たか‐にし【高西】
西日本でいう、晩秋から初冬にかけての北寄りの西風。地域によっては南西風のこともある。
たか‐ね【高音】
高い調子の音・鳴き声。high-pitched singing〈用例〉モズの〜。
たか‐ね【高値】
〈対義〉安値。
①値段の高いこと。high price〈用例〉〜を呼ぶ。
②取引市場で、その日の立ち会いで、もっとも高い値段。
たか‐ね【高嶺・高根】
高いみね。high peak
高嶺の花(たかねのはな)
見るだけで、手にすることのできないもの。beyond one's reach
たかね【高根】
〈町〉山梨県北西部、八ケ岳(やつがたけ)山麓(さんろく)の町。農業中心だが、清里(きよさと)高原があり観光地化が進む。人口8774(1994)。
たかね【高根】
〈村〉岐阜県北東部、飛騨(ひだ)川の最上流にある村。稲作を中心とする農業と林業を行う。人口822(1994)。
たがね【鏨・鑽】
先端のとがった鋼鉄製の手工具。金属彫刻用ののみ、穴あけ用のポンチから切断用の刃物まで多種。チズル。chisel
たかね‐おろし【高颪・高根颪】
高い山から吹きおろす風。
たかね‐きまだらせせり【高嶺黄斑せせり】
セセリチョウ科のチョウ。北・南アルプスの標高2000mの高山帯にだけすむ。褐色の地に黄斑(おうはん)があり、開張3cm。卵から成虫になるまで3年かかる。年1回、夏に発生。
たかね‐ざくら【高嶺桜】
→ミネザクラの別名。
たかねざわ【高根沢】
〈町〉栃木県中部の町。稲作などの農業のほか、製薬・機械・ビール工業がある。人口2万7607(1994)。
たかね‐しおがま【高嶺塩竈】
高山にはえるゴマノハグサ科の一年草。高さ10〜20cm。葉は4枚ずつ輪生し、羽状に深裂。8月に紅紫色の花を茎頂に多数つける。
たかね‐すみれ【高菫】
スミレ科の多年草。高山の砂礫(されき)地にはえる。高さ約10cm。葉は心臓形で、厚く光沢がある。夏、濃黄色の五弁花をつける。
たかね‐なでしこ【高撫子】
ナデシコ科の多年草。本州中部以北の高山帯砂礫(されき)地にはえる。茎が細く、夏に濃紅色の花を開き、花弁は濃紅色で、切りこみは深くて細い。
たかね‐ばら【高薇】
バラ科の落葉低木。高さ1〜2m。亜高山から高山帯にはえる。茎に紅褐色の細いとげがあり、葉は羽状複葉。花は5弁で淡紅色。初夏に咲く。タカネイバラ。
たかね‐ひかげ【高嶺日陰蝶】
日本アルプスの高山帯にすむジャノメチョウ科のチョウ。淡褐色で、開張約4.5cm。幼虫の食草はヒメスゲなど。
たが・ねる【綰ねる】(下一他)
集めて1つにまとめる。つかねる。
たかの【高野】
〈町〉広島県北部、神野瀬(かんのせ)川上流にある町。米・野菜・肉牛のほか、大根の産地。人口2829(1994)。
たかの‐いわさぶろう【高野岩三郎】
(1871-1949)統計学者・社会思想家。長崎県生まれ。東大卒。東大教授。社会統計学を日本へ導入して労働問題に応用。著書『統計学研究』など。
たかのす【鷹巣】
〈町〉秋田県北部、米代(よねしろ)川中流の町。木材・農産物の集散地で、製材・木工業がさかん。人口2万3251(1994)。
たかの‐すじゅう【高野素十】
(1893-1976)俳人。本名、与巳(よしみ)。茨城県生まれ。東大卒。高浜虚子(たかはまきょし)に師事。写生に徹した簡素で明るい句風。句集『初鴉』など。
たかのす‐ぼんち【鷹巣盆地】
秋田県北部、米代(よねしろ)川中流域の断層盆地。秋田杉の美林に囲まれる。稲作や林業がさかん。
たか‐のぞみ【高望み】(名・サ変自他)
思い上がった望みを持つこと。その望み。hope too much〈用例〉あまりに〜をする。
たかの‐たつゆき【高野之】
(1876-1947)演劇学者。長野県生まれ。長野師範卒。東京音楽学校教授。著書『日本歌謡史』『日本演劇史』など。
たかの‐ちょうえい【高野長英】
(1804-50)幕末の医師・蘭学(らんがく)者。陸奥国(むつのくに)水沢の人。長崎でシーボルトに蘭学を学ぶ。渡辺崋山(わたなべかざん)らと尚歯(しょうし)会を結成。『夢物語』を著して幕府の対外処置を批判し、投獄されたが脱走。のち幕吏に襲われ自殺。
たか‐の‐つめ【鷹の爪】
①赤唐辛子の乾燥したもの。形がタカの爪に似るのでこの名がある。cone pepper
→つめくさ(爪草)
たか‐の‐は【鷹の羽】
①タカの羽で、矢に用いる尾の羽をいう。
②紋所の名。鷹の羽を紋章化したもの。並び鷹の羽、違い鷹の羽など。阿蘇(あそ)神社の神紋。九州の菊池氏の代表紋。
たかのは‐だい【之羽鯛】
タカノハダイ科の海水魚。暗灰色の体に9条の赤褐色帯が斜走し、尾びれには白い円斑(えんはん)が散在する。全長約40cm。えらの部分でもっとも体高が高い。本州中部以南の沿岸の岩礁帯に多い。食用ともなる。シマダイ。
たかのはな‐こうじ【乃花光司】
(1972-)大相撲力士。東京都生まれ。本名花田光司。第65代横綱。平成6年(1994)2場所連続全勝優勝により横綱に昇進。最年少幕内優勝などの記録を残す。
たかの‐ふさたろう【高野房太郎】
(1868-1904)労働運動の先駆者。長崎県生まれ。渡米中に労働問題を研究。帰国後、明治30年(1897)労働組合期成会を結成。
たかの‐みのる【高野実】
(1901-74)労働運動の指導者。東京生まれ。早大中退。第2次大戦前から労農派系労働運動家として活動し、昭和25年(1950)日本労働組合総評議会を結成、翌年事務局長に就任。
たか‐は【鷹派】
相手と妥協せず、自分の理念・主張だけを強硬に貫こうとする立場に立つ人々。とくに外交政策などで武力解決をも辞さないとする人々。強硬派。hawk〈対義〉鳩派。
たか‐ば【高歯】
げたの歯を高く作ったもの。高下駄。
たかはぎ【高萩】
〈市〉茨城県北部、太平洋に臨む市。旧宿場町。紙パルプ工業・製材が発達。人口3万5998(1994)。
たかはし【高梁】
〈市〉岡山県西部の市。旧城下町。タバコ栽培、製材、経木(きょうぎ)・モールなどの木工業が発達。備中(びっちゅう)松山城・頼久(らいきゅう)寺庭園が有名。人口2万5032(1994)。
たかはし‐おさむ【高橋治】
(1929)小説家。千葉県生まれ。東大卒。昭和59年(1984)『秘伝』で第90回直木賞受賞。作品『派兵』『絢爛(けんらん)たる影絵』など。
たかはし‐かげやす【高橋保】
(1785-1829)江戸後期の天文学者・蘭(らん)学者。至時(よしとき)の子。父のあとを継ぎ幕府天文方となる。シーボルト事件で捕らえられ獄死。
たかはし‐かずみ【高橋巳】
(1931-71)小説家・中国文学者。大阪生まれ。京大卒。重厚な作風で現代社会における知識人の生き方を探る。作品『悲の器』『邪宗門』など。
たかはし‐かつひこ【高橋彦】
(1947-)小説家・浮世絵研究家。岩手県生まれ。早大卒。平成4年(1992)『緋(あか)い記憶』で第106回直木賞受賞。作品『北斎殺人事件』など。
たかはし‐がわ【高梁川】
岡山県西部を南流する川。長さ111km。新見(にいみ)市に発し、倉敷(くらしき)市で瀬戸内海に注ぐ。農業・工業用水に利用。
たかはし‐きいちろう【高橋揆一郎】
(1928-)小説家。本名は良雄。北海道生まれ。札幌(さっぽろ)師範卒。昭和53年(1978)『伸予(のぶよ)』で第79回芥川(あくたがわ)賞受賞。作品『ぽぷらと軍神』『観音力疾走』など。
たかはし‐これきよ【高橋是清】
(1854-1936)政治家。東京生まれ。原敬(はらたかし)が暗殺された後、一時首相・政友会総裁。蔵相に再三就任し、昭和初期の財政を担当。二・二六事件で暗殺。
たかはし‐しんきち【高橋新吉】
(1901-87)詩人。愛媛県生まれ。ダダイスムにより日本の前衛詩運動の先駆をなす。詩誌『歴程』同人。詩集『ダダイスト新吉の詩』など。
たかはし‐しんじ【高橋信次】
(1912-85)医学者。福島県生まれ。東北大卒。東北大・弘前(ひろさき)大・名大教授。X線による人体撮影の立体画像化に成功し、癌(がん)診断の精密化に貢献。昭和59年(1984)文化勲章受章。
たかはし‐せいいちろう【高橋誠一郎】
(1884-1982)経済学者。新潟県生まれ。慶大卒。慶大教授。重商主義経済学者として知られ、浮世絵の研究・収集家としても著名。昭和54年(1979)文化勲章受章。
たかはし‐そうへい【高橋草坪】
(1802/3-33ごろ)江戸後期の南画家。豊後(ぶんご)の人。繊細な感覚の花鳥画に佳作が多い。作品『牡丹図(ぼたんず)』など。
たかはし‐たかこ【高橋たか子】
(1932-)小説家。京都生まれ。京大卒。高橋和巳の妻。作品『誘惑者』『装いせよ、わが魂よ』など。
たかはし‐ちくざん【高橋竹山】
(1910-98)津軽(つがる)三味線演奏家。青森県東津軽郡生まれ。
たかはし‐でいしゅう【高橋泥舟】
(1835-1903)幕末の幕臣。名は政晃(まさあき)。槍術(そうじゅつ)の名人で講武所教授。戊辰(ぼしん)戦争開戦後、15代将軍徳川慶喜(とくがわよしのぶ)の護衛役。勝海舟(かつかいしゅう)・山岡鉄舟(やまおかてっしゅう)と並び幕末の三舟と称された。
たかはし‐どうはち【高橋道八】
京都の陶芸家。現在8世まで。初世(1739-1804)が京都の粟田(あわた)に築窯。2世(1783-1855)は仁阿弥(にんなみ)と号し、茶陶で知られ、名工と称された。
たかはし‐の‐うじぶみ【高橋氏文】
平安初期、宮内(くない)省内膳司(ないぜんし)高橋氏が朝廷に提出した文書。氏(うじ)の経歴・功績などを記して由緒を主張したもの。
たかはし‐の‐むしまろ【高橋虫麻呂】
(?-?)奈良初期・中期の歌人。下級官吏で常陸(ひたち)へ行き『常陸国風土記』編集に関係したらしい。伝説に取材した歌や旅の歌が多く、事件・人物の精細な叙述を得意とした異色歌人。
たかはし‐まこと【高橋真】
(1920-84)アイヌ民族解放運動家。北海道生まれ。昭和21年(1946)札幌(さっぽろ)にアイヌ問題研究所を開設。アイヌの地位向上をめざし「アイヌ新聞」を14号まで発行。アイヌ給与地が和人(わじん)の悪辣(あくらつ)な手段で奪われる実態などを告発。
たかはし‐みちつな【高橋三千綱】
(1948-)小説家。大阪生まれ。早大卒。子役としての経験、日本・アメリカでの遍歴などをもとに行動力ある生活を描く。昭和53年(1978)『九月の空』で第79回芥川(あくたがわ)賞受賞。作品『退屈しのぎ』『真夜中のボクサー』など。
たかはし‐ゆいち【高橋由一】
(1828-94)洋画家。江戸の人。川上冬崖(かわかみとうがい)・ワーグマンに学ぶ。画塾天絵楼を設立。明治初期の代表的存在。作品『花魁(おいらん)』『鮭(さけ)』など。
たかはし‐よしお【高橋夫】
(1945-)小説家。千葉県生まれ。早大卒。平成4年(1992)『狼(おおかみ)奉行』で第106回直木賞受賞。
たかはし‐よしたか【高橋孝】
(1913-95)独文学者・評論家。東京生まれ。東大卒。九大教授。ドイツ文芸学を研究。評論『森鴎外(もりおうがい)』『近代芸術観の成立』など。
たかはし‐よしとき【高橋至時】
(1764-1804)江戸後期の天文学者。大坂の人。麻田剛立(あさだごうりゅう)に天文・暦学を学び幕府天文方となる。寛政(かんせい)暦を完成。
たか‐はた【高機】
手織り機の一つ。従来のものより背が高く、腰掛けて踏み木をふむ形式で、機能も一段と向上したもの。
たかはた【高畠】
〈町〉山形県南部、米沢(よねざわ)盆地にある町。旧城下町。酪農・ブドウ栽培・製材などがさかん。人口2万7403(1994)。
たかばたけ‐かしょう【高畠華宵】
(1888-1966)挿し絵画家。愛媛県生まれ。『少年倶楽部(クラブ)』などの叙情的挿し絵で知られた。
たかばたけ‐たつしろう【高畠達四郎】
(1895-1976)洋画家。東京生まれ。慶大中退。作品『暮色』など。
たかばたけ‐もとゆき【高之】
(1886-1928)社会思想家。群馬県生まれ。堺利彦(さかいとしひこ)らの売文社に加わり社会主義を主張するが、のち国家社会主義に転向。『資本論』を日本で初めて全訳。
たか‐ばなし【高話】
大声で話すこと。その話。loud talk
たかはま【高浜】
〈市〉愛知県中部、知多(ちた)湾の湾奥にある市。工業都市だが宅地化も進む。三州瓦(がわら)が特産。人口3万4989(1994)。
たかはま【高浜】
〈町〉福井県西端、若狭(わかさ)湾に臨む町。農林業・漁業中心。原子力発電所がある。海岸は景勝地が多く、海水浴場としても有名。人口1万2285(1994)。
たかはま‐きょし【高浜虚子】
(1874-1959)俳人・小説家。本名、清。正岡子規(まさおかしき)以後の俳壇最大の指導者。松山市生まれ。二高中退。子規に師事。俳誌『ホトトギス』を継承し主宰。客観写生を重んじ、俳句は花鳥諷詠(ふうえい)の詩と提唱。昭和29年(1954)文化勲章受章。句集『虚子句集』、小説『俳諧(はいかい)師』など。
たかはら‐やま【高原山】
栃木県北部、鬼怒(きぬ)川と箒(ほうき)川の間にある双子(ふたご)火山。前黒(まえぐろ)山1678m、釈迦ケ岳(しゃかがたけ)1795mなどの山からなる。
たか‐はり【高張(り)】
→高張り提灯(ぢょうちん)」の略。
たかはり‐ぢょうちん【高張(り)灯】
地上に立てた柱の上に小さい屋根をつけ、その下に提灯をつるもの。神社の社頭や、儀式のときの門前に立てた。高張り。高提灯。
たかはる【高原】
〈町〉宮崎県南西部、霧島山麓(さんろく)の町。酪農がさかん。神武(じんむ)天皇降誕地の伝説がある。人口1万2156(1994)。
たか‐ひかる【高光る】
[枕ことば]《天高く光る意から》「日」にかかる。〈用例〉やすみししわご王(おほきみ)〜日の皇子(みこ)(万葉・2・204)。
たか‐ひく【高低】
高い所と低い所。でこぼこ。高下。こうてい。high and low〈用例〉〜のある土地。
たか‐びしゃ【高飛車】(形動)
《将棋で、飛車を高く構えて攻勢をとる形から》頭ごなしに相手をおさえつけるようなさま。高圧的。high-handed〈用例〉〜に出る。〜な態度。
たかぶ‐しぎ【鷸】
背面は黒褐色、下面は白いが、背や頭・頸(くび)などの斑(ふ)の入り方がタカに似たシギ科の鳥。全長約22cm。ユーラシア北部で繁殖し、アジア南部・オーストラリアなどで越冬。日本には春秋2回、渡りの途中、各地の水辺に旅鳥として立ち寄る。
たか‐ぶ・る【高ぶる・昂る】(五自)
①高まる。強まる。激しくなる。get excited〈用例〉神経が〜。
②自慢する。尊大になる。be arrogant〈用例〉〜・った態度。
たかべ
沿岸の岩礁底にすむタカベ科の魚。全長約25cm。青緑色で、背側を黄色帯が1本縦に走る。食用。本州中部以南の太平洋側に分布。シャカ。ベント。シマウオ。
たかま‐が‐はら【高天が原】
→たかまのはら(高天の原)
たか‐まきえ【高蒔絵】
(と)の粉などを混ぜた漆で盛り上げて、画面・文様を仕上げた蒔絵。
たか‐まくら【高枕】
①高い枕。high pillow
②安心して眠ること。sleep in peace
たかまつ【高松】
〈市〉香川県中部、瀬戸内海に臨む市。香川県庁所在地。旧城下町。商業都市で、諸工業も発達。栗林(りつりん)公園・屋島などの観光地がある。人口32万9089(1994)。
たかまつ【高松】
〈町〉石川県中部、日本海に臨む町。繊維工業、窯業(ようぎょう)、スイカ・ブドウの栽培がさかん。人口1万1479(1994)。
たかまつづか‐こふん【高松塚古墳】
奈良県高市(たかいち)郡明日香(あすか)村にある7世紀末ないし8世紀初頭の円墳。径約20m。昭和47年(1972)発掘され、石室内面の星宿・四神・男女像からなる彩色壁画が注目を集める。大陸の壁画古墳との関係が推定され、考古・歴史・美術史研究に大きな影響を与えた。
たかまつ‐の‐みや【高松宮】
皇族の一家。後陽成(ごようぜい)天皇の皇子好仁(よしひと)親王に始まる。のち一時断絶したが、大正天皇の第3皇子宣仁(のぶひと)親王により再興。
たかまど‐の‐みや【高円宮】
(1954-)三笠宮崇仁(みかさのみやたかひと)の三男憲仁(のりひと)の宮号。昭和59年(1984)宮家を創立。
たかま‐の‐はら【高天の原】
①日本神話で神々の住む天上の国。人の住む葦原中国(あしはらのなかつくに)、死者のいく黄泉(よみ)の国に対していう。天照大神(あまてらすおおみかみ)が主宰。あまつくに。たかまがはら。
②《転じて》→大空
たか‐ま・る【高まる】(五自)
高くなる。盛り上がる。rise〈用例〉関心が〜。
たか‐み【高み】
高い所。height〈対義〉低み。
高みの見物(たかみのけんぶつ)
①高所で見物すること。
②かかわることなく、そばで見ていること。remain a bystander
たがみ【田上】
〈町〉新潟県中部、信濃(しなの)川に沿う町。稲作・モモ栽培のほか、瓦(かわら)の生産で知られる。人口1万3288(1994)。
たか‐みくら【高座】
①即位・朝賀などのときの天皇の玉座。
②天皇の位を言う敬語。
たかみ‐じゅん【高見順】
(1907-65)小説家。本名は高間芳雄(よしお)。福井県生まれ。東大卒。左翼運動から転向、人間の哀歓を告白した不安の時代の作家。昭和39年(1964)詩集『死の淵(ふち)より』で第17回野間文芸賞受賞。作品『如何(いか)なる星の下に』『いやな感じ』など。
たかみ‐せんせき【鷹見泉石】
(1785-1858)江戸後期の蘭(らん)学者。下総(しもうさ)古河(こが)藩家老。シーボルト・渡辺崋山(わたなべかざん)らと交わり、海外地理の研究で知られる。
たかみね‐こうげん【高峰高原】
群馬・長野県境、高峰山周辺の高原。カラマツの美しい避暑地。冬はスキー場となる。
たかみね‐じょうきち【高峰譲吉】
(1854-1922)化学者。越中の人。工部大卒。イギリス留学後、農商務省に入り、清酒・製塩の改良に従事。のち渡米してタカジアスターゼ・アドレナリンの結晶化に成功。
たかみね‐ひでこ【高峰秀子】
(1924-)映画女優。北海道生まれ。脚本家で映画監督の松山善三(まつやまぜんぞう)の妻。主演作『綴方(つづりかた)教室』『二十四の瞳(ひとみ)』『浮雲』など。
たかみね‐みえこ【高峰三枝子】
(1918-90)映画女優・歌手。東京生まれ。本姓は鈴木。主演作『浅草の灯』『暖流』『自由学校』など。『湖畔(こはん)の宿』ほかヒット曲も多い。
たかみむすび‐の‐かみ【高霊神・高産巣日神】
造化の三神の一柱。天地が開かれたとき、天御中主神(あまのみなかぬしのかみ)に続いて高天(たかま)の原に現れたとされる。
たかみや【高宮】
〈町〉広島県北部、三次(みよし)市西隣の町。稲作、酪農、野菜・ナシ栽培などがさかん。人口4923(1994)。
たかむこ‐の‐くろまろ【高理】
(?-654)大化(たいか)の改新の功労者。渡来人の子孫。遣隋(けんずい)使小野妹子(おののいもこ)に従って留学。帰国後大化の改新のさい、国博士(くにはかせ)として国政の最高顧問。遣唐使となり長安で没。
たかむら‐かおる【高村薫】
(1953-)小説家。本名は林みどり。大阪生まれ。国際基督(キリスト)教大卒。平成6年(1994)『マークスの山』で第109回直木賞受賞。作品『リヴィエラを撃て』など。
たかむら‐こううん【高村光雲】
(1852-1934)彫刻家。江戸生まれ。旧姓、中島。本名、幸吉。光太郎の父。東京美術学校教授。西洋彫刻の写実性をとり入れ、伝統木彫を近代木彫に脱皮させた。作品『老猿(ろうえん)』『楠公(なんこう)像』など。
たかむら‐こうたろう【高村光太郎】
(1883-1956)詩人・彫刻家。東京生まれ。光雲の子。東京美術学校卒。欧米に留学、ロダンの影響をうける。詩は男性的で倫理観と思想性に貫かれている。詩集『道程』『智恵子(ちえこ)抄』『典型』など。彫刻作品『手』、十和田湖畔(とわだこはん)の裸婦像など。
たかむら‐とよちか【高村周】
(1890-1972)鋳金家。東京生まれ。光雲の子、光太郎の弟。東京美術学校卒。重要無形文化財保持者。
たかむれ‐いつえ【高群逸枝】
(1894-1964)女性史研究家。熊本県生まれ。女性解放運動で活躍し、橋本憲三(はしもとけんぞう)と結婚ののち、その協力により『母系制の研究』などを完成、日本の女性史研究の先駆者となる。ほかに『招婿婚(しょうせいこん)の研究』『女性の歴史』など。
たか‐め【高め】(名・形動)
①位置が少し高いこと・所・さま。a little higher〈対義〉低め。〈用例〉〜のストライク。
②値段が、わりに高いこと・さま。rather expensive〈対義〉安め。
た‐がめ【田亀】
大形のタガメ科の水生昆虫。体長約6.5cm。体は楕円(だえん)形で暗褐色、前脚は太く頑丈(がんじょう)。池沼や水田にすみ、魚やカエルなどを捕食。本州以南、台湾・中国に分布。giant water bug
たか・める【高める】(下一他)
高くする。盛んにする。raise〈対義〉低める。〈用例〉意識を〜。
たかもち‐おう【高望王】
→たいらのたかもち(平高望)
たかもち‐びゃくしょう【高持(ち)百姓】
→本百姓の別称。
たか‐もも【高股】
ももの上のほうの部分。大腿(だいたい)上部。upper part of a thigh
たかもり【高森】
〈町〉長野県南部、飯田(いいだ)市北隣の町。リンゴなどの果樹栽培がさかん。干し柿(がき)が特産。天竜川舟下りの乗船場がある。人口1万2495(1994)。
たかもり【高森】
〈町〉熊本県東部、阿蘇(あそ)南郷谷の町。旧宿場町。稲作・畜産・高冷地野菜の栽培などがさかん。人口8126(1994)。
たかもり‐げんじん【高森原人】
宮城県築館(つきだて)町の高森遺跡から出土した旧石器を残したと推定される原人。石器は50万年前の地層から出土し、人骨は未発見だが北京(ペキン)原人に近いと考えられている。
たがや【箍屋】
落語の題名。両国の川開きの人ごみのなかで、理不尽(りふじん)な武士のために首をきられそうになった箍屋の職人が、逆に武士の首をはねてしまうはなし。
たがやさん【木】
インド・東南アジアに分布するマメ科の高木。高さ約15m。葉は偶数羽状複葉。花は鮮黄色で枝の先端に大形の円錐(えんすい)花序。心材は硬く、耐久力がある。
た‐がや・す【耕す】(五他)
《「田返す」の転》作物を植えるために田畑を掘り返して土を細かくする。cultivate〈用例〉荒れ地を〜。
たかやす‐げっこう【高安月郊】
(1869-1944)詩人・劇作家。本名、三郎。大阪生まれ。新歌舞伎(かぶき)の確立や関西の演劇改良に貢献。戯曲『江戸城明渡』など。
たかやなぎ【高柳】
〈町〉新潟県南西部、柏崎(かしわざき)市南隣の町。稲作中心の農業と、林業が行われる。人口2895(1994)。
たかやなぎ‐けんじろう【高柳健次郎】
(1899-1990)電子工学者。静岡県生まれ。大正15年(1926)日本初のテレビジョンの実験に成功。昭和56年(1981)文化勲章受章。
たかやま【高山】
〈市〉岐阜県北部、飛騨(ひだ)地方の市。旧城下町。町並みが昔の面影をとどめ、「小京都」とよばれる。一位一刀彫(いちいいっとうぼり)・春慶塗(しゅんけいぬり)などの工芸品が特産。人口6万4535(1994)。
たかやま【高山】
〈村〉群馬県中部、沼田市西隣の村。酪農、タバコ・コンニャク栽培、林業などが行われる。人口4189(1994)。
たかやま【高山】
〈村〉長野県北東部、須坂(すざか)市東隣の村。リンゴ・ブドウ・エノキダケの栽培がさかん。人口7928(1994)。
たかやま‐うこん【高山右近】
(1552-1614)安土(あづち)桃山時代の武将。キリシタン大名。摂津(せっつ)高槻(たかつき)城主から播磨(はりま)明石(あかし)城主。キリシタン禁教令により所領没収。のち追放されてマニラで没。
たかやま‐そうぜい【高山宗砌】
→そうぜい(宗砌)
たかやま‐たつお【高山辰雄】
(1912-)日本画家。大分県生まれ。東京美術学校卒。色面構成によって自然を幻想の風景としてとらえる。昭和57年(1982)文化勲章受章。作品『砂丘』『樹下』など。
たかやま‐ちょぎゅう【高山樗牛】
(1871-1902)文芸評論家。本名、林次郎。山形県生まれ。東大卒。情熱的な美文で「日本主義」を主張し、また大胆な本能の満足・天才崇拝を説いて活躍。小説『滝口入道』、評論『美的生活を論ず』など。
たかやま‐ひこくろう【高山彦九郎】
(1747-93)江戸中期の尊皇(そんのう)論者。上野(こうずけ)の人。勤皇・海防を説いて諸国を遊歴、時勢を憂憤して自刃。林子平(はやししへい)・蒲生君平(がもうくんぺい)とともに「寛政(かんせい)の三奇人」の一人。
たかやま‐ほんせん【高山本線】
JR西日本の鉄道幹線の一つ。岐阜と富山を結ぶ。飛騨(ひだ)地方の中心都市高山を通り、中央高地を横断。長さ225.8km。大正9年(1920)開業。
たかやま‐ぼんち【高山盆地】
岐阜県北部、神通(じんずう)川上流の宮川流域にある盆地。古来飛騨(ひだ)地方の政治・経済・文化の中心。
たかやま‐まつり【高山祭(り)】
岐阜県高山市の春と秋の祭り。春は4月14、15日で日枝(ひえ)神社の山王(さんのう)祭り、秋は10月9、10日で八幡(はちまん)神社の八幡祭り。神輿渡御(みこしとぎょ)のあと、10台余の絡繰(からく)り人形山車(だし)、鉦(かね)を打つ闘鶏楽、雅楽、獅子(しし)舞などが練り歩く。