すご‐み【凄み】
①すごいようす・程度。grimness〈用例〉顔つきに〜が加わってきた。
②すごいことば。脅し文句。threatening remark
凄みを利かす(すごみをきかす)
相手が怖がるような態度や言い方をして、脅かす。threaten; intimidate
すご・む【凄む】(五自)
脅すような態度をする。threaten〈用例〉彼が〜と、とても怖い。
す‐ごもり【巣籠り】
①巣にこもっていること。
②ジャガイモなどを油でカップ型に揚げ、この中に料理を盛りつけたもの。また、せん切りキャベツなどをいため、中央に卵を落としたもの。
す‐ごも・る【巣籠る】(五自)
①巣に入ったままでいる。nest
②虫が土中で冬ごもりをする。hibernate
すこ‐やか【健やか】(形動)
精神や身体が健康・健全であるさま。元気。丈夫。すくよか。healthy; sound〈用例〉〜に成長する。〜な心。〈派生〉すこやかさ(名)
スコラ‐カントルム【schola cantorum】
①グレゴリオ聖歌を歌うための聖歌隊または聖歌学校。
②1896年作曲家ダンディらがパリに設立した宗教音楽学校。
スコラ‐てつがく【スコラ哲学】
中世のキリスト教修道院・教会付属学校(スコラ)で学僧たちが説いた哲学・神学。教会公認の教義を擁護する細密な概念分析や形式的区別立てが特徴。13世紀が全盛期。スコラ学。Scholasticism
スコリア【scoria】
火山砕屑(さいせつ)物の一種。多孔質で黒色または暗褐色の固結物。鉄分に富む。岩滓(がんさい)
すご‐ろく【双六】
①盤上遊戯の一種。ふたりで交互に竹筒から振り出した2個のさいころの目数によって駒(こま)を進め、早く持ち駒を敵陣に入れたほうが勝ちとなる。
②子どもの遊びの一つ。紙に描いた区画の上で、さいころをふって駒を動かして遊ぶ。絵双六。
スコンク【skunk】
スポーツの試合で、まったく得点できない敗戦。とくに、球技の場合に用いられる。零敗。
スゴンザック【André-Dunoyer de Segonzac】
(1884-1974)フランスの画家。厚塗りの重厚な画面の裸婦・風景画が多い。作品『裸体』など。
スゴンタンピール‐しき【スゴンタンピール式】
ナポレオン3世時代の建築様式。フランス固有のマンサード屋根(腰折れ屋根)と、豊富で華麗な彫刻装飾が特徴。
すさ【莎】
壁土にまぜて、ひび割れを防ぐ材料。わら・麻・紙などを細かく切ったもの。すた。つた。
すさ【須佐】
〈町〉山口県北部、日本海に臨む町。近海漁業の基地。景勝地で、天然記念物の磁石石で知られる高山(こうやま)などがある。人口4241(1994)。
ず‐ざい【徒罪】
律令(りつりょう)制下の五罪の一つ。罪人を拘禁し年限を決めて使役する。期間は1年から3年までの5等級があった。
すざか【須坂】
〈市〉長野県北東部、長野盆地の市。明治以降、製糸の町として栄え、第2次大戦後は近代工業が発展。リンゴ・ブドウの大産地。人口5万3925(1994)。
すさき【洲崎】
東京都江東区にある地区。江戸時代、海を埋め立てた先端を洲崎とよんだことから地名となった。埋立地の拡大により内陸部の工場地帯となる。
すさき【須崎】
〈市〉高知県中部、須崎湾に臨む市。柑橘(かんきつ)類や野菜の栽培が行われる。漁業もさかん。セメント・石灰などの工場がある。人口2万9487(1994)。
す‐ざく【雀】
①四神の一つ。南方をつかさどり、鳳凰(ほうおう)で表す。しゅじゃく。〈対義〉青竜(せいりょう)・白虎(びゃっこ)・玄武(げんぶ)
②飛鳥(あすか)時代、天武(てんむ)天皇の時代の私年号(逸年号)。弘文(こうぶん)元年(672)ともいうが、諸説がある。
すざく‐おおじ【雀大路】
平城京・平安京の中央の南北の大通り。大内裏(だいり)正門の朱雀門から南へ羅城(らじょう)門にいたる大路。この大路の東は左京、西は右京とよばれた。平安京では「延喜式」によると広さ28丈(約83.2m)。
すざく‐てんのう【雀天皇】
(923-952)第61代天皇(在位(930-946))。名は寛明(ゆたあきら)。醍醐(だいご)天皇の第11皇子。治世中に平将門(たいらのまさかど)の乱・藤原純友(ふじわらのすみとも)の乱が起こった。
すざく‐もん【雀門】
平城京・平安京大内裏(だいだいり)の南面中央の門。朱雀大路の起点。大伴門。
すさのお‐の‐みこと【素尊・須佐命】
日本神話の神。伊奘諾尊(いざなぎのみこと)と伊奘冉尊(いざなみのみこと)の子。天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟。高天(たかま)の原で乱暴を働き出雲(いずも)へ追放された。八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し天(あま)の叢雲(むらくも)の剣(つるぎ)を得、奇稲田姫(くしなだひめ)を妃とする。
すさび【荒び・遊び】
①心のおもむくままに物事をすること。なぐさみ。pastime〈用例〉筆の〜。老いの〜。
②心がある方向へいよいよ進むこと。
有りの遊び(ありのすさび)
→あり(有り)
すさび‐のり【すさび苔】
紅藻類ウシケノリ科の海藻。潮間帯の岩上などに生育する。長さ10〜20cm、幅3〜13cm。薄い膜状で、長卵形、色は暗紫色。アサクサノリと区別がつかないほどよく似ている。北海道西部・南部、本州太平洋側北部に分布。
すさ・ぶ【荒ぶ】(五自)
=すさむ。
①あれる。rage〈用例〉風が〜。
②芸などがあれてひどくなる。また、生活や精神があれる。become rough〈用例〉心が〜。
すさま・じ【凄まじ】(形シク)
〈古語〉
①興ざめである。殺風景だ。つまらない。気がのらない。〈用例〉〜・じきもの、昼ほゆる犬(枕・すさまじきもの)。
②寒々としている。もの寂しい。〈用例〉風ふき、雨ふりて、〜・じかりけるに(宇治拾遺・160)。〈参考〉熱中できない気分のとき使われる。現在の「すさまじい」の意と違い、「すごい」より「つめたい」意に近い。
すさまじ・い【凄まじい】(形)
①恐怖を感じさせるほど、ものすごい。おそろしい。horrible〈用例〉〜形相。
②おどろくほど程度がはげしい。〈用例〉〜人気。〜爆発音。
③非常識だ。あきれはてる。〈用例〉あれで卒業できたとは〜話だ。〈派生〉すさまじげ(形動)すさまじさ(名)
すさまじ‐げ【凄まじげ】(形動ナリ)
〈古語〉
興ざめであるさま。わびしいさま。つまらないさま。〈用例〉はしたなきここちして、〜にて寄り伏したり(源氏・末摘花)。
すさみ
〈町〉和歌山県南部、太平洋に臨む町。農林業・漁業が行われる。景勝地枯木灘(かれきなだ)海岸がある。人口6393(1994)。
すさ・む【荒む】(五自)
=すさぶ。
①あれ狂う。いよいよ激しくなる。rage〈用例〉吹き〜風。
②気持ちなどがあれて、うるおいがなくなる。become desolate〈用例〉〜・んだ世の中。
すさ・る【退る】(五自)
しりぞく。さがる。しさる。〈用例〉うしろへ〜。
ず‐さん【撰】(名・形動)
《中国、宋(そう)代の杜黙(ともく)の詩が、多く律に合わなかった、という野客叢書(やかくそうしょ)にある故事による》=ずざん。
①よりどころがあやふやなこと・さま。その著作。
②まちがいが多く、いい加減なこと・さま。でたらめ。ぞんざい。粗雑。carelessness〈用例〉〜な管理。〈派生〉ずさんさ(名)
すし【鮨・鮓・寿司】
《形容詞「酸(す)し」から。「寿司」は当て字》
①魚介類を塩蔵して自然発酵させたもの。
②酢飯(すめし)が主材となった、ちらしずし・にぎりずしなどの総称。〈数え方〉1人前・1折・1個。
す‐し【酸模】
→スイバの古名。
す・し【酸し】(形ク)
〈古語〉
→すい(酸い)
*すじ【筋】
[一](名)
①細長く続く線のようなもの。line〈用例〉細い〜。手の〜。
②筋肉。また、筋肉を構成している線維。muscle; fiber〈用例〉〜をたがえる。〜をひねる。〜の多い肉。
③血管。vein〈用例〉ひたいに〜を立てて怒る。
④道理。筋あい。reason〈用例〉〜の通った話。
⑤手続き。順序。procedure〈用例〉そこへ話をもっていくのは〜がちがう。
⑥話の運び。脈絡。plot; thread〈比較〉主題。〈用例〉小説の〜。
⑦当局。方面。authorities〈用例〉その〜の語るところによれば。金融〜。
⑧血筋。素性。lincage〈用例〉歌舞伎(かぶき)の〜。
⑨素質。nature〈用例〉〜がいい。
⑩植物などに含まれる繊維質のもの。線状の組織。fiber〈用例〉〜の多い大根。
⑪「→筋かまぼこ」の略。
⑫一つづきの道路や川に沿った所。〈用例〉街道〜。
⑬縦のしま。stripe〈用例〉〜のついた柄。
⑭取り引きで内情をよく知って売買する事情通。insider
⑮田の畔(あぜ)。うね。
⑯碁や将棋でその局面に最適の手。手筋。
[二](助数)細長いものを数える語。〈用例〉帯1〜。手ぬぐい2〜。
筋が違う(すじがちがう)
①めざす相手・方向・目標などが違う。
②道理に合わない。物事の判断が見当違いである。unreasonable
筋が通る(すじがとおる)
①細長く、まっすぐである。straight
②道理にかなっている。物事が首尾一貫している。筋が立つ。make sense; logical
筋が良い(すじがよい)
素質がある。have an aptitude〈用例〉踊りの〜。
筋を通す(すじをとおす)
道理を通す。理屈を首尾一貫させる。be logical
ず‐し【図示】(名・サ変他)
図で示すこと。図にかいて見せること。illustration〈比較〉表示。〈用例〉場所を〜する。
ず‐し【厨子・廚子】
①仏像や経巻などを安置する櫃(ひつ)。多くは方・円・長方形などで扉がある。法隆寺の玉虫厨子など。
②調度や書画・食物などを置いたり入れたりする小型の家具。
ずし【逗子】
〈市〉神奈川県三浦半島西岸、相模(さがみ)湾に臨む市。保養地・住宅地。徳冨蘆花(とくとみろか)の小説『不如帰(ほととぎす)』の舞台。人口5万7461(1994)。
すじ‐あい【筋合(い)】
理由のあること。わけ。道理。また、理由や根拠のある関係や間柄。reason〈用例〉今さら断れる〜ではない。
すじ‐あおのり【筋青苔】
緑藻類アオサ科の海藻。管状、中空で分枝の多い形をとる。体長5〜50cm。食用とする。
すじ‐いるか【豚】
イルカ科の動物。全長2.2m。背面は濃紺色、腹面は白色。体側には眼から肛門(こうもん)にかけて黒色のすじがある。魚類・イカ・エビを食べる。太平洋・大西洋・地中海に分布。
すじ‐えび【老・筋老】
テナガエビ科の淡水エビ。河川・湖沼などの砂泥地にすむエビ。体長約5cm。暗褐色の帯状斑(はん)がある。千島から九州・沖縄まで広く分布。
ずしおう【厨子王】
伝説中の人物。『山椒太夫(さんしょうだゆう)』の話(説経節・森鴎外(もりおうがい)の小説など)に登場する奥州(おうしゅう)の太守の子。安寿(あんじゅ)姫の弟。
すじ‐かい【筋交い・筋違い】
①斜めに交わった状態。はす交い。筋ちがい。〈用例〉〜の家。
②建築物の補強のため、柱と柱の間などに斜めに入れる材木。brace〈用例〉〜を入れる。
すじ‐がき【筋書(き)】
①事実の筋道を書いたもの。outline
②映画・演劇などの粗筋を書いたもの。synopsis
③もくろみ。計画。plan〈用例〉〜通りにはいかない。
すじ‐がね【筋金】
①槍(やり)の柄(え)、板戸などを補強するためにはめた細長い金属。
②江戸時代、歌舞伎(かぶき)で荒事師(あらごとし)が衣装の下に着た筒袖(つつそで)のじゅばん。
③小道具の一つ。荒事武者(むしゃ)役がつける小手・脛(すね)当て。
④石膏(せっこう)の型取りの型を丈夫にするための針金。
すじがね‐いり【筋金入り】
鍛えられ、しっかりした信念をもっていること・人。devoted〈用例〉〜の党員。
すじ‐かまぼこ【筋鉾】
練り製品の製造時に除かれたすじ肉を集め、食塩・でんぷんなどを加えて形をととのえ、湯で煮たもの。おでんだね。すじ。
ず‐しき【図式】
①図取りのしかた・型。figure
②物事の関係を説明するために考案された図。グラフ。graph
③概念の関係を示す符号・図。diagram
すじ‐ぐも【筋雲】
繊維状に散らばった白雲。巻雲(けんうん)。cirrus
すじぐろ‐しろちょう【条黒白蝶】
シロチョウ科のチョウ。モンシロチョウに似るが、白い翅(はね)に黒いすじがある。開張約5.5cm。日陰に多い。日本全土に分布。
すじ‐こ【筋子】
サケ・マスの卵巣の塩漬け。1腹ずつのものをいい、卵だけのものはイクラ。すずこ。
ずし‐ずし(副)
体の重いものが、力強く地響きを立てて歩くときの音・さま。どしどし。thump
すじ‐だて【筋立て】
話の筋道の組み立て。その順序。plot〈用例〉ドラマの〜。
すじ‐だ・てる【筋立てる】(下一他)
話の構成をこしらえる。筋道を立てる。plot
すし‐だね【鮨種】
江戸前のすしに用いる魚や貝などの具。すしねた。ねた。
すじ‐ちがい【筋違い】
[一](名・形動)
①ななめに交わること・さま。すじかい。oblique
②道理にはずれること・さま。unreasonable〈用例〉きみの考え方は〜だ。
③見当違いであること・さま。missing the point〈用例〉〜の返事。
[二](名)急に体を動かしたりしたときなどに、筋が無理にのばされておこる筋肉痛。traumatic muscle pain
すし‐づめ【鮨詰(め)】
多くの人・物がぎっしり入っていること。be jammed〈用例〉〜の電車。
すじ‐ば・る【筋張る】(五自)
①筋が固くつっぱって盛り上がる。become sinewy〈用例〉〜・った手。
②堅苦しくする。behave formally〈用例〉〜・った態度。
すじ‐べい【筋塀】
→ついじ(築地)
すじぼそ‐やまきちょう【条細山黄蝶】
シロチョウ科のチョウ。前翅(ぜんし)の先端と後翅の外縁中央がとがる。開張約6cm。雄は濃黄色、雌は黄白色。前翅と後翅の中央に橙(だいだい)色の小円点がある。食草はクロウメモドキなど。本州・四国・九州に分布。
すじ‐ぼね【筋骨】
①筋肉と骨格。きんこつ。muscles and bones
②軟骨。cartilage
筋骨を抜かれた様(すじぼねをぬかれたよう)
病気や疲労で気力がなくなり、ぐったりしたさま。
すじ‐まき【筋播き・播き】(名・サ変他)
きめた筋にそって種をまくこと。条播(じょうは)。drill
すじ‐みち【筋道】
①道理。条理。reason〈用例〉〜の通った話。
②手続き。順序。procedure〈用例〉〜を踏む。
すじ‐むかい【筋向(か)い】
斜めに向かい合うこと。筋向こう。diagonal opposition〈用例〉〜の家。
すじ‐むこう【筋向(こ)う】
筋向かい。
すじ‐め【筋布】
コンブ科の一年生海藻。潮間帯下部の岩にはえる。長さ1〜2m、幅30cmで黄褐色から暗褐色。葉には縦に5本の脈がある。北海道・三陸海岸に分布。若いものは食用。
すじ‐め【筋目】
①布や紙などを折ったときにできる線。fold〈用例〉ズボンの〜。
②はっきりした線状や、その文様。
③家柄。血統。素性(すじょう)。lineage〈用例〉〜の正しい家柄。
④筋道。条理。reason〈用例〉〜の立った意見。
す‐じめ【酢締め】
料理で、材料を酢に浸して時間をおき、身を締めること。すし種などによく用いる。
すし‐めし【鮨飯】
すしに使う酢の味をつけた飯。一般に、関東では塩を、関西では砂糖をきかせた味付けにする。
すし‐や【鮨屋】
すしを作って売る店・人。
ず‐しゅう【豆州】
→伊豆国(いずのくに)
すじゆ‐おんせん【筋湯温泉】
大分県西部、飯田(はんだ)高原にある温泉。高所から落ちる湯の滝に身体を打たせる「うたせ湯」が有名。
スシュルタ【Suśruta】
(?-?)2〜3世紀ごろのインドの医者。とくに外科治療にすぐれ、また人体解剖を行って基礎医学の体系を定めたといわれる。編著『スシュルタ・サンヒター』はインド2大古典医学書の一つ。
すしゅん‐てんのう【峻天皇】
(?-592)記紀で第32代天皇(在位(587-592))。欽明(きんめい)天皇の皇子。蘇我(そが)・物部(もののべ)両氏の争乱後に即位したが、蘇我馬子(うまこ)と対立し暗殺された。
す‐じょう【素性・素姓・種姓】
①血筋。家柄。生まれ。育ち。lineage〈用例〉氏(うじ)〜。
②物のいわれ。由来。由緒(ゆいしょ)。origin〈用例〉〜のはっきりしない品。
③本来の性質。nature
ず‐じょう【頭上】
頭の上。overhead〈対義〉脚下(きゃっか)。〈用例〉〜注意。
ずしょ‐ひろさと【調所広郷】
(1776-1848)江戸後期の薩摩(さつま)藩家老。通称笑左衛門。藩財政の改革に活躍。清(しん)と密貿易を行い、幕府の嫌疑に対し責任をとって自殺。
ずしょ‐りょう【図書寮】
①律令(りつりょう)制下、中務(なかつかさ)省に属し、書籍の保管・書写など、図書のこと一切をつかさどった役所。ふんのつかさ。
②もと、官内省の部局の一つ。皇室の図書・記録の保管、皇統譜・天皇皇族の実録の編纂(へんさん)などを担当。明治17年(1884)に設けられ、昭和24年(1949)宮内庁書陵部となる。
ずしり‐と(副)
①受けとめたときに、重いたしかな手ごたえがあるさま。heavily〈用例〉〜重い荷物。〜感じることば。
②重い物が地面に落ちたときの鈍い音・さま。with a thump
すじ・る【捩る】(五自)
からだをねじりまげる。
すじん‐てんのう【崇神天皇】
記紀で第10代天皇。名は御間城入彦五十瓊殖尊(みまきいりびこいにえのみこと)。「はつくにしらすすめらみこと」と称されるところから、大和政権を確立した最初の天皇と推測される。
ずしん‐と(副)
①重い物が地面に落ちるときの強い鈍い音・さま。with a thump
②重さを強く感じるさま。feel heavy〈用例〉その一言は胸に〜こたえた。
すす【煤】
①けむりの中の黒い粉末やけむりとほこりがまじって固化したもの。
②炭素化合物の不完全燃焼で生じた炭素の粉末。カーボンブラックはその一種で、ゴム配合剤・印刷インキの原料に利用。soot
すず【鈴】
体鳴楽器。日本の鈴は、細い裂け目のある中空の球の中に小さい球を入れたもので、つるして振り鳴らす。金属または土製。西洋では、日本と同形のものを枠に取りつけたジングルベルや、小形鐘形など。bell
鈴を転がす様(すずをころがすよう)
女性の声の、澄んで美しいさま。tinkling
鈴を張った様な目(すずをはったようなめ)
ぱっちりとした大きな目の形容。
鈴を振る様な声(すずをふるようなこえ)
きれいに澄んだ声。鈴を転がすような声。
すず【錫】
金属元素。元素記号Sn原子番号50。原子量119。比重7.28(白色錫)、5.76(灰色錫)。古くから青銅に使用。めっき用のほか無害のため食品工業・食器などに、また砲金・はんだ・活字合金・可融合金などに利用。tin
すず【篶・篠】
細いタケ。小竹。スズタケ。
すず【洲】
〈市〉石川県、能登(のと)半島先端の市。中心は飯田(いいだ)。農業・漁業のほか、珪藻(けいそう)土と加工品を産出。見付(みつけ)島・禄剛(ろっこう)崎などの景勝がある。人口2万3810(1994)。
ず‐ず【珠】
→じゅず(数珠)
ず・ず【誦ず】(サ変他)
〈古語〉
声に出して読む。ずんず。〈用例〉親王(みこ)、歌をかへすがへす〜・じたまうて、返しえし給はず(伊勢・82)。
すず‐いし【錫石】
錫の酸化物からなる鉱物。重要な原料鉱石。正方晶系(せいほうしょうけい)。柱状または粒状で、ダイヤモンド光沢、脂肪光沢がある。無色・褐色・赤色など。cassiterite
すす‐いろ【煤色】
うす黒い色。すすのような色。soot; sooty black
すずか【鈴鹿】
〈市〉三重県北部の市。輸送用機器を中心とする工業が発達。植木栽培もさかん。鈴鹿サーキットがある。人口17万7748(1994)。
すずか‐いりょうかがくぎじゅつだいがく【鈴鹿医療科学技術大学】
私立大学。平成2年(1990)創立。所在地は三重県鈴鹿市岸岡(きしおか)町。
すず‐がえる【鈴蛙】
山間の渓流にすむ原始的なスズガエル科のカエル。体長4〜5cm。背面はいぼでおおわれ、黄緑色か緑褐色で、暗色の模様がある。腹面と四肢裏面には赤色斑(はん)がある。対馬(つしま)、朝鮮半島、中国に分布。
すずか‐がわ【鈴鹿川】
三重県北部を東流する川。長さ38km。鈴鹿山脈の南縁に発し、楠(くす)町で伊勢(いせ)湾に入る。
すず‐かけ【鈴懸・篠懸】
①修験者が衣服の上に着る麻の衣。
②「→スズカケノキ」の略。
すずかけ‐そう【鈴懸草】
ゴマノハグサ科のつる性多年草。竹林の日陰にはえる。長さ2m。鋸歯(きょし)のある長卵形の葉を互生。夏、葉の脇(わき)に濃紫色の小花を多数球状につける。江戸時代の園芸植物。岐阜県に分布。
すずかけ‐の‐き【鈴懸の木・篠懸の木】
スズカケノキ科の落葉高木。高さ約25m。葉は掌状(しょうじょう)、雌雄同株(どうしゅ)。春に雄花と雌花が別々の柄につき、晩秋に、球状果が柄の先に下がる。バルカン半島・ヒマラヤ原産。プラタナス。ボタンノキ。スズカケ。plane tree
すずか‐こくさいだいがく【鈴鹿国際大学】
私立大学。平成5年(1993)創立。所在地は三重県鈴鹿市郡山(こおりやま)町。
すずか‐こくていこうえん【鈴鹿国定公園】
三重・滋賀県境を南北に連なる鈴鹿山脈を中心とする国定公園。ブナの原生林やシャクナゲなどの高山植物群落で知られる。昭和43年(1968)指定。
すずか‐サーキット【鈴鹿サーキット】
日本初のオートバイや自動車用ロードレーストラック。一周5859m。昭和37年(1962)、三重県鈴鹿市に本田技研工業が建設。
すずか‐さんみゃく【鈴鹿山脈】
近畿(きんき)地方東部を南北に走る山脈。三重・滋賀県境をなす。主峰は御在所(ございしょ)山1210m、最高峰は御池(おいけ)岳1241m。動植物の宝庫。
すず‐かぜ【涼風】
初秋の涼しい風。cool breeze〈用例〉〜が立つ。
すずか‐とうげ【鈴鹿峠】
三重・滋賀県境をなす鈴鹿山脈の峠。標高357m。古来、畿内(きない)と東国を結ぶ旧東海道の要所であり、また交通上の難所でもあった。
すずか‐の‐せき【鈴鹿の関】
伊勢国(いせのくに)と近江国(おうみのくに)との境(現在の三重県鈴鹿郡関町付近)にあった古代の関所。三関の一つ。延暦(えんりゃく)8年(789)廃止。
すず‐がも【鈴鴨】
海ガモの一種。翼長約20cm。雌は嘴(くちばし)の基部に白帯があるので、ハナジロハジロともいう。水草・藻のほかニマイガイを好んで食べる。シベリア東部で繁殖。日本では冬鳥。
すずがもり【鈴ケ森】
東京都品川区南部にあった地名。江戸時代に処刑場があった。
すすき【薄・芒】
イネ科の多年草。山野の陽地にはえる。高さ1〜2m。葉は線形で尖(とが)る。初秋、茎の先に長さ20〜30cmの花穂をつける。秋の七草の一つ。以前は屋根ふき・炭俵・すだれの材料。茎葉は家畜の飼料。ツユミグサ。カヤ。オバナ。
薄の穂にも怯ず(すすきのほにもおず)
わずかな動きや物音にも、おびえる。心が落ち着かず、ささいなことにも恐れおののく。
すすぎ【濯ぎ・滌ぎ】
①すすぐこと。洗濯をしてせっけん分を落とすこと。rinse
②足を洗うための湯や水。water to wash feet
すずき【鱸】
スズキ科の海水魚。近海の岩場にすむ。全長約90cm。背部は灰青色、腹部は銀白色。若魚は夏季に川をのぼる。食用で夏に美味。北海道以南、東・南シナ海に分布。出世魚で幼魚はセイゴ、やや成長したものはフッコ、成魚はスズキ。ロギョ。sea bass
スズキ【スズキ(株)】
輸送用機器。自動車・オートバイ会社。大正9年(1920)設立。本社は静岡県浜松市高塚町。
すずき‐あきら【鈴木朖】
(1764-1837)江戸後期の儒者・国学者・国語学者。尾張(おわり)の人。徂徠(そらい)学を市川鶴鳴(かくめい)に、国学を本居宣長(もとおりのりなが)に学ぶ。言語の起源、品詞分類に新説を出す。著書『言語(げんぎょ)四種論』など。
すずき‐うめたろう【鈴木梅太郎】
(1874-1943)生化学者。静岡県生まれ。東大卒。東大教授。米糠(こめぬか)からオリザニン(ビタミンB1)を抽出。昭和18年(1943)文化勲章受章。
すずき‐えいたろう【鈴木栄太郎】
(1894-1966)社会学者。長崎県生まれ。東大卒。北大・東洋大教授。日本の現実に根ざした農村社会学・都市社会学の体系化に貢献。著書『日本農村社会学原理』など。
すずき‐かんたろう【鈴木貫太郎】
(1867-1948)海軍大将・政治家。大阪生まれ。連合艦隊司令長官・軍令部長・侍従長・枢密顧問官を歴任。二・二六事件で襲撃され負傷。終戦内閣の首相。
すずき‐きさぶろう【鈴木喜三郎】
(1867-1940)司法官僚・政治家。第7代政友会総裁。武蔵(むさし)の人。東大卒。司法次官・検事総長を経て、法相・内相を歴任。治安維持法体制強化を画策。
すずき‐こそん【鈴木鼓村】
(1875-1931)箏曲(そうきょく)家。宮城県生まれ。新日本音楽の先駆として、北原白秋など当時の詩人たちの詩を中心に作曲活動を行い、京極(きょうごく)流を興した。『厳島詣(いつくしまもうで)』などを作曲。
すずき‐しゅんざん【鈴木春山】
(1801-46)江戸末期の医師で兵学者・医学者。三河(みかわ)出身。藩校成章館で学び、長崎で蘭(らん)方医術を研究、渡辺崋山(わたなべかざん)と親交を深め、高野長英(たかのちょうえい)にオランダ兵術を学ぶ。『三兵活法』などを訳す。
すずき‐しょうさん【鈴木正三】
(1579-1655)江戸前期の僧・仮名草子作者。徳川家康(とくがわいえやす)・秀忠(ひでただ)に仕え、出家。曹洞(そうとう)禅を修めて独自の仁王禅を唱えた。著作に仮名法語『盲安杖(もうあんじょう)』、仮名草子『二人比丘尼(ににんびくに)』など。
すずき‐しょうてん【鈴木商店】
明治・大正時代の神戸の商社。昭和2年(1927)倒産し、金融恐慌激化の一因となった。
すずき‐しんいち【鈴木鎮一】
(1898-1998)バイオリン奏者・教育家。愛知県生まれ。「才能教育運動」で世界的に注目される。著書『人間と才能』など。
すずき‐しんたろう【鈴木信太郎】
(1895-1970)仏文学者。東京生まれ。東大卒。東大教授。フランスの詩人ビヨンやフランス象徴詩の研究と訳業で知られる。著書『フランス詩法』など。
すずき‐すいけん【鈴木翠軒】
(1889-1976)書家。本名、春視。愛知県生まれ。淡墨を用い、直感的な情趣の世界に書の美を追求。第2次大戦前の国定教科書の書き方手本の筆者。
すずき‐ぜんこう【鈴木善幸】
(1911-)政治家。岩手県生まれ。水産講習所卒。社会党衆議院議員からのち自由民主党に移る。昭和55年(1980)首相に就任。行政改革を最重要政策とし、同57年(1982)まで在職。
すずき‐せんざぶろう【鈴木泉三郎】
(1893-1924)劇作家。東京生まれ。新歌舞伎(かぶき)の名作を残す。戯曲『次郎吉懺悔(ざんげ)』『生きてゐる小平次』など。
すずき‐だいせつ【鈴木大拙】
(1870-1966)仏教学者・思想家。金沢生まれ。名は貞太郎。禅を中心とする仏教思想の独自な研究を展開し、欧米に紹介した。昭和24年(1949)文化勲章受章。著書『禅の研究』『禅と日本文化』など。
すすきだ‐きゅうきん【薄田泣菫】
(1877-1945)詩人・随筆家。本名、淳介(じゅんすけ)。岡山県生まれ。典雅な高踏派的詩風により、明治30年代の代表的詩人として蒲原有明(かんばらありあけ)と並び称された。長編叙事詩『葛城(かつらぎ)の神』を最後に、随筆家として活躍。詩集『暮笛(ぼてき)集』『白羊宮(はくようきゅう)』、随筆『茶話』など。
すずき‐たけお【鈴木竹雄】
(1905-95)商法学者。神奈川県生まれ。東大卒。東大教授。商法学の方法論確立に貢献、第2次大戦後の商法・会社法改正で指導的役割を果たす。平成元年(1989)文化勲章受章。
すすきだ‐けんじ【薄田研二】
(1898-1972)新劇俳優。福岡県生まれ。第2次大戦後、中央芸術劇場・東京芸術座を結成。リアリズム演劇の代表的俳優。
すずき‐ただし【鈴木忠志】
(1939-)演出家。静岡県生まれ。早大卒。早稲田小劇場主宰。富山県に利賀(とが)山房を開く。演出作『劇的なるものをめぐって』『トロイアの女』など。
すずき‐ちょうきち【鈴木長吉】
(1848-1919)鋳金(ちゅうきん)家。武蔵(むさし)(埼玉県)の人。ろう型鋳造にすぐれ、動物を得意とした。作品『鷲(わし)』など。
すずき‐とらお【鈴木虎雄】
(1878-1963)中国文学者・漢詩人。新潟県生まれ。東大卒。京大教授。中国詩の研究に業績をあげる。昭和36年(1961)文化勲章受章。著書『支那(しな)詩論史』『豹軒(ひょうけん)詩抄』など。
すずき‐はるのぶ【鈴木春信】
(1725-70)江戸中期の浮世絵師。通称、次兵衛。江戸の人。錦絵(にしきえ)の創案に協力し華麗な多色刷り版画を創作。大和絵の典雅さを生かした美人画で有名。作品『座敷八景』『風流四季歌仙』など。
すずき‐ぶんじ【鈴木文治】
(1885-1946)労働組合運動の指導者。宮城県生まれ。東大卒。大正元年(1912)友愛会(のち日本労働総同盟と改称)を創立。社会民衆党・社会大衆党代議士。
すずき‐ぼくし【鈴木牧之】
(1770-1842)江戸後期の文人。越後国(えちごのくに)塩沢の人。通称は儀三治。牧之は号。雪国の生活を記録した『北越雪譜(ほくえつせっぷ)』は民俗資料として評価が高い。