しも【下】
〈対義〉上(かみ)
①おもだったものや中心から離れたほう。off-center part〈用例〉〜座。
②川の流れの先のほう。また、その地域。〈用例〉川の〜。
③民衆。庶民。the masses〈用例〉〜万民に至るまで。
④地位・身分の低い者。lower classes〈用例〉〜の者。
⑤1年、1月など、一定の期間のうち、あとのほう。latter〈用例〉〜半期。
⑥腰から下の部分。〈用例〉〜半身。
⑦大小便。また、陰部。〈用例〉〜の世話をする。〜の病。
⑧和歌の下の句。五・七・五のあとにくる七・七の句。〈用例〉〜の句。
⑨都からはなれて遠いところ。とくに、九州・四国をさしたこともある。
しも【霜】
①大気中の水蒸気または地中の水分が地上の物体の表面に凍りついたもの。0℃以下の気温でできることが多い。雪の結晶と本質的には変わらない。結晶の形も雪と同じ。frost
②しらが。gray hair〈用例〉頭(かしら)に〜をいただく。
霜が降りる(しもがおりる)
霜が地面などを白くおおう。霜が降る。霜が置く。have some frost
霜を履んで堅氷至る(しもをふんでけんぴょういたる)
《『易経』「坤卦(こんか)」にあることば》霜が降りるころを経て、氷がかたくはる季節となる。何ごとも徴候が現れてから、実際のできごとが来るというたとえ。
しも【下】
〈村〉富山県北部、富山・新湊(しんみなと)両市に接する村。旧宿場町。水稲単作地帯。人口2105(1994)。
し‐も(連語)
《副助詞「し」に副助詞「も」の付いたもの》
①《「だれしも」「折しも」「まだしも」などの形で》受ける語句を強調する意を表す。〈用例〉折〜雨が降り出した。苦しいのはだれ〜同じです。
②《「必ずしも」の形で。下に打ち消しをともなって》部分否定を表す。not necessarily〈用例〉必ず〜よいとは思えない。
③{古語}
(ア)上の語をとりたてて強調する意を表す。よりによって。〈用例〉時〜あれ秋やは人の別るべき(古今・哀傷)。
(イ)《活用語の連体形に付いて》…にもかかわらず。〈用例〉やつれたまへる〜、見ても飽かぬ心地ぞする(源氏・葵)。
折しも有れ(おりしもあれ)
ちょうどそのとき。just then
無きにしも非ず(なきにしもあらず)
ないわけではない。あるのだ。
しもいち【下市】
〈町〉奈良県、吉野(よしの)地方北部の町。吉野川流域の木材集散地。割りばし・三方(さんぼう)製造がさかん。人口9736(1994)。
しもいちだん‐かつよう【下一段活用】
動詞の活用の型の一つ。「分ける」の語尾が、「け・け・ける・ける・けれ・けろ(よ)」となるように、五十音図のエの段のみに活用するもの。〈対義〉上(かみ)一段活用。
し‐もう【刺毛】
①植物の表皮がとくに厚く、堅くなった毛状の突起。stinging hair
②昆虫の体壁にある毒腺(どくせん)をもつ単細胞突起。macrotrichium
しもうさ【下総】
→しもうさのくに(下総国)
しもうさ‐だいち【下総台地】
千葉県北部に広がる洪積台地。畑作地帯だったが、宅地化・工業化が進む。
しもうさ‐の‐くに【下総国】
《「しもつふさのくに」の転》旧国名。現在の千葉県北部と茨城県南西部。東海道の一国。「延喜式」では大国、11郡。国府は市川(いちかわ)市国府台(こうのだい)、国分寺は同市国分(こくぶん)町。明治4年(1871)廃藩置県により印旛(いんば)・新治(にいばり)2県。同6年(1873)印旛県は木更津(きさらづ)県と合併し千葉県。同8年(1875)新治県は千葉・茨城2県に分割編入。総州(そうしゅう)。北総(ほくそう)。下総。
しもおか‐れんじょう【下杖】
(1823-1914)日本最初の職業写真師。伊豆下田(いずしもだ)生まれ。文久(ぶんきゅう)2年(1862)横浜、のち東京で開業。
しも‐がかり【下掛(か)り】
能楽で、京都のシテ方の観世(かんぜ)・宝生(ほうしょう)流に対し、金春(こんぱる)流と同系統の金剛(こんごう)・喜多流の3流派をいう。ワキ方では春藤・高安・ワキ方宝生流の3流。〈比較〉上掛かり。
しも‐がか・る【下掛(か)る】(五自)
①下半身・性欲に関係する。indecent
②みだらな話になる。obscene
しも‐がこい【霜囲い】(名・サ変他)
霜の害を防ぐため、草木・野菜などを、わらでおおうこと。また、その囲い。霜よけ。frost protector
しもかまがり【下蒲刈】
〈町〉広島県、瀬戸内海の下蒲刈島からなる町。ミカン・レモン栽培のほか、タイなどの一本釣り漁業がさかん。人口3415(1994)。
しもかも‐おんせん【下賀茂温泉】
静岡県伊豆(いず)半島南端、南伊豆町にある温泉。温泉を利用した熱帯植物園などの施設が多い。
しもがも‐じんじゃ【下鴨神社】
→賀茂御祖(かもみおや)神社の通称。
しも‐がれ【霜枯れ】
①霜で草木が枯れること。霜枯れした草木。being nipped by frost
②「→霜枯れ時」の略。
しもがれ‐どき【霜枯れ時】
①草木が霜で枯れる時節。晩秋。frosty season
②商売の景気の悪い時。slack time
しも‐が・れる【霜枯れる】(下一自)
霜で草木が枯れる。be nipped by frost
しもかわ【下川】
〈町〉北海道北部、名寄(なよろ)市東隣の町。離農や地元の鉱山の合理化などで人口減少が著しい。人口4827(1994)。
しもかわ‐おうてん【下川凹天】
(1892-1973)漫画家。鹿児島県奄美(あまみ)大島生まれ。昭和初期、エロチシズムによる新風俗漫画を開拓。
しも‐き【下期】
→しもはんき(下半期)
しもきた‐はんとう【下北半島】
青森県北東部、津軽(つがる)海峡に突出する半島。大間(おおま)崎は本州最北端。恐山(おそれざん)などの火山群がある。ヒバ材などの林業、イカなどの漁業が中心。
しもきたはんとう‐こくていこうえん【下北半島国定公園】
下北半島北西部にある国定公園。信仰の山として知られる恐山(おそれざん)などの火山地形と仏ケ浦などの海食崖(がい)を中心とする。ヒバ・ブナ混交林の植生がみられ、ニホンザルの生息北限地としても知られる。昭和43年(1968)指定。
しもきたやま【下北山】
〈村〉奈良県南部、北山川上流の村。林業が中心。池原ダムがある。人口1479(1994)。
しもぎょう【下京】
京都市の市街地南部をいう。中世ごろは二条通りを境に上京と下京に分けていたが、明治以降は三条通り以南とされた。現在は、四条通り以南。
じ‐もく【耳目】
①耳と目。ears and eyes
②聞くことと見ること。hearing and seeing
耳目を集める(じもくをあつめる)
人々の関心を集める。attract the public eyes
耳目を属す(じもくをしょくす)
耳をそばだて目を注いで、十分に見聞きする。
じ‐もく【除目】
《「除」は官に任命し、「目」は目録にしるす意》平安時代以降、朝廷における大臣以外の諸官任官の儀式。春秋2回行われ、春は県召(あがためし)、秋は司召(つかさめし)という。そのほか臨時の除目もある。
じもくじ【甚目寺】
〈町〉名古屋市の西に接する町。園芸農業で知られたが、近郊都市化が進む。人口3万2206(1994)。
しも‐ぐもり【霜曇(り)】
霜のおりるような寒い夜に、空のくもること。
し‐もくれん【紫木蓮】
→モクレンの別名。ハクモクレンに対して、暗紫色の大形の花をつけることからの名。
しも・げる【霜げる】(下一自)
野菜などが、霜のために腐る。
しもごう【下郷】
〈町〉福島県、南会津(みなみあいづ)地方の町。タバコ栽培などを行う。奇勝「塔のへつり」がある。人口8487(1994)。
しもこうべ‐ちょうりゅう【下河辺長流】
(1627-86)江戸前期の歌人・古典学者。大和の人。その万葉研究を契沖(けいちゅう)が受け継ぎ、国学成立の先駆となっている。著書『万葉集管見』、家集『晩花集』など。
しも‐ごえ【下肥】
肥料として用いる人糞尿(ふんにょう)。かつて農村では広く用いられたが、近年、衛生的見地から使用量が激減。night soil
しもこしき【下甑】
〈村〉鹿児島県甑島列島、下甑島南半の村。漁業を主体とし、カノコユリ栽培もさかん。人口3059(1994)。
しも‐ざ【下座】
下位の座席。末座。げざ。lower seat〈対義〉上座(かみざ)。〈用例〉〜に控える。
しも‐ざま【下様】
〈対義〉上様(かみざま)
①下のほう。
②民間。しもじも。
しもざわ‐かん【子母沢寛】
(1892-1968)小説家。本名、梅谷松太郎(うめたにまつたろう)。北海道生まれ。明大卒。股旅(またたび)物や幕末を背景とした歴史小説に独特の境地を示した。作品『新撰(しんせん)組始末記』『父子鷹(おやこだか)』など。
しもじ【下地】
〈町〉沖縄県、宮古(みやこ)島南西部の町。サトウキビ栽培が行われる。観光地与那覇(よなは)前浜がある。人口3038(1994)。
しも‐じも【下下】
大名や支配階級から見て、一般の人々。庶民。
しもじょう【下條】
〈村〉長野県南部、天竜川沿いの村。ナシ・柿(かき)などの果樹栽培・畜産などが行われる。人口3959(1994)。
しも‐じょちゅう【下女中】
台所その他の雑用をする女中。下仕え。〈対義〉上(かみ)女中。
しもすえよし‐ローム【下末吉ローム】
関東ローム層を4分した下から2番目の層。横浜市北部下末吉台地に分布。赤褐色や灰色の火山灰層で、軽石層をはさむ。
しもすわ【下訪】
〈町〉長野県中部、諏訪湖北岸の町。旧宿場町。精密機械・メリヤス工業が発達。人口2万4986(1994)。
しもすわ‐おんせん【下訪温泉】
長野県諏訪郡下諏訪町にある温泉。中山(なかせん)道屈指の宿場町、諏訪大社の門前町である下諏訪宿とともに古くから栄えた温泉街。
しも‐せき【下席】
寄席などで、その月の下旬、21日から月末までの興行。〈対義〉上席・中席。
しもだ【下田】
〈市〉静岡県、伊豆(いず)半島南部の市。安政(あんせい)元年(1854)日米和親条約が結ばれ開港。史跡に富み、温泉にも恵まれる。遠洋漁業の基地。人口2万9127(1994)。
しもだ【下田】
〈町〉青森県東部、奥入瀬(おいらせ)(相坂)川下流の町。農業が主体。企業進出により工業生産も行われる。人口1万0530(1994)。
しもだ‐うたこ【下田歌子】
(1854-1936)教育者。美濃(みの)の人。宮中女官・華族女学校教授などを務め、明治32年(1899)実践(じっせん)女学校を創立、校長として良妻賢母教育を行う。愛国婦人会創設にも参与。
しもだ‐おんせん【下田温泉】
熊本県天草(あまくさ)下島、天草町の温泉。東シナ海(天草灘(なだ))に臨み、雄大な展望に恵まれる。
しもだ‐かげき【志茂田樹】
(1940-)小説家。本名は下田忠男(ただお)。静岡県生まれ。中大卒。昭和55年(1980)『黄色い牙(きば)』で第83回直木賞受賞。作品『やっとこ探偵』『汽笛一声』など。
しもだ‐じょうやく【下田条約】
幕末、アメリカ総領事ハリスと下田奉行(ぶぎょう)の間で結ばれた日米協約。安政(あんせい)4年(1857)6月調印。外国人居住権・犯罪人の処分などに関することを決定。下田約定。
しもだて【下館】
〈市〉茨城県西部の市。旧城下町。県西部の商工業の中心で、電気機器・コンクリート製品工業や醸造業がさかん。人口6万6249(1994)。
しもだ‐ぶぎょう【下田奉行】
江戸幕府の遠国(おんごく)奉行の一つ。元和(げんな)2年(1616)設置当初は下田へ出入りする廻船(かいせん)や貨物の監視を主任務としたが、幕末、外交上の重要な出先機関となった。
しもた‐や【仕舞た屋】
①《「仕舞(しも)うた屋」の意》店じまいした商家。
②商店街の中で、商業以外の収入で生活している家。
③自宅で商売をしていない、ふつうの家。
しも‐だらい【下盥】
下帯(したおび)や腰巻きなど下半身につけるものを洗う盥。
じ‐もちあげ【地持(ち)上げ】
低い土地に土砂を盛って、高くすること。
地持ち上げもならぬ(じもちあげもならぬ)
ひいきめにみてもどうにもならない。
しもつ【下津】
〈町〉和歌山県海南市南隣、紀伊(きい)水道に臨む町。特定重要港湾、石油基地として活況を呈する。ミカン栽培がさかん。人口1万5843(1994)。
じ‐もつ【持物】
仏像が手に持つ仏・菩薩(ぼさつ)のはたらきを象徴するもの。薬師の薬壺(やくこ)、観音の蓮華(れんげ)や水瓶(すいびょう)、明王の剣や金剛杵(こんごうしょ)、千手観音の輪宝(りんぼう)・髑髏(どくろ)など。
しも‐づかえ【下仕え】
昔、院・宮・親王・摂家(せっけ)などの高貴の家に仕えて雑用をした女。下女中。
しも‐つ‐かた【下つ方】
《「つ」は「の」の意の格助詞》
①しもじも。
②下のほう。すえ。
しもつかれ
北関東地方の煮物の一種。塩ザケの頭を刻んで水煮したものと、炒(い)った大豆、刻んだ油揚げ、ダイコン・ニンジンなどを、酒かす・砂糖・酢・しょうゆなどで味付けして煮る。しみつかり。すむつかり。
しも‐つき【霜月】
陰暦11月の異称。
しもつき‐まつり【霜月祭(り)】
陰暦11月に民間で行われる稲の収穫祭。時期は地方によりちがうが、23日ごろに行うところが多い。宮廷では新嘗(にいなめ)祭が行われる。
しもつけ【下野】
→しもつけのくに(下野国)。
②バラ科の落葉低木。高さ約1m。山地にはえ、観賞用にも栽培。葉は長楕円(だえん)形で鋸歯(きょし)がある。5〜8月に、淡紅色の小花を密生。
しもつけ‐そう【下野草】
バラ科の多年草。高さ60cm〜1m。山地にはえ、観賞用に栽培もする。葉は複葉で鋸歯(きょし)がある。6〜7月に、密集した淡紅色の小花が咲く。クサシモツケ。
しもつけ‐の‐くに【下野国】
《古くは「下毛野(しもつけの)」》旧国名。現在の栃木県。東山道の一国。「延喜式」では上国、9郡。国府は栃木市国府(こくふ)、国分寺は下都賀(しもつが)郡国分寺(こくぶんじ)町。明治4年(1871)廃藩置県により栃木・宇都宮(うつのみや)2県。同9年(1876)合併し栃木県。野州(やしゅう)。下野。
しもつま【下妻】
〈市〉茨城県西部、鬼怒(きぬ)川と小貝(こかい)川に沿う市。旧城下町。近郊農業と養豚がさかんで工業も行われる。人口3万5111(1994)。
しも‐て【下手】
〈対義〉上手(かみて)
①下のほう。lower part
②川の下流。lower reaches
③舞台の、客席から見て左のほう。left of the stage
しもと【笞・楚】
罪人を打つ、木製のむち。
しもと【枝】
長く伸びた木の若枝。
じ‐もと【地元】
①ある物事に直接関係のある土地。local〈用例〉〜の人々。
②自分の住む土地。hometown
しも‐どけ【霜解け・霜融け】
気温が上がって霜がとけること。thaw〈比較〉雪解け。
しもなか‐やさぶろう【下中三郎】
(1878-1961)教育者・出版経営者。兵庫県生まれ。平凡社を創立して百科事典出版の草分けとなり、日本初の教員組合として啓明会を組織した。
しもにた【下仁田】
〈町〉群馬県南西部の山間盆地の町。コンニャク・ネギの産地として有名。石灰工場がある。人口1万2848(1994)。
しもにだん‐かつよう【下二段活用】
文語動詞の活用の型の一つ。「与ふ」の語尾が、「へ・へ・ふ・ふる・ふれ・へよ」となるように、五十音図のウ・エの二段に活用するもの。口語では、すべて下一段活用の語となっている。〈対義〉上(かみ)二段活用。
シモニデス【Sīmōnidēs】
(BC556ごろ-BC468ごろ)ギリシアの叙情詩人。理知的で力強く簡潔な詩を残す。作品『ペルシア戦役戦没者墓碑銘』など。
じ‐もの【地物】
その土地にできる産物。local products
しも‐の‐く【下の句】
短歌の第4と第5の句。〈対義〉上(かみ)の句。
しものせき【下関】
〈市〉山口県西端、関門海峡に臨む市。古くは長門(ながと)国府が置かれ、明治以降は貿易港、釜山(ふざん)連絡航路起点として発展した。日本有数の遠洋漁業基地。関連工業も発達。人口25万4807(1994)。馬関(ばかん)
しものせき‐かいきょう【下関海峡】
→かんもんかいきょう(関門海峡)
しものせき‐じけん【下関事件】
幕末、イギリス・アメリカ・フランス・オランダの4国連合艦隊による長州(ちょうしゅう)藩攻撃事件。元治(げんじ)元年(1864)4か国は前年に攘夷(じょうい)を決行した長州藩に対する報復措置として下関海峡沿岸を砲撃、砲台を全滅させた。
しものせき‐じょうやく【下関条約】
日清(にっしん)戦争の講和条約。明治28年(1895)4月、両国全権が下関で調印。内容は朝鮮の独立、遼東(りょうとう)半島・台湾などの割譲、賠償金支払いなど。
しものせき‐しりつだいがく【下関市立大学】
公立大学。昭和31年(1956)創立の下関商業短期大学を前身とし、同37年(1962)より現制。所在地は山口県下関市大学町。
しも‐ばしら【霜柱】
①地表が凍るとき土の中の水分が毛管現象で地上へしみ出してきて凍り、柱状の氷となって表土をもち上げたもの。frost columns
②シソ科の多年草。高さ約60cm。山地にはえる。葉は対生、茎は方形、秋に淡黄色の筒状唇形花を穂状に開く。冬、枯れた茎に氷の結晶ができることからの名。ユキヨセソウ。
しも‐はんき【下半期】
会計年度などの1年のうち、あとの半期。下期。the latter half of the year〈対義〉上(かみ)半期。
しも‐ぶくれ【下膨れ・下脹れ】
顔の下部がふくらんでいること。また、その顔。full-cheeked face
しもふさ【下総】
〈町〉千葉県北部、成田(なりた)市北東隣の町。稲作中心。サツマイモ・スイカ栽培などもさかん。人口7980(1994)。
しもふさ‐かんいち【下皖一】
(1898-1962)作曲家・教育家。埼玉県生まれ。東京音楽学校卒・同校教授。作品『三味線協奏曲』、著書『作曲法』など。
しも‐ふり【霜降り】
①霜がおりること。
②2色以上の繊維を混紡した糸。霜降り糸。melange yarn
③小倉織。霜降り糸で織ったサージなどの織物。また杢糸(もくいと)の織物。
④牛肉などで、脂肪が白くまだらに入っていること。marbled beef
⑤魚肉などのぬめりや血、においなどをとり、うま味を逃がさないために、熱湯にくぐらせたあと冷水で急冷する調理法。熱によりたんぱく質が白く変成し霜がおりたように見える。
しもふり‐ごよう【霜降五葉】
ゴヨウマツの変種。中部以北の山地にはえる。5本ずつ束生する葉に、気孔のすじが白く目立つ。庭木・盆栽用。
しもふり‐づくり【霜降(り)作り】
霜降りにした魚を薄く切る、刺身の作り方。マグロやカツオなどによく用いる。湯霜作り。
しも‐べ【下部・僕】
①召し使い。下男。servant
②検非違使(けびいし)庁の下級官吏。逮捕・尋問・押送(おうそう)にあたった。
しもべ【下部】
〈町〉山梨県南部の町。下部温泉は武田信玄(たけだしんげん)の隠し湯として有名。富士五湖めぐりの拠点。人口6460(1994)。
しもむら‐かいなん【下村海南】
(1875-1957)ジャーナリスト・政治家。本名は宏(ひろし)。和歌山県生まれ。東大卒。朝日新聞社副社長・日本放送協会会長などを歴任。昭和20年(1945)鈴木内閣の国務相兼情報局総裁に就任、言論・報道を指導。
しもむら‐かんざん【下村観山】
(1873-1930)日本画家。和歌山県生まれ。本名、晴三郎。狩野芳崖(かのうほうがい)・橋本雅邦(がほう)に学ぶ。東京美術学校卒。同校教授。日本美術院創立に参加。格調高い新古典的表現は定評がある。作品『木の間の秋』『弱法師(よろぼうし)』など。
しもむら‐こじん【下村湖人】
(1884-1955)小説家・教育家。本名、虎六郎(ころくろう)。佐賀県生まれ。東大卒。自伝的小説『次郎物語』で有名。
しも‐やけ【霜焼け】
寒冷時に手足や指の皮膚血管が鬱血(うっけつ)して赤紫色になり、はれてかゆみや痛みがでる症状。正式には凍瘡(とうそう)。0℃以下の寒冷による凍傷とは区別される。frostbite
しも‐やしき【下屋敷】
江戸にあった大名の屋敷のうち、郊外の別邸。別墅(べっしょ)。〈対義〉上(かみ)屋敷。
しもやま【下山】
〈村〉愛知県中部、三河高原の村。農林業、とくにシクラメンなどの花の栽培がさかん。人口5349(1994)。
しもやま‐じけん【下山事件】
昭和24年(1949)国鉄総裁下山定則(しもやまさだのり)が登庁の途中行方不明となり、常磐線北千住と綾瀬(あやせ)駅間の線路上で轢(れき)死体で発見された事件。吉田(よしだ)内閣の国鉄職員大量整理の最中で、他殺・自殺両説が対立し現在も不明。
しも‐よ【霜夜】
霜が降りる、寒い夜。frosty night
しも‐よけ【霜除け】
作物や草木を霜の害から守るために、冬の期間、わら・よしず・こもなどでするおおい。霜囲い。
しも‐りゅう【下流】
江戸中期、京都の下京(しもぎょう)六条に住んでいた藪内(やぶのうち)家の茶道の呼称。これに対して上京(かみぎょう)の三千家(さんせんけ)を上流(かみりゅう)とよんだ。〈対義〉上流。
し‐もん【四文】
①1文の4倍。
②《四文銭の小額なことから》わずかなこと、また安っぽいことのたとえ。
四文と出る(しもんとでる)
人の話に、軽々しく口をはさむ。軽はずみに口を出す。
し‐もん【指紋】
手の指の末端の、てのひら側にある皮膚の紋様。各個人に固有で、終生変わらないので、個人識別上もっとも確実な手がかりとなる。fingerprint〈用例〉〜をとる。
し‐もん【試問】(名・サ変他)
試験のために質問すること。ためしに問うこと。question〈用例〉口頭〜。
し‐もん【諮問】(名・サ変他)
政策などについて意見を問うこと。inquiry
シモン【Simon】
聖書およびキリスト教史に頻出する人名。ヘブライ語動詞シャーマー(聞く)に由来。
シモン【Claude Simon】
(1913-)フランスの小説家。ヌーボーロマンの代表者の一人。1985年ノーベル文学賞受賞。作品『フランドルへの道』『ル‐パラス』『歴史』など。
シモン【Pierre-Henri Simon】
(1903-72)フランスの批評家・小説家。『ルモンド』紙の文芸時評を担当。評論集『告発された人間』など。
じ‐もん【地紋・地文】
①布地に織り出した模様。woven pattern
②物の地に付された模様。pattern
じ‐もん【寺門】
①寺の門。
②禅宗(ぜんしゅう)で、寺。
→園城寺(おんじょうじ)(三井(みい)寺)の別称。〈対義〉山門。
じ‐もん【自門】
①自分の一家・一族。
②自分の属する寺や宗派。
じ‐もん【自問】(名・サ変自)
自分で自分に問うこと。反省して考えること。ask oneself
しもん‐きかん【諮問機関】
学識経験者などからなり、行政官庁からの諮問に応じて意見を答申する機関。審議会・協議会・調査会など。advisory organ
じもん‐じとう【自問自答】(名・サ変自)
自分に問い、自分が答えること。questioning oneself
しもん‐しゅつゆう【四門出遊】
→四門遊観の別称。
シモンズ【Arthur Symons】
(1865-1945)イギリスの詩人・批評家。フランス象徴主義文学を紹介。著書『文学における象徴主義運動』など。
シモンズ【John Addington Symonds】
(1840-93)イギリスの著述家。近代印象批評の先駆とされる。著書『イタリア‐ルネサンス』など。
じもん‐は【寺門派】
園城(おんじょう)寺を総本山とする天台宗の一派。派祖は智証(ちしょう)大師円珍。〈対義〉山門派。
しもん‐ゆうかん【四門遊観】
釈迦(しゃか)の出家の動機とされる伝説。カピラ城の東南西北4つの門から外に出て老人・病人・死者・出家の修行者をまのあたりに見、それが出家の機縁となったというもの。四門出遊。