そく‐ろう【足労】
《上に「ご」を付けて、相手に出向いてもらう意の敬語に用いる》足を運ぶこと。〈用例〉ご〜を願います。
ぞく‐ろん【俗論】
ありふれた論。俗受けのする、見識のない議論。conventional view
そぐわ‐し・い(形)
ふさわしい。似つかわしい。〈用例〉高校生に〜服装。
そぐわ‐ない(連語)
似つかわしくない。ふさわしくない。つり合わない。unsuitable〈用例〉場面に〜音楽。現実に〜法律。
そ‐けい【素馨】
モクセイ科のつる性常緑低木。ジャスミンの一種。葉は奇数羽状複葉。夏から秋に、先が4裂する芳香のある白い花を開く。香油の材料。インド原産。
そ‐けい【粗景】
そまつな景品。商店などで出す景品を、けんそんしていう語。
そけい‐かん【鼠径管・蹊管】
腹筋の下縁の鼠径靭帯(じんたい)に平行し、そのすぐ上にある長さ4、5cmの管。男子では精索、女子では子宮円索が通っている。inguinal canal
そけい‐ぶ【鼠径部・蹊部】
もものつけ根の内側。腹筋下縁の鼠径靭帯(じんたい)の内下方を下肢へ分布する血管が通り、男子では精索がこの靭帯を斜めに貫き陰嚢(いんのう)へとつづく。inguinal region
そけい‐ヘルニア【鼠径ヘルニア】
鼠径部に生じるヘルニア。この部分に内臓がふくれるような形でとび出してくる。inguinal hernia
そけい‐リンパせつ【鼠径リンパ節】
もものつけ根の内側にあり、下肢に分布する深・浅リンパ管を受けるリンパ節。inguinal lymph node
そけいリンパにくがしゅ‐しょう【鼠径リンパ肉芽腫症】
クラミジア感染による性病の一種。男女の外陰部に小丘疹(きゅうしん)・小水疱(すいほう)を生じたのち、鼠径リンパ節が硬く腫脹(しゅちょう)し団塊から膿汁(のうじゅう)を出す。第四性病。lymphgranuloma inguinale
そ‐げき【狙撃】(名・サ変他)
ねらいうつこと。snipe〈用例〉〜兵。
ソケット【socket】
配電用コードなどの端末にとりつけ、電球などを保持し通電するための器具。
そ・げる【削げる・殺げる】(下一自)
けずられる。そいだようになる。split; become lean〈用例〉ほおの肉が〜。
そ‐けん【素絹】
①練ってない粗末な絹。綾紋(あやもん)のない生絹(すずし)。coarse silk
②《「素絹の衣」の略》僧の略服。そで口が広く、たけが長い。
そ‐けん【訴権】
民事訴訟上、裁判所の裁判を要求しうる権利。right of action
そ‐げん【遡源・溯源】(名・サ変自)
《「さくげん」は慣用読み》みなもとにさかのぼること。
そげん‐は【素元波】
波が進んでいくとき、波面上のおのおのの点から発生すると考えられる球面波。ホイヘンスが光の波動説を説明するのに導入。波の反射や屈折の現象が説明できる。elementary wave
*そこ【底】
①くぼんだものやいれものの最下部。the bottom〈用例〉池の〜。箱の〜。
②表面から離れたずっと深い所。the depth〈用例〉地の〜。肺の〜まで息を吸い込む。
③物事のきわまる所。はて。the bottom〈用例〉〜が知れない。絶望の〜。
④奥にある本当のもの。〈用例〉〜力。
⑤心の奥。本心。心底。the bottom of one's heart〈用例〉〜をわって話す。
⑥もっとも低い数値。とくに、値段。the bottom price〈用例〉〜値。
底が浅い(そこがあさい)
内容に深みがない。shallow
底が知れない(そこがしれない)
①容量がどれだけあるのかわからない。際限がない。immeasurable
②心の中をうかがうことができない。mysterious
底が見える(そこがみえる)
①物事の究極の状態が現れる。正体がはっきりする。
②心の奥底が見えてしまう。何を考えているかがわかる。下ごころが知れる。be seen through
底が割れる(そこがわれる)
相手の隠していたことがわかってしまう。be seen through
底を入れる(そこをいれる)
①相場の下落が止まる。底値になる。
②宴会などの前にあらかじめ酒を飲む。
底を押す(そこをおす)
念をおす。
底を極める(そこをきわめる)
もっとも奥深いところを知る。極意(ごくい)・奥義(おうぎ)を極める。master the essence of
底を突く(そこをつく)
①相場が最低になる。reach the bottom
②たくわえがなくなる。限度までくる。exhaust one's savings
底を叩く(そこをはたく)
中身を出しきる。
底を払う(そこをはらう)
→底を叩く」と同意。
底を割る(そこをわる)
①心中を打ち明ける。open one's heart〈用例〉底を割って相談する。
②底値と見られたところよりなお下がる。go below the bottom
*そ‐こ【処・所】(代)
①相手側に近い場所、または話題にしている場所をさす語。そのところ。there〈対義〉ここ・あそこ・かしこ。〈用例〉〜の本を取ってくれ。〜を右に曲がってください。
②いま話に出た事柄をさす語。そのこと。その点。that〈用例〉〜が知りたい。〜があいつのいいところだ。
③いま話に出た場面をさす語。その時。that〈用例〉〜で幕がおりた。
④{古語}目下の者をさす。おまえ。そこもと。〈用例〉〜をのみなむ、かかるほどより明け暮れ見し(源氏・紅葉賀)。
其処は其れ(そこはそれ)
互いに理解しあった事柄を確認した上で、さらに説明を進めるときのことば。〈用例〉〜彼のことだから。
其処へ行くと(そこへいくと)
そういう点から考えると。from that point of view〈用例〉〜おれは心配ない。
其処へ持って来て(そこへもってきて)
そのうえ、さらに。
そ‐ご【祖語】
同系の諸言語のもととされる言語。イタリア語・フランス語・スペイン語などロマンス諸語に対する俗ラテン語の類。共通基語。parent language〈参照〉母語。
そ‐ご【齬】(名・サ変自)
《歯が合わない、の意から》食い違うこと。行き違い。手違い。discordance〈用例〉〜をきたす。
そこ‐あげ【底上げ】(名・サ変自他)
低い水準を引き上げること。raise〈用例〉賃金の大幅な〜。
そこ‐い【底い】
〈古語〉
きわみ。はて。〈用例〉さをさせど〜もしらぬわたつみの(土佐)。
そこ‐い【底意】
①心の奥底。下心。secret intention〈用例〉〜を見ぬく。
②心の中のわだかまり。reserve〈用例〉〜のない話。
そこ‐いじ【底意地】
心の奥底に含んでもっている意地。hidden nature〈用例〉〜が悪い。
そこいじ‐わる・い【底意地悪い】(形)
ひどく意地が悪い。malicious〈派生〉そこいじわるげ(形動)そこいじわるさ(名)
そこ‐いら【処いら】(代)
→そこら(其処ら)
そこ‐いれ【底入れ】
①景気がこれ以上悪くならないという状態。bottom out of economy
②下がり続けた相場が底をつき、上向きになりかける寸前の状態。touch the bottom
そ‐こう【素行】
平素の行い。品行。conduct〈用例〉〜が修らない。
そ‐こう【粗肴】
そまつなさかな。相手にすすめる料理をけんそんしていう語。〈用例〉粗酒〜。
そ‐こう【粗鉱】
採掘したままの鉱石。選鉱によって、有用鉱物含有量を高める。crude ore
そ‐こう【粗鋼】
製鋼炉で製造されたままで、圧延・鍛造などの加工を施されていない鋼。crude steel
そ‐こう【遡行・溯江】(名・サ変自)
川をさかのぼって行くこと。sail against a stream
そ‐こう【遡航・溯航】(名・サ変自)
船で水流をさかのぼって行くこと。go upstream by ship
そ‐こう【鼠口】
ネズミの口。
鼠口、終に象牙無し(そこう、ついにぞうげなし)
《ネズミの口に象牙のはえることはないことから》凡人にりっぱなことが言えるはずがないというたとえ。
そごう【(株)そごう】
商業。百貨店。大正8年(1919)設立。本社は大阪市中央区心斎橋筋。
そこ‐うお【底魚】
海底付近、または海底の砂泥(さでい)中にすむ魚類。カレイ・ヒラメ・アンコウ・タラなど。bottom fish〈対義〉浮き魚。
そこう‐けん【租鉱権】
採掘権者との契約により、一定の鉱区で鉱物を採掘取得する権利。
そごう‐こう【蘇合香】
マンサク科の落葉高木。フウ(楓)に近縁で小アジア原産。高さ約10m。葉は掌状に3裂する。春、枝先に多数の淡緑色の小花をつける。樹皮から採集した樹脂が沈香(じんこう)に混入される。
そこう‐しょう【咬症】
おもにネズミに咬(か)まれて起こる病気。ネズミのかみ傷が治ってから、皮膚に発疹(はっしん)ができ、リンパ節がはれて高熱を発する。鼠咬症スピリルムによるものと、ストレプトバシラス菌によるものがある。ペニシリンなどが有効。rat-bite fever
そこ‐かしこ【処】(代)
あちらこちら。ほうぼう。here and there〈用例〉〜で声がする。
そこ‐がた・い【底堅い】(形)
相場が下がりそうで下がらない。
そこきみ‐わる・い【底気味悪い】(形)
なんとなく気味が悪い。ominous〈用例〉〜いんぎんさ。
そ‐こく【祖国】
①先祖以来住んできた国。生まれた国。one's homeland
②民族の分かれて出た、もとの国。本国。the mother country
そこくのきろく【祖国の記録】
(Otechestvennye zapiski(ロシア))ロシアの文芸評論誌。1839〜46年、ベリンスキーの編集で進歩派の雑誌として名声を獲得。1884年まで継続。祖国雑記。
そこ‐ここ【処】(代)
そことここ。そちこち。here and there〈用例〉〜で虫が鳴く。
そこ‐しれない【底知れない】(連語)
《深くて底がわからない、の意》限度がわからない。底知れぬ。〈用例〉〜力を秘めている。
そこ‐しれぬ【底知れぬ】(連語)
→そこしれない(底知れない)
そこ‐そこ
[一](副)急いでいるさま。落ち着かないさま。hurriedly〈用例〉あいさつも〜に帰った。
[二](接尾)《数量を表す語に付いて》だいたいそれくらい、…ばかり、の意を表す。about〈用例〉1000円〜の品。
そこ‐だら【底鱈】
ソコダラ科の海水魚の総称。全長20〜60cm。水深300〜1500mの深海にすむ。頭部が大きく、しだいに細くなり、尾部はむち状で尾びれがない。浮きぶくろで発音したり、腹壁に発光バクテリアが共生した発光器をもち、同種間で連絡する。すり身の材料。日本近海にはカタダラ・ヤリヒゲ・ネズミヒゲなど50種ほどが分布。
そこ‐ち【底地】
借地権が設定されている土地。また、その土地の所有権。〈用例〉〜買い。
そこ‐ぢから【底力】
いざとなると出る実力。potentiality〈用例〉〜を発揮する。
そ‐こつ【粗忽】(名・形動)
①そそっかしいこと・さま。軽はずみ。careless〈用例〉〜者。
②不注意からおこったあやまち。失敗。fault〈用例〉〜をわびる。
③失礼。rudeness〈派生〉そこつさ(名)
そこ‐つち【底土】
下層の土。〈対義〉上土(うわつち)
そこつのししゃ【粗忽の使者】
落語の題名。そそっかしい侍が、使者としての口上(こうじょう)を忘れ、出入りの大工に釘(くぎ)ぬきで尻(しり)をつねってもらい、聞かずに出てきたのを思い出す滑稽噺(こっけいばなし)
そこ‐づみ【底積み】
他の物のいちばん下に積むこと・荷物。下積み。底荷。goods stowed in the bottom
そこ‐で【処で】(接続)
①前の事柄を受けて、後の事柄について述べることを示す語。そういうわけで。そういう次第で。それで。だから。so; then〈用例〉〜お願いしたいのだが。
②話題を転じることを示す語。さて。ところで。by the way〈用例〉〜話を戻すと。
ソコトラ‐とう【ソコトラ島】
(Socotra)アフリカ大陸東端、ソマリアのアシール岬東方にある島。主産業は漁業や牧畜。面積3108km2。イエメン領。
そこ‐とり【底取(り)】
茶道で用いる灰匙(はいさじ)の一種。銅製で平たい椀(わん)型。柄(え)を竹の皮で巻き、さらに糸で巻き上げる。下取り杓子(しゃくし)
そこ‐な【処な】(連体)
〈古語〉
《「そこなる」の転》そこにいる。そこの。〈用例〉やい、〜女め(狂言・法師物狂)。
そこな・う【損なう】(五他)
①物をこわす。〈用例〉器物を〜。
②《「害う」とも》正常な状態を失わせる。hurt; injure〈用例〉機嫌を〜。健康を〜。
③《「害う」とも》殺傷する。hurt〈用例〉多くの人を〜。
④《動詞の連用形に付いて》…しまちがえる。うっかり…しないでしまう。機会をのがす。fail to〈用例〉聞き〜。見〜。死に〜。
そこ‐なし【底無し】
①底がないこと。また、そう思うほど深いこと。bottomless〈用例〉〜の沼。
②はてがないこと。insatiable〈用例〉〜の酒飲み。
そこ・ぬ【損ぬ】(下二他)
〈古語〉
→そこねる(損ねる)
そこ‐ぬけ【底抜け】
[一](名)
①底がないこと・物。bottomless
②しまりがないこと・人。loose
[二](名・形動)とめどがなく、はなはだしいこと・さま。extremely〈用例〉〜の善人。〜に明るい。
そこ‐ね【底値】
相場が下がりきった時点での値段。floor price; bottom price〈対義〉天井値(てんじょうね)。〈用例〉〜をつく。
そこ・ねる【損ねる】(下一他)
①損なう。hurt〈用例〉気分を〜。
②《動詞の連用形に付いて》…する機会を失う。…に失敗する。〈用例〉展覧会に行き〜。
そこ‐のけ【退け】(接尾)
《名詞に付いて》その道の専門家をしのぐほどすぐれていることを表す。…はだし。〈用例〉本職〜のうでまえ。
そこはか‐と(副)
〈古語〉
①《多く下に打ち消しの語をともなって》あきらかに。はっきりと。確かに。〈用例〉なやみ給ふさま〜見えず(源氏・若菜下)。
②なんとなく。とりとめもなく。そこはかとなく。〈用例〉〜思ひ続けてきてみれば(新古今・哀傷)。
そこはかと‐なく(副)
理由・場所がはっきりしないが、全体的にある雰囲気が感じられるさま。なんということなく。ただわけもなく。どこがどうというわけではないが。vaguely〈用例〉〜漂うバラの香り。
そこ‐ばく【干】(副)
いくらか。いくつか。多少。じゃっかん。そくばく。そこば。そこばこ。some〈用例〉〜の金を与える。
そこ‐ひ【底翳・障】
眼球内の病気。白そこひ(白内障)・青そこひ(緑内障)・黒そこひ(黒内障)がある。〈対義〉上翳(うわひ)
そこ‐びえ【底冷え】(名・サ変自)
体のしんまで冷えること。be chilled to the bone
そこ‐びかり【底光り】(名・サ変自)
①表面ではなく、奥底から光る光。profound luster
②実力や価値を奥深い所にもっていること。profound〈用例〉〜のする作品。
そこびき‐あみ【底引(き)網・底曳(き)網】
水底の魚をとるために用いる網。手繰(てぐ)り網・打た瀬網・地引(じび)き網・トロール網・機船底引き網など。trawl
そこびきあみ‐ぎょぎょう【底引(き)網漁業】
1、2隻(せき)の船で網を底につけて引いて漁獲する漁業。トロール漁業が代表的。trawling
そこ‐ほん【底本】
《「底本(ていほん)」を「定本」と区別するためのよび方》→ていほん(底本)③
そこ‐まめ【底豆・底刺】
足の裏にできる豆のような形の水ぶくれ。corn
そこ‐もと【許】(代)
①その所。そのへん。そこ。there
②{古語}そなた。あなた。そのもと。〈用例〉〜呼びに参ったは(浄瑠璃・博多小女郎波枕)。
そこ‐ら【処ら】(代)
=そこいら。
①少し離れた場所を漠然とさす語。そのへん。そのあたり。there〈用例〉〜にあるはずだ。
②今、話題になっていること・点を漠然とさす語。that〈用例〉〜が妥当な線だ。
③その程度。そのくらい。about〈用例〉10人か〜の子どもたち。
そこ‐ら(副)
〈古語〉
①そんなにたくさん。多く。〈用例〉〜の年頃(としごろ)、〜の金(こがね)たまひて(竹取)。
②ひじょうに。はなはだ。〈用例〉こなたかなたの御送りの人ども、寺々の念仏僧など、〜広き野に所もなし(源氏・葵)。
そ‐さい【蔬菜】
おもに副食物にする野菜。青物。vegetables
そ‐ざい【素材】
①物のできている、もとの材料。material〈比較〉原料・材料。〈用例〉〜を生かす。
②芸術作品の材料。material〈比較〉題材。〈用例〉民話を〜にした小説。
そざい‐かんづめ【素材缶詰(め)】
料理材料として野菜や魚介類などを、水煮か油漬けにした缶詰め。
ソサエティー【society】
①社会。
②協会。学会。団体。
③社交界。
そ‐ざつ【粗雑・疎雑】(形動)
大ざっぱで、いいかげんなさま。そまつ。雑。coarse〈対義〉精密・綿密。〈用例〉〜な出来。〈派生〉そざつさ(名)
そ‐さん【素餐】
てがらも実力もないのに高給を取っていること。禄(ろく)盗人。〈用例〉尸位(しい)〜。
そ‐さん【粗餐】
そまつな食事。相手にすすめる食事をけんそんしていう語。〈用例〉〜をさしあげたく。