そめん‐がん【粗面岩】
アルカリ長石と少量の有色鉱物を主成分とする細粒、またはガラス質の火山岩。白・灰・黒色。trachyte
そ‐も【抑】(接続)
〈古語〉
《代名詞「そ」に係助詞「も」の付いたもの。上の文を受けて以下のことを説きおこす。》そもそも。それはそうと。〈用例〉〜、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん(徒然・52)。
そ‐もう【梳毛】
羊毛など獣毛繊維を鋼鉄製の針でくしけずり、短い繊維を除いて長い繊維だけを平行にそろえること。また、その長い繊維。worsted
そもう‐おりもの【梳毛織物】
梳毛糸で織った布の総称。モスリン・サージ・毛繻子(けじゅす)など。worsted yarn
そもう‐し【梳毛糸】
梳毛で紡いだ糸。
そも‐さん(副)
《中国の宋(そう)代の俗語》禅宗の問答のことば。いかに。さあ、どうじゃ。
そ‐もじ【其文字】(代)
〈古語〉
《女房ことば》あなた。そなた。〈用例〉〜も又力弥殿の顔も見たかろ(浄瑠璃・仮名手本忠臣蔵)。
そも‐そも【抑】
[一](接続)《「そも」を重ねて強めた語》事柄を改めて説きはじめるときに使う語。いったい。それにしても。to begin with〈用例〉〜宇宙とは…。
[二](副)最初から。
[三](名)事の起こり。最初。もともと。the beginning〈用例〉〜の始まりは…。
抑の初め(そもそものはじめ)
事の始まり。事の起こり。the beginning
そ‐や【征矢・箭】
戦場で使った矢。
そ‐や【粗野】(名・形動)
ことば・行いがあらあらしく不作法なこと・さま。ぶこつ。coarseness〈対義〉洗練・典雅・優雅。〈用例〉〜な態度。
ぞ‐や(連語)
〈古語〉
[一]《係助詞「ぞ」に間投助詞「や」の付いたもの》…なのだよ。〈用例〉み谷ふた渡らすあぢしきたかひこねの神〜(古事記・上)。
[二]《係助詞「ぞ」に係助詞「や」の付いたもの。疑問の語に付いて》自問したり質問する意を表す。…であろうか。〈用例〉かかる事のいつ〜ありしかと覚えて(徒然・71)。
そや・す(五他)
おだてる。はやす。
そ‐やつ【奴】(代)
《人をののしっていう語》そいつ。きゃつ。
そよ(副)
風がかすかに吹くさま。かすかに物の動くさま。gently〈用例〉〜吹く風。〜ともしない。
ぞ‐よ(連語)
〈古語〉
《係助詞「ぞ」に終助詞「よ」の付いたもの》さらに念をおす。…だよ。〈用例〉さは大殿籠(おほとのごも)るまじき〜(源氏・若紫)。
そ‐よう【素養】
①平素の教養。たしなみ。knowledge
②学力・技芸の下地。grounding
そ‐よう【蘇葉】
生薬(しょうやく)の一つ。シソの葉を乾燥させたもの。香蘇(こうそ)散・半夏(はんげ)厚朴湯などに配合され、発汗・解熱・鎮咳(ちんがい)・健胃に用いる。魚介類による中毒の解毒薬。
そよう【蘇陽】
〈町〉熊本県東端、宮崎県に接する町。稲作を中心に、畜産なども行う。茶・シイタケが特産。人口5283(1994)。
そ‐よう‐ちょう【租庸調】
①中国の唐(とう)代に完成された均田制下の税法の総称。
②日本の律令(りつりょう)制における基本租税の総称。租は口分田(くぶんでん)などに賦課(ふか)され、稲で徴収。庸は成年男子に賦課され、本来は毎年10日間の労役(ろうえき)だが、その代わりに麻布などで徴収。調も成年男子に賦課され、諸国の産物を徴収。
そよが・す【戦がす】(五他)
そよぐようにする。そよそよと動かす。rustle〈用例〉風が木の葉を〜。
そよ‐かぜ【微風】
そよそよと吹く風。びふう。breeze
そよぎ【戦ぎ】
そよぐこと、また、その音。rustle
そよ・ぐ【戦ぐ】(五自)
風などで木の葉などがそよそよと音を立てる。rustle
そよご【青】
モチノキ科の常緑低木。高さ2〜5m。山地にはえる。葉は楕円(だえん)形。雌雄異株(いしゅ)。夏に、白色の小花を葉腋(ようえき)につけ、果実は秋に赤熟。名は、風にそよいで葉が音をたてることから。
そよ‐そよ(副)
風が静かにここちよく吹くさま。さやさや。gently〈用例〉春風が〜と吹く。
ぞよ‐ぞよ(副)
虫などがたくさん集まってうごめくさま。ぞろぞろ。in a crowd
そよ‐ふ・く【そよ吹く】(五自)
風が軽やかに吹く。そよそよと風が吹く。blow softly〈用例〉〜風。
そよ‐め・く(五自)
風がそよそよと音をたてる。rustle
*そら【空】
[一](名)
①《「虚」とも》地上に高くひろがる空間。天。天空。the sky〈用例〉〜を飛ぶ。〜の旅。
②空のようす。天候。weather〈用例〉〜が晴れる。
③遠く離れた所。〈用例〉故郷の〜。旅の〜。異国の〜。
④しっかりしない心の状態。absent-minded〈用例〉うわの〜。生きた〜もない。
⑤記憶で言い、また書くこと。learn by heart〈用例〉百人一首を〜で言う。
⑥うそ。いつわり。falsehood〈用例〉〜を言う。
[二](接頭)《動詞・名詞・形容詞などに付いて、確かでない状態を表す》
①なんとなく。〈用例〉〜恥ずかしい。
②かいがない。〈用例〉〜頼み。
③ふりをする。〈用例〉〜寝。
④真実はそうでない。〈用例〉他人の〜似。
空聞かず(そらきかず)
聞こえないふりをすること。
空知らず(そらしらず)
知らないふりをすること。
空知らぬ雨(そらしらぬあめ)
涙。
空飛ぶ鳥も落とす(そらとぶとりもおとす)
威勢のさかんなたとえ。be at the summit of one's power
空に標結う(そらにしめゆう)
《「空に標縄(しめなわ)を結い渡す」の意》むなしくかなわぬことのたとえ。
空に知られぬ雪(そらにしられぬゆき)
散るサクラのたとえ。
空に三つ廊下(そらにみつろうか)
《「照ろうか・降ろうか・曇ろうか」の3つの「ろうか」のしゃれ》天候の定まらないことをいう。
空吹く風と聞き流す(そらふくかぜとききながす)
何を聞いても、耳にとめないふりをする。馬耳東風。
空を歩む(そらをあゆむ)
心が落ち着かないさまのたとえ。
空を使う(そらをつかう)
知らないふりをする。とぼける。
そら【良】
→かわいそら(河合曾良)
そら(感)
注意・誘いなどに発する語。それ。Look!〈用例〉〜、みろ。
そら(副助)
〈古語〉
《「すら」の転》程度の軽いものを示して、重いものを類推させる。…でさえ。…すら。〈用例〉蜂(はち)〜ものの恩は知りけり(今昔・29)。
ゾラ【Emile Zola】
(1840-1902)フランスの小説家。リアリズム小説の伝統をふまえて、自然主義の理論をうち立て、自然派作家の領袖(りょうしゅう)となった。ドレフュス事件で被告を弁護。作品には「ルーゴン=マカール叢書(そうしょ)」に収められた『居酒屋』『ナナ』『ジェルミナール』など。
そら‐あい【空合(い)】
→空模様。weather
②事のなりゆき。course of events
そ‐らい【徂来・徠】(名・サ変自)
行ったり来たりすること。往来すること。
そら‐いびき【空鼾】
寝たふりをして、かくいびき。
そら‐いろ【空色】
①晴れた空の色。薄青色。sky blue
②天気の状態。空模様。look of the sky
そら‐うそぶ・く【空嘯く】(五自)
①横柄な態度をとる。
②知らぬふりをしてとぼける。
そら‐おそろし・い【空恐ろしい】(形)
①なんとなく恐ろしい。have a vague fear〈用例〉将来が〜。
②悲観的なことばかり想像されて、ひどく恐ろしい。dreadful〈派生〉そらおそろしげ(形動)そらおそろしさ(名)
そら‐おぼえ【空覚え】
①暗記。暗唱。learning by heart
②うろ覚え。faint memory
そら‐かぞう【天数う】
[枕ことば]《おおよそ数える意などとするが未詳》「おほ(大)」にかかる。〈用例〉〜大津の子が逢(あ)ひし日におほに見しくは今ぞ悔(くや)しき(万葉・2・219)。
そら‐ぎき【空聞き】(名・サ変他)
①いいかげんに聞くこと。
②聞いていないふりをして聞くこと。
ソラク‐サン【雪岳山】
(Sǒrak San)→せつがくさん(雪岳山)
そら‐ごと【空言・虚言】
うそ。いつわり。lie〈用例〉〜を言う。
そら‐ごと【空事・虚事】
真実でない事柄。うそ。falsehood〈用例〉絵〜。
そら‐じょう【空錠】
見かけばかりで、役に立たない錠。また、かけたように見せかけた錠。
そら・す【反らす】(五他)
①物を弓形に曲げる。bend〈用例〉竹を〜。
②体の一部を後ろの方へ曲げる。lean back; bend backward〈用例〉胸を〜・して、いばり返る。
そら・す【逸らす】(五他)
①わざとはずしてわきへ向ける。turn away〈用例〉顔を〜。目を〜。
②それとなく話題を変える。change〈用例〉話を〜。
③《多く打ち消しをともなって》機嫌をそこなう。offend〈用例〉人を〜・さない。
④ねらいをはずす。miss〈用例〉的を〜。打球を〜。
ソラス‐じょうやく【ソラス条約】
《「ソラス」はSOLASで、safety of life at sea(海上における人命の安全)の略》船舶の構造・救命設備、無線電信などの設備の基準、航海の安全のための援助などを取り決めた国際条約。
そら‐すずめだい【空鯛】
スズメダイ科の海水魚。全長8cm。沿岸の岩礁域にすむ。体は長楕円(だえん)形で美しい空色。千葉・新潟以南に分布。
そらぞら‐し・い【空空しい】(形)
①知っていて知らないふりをする。feigned〈用例〉〜顔。
②見えすいている。わざとらしい。feigned〈用例〉〜おせじ。
③形だけである。empty〈用例〉〜儀式。〈派生〉そらぞらしげ(形動)そらぞらしさ(名)
そら‐だき【空薫き】
香を日常生活の中でたくこと。前もって香をたき、室内に香気を漂わして、客をもてなすなど。
そら‐だのみ【空頼み】(名・サ変他)
あてにならないことを頼みにすること。vain hope
そらち‐がわ【空知川】
北海道中部、石狩川の支流。長さ195km。十勝(とかち)岳付近に発し、富良野(ふらの)盆地を経て滝川(たきかわ)市で石狩川に合流。
そら‐どけ【空解け】
帯・ひもなどの結び目が、しぜんにほどけること。
そらとぶ‐えんばん【空飛ぶ円盤】
未確認飛行物体(→UFO(ユーフォー))の通称。
そら‐とぼ・ける【空惚ける】(下一自)
わざととぼける。知っていて知らないふりをする。feign ignorance
そら‐なき【空泣き】(名・サ変自)
泣くまねをすること。うそ泣き。pretending to weep
そら‐なみだ【空涙】
悲しくもないのに、悲しいふりをして流す涙。うその涙。crocodile tears〈用例〉〜を流す。
そら‐に【空似】
血縁がないのに、顔かたちなどがよく似ていること。accidental resemblance〈用例〉他人の〜。
そら‐に‐みつ
[枕ことば]《古くからの枕ことば「そらみつ」の五音化したものともいうが未詳》「やまと」にかかる。〈用例〉〜大和(やまと)を置きてあをによし奈良山を越え(万葉・1・29)。
ソラニン【solanine】
ジャガイモの幼芽などに多く含まれる有毒物質。
そら‐ね【空音】
①まねた鳴き声。
②うそ。そらごと。
③実際には音がしないのに、聞こえたような気がする音。
そら‐ね【空寝】(名・サ変自)
寝たふりをすること。たぬき寝入り。play possum
そら‐ねんぶつ【空念仏】
信心もないのに口でだけ念仏をとなえること。からねんぶつ。
そら‐のみこみ【空呑(み)込み】(名・サ変他)
よく確かめないで、早がてんすること。早のみこみ。hasty conclusion
そら‐はずかし・い【空恥ずかしい】(形)
なんとなく恥ずかしい。〈派生〉そらはずかしげ(形動)そらはずかしさ(名)
そら‐まめ【空豆・蚕豆】
《さやが空に向かって付くことから》マメ科の一、二年草の野菜。高さ約1m。4月ごろ、白または淡紫色の花をつける。種子はゆでて食べるほか煮豆・餡(あん)用。北アフリカ・中央アジア原産。ノラマメ。ユキワリマメ。ナツマメ。テンジクマメ。broad bean
そら‐みつ
[枕ことば]《語義未詳》「やまと」にかかる。〈用例〉〜大和(やまと)の国はおしなべてわれこそ居(を)れしきなべてわれこそいませ(万葉・1・1)。
そら‐みみ【空耳】
①聞いたように感じること。幻聴。mishearing
②聞いて聞かないふりをすること。feigned deafness〈用例〉〜を使う。
そら‐め【空目】
①見まちがうこと。誤認。
→上目(うわめ)。〈用例〉〜づかい。
③見て見ないふりをすること。〈用例〉〜を使う。
そら‐もよう【空模様】
①空・天気のようす。天候のぐあい。weather
②物事のなりゆき。course of events
そら‐ゆめ【空夢】
①実際にそうならなかった夢。〈対義〉正夢(まさゆめ)。〈用例〉〜に終わる。
②見もしないものを見たように話す夢。
そら‐よみ【空読み】(名・サ変他)
文章などを覚えこんでいて、何も見ないで読み上げること。暗唱。recitation
そら‐よろこび【空喜び】(名・サ変自他)
→ぬかよろこび(糠喜び)
ソラリゼーション【solarization】
写真フィルムや印画紙の画像濃度が、きわめて過度の露光量のために低下する現象。
そら‐わらい【空笑い】(名・サ変自)
おかしくないのに笑うこと。つくり笑い。feigned laugh
そらん・じる【諳んじる】(上一他)
そらでおぼえる。暗記する。暗唱する。そらんずる。learn by heart〈用例〉百人一首を〜。
そらん・ずる【諳んずる】(サ変他)
→そらんじる(諳んじる)
そり【艝】17画
部首 舟ふねへん 和製漢字
区点 7160・JIS 675C・シフト E47B

→そり[橇・艝・轌]
そり【轌】18画
部首 車くるまへん 和製漢字
区点 7758・JIS 6D5A・シフト E779

→そり[橇・艝・轌]
そり【反り】
反り返ること。反り返っている部分。curve〈用例〉刀の〜。
反りが合わない(そりがあわない)
《刀の反りがさやに合わないの意から》気が合わない。cannot get along
反りを打つ(そりをうつ)
①刀などが反っている。be curved
②腰に差した刀の反りの向きを変え、抜刀の身構えをする。反りを返す。
反りを返す(そりをかえす)
刀を抜きやすいように、反りを裏返して身構える。
そり【剃り】
①そること。shaving〈用例〉〜を入れる。
②「→かみそり」の略。
そり【橇・艝・轌】
雪や氷の上を通行したり物を運搬するための乗り物。sled; sleigh
ソリーリャ【José Zorrilla】
(1817-93)スペインのロマン主義の代表的な詩人・劇作家。戯曲『ドン=フアン=テノリオ』など。
そり‐かえ・る【反(り)返る】(五自)
①後ろにぐっと曲がる。warp backward
②いばって、体を反らす。ふんぞり返る。swagger
ソリスト【soliste(フランス)
①独唱者。独奏者。soloist
②バレエで、第1舞踊手。群舞以外の踊り手。プリンシパル。principal
ぞり‐ぞり(副)
ひげなどを剃(そ)るときの音。じょりじょり。shaving sound
ソリッド‐ステート【solid-state】
《固体の状態の、の意》電子工学の分野で、半導体化した素子・回路。熱電子を利用した真空管に代わり、半導体中の電子の特性を利用して電流の制御を行うもの。
ソリッド‐ていこうき【ソリッド抵抗器】
電子回路用抵抗器。炭素粉末・無機充填(じゅうてん)剤・フェノール樹脂を混合し、棒状に焼結する。solid resistor
そり‐とび【反(り)跳び】
走り幅跳びの跳び方の一つ。踏み切り後、空中で体を反らせ両脚をそろえて、両腕を後ろから前方に回して伸ばしながら、両脚も前に振り出して着地する。hang jump
ソリトン【soliton】
空間的に孤立し、波形がくずれることなく、安定して伝播(でんぱ)する波。衝突しても波形が変わらない。〈比較〉孤立波。
そり‐はし【反(り)橋】
中ほどが高く反った橋。arched bridge
そりはし‐しぎ【反鷸】
シギ科の鳥。細長い嘴(くちばし)が著しく上方へ反り返る。全長約23cm。背は灰色、下面は白い。ユーラシア北部で繁殖し、アフリカ・東南アジア・オーストラリアなどで越冬。日本には春秋2回立ち寄る旅鳥。terek sandpiper
そりはし‐せいたかしぎ【反嘴背高鷸】
セイタカシギ科の鳥。細長い嘴(くちばし)が上方に反り返り、体つきはほっそりし、脚がきわめて長い。全長40cm内外。長い脚を利用して、他のシギ・チドリの行けないような深所で採食する。塩分のある水域を好み、甲殻類・小魚を捕食。世界に4種が分布。avocet
そり‐み【反(り)身】
体を後ろに反らした姿勢。throwing back one's head〈用例〉〜になる。
そ‐りゃく【粗略・疎略】(名・形動)
おろそかにすること・さま。なげやり。そまつ。carelessness〈対義〉丁重・丁寧・入念。〈用例〉〜に扱う。
そ‐りゅうし【素粒子】
物質を構成するもっとも基本的な粒子。現在の理論では、クォーク・レプトン・ゲージ粒子の3種類に大別される。クォークから構成される陽子や中性子などのハドロン族を素粒子とよぶこともある。elementary particle
そりゅうし‐ろん【素粒子論】
素粒子の性質や相互作用など、またそれから構成される物質構造を説明する理論。theory of elementary particles
そ‐りん【疎林】
木がまばらにはえた林。open forest〈対義〉密林。