こび【媚】
①人の気に入るようにふるまうこと。こびること。へつらうこと。flattery〈用例〉〜やへつらいに負ける。
②異性の心をひきつけるために、女性がなまめかしい態度をとること。coquetry
媚を売る(こびをうる)
①へつらう。機嫌をとる。flatter
②なまめかしい態度で、気をひく。とくに、客のもてなしをする女が色っぽいしぐさで接することにいう。entice
ご‐び【語尾】
①単語の末の部分。end of a word〈対義〉語頭。
②活用形において変化する部分。活用語尾。「書く」は、文語で「書か・書き・書く・書く・書け・書け」と活用するが、変化する部分「か・き・く・く・け・け」を活用語尾という。〈対義〉語幹。
③話すとき、ひと続きの語の終わりのほう。end of spoken sentences〈用例〉〜をあいまいにする。
コピー【copy】
①書類などの写し。複写。〈用例〉〜をとる。
②複製。模造。〈用例〉美術品の〜。
③広告の見出しや文章。〈用例〉〜ライター。
コピー‐しょくひん【コピー食品】
外見や味・香りを本物に似せた食品。カニの脚肉に似せたかまぼこ、ゼラチンのイクラなど。
コピー‐はんざい【コピー犯罪】
コピーを利用して、契約書・領収書・委任状などの文書を偽造し、それを用いてする犯罪。
コヒーラー【coherer】
初期の無線電信に用いられた検波器。ガラス管内の電極間にニッケルと銀粉を封入したもの。高周波電圧が加わると抵抗が減り、入力したことがわかる。
コピーライター【copywriter】
広告文案家。新聞・雑誌用の広告文やラジオ・テレビのCMを書く人。
コピーライト【copyright】
→著作権。©とも略記する。
コヒーレンス【coherence】
干渉性。
コヒーレント【coherent】
物理で、複数の波が一定の位相関係にあり、干渉できる状態にあること。また、そのような性質。可干渉性。
こ‐ひおどし【小蝶】
タテハチョウ科のチョウ。開張約5cm。黒褐色地に黄斑紋(はんもん)、さらに赤橙(せきとう)色のぼかしや青色点が入って複雑な模様を描く。食草はホソバイラクサなど。年1回、夏に発生。北海道と本州中部地方の高山にみられる。ヒメヒオドシ。
こひがん‐ざくら【小彼岸桜】
サクラの一品種。エドヒガンとマメザクラの雑種といわれ、葉の出る前に淡紅色花を開き、エドヒガンに似る。ヒガンザクラ。
こ‐びき【木挽き】
木材を大鋸(おおが)という幅の広いのこぎりでひき、製材すること。また、それを職業とする人。大鋸引き。
こびき‐うた【木挽(き)歌】
こびきの労働歌。
こ‐ひきだし【小引(き)出し・小斗】
用だんすなどにつけられている小さな引き出し。
こびきちょう【木挽町】
東京都中央区銀座東部の旧町名。江戸時代、木挽き職人が多く居住したことからつけられた名。
ご‐びく【五比丘】
苦行中の釈迦(しゃか)に随従し、その成道(じょうどう)後最初の説法を聴聞(ちょうもん)したという5人の弟子。
こ‐ひげ【小髭】
イグサ科の多年草。イグサより細く、草丈約1m。葉は茎の下部に鱗片(りんぺん)様に存在。畳表の材料。
こ‐ひざ【小膝】
→ひざ。knee
小膝を打つ(こひざをうつ)
《思いあたったり、賛同・感心したりしたときなどにするしぐさをいう》おお、そうだと軽くひざをたたく。
小膝を折る(こひざをおる)
ちょっと、ひざをつく。
小膝を進める(こひざをすすめる)
ちょっとひざを前へ進める。身をのりだす。
ゴビ‐さばく【ゴビ砂漠】
(Gobi)モンゴル南東部と中国北部に広がる高原砂漠。寒暖の差が大きい。3分の1は不毛地域、残りは草原。
こ‐ひしつ【古皮質】
大脳皮質のうち、旧皮質につづいて発達する部分。両生類以上にみられる。哺乳(ほにゅう)動物へと発達するにつれ、旧皮質と同様、大脳半球の底面や内部へと押しやられる。本能行動に関係するといわれる。paleocortex
こ‐びじゅつ【古美術】
古い書画・彫刻・陶磁器・家具・調度品などの美術品の総称。骨董(こっとう)と比較して美的鑑賞に重きをおいた語。antique
こ‐ひつ【古筆】
①古人の筆跡。
②平安・鎌倉(かまくら)時代の人のすぐれた筆跡。ふつう、仮名書きのものをいう。
こひつ‐がく【古筆学】
古筆切れ・古文書など古人の筆跡になる資料を、材料・文体・字体などから総合的に研究する学問。
こひつ‐ぎれ【古筆切(れ)】
掛け軸に適するように切断した古筆。茶席鑑賞用に古筆が珍重され、巻き物や冊子(さっし)装の歌集からつくられた。
こ‐ひつじ【小羊・子羊・仔羊】
羊の子。弱く力の無いものや犠牲とされるもののたとえに使うことが多い。lamb〈用例〉迷える〜。
こひつ‐りょうさ【古筆了佐】
(1572-1662)桃山〜江戸初期の古筆鑑定家。古筆家の祖。近江(おうみ)の人。本名、平沢弥四郎。豊臣秀次(とよとみひでつぐ)から古筆という姓と「琴山」の金印をもらった。
こ‐びと【小人】
①背の低い人。dwarf
②物語などに出てくる架空の小さな人物。一寸法師。Tom Thumb
こびと‐かば【小人河馬・矮人河馬】
森林に単独ですむ小形のカバ。体長1.5〜1.7m。夜行性。西アフリカに分布。リベリアカバ。pygmy hippopotamus
こびと‐しょう【小人症】
→しょうじんしょう(小人症)
ご‐ヒドロキシトリプトアミン【5ヒドロキシトリプトアミン】
→セロトニン
ゴビノー【Joseph-Arthur de Gobineau】
(1816-82)フランスの作家・外交官。アーリア人種の優越と非科学的な人種論を主張。ナチズムに理論的根拠を与えた。著書『人種不平等論』、小説『プレヤード』など。
こび‐へつら・う【媚び諂う】(五自)
気に入られるように機嫌をとる。flatter
ごひゃく‐かい【五百戒】
《仏教語》比丘尼(びくに)の具足(ぐそく)戒。律により異なるが、いずれも実際は500はなく、『四分律』で348戒。
こ‐びゃくしょう【小百姓】
貧しい農家。小農。peasant〈対義〉大百姓。
ごひゃく‐らかん【五百羅漢】
《仏教語》釈迦(しゃか)の弟子の500人の聖者。また、第1・第4の仏教経典の結集(けつじゅう)に参加した500人の阿羅漢(あらかん)をいう。
ご‐びゅう【誤謬】
あやまり。まちがい。mistake〈用例〉〜を犯す。
こ‐ひょう【小兵】
①からだが小さいこと・人。small stature〈対義〉大兵(だいひょう)。〈用例〉〜力士。
②弓を引く力の弱いこと・人。〈対義〉精兵(せいびょう)
こびり‐つ・く(五自)
しっかりとくっつく。まといつく。stick〈用例〉飯粒が〜。耳に〜。
こ‐ひる【小昼】
①昼近く。a little before noon
②朝飯と昼飯の間の軽い食事。brunch
③おやつ。snack
こ・びる(上一自)
①古くなる。
②おとなびる。こましゃくれる。〈用例〉ひね〜。
こ・びる【媚びる】(上一自)
①相手に気に入られるようにふるまう。へつらう。おもねる。flatter〈用例〉体制に〜。
②女が男の気をひこうと、なまめかしくする。coquet
こ‐ひるがお【小昼顔】
ヒルガオ科のつる性多年草。路傍にはえる。葉は長柄をもち、葉身は3裂してほこ形。夏、淡紫色の漏斗(ろうと)状花を葉腋(ようえき)につける。
こ‐びん【小鬢】
びんのはし。〈用例〉〜のしらが。
ごひんえどまわし‐れい【五品江戸廻(し)令】
江戸幕府が、万延(まんえん)元年(1860)に発した横浜貿易に関連する商品流通統制令。主要輸出品の雑穀・水油(みずあぶら)・蝋(ろう)・呉服・生糸の5品に限り、産地からいったん江戸に集め、国内需要を考慮したのち、横浜からの輸出を許可した。
こ‐ふ【国府】
→コクフ」の約。
こ‐ふ【誇負】(名・サ変他)
自慢すること。〈用例〉才能を〜する。
こぶ【瘤】
①正常な皮膚面よりふくれあがった隆起物。脂肪腫(しゅ)や管腫(かんしゅ)などの良性腫瘍(しゅよう)、打撲(だぼく)によるリンパ停滞のはれなど。学術名ではない。たんこぶ。lump; swelling〈用例〉ぶたれたあとが〜になる。おでこに〜をつくる。
②こぶに似た形のもの。結び目や出っぱりなど。knot〈用例〉山の〜。ラクダの〜。〜をほぐす。
③《俗語》やっかい者。じゃま者。また、子ども。nuisance〈用例〉目の上の〜。〜付き。
こ‐ぶ【昆布】
→こんぶ(昆布)
こ‐ぶ【鼓舞】(名・サ変他)
①つづみを打ち、舞をまうこと。beat the drum and dance
②人を励まし、ふるい立たせること。激励。encouragement〈比較〉鼓吹(こすい)。〈用例〉士気を〜する。
ご‐ふ【碁譜】
囲碁で、対局の手順を数字で、碁盤に模した碁罫紙(ごけいし)に記録したもの。局譜。棋譜。
ご‐ふ【護符】
神仏の加護によって、災厄(さいやく)から守られるという札。紙片に記された、神仏の名・像などを携帯したり、門口に張ったりする。ごふう。呪(じゅ)符。御守り。御札。charm
ご‐ぶ【五分】
①1寸の半分の長さ。約1.5cm。
②1割の半分。
③《「五分五分」の略》互いに優劣のないこと。ごかく。fifty-fifty〈用例〉成功の見込みは〜だ。
五分も透かぬ(ごぶもすかぬ)
わずかの手抜かりもない。
ご‐ぶいん【御無音】
「無音」の丁憲語。ごぶさた。手紙文で用いる。〈用例〉絶えて〜に打ち過ぎ…。
こ‐ふう【古風】(名・形動)
①古めかしいこと・さま。昔風。antique style〈対義〉新風・当世風。〈用例〉〜なやり方。
②漢詩で古詩。
③俳諧(はいかい)で、談林派を当風といったのに対し、松永貞徳の貞門派をさしていったもの。
こ‐ふう【胡風】
(1904-85)中国の文芸批評家。本名は張光人。湖北省生まれ。日中戦争中は抗戦文芸を指導。解放後批判されたが、1980年に名誉回復。評論集『文芸筆談』など。
こぶ‐うし【瘤牛】
肩に大きなこぶ(肩峰)があるウシの総称。インドウシとアフリカウシがある。暑さと病気に強いので熱帯で重用。アジアのウシはおもにコブウシ系統。ゼビュー。ゼブー。ホウギュウ。zebu
ごふう‐じゅうう【五風十雨】
《5日に1度風が吹き、10日に1度雨が降る、の意》
①気候が順調で作物によいこと。
②太平のたとえ。
こ‐ぶか・い【木深い】(形)
木立が茂って、奥深い。woody
ごふかくさ‐てんのう【後深草天皇】
(1243-1304)第89代天皇(在位(1246-59))。後嵯峨(ごさが)天皇の第3皇子。退位後、持明院(じみょういん)統の祖として院政を行った。
ごぶ‐がり【五分刈(り)】
髪を長さ5分(約1.5cm)ほどに丸刈りにすること。また、その髪。
こふき‐いも【粉吹(き)芋】
ジャガイモを柔らかくゆで、汁気をきり、なべの中で転がして水分をとばし、粉が吹いたように仕上げたもの。西洋料理のつけ合わせ。
こふき‐こがね【粉吹黄金虫】
体は赤褐色で灰色の短毛が密生するコウチュウ。体長約3cm。クヌギやナラの葉を食害。本州以南に分布。
ご‐ぶぎょう【五奉行】
豊臣(とよとみ)政権の中枢で行政を担当した5人の奉行。前田玄以(まえだげんい)・浅野長政(あさのながまさ)・増田長盛(ましたながもり)・石田三成(いしだみつなり)・長束正家(なつかまさいえ)
ご‐ふく【呉服】
①和服用織物の総称。元来は、綿織物・麻織物を太物(ふともの)、絹織物を呉服といった。〈比較〉太物。
②昔、中国の呉の国から伝わった織物。
こふく‐げきじょう【鼓腹撃壌】(名・サ変自)
《はらつづみをうち、大地をたたく、の意。中国の尭帝(ぎょうてい)の時、一老人がこうして、世の太平無事を楽しむ歌をうたった故事から》太平を楽しむさま。
こぶく‐しゃ【子福者】
子どもの多い人。person blessed with many children
ごふく‐じゃく【呉服尺】
江戸時代中期ごろまで裁縫に用いられたものさしの一つ。1尺は曲(かね)尺の1尺2寸(約0.364m)。ごふくざし。
ごふく‐や【呉服屋】
織物のなかでも、とくに反物(たんもの)を売る店。また、売る人。江戸時代には、絹織物を扱う店だけを呉服屋とよんだ。
こ‐ぶくろ【小袋】
小さいふくろ。
小袋と小娘(こぶくろとこむすめ)
①小袋に意外と物が入るように、小娘を一人前にするには金がかかるものだ。
②小袋がほころびやすいように、小娘には悪い虫がつきやすい。
ごぶ‐ごぶ【五分五分】
互いに同じくらいであること。ごぶ。fifty-fifty〈用例〉実力は〜だ。
ご‐ぶさた【御無汰】(名・サ変自)
久しく訪問・通信をしないことのあいさつ語。
こぶし【拳】
指を握り固めたもの。げんこつ。fist〈用例〉〜を振り上げる。〜を固める。
こぶし【夷】
モクレン科の落葉高木。高さ7〜8m。葉は互生し、広卵形。春に、かおりのある白い六弁花をつける。実はにぎりこぶしに似る。つぼみは「辛夷(しんい)」といい、解毒(げどく)剤、材は器具・建築に、花は香水の原料などに利用。ヤマアララギ。
こ‐ぶし【小節】
日本音楽用語。
①謡曲(観世(かんぜ)流)で、1句の終わりの音などにつける装飾的な節まわし。
②民謡・歌謡曲などにおける装飾的な発声技巧、およびそれを用いた節まわし。
こ‐ぶし【古武士】
信義を重んじた、昔の武士。〈用例〉〜の風格がある。
こぶし‐あえ【粉節和え】
削り節を粉状にし、お浸しや、薄味で煮た材料を和えた料理。野菜・こんにゃくなどに使う。
こぶし‐が‐たけ【甲武信ケ岳】
埼玉・山梨・長野県境の山。標高2475m。千曲(ちくま)川と荒川の分水界・秩父(ちちぶ)多摩国立公園に含まれる。こぶしだけ。
こぶし‐がに【蟹】
円形で、半球状に隆起した甲をもつ、海生のコブシガニ科のカニ。甲長約3cm、甲幅約2.7cm。赤褐色の地に黄色の丸い斑点(はんてん)が3対縦(たて)に並ぶ。はさみ脚は著しく太くて大きい。東京湾以南の砂泥底にすむ。
こぶし‐だけ【甲武信岳】
→こぶしがたけ(甲武信ケ岳)
ごふしみ‐てんのう【後伏見天皇】
(1288-1336)第93代天皇(在位(1298-1301))。名は胤仁(たねひと)。伏見天皇の第1皇子。『後伏見院宸記(しんき)』はその日記。
こぶ‐じめ【昆布締(め)】
淡泊な材料に昆布のうま味や風味を加える調理法。白身の魚や貝類などに軽く塩をし、昆布の間にはさんで軽く押す。
ご‐ふしょう【御不承】
①相手の不承知の敬語。〈用例〉〜でしょうが。
②不承知であろうがなんとか承諾してほしい、と頼む語。〈用例〉〜願います。
ご‐ふじょう【御不浄】
《主として婦人が使う語》お手洗い。便所。はばかり。
こ‐ぶしん【小普請】
①小規模の修築。minor repairs
②江戸幕府の職名の一つ。老中(ろうじゅう)の支配下、3000石以下の非職の旗本(はたもと)・御家人(ごけにん)を編成したもの。
こぶ‐だい【鯛】
→カンダイの別名。
こぶち【打・機】
《「こうべうち」の転》鳥獣を捕るための罠(わな)。糸を引くと首が絞まる仕掛けや、鳥が餌(えさ)をついばむと絞まるものなど、種類が多い。
こぶちさわ【小淵沢】
〈町〉山梨県北西部の町。八ケ岳(やつがたけ)南麓(なんろく)の高冷地で、高原野菜・草花の栽培、酪農がさかん。小海線の起点。人口5582(1994)。
こぶ‐ちゃ【昆布茶】
良質の昆布を乾燥後に細かい粉末とし、食塩・砂糖などの調味料を配合した飲料。
こ‐ぶつ【古仏】
①古代の仏像。古い仏像。
②禅宗で、先徳や祖師など高僧への敬称。
こ‐ぶつ【古物】
①使い古した物。ふるもの。used thing〈対義〉新品。
②古くから伝わっている物。antique
こ‐ぶつ【個物】
①一つ一つのもの。individual article
②哲学で、感覚を通して認識される、具体的な一つ一つの事物。individual〈対義〉普遍。
③私物。private property
ご‐ぶつ【五仏】
密教の両界曼荼羅(まんだら)で、大日如来と四仏の総称。金剛界では大日・阿しゅく・宝生・阿弥陀(あみだ)・不空成就、胎蔵(たいぞう)界では大日・宝幢(ほうどう)・開敷華(かいふけ)王・無量寿・天鼓雷音(てんくらいおん)の5如来。
ご‐ぶつ【御物】
→ぎょぶつ(御物)
ご‐ぶつぜん【御仏前】
①みほとけの前。
②葬式・法事で、香典袋や供物などに書きそえる語。
コブデン【Richard Cobden】
(1804-65)イギリスの政治家。ブライトとともに穀物法反対運動で活躍し、1846年廃止に成功。国際協調、軍縮による平和維持を提唱。
コプト【Copt】
《「エジプト」を意味するアラビア語「キブト」の転》エジプトに住む古代エジプト人の子孫で、キリスト単性説を信じる人々。
こ‐ぶどう【古武道】
日本古来の武道の総称。現存するものとして、昭和10年(1935)創設の日本古武道振興会に属するものは剣術・居合(いあい)術など約40種。武芸。
こ‐ふどき【古風土記】
奈良・平安時代の風土記の総称。和銅(わどう)6年(713)および延長(えんちょう)3年(925)の勅(ちょく)によって、諸国の地名の由来・産物・伝承などを報告させて編んだもの。
コプト‐きょうかい【コプト教会】
エジプトのキリスト教会。キリスト単性説に立つ独特の民族教会。Coptic Church
コプト‐びじゅつ【コプト美術】
エジプトのキリスト教徒であるコプト人の美術。初期キリスト教美術の地方的な一分枝。3〜12世紀ごろまで、おもにエジプト内陸部の諸修道院を中心に行われた。盛期は5〜6世紀。古代エジプト文化の伝統に加え、ヘレニズム美術、イラン・シリアなどの東方(とうほう)初期キリスト教美術の要素を受けいれ、独自の美術を発展させた。とくに、染織品は「コプト裂(ぎ)れ」を生んだ。Coptic art
こ‐ぶとり【小太り・小肥り】(名・形動)
やや太っていること・さま。plump〈用例〉〜な体つき。
こぶとり【瘤取り】
昔話の一つ。正直なおじいさんが鬼や天狗(てんぐ)に瘤を取ってもらうが、それをまねた不正直な隣のおじいさんは逆に瘤を付けられるという話。瘤取りじいさん。
ご‐ふない【御府内】
江戸時代、江戸城を中心に、町奉行(ぶぎょう)支配下にあった区域。品川(しながわ)・四谷(よつや)・板橋(いたばし)・千住(せんじゅ)・本所(ほんじょ)・深川(ふかがわ)などを境界とする内側の地。
こぶな‐ぐさ【小鮒草】
イネ科の一年草。あぜや道ばたに多い。葉は狭卵形で、葉縁の下部に毛がある。秋に、白色か暗紫褐色の花穂を出す。「黄八丈」を染めるのに使う。ハチジョウカリヤス。
こ‐ぶね【小舟・小船】
小さなふね。
小舟に荷が勝つ(こぶねににがかつ)
自分の力以上の責任を負って、たえきれなくなることにいう。
こぶ‐はくちょう【瘤白鳥】
(くちばし)の基部に黒いこぶのあるハクチョウ。翼長約57cm。ヨーロッパやアジア西部にすみ、冬はそれらの南部や北アフリカに渡る。mute swan
こぶ‐まき【昆布巻(き)】
ゴボウ・小魚などを、昆布で巻いて煮しめた料理。かんぴょうで結ぶ。「喜ぶ」などと語呂を合わせ、縁起物として、正月料理に用いる。
こぶら【腓】
→こむら(腓)
コブラ【cobra】
コブラ科の毒ヘビ。頸部(けいぶ)の肋骨(ろっこつ)が長く、怒るとこれで頸部を頭巾(ずきん)状に広げて威嚇(いかく)する。全長約2mのインドコブラはインドに、全長約5.5mのキングコブラはインド・東南アジアに分布。
コプラ【copra】
ココヤシの胚乳(はいにゅう)を刻み、乾燥させたもの。これを圧搾(あっさく)してヤシ油を採取する。
ゴブラン‐おり【ゴブラン織(り)】
(つづ)れ織り壁掛けの一種。15世紀ごろ、パリのゴブラン一家が創製。おもに風景や生活群像を、写実的に精巧に綴った華麗な手織物。Gobelin tapestry
こ‐ぶり【小降り】
雨・雪などが弱く降ること。light rain〈対義〉大降り・本降り。〈用例〉〜になった雨。
こ‐ぶり【小振り】
〈対義〉大振り。
[一](名・サ変他)バットなどを小さく振ること。short swing〈用例〉〜でミートする。
[二](形動)他よりやや小さいさま。small〈用例〉〜の人形。
ゴブレット【goblet】
飲み物に用いるグラスの一種。タンブラー(いわゆるコップ)に脚と台をつけた形。ガラス製・陶製・金属製がある。
コブレンツ【Koblenz】
ドイツ南西部、モーゼル川とライン川の合流点にある商業都市。鉄道・水運の要地。ローマ時代以来の古都。人口10.9万(1992)。
こ‐ふん【古墳】
土を高く盛り上げた古代の墓。日本では主として3世紀から7世紀にかけて造られたものをいう。形状により前方後円墳・円墳・方墳・前方後方墳・上円下方墳などがある。
こ‐ぶん【子分】
〈対義〉親分。
①仮の親子関係での子。
②つき従う者。手下。配下。follower
こ‐ぶん【古文】
①昔の文章。
②江戸時代以前の文章。また、それを学ぶ高等学校の国語科の一分野。
③中国文字の書体名。篆書(てんしょ)として完成する以前の書体。
④中国の秦漢以前の文章。
ご‐ふん【胡粉】
絵画用の白色顔料。瀬戸内海産のイタボガキの殻を砕いて精製した日本独自の絵の具。室町時代以降に使用。
ご‐ぶん【誤聞】(名・サ変他)
まちがって聞くこと。また、その話。聞きあやまり。聞きちがい。mishearing
ご‐ぶんえい【呉文英】
(1200ごろ-60ごろ)中国、南宋(なんそう)の詞人。字(あざな)は君特。号は夢窓。詞をよくし詞風は華麗。詞集『夢窓甲乙丙丁稿』。
こぶん‐がく【古文学】
中国の秦(しん)以前の古文で書かれた儒教経典を研究する学問。前漢末に始まり後漢末に全盛。経書の訓詁(くんこ)学的研究に大きな功績を残した。
こ‐ぶんじ【古文辞】
中国で、明(みん)代の李攀竜(りはんりょう)、王世貞(おうせいてい)が提唱した文学の模範とするべき古典。文は『史記』を中心として秦(しん)漢またはそれ以前のもの、詩は漢魏(ぎ)および盛唐のものとされた。
こぶんじ‐がく【古文辞学】
日本で、近世中期に起こった古学の一つ。荻生徂徠(おぎゅうそらい)の提唱により、中国の古文辞派の学問を発展させたもの。服部南郭(はっとりなんかく)・太宰春台(だざいしゅんだい)らが代表的。
こふん‐じだい【古墳時代】
弥生(やよい)時代に続き3世紀後半から7世紀にかけて、前方後円墳を中心とした古墳が発達した時代をいう。大和朝廷を中心とする古代国家成立発展の時期にあたるとみる考えもある。
ごぶんしょう【御文章】
蓮如(れんにょ)が、門下の僧俗にあてて他力念仏の意味を平易に説いた書簡体の法語集。孫の円如の撰(せん)で、5帖(じょう)80通。本願寺派の呼称で、大谷派では「御文(おふみ)」という。五帖消息。
こぶんしんぽう【古文真宝】
中国、宋(そう)末元初の詩文選集。黄堅(こうけん)の編著とされる。20巻。前集10巻は古体詩を詩形により、後集10巻は文を文体により分類配列する。日本で広く流布した。
こふん‐ぶんか【古墳文化】
壮大な古墳が造られた時代の文化。弥生(やよい)文化に続いて奈良時代にわたる。