増殖して硬く隆起したもの。誘因のない特発性ケロイドと、外傷・やけど・腐食などによる瘢痕(はんこん)ケロイドがある。蟹足腫(かいそくしゅ)
げ‐ろう【下郎】
①人に使われる、身分のいやしい男。servant
②人をののしる語。また、自分をけんそんする語。lout〈用例〉〜野郎。〜推参。
げ‐ろう【下臈】
①僧になって年功も浅く、修行の浅い者。〈対義〉上臈。
②身分の低い者。〈対義〉上臈。
③下郎。下衆(げす)。下人。
げろ‐おんせん【下呂温泉】
岐阜県益田(ました)郡下呂町にある温泉。古くから栄えた湯治場で、飛騨(ひだ)の山々に囲まれた益田川沿いに近代的な大型ホテルが立ち並ぶ。
けろ‐けろ(副)
①何事もなかったように平然として笑うさま。
②あちこちを眺め回すさま。きょろきょろ。looking around
ケロッグ【Frank Billings Kellogg】
(1856-1937)アメリカの政治家。駐英大使・国務長官などを歴任。フランス外相ブリアンとともに不戦条約(ケロッグ‐ブリアン条約)の締結に尽力。1929年ノーベル平和賞受賞。
けろっ‐と(副)
→けろりと
けろり‐と(副)
=けろっと。
①何事もなかったように、平気でいるさま。〈用例〉しかられても〜した顔をしている。
②跡形もなくなるさま。〈用例〉〜忘れる。
ケロル【Jean Cayrol】
(1911-)フランスの詩人・小説家。詩集『夜と霧の詩』、小説『他人の愛を生きん』『異物』など。
け‐ろん【戯論】
《仏教語》仏道修行には無益な言論。議論のための議論。
け‐わい【化粧・仮粧】
〈古語〉
けしょう。みづくろい。おつくり。
け‐わい【気わい】
〈古語〉
《直観による雰囲気を表す。近世以降「気配」の字を当てて「けはい」と読む》〈対義〉けしき。
①その場の気分・雰囲気。〈用例〉みなしづまりぬる〜なれば(源氏・帚木)。
②人の言動から感じられる人がらや態度。〈用例〉あまたあるなかに、いと〜あてはかにて、十二、三ばかりなるもあり(源氏・帚木)。
③自然のようす。季節の移り変わりのきざし。〈用例〉秋の夜の〜は、かからぬ所だにおのづからあはれ多かるを(源氏・総角)。
*けわし・い【険しい・阻しい】(形)
①かたむきが急で登るのに困難だ。steep〈用例〉〜坂。〜山道。
②ことば・態度などがあらくとげとげしい。おだやかでない。grim〈用例〉表情が〜。〜声。
③情勢がひっぱくして深刻なようすである。touch-and-go〈用例〉〜戦局。前途は〜。〈派生〉けわしさ(名)
けわた‐がも【毛綿鴨】
カモ科ケワタガモ属の鳥の総称。全長約40cm。4種が北極圏に生息。潜水して貝・エビ・カニを食べる。巣はくぼみにつくり、雌の腹部の綿毛を産座にする。この綿毛は良質で、寝袋・羽布団に使う。