こ‐ごえ【小声】
小さく低い声。whisper
こごえ‐じに【凍え死に】(名・サ変自)
寒さで死ぬこと。凍死(とうし)。die of cold
こご・える【凍える】(下一自)
寒さのために感覚がなくなる。be numb with cold
ここ‐かしこ【処】
この所やあの所。あちこち。ほうぼう。here and there
こ‐こく【故国】
→故郷。one's home
→母国。one's mother country
こ‐こく【胡国】
①古代中国で、北方の夷(えびす)の国。
②野蛮な国。
ご‐こく【五穀】
①5種の穀物。米・麦・アワ・キビ・豆。〈比較〉五菜。
②穀物の総称。grain
ご‐こく【後刻】(名・副)
のちほど。afterwards〈対義〉先刻・即刻(そっこく)。〈用例〉〜参上します。
ご‐こく【護国】
国を守ること。defense of one's country
ごこく‐じ【護国寺】
東京都文京区大塚にある真言宗豊山(ぶざん)派の大本山。徳川綱吉(とくがわつなよし)が生母桂昌院(けいしょういん)のために天和(てんな)元年(1681)創建、亮賢(りょうけん)が開山。享保(きょうほう)2年(1717)護持院と合併。
ごこく‐じんじゃ【護国神社】
明治維新前後、各藩や民間の人が国事に殉じた人々の霊を祭った神社。各地の招魂場が招魂社となり、昭和14年(1939)さらに改称。
ごこく‐の‐かみ【五穀の神】
穀物の豊凶をつかさどる、稚産霊命(わかむすびのみこと)・倉稲魂命(うかのみたまのみこと)・保食神(うけもちのかみ)の3神の総称。
こ‐ごし【小腰】
①腰。waist
②昔、女子の裳(も)に付いていた結びひも。
小腰を屈める(こごしをかがめる)
あいさつなどで、腰をちょっとかがめる。bow lightly
こご・し【凝し】(形シク)
〈古語〉
凝り固まっている。ごつごつしている。〈用例〉神(かむ)さぶる岩根〜・しきみ吉野の水分山(みくまりやま)を見れば悲しも(万葉・7・1130)。
ごご‐しま【居島】
愛媛県北西部、松山市港沖合いの島。面積9.3km2。ミカン・ビワ栽培がさかん。船踊りが知られる。
こごしゅうい【古語拾遺】
歴史書。斎部広成(いんべのひろなり)(せん)。大同(だいどう)2年(807)成立。朝廷の神事に携わる斎部氏の正統性を主張するために、記紀(きき)にない同氏の伝承を編集。
ごこ‐じゅうろっこく【五胡十六国】
中国、304年の前趙(ぜんちょう)の建国から439年北魏(ほくぎ)が統一するまでの間に、華北を中心として五胡(匈奴(きょうど)・羯(けつ)・鮮卑(せんび)・てい・羌(きょう))が建てた13国(前趙・成漢・後趙(こうちょう)・前燕(ぜんえん)・前秦(ぜんしん)・後燕・後秦・西秦・後涼・南涼・北涼・南燕・夏(か))と漢人が建てた3国(前涼・西涼・北燕)の総称。
ココシュカ【Oskar Kokoschka】
(1886-1980)オーストリアの表現主義の画家・劇作家。暗い肖像画・人物画から明るい画風に転じた。作品『風の花嫁』など。
こ‐ごしょ【小御所】
①京都御所内の殿舎の一つ。対面・儀式・集会に使用。昭和29年(1954)に焼失したが、のちに再建。
②鎌倉(かまくら)時代、宮中で東宮・女官・女院などが住んだ殿舎。
③室町時代、将軍の世子の住んだ所。また、世子のよび名。
こごしょ‐かいぎ【小御所会議】
慶応(けいおう)3年12月9日(西暦では1868年1月3日)、王政復古の大号令の出た夜、京都御所内の小御所で開かれた御前会議。徳川慶喜(とくがわよしのぶ)の辞官・納地を決定。
ここ‐じん【個個人】
ひとりひとりの人。individual
ここ‐だ【許】(副)
〈古語〉
《上代語。数や量がはなはだ多い感じをさしていう》こんなにもはなはだしく。こんなに多く。ここだく。〈用例〉木末(こぬれ)には〜もさわく鳥の声かも(万葉・6・924)。
こごた【小牛田】
〈町〉宮城県北部、北上川支流の江合(えあい)川と鳴瀬(なるせ)川に沿う町。農産物の集散地。人口2万0725(1994)。
ここ‐ち【心地】
《仏教語で「しんじ」と読み、心を、万物をはぐくむ大地にたとえたことから》
①精神状態。気持ち。気分。feeling; mood〈用例〉〜が悪い。天にも昇る〜だ。
②{古語}
(ア)考え。思慮。〈用例〉幼き〜に、いかならむ折と待ちわたるに(源氏・空蝉)。
(イ)病気。〈用例〉はかなき〜にわづらひて(源氏・桐壺)。
ごこ‐ち【心地】(接尾)
《動詞の連用形に付いて》そうしたときの具合、気分、などの意を表す。〈用例〉着〜。乗り〜。
ここち‐よ・い【心地好い】(形)
気持ちがいい。こころよい。comfortable〈派生〉ここちよげ(形動)ここちよさ(名)
こ‐こつ【枯骨】
長い年月をへてぼろぼろになったほね。死者。
ここつ‐しゅ【虎骨酒】
中国の強精薬酒。虎(とら)の骨をよくあぶり、砕いて、こうじ・薬料と共に仕込んだ酒。アルコール分60%前後。
こ‐ごと【小言】
①とがめてさとすことば。しかること。scolding〈用例〉〜をくう。
②ぶつぶつ不満を言うこと。不平。grumbling
こ‐ごと【戸毎】
戸々。家ごと。from door to door
こごとこうべえ【小言幸衛】
落語の題名。朝、長屋の住人にひとまわり小言をいわないと、飯がまずいというくらい口やかましい家主幸兵衛のはなし。転じて、世話好きで口やかましい人。
ここ‐な【処な】
〈古語〉
[一](連体)
①ここにある。ここにいる。〈用例〉〜壺を取ろう(狂言・三人片輪)。
②人をののしる語。〈用例〉〜時致の卑怯者めが(歌舞伎・助六所縁江戸桜)。
[二](感)意外なのに驚く語。これはまあ。〈用例〉ええ〜何者やら(狂言・茶壺)。
ココナッツ【coconut】
ヤシ科の常緑高木ココヤシの実。また、これを細かく切って乾燥させたもの。白色。芳香と甘味がある。料理用。ココナツ。
ここ‐に【処に・是に】
[一](副)この所・時・場合に。here〈用例〉本日〜、めでたく。
[二](接続)《「茲に」とも》話題をかえるときに用いる語。さて。by the way
ここに‐いたって【処に至って】(連語)
こうなっては。under the circumstances〈用例〉〜は、ほうっておくわけにはいかない。
ここに‐おいて【処に於いて】(連語)
①このときに。at this point
②これがために。こういうわけで。hereupon
ここの【九】
①《接頭的》9つの、の意。nine〈用例〉〜たび。
②9つ。数を、声を出して唱えながら数えるときの語。〈用例〉や、〜、とお。
ここの‐え【九重】
①9つの重なり。
②《昔、中国の王城は門が9つ重なっていたことから》宮中。
ここのえ【九重】
〈町〉大分県西部、九重(くじゅう)連山北麓(ほくろく)の町。農牧業がさかん。温泉が多い。人口1万2918(1994)。
ここの‐か【九日】
①9日間。nine days
②月の第9日。ninth day
ここの‐つ【九つ】
①8の次の数。ここの。この。きゅう。nine
②9個。9歳。nine pieces; nine years old
③昔の時刻の名。今の午前と午後の12時。ここのつどき。
ここ‐の‐ところ【処の所】(連語)
①いまのところ。しばらく。ひきつづいて。lately〈用例〉〜ひまだ。
②このこと。この点。this
ここ‐べつべつ【個個別別・箇別別】(名・形動)
ひとつひとつが別であること・さま。それぞれ違うこと・さま。separately〈用例〉〜に提出する。
こ‐こまい【古古米】
貯蔵されてから2度梅雨を越した米。
ごこまつ‐てんのう【後小松天皇】
(1377-1433)第100代天皇(在位(1382-1412))。後円融(ごえんゆう)天皇の皇子。明徳(めいとく)3年(1392)南朝の後亀山(ごかめやま)天皇から神器を継承し、南北両朝が合一した。
こごま・る【屈まる】(五自)
背をまるめてしゃがむ。かがまる。crouch
こごみ【屈】
《若芽の巻いている形をかがんでいると見て》→クサソテツの別名。
ココム【COCOM】
《Coordinating Committee for Export to Communist Countriesの略》対共産圏輸出統制委員会。社会主義諸国に対する戦略物資の輸出を統制するための資本主義諸国間の非公式な国際機構。1949年にアメリカの主導で設立。94年現在、加盟国は日本を含む17か国。本部はパリ。
こご・む【屈む】(五自)
足や腰を曲げて体を低くする。かがむ。しゃがむ。stoop
こ‐ごめ【小米・粉米】
(つ)いたとき、砕けた米。
こごめ‐うつぎ【小米空木】
バラ科の落葉低木。山野に自生。葉は卵形で先が尖(とが)り、鈍い鋸歯(きょし)。夏に、円錐(えんすい)花序を頂生し、多数の白い小花を開く。庭木。
こごめ‐ぐさ【小米草】
ゴマノハグサ科の一年草。日当たりのよい山地の草原にはえる。高さ10〜20cm。多くの枝を出し、長さ約1cmの葉を多数互生する。夏、葉の脇(わき)に白い小花をつける。
こごめ‐ざくら【小米桜】
→ユキヤナギの異名。
こごめ‐ばな【小米花】
→シジミバナの別名。
→ユキヤナギの異名。
こごめ‐やなぎ【小米柳】
→ユキヤナギの異名。
こご・める【屈める】(下一他)
こごむようにする。かがめる。bend
ここ‐もと【許】(代)
〈古語〉
①このあたり。ここ。〈用例〉波ただ〜に立ち来るここちして(源氏・須磨)。
②自分自身。わたくし。〈用例〉〜にただひと言聞こえさすべきことなむ侍るを(源氏・総角)。
ココ‐やし【ココ椰子】
ヤシ科の常緑高木。一般にヤシとよばれるもの。幹は単幹で、高さ約30m、径約70cm。葉柄は自然落下して、幹肌に波状紋を残す。葉は長さ約6mの全裂羽状。花序は長さ約1.5mでクリーム色。果実は楕円(だえん)形。果実からコプラを製し、油脂を採る。coconut palm
こご・ゆ【凍ゆ】(下二自)
〈古語〉
→こごえる(凍える)
ここ‐ら【等・等】(代)
このへん。このあたり。around here
ここ‐ら【許】(副)
〈古語〉
数量の多いさま。こんなにもたくさん。〈用例〉たれをまつむし〜なくらん(古今・秋上)。
こごり【凝り】
①寒さで固まること。こごること。congealment
②こごった魚の煮汁。にこごり。jell
こご・る【凝る】(五自)
水分を含んだものが冷えて固まる。congeal
*こころ【心】
[一]
①人間の知識・感情・意志などの働きのもとになっているもの。精神。mind; spirit〈用例〉〜とからだ。〜の病気。〜をみがく。
②自分の考え・気持ちのもっとも深いところ。まごころ。heart〈用例〉〜をこめた贈り物。
③考え。思慮。thought〈用例〉〜が変わる。
④《「意」とも》ある行動に対するつもり。意志。will〈用例〉本人の〜しだいだ。〜に期する。
⑤感じていること。気持ち。気。feeling〈用例〉〜が晴れる。
⑥情け。思いやり。人情。sympathy
⑦ことばなどの真の意味。意義。meaning〈用例〉歌の〜を味わう。
⑧たましい。性根(しょうね)。spirit〈用例〉〜を入れ替える。
[二]《こゝろ》夏目漱石(なつめそうせき)の小説。大正3年(1914)『東京朝日新聞』に連載。友人を裏切った罪に苦しむ主人公「先生」が、自己否定の末に自殺する物語を通して、近代知識人の内面をえぐる。
心合わざれば肝胆も楚越の如し(こころあわざればかんたんもそえつのごとし)
《『荘子』「徳充符」のことばから》気が合わないと、たとえ近親者であっても、遠い他人のようである。
心内に在れば色外に現る(こころうちにあればいろそとにあらわる)
心の中で思っていることは、自然に顔色や表情などにあらわれるものだ。
心が洗われる(こころがあらわれる)
感動して心の中が洗い清められたような気分になる。
心が動く(こころがうごく)
①気持ちが引きつけられる。興味をいだく。take a fancy to...
②感動したり、動揺したりする。be moved
心が通う(こころがかよう)
気持ちが互いに通じ合う。意気投合する。understand each other well
心が弾む(こころがはずむ)
心が、喜びや楽しさなどで、うきうきする。feel excited
心が引かれる(こころがひかれる)
ある人や物事に関心や好意を持つ。魅力を感じる。
心が貧しい(こころがまずしい)
つまらないことしか考えられない。poor mind
心焉に在らざれば視れども見えず(こころここにあらざればみれどもみえず)
《『大学』にあることば》心の中で別のことを考えていれば、たとえ目がそちらを向いていても見えていない。物事に心を集中せよ。The eye is blind if the mind is absent.
心ときめく(こころときめく)
期待やうれしさで、心がわくわくする。exciting
心に入る(こころにいる)
深く心にしみこむ。
心に浮かぶ(こころにうかぶ)
意識に現れる。思いうかぶ。思いつく。cross one's mind
心に鬼を作る(こころにおにをつくる)
①よけいな心配をしておそれる。疑心暗鬼。
②やましく思う。
③よこしまな心をおこす。
心に垣をせよ(こころにかきをせよ)
つねに用心せよ。be always careful
心に掛ける(こころにかける)
気にかける。関心をいだく。心掛ける。take...to heart
心に笠着て暮らせ(こころにかさきてくらせ)
上を見ないで、分相応に暮らせ。
心に適う(こころにかなう)
思いどおりになる。意に中(あた)る。
心に刻む(こころにきざむ)
忘れないように、しっかり覚えこむ。印象に残す。
心に留める(こころにとめる)
忘れないでおく。bear...in mind
心に残る(こころにのこる)
忘れられない。印象深い。memorable
心にも無い(こころにもない)
ほんとうに考えているわけではない。ほんとうの気持ちでない。unintentional
心の鬼が身を責める(こころのおにがみをせめる)
良心に責めさいなまれて苦しむ。
心の琴線に触れる(こころのきんせんにふれる)
心が揺りうごかされて、強く共鳴する。touch the heart
心の底(こころのそこ)
うわべからはわからない、心の奥深いところ。胸奥。胸裏。心底。本心。the bottom of one's heart
心の丈(こころのたけ)
思いのありったけ。one's mind
心の外(こころのほか)
①思いのほか。意外。beyond expectation
②気にもとめないこと。out of mind
心の闇(こころのやみ)
煩悩にとらわれている心を闇にたとえた語。darkness of the mind
心は矢竹に逸る(こころはやたけにはやる)
《「矢竹」は「弥猛」の当て字》心が勇んではやってあせる。
心広く体胖か也(こころひろくたいゆたかなり)
心がやましくなければ、からだものびのびとしているものだ。
心行く迄(こころゆくまで)
十分に満足するまで。to one's heart's content
心を合わせる(こころをあわせる)
一心同体の状態になる。be all one mind
心を致す(こころをいたす)
まごころをこめる。心を籠(こ)める。devote oneself to
心を痛める(こころをいためる)
あれこれと心を悩ます。be worried about
心を一にする(こころをいつにする)
思いを同じくする。
心を入れ替える(こころをいれかえる)
気持ちや考え方をあらためる。改心する。turn over a new leaf〈用例〉心を入れ替えてまじめに働く。
心を動かす(こころをうごかす)
①してみたいと思う。anxious to
②落ち着かない。anxious about
③感動する。be moved
心を打たれる(こころをうたれる)
深く感動させられる。
心を奪う(こころをうばう)
人の心を強くひきつける。うっとりさせる。charm〈用例〉聴衆の〜見事な演奏。
心を躍らせる(こころをおどらせる)
胸をわくわくさせる。ときめかせる。感情を高ぶらせる。make one's heart beat
心を鬼にする(こころをおににする)
気の毒に思いながらも、つれなくする。harden one's heart
心を通わせる(こころをかよわせる)
①互いに、気持ちが通じ合うようにする。また、意思が通うようにする。communicate feelings
②気をきかせる。be attentive
心を砕く(こころをくだく)
心配する。苦心する。worry about
心を籠める(こころをこめる)
心のありったけを注ぐ。heartedly〈用例〉心をこめて看病する。
心を遣う(こころをつかう)
気を配る。心配する。care about
心を掴む(こころをつかむ)
人の気持ちを自分に引きつけて離れないようにする。〈用例〉大衆の〜政治家。
心を留める(こころをとめる)
関心を持つ。
心を用いる(こころをもちいる)
気を使う。注意を払う。
心を以て心に伝う(こころをもってこころにつたう)
ことばや文字をつかわずに、心から心に伝える。以心伝心。
心を遣る(こころをやる)
①気を晴らす。
②思いのままにする。
心を許す(こころをゆるす)
〈類似〉気を許す。
①人に対して、必要な注意・警戒を怠(おこた)る。油断する。relax one's attention
②人を信用する。人とうちとける。また、求愛に応じる。trust
心を寄せる(こころをよせる)
①同情する。思いやる。feel sympathy for
②関心をもつ。have an interest in
③愛する。be in love with〈用例〉ひそかに〜。
こころ‐あたたま・る【心温まる】(五自)
人のあたたかい心づかいなどにふれて心がなごやかになる。be heart-warming〈用例〉〜話。
こころ‐あたり【心当(た)り】
思いあたるふし。guess
こころ‐あて【心当て】
そうだろうと思うこと。当て推量。期待。心頼み。expectation
こころ‐ありげ【心有りげ】(形動)
①なにか考え・わけのありそうなさま。significant
②おもむきのわかりそうなさま。tasteful
こころ‐ある【心有る】(連体)
〈対義〉心無い。
①分別のある。話のわかる。thoughtful〈用例〉〜人に見せたい。
②おもいやりがある。
③おもむきがある。tasteful〈用例〉〜さま。
こころ‐いき【心意気】
積極的でいさぎよい気だて。気まえ。fine spirit
こころ‐いれ【心入れ】
①心づかい。心がけ。care
②はからい。attention
こころ‐いわい【心祝(い)】
気持ちばかりの内々の祝い。informal celebration
こころ・う【心得】(下二他)
〈古語〉
→こころえる(心得る)
こころ‐う・し【心憂し】(形ク)
〈古語〉
①つらく思う。情けない。〈用例〉なほいと〜・き身なりけり(源氏・若紫)。
②見苦しい。好ましくない。〈用例〉人の上にて見たるだに〜(徒然・175)。
こころ‐え【心得】
①心得ること。知識。理解。たしなみ。knowledge〈用例〉武芸の〜。
②わきまえるべきこと。規則。注意。direction〈用例〉初心者〜。
③一時上役の職務を代行するときの称。acting as〈用例〉課長〜。
こころえ‐がお【心得顔】(名・形動)
よくわかっているという顔つき・さま。事情をのみこんでいるような顔つき・さま。knowing look
こころえ‐がた・い【心得難い】(形)
理解しにくい。納得しにくい。
こころえ‐ちがい【心得違い】
①思い違い。misunderstand
②まちがった考えや行い。misbehavior〈用例〉〜もはなはだしい。
こころ・える【心得る】(下一他)
①わかる。のみこむ。understand〈用例〉事情を〜。
②承知する。consent〈用例〉よし、〜・えた。
③よく慣れる。have knowledge〈用例〉〜・えたものだ。
④たしなみがある。技芸を身につける。〈用例〉お茶にお花と、一通り〜・えている。
こころ‐おか・し【心おかし】(形シク)
〈古語〉
心の中でおもしろく思う。愛らしいと思う。〈用例〉〜・しく人馴れたるは(源氏・若菜下)。
こころ‐おき【心置き】
①気がね・遠慮。reserve
②あとのことが気になること。anxiety
こころおき‐なく【心置き無く】(副)
気がねしないで。心配せずに。じゅうぶんに。without reserve; without anxiety
こころ‐お・く【心置く】(四自)
〈古語〉
①心にとめる。執着する。〈用例〉〜らむほどぞはかなき(源氏・葵)。
②気がねする。気がおける。また、心をへだてる。〈用例〉幼かりしほどより、つゆ〜・かれ奉ることなく(源氏・蜻蛉)。
③気をつける。警戒する。〈用例〉われも人も、うしろめたく〜・かれじやは(源氏・帚木)。
こころ‐おくれ【心後れ】
気後れ。diffidence
こころ‐おごり【心驕り】
増長すること。慢心。self-conceit
こころ‐おとり【心劣り】(名・サ変自)
期待よりも劣って感じられること。be disappointed〈対義〉こころまさり。
こころ‐おぼえ【心覚え】
①心に覚えていること。記憶。remembrance
②忘れないためのしるし。備忘(びぼう)。memo
こころ‐がかり【心掛(か)り】
気に掛かること。心配。concern
こころ‐がけ【心掛け】
心の持ち方。たしなみ。intention〈用例〉〜がいい。
こころ‐が・ける【心掛ける】(下一他)
いつも心に留めている。注意する。用意する。bear in mind〈用例〉安全運転を〜。
こころ‐がまえ【心構え】
覚悟すること。用意。心組み。preparation
こころ‐から【心から】(副)
心底から。from the bottom of one's heart
こころ‐がら【心柄】
心のあり方。心の持ち方。
こころ‐がわり【心変(わ)り】(名・サ変自)
心がほかに移ること。変心。change of mind
こころ‐くばり【心配り】(名・サ変自)
気をつかうこと。心づかい。気づかい。care
こころ‐ぐみ【心組(み)】
前もって心掛けること。心構え。preparation
こころ‐ぐる・し【心苦し】(形シク)
〈古語〉
=こころくるし。
①苦しい。つらい。〈用例〉やすかるべき事は、いと〜(徒然・189)。
②かわいそうだ。〈用例〉いと若々しうおはしますこそ〜・しけれ(源氏・末摘花)。
こころ‐ぐるし・い【心苦しい】(形)
①苦しく思う。いやだと思う。painfull
②すまない。気の毒だ。sorry〈派生〉こころぐるしが・る(五自)こころぐるしげ(形動)こころぐるしさ(名)