*すえ【末】
①はし。先端。end〈対義〉本(もと)。〈用例〉野の〜。竿(さお)の〜。
②はて。終わり。end〈対義〉はじめ。〈用例〉9月の〜。
③行く末。将来。future〈用例〉〜が思いやられる。
④道徳などがすたれ、堕落した時代。〈用例〉世も〜だ。
⑤《「季」とも》末っ子。the youngest child〈用例〉5人兄弟の〜です。
⑥子孫。descendant〈用例〉平家の〜。
⑦下流。
⑧あげく。結果。after...; at last〈用例〉さんざん考えた〜に。
⑨主要でないこと・もの。trifles〈対義〉本(もと)。〈用例〉〜の〜。〜の問題だ。
⑩和歌で、下の句。
末四十より今の三十(すえしじゅうよりいまのさんじゅう)
《「末四十」を「末始終」にかけて》将来多く得るよりも、少しでもいいから今手に入れたほうがよい。
末通る(すえとおる)
物事を終わりまでやりとげる。成功する。
末無し(すえなし)
将来の見込みがない。
末の露、本の雫(すえのつゆ、もとのしずく)
《草木の葉末のつゆと、根もとのしずく。遅い早いはあっても、いずれは消えてしまうところから》人の寿命に長短はあっても、やがて死ぬことにかわりはない、ことのたとえ。
すえ【陶】
やきもの。陶器。
すえ【須恵】
〈町〉福岡市東方にある町。旧炭鉱町。宅地化が進み、福岡市のベッドタウン。人口2万3698(1994)。
すえ【須恵】
〈村〉熊本県南部、球磨(くま)川に沿う村。稲作中心。第2次大戦前、アメリカの社会学者エンブリーが農村調査をした土地として知られる。人口1607(1994)。
ず‐え【図会】
特定の図画を集めたもの。collection of pictures〈比較〉図鑑。〈用例〉名所〜。
ず‐え【図絵】
絵。ずが。picture
スエーター【sweater】
→セーター
スエード【suède(フランス)
①ヤギ・シカ・子ウシの皮の裏を起毛させた柔らかい革。手袋・靴・コート類に使用。いわゆるバックスキンとは区別される。
②表面を①に模して仕上げた織物。
すえ‐おき【据(え)置き】
①すえておくこと。to set
②手をつけず、そのままの状態にしておくこと。deferment〈用例〉ガス料金を〜にする。
③預金・債権などを払い戻したり償還したりすることなく、一定期間手をつけずにおくこと。deferment
すえ‐お・く【据(え)置く】(五他)
①動かさずにおく。leave
②そのままにしておく。leave〈用例〉料金は〜。
すえ‐おそろし・い【末恐ろしい】(形)
将来どうなるかが心配だ。行く末が思いやられる。ominous〈対義〉末頼もしい。〈用例〉〜子ども。〈派生〉すえおそろしげ(形動)すえおそろしさ(名)
すえかわ‐ひろし【末川博】
(1892-1977)法学者。山口県生まれ。京大卒。京大教授。立命館大総長。民法・労働法に業績を残す。第2次大戦後は憲法擁護に尽力。著書『権利侵害論』など。
すえ‐き【須恵器・陶器】
古墳時代後半期から奈良・平安時代に作られた陶質の土器。渡来人により朝鮮から技術がもたらされた。ろくろを使用し、登り窯(がま)で高温の還元炎で焼き、灰色・灰黒色を呈する。
すえ‐しじゅう【末始終】(副)
のちのちまでも。末長く。
スエズ【Suez】
エジプト、スエズ運河の南端に位置する港湾都市。カイロ・ポートサイドに鉄道が連絡。人口37.6万(1991)。
スエズ‐うんが【スエズ運河】
(Suez Canal)アフリカ北東端のスエズ地峡を通り、地中海と紅海を結ぶ平水式運河。1869年レセップスにより完成。アジアとヨーロッパを結ぶ最短航路として、経済・軍事的に重要地点。長さ163km、水深15m。
すえ‐ずえ【末末】
①のちのち。行く末。future
②子孫。descendant
③しもじも。庶民。the masses
スエズ‐どうらん【スエズ動乱】
1956年スエズ運河に対する主権をめぐり、エジプトとイギリス・フランス・イスラエルとが争った事件。国際世論の高まりによって運河の管理権はエジプトに帰した。スエズ戦争。Suez dispute
すえ‐ぜん【据(え)膳】
①すぐ食べられるように整えた膳(ぜん)を人の前に出すこと。その膳。
②人に働かせて自分は利を得ようとすること。
③すっかり用意して人が働けるようにすること。
④女のほうから男に情事をしかけること。
据え膳、上げ膳(すえぜん、あげぜん)
→上げ膳、据え膳」と同意。
据え膳食わぬは男の恥(すえぜんくわぬはおとこのはじ)
女のほうから誘いをかけられて、それに応じないのは男として恥だ。女の誘いに乗るのは、男として当然のことである。When petticoats woo, breeks may come speed.
すえ‐たのもし・い【末頼もしい】(形)
将来に望みがある。将来が楽しみだ。promising〈対義〉末恐ろしい。〈用例〉〜生徒。〈派生〉すえたのもしげ(形動)すえたのもしさ(名)
すえ‐つ‐かた【末つ方】
〈文語的〉
《「つ」は「の」の意の格助詞》
①末の部分。last part
②終わりのころ。end〈用例〉秋の〜。
すえつぐ‐ぶね【末次船】
江戸初期、貿易商末次平蔵(へいぞう)の朱印船(しゅいんせん)の通称。ルソン・シャムなど南洋各地との交易で活躍。
すえつぐ‐へいぞう【末次平蔵】
(?-1630)江戸初期の貿易商。名は政直。長崎の人。長崎代官。朱印船貿易で巨利を獲得。
すえ‐つ・ける【据(え)付ける】(下一他)
動かないように置く。fix; install〈用例〉モーターを〜。
すえっ‐こ【末っ子】
きょうだいのいちばん末の子。まっし。ばっし。the youngest child
スエット‐シャツ【sweat shirt】
《「スエット」は、汗の意》汗とりのために着るシャツ。本来は運動選手が汗による冷えを防ぐために着た、ゆったりしたプルオーバーの木綿のセーター。トレーナー。
すえつむ‐はな【末摘花】
①《末のほうから花を摘みとって紅(べに)をつくることから》→ベニバナの古名。
②『→誹風(はいふう)末摘花』の略。
すえ‐ながく【末長く】(副)
いつまでもずっと。遠い将来まで。行く末長く。for ever and ever〈用例〉〜お幸せでありますよう。
すえなが‐まさお【末永雅雄】
(1897-1991)考古学者。大阪府生まれ。関西大学名誉教授。昭和13年(1938)橿原(かしはら)考古学研究所を創設。所長として高松塚古墳などの調査研究を指揮。同63年(1988)文化勲章受章。
すえなし‐がわ【末無し川】
下流部で水がなくなってしまう川。乾燥地では蒸発により、扇状地や砂丘では地下に浸透して消滅する。lost river
すえ‐の‐よ【末の世】
①後世。future
②道義や仏法が衰えて、乱れた時代。末世(まっせ)。degenerate time
すえ‐ば【末葉】
①草木の先のほうにある葉。
②子孫。descendant
すえ‐ひろ【末広】
《「末広がり」の略》
①末が広がっていくこと。また、しだいに栄えること。
②祝いの進物にするときの扇子(せんす)の呼称。fan
→ちゅうけい(中啓)
すえひろ‐いずたろう【末厳太郎】
(1888-1951)民法・労働法学者。山口県生まれ。東大卒。東大教授。第2次大戦後、労働組合法などの立案・制定に参画。著書『日本労働組合運動史』など。
すえ‐ひろがり【末広がり】
[一]→すえひろ(末広)。
[二]
①狂言の曲名。脇(わき)狂言。末広がりを扇と知らぬ太郎冠者(たろうかじゃ)は傘を買わされるが、売り手が教えた囃子(はやし)物で主人の怒りをとく。
②長唄(ながうた)、または常磐津(ときわず)による歌舞伎(かぶき)舞踊の曲名。狂言の舞踊化。
すえひろ‐てい【末広亭】
東京都新宿区新宿3丁目にある落語の定席(じょうせき)。明治の末に堀江(ほりえ)亭と称した場末の席を、浪曲師末広亭清風が買収したことにはじまる。
すえひろ‐てっちょう【末広鉄腸】
(1849-96)政治小説家。本名、重恭(しげやす)。伊予国(いよのくに)宇和島生まれ。作品『雪中梅』『花間鶯(かかんおう)』など。
すえひろ‐やすお【末広恭雄】
(1904-88)魚類生理生態学者。東京生まれ。東大卒。魚博士として親しまれ、著書に『魚類学』『魚の履歴書』など。祖父は末広鉄腸(てっちょう)
すえ‐ふろ【据(え)風呂】
家庭用の風呂で、大きな水桶(おけ)の下部にかまどを作りつけたもの。すいふろ。
すえまつ‐けんちょう【末松謙澄】
(1855-1920)明治の政治家。豊前(ぶぜん)の人。逓信(ていしん)大臣・内務大臣・枢密顧問官を歴任。著書『演劇改良意見』『日本文章論』。
すえ‐もの【据(え)物】
①すえた物。〈用例〉〜切り。
②床(とこ)の間などの飾り物。置物。ornament
すえ‐もの【陶物】
焼き物。陶器。china
すえよし【末吉】
〈町〉鹿児島県、大隅(おおすみ)半島北部の町。稲作、タバコ・サツマイモ栽培、畜産などがさかん。人口2万1073(1994)。
すえよし‐ぶね【末吉船】
江戸初期、貿易商末吉孫左衛門(まござえもん)の朱印船(しゅいんせん)の通称。ルソン・アンナン・トンキン・シャムなどとの交易で活躍。
すえよし‐まござえもん【末吉孫左衛門】
(1570-1617)江戸初期の大坂の豪商・貿易商。河内(かわち)平野(ひらの)の人。名は吉安(よしやす)。大坂の陣で功をたて河内の代官に任命。朱印状を受けルソン方面と交易。
*す・える【据える】(下一他)
①物を、一定の場所に動かないように置く。fix; install〈用例〉工場に新しい機械を〜。
②人をある地位につかせる。すわらせる。place〈用例〉社長に〜。上座に〜。
③感情・動作などを動かないようにする。落ち着ける。settle〈用例〉腰を〜。度胸を〜。目を〜。
④印判を一定の場所におす。〈用例〉印を〜。判を〜。
⑤灸(きゅう)をする。〈用例〉灸を〜。
す・える【饐える】(下一自)
飲食物がくさって、すっぱくなる。turn sour〈用例〉〜・えたようなにおい。
す‐おう【素襖・素袍】
直垂(ひたたれ)の一種。室町時代に始まり、江戸時代には武家の礼服として用いられた。布地は麻で、定紋(じょうもん)をつけた。
す‐おう【芳・方・枋】
①マメ科の落葉小高木。高さ約5m。葉は羽状複葉。花は黄色で集まって咲く。花後、赤色のさやをつける。材・さやは上代から重要な赤色染料用。インド・マレー半島原産。
②染め色の名。黒みを帯びた赤。
③襲(かさね)の色目の名。表は薄茶色、裏は濃赤色。
すおう【防】
→すおうのくに(周防国)
すおうおとし【素襖落・素袍落】
①狂言の曲名。酔った太郎冠者(たろうかじゃ)が、もらってきた素襖を主人に隠しているが、芸をさせられて落とし、拾われる。
②《「素襖落」で》歌舞伎(かぶき)舞踊。福地桜痴(ふくちおうち)作。新歌舞伎十八番の一つ。狂言を舞踊化したもの。
すおう‐なだ【灘】
瀬戸内海最西部の海域。フグ・エビ・海苔(のり)の養殖がさかん。沿岸に工業都市が発達。
すおう‐の‐くに【防国】
旧国名。現在の山口県南東部。山陽道の一国。「延喜式」では上国、6郡。国府は現在の防府(ほうふ)市国衙(こくが)に、国分寺(こくぶんじ)は同市国分寺町にあった。明治4年(1871)廃藩置県により山口県。防州(ぼうしゅう)。周防。
すおう‐の‐ないし【防内侍】
(?-1113ごろ)平安後期の女流歌人。周防守(かみ)平棟仲(たいらのむねなか)の娘。本名、仲子。後冷泉(ごれいぜい)天皇から堀河天皇まで4代、約40年間、宮中に仕えた。家集『周防内侍集』。
す‐おどり【素踊(り)】
日本舞踊で、扮装(ふんそう)なしで、紋服に袴(はかま)または着流しで、屏風(びょうぶ)を背に踊ること。
ず‐おも【頭重】(名・形動)
①頭が重いこと・さま。
②他人になかなか頭を下げようとしないこと・態度。
③相場が上がり気味でいて、上がらない状態。
すか
《俗語》あてがはずれること。〈用例〉〜を食う。
ず‐が【図画】
①図と絵。drawing
②絵をかくこと。絵。drawing
スカート【skirt】
下半身をおおう一般には筒状の衣服。コートやドレスのウエストから下の部分もいう。ギャザースカート・フレアスカート・タイトスカートなど。
スカーフ【scarf】
装飾・防寒用の薄い布。頭や首をおおう。絹・木綿・毛織物製などで、大きさや柄(がら)も種々ある。
スカーレット【scarlet】
①黄色がかった赤色。緋色(ひいろ)
②カイガラムシからとった赤色系の色素。
スカイ【sky】
空。空中。天。
す‐がい【酢貝】
潮間帯の岩礁にすむリュウテンサザエ科のマキガイ。殻のふたを酢につけると、溶けながらくるくる回るので、この名がある。ほぼ球形で殻高約2.7cm。殻表は緑褐色。殻には藻がはえて石ころのように見える。本州以南に分布。
ず‐かい【図解】(名・サ変他)
図を使って説明すること・書物。illustration〈用例〉仕組みを〜する。
ず‐がい【頭蓋】
→とうがい(頭蓋)
すがい‐くみ【菅井汲】
(1919-96)洋画家。神戸市生まれ。パリ在住。簡潔明快な形体と色彩による抽象画を描く。作品『赤と黒』『湖』など。
ずがい‐こつ【頭蓋骨】
→とうがいこつ(頭蓋骨)
スカイ‐サイン【sky sign】
夜間、ビルの壁面などに電光で文字や絵を映し出す広告。空中広告。
スカイジャック【skyjack】
飛行機の乗っ取り。ハイジャック。
ずがい‐すうはい【頭蓋崇拝】
人間や鳥獣の頭蓋を崇拝する風習。ほぼ世界各地に存在。豊穰(ほうじょう)や再生産あるいは死者の再生を願う思想に基づく。
スカイスクレーパー【skyscraper】
→摩天楼
スカイ‐ダイビング【sky diving】
空中で行うスポーツの一つ。飛行機で決められた高度から飛び降り、一定時間パラシュートを開かずに降下したのち、パラシュートを開いて目標地点への着地の正確さを競う。
スカイ‐パーキング
《和製語》限られた土地に多くの自動車を収容するため、ビルの形式に高層化された駐車場。multistory parking garage
スカイ‐ブルー【sky blue】
空色。明るい青。
スカイ‐メイト
《和製語》会員制の国内線航空運賃の割引制度。対象年齢は12歳以上22歳未満で、割引率は35%だが、航空便に空席のある場合に限る。student discount air ticket
すかいらあく【(株)すかいらーく】
商業。外食産業。昭和23年(1948)設立。本社は東京都新宿区西新宿。
スカイライン【skyline】
→地平線
②山や建物などが空を区切る輪郭線。
③山岳地帯を走る観光自動車道の通称。
スカイラブ【Skylab】
《空の実験室、の意のsky laboratoryの略》アメリカが1973年に打ちあげた小型宇宙ステーション。生物・医学・農業など多くの実験が行われた。
スカウト【scout】
[一](名)「→ボーイスカウト」「→ガールスカウト」の略。
[二](名・サ変他)有望な人材を探しだしたり、他から引きぬいたりすること・人。〈用例〉新人を〜する。
すがえ‐ますみ【菅江真澄】
(1754-1829)江戸後期の民俗学者・紀行文作者。本名、白井秀雄。三河(みかわ)の人。東北各地の民俗を観察し、貴重な資料を残す。紀行『真澄遊覧記』など。
す‐がお【素顔】
①化粧をしない顔。nomake up
→しらふ。soberness
③ありのまま。true face〈用例〉日本の〜。
すが‐がき【掻・菅垣】
①和琴(わごん)の基本的な奏法。
②雅楽の箏(そう)の基本的な奏法。旋律型の部分名。
③箏曲(そうきょく)の純器楽曲。『六段菅垣』。
④③を編曲した尺八の曲。
⑤吉原(よしわら)の遊女が客寄せに弾いたといわれる三味線の旋律型『見世(みせ)菅垣』が、遊里・遊女を暗示する音楽として劇場音楽にとり入れられた。
⑥歌舞伎(かぶき)下座(げざ)音楽の一種。遊女の出入りや遊里の幕開きに奏される。
すが‐がさ【笠】
→すげがさ(菅笠)
すかがわ【賀川】
〈市〉福島県南部、阿武隈(あぶくま)川流域の市。旧宿場町。商工業中心。牡丹(ぼたん)園が有名。人口6万3613(1994)。
す‐がき【素描き】
いろどりをしないで、線で絵をかくこと。線描(せんびょう)。デッサン。そびょう。sketch
す‐がき【酢蠣】
カキの酢の物。カキは、大根おろしでもみ洗いをして、水気をよく切り、ポン酢じょうゆや二杯酢などをかける。
す‐が・く【巣がく】(五自)
クモが巣をかける。
ず‐がく【図学】
幾何学の一分野で、立体を平面上に正確にかく方法。およびその図から立体の幾何学的性質などを研究する。設計図作成・地図作成などに応用される。画法幾何学。立体図学。graphics
スカゲラク‐かいきょう【スカゲラク海峡】
(Skagerrak)北海東部、デンマーク・ノルウェー間の海峡。幅110〜150km。カテガット海峡を通じてバルト海に連絡。
すかさ‐ず【透かさず】(副)
時機をはずさず。すぐさま。at once〈用例〉ミスに乗じて、〜攻める。
すかし【透かし】
①透かすこと。
②すきまをつくった部分。openwork
③透いて見える絵や字。watermark〈用例〉〜のあるお札。
④《俗語》音を立てない屁(へ)。すかしべ。
すかし‐あみ【透かし編み】
穴あき模様の編み物。また、その技法。fancy knitting
すがし・い【清しい】(形)
すがすがしい。refreshing
すかし‐たごぼう【透田蒡】
アブラナ科の二年草。湿地にはえる。高さ約30cm。春夏に、葉腋(ようえき)・茎頂に花茎を出し、黄色の小形十字花を総状につける。
すかし‐だわら【透かし俵】
《繭(まゆ)が網目状の長楕円(だえん)形で、中の蛹(さなぎ)が透視できることから》ガの一種クスサンの繭の俗称。
すかし‐べ【透かし屁】
《俗語》音がしないようにする屁(へ)。すかし。すかしっぺ。
すかし‐ぼり【透かし彫り】
金属・木材・石などを、表から裏までとおるように彫って文様(もんよう)をあらわす技法。fret work
すかし‐もよう【透かし模様】
①透けて見える模様。openwork
②絽(ろ)の薄物などを重ねて着たときに、下の模様や色が透けて見えるもの。openwork
すかし‐ゆり【透合】
①ユリ科の多年草。海岸にはえる。高さ約30cm。葉はやや密に互生。初夏、黄赤色の花が1〜3個上向きに咲く。イワトユリ。
②①を母種として改良された園芸品種。品種は多く、花色は豊富。花期は5〜6月。
すか・す(五自)
《俗語》気どる。すます。〈用例〉いやに〜・している。
すか・す【空かす】(五他)
へらす。decrease; become hungry〈用例〉腹を〜。
すか・す【透かす】(五自他)
①(他)
(ア)すきまをつくる。leave an opening〈用例〉戸を〜・して外を見る。
(イ)一部を取り除いてまばらにする。thin〈用例〉茂った枝を〜。
(ウ)すきとおらせる。make transparent〈用例〉お札(さつ)を〜・して見る。
(エ)相手を油断させる。あてがはずれるようにする。
②(自)《俗語》音を立てずに屁(へ)をする。
すか・す【賺す】(五他)
①機嫌をとる。なだめる。calm down〈用例〉おどしたり〜・したり。
②口先でごまかして、だます。coax
すか‐すか(形動・サ変自)
すきまが多いさま。すいているさま。thin〈用例〉〜の観客席。
ずか‐ずか(副)
荒々しく、無遠慮に進み出るさま。straightforwardly〈用例〉土足で〜と踏み込む。
すがすが‐し・い【清しい】(形)
さわやかで気持ちがよい。さっぱりしている。refreshing〈用例〉〜朝の空気。〈派生〉すがすがしげ(形動)すがすがしさ(名)
すが‐せんすけ【菅専助】
(?-?)江戸後期の浄瑠璃(じょうるり)作者。京都生まれ。安永(あんえい)(1772〜81)のころ活躍。代表作は『摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)』など。
*すがた【姿・相】
①からだや物の全体の形・かっこう。からだつき。figure; form〈用例〉後ろ〜。山の〜。
②見えるものとしての存在。〈用例〉〜を現す。〜を隠す。〜を見せない。
③みなり。one's appearance〈用例〉旅〜。寝巻き〜。
④ありさま。ようす。condition; state〈用例〉移り変わる世の〜。
⑤和歌で、1首の歌としての形。または、おもむき。〈用例〉〜のいい歌。
姿無し(すがたなし)
よい姿・かっこうをしていない。
姿を消す(すがたをけす)
①人が、その場からいなくなる。どこへ行ったのかわからなくなる。disappear
②今まであった事物がすっかり消えて、なくなってしまう。disappear
すがだいら【菅平】
長野県北東部、四阿(あずまや)山の西麓(せいろく)斜面。スキー場・ラグビーなどのスポーツ施設や、ホテル・宿舎がある。
すがた‐え【姿絵】
肖像画。
すがたさんしろう【姿三四郎】
富田常雄(とみたつねお)の小説。昭和17・19年(1942・44)刊。明治20年前後の世相を背景に、柔道一筋に生きる青年、姿三四郎の成長を描く。
すがた‐ずし【姿鮨】
魚を、頭をつけたまま開き、骨・内臓を除いて酢でしめ、すし飯をつめてもとの形に作る料理。アユや小サバが代表的。
すが‐たたみ【菅畳】
スゲで編んだ敷物。スゲで編んだむしろの裏側にアワのわらを綴(と)じたもの。
すがた‐み【姿見】
みなりをととのえるために、全身をうつすのに十分な大きさの鏡。壁掛け式と脚台がついて、傾斜を変えられるものがある。西洋では18世紀、日本では明治末に普及。
すがた‐やき【姿焼(き)】
尾頭つきの魚にくし打ちして、姿をくずさないように焼くこと。また、そのように焼いた塩焼きなどをいう。
す‐がたり【素語り】
楽器の伴奏なしに平曲・浄瑠璃(じょうるり)などを語ること。口語り。〈比較〉素謡。
すか‐たん
《俗語》
①あてが外れること。
②だまされること。
③見当違いをした人をののしっていう語。
スカッシュ【squash】
①イギリスで生まれたテニスに似た室内スポーツ。壁に囲まれたコート内で2人で交互に、ラケットでボールを正面の壁に打ちつけ合う。
②ソフトドリンクの一つ。レモン・オレンジなどの果汁に、甘味を加え、ソーダ水で割る。
すかっ‐と(副・サ変自)
①さっぱりして気持ちのよいさま。feel refreshed〈用例〉胸が〜する。
②物が気持ちよく、あざやかに切れるさま。〈用例〉〜した切れ味。
すがぬま‐ていふう【菅沼貞風】
(1865-89)明治時代の経済史学者・南洋研究家。長崎県生まれ。東大卒。南進論の先駆者とされる。マニラでの調査中死亡。主著『大日本商業史』。
すが‐の‐せん【須賀ノ山】
兵庫・鳥取県境にある山。標高1510m。峰つづきの一帯を氷ノ山(ひょうのせん)とよび、スキー場などで有名。
すがのね‐の【菅の根の】
[枕ことば]《「ね」の音を重ねて、また、スガ(スゲ)の根が長く、乱れはびこることから》「ねもころ・長し・乱る・絶ゆ」などにかかる。〈用例〉〜ねもころ君が結びたるわが紐(ひも)の緒(を)を解く人はあらじ(万葉・11・2473)。
スカビオサ【Scabiosa(ラテン)
→セイヨウマツムシソウの別名。