こう‐しょ【公所】
中国で同郷や同業の人々の団体(幇(バン))がつくった共済施設。明(みん)代から1930年代にかけて宿泊・葬祭などに使われた。会館。
こう‐しょ【公署】
公共団体の事務をとる機関。市役所・町役場など。public office
こう‐しょ【向暑】
暑さに向かうこと。toward hot season〈対義〉向寒。〈用例〉〜の折。
こう‐しょ【劫初】
《仏教語》この世のできたはじめ。ごうしょ。
こう‐しょ【且】(名・形動・サ変自)
その場かぎりのまにあわせ。一時しのぎ。〈用例〉一時を〜せしのみ。
こう‐しょ【高所】
①高い所。heights
②ものの考え方などの高い立場。broad view〈用例〉大所〜から指導する。
こう‐しょ【講書】
書物を講義すること。
こう‐じょ【公序】
公共の秩序。社会人として守るべき秩序。public order〈用例〉〜良俗。
こう‐じょ【孝女】
孝行な娘。
こう‐じょ【皇女】
天皇の娘。おうじょ。
こう‐じょ【高女】
→高等女学校」の略。
こう‐じょ【控除・扣除】(名・サ変他)
金銭・数量などを差し引くこと。差し引き。deduction〈用例〉基礎〜。
こう‐しょう【口承】(名・サ変他)
口から口へ受け継ぎ伝えること。oral tradition〈用例〉〜文芸。
こう‐しょう【口誦】(名・サ変他)
声に出して読むこと。詩歌などをくちずさむこと。recitation
こう‐しょう【工匠】
①工作を職業とする人。職工。たくみ。artisan
②工作物の意匠。デザイン。design
こう‐しょう【工廠】
兵器・弾薬などの軍需品を製造・修理した軍直属の工場。arsenal
こう‐しょう【公称】(名・サ変自)
①数量など表向きに発表していること。nominal〈用例〉〜100万部。
②おおやけの名称。official name
こう‐しょう【公娼】
公認されている売春婦。日本では鎌倉(かまくら)時代に始まったとされ、昭和31年(1956)の売春防止法により最終的に廃止。〈対義〉私娼。
こう‐しょう【公証】
①公式の証拠。official evidence
②一定の事実・法律関係を公の機関が証明する行政行為。不動産登記、選挙人名簿への登録、鑑札の下付など。
こう‐しょう【公傷】
公務中に負ったけが。occupational injury〈対義〉私傷。
こう‐しょう【交床】
煎茶道(せんちゃどう)で使用する釜敷(かましき)
こう‐しょう【交渉】(名・サ変自)
①ある事柄で他人と話しあうこと。談判。negotiation〈用例〉団体〜。
②かかわりあうこと。関係。relation〈用例〉〜を絶つ。
こう‐しょう【交鈔】
中国、金(きん)・元(げん)代に発行された兌換(だかん)紙幣。金では宋(そう)の交子(こうし)にならって発行したが、乱発のため価値が下落。元では唯一の法定通貨として通用。
こう‐しょう【好尚】
①このみ。愛好。taste
②流行。fashion〈用例〉時代の〜。
こう‐しょう【考証】(名・サ変他)
古文書や遺物などを調べて、事実を証明すること。historical investigation〈比較〉訓詁(くんこ)・解釈。〈用例〉時代を〜する。
こう‐しょう【行賞】
功労者に対し賞を与えること。conferment of rewards〈用例〉論功〜。
こう‐しょう【厚相】
→厚生大臣の通称。
こう‐しょう【咬傷】
動物にかまれたきず。かみきず。bite
こう‐しょう【哄笑】(名・サ変自)
大わらいすること。高わらい。loud laugh
こう‐しょう【高唱】(名・サ変他)
声高くとなえること。声高くうたうこと。高吟。sing loudly
こう‐しょう【高商】
「高等商業学校」の略。
こう‐しょう【校章】
学校の記章。school badge
こう‐しょう【鉱床】
特定の有用鉱物が、採掘して採算がとれる程度に相対的に濃く集まったもの。ore deposit
こう‐しょう【犒賞】
兵をねぎらって賞を授けること。
こう‐しょう【講頌】
宮中の歌会などのとき、発声とともに第2句目から合唱すること。また、その役。
こう‐しょう【洪昇】
(1645-1704)中国、清(しん)初の戯曲作家。字(あざな)はほう思(ほうし)。銭塘(せんとう)の人。唐の玄宗(げんそう)と楊貴妃(ようきひ)の恋愛を描いた『長生殿(ちょうせいでん)』の作者。
こうしょう【高昌】
トルファン地方に5〜7世紀に栄えた漢人の植民国家およびその都城。漢代以来、西域経営の基地として重視されたが、4世紀には漢人の移民集団が勢力を得、諸王家が交代した。6〜7世紀の麹(きく)氏高昌国は中国文化と西方・北方文化を融和した独自の文化を形成。
こうしょう【康正】
室町中期の年号。享徳(きょうとく)から改元。元年(1455)7月25日〜3年(1457)9月28日。次に、長禄(ちょうろく)に改元。
こう‐しょう【高尚】(形動)
①けだかいさま。上品なさま。refined〈対義〉低俗・低劣・野卑。
②程度が高くて、深いさま。refined〈対義〉通俗。〈用例〉〜な趣味。〈派生〉こうしょうさ(名)
こう‐じょう【口上】
①口で述べること。statement
②歌舞伎(かぶき)などの興行で、出演者の代表などが舞台から観客に述べるあいさつ。襲名披露・追善興行などで行う。prologue
*こう‐じょう【工場】
工作機械などの生産設備を置き、労働者によって製品がつくられる施設。こうば。factory; plant〈用例〉〜で働く。〜の煙突。
こう‐じょう【交情】
つきあいの親しみ。よしみ。友情。情誼(じょうぎ)。交誼。friendship〈用例〉〜を深める。
こう‐じょう【向上】(名・サ変自)
よりよいほうへ進むこと。進歩。improvement〈対義〉低下。〈用例〉学力が〜する。
こう‐じょう【江上】
①大河のほとり。〈用例〉〜の破屋。
②長江(ちょうこう)の上・ほとり。
こう‐じょう【攻城】(名・サ変他)
敵の城を攻めること。siege
こう‐じょう【厚情】
親切な心。厚意。厚志。kindness
こう‐じょう【恒常】
①つねにきまっていて変化のないこと。constant; ordinary
②普通。平常。
こう‐じょう【荒城】
あれはてた城。ruined castle〈用例〉〜の月。
こう‐じょう【膠状】
(にかわ)のようにねばりの強い状態。粘っこいさま。
ごう‐しょう【業障】
《仏教語》悪業(あくごう)によって生じる障害。仏道に入る機縁や成道(じょうどう)・成仏をさまたげること。ごっしょう。
ごう‐しょう【豪商】
豊かな資本を持ち、大規模なあきないをする商人。大商人。wealthy merchant
ごう‐じょう【強情・剛情】(名・形動)
自分の考えなどを、かたくなに変えないこと・さま。いじっぱり。obstinacy〈用例〉〜な男。〜に言い張る。〈派生〉ごうじょうさ(名)
強情を張る(ごうじょうをはる)
自分の意見をむりやり通そうと、かたくなにがんばる。be obstinate〈用例〉意地になって〜。
こうじょう‐いいんかい【工場委員会】
おもに産業別の横断組合制をとる西ヨーロッパで、個別企業内につくられる労働者組織。factory committee
こう‐しょうがい【高障害】
陸上競技の種目の一つ。110mのあいだに置かれた10台のハードルを跳び越えて走る競技。ハードルの高さは1.067m。ハイ‐ハードル。high hurdles
こうしょう‐がく【考証学】
中国、清(しん)代の学問。経書(けいしょ)の研究にあたり、文献学的・言語学的に精密な実証を行うもの。清代初期の顧炎武(こえんぶ)・黄宗羲(こうそうぎ)らが創始、戴震(たいしん)が大成。訓詁(くんこ)・音韻(おんいん)・金石・校勘などの諸分野に業績をあげた。
こうしょう‐がく【鉱床学】
鉱床の状態・形態・構造・含有鉱物・成因などを研究する地質学の分野。study of mineral deposits
こうじょう‐かん【興譲館】
米沢(よねざわ)藩の藩校。元禄(げんろく)10年(1697)創設。安永(あんえい)5年(1776)藩主上杉鷹山(うえすぎようざん)が再建。細井平洲(ほそいへいしゅう)の指導下に人材養成を図った。
こう‐しょうき【孔祥熙】
(1881-1967)中国の政治家・実業家。山西省生まれ。国民政府の財政・金融関係の要職を歴任。銀行・会社も経営し巨富を築く。1948年以降アメリカに在住。コン=シャンシー。
こうじょう‐げんしょう【恒常現象】
感覚器官に入る対象からの刺激が変化しているのに、安定しているように知覚する現象。30m先にいる人が、10m先にいたときの3分の1ではなく、もっと大きく見えるなど。constancy phenomenon
こうじょう‐じゅうきょ【杭上住居】
海や湖の水辺や湿地に丸太を打ち込み、その上に横木を並べて土台とした住居。東南アジアなどにみられる。水上交通に便利で、湿気や害虫などの侵入を防ぐ効果があると考えられる。pile dwelling
こうじょう‐しょ【口上書】
外交文書の形式の一つ。相手国の機関に意向を伝えるために渡されるもの。宛名(あてな)と署名がないのがふつう。verbal note
こうじょう‐しょとく【恒常所得】
給与生活者の月給や地主の地代など、定期的に取得する所得。permanent income〈対義〉変動所得。
こう‐しょうじん【孔尚任】
(1648-?)中国、清(しん)初の戯曲作家。字(あざな)は季重。曲阜(きょくふ)の人。孔子(こうし)の子孫。戯曲『桃花扇(とうかせん)』など。
こうじょう‐しん【恒常心】
身の上や状態が変わっても動じない心。stability
こうじょう‐せい【恒常性】
①つねにきまっていて、変化のない状態。consistent
②あたりまえ。尋常。ordinary
③生物が環境のさまざまな変化に対応し、生物体内の形態的・生理的状態を安定な範囲に保ち、生存を維持する性質。アメリカの生理学者キャノンが提唱。ホメオスタシス。homeostasis
こうじょうせい‐しゅこうぎょう【工場制手工業】
工業的生産制度の初期的形態。手工業労働者を工場に集めて協業と同時に分業を行う。16世紀後半からイギリスの毛織物工業で開始。マニュファクチュア。manufacture
こうじょう‐せん【甲状腺】
成長・発育・知能の発達に関係のあるホルモン(チロキシンなど)およびカルシウム代謝の調節をするホルモン(チロカルシトニン)を分泌する内分泌腺。前頸(ぜんけい)部甲状軟骨の前にある。翅(はね)を広げたチョウの形をし、成人で15〜20g。チロキシンが過剰分泌されるとバセドー病になる。thyroid gland
こうじょうせん‐えん【甲状腺炎】
甲状腺の炎症。大部分は甲状腺腫(しゅ)をともなう。とくに慢性のものは中年女性に多く、橋本病として知られる。thyroiditis
こうじょうせん‐がん【甲状癌】
甲状腺に境界が不鮮明なでこぼこのかたい結節を1個または多数生ずる癌。thyroid cancer
こうじょうせんきのう‐こうしんしょう【甲状腺機能亢進症】
甲状腺ホルモンの分泌過剰による病気。バセドー病など。hyperthyroidism
こうじょうせんきのう‐ていかしょう【甲状腺機能低下症】
甲状腺ホルモンの欠乏による病気。先天性または幼少時に発症するとクレチン病に、成年で発症すると粘液水腫(すいしゅ)となる。甲状腺機能不全。hypothyroidism
こうじょうせん‐しげきホルモン【甲状腺刺激ホルモン】
脳下垂体前葉から分泌される甲状腺ホルモンの分泌を促進するホルモン。TSH。thyroid stimulating hormone
こうじょうせん‐しゅ【甲状腫】
甲状腺がはれている状態をさす総称。癌(がん)や腺腫など一部が大きくなる結節性のものと、バセドー病など全体が大きくなるびまん性のものがある。goiter
こうじょうせん‐ホルモン【甲状腺ホルモン】
甲状腺から分泌されるホルモン。サイロキシンやトリヨードチロニンなど。体の発育や新陳代謝に関係する。欠乏するとクレチン病や粘液水腫(すいしゅ)に、過剰になるとバセドー病をおこす。thyroid hormone
こうじょう‐だんち【工場団地】
企業活動の便をはかるために公共施設を整備し、多くの工場を集中させた地域。industrial park
こうじょう‐ていとう【工場抵当】
工場に属する財産に設定された抵当権。
こうしょう‐てんのう【孝昭天皇】
記紀で第5代天皇。名は観松彦香殖稲尊(みまつひこかえしねのみこと)。懿徳(いとく)天皇の皇子。
こうじょう‐なんこつ【甲状軟骨】
気管の上端にある軟骨の一つ。内側に声帯をおさめる。男性では、声変わりにともなって、はっきりと突出し、喉仏(のどぼとけ)、またはアダムのリンゴと呼ばれる。thyroid cartilage
こうしょう‐にん【公証人】
依頼によって民事に関する公正証書を作成し、私署証書や定款(ていかん)に認証を与えるなどの権限をもつ公務員。法務局または地方法務局に属する。notary public
こうじょうのつき【荒城の月】
土井晩翠(どいばんすい)作詞・滝廉太郎(たきれんたろう)作曲の歌曲。明治33年(1900)作。洋楽の作曲法により日本的情緒を表現した近代日本音楽初期の名作。
こうじょう‐はいすい【工場排水】
工場などから公共用水域に排出される汚水・廃水。factory effluent
こうじょう‐ふう【恒常風】
地球大気の大循環によりほぼ一年中、一定方向に吹く風。貿易風・偏西風・極風など。惑星風。constant wind
こうしょう‐ぶんげい【口承文芸】
口頭で伝承される文芸。文字に記録し伝えられた文芸に対する語。伝承文芸・口碑などともいわれる。説話・伝説・昔話・民謡など。
こうじょう‐へいさ【工場閉鎖】
①事業不振などにより工場を閉めて休止、または廃止すること。shutdown
→ロックアウト②
こうじょう‐ほう【工場法】
労働者の労働時間・安全衛生・最低労働年齢などについて使用者が守るべき最低基準を定めた法律。明治44年(1911)制定。第2次大戦後、労働基準法に集大成された。
こうしょ‐きょうふしょう【高所恐怖症】
高い所へいくと胸が苦しくなったり、心臓が高鳴るなどの不安発作に見舞われること。恐怖症の一種で、同じタイプに対人恐怖症・赤面恐怖症がある。acrophobia
こう‐しょく【公職】
公的性格の職務。公務員・議員・団体役員などの職の総称。public office
こう‐しょく【交織】
木綿・絹・毛・ナイロンなど異種の糸をまぜて織ること。また、その織物。まぜ織り。mixed fabric
こう‐しょく【好色】(名・形動)
色事を好むこと・さま。色ごのみ。lewdness〈用例〉〜漢。
こう‐しょく【降職】(名・サ変他)
下級の職務・地位に下げること。降任。降格。demotion
こう‐しょく【耕織】
田を耕し、機を織ること。
こう‐しょく【黄色】
きいろ。おうしょく。yellow
こう‐しょく【曠職】
①職責をおろそかにすること。〈用例〉〜のそしりを受ける。
②官職が欠員のままであること。
こう‐しょく【后稷】
中国、周王朝の始祖といわれる伝説上の人物。農業神とされる。名は棄。農業を好み尭(ぎょう)・舜(しゅん)に重用されたという。
こうしょく【更埴】
〈市〉長野県、長野盆地南部の市。果樹・草花栽培などの農業と、工業が発達。5万本のアンズがあり、開花期には観光客が多い。人口3万8013(1994)。
こう‐しょく【後蜀】
中国の王朝名。
①五胡(ごこ)十六国の一国。てい族の李特(りとく)が四川省成都を中心に建国。国号は大成。四川、陝西(せんせい)南部、雲南北部を領有。347年晋(しん)により滅亡。成。成漢。
②五代十国の一国。後唐の臣孟知祥(もうちしょう)が934年、前蜀(ぜんしょく)の領土(四川)を収めて建国。965年2代で宋に滅ぼされた。
こう‐じょく【濁】
《仏教語》五濁(ごじょく)の一つ。末世(まっせ)に生じる時代的・社会的な世の乱れ。
こうしょく‐いおうさいきん【紅色硫黄細菌】
硫黄細菌の一群。還元性硫黄化合物の存在下で光合成を行う。カロテノイド類などを含み、紅色に見える。purple sulfur bacteria
こうしょくいちだいおとこ【好色一代男】
井原西鶴(いはらさいかく)の浮世草子(うきよぞうし)。8巻。天和(てんな)2年(1682)刊。主人公世之介(よのすけ)の色道修業の一生を54章の短編によって描いた作品。西鶴の小説処女作で、浮世草子時代を開く第1作でもある。
こうしょくいちだいおんな【好色一代女】
井原西鶴(いはらさいかく)の浮世草子(うきよぞうし)。6巻24章。貞享(じょうきょう)3年(1686)刊。女主人公の好色的遍歴の生涯を、一老女の懺悔(ざんげ)物語の形式で描く。
こうしょくき【紅葵】
→モミジアオイの別名。
こうしょく‐くみあい【黄色組合】
協調的な組合の俗称。yellow union〈対義〉赤色組合。
こうしょくごにんおんな【好色五人女】
井原西鶴(いはらさいかく)の浮世草子(うきよぞうし)。5巻。貞享(じょうきょう)3年(1686)刊。お夏清十郎・樽屋(たるや)おせん・おさん茂右衛門・お七吉三郎・おまん源五兵衛の5組の男女の悲恋物語。実話に基づく短編集。
こうしょく‐じんしゅ【黄色人種】
→おうしょくじんしゅ(黄色人種)
こうしょく‐しんぶん【黄色新聞】
→イエロージャーナリズム
こうしょく‐ず【耕織図】
農民の耕作と機織(はたおり)のようすを描いた画。主として中国・日本で行われた。南宋(なんそう)に始まる。
こうしょくせんきょ‐ほう【公職選挙法】
国会議員、地方公共団体の長および議員の選挙について規定した法律。昭和25年(1950)公布。
こうしょく‐ついほう【公職追放】
特定の人物が公の職務につくことを禁止すること。日本では、ポツダム宣言に基づく連合国軍最高司令官の覚書により軍国主義的指導者が公職から追放された。purge from public service
こうしょく‐ぶんがく【好色文学】
男女の情事を中心に描く文学。日本では井原西鶴(いはらさいかく)の『好色一代男』などの「好色物」とよばれる作品、中国では『金瓶梅(きんぺいばい)』、西欧ではカザノーバ『回想録』などが名高い。
こうしょく‐ぼん【好色本】
→こうしょくもの(好色物)
こうしょく‐もの【好色物】
近世文学中、井原西鶴(いはらさいかく)の『好色一代男』などの愛欲を主題とした作品。西鶴以後の浮世草子(うきよぞうし)で同じく愛欲を主題とした作品をもいう。好色本。
ごうじょっ‐ぱり【強情っ張り】(名・形動)
自分の意見を通そうとがんばること・人・さま。いじっぱり。stubborn
こうしょ‐てい【光緒帝】
(1871-1908)中国、清(しん)朝第11代皇帝(在位(1874-1908))。廟号(びょうごう)は徳宗。西太后に擁立され4歳で即位。1898年康有為らを登用し新政を推進したが、西太后派の反対で失敗。北京(ペキン)城内に幽閉、病没。こうちょてい。
こうしょ‐はじめ【講書始(め)】
宮中の儀式の一つ。毎年1月、3人の学者が天皇・皇族の前で進講を行う学問始めの儀式。〈比較〉読書始め。
ごうじょひ‐の‐り【合除比の理】
比例式の定理の一つ。abcdならばa+ba-bc+dc-dがなりたつというもの。componendo and dividend
こうじょ‐りょうぞく【公序良俗】
国家社会の一般的な利益である「公の秩序」と、社会の一般的な道徳観念である「善良の風俗」の略。public order and morals
こう・じる【困じる】(上一自)
→こうずる(困ずる)
こう・じる【高じる・亢じる】(上一自)
→こうずる(高ずる)
こう・じる【講じる】(上一他)
→こうずる(講ずる)
こう‐しん【口唇】
→くちびる(唇)
こう‐しん【亢進・昂進】(名・サ変自)
気持ちや病状などが、高ぶり進むこと。acceleration〈用例〉心悸(しんき)〜。
こう‐しん【功臣】
功績のあった臣。meritorious retainer
こう‐しん【甲申】
干支(えと)の21番目。暦に対応させ、甲申にあたる年、または日のこと。この日は十方暮(じっぽうぐれ)の入りの日にあたる。きのえさる。
こう‐しん【交信】(名・サ変自)
種々の手段で互いに信号を交わすこと。一般には無線による場合をいう。exchange of communications
こう‐しん【行神】
道路を守り、旅行などの安全をつかさどるとされる神。行路の神。
こう‐しん【行進】(名・サ変自)
列をつくって進むこと。march
こう‐しん【孝心】
親をいたわり、親につくす気持ち。孝志。
こう‐しん【更新】(名・サ変自他)
①改めること。改まること。改新。renewal〈用例〉記録を〜する。
②契約期間が満了した時に、その期間を延長するか、同じ内容の契約を新たに結ぶこと。renewal〈用例〉契約〜。
こう‐しん【幸臣】
気にいりの家臣。寵臣(ちょうしん)
こう‐しん【庚申】
①干支(えと)の57番目。暦に対応させ、庚申にあたる年、または日のこと。かのえさる。
②「→庚申待ち」の略。
③仏教で、帝釈天(たいしゃくてん)の使者。青面(しょうめん)金剛。
④道教と仏教の混合で、かのえさるの日に祭る神。
こう‐しん【後身】
〈対義〉前身。
①生まれ変わり。reincarnation
②境遇のすっかり変わった身の上。組織などが変わった後のもの。reborn〈用例〉国鉄の〜。
こう‐しん【後進】
〈対義〉先進。
①あとから進むこと・人。後輩。one's junior
②社会の発達がおくれていること。開発途上。発展途上。developing
後進に道を譲る(こうしんにみちをゆずる)
あとから来る者のために、自分が退く。resign to clear the way for one's juniors〈用例〉後進に道を譲って一線を引退した。
こう‐しん【恒心】
いつもかわらない心。安定して不変の道徳心。constancy
恒産無くして恒心無し(こうさんなくしてこうしんなし)
→こうさん(恒産)
こう‐しん【紅唇・紅脣】
赤いくちびる。とくに、べにをつけた美人のくちびる。
こう‐しん【香信】
シイタケの品種の一つ。肉が厚い。
こう‐しん【洪深】
(1894-1955)中国の劇作家。字(あざな)は伯駿(はくしゅん)。江蘇省生まれ。初期の中国新劇界の先駆者の一人。中国映画の開拓者。著書に『洪深戯劇集』『洪深文集』など。
こう‐しん【後晋】
中国、五代十国の一国。石敬とう(せきけいとう)が燕雲(えんうん)十六州の割譲を条件に、936年契丹(きったん)の援助のもとに建国。次の出帝は契丹に抗したため捕らえられ、946年に滅亡。
こう‐じん【工人】
中国で、労働者。
こう‐じん【公人】
公職にある人。public official〈対義〉私人。〈用例〉〜としての立場。
こう‐じん【行人】
[一]
①道をいく人。passer-by
②たびびと。traveller
③使者。
[二]夏目漱石(なつめそうせき)の小説。大正元〜2年(1912〜13)発表。妻を信じることができず、孤立状況に陥る学者の苦悩を描く。
こう‐じん【幸甚】(名・形動)
たいへんありがたいと思うこと・さま。何よりのしあわせ。多く、手紙で用いる語。be very glad〈用例〉〜の至り。
こう‐じん【後人】
あとから来る人。後世の人。posterity〈対義〉先人・前人。
こう‐じん【後陣】
本陣・本隊のうしろに配置された部隊。あとぞなえ。ごじん。rear guard〈対義〉先陣。
こう‐じん【後腎】
脊椎(せきつい)動物の発生の過程で中胚葉(ちゅうはいよう)に由来する腎節から分化。前腎・中腎が退化したあと現れる。哺乳(ほにゅう)類などの成体ではこれが腎臓として一生はたらく。metanephros
こう‐じん【後塵】
車馬などの走り過ぎたあとに立つ土けむり。dust
後塵を拝する(こうじんをはいする)
①他人に先をこされる。
(ア)高い地位の人に従う。
(イ)高位の人をうらやむ。
(ウ)地位・権勢のある人に追従(ついしょう)する。
こう‐じん【荒神】
《「三宝荒神」の略》
①仏・法・僧の三宝の守護神。悪を退治するため忿怒相(ふんぬそう)をもつ。役行者(えんのぎょうじゃ)が感得した神と伝えられる。不浄をきらう神とされ、火は不浄を祓(はら)うとされるところから、かまどの神として信仰される。
②かげでその人を守る神。
こう‐じん【紅塵】
①紅色の土ほこり。
②俗世間のわずらわしさ。俗塵。
→伽羅(きゃら)の異名。
こう‐じん【黄塵】
①黄色い土けむり。
②俗世間の雑事。〈用例〉〜にまみれる。
黄塵万丈(こうじんばんじょう)
土けむりがもうもうと立ちこめるさま。
ごう‐しん【郷紳】
①地方に住む紳士。きょうしん。gentry
②<項目参照 refid="005976300" kariid"5976300">ジェントリー(gentry)
ごうしん【豪信】
(?-?)鎌倉(かまくら)時代最後の似せ絵画家。作品『摂関大臣影』『花園天皇像』など。
こうしん‐き【口唇期】
フロイトの精神分析の用語。性欲の発達の第一発展段階。乳児が乳房を吸い、かむことに快感をおぼえるとされる生後1歳ぐらいまでの時期をいう。oral phase
こうしん‐きょく【行進曲】
行進のさいに一定の歩調・テンポ・リズムを保つため、または行進を芸術的に様式化した、偶数拍子の音楽。マーチ。march
こうしん‐こく【後進国】
→発展途上国の旧称。developing country〈対義〉先進国。
こうしん‐じゅつ【降神術】
霊媒に神霊・精霊等を憑依(ひょうい)させ、託宣などの超常現象を起こさせる術。霊媒術。spiritualism
こうしん‐じょ【興信所】
依頼に応じて調査料をとり、企業や人物の実情を秘密に調査・報告することを営業内容とする機関。信用調査機関。credit agency; credit bureau
こうしん‐せい【更新世】
新生代第四紀を2分したときの前期。170万年前から1万年前まで。完新世の前の時代。氷河時代があり、ヒトやマンモスなどが出現した。この時代の気候変化や地殻変動が現在の自然環境の成立に影響している。洪積世。最新世。Diluvial Epoch
こうしん‐せいかく【口唇性格】
アドラーの精神分析の用語。口唇期に、口唇的な欲求がみたされなかったために、性的発達がこの時期で停滞している性格。依存的・受動的で、他者からの愛情を得ることが主要な関心であるという特徴をもつ。口愛性格。oral character
こうしん‐そう【庚申草】
タヌキモ科の多年草。ムシトリスミレに似るが、小形。葉は粘液を出し虫を捕捉(ほそく)。夏に淡紫色の花が咲く。関東以北の深山の岩壁にはえる。
こうしん‐だいこん【紅心大根】
表皮は緑色で、中が放射状に赤みを帯びた丸形のダイコン。甘味がある。生で食べるほか、酢漬けにする。アオマルコウシンダイコン。シンリビ。
こうじん‐だな【荒神棚】
火の神、火伏せの神である荒神を祭る棚。台所の竈(かまど)付近に設けられる。毎月、晦日(みそか)ごとに松の小枝を供えたりする。
こうじんだに‐いせき【荒神谷遺跡】
島根県斐川(ひかわ)町の山林中で発見された弥生(やよい)時代の遺跡。358本の中細形銅剣、6個の銅鐸(どうたく)、16本の銅矛(どうほこ)が出土。かつてない多量の銅剣の出土と、銅鐸・矛・剣が共存した点で注目された。
こうしん‐づか【庚申塚】
庚申塔を立てて、庚申を祭ってある塚。青面金剛(しょうめんこんごう)や三猿(さんえん)が刻まれ、路傍に築かれることが多い。
こうしん‐の‐へん【甲申の変】
①1884年(甲申)朝鮮の京城で起こったクーデター。日本の援助を受けた独立党が事大党の閔(びん)氏要人を殺害、王宮を占拠したが、清(しん)国の介入により失敗。
②中国の明(みん)時代、李自成(りじせい)による政変。1644年北京(ペキン)は陥落し、李自成が帝位についたが50日足らずで追われた。
こうじん‐ばしら【荒神柱】
竈神(かまどがみ)や荒神様の守り札をはったり、また、棚を設けて祭る柱。台所の竈付近や炉近くにあるものが多い。おかま柱。力柱。
こうしん‐ばら【庚申薇】
バラ科の常緑低木。葉は奇数羽状複葉で、小葉は長卵形。春から秋、紅紫色の一重または八重の芳香のある花をつける。中国原産。チョウシュン。チョウシュンカ。
こうじん‐ばらい【荒神祓い】
近世に修験者が行うようになった竈神(かまどがみ)の祓い。毎月晦日(みそか)に行うもので、五島(ごとう)・小倉(こくら)・博多(はかた)などでは琵琶(びわ)を弾く盲人の僧が檀家(だんか)の竈祓いをした。