サトー【Ernest Mason Satow】
(1843-1929)幕末・明治前期のイギリス外交官。日本語に通じ、日本文化を理解・紹介するなど幕末動乱期の日英外交に貢献。著書『一外交官の見た明治維新』。
ザトーカイ【(株)ザ・トーカイ】
商業。LPガス・ガス機器販売会社。昭和25年(1950)設立。本社は静岡市常磐(ときわ)町。TOKAI。
さど‐おけさ【佐渡おけさ】
新潟県佐渡島の代表的な民謡。全国的に有名になった。元来は盆踊り唄(うた)。「おけさ」の一種。
さと‐おさ【里長】
→りちょう(里長)
さと‐おや【里親】
〈対義〉里子。
①他人の子供を預かり、親の代わりに育てる者。foster parent
②児童福祉法に基づいて、都道府県知事の認可を受け、家庭に恵まれない児童を預かり養育する者。
サドカイ‐は【サドカイ派】
紀元前2〜後1世紀ごろのユダヤ教の一派。保守的な貴族的祭司階級で、パリサイ派と対立。Sadducees
さと‐がえり【里帰り】(名・サ変自)
①他家に嫁いだ女性が、結婚後一定期間、一時的に実家に帰る風習。また、一般に嫁が実家にしばらく帰っていることをいう。
②奉公人が休暇で自宅へ帰ること。
さと‐かぐら【里神楽】
宮中以外で行われる神楽。近世以降は、とくに江戸の祭礼神楽をさし、仮面をかぶって行うものが多い。〈比較〉御神楽(みかぐら)
さど‐が‐しま【佐渡島】
新潟県の沖合いにある島。面積857.1km2。古来佐渡国として国府がおかれ、江戸時代は金山の島として繁栄。産業は稲作中心の農業と漁業が主。史跡・景勝に恵まれ、民謡『佐渡おけさ』は有名。さど。さどしま。
さと‐かた【里方】
嫁・婿・養子などの実家。その親類。bride's family
さと‐きまだらひかげ【里黄斑日陰蝶】
林やその周辺にいるジャノメチョウ。開張約6cm。成虫は樹液に集まる。幼虫の食草はタケ科のササ類。九州以北の日本全土に分布。
さど‐きんざん【佐渡金山】
佐渡相川(あいかわ)を中心とする金・銀鉱山。平安末期から砂金で知られていたが、文禄(ぶんろく)4年(1595)ごろ鉱山を発見。江戸幕府が直轄鉱山として金銀を採掘。
さと‐ご【里子】
〈対義〉里親。
①他家へ預けられて養育をされる子ども。foster child
②児童福祉法に基づいて里親に養育される、家庭に恵まれない児童。
さと‐ごころ【里心】
実家・ふるさとをなつかしむ心。homesickness
里心が付く(さとごころがつく)
郷里や実家に帰りたくなる。ホームシックにかかる。get homesick
さと‐ことば【里言葉・里詞】
=さとなまり。
①田舎のことば。くになまり。方言。dialect
②遊女のことば。遊里語。くるわことば。ありんすことば。
さと‐ざくら【里桜】
サクラの園芸品種の一群の総称。オオシマザクラを主体に改良選抜されたもので、人家の近くに植えられることから名がついた。イエザクラ。
さとし【諭し】
①諭すこと。教え。admonition
②神仏のお告げ。
さと・し【聡し】(形ク)
〈古語〉
→さとい(聡い)
さとしょう【里庄】
〈町〉岡山県南西部、笠岡(かさおか)市東隣の町。モモの産地。大原焼が特産。宅地化が進む。人口1万0776(1994)。
さどじょうわ【佐渡情話】
浪曲の題名。佐渡を舞台にした若い男女の恋物語。寿々木米若(すずきよねわか)の自作自演で一世を風靡(ふうび)した。
さと・す【諭す】(五他)
目下の者に事の理非をわかるように言い聞かせる。教え導く。admonish〈用例〉相手の非を〜。
さと‐だいり【里内裏】
平安京で宮城外におかれた皇居。貞元(じょうげん)元年(976)円融(えんゆう)天皇のとき皇居を焼失、藤原兼通(ふじわらのかねみち)邸を内裏としたことに始まる。白河(しらかわ)天皇以後、里内裏が普通になり、大内裏はすたれた。今内裏。
さと‐なまり【里訛り】
→さとことば(里言葉)
さど‐の‐くに【佐渡国】
旧国名。現在の新潟県佐渡島。北陸道の一国。「延喜式」では中国、3郡。国府・国分寺はともに佐渡郡真野(まの)町。明治元年(1868)佐渡県、同2年(1869)越後(えちご)府に編入されたが、間もなく再置。同4年(1871)相川(あいかわ)県と改称し、同9年(1876)新潟県に併合。佐州。佐渡。
さと‐ばら【里腹】
生家に帰った嫁などが、十分に食事をとること。
里腹三日(さとばらみっか)
里に帰って食事をとると、3日の間空腹を感じない、ということ。婚家での窮屈さや遠慮から、嫁や婿が解放されるさまにいう。
サドバリー【Sudbury】
カナダ中部、オンタリオ州南東部の鉱業都市。世界有数のニッケル鉱山がある。人口9.3万(1991)。サドベリー。
サドバリー‐こうざん【サドバリー鉱山】
(Sudbury)カナダ中部、ヒューロン湖北部の鉱山。世界有数のニッケル鉱の産地。銅も産出し、大製銅所がある。
さと‐びと【里人】
①里に住む人。同じ里の人。villager
→田舎者。rustic
③宮仕えしないで民間にいる人。〈対義〉宮人。
さど‐ぶぎょう【佐渡奉行】
江戸幕府の遠国奉行(おんごくぶぎょう)の一つ。慶長(けいちょう)6年(1601)佐渡相川(あいかわ)に奉行所を設置。主として金山・銀山の支配、北辺の警備を担当。
サドベアヌ【Mihail Sadoveanu】
(1880-1961)ルーマニアの小説家。辺地の自然と人間を写実的に描いた。作品『ジデリ兄弟』『狼(おおかみ)の浮島』など。
ザトペック【Emil Zátopek】
(1922-)チェコスロバキアの元陸上競技選手。ヘルシンキ‐オリンピックで5000m・1万m・マラソンの3種目に優勝し、人間機関車とよばれた。
サドベリー【Sudbury】
→サドバリー
さと‐へん【里偏】
漢字を組み立てている部分の名。「野」などの「里」。
サド‐マゾ
《和製語。「サディズム」と「マゾヒズム」からの造語》性の倒錯。SM。
さとみ【里美】
〈村〉茨城県北端、福島県に接する村。林業が主体で、良質の建築材を産出。畜産も行われる。人口4818(1994)。
さとみ‐かつぞう【里見勝蔵】
(1895-1981)洋画家。京都生まれ。東京美術学校卒。フォービスムの日本移植に功績を残す。作品『女』など。
さとみ‐とん【里見閒】
(1888-1983)小説家。本名、山内英夫(やまうちひでお)。横浜生まれ。有島武郎(ありしまたけお)・生馬(いくま)の弟。『白樺(しらかば)』同人。『人間』創刊。昭和34年(1959)文化勲章受章。作品『多情仏心』『極楽とんぼ』など。
さとみはっけんでん【里見八犬伝】
→南総(なんそう)里見八犬伝』の略称。
さと‐みや【里宮】
山麓(さんろく)の村里近くに祭られ、山宮(やまみや)を本殿としてもつ神社。参拝者のために設けられ、祭りには山中の神霊を迎える祭場ともなる。
さとむら‐じょうは【里村巴】
→じょうは(紹巴)
さと‐めぐり【里回】
→アオダイショウの異名。
さどやひこよねやま‐こくていこうえん【佐渡米山国定公園】
新潟県、佐渡島と弥彦山を中心とする国定公園。昭和25年(1950)指定。
さと‐やま【里山】
人里近くにある山。
さと‐ゆき【里雪】
平野部を中心に降る雪。人口密集地に降るので影響が大きい。〈対義〉山雪。
さとり【悟り・覚り】
①物事の道理をはっきり知ること。気づくこと。enlightenment〈用例〉〜が早い。
②《仏教語》迷いを離れた究極的な認識の世界。
悟りを開く(さとりをひらく)
迷いがとけて、真理に通ずる。
さとり‐すま・す【悟り澄ます】(五自)
悟りきる。また、迷いからすっかり脱したというようすをする。attain complete enlightenment〈用例〉〜・した顔。
さと・る【悟る・覚る】(五自)
①迷い・執着などを去って真理を知る。attain spiritual enlightenment
②表面に表れない事柄をおしはかって知る。感づく。perceive〈用例〉相手に〜・られてしまった。
③自分自身のある事に感づく。運命として受け入れる。be aware of〈用例〉死期を〜。
サドル【saddle】
自転車などの腰掛け台。
サトレジ‐がわ【サトレジ川】
(Sutlej)南アジア、インダス川の支流パンジャブ5河の一つ。チベット高原に発し、インド北部からパキスタンを西に流れる。灌漑(かんがい)用の大きなダムがある。長さ1400km。
さと‐わ【里回・里曲】
里のあたり。里の中。
さどわら【佐土原】
〈町〉宮崎県中部、宮崎市北隣の町。旧城下町。スイカなどの促成栽培がさかん。特産に佐土原人形がある。人口3万2232(1994)。
サドン‐デス【sudden death】
《突然の死、の意》
①アメリカンフットボールなどの、延長戦の方式の一つ。先に得点したチームが勝ちとなる。
②ゴルフのプレーオフで、延長1ホールずつで勝敗を決定する方式。
サナー【Sanaa】
→サヌア
さ‐なえ【早苗】
苗代(なわしろ)から田に移し植えるころの、イネの若い苗。
さなえ‐うた【早苗歌】
→田植え歌
さなえ‐どり【早苗鳥】
→ホトトギスの異名。
さなえ‐とんぼ【早苗蛉】
サナエトンボ科の昆虫の総称。体は黒地に黄緑色の斑紋(はんもん)がある。初夏に出現。コオニヤンマ・ミヤマサナエ・コサナエなど。日本全土に分布。
さ‐なか【最中】
→さいちゅう。in the midst (of)
さ‐ながら【宛ら】
[一](副)
①《名詞に付いて》そっくりそのまま。just like〈用例〉本番〜の避難訓練。
②まるで。ちょうど。あたかも。as if〈用例〉〜絵のようだ。
③{古語}
(ア)すっかり。全部。〈用例〉七珍万宝〜灰燼(くわいじん)となりにき(方丈記)。
(イ)《下に打ち消しをともなって》まったく。全然。〈用例〉ことば、よその聞きに従ひて、〜心にあらず(徒然・75)。
〈古語〉
[二](接続)とはいうものの。そうはいうものの。〈用例〉食ひにげ大尽にあふこと多し。〜それとて乞(こ)ひがたく(世間胸算用)。
さなぎ【蛹】
完全変態をする昆虫の発育過程で、幼虫期と成虫期をつなぐ特殊な段階。摂食・移動をしないので外見上休止の状態だが、内部で、成虫の器官がつくられる。pupa
さなぎ‐たけ【茸】
子嚢(しのう)菌類バッカクキン科のキノコ。冬虫夏草(とうちゅうかそう)の一種。チョウの蛹に寄生する。高さ1〜6cmの棍棒(こんぼう)状、橙黄(とうこう)色。世界中に分布。
さ‐なき‐だに【然無きだに】(連語)
〈文語的〉
そうでなくてさえ。
さ‐なく‐ば【然無くば】(連語)
〈文語的〉
そうでなければ。
さなげ‐やま【猿投山】
愛知県中部、瀬戸(せと)市南東境にある山。標高629m。山麓(さんろく)は陶土の産地。
さなげ‐よう【猿投窯】
愛知県中部の猿投山を中心とする古窯群。古墳時代後期の須恵器(すえき)の生産に始まり、鎌倉(かまくら)時代末に消滅。多種多様の器形がある。
さなごうち【佐内】
〈村〉徳島県東部、徳島市南西隣の村。ミカン・スダチ・シイタケ栽培がさかん。人口3437(1994)。
さな‐だ【真田】
①「→真田紐(さなだひも)」の略。
②さなだひものように編んだもの。
さなだ【真田】
〈町〉長野県北東部、上田市北東隣の町。戦国時代の武将真田氏の発祥の地。高原野菜産地。人口1万1484(1994)。
さなだ‐じゅうゆうし【真田十勇士】
安土(あづち)桃山時代、真田幸村(さなだゆきむら)の家臣で大坂冬の陣・夏の陣で活躍したという10人の勇士。江戸中期に書かれた『真田三代記』を参考に、明治末・大正時代に成立。猿飛佐助(さるとびさすけ)・霧隠才蔵(きりがくれさいぞう)・三好清海入道(みよしせいかいにゅうどう)・三好伊三(いさ)入道・由利鎌之助(ゆりかまのすけ)・筧(かけい)十造・海野(うんの)六郎・望月(もちづき)六郎・穴山小助(あなやまこすけ)・根津甚八(ねづじんぱち)
さなだ‐ひも【真田紐】
《武将真田昌幸(さなだまさゆき)が刀の柄(つか)を巻いたことからの名という》太い木綿糸で、平たく組んだひも。古くは漢より渡来した技法で、織物にしたのが真田帯。帽子や造花の材料に使われる。
さなだ‐まさゆき【真田幸】
(1545-1611)安土(あづち)桃山時代の武将。信濃(しなの)上田城主。幸村(ゆきむら)の父。はじめ武田信玄(たけだしんげん)に仕え、のち徳川家康(とくがわいえやす)・豊臣秀吉(とよとみひでよし)に仕える。関ケ原(せきがはら)の戦いでは西軍につき、戦後高野山に追放される。
さなだ‐むし【真田虫・条虫】
扁形(へんけい)動物の条虫類の俗称。体は1個の頭節と数個ないし数千個の片節からなり、長さ数センチメートル〜数メートルの平たいひも状。脊椎(せきつい)動物の腸内に寄生。tapeworm
さなだ‐ゆきむら【真田幸村】
(1567-1615)安土(あづち)桃山時代の武将。上田(うえだ)城主昌幸(まさゆき)の二男。豊臣秀吉(とよとみひでよし)に仕え、大坂の陣では豊臣方に属し戦死。
ザナック【Darryl Zanuck】
(1902-79)アメリカの映画製作者。作品『わが谷は緑なりき』『史上最大の作戦』など。
サナトリウム【sanatorium】
結核、種々の神経病などを治療する療養所。郊外に設けられ、清浄な空気、日光、静寂な環境を利用して治療する。
さな‐ぶり【饗】
→さのぼり(早上り)
さなぶり‐しんじ【饗神事】
田植えの終了後に行われる、田の神を送る神事。神が植え付けの終わりを見届けて、天に昇り帰るものとされる。
さ‐なり【然なり】(連語)
〈古語〉
《副詞「さ」に断定の助動詞「なり」の付いたもの》そうだ。それだ。〈用例〉さならでも、おのづから、げに後に思へば(源氏・帚木)。
ざ‐なり(連語)
〈古語〉
《打ち消しの助動詞「ず」の連体形に、伝聞・推定の助動詞「なり」が付いた「ざるなり」の音便形「ざんなり」の「ん」を表記しない形。未然形に付く》…ないようだ。…ないそうだ。〈用例〉かたはらなる所に、先追ふ車とまりて、「荻(をぎ)の葉、荻の葉」と呼ばすれど答へ〜(更級)。
さ‐に‐あらず【然に非ず】(連語)
〈文語的〉
そうではない。
サニー‐レタス【sunny lettuce】
広葉でやわらかく、紅色がかったちりめん状のレタス。
サニタリー【sanitary】
《接頭的》衛生的、の意。〈用例〉〜コーナー。〜ユニット。
さに‐つらう
[枕ことば]《赤く照り輝いて美しい意から》「色・君・ひも・妹(いも)」などにかかる。〈用例〉〜妹(いも)を思ふと霞(かすみ)立つ春日も暗(くれ)に恋ひわたるかも(万葉・10.1911)。
さ‐にわ【さ庭】
神道で、託宣を取り次ぐ人。神懸かりの席で神霊が乗り移る尸童(よりまし)に対座し、その内容の真偽の判断や、ついた神の位階を定める者。
サヌア【San‘ā】
中東、イエメンの首都。標高2400mにある。外港ホデイダがある。人口50万(1990)。サナア。
さぬき【讃岐】
→さぬきのくに(讃岐国)
さぬき‐がん【讃岐岩】
瀬戸内地方に産出する黒色緻密(ちみつ)な安山岩。ガラス質石基の中に斜方輝石の斑晶(はんしょう)を含む。岩片をたたくと、響きのよい音がする。かんかん石。サヌカイト。sanukite
さぬき‐さんみゃく【讃岐山脈】
徳島・香川両県の境をなす山脈。最高峰は竜王山1060m。
さぬき‐の‐くに【讃岐国】
旧国名。現在の香川県。南海道の一国。「延喜式」では上国、11郡。国府は坂出(さかいで)市府中(ふちゅう)町、国分寺は綾歌(あやうた)郡国分寺町。明治4年(1871)廃藩置県により香川県。同6年(1873)名東(みょうどう)県に併合、同8年(1875)再置、同9年(1876)愛媛県に併合、同21年(1888)香川県。讃州(さんしゅう)。讃岐。
さぬきのすけのにっき【讃岐侍日記】
平安後期の日記。2巻。著者は讃岐典侍(本名藤原長子)。堀河(ほりかわ)天皇追慕の記。天皇の発病から崩御まで、幼帝鳥羽(とば)天皇に奉仕したことを記す。
さぬき‐へいや【讃岐平野】
香川県北半の平野。瀬戸内型寡雨(かう)気候のため2万近い溜池(ためいけ)がつくられた。現在は吉野(よしの)川からの香川用水により水不足は解消。
さね【札】
鉄またはなめし革で作った小さい板。よろい・かぶとの材料。
さ‐ね【実・核】
①根本の物。nucleus
②果実の核(かく)。stone
→陰核。clitoris
④壁の下地。undercoat of the wall
⑤板をつなぎ合わせるとき、他方の板の溝にはめ込むようにつくった突起部。tongue
さね‐かずら【葛・葛】
マツブサ科のつる性常緑低木。関東以西の山地にはえ、庭木にもする。葉は楕円(だえん)形で光沢があり、夏に黄白色の花を開く。秋赤い実がなる。茎の粘液を古くは整髪に用いたことから、美男(びなん)葛ともいう。
さね‐さし
[枕ことば]《語義未詳》「相模(さがむ)(さがみ)」にかかる。〈用例〉〜相武(さがむ)の小野(をの)に燃ゆる火の火中(ほなか)に立ちて問ひし君はも(古事記・中)。
さねぶと‐なつめ【核太棗】
クロウメモドキ科の落葉小高木。栽培ナツメの原種。枝に長いとげをもち、葉は長卵形。果実は小さく、果肉は少ない。核中の種子は「酸棗仁(さんそうにん)」とよび、漢方薬。中国原産と推定される。サネブト。
さねもり‐おくり【実盛送り】
農作物の害虫を追い払う虫送りの行事の一つ。わらで作った実盛人形を、鉦(かね)や太鼓をたたき、川や村境まで送り出すもの。昔、平家の武将斎藤(さいとう)実盛が、稲につまずいたために討たれて、稲虫になったという伝説から。
さの【佐野】
〈市〉栃木県南西部の市。旧宿場町。機業地として発達した工業都市で、機械工業なども進出。人口8万4225(1994)。
さ‐のう【砂嚢】
①砂を入れた布袋。堤防の補強などに使う。sandbag
②鳥類の前胃に続く厚い筋肉層をもつ胃。中に砂粒があり、食物を機械的に破砕する。砂肝(すなぎも)。すなぶくろ。gizzard
さ‐のつどり【さ野つ鳥】
〈古語〉
《「さ」は接頭語》
①野にすむ鳥。〈用例〉我を思へか〜来鳴き翔(かけ)らふ(万葉・16・3791)。
②[枕ことば]「きぎし(キジの古名)」にかかる。〈用例〉青山(あをやま)にぬえは鳴きぬ〜雉(きぎし)は響(とよ)む庭つ鳥鶏(かけ)は鳴く(古事記・上)。
さの‐つねたみ【佐野常民】
(1822-1902)政治家・社会事業家。佐賀の人。大蔵卿(おおくらきょう)・元老院議長・枢密顧問官などを歴任。西南戦争にさいして博愛社(のちの日本赤十字社)を創立し、敵味方の区別なく救護した。
さの‐つねひこ【佐野彦】
(1834-1906)宗教家。神理教教祖。豊前(ぶぜん)の人。国学・神道・医学を学び、明治13年(1880)神理教会を小倉に設立、のち神道の一派として独立、初代管長に就任。
さの‐としかた【佐野器】
(1880-1956)建築家。山形県生まれ。東大卒。東大教授。鉄骨・鉄筋コンクリートの耐震構造学を研究、防災建築学を創始。日本の建築の耐震化に尽力、日本最初の鉄骨構造建築、日本橋丸善(まるぜん)を設計する。
さののちがみ‐の‐おとめ【狭野茅上子】
(?-?)奈良中期の歌人。茅上は弟上(おとかみ)かともいう。下級女官。『万葉集』中に中臣宅守(なかとみのやかもり)との贈答歌23首を残す。
さ‐のぼり【早上り】
田植えの終わりに田の神を送る祭り。転じて、田植えしまいの祝い、農事の休みの日をいう。さなぶり。さなぼり。〈対義〉早下(さお)り。
さの‐まなぶ【佐野学】
(1892-1953)社会運動家。大分県生まれ。日本共産党の創立に参加。同党中央委員長ののち、昭和8年(1933)獄中で転向を声明。
さ‐のみ【然のみ】(連語)
〈古語〉
《副詞「さ」に副助詞「のみ」の付いたもの》
①むやみと。〈用例〉よき人は、知りたることとて〜知り顔にやは言ふ(徒然・79)。
②《下に打ち消しの語をともなって》たいして。さほど。〈用例〉仏神の奇特、権者の伝記、〜信ぜざるべきにもあらず(徒然・73)。
さの‐よう【佐野洋】
(1928-)小説家。本名、丸山一郎。東京生まれ。東大卒。都会的感覚と軽快な作風で推理小説界に新風を吹きこむ。作品『一本の鉛』『華麗なる醜聞(しゅうぶん)』など。