し‐ぼく【四木】
生活上有用なチャ・クワ・ウルシ・コウゾの4種の木。江戸時代、重視された。しもく。
し‐ぼく【司牧】
カトリック・英国国教会で、聖職者の職務。プロテスタントでは牧会。cure of souls
し‐ぼち【意】
《「しんぼち」の「ん」が表記されない形》→しんぼち(新発意)
し‐ぼつ【死没・死歿】(名・サ変自)
人が、死ぬこと。死亡。death
し‐ほっかい【四法界】
《仏教語》華厳(けごん)宗で、この世を説明する基本的な思想の4つの立場。差別の現象界すなわち事法界、無差別の真理の境界すなわち理法界、理と事の融合した一体不二の世界すなわち理事無礙(むげ)法界、事物がたがいに融合して不可分の世界すなわち事々無礙法界の総称。四種法界。
じ‐ほっきょく【磁北極】
地球磁場の磁力線の一方の極。北緯78.6度、西経70.1度にある。magnetic north pole
シホテアリン‐さんみゃく【シホテアリン山脈】
(Sikhote-Alin khrebet)ロシア東部、日本海北東岸沿いに連なる山脈。最高峰タルドキ‐ヤニ山は標高2078m。
じぼ‐ひょう【字母表】
字母を重複することなく一定の順序に並べた表。五十音図・アルファベット・千字文など。
しぼ・む【萎む・凋む】(五自)
しなびる。しおれる。なえる。wither〈用例〉花が〜。夢が〜。
しぼり【絞り】
①絞ること。squeeze
②手ぬぐいやタオルを湯や水にひたして絞ったもの。おしぼり。wet hand towel
③「→絞り染め」の略。
④花びらなどのまだらになったもの。dapple
⑤光学器械で、レンズを通る光量を調節する装置、または、その調節目盛り。diaphragm
しぼり【搾り】
搾ること。〈用例〉乳(ちち)〜。
しぼり‐あ・げる【絞り上げる】(下一他)
①完全に絞る。squeeze up〈用例〉洗濯物を〜。
②苦しい声を張り上げる。strain one's voice〈用例〉うめき声を〜。
③ひどく責める。scold severely〈用例〉いたずらっ子を〜。
④巻き上げる。せびり取る。squeeze〈用例〉金を〜。
しぼり‐かこう【絞り加工】
平らな金属板から筒形をつくる加工法。片面をダイス(型)で支え、他の面から押し入れるようにして絞る。
しぼり‐ぞめ【絞り染(め)】
糸や板などで布地を部分的に締めつけて防染し、模様を表す染色。纐纈(こうけち)。くくり染め。しぼり。tie-dyeing
しぼり‐だし【絞り出し】
チューブの一端をおして口から中身を出すもの。絵の具・練り歯磨きなどの、細長い容器。tube
しぼりだし‐ぶくろ【絞り出し袋】
中に入れた生クリームなどを絞るために、厚手の布や紙で三角形に作った調理器具。口金をつけて使う。
しぼり‐だ・す【絞り出す】(五他)
①強くおして中身を出す。squeeze〈用例〉チューブから絵の具を〜。
②無理をしてなんとか出す。force out〈用例〉無い知恵を〜。
しぼり‐と・る【搾り取る】(五他)
①しぼって取る。squeeze
②取れるだけ取る。搾取する。exploit〈用例〉小作料を〜。
*しぼ・る【絞る】(五他)
①強くおし、また、ねじって水気を出す。squeeze; wring〈用例〉タオルを〜。
②広がっているものを片方に寄せてくくる。gather〈用例〉幕を〜。
③無理に出す。strain〈用例〉知恵を〜。声を〜。
④絞り染めをする。tie-dye
⑤レンズの絞りを小さくする。stop down
⑥スピーカーなどの音量を小さくする。〈用例〉ステレオの音を〜。
⑦対象になる人や事柄の範囲をせばめる。限定する。narrow down〈用例〉問題を〜。目標を〜。
*しぼ・る【搾る】(五他)
①強くおしたりして、液を出す。squeeze〈用例〉乳を〜。油を〜。
②巻き上げる。搾取する。squeeze〈用例〉税金を〜。
③きつくしかる。また、注意をする。scold severely〈用例〉先生に〜・られる。
しほろ【士幌】
〈町〉北海道、十勝(とかち)平野北部の町。ジャガイモ・テンサイなどの畑作が主体。人口7138(1994)。
し‐ほん【紙本】
紙に書かれた書画・文書など。〈対義〉絹本(けんぽん)
し‐ほん【資本】
①利潤をうむもとになる金銭。元手(もとで)。capital
②事業の成立・維持に要する基金。capital
③土地・労働とともに生産の3要素の一つ。新たな営利のために使用する過去の生産物。capital
④企業の資産総額。capital
しほん‐か【資本家】
生産手段の所有者であり、労働者を使用して商品・サービスを生産し、利潤を得る人。ブルジョア。capitalist〈対義〉労働者。
しほん‐かいてんりつ【資本回転率】
年間売上高と資本との比率。資本利用の有効性を示す指標。capital turnover ratio
しほんか‐かいきゅう【資本家階級】
階級としてみたときの資本家。ブルジョアジー。capitalist class〈対義〉労働者階級。
しほん‐かんげん【資本還元】
株式・債券などから定期的に入る配当・利子や地代などからの予想収益を、市場利子率で割って擬制資本を算出する手続き。資本化。capitalization
しほん‐かんじょう【資本勘定】
簿記で、資本に属する諸勘定の総称。資本金・法定準備金・剰余金などが含まれる。capital account
しほん‐きん【資本金】
資本主義における営利企業の基礎資金。また一般に、もとで。capital
しほん‐けいすう【資本係数】
生産物1単位を得るのに必要な最小の資本量。技術水準に依存する。capital coefficient
しほん‐こうせい【資本構成】
企業の自己資本と借入資本との構成比。財務安定性を示す指標の一つ。capital structure
しほん‐コスト【資本コスト】
企業の資金調達にかかる費用。株式配当金・負債の利息など。cost of capital
しほん‐ざい【資本財】
→せいさんざい(生産財)
しほんざい‐さんぎょう【資本財産業】
生産機械や原料などの生産手段を生みだす産業。消費財産業に比較して需要変動が激しい。capital goods industry
しほん‐じゆうか【資本自由化】
→しほんとりひきのじゆうか(資本取引の自由化)
しほん‐しゅうし【資本収支】
一国に生じた対外的な資金の流出入を、一定期間について記録したもの。経常収支とともに国際収支を構成する。balance of capital account
しほん‐しゅうせき【資本集積】
→しほんちくせき(資本蓄積)
しほん‐しゅうちゅう【資本集中】
資本が特定の企業や個人に集中すること。財閥形成がこの例。capital centralization
しほんしゅうやくがた‐さんぎょう【資本集約型産業】
大規模な資本設備をつかう産業。石油精製工業などの重化学工業をはじめ大企業に多い。労働節約型産業。capital-intensive industry〈対義〉労働集約型産業。
しほん‐しゅぎ【資本主義】
生産手段が私的に所有され、商品生産が支配的な社会的生産様式。利潤の追求を経済活動の第一目的とする。capitalism
しほんしゅぎ‐けいざい【資本主義経済】
企業の利潤追求のための経済活動により生産と分配が行われる経済体制。私有財産制と資本家・労働者の2階級の存在を基礎とし、無政府的生産、景気変動、価格機構による自動調整などが特徴。capitalistic economy〈対義〉社会主義経済。
しほんしゅぎ‐こく【資本主義国】
生産手段を資本家が所有し、利潤追求のための自由競争を経済・社会的な基礎とする国家。capitalist country
しほん‐じゅんびきん【資本準備金】
法定準備金の一つ。株主の出資額の一部などからなり、資本に準ずる性格がある。capital reserve〈比較〉利益準備金。
しほん‐じょうよきん【資本剰余金】
企業会計上、公募株式の払い込みなどの資本取引によって生じた剰余金。capital surplus〈比較〉利益剰余金。
しほん‐そうびりつ【資本装備率】
労働者1人当たりの資本額。資本量の労働量に対する比率。重化学工業では高く軽工業では低い。資本集約度。capital equipment ratio
しほん‐ちくせき【資本蓄積】
資本が生みだした剰余価値を資本に追加して生産規模を拡大し、絶えずより多くの剰余価値を求めること。資本形成。資本集積。capital accumulation
しほん‐ちょうたつ【資本調達】
企業経営を行うのに必要な資金を獲得すること。長期と短期に分かれる。資金調達。financing
しほん‐とうひ【資本逃避】
通貨価値の下落、為替管理の強化や政治不安があるとき、自国通貨資金を安全な国の通貨に切り替えて不利益を避けること。capital flight
しほんとけいえい‐の‐ぶんり【資本と経営の分離】
資本所有者と経営者が別個の人格に機能分化すること。株式会社制度発展の必然的帰結。所有と経営の分離。separation between capital and administration
しほん‐とりひき【資本取引】
①企業の資本金や資本剰余金を増減させるような取り引き。capital transaction〈対義〉損益取引。
②国際間取引のうち、有価証券の売買や資本の投下・貸借を中心とした取り引き。capital transaction
しほんとりひき‐の‐じゆうか【資本取引の自由化】
国と国との間での有価証券売買や資本貸借などを自由化すること。日本はOECD加盟を機に昭和42年(1967)以降段階的に進め、同48年(1973)にほぼ達成。資本自由化。liberalization of capital transactions
しほん‐の‐ゆうきてきこうせい【資本の有機的構成】
可変資本に対する不変資本の比率。organic composition of capital
しほん‐ばしら【四本柱】
相撲の土俵の屋根を支える4本の柱。北東隅の柱は青で季節の春と四神(ししん)の青竜(せいりゅう)を、東南隅は赤で夏と朱雀(すざく)を、南西隅は白で秋と白虎(びゃっこ)を、西北隅は黒で冬と玄武(げんぶ)を表す。昭和27年(1952)秋場所以後、取り払われ、つり屋根にそれぞれの色の房を下げたものになった。〈参照〉四房。
しほん‐ゆしゅつ【資本輸出】
国内の過剰資本が、より大きな利潤を求めて対外投資されること。貸付資本の輸出など。多国籍企業もその展開の一つ。capital export
しほん‐りえきりつ【資本利益率】
期間利益に対する投下資本の平均有り高の比率。資本の収益性を示す指標。return on investment ratio
しほんろん【資本論】
《原題Das Kapital, Kritik der Politischen Ökonomie(ドイツ)》マルクスの主著。1867年第1巻刊行。資本主義社会の経済的運動法則を批判的に解明し、科学的社会主義に基礎を与えた。
*しま【島】
[一]
①周囲を海・湖などの水域で完全に囲まれた陸地。最小の大陸であるオーストラリアよりも小さいものをいう。island
②1区画をなした狭い土地。narrow strip of land
③泉水・築山(つきやま)などが設けられている庭。
④頼れるもの。手がかり。〈用例〉取りつく〜がない。
⑤勢力範囲。縄張り。〈用例〉〜を荒らす。
⑥海を隔てた流刑の地。〈用例〉〜流し。
[二]堀田清美(ほったきよみ)作の戯曲。職場出身作家による戦後代表作。昭和32年(1957)劇団民芸初演。広島被爆者の若い中学校教師が主人公。
しま【縞】
①布地に色違いの筋を並列させた織物。また、そのような模様。ストライプ。stripe〈用例〉〜のシャツ。
②平行した筋がある模様。stripe
③光の回折・干渉で生じる模様。fringe
し‐ま【死魔】
死という魔物。死に神。
し‐ま【詩魔】
詩作にふけらせる、不思議な力。
シマ【sima】
大陸地殻の下部や海洋底の地殻を構成している物質の総称。珪素(けいそ)(シリコン)とマグネシウムに富むことからの名。地殻下層部。〈対義〉シアル。
しま【志摩】
→しまのくに(志摩国)
しま【志摩】
〈町〉三重県、志摩半島南端の町。英虞(あご)湾の真珠養殖が主で、海女(あま)漁業でも知られる。人口1万6199(1994)。
しま【志摩】
〈町〉福岡県北西部、糸島(いとしま)半島の町。姫島を含む。花卉(かき)やミカンの栽培がさかん。名勝芥屋ノ大門(けやのおおと)がある。人口1万7053(1994)。
しま‐あい【縞合(い)】
しまの色や、間隔の具合から受ける感じ。
しま‐あおじ【島雀】
ホオジロ科の小鳥。翼長約7.5cm。背面が茶色、胸面が黄色。北海道の草原に夏鳥として渡来。ユーラシア中部に分布。yellow-breasted bunting
しま‐あじ【鰺】
沿岸の岩礁地帯に群棲(ぐんせい)するアジ科の海水魚。全長約1m。背側が青く、腹側は銀白色。体側中央を1本の金色の線が走る。高級魚で夏がとくに美味。南日本からインド洋に分布。コセアジ。
し‐まい【仕舞(い)・終い】
①おわり。最後。end〈用例〉〜まで読む。
②やめること。休止。close〈用例〉今日はこれで〜にしよう。
③売り切れ。sold out〈用例〉ランチはこれでお〜です。
④かたづけ。put in order
し‐まい【仕舞】
能の略式の舞。能の主要な部分を抜粋し、シテ1人が面も装束(しょうぞく)もつけずに紋服袴(もんぷくはかま)で地謡だけで舞う。
し‐まい【姉妹】
①あねといもうと。sisters〈対義〉兄弟。
②同じ系統で互いに類似点をもつもの。sister〈用例〉〜艦。〜店。
じ‐まい【地米】
その土地で生産された米。
じ‐まい【仕舞(い)・終い】(接尾)
①《名詞に付いて》それを終えること、やめることの意を表す。〈用例〉店〜。
②《「…ずじまい」の形で》…せずに終わってしまうことの意を表す。〈用例〉とうとう行かず〜になった。
しま‐いさき【伊佐木】
シマイサキ科の海水魚。全長約25cm。灰青色の体側を4本の黒色縦帯が走り、イサキに似る。食用。本州中部以南に分布。鰾(ふえ)(浮き袋)を収縮させ発音するので、ウタウタイとよばれる。シマイサギ。
しまい‐そうしつ【島井宗室】
(1539-1615)安土(あづち)桃山時代・江戸初期の博多(はかた)の豪商。茶人。対明(みん)・朝鮮貿易で巨利を獲得。
しまい‐とし【姉妹都市】
都市が主として外国の都市と特別な親善関係を結んだ場合の相互の都市。文化・物・人の交流などがおもな目的。sister city
しまい‐ぶろ【仕舞(い)風呂】
一番最後に、湯を抜くころになって入る風呂。仕舞い湯。
しまい‐へん【姉妹編】
小説や映画などで、前の作品と関連し、類似する作品。sequel
*し‐ま・う【仕舞う・終う】
[一](五他)
①おえる。おわらせる。finish〈用例〉きょうの仕事を〜。
②使った物や出してある物をかたづけ納める。put in order〈用例〉道具を〜。
③事業や商売などをやめる。たたむ。close〈用例〉店を〜。
[二](補動)《「…てしまう」の形で》
①動作が完了する。finish〈用例〉書いて〜・おう。
②そのつもりでなく、あることが起こる。〈用例〉落として〜・った。忘れて〜。
じま・う(連語)
《俗語。接続助詞「で」に補助動詞「しまう」が付いた「でしまう」の転》…してしまう。〈用例〉飲ん〜。
しま‐うしのした【縞牛の魚】
ササウシノシタ科の海水魚。全長30cm。浅海底にすむ。体は扁平(へんぺい)で楕円(だえん)形。近接した2つの眼は体の右側にある。眼のある表側は黄褐色で12本の黒褐色の縞(しま)がある。かまぼこの原料。本州中部以南に分布。ツルマキ。
しま‐うちゅう【島宇宙】
太陽系が属する銀河系とほぼ同格の恒星の大集団。小宇宙。銀河。island universe
しま‐うま【縞馬・斑馬】
全身に黒と白のしま模様のあるウマ科の哺乳(ほにゅう)類。体高1.2〜1.4m。草原に群棲(ぐんせい)する。植物食性。サハラ以南のアフリカに4種が分布。ゼブラ。zebra
じ‐まえ【自前】
①費用を全部自分でまかなうこと。at one's own expense
②芸者などが独立して営業すること。
しま‐おくそく【揣摩憶測・揣摩臆測】(名・サ変他)
形勢・事情をいいかげんにおしはかること。当て推量。mere conjectures; guesswork
しまお‐としお【島尾敏雄】
(1917-86)小説家。神奈川県生まれ。九大卒。死や不安を超現実的な場を設定して描く。昭和60年(1985)『魚雷艇学生』で第38回野間文芸賞受賞。作品『われ深きふちより』『死の棘(とげ)』など。
しま‐おりもの【縞織物】
しま模様を織り出した織物。
しま‐おんせん【四万温泉】
群馬県北西部、中之条(なかのじょう)町にある温泉。四万川の渓流に沿い、豊かな自然に恵まれる保養地。
しま‐か【縞蚊】
カ科の昆虫。体長5mm内外。黒い胸背に縦の白条がある。昼行性で、やぶや木陰にすむ。吸血性で、デング熱や黄熱(おうねつ)病の病原体を媒介する種もある。世界的に分布。ヤブカ。
しま‐がくれ【島隠れ】
島の陰にかくれること。〈用例〉〜に行く船。
しま‐かげ【島陰】
①島に隠れて見えない所。the lee of an island
②島の陰の部分。the back of an island
しま‐かげ【島影】
島の姿。silhouette of island〈用例〉〜をみとめる。
しま‐がつお【鰹】
シマガツオ科の黒っぽくて平たい海水魚。全長約50cm。肉は白身で食用。日本全土のほか全世界に分布。俗称エチオピア。pomfret
しまがはら【島ケ原】
〈村〉三重県西部、上野(うえの)市西隣の村。石材・耐火粘土を産し、伊賀焼(いがやき)・瓦(かわら)が特産。人口2978(1994)。
しま‐がら【縞柄】
しまの模様。洋服地では、しま幅によってチョーク・ペンシルなど、和服地では、千筋・万筋・桟留(さんとめ)縞・やたら縞・弁慶縞などの種類がある。striped pattern
し‐まき【風巻】
風が激しく吹きまくること。また、その風。〈用例〉雪〜。
しまき‐あかひこ【島木赤彦】
(1876-1926)歌人。本名、久保田俊彦(くぼたとしひこ)。長野県生まれ。長野師範卒。伊藤左千夫(いとうさちお)に師事。『アララギ』を編集。写生に基づく幽寂な歌境を示し、鍛練道を説いた。歌集『太きょ(たいきょ)集』『柿蔭(しいん)集』、歌論『歌道小見』など。
しまき‐けんさく【島木健作】
(1903-45)小説家。本名、朝倉菊雄(あさくらきくお)。札幌生まれ。東北大中退。農民運動に参加後、求道(ぐどう)的な転向小説を書く。作品『生活の探求』『赤蛙(あかがえる)』など。
じ‐まく【字幕】
映画・テレビなどで、題名・制作者・出演者や、せりふ・画面の説明などをスクリーン上に写し出すもの。
しまく‐えん【歯膜炎】
歯根を包んでいる歯根膜の炎症。大部分は歯肉炎などに続発する細菌感染。歯の浮いた感じ、打診痛などの症状がある。正しくは、歯根膜炎。periodontitis
しま‐ぐに【島国】
四方が海に囲まれた国。island country
しまぐに‐こんじょう【島国根性】
視野がせまく、こせこせした性質をさげすんでいう語。insularism
しまぐに‐てき【島国的】(形動)
こせこせして、視野の狭いさま。insular〈対義〉大陸的。
しまざき‐とうそん【島崎藤村】
(1872-1943)詩人・小説家。本名、春樹(はるき)。長野県生まれ。明治学院卒。浪漫主義の詩人として近代詩の夜明けを導き、のち自然主義の代表作家となる。『文学界』創刊に参加。随筆・紀行・童話でも独自性を発揮。詩集『若菜(わかな)集』、小説『破戒(はかい)』『春』『家』『新生』『夜明け前』など。
しまじ‐もくらい【島地黙雷】
(1838-1911)仏教学者。浄土真宗本願寺派の僧。山口県生まれ。維新後の宗教行政に活躍し、神仏分離を主張。
しま‐だ【島田】
→島田まげ」の略。
しまだ【島田】
〈市〉静岡県中部、大井川下流の市。古く大井川の川越えの宿場で栄えた。木材や茶の集散加工地。人口7万5717(1994)。
しま‐だい【島台】
めでたい宴席などに用いられる飾り台。州浜台(すはまだい)の上に松・竹・梅や鶴(つる)・亀(かめ)などを置いたもの。島形。
しま‐だい【鯛】
→タカノハダイ→イシダイの異名。
しまだ‐くずし【島田崩し】
島田まげの一種。やや略したような結い方。
しまだ‐けいぞう【島田啓三】
(1900-73)漫画家。東京生まれ。昭和8〜14年(1933〜39)の『冒険ダン吉』で児童漫画に新生面を開く。
しまだ‐さぶろう【島田三郎】
(1852-1923)明治・大正の政治家。静岡県生まれ。嚶鳴(めいおう)社幹部として立憲改進党創立に参画。足尾鉱毒事件・ジーメンス事件などで活躍。のち衆議院議長。
しまだ‐しょうご【島田正吾】
(1905-)俳優。横浜生まれ。辰巳柳太郎(たつみりゅうたろう)とともに新国劇の中心的存在だった。得意な演目は『瞼(まぶた)の母』など。
しまだ‐せいじろう【島田清次郎】
(1899-1930)小説家。石川県生まれ。長編『地上』で若くして流行作家となるが、のち精神に異常をきたして死去。
しまだ‐まげ【島田髷】
日本髪の髪型の一つ。おもに未婚の婦人が結う。まげの根を高く結ったのを高島田といい、花嫁が結う。低く平らなのを潰(つぶ)し島田という。名は、東海道島田宿の遊女が結い始めたのに由来するという。しまだわげ。島田。
しまちどりつきのしらなみ【島鵆月白浪】
歌舞伎(かぶき)世話物(せわもの)。河竹黙阿弥(かわたけもくあみ)作。白浪散切(ざんぎり)狂言。明石(あかし)の島蔵、松島千太はじめ登場人物すべてが盗人という趣向。明治14年(1881)初演。
しまちゅう【(株)島忠】
商業。家具販売会社。昭和22年(1947)設立。本社は埼玉県大宮市三橋。
し‐まつ【始末】
[一](名)
①はじめと終わり。
②事の次第。事情。いきさつ。circumstances〈用例〉事の〜を聞く。
③おもに悪い状態の、物事の結果。consequences〈用例〉あれだけ言ったのに、この〜だ。
[二](名・サ変他)
①かたづけること。処理。settle〈用例〉〜が悪い。自分のことは自分で〜する。
②倹約すること。thrift〈用例〉〜をしてお金をためた。
始末に負えない(しまつにおえない)
決まりをつけたり、整理することができない。手に負えない。どうしようもない。too difficult to deal with
始末を付ける(しまつをつける)
物事の締めくくりや処理をする。片を付ける。settle
しまづ‐し【島津氏】
平安末期以来の南九州の豪族。鎌倉(かまくら)時代、忠久が薩摩(さつま)・大隅(おおすみ)・日向(ひゅうが)3国の守護となり、のち貴久(たかひさ)が薩摩と大隅を統一して戦国大名に発展。子義久が九州をほぼ統一したが、天正(てんしょう)15年(1587)豊臣秀吉(とよとみひでよし)にくだった。江戸時代には77万石を領し、幕末には長州藩とともに倒幕運動の中心となった。
しまづ‐しげひで【島津豪】
(1745-1833)江戸後期の薩摩(さつま)藩主。蘭(らん)学・実学を導入、殖産興業など開明策をとり、造士館・医学院などを創立。
しまつ‐しょ【始末書】
事故を起こしたさいに、その当事者・責任者が事故の経緯を上司や役所に報告する文書。しまつがき。
しまづせいさくしょ【(株)島津製作所】
精密機器。総合精密機器製造会社。計測・航空・医療用機器。大正6年(1917)設立。本社は京都市中京区西ノ京桑原町。
しまっ‐た
[一](感)失敗したときの残念な気持ちを表す語。Darn it!〈用例〉〜、遅刻だ。
[二](連体)気がつかないうちにした失敗。blunder〈用例〉〜ことをした。
しま‐づたい【島伝い】
島から島へ伝って行くこと。from island to island〈用例〉〜に北上する。
しま‐つ‐とり【島つ鳥】
[枕ことば]《島にいる鳥の意》「鵜(う)」にかかる。〈用例〉〜鵜養(うかひ)が伴(とも)は行く川の清き瀬ごとに篝(かがり)さしなづさひ上(のぼ)る(万葉・17・4011)。
しまづ‐なりあきら【島津彬】
(1809-58)幕末の薩摩(さつま)藩主。斉興(なりおき)の子。久光(ひさみつ)の異母兄。蘭(らん)学に通じた開明論者。藩政刷新と富国強兵策を推進。
しまづ‐ひさみつ【島津久光】
(1817-87)幕末の政治家。斉興(なりおき)の子。斉彬(なりあきら)の異母弟。斉彬没後、藩主忠義(ただよし)の父として実権を掌握。公武合体派の中心として活躍するが、まもなく力を失い郷里に隠退。
しまづ‐ひさもと【島津久基】
(1891-1949)国文学者。鹿児島県生まれ。東大教授。著書『近古小説新纂(しんさん)』『義経(よしつね)伝説と文学』など。
しまつ‐や【始末屋】
倹約する人。締まり屋。thrifty person
しまづ‐よしひさ【島津義久】
(1533-1611)戦国時代の武将。島津氏第16代。ほぼ九州全域を平定したが天正(てんしょう)15年(1587)豊臣秀吉(とよとみひでよし)に降伏。