しん‐し【伸子】
和服地を染めたり洗い張りするとき、布を張るために使う、竹ひごの両端に針が付いたもの。布の耳に刺していく。しいし。
しん‐し【振子】
重力の作用で左右にゆれる装置。ふりこ。さげふり。pendulum
しん‐し【進士】
中国の科挙(かきょ)の及第者。唐(とう)代までは科挙の一科目で詩賦を専門とするものをいった。宋(そう)代以後は科挙は進士科に統一され、その通過者をさすようになった。
しん‐し【紳士】
=ジェントルマン。〈対義〉淑女。
①教養のある、礼儀正しい男子。gentleman
②「男性」をいう敬語。gentleman
③上流社会の男子。gentleman
しん‐し【差】(形動トタル)
①長さ・高さのふぞろいなさま。
②互いに入り交じるさま。
しん‐し【真摯】(形動)
まじめで、熱心なさま。sincere〈用例〉〜な態度。〈派生〉しんしさ(名)
しん‐じ【心地・芯地】
衣服の裏打ちや芯に使う布地。表地に張りをもたせ、形をつくり、型くずれを防ぐために使用。interlining; padding
しん‐じ【心耳】
①心で聞くこと。listening attentively
②心臓の一部で、左右心房の外側部がふくれ出て耳状となり、大動脈と肺動脈の基部をおおう部分。auricle
しん‐じ【心事】
①思うこと。心中。mind
②思念と実際。
しん‐じ【臣事】(名・サ変自)
臣下として仕えること。
しん‐じ【信士】
《仏教語。upāsaka(梵)の音写「優婆塞(うばそく)」の訳語「清信士」の略》〈対義〉信女(しんにょ)
①在家のまま仏門に入った男。
②男の戒名にそえる語。居士(こじ)より格が低い。〈比較〉居士。
しん‐じ【神事】
神を祭ること。その儀式。祭祀(さいし)。divine service
しん‐じ【神璽】
①三種の神器の一つ。八尺瓊(やさかに)の曲玉(まがたま)
②天皇の印。玉璽。
しん‐じ【新字】
①新しくつくった字。
②教科書などで、初めて出てくる字。新出字。
しんじ【道】
〈町〉島根県北東部、宍道湖南岸の町。旧宿場町で、今も交通の要地。繊維工場が多い。人口9674(1994)。
じん‐し【人士】
①教育・地位のある人。man of good breeding
②ひとびと。people
じん‐じ【人事】
①世間の事柄。worldly affairs
②人の身分・能力・成績などに関する事柄。personnel affairs〈用例〉〜異動。
③人間のすべき、また、しうる事柄。human business
④禅宗で、人に挨拶(あいさつ)すること。土産を差し出すこと。
人事は棺を蓋うて定まる(じんじはかんをおおうてさだまる)
《『晋書(しんじょ)』「劉毅(りゅうき)伝」のことばから》人間のほんとうの価値は、その人の死後になってはじめて決まる。
人事を尽くして天命を待つ(じんじをつくしててんめいをまつ)
《南宋(そう)の胡寅(こいん)の『読史管見』のことばから》できるだけのことをして、その上はあせることなく、運命にまかせる。do one's best and leave the rest to Providence
じん‐じ【仁慈】
情け深いこと。いつくしみ。めぐみ。kind-hearted
しんじ‐いけ【心字池】
日本庭園に見られる、草体の「心」の字の形に造った池。
じんじ‐いどう【人事異動】
官公庁・会社・学校などの組織の中で、地位・職務・任地などが変わること。personnel changes
じんじ‐いん【人事院】
内閣のもとで国家公務員の採用・配置・給料・退職などの人事についての行政事務を担当する行政機関。3人の人事官からなり、人事院規則という形で行政立法を行う権限をもつ。National Personnel Authority
じんじいん‐かんこく【人事院勧告】
人事院が国家公務員の労働条件の改善を内閣・国会に勧告すること。また、その勧告。国家公務員には団体交渉権・争議権が認められていないため、それに代わる労働条件の決定方式として法律で定められた。
しんし‐おん【唇歯音】
音声学で、調音位置による音の分類の一つ。上歯と下唇を用いて作られる音。「さ」「た」「な」など。labiodental
じんじ‐かんり【人事管理】
企業活動の担い手である従業員を採用から退職まで管理する活動。労務管理と同義に使うこともある。personnel management
しん‐しき【神式】
神道(しんとう)の形式でする儀式。〈対義〉仏式。
しん‐しき【新式】(名・形動)
新しいやりかた・形式・しくみ。また、そのさま。new type〈対義〉旧式。
しんし‐きょうてい【紳士協定】
①正式の国際条約の形をとらないで外交上の取り決めを行うこと。当事国間に法的効力は発生しないが、約束を履行する道義的責任が残る。紳士協約。gentleman's agreement
②互いに相手を信用して守る取り決め。gentleman's agreement
しん‐しぐん【新四軍】
日中戦争中に、長江(ちょうこう)中下流域で活動した中国共産党の軍隊。1937年、紅軍のうち江西ソビエト区に残留した部隊が改編されたもの。
シンジケート【syndicate】
①共同販売機関を作って加盟企業の販売活動を一元的に行う組織。また、共同販売機関そのもの。参加各企業の独立性は強く制限される。もっとも発達したカルテル。共販カルテル。
②公社債の引き受けや共同融資のために設立される、企業や銀行の連合体。
③大規模な犯罪組織。
シンジケート‐ローン【syndicate loan】
複数の銀行が協調融資団(シンジケート)をつくって行う資金貸し付け。危険分散などの意味をもつ。
しんじ‐こ【道湖】
島根県北東部の湖。面積79.7km2。最深6m。中国山地と島根半島にはさまれた低地にある。シジミなどの魚介類が特産。水郷風景も有名。
じんじ‐こうか【人事考課】
従業員が業務遂行に発揮した能力を判定し、その人の処遇に反映する制度。能力評定。能力考課。勤務評定。personnel appraisal
しんし‐しゃ【新詩社】
詩歌(しいか)中心の文学結社。明治32年(1899)与謝野鉄幹(よさのてっかん)により創立。機関誌『明星(みょうじょう)』は、浪漫(ろうまん)主義の展開に重要な役割を果たした。
じんじ‐そう【人字草】
ユキノシタ科の多年草。関東以西の山地にはえる。葉は根生し、円形で深裂。秋に白色五弁花を開く。5弁のうちの下の2弁が長く、「人」の字に似ていることから由来。モミジバダイモンジソウ。
じんじ‐そしょう【人事訴訟】
婚姻、養子縁組み、親子関係など、人の身分にかかわる紛争を解決するための民事訴訟。personal suit
しん‐じたい【新字体】
昭和24年(1949)、当用漢字字体表で標準として採用した字体の俗称。「體」を「体」、「寫」を「写」とするなど。〈比較〉旧字体。
しんしちょう【新思潮】
文芸同人雑誌。明治40年(1907)小山内薫(おさないかおる)が創刊。以後十数次におよぶ。谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)らの第2次、芥川竜之介(あくたがわりゅうのすけ)・久米正雄(くめまさお)らの第3次・第4次が著名。
しん‐しつ【心室】
心臓の心房から血液を受け入れ、動脈におし出す部分。心臓には4つの部屋があり、下半分の2つが心室で、左心室・右心室がある。ventricle
しん‐しつ【寝室】
睡眠をとるための部屋。ねま。bedroom
しん‐じつ【信実】
まじめで、いつわりのないこと。りちぎ。fidelity
しん‐じつ【真実】
①本当のこと。まこと。truth〈用例〉〜を伝える。〜味に欠ける。
②《仏教語》絶対の真理。真如(しんにょ)
しん‐じつ【親昵】(名・サ変自)
親しみなじむこと。親近。
じん‐じつ【人日】
五節句の一つ。正月7日。陰陽道(おんようどう)で人を1年で最初に占う日とされる。七種(ななくさ)の節句。
じん‐じつ【尽日】
[一](名)
①月の末日。last day of the month〈用例〉5月〜。
②1年の最終日。大みそか。New Year's Eve
[二](名・副)一日中。終日。all day long〈用例〉〜雨降る。
しんしつ‐さいどう【心室細動】
心室が全体で収縮せず、一部分ずつでしか収縮しないこと。心臓病のもっとも危険な状態。数分つづくと、血液の拍出がなされないので死亡する。ventricular fibrillation
しんし‐てき【紳士的】(形動)
男性が上品で礼儀正しいさま。gentlemanlike〈用例〉〜な態度で接する。
シンシナティ【Cincinnati】
アメリカ中北部、オハイオ州南西部の商工業・河港都市。オハイオ川左岸にあり、石炭・木材の集散地。人口36.4万(1990)。
しんしのつ【新篠津】
〈村〉北海道石狩平野北部、石狩川に沿う村。泥炭地の開発が進み、稲作・畜産がさかん。人口3914(1994)。
しんし‐ばり【伸子張(り)】
洗い張り法の一つ。和服(主として絹物)をほどいて洗い、裁つ前の反物状に縫い合わせてのり付けし、伸子を布幅の両端にとめ、乾かす。
じんじ‐ふせい【人事不省】
意識を失うこと。昏睡(こんすい)状態になること。unconsciousness〈用例〉〜におちいる。
しんし‐ほしゃ【唇歯輔車】
《『文選』孫楚(そ)「石仲容の為に孫皓(こう)に与うるの書」のことばから。「輔」はほお骨、「車」は歯の下骨》相助け合うもののたとえ。〈用例〉〜の密接な関係。〈比較〉唇(くちびる)滅びて歯寒し。
しんじ‐まい【神事舞】
神社の神事として行われる舞踊の総称。神楽(かぐら)・大和舞(やまとまい)・東遊(あずまあそび)・舞楽・獅子(しし)舞・田楽(でんがく)・猿楽(さるがく)など。
しん‐しみずトンネル【新清水トンネル】
群馬・新潟県境の湯檜曾(ゆびそ)と土樽(つちたる)間にある上越線のトンネル。長さ1万3500m。昭和42年(1967)完成。
しん‐しゃ【辰砂】
①水銀の硫化鉱物。水銀の主要鉱物。六方晶系。深紅色で透明の六角柱状結晶。ダイヤモンド状または金属光沢をもつ。顔料の朱や赤色絵の具として利用する。朱砂(すさ・しゅしゃ)。丹砂。丹朱。cinnabar
②陶磁器で紅色に着彩したもの。
しん‐しゃ【深謝】(名・サ変他)
①深く感謝すること。heartfelt thanks〈用例〉御厚情を〜いたします。
②丁寧にわびること。sincere apology〈用例〉失礼なふるまいを〜いたします。
しん‐しゃ【新車】
新しい車。とくに、新しい自動車。new car〈対義〉中古車。
しん‐しゃ【親炙】(名・サ変自)
親しく接して感化を受けること。
しん‐じゃ【信者】
その宗教を信仰する人。信徒。believer
じん‐しゃ【仁者】
仁徳のある人。情け深い人。
仁者は憂えず(じんしゃはうれえず)
《『論語』「子罕(しかん)」にあることば》仁者は心が広く、運命に従うから、心配することが何もない。
仁者は敵無し(じんしゃはてきなし)
《『孟子(もうし)』「梁(りょう)恵王」にあることば》仁者は、いつも愛情深く人と接するので、人に憎まれることがなく、したがって、敵もいない。
仁者は山を楽しむ(じんしゃはやまをたのしむ)
《『論語』「雍也(ようや)」にあることば》仁者は、欲に動かされず心静かであるから、静かで動かない山を見て楽しむ。
じん‐じゃ【神社】
神道で、神霊を祭り、礼拝の施設を備えた場所。神職を置き祭祀(さいし)を行い、氏子(うじこ)や信者の信仰組織をもつことが多い。おみや。やしろ。shrine〈数え方〉1社・1座。
ジンジャー【ginger】
①ショウガ科の多年草。高さ1〜2m。葉は細長く2列に並ぶ。夏に、白・紅・黄色などの花を開く。園芸品種が多く、観賞用。インド原産。ハナシュクシャ。
②ショウガ。
ジンジャーエール【gingerale】
ショウガの風味のある炭酸含有飲料。エール(淡色のビール)だがアルコール分はない。
しん‐しゃく【斟酌】(名・サ変他)
①事情・気持ちを察して手加減すること。allowance〈用例〉〜を加える。
②照合して取捨選択すること。consideration〈用例〉互いの主張を〜する。
③控え目にすること。遠慮。modesty〈用例〉〜はいらない。
しん‐しゃく【新釈】
新しい解釈。new interpretation
じん‐しゃく【人爵】
人間が定めた栄典。〈対義〉天爵。
じんじゃ‐けんちく【神社建築】
日本の神を祭る施設の建築。本殿・拝殿・祝詞舎(のりとや)・鳥居などから成り、形式は住吉(すみよし)造り・春日(かすが)造り・八幡(はちまん)造り・権現造り・大社造り・流れ造りなど多様。shrine building
しんしゃ‐ずほう【心射図法】
地図投影法の一つ。地球儀の中心を視点として、地球儀に接した地図面に経緯線を投影する図法。2点間の最短経路(大圏コース)を知ることができる。gnomonic projection
じんじゃ‐ほんちょう【神社本庁】
宗教法人。全国の神社8万社の包括団体。昭和21年(1946)2月、神道指令による国家神道廃止にともない創設。
ジンジャントロプス‐ボイセイ【Zinjanthropus boisei】
1959年、タンザニアのオルドバイ峡谷でイギリス人のリーキー夫妻により発見された猿人に属する化石人類。アウストラロピテクス‐ボイセイ。
しん‐しゅ【身首】
からだとくび。
身首所を異にす(しんしゅ、ところをことにす)
からだと首が別々になる。首を斬(き)られることにいう。
しん‐しゅ【進取】
進んで物事をすること。enterprise〈対義〉退嬰(たいえい)。〈用例〉〜の気性。
しん‐しゅ【神酒】
神に供える酒。おみき。
しん‐しゅ【新酒】
ことし新しく造った酒。〈対義〉古酒。
しん‐しゅ【新種】
①いままでになかった新しい種類。new species
②新しく改良されたり発見された生物の種。new species
しん‐じゅ【神授】
神からさずかること。天授。divine gift
しん‐じゅ【神樹】
→神木の別称。
→ニワウルシの別名。
しん‐じゅ【真珠】
シロチョウガイ・アコヤガイ・マベガイなどの貝類の体内に生じた炭酸カルシウムを主成分とする球状の物質。宝石として珍重され、天然と養殖のものがある。真円で、ピンク系のものが最良とされる。酸に弱い。6月の誕生石。パール。pearl
しん‐じゅ【新樹】
若葉のころの樹木。新緑の木。tree with young leaves
しん‐じゅ【親授】(名・サ変他)
天皇・貴人が手ずからさずけること。personal investiture
じん‐しゅ【人種】
一般的には生物的特徴と文化的特徴を合わせてヒトを区別する概念で、人種差別の温床となった。学問的には、ヒトを生物的特徴だけで区別する概念で、かつてコーカソイド・ネグロイド・モンゴロイド・オーストラロイドの4区分が提唱された。現在では基準の主観性の強さ、差別の問題から、分類自体の意味がないとされる。race
じん‐じゅ【人寿】
人間の寿命。one's natural span of life
しん‐しゅう【神州】
中国または日本で、自国の美称。
しん‐しゅう【真宗】
→浄土真宗の略称。
しん‐しゅう【新秋】
①秋の初め。初秋。early autumn
②陰暦7月の異称。
しん‐しゅう【新修】(名・サ変他)
書物を新しく編集すること。new edition
しん‐しゅう【信州】
→信濃国(しなののくに)
しんしゅう【晋州】
韓国(かんこく)、慶尚南道(けいしょうなんどう)南西部の都市。鉄道交通の要地で、農産物の取り引きが盛ん。人口22.7万(1985)。チンジュ。
しん‐しゅう【沈周】
(1427-1509)中国、明(みん)代中期の文人画家。呉派文人画の基礎をつくり、水墨花卉(かき)雑画を復興した。
しん‐じゅう【心中】(名・サ変自)
《「しんちゅう」は別語》
①人に対して義理を立てること。
②相愛の男女が胸中の真実を相手に示す証拠。入れ墨・断髪・切指など。
③恋人・親子など複数の者がいっしょに自殺すること。
しん‐じゅう【臣従】(名・サ変自)
臣下として、従うこと。vassalage
しんしゅういわかしゅう【新拾遺和歌集】
南北朝中期の、19番目の勅撰(ちょくせん)和歌集。20巻。後光厳(ごこうごん)天皇の命により、はじめ二条為明(にじょうためあき)が、為明没後、頓阿(とんあ)が撰進を継承して、貞治(じょうじ)3年(1364)成立。歌数約1920首。十三代集の一つ。新拾遺集。
しんしゅう‐きょう【神習教】
教派神道十三派の一つ。元津山藩士・竜田神社宮司の芳村正乗(よしむらまさもち)が明治14年(1881)創始。
しん‐しゅうきょう【新宗教】
幕末以降に成立した宗教。新興宗教。
しんじゅう‐きょう【神獣鏡】
中国古代鏡の一種。神像と獣形の組み合わせ文様のある銅鏡で、後漢中葉から三国時代に製作された。縁の断面の形から平縁式と三角縁式とがあり、後者は日本の古墳から多く出土している。
しん‐じゆうしゅぎ【新自由主義】
個人の能力を自由に発揮させるためには、国家がその条件を積極的に保障しなければならないとする政治思想。従来の自由主義が、国家の役割を制限することで個人の自由を保障しようとしたのを修正したもの。イギリス新理想主義学派の哲学者グリーンやブラドリーらが提唱。neo-liberalism
しん‐じゅうしょうしゅぎ【新重商主義】
自国の貿易収入の増加をはかるため、保護貿易など国家の介入によって輸出を拡大しようとする政策。第2次大戦後の現象をいう場合が多いが、19世紀にあらわれた保護貿易政策をさすこともある。neo-mercantilism〈参照〉重商主義。
しんしゅうしん【信州新】
〈町〉長野県北部、犀(さい)川に沿う町。農業中心で、養蚕や緬羊(めんよう)飼育を行う。人口7061(1994)。
しんしゅう‐だいがく【信州大学】
国立大学。明治43年(1910)創立の上田蚕糸専門学校を前身とし、昭和24年(1949)より現制。本部は長野県松本市旭(あさひ)
しんじゅう‐だて【心中立て】(名・サ変自)
①人と約束した義理を守り通すこと。fidelity
②男女が愛を守り通すこと。また、その証拠を示すこと。
しんじゅうてんのあみじま【心中天の網島】
人形浄瑠璃(じょうるり)・歌舞伎(かぶき)世話物(せわもの)。近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)の心中物の傑作。享保(きょうほう)5年(1720)初演。現在は近松半二(ちかまつはんじ)改作の『心中紙屋治兵衛』の上演が多い。遊女小春(こはる)と心中の約束をした治兵衛が、周囲の配慮も及ばず死に至る。
しん‐じゅうぶん【沈従文】
(1902-88)中国の小説家。湖南省生まれ。野趣豊かな短編が多い。作品『辺城』など。
しんしゅう‐みそ【信州味噌】
信州(長野県)地方で多くつくられる辛口の米みそ。大豆と米こうじがほぼ同量で、長い期間熟成させる。淡黄色。
しんじゅう‐もの【心中物】
浄瑠璃(じょうるり)・歌舞伎(かぶき)などで心中を題材とした作品。現実の情死事件を多く脚色。近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)の一連の秀作(18世紀初め)を経て流行。
しんじゅ‐がい【真珠貝】
真珠をつくる貝の総称。海水産のものにアコヤガイ・クロチョウガイ・シロチョウガイなど、淡水産としてはイケチョウガイなど。アコヤガイだけをさすこともある。pearl shell
じんしゅかくり‐せいさく【人種隔離政策】
→アパルトヘイト
しんじゅ‐がん【真珠岩】
流紋岩の一種。ガラス質で、多数の同心円状または渦巻き状の割れ目をもつ。構造が真珠の破片に似ている。perlite
しん‐しゅく【伸縮】(名・サ変自他)
のびちぢみすること。のびちぢみさせること。屈伸。elasticity〈用例〉〜自在。
しん‐しゅく【参宿】
28宿のうち、西方第7宿。オリオン座の3つ星とその周辺。
しんじゅく【新宿】
東京都、新宿区南西部の地区。新宿駅を中心に繁華街を形成。高層ビルが立ち並び副都心といわれる。元禄(げんろく)11年(1698)甲州街道と青梅(おうめ)街道の分岐点に設けられた宿場が始まり。
しんじゅく‐ぎょえん【新宿御苑】
東京都新宿区にある庭園。江戸時代は内藤(ないとう)氏の屋敷。明治以降宮内省(くないしょう)、のち環境庁の所管となった。
しんじゅ‐ぐも【真珠雲】
真珠貝のように美しく輝く雲。高緯度地方でおもに冬の日の出前や日没後、巻雲状で21〜30kmの高空に現れる。真珠母雲。nacreous cloud
しんじゅこん‐しき【真珠婚式】
結婚記念式の一つ。結婚30周年に行う祝い事。
じんしゅ‐さべつ【人種差別】
人種的偏見に基づいて特定の人種・民族に社会的不平等を強いること。アメリカでの黒人差別、ユダヤ人迫害、オーストラリアの白豪主義、南アフリカのアパルトヘイトなど。また、外国人排斥や先住民族差別もこれにあたる。racial discrimination
じんしゅさべつてっぱい‐じょうやく【人種差別撤廃条約】
(International Convention on the Elimination of All Forms of Racial Discrimination)人種・皮膚の色による差別だけでなく、民族的出身・門地などによる差別待遇一般を廃止するための国際条約。1965年の国連総会で採択、69年発効。日本は1995年に批准。
じんしゅさべつてっぱい‐せんげん【人種差別撤廃宣言】
(Declaration on the Elimination of All Forms of Racial Discrimination)1963年に国連総会で採択された、人種・民族・出自などによるあらゆる差別を撤廃する宣言。
しんじゅ‐さん【神樹蚕】
ヤママユガ科の大形のガ。開張約12cm。暗紫褐色の地に白帯と白斑(はくはん)がある。幼虫はシンジュ(ニワウルシ)などの葉を食べ、良質の繭(まゆ)をつくる。インド・熱帯アジア・日本などに分布。
じんしゅ‐しゅぎ【人種主義】
人類を人種で基本的に区分し、その間に固定的優劣を想定する考え方。科学的根拠はなく、純血主義と人種差別を生む。近代ではゴビノーの『人種不平等論』が知られる。racism
しん‐しゅつ【浸出】(名・サ変他)
①ひたし出すこと。exudation
②抽出操作の一つ。固体を液体で処理して、目的成分を溶出する操作。冶金(やきん)では、鉱石を溶媒で処理し、目的金属のみを溶出すること。leaching
しん‐しゅつ【滲出】(名・サ変自)
にじみ出ること。exudation
しん‐しゅつ【進出】(名・サ変自)
①進み出ること。advance〈用例〉2回戦に〜する。
②新しい分野・領域に乗り出すこと。advance〈用例〉海外に〜する。
しん‐しゅつ【新出】(名・サ変自他)
はじめて出てくること。はじめて出すこと。〈用例〉〜漢字。
しん‐じゅつ【心術】
①気だて。心ばえ。
②哲学で、行為の発するもと。
しん‐じゅつ【鍼術・針術】
漢方で、細い金属のはりを患部に刺して、病気を治す方法。はり。acupuncture
しん‐じゅつ【恤】
貧しい人や被災者に金品を与えること。〈用例〉〜金。
じん‐じゅつ【仁術】
①最高の道徳である仁を行う方法。benevolent act
②病気を治すという恵みを施すところから、→医術の美称。〈用例〉医は〜。
しんしゅつ‐えき【浸出液】
薬物などを水・アルコールなどで浸出したもの。leach
しんしゅつ‐えき【滲出液】
①内部からにじみ出る液。effusion
②炎症がおこったときに局所の血管から外にしみ出す液体。たんぱく質を多く含み、血液の液体成分がそのまま出ることもある。exudate
しんしゅつ‐きぼつ【神出鬼没】
人が鬼神のように、自由自在に出没すること。
しんしゅつせい‐たいしつ【滲出性体質】
乳幼児の体質の一つ。気候の変化やその他さまざまな刺激に対して皮膚や粘膜が過敏なこと。exudative diathesis
しんしゅ‐てき【進取的】(形動)
新しい、よい物事に向かうさま。progressive〈対義〉退嬰(たいえい)的。
じんしゅ‐とう【人種島】
多くの人口をもつ種族の居住地域の中に、少ない人口の種族がひとかたまりとなって暮らす地域。
しんじゅぼ‐ぐも【真珠母雲】
→しんじゅぐも(真珠雲)
しんしゅ‐ほけん【新種保険】
海上保険・火災保険をのぞく、新しい損害保険の総称。傷害・賠償責任・航空・信用・動物などの各保険。casualty and surety insurance
じんしゅ‐もんだい【人種問題】
異なる人種間の対立や偏見から生じる諸問題。民族問題をさすこともある。race problem
しんじゅ‐わん【真珠湾】
(Pearl Harbor)アメリカ、ハワイ州オアフ島南部の港に適した地形をなす湾。太平洋戦争発端の地。アメリカ太平洋軍司令部がある。
しん‐しゅん【新春】
初春。正月。新年。the New Year
しん‐じゅん【浸潤】(名・サ変自)
①しみ通ってぬれること。permeation
②思想・病気などが、しだいにしみ広がること。permeation
浸潤の譏り(しんじゅんのそしり)
《『論語』「顔淵(がんえん)」にあることば。水が物に音もなく少しずつしみ込んでいくさまに似るところから》しだいに人を陥れていく、だれにも気づかれない、巧妙な悪口。
しん‐しょ【心緒】
心の動くいとぐち。心持ち。しんちょ。emotion
心緒、麻の如く乱る(しんしょ、あさのごとくみだる)
気持ちが乱れに乱れる。be at a loss what to do
しん‐しょ【真書】
①漢字の書体の一種。楷書(かいしょ)
②ほんとうの歴史を書いた本。
しん‐しょ【新書】
①新しく出版された書物。newly-published book
②判型として新書判(約173mm×約106mm)を採用している書籍の総称。昭和13年(1938)創刊の岩波新書が最初。
しん‐しょ【信書】
個人間でやりとりする文書。手紙。letter
しん‐しょ【親書】
①自筆の文書や手紙。
②自分で書くこと。
③一国の大統領や首相が他国の元首に直接送る手紙。正式な効力はないが、政権担当者個人の意見表明の手段として活用される。国書。autograph letter
しん‐しょ【親署】
天皇や貴人が自分で自分の名を書くこと。また、その署名。Imperial signature
しん‐じょ【神助】
神の助け。divine grace〈用例〉天佑(てんゆう)〜。
しん‐じょ【寝所】
ねま。寝室。bedroom
しん‐じょ【薯】
練り物の一つ。白身の魚や鶏・エビなどのすり身に、卵白を加え、ゆでるか蒸すかした食品。吸い物の実などにする。
じん‐じょ【仁恕】
①情け深く、思いやりのあること。
②あわれみ深く、罪などを許す心。
しん‐しょう【心証】
①心に受ける印象。impression〈用例〉〜を害する。
②裁判官が審理中に得た確信。conviction
しん‐しょう【心象】
想像力によって心の中に描かれる、感覚的・具体的な姿や形。イメージ。image〈比較〉心像。〈用例〉〜風景。
しん‐しょう【身上】
①財産。身代。fortune〈用例〉〜を潰す。
②家計のやりくり。
③取り柄。しんじょう。
身上が回る(しんしょうがまわる)
暮らし向きが悪くなる。身上が傾く。
身上済む(しんしょうすむ)
仕官する。出仕する。身代済む。
身上を叩く(しんしょうをはたく)
財産を残らず使ってしまう。
しん‐しょう【辛勝】(名・サ変自)
やっとのことで勝つこと。〈対義〉楽勝・惜敗(せきはい)
しん‐しょう【真症】
確実な検査の結果、疑う余地のない病気。genuineness〈対義〉疑似症。
しん‐しょう【紳商】
教養があり、すぐれた人格の大商人。
しん‐じょう【身上】
①一身に関すること。身の上。personal affairs〈用例〉〜調査。
②取り柄。値打ち。しんしょう。one's merit〈用例〉料理じょうずが彼女の〜だ。
③からだの表面。one's body〈用例〉〜を覆う衣。
しん‐じょう【信条】
①日ごろの信念。belief; principle〈用例〉生活の〜。
②キリスト教の教義内容を要約的に述べたもの。宗教改革以後、信仰告白・宣言に代わる。creed
しん‐じょう【心情】
心。思い。胸中。one's heart
しん‐じょう【真情】
①ほんとうの気持ち。まごころ。true heart〈用例〉〜を吐露する。
②実際のようす。actual circumstances
しん‐じょう【進上】(名・サ変他)
人に物を差し上げること。献上。進呈。presentation
しんじょう【新庄】
〈市〉山形県北部、新庄盆地の中心都市。旧城下町。盆地の交通・商業の中心。製材・木工などの工業もさかん。人口4万2259(1994)。
しんじょう【新庄】
〈町〉奈良県西部、奈良盆地南西縁の町。野菜栽培や酪農が中心。人口1万8794(1994)。
しんじょう【新庄】
〈村〉岡山県北西部、鳥取県に接する村。新庄牛の集散地。林業がさかん。山菜の産地。人口1205(1994)。
じん‐しょう【人証】
→人的証拠」の略。
じん‐じょう【尋常】(形動)
《「尋」は8尺、「常」は1丈6尺で、並みの長さ・広さの意》
①とくに変わったところのないさま。ふつう。ordinary; common〈用例〉〜のやり方ではだめだ。
②いさぎよいさま。りっぱなさま。laudability〈用例〉〜に勝負する。
③何となく品のよいさま。