たかゆ‐おんせん【高湯温泉】
福島市西部、吾妻(あずま)山中腹の温泉。眺望よく、冬はスキーでにぎわう。吾妻高湯温泉。信夫(しのぶ)高湯温泉。
たかゆかしき‐じゅうきょ【高床式住居】
地上より床を高くした建物。典型的なものは東南アジアにみられ、日本の弥生(やよい)時代以降の倉庫もこれに類する。
たかゆく‐や【高行くや】
[枕ことば]《空高く飛ぶことから》「はやぶさ」にかかる。〈用例〉〜速総別(はやぶさわけ)の御襲料(みおすひがね)(古事記・下)。
たか‐ようじ【高楊枝】
食後にゆうゆうと楊枝を使うこと。〈用例〉武士は食わねど〜。
たから【宝】
①金・銀など世の中にあまりなく、美しい貴重な品。財宝。treasure〈用例〉〜探し。
②なにものにもかえがたい、たいせつな物・人。treasure〈用例〉子は〜。彼の頭脳は国の〜だ。
③《上に「お」を付けて》→金銭。〈用例〉お〜を大切に使う。
宝悖って入る時は悖って出る(たから、さかっているときはさかってでる)
《『大学』にあることば》悪事で得た財貨は、身につかずに出ていく。
宝の持ち腐れ(たからのもちぐされ)
大切なものや才能を持っていても、役立てようとしないこと。unused treasure or talent
宝の山に入り乍ら手を空しくして帰る(たからのやまにいりながらてをむなしくしてかえる)
よい機会を得ながら、望みを果たすことができない。大きな利益をあげる機会にめぐまれながら、それを見逃してしまう。
宝は身の差し合わせ(たからはみのさしあわせ)
宝はもっていれば、いざというときに、身を救う。
宝は湧き物(たからはわきもの)
財宝は、わいて出るように、しぜんに手に入ることもあるということ。
タカラ【(株)タカラ】
その他製造業。玩具(がんぐ)会社。昭和34年(1959)設立。本店は東京都葛飾(かつしか)区青戸。
だ‐から(接続)
前の事柄を理由にして、後の事柄がおこることを示す語。であるから。それゆえ。so; therefore〈用例〉〜あれほど言ったでしょ。
たからい‐きかく【宝井其角】
→えのもときかく(榎本其角)
たからい‐ばきん【宝井馬琴】
講談師。現在6代まで。江戸後期に活躍した初代(生没年未詳)は滝沢馬琴を尊敬し、東流斎(とうりゅうさい)馬琴と称した。
たか‐らか【高らか】(形動)
いかにも高いさま。声や音が大きいさま。loud〈用例〉〜に唱える。
たから‐がい【宝貝】
タカラガイ科の海産マキガイの総称。殻高2〜15cm。殻は卵円形で、色彩と模様が美しいので観賞用・細工用。古くは貨幣として用いられた。「貝」の字はタカラガイの象形文字。本州中部以南の暖海域に約80種、世界に約190種が分布。コヤスガイ。cowrie; cowry
たからがわ‐おんせん【宝川温泉】
群馬県利根(とね)郡水上(みなかみ)町にある温泉。宝川の渓谷に位置する一軒宿の温泉で、サルも来る露天風呂で名高い。
たから‐くじ【宝籤】
地方公共団体が発行する当籤(とうせん)金品付き抽選券。第一勧業銀行が事務を代行。昭和20年(1945)創設。正称は当籤券付証票。public lottery
たからくじ‐よやくけん【宝くじ予約券】
ジャンボ宝くじの購入を予約する券。昭和52年(1977)から始まった制度で、往復はがきで予約するか、予約券を売り場でもらい、発売時に引き換える。
たから‐さがし【宝探し・宝捜し】
子どもの遊びの一つ。宝とする品物を隠し、それを探し当てる。treasure hunt
た‐がらし【田芥】
①キンポウゲ科の二年草。湿地にはえ、黄色の五弁花をつける。高さ約60cm。辛味があることから名付けられた。有毒植物。タゼリ。
→タネツケバナの別名。
たからじま【宝島】
《原題Treasure Island》スティーブンソンの小説。1883年刊。宝島のありかをめぐって、ジム少年と海賊シルバーがくりひろげる冒険物語。
たからしゅぞう【寳酒造(株)】
食料品。酒造会社。焼酎(しょうちゅう)・清酒・みりんなど。大正14年(1925)設立。本社事務所は京都市下京区立売西町。宝酒造。
タカラスタンダード【タカラスタンダード(株)】
その他製造業。住宅設備・機器製造会社。明治45年(1912)設立。本社は大阪市城東区鴫野(しぎの)東。
たから‐だに【宝だに】
タカラダニ科のダニの総称。幼虫は0.3〜0.6mmの朱色の球状で、セミ・バッタ・アブラムシなどの体や足に付着。名は、これが宝物に見えることに由来。
たからづか【宝塚】
〈市〉兵庫県南東部、武庫(むこ)川に沿う市。宝塚歌劇団と温泉の観光都市。大阪や神戸(こうべ)の衛星都市。苗木の産地としても名高い。人口20万3940(1994)。
たからづか‐かげきだん【宝塚歌劇団】
兵庫県宝塚市にあるわが国最初の女性歌劇団。大正2年(1913)発足。昭和2年(1927)の『モン‐パリ』が初の本格的レビューとされる。
たからづか‐ぞうけいげいじゅつだいがく【宝塚造形芸術大学】
私立大学。昭和61年(1986)創立。所在地は兵庫県宝塚市花屋敷つつじガ丘。
たから‐づくし【宝尽(く)し】
①さまざまの宝を並べあげたもの。
②さまざまの宝の形を集めてかいた絵・模様。
たから‐ぶね【宝船】
縁起物の一つ。宝をつみ、七福神を乗せた船。正月の初夢のために、紙にかいた宝船の絵を枕(まくら)の下に入れて寝るとよいといわれる。
たからべ【部】
〈町〉鹿児島県東部、宮崎県との境にある町。稲作・畑作・畜産・林業の町。人口1万1551(1994)。
たから‐もの【宝物】
宝とする貴重な物。ほうもつ。treasure
たかり【集り】
《俗語》
①道路などで人をおどしてお金や品物を奪うこと・者。
②他人に酒・食事などをおごらせること。
たか・る【集る】(五自)
①多くのものが1か所に集まる。gather〈用例〉人が〜。
②アリやハエなどの虫がつく。swarm〈用例〉砂糖にアリが〜。
③《俗語》
(ア)金品をゆすり取る。blackmail〈用例〉ちんぴらに金を〜・られる。
(イ)人におごらせる。〈用例〉昼飯を〜。
た‐がる(接尾)
《助動詞「たい」の「た」に接尾語「がる」の付いたもの。動詞および助動詞「せる・させる・れる・られる」の連用形に付いて動詞をつくる。五段型》事柄の実現を第三者が希望する意を表す。…したいとしきりに思う。〈用例〉知らせ〜。
タガログ‐ご【タガログ語】
フィリピンの公用語。アウストロネシア語族インドネシア語派に属す。ピリピノ語。Tagalog
タガログ‐ぞく【タガログ族】
フィリピンのもっとも有力な民族。ルソン島、首都マニラ付近に居住。フィリピン社会の指導階層を構成し、大部分はカトリック教徒。Tagalog
たがわ【田川】
〈市〉福岡県中北部の市。筑豊(ちくほう)最大の炭鉱都市であったが、昭和44年(1969)までに全山閉山、工業の町に転換。人口5万6883(1994)。
たがわ‐すいほう【田河水泡】
(1899-1989)漫画家。本名、高見沢仲太郎。東京生まれ。『のらくろ』で児童漫画界に一時代を画す。
たか‐わらい【高笑い】(名・サ変自)
高い声で笑うこと。遠慮のない笑い。loud laugh
た‐かん【多感】(名・形動)
①感じやすいこと・さま。感傷的。sensitive〈用例〉〜な青春。
②情にもろいこと・さま。sentimental
だ‐かん【兌換】(名・サ変他)
①ひきかえること。
②紙幣を正貨とかえること。
だかん‐ぎんこう【兌換銀行】
兌換銀行券を発行できる銀行。bank of issue
だかん‐ぎんこうけん【兌換銀行券】
正貨(金貨・金地金・金為替)との自由交換が約束されている銀行券。金本位制停止以降どの国にも存在しない。兌換券。convertible bank note〈対義〉不換銀行券。
だかん‐けん【兌換券】
→兌換銀行券」の略。
たかん‐さよう【他感作用】
ある植物が分泌する化学物質で、他の植物の発芽や成長が影響を受けること。アレロパシー。allelopathy
たかんしき‐かごうぶつ【多環式化合物】
有機化合物中で環をもつ化合物の一種。2つ以上の環が、それぞれ2個の原子を共有している構造をもつ。ナフタリン・アントラセンなど。縮合環。polycyclic compound
だかん‐しへい【兌換紙幣】
発行者である政府や中央銀行によって、正貨との自由交換を約束された紙幣。convertible note〈対義〉不換紙幣。
たかん‐しょう【多汗症】
汗を多量に分泌する症状。多くは精神的なものだが、バセドー病など病気によるものもある。hyperhidrosis
タガンログ【Taganrog】
ロシア西部、アゾフ海北東部のタガンログ湾奥にある港湾都市。作家チェーホフの出生地。人口29.3万(1992)。
たき【滝】
①川の流れが断崖(だんがい)を落下するもの。また、その場所。河床(かしょう)の軟岩が急激に浸食されたり、断層によるくいちがい、溶岩流の堰止(せきと)めなどによって生じる。瀑布(ばくふ)。waterfall
②斜面を急激に流れ下る水。torrent
た‐き【多岐】(名・形動)
①道がいくつにも分かれていること・さま。many branches of a road
②多方面にかかわりをもつこと・さま。many-sided〈用例〉〜にわたる。
多岐亡羊(たきぼうよう)
《『列子』「説符(せっぷ)」にあることば。わかれ道が多いと、逃げた羊を見失ってしまう、の意》学問の道は、根本の理を求めないと真理に達し得ないということ。転じて、方針が多くてどうしていいかわからないこと。
たき【多伎】
〈町〉島根県北部、日本海に臨む町。沿海漁業と農業が主。ブドウ・イチジクの栽培がさかん。人口4439(1994)。
たき【多気】
〈町〉三重県の伊勢(いせ)平野南部にある町。ミカン・カキなど果樹栽培がさかん。人口1万0026(1994)。
た‐ぎ【多義】
1つの語句に多くの意味があること。diverse meanings〈用例〉〜にわたることば。
だ‐き【唾棄】(名・サ変他)
①つばをはくこと。spit
②さげすみ嫌うこと。排斥。reject〈用例〉〜すべき男。
だ‐き【惰気】
だらけた気分。inactivity〈用例〉〜満々。
ダキア【Dacia】
ドナウ川下流の北部地域の古称。ほぼ現在のルーマニア。紀元前3世紀ごろからギリシアと交流。2世紀初めトラヤヌス帝が征服、ローマの属州となった。
だき‐あ・う【抱(き)合う】(五自)
互いに抱く。embrace each other〈用例〉〜・って喜ぶ。
たき‐あが・る【炊(き)上がる】(五自)
炊いてでき上がる。〈用例〉ごはんが〜。
だき‐あ・げる【抱(き)上げる】(下一他)
かかえて持ち上げる。hold up in one's arms〈用例〉子どもを〜。
たき‐あわせ【炊き合(わ)せ・炊合(わ)せ】
料理材料を別々に煮て、1つの器に盛り合わせた煮物。
だき‐あわせ【抱き合(わ)せ・抱合(わ)せ】
①抱き合わせること。combination
②よく売れる物と売れない物とを、組み合わせて売ること。tie-in sale
だきあわせ‐ぞうし【抱き合(わ)せ増資】
会社が増資するために新株を発行するさい、額面の一部を無償交付し、残り分の金額だけを払い込ませる形をとること。有償分と無償分とを抱き合わせることからの呼称。combination capital increase
だき‐あわ・せる【抱き合(わ)せる・抱合(わ)せる】(下一他)
①互いに抱き合うようにする。make embrace each other
②よい品と悪い品、あるいはよく売れる品と売れない品を組み合わせて売る。
たきい‐こうさく【滝井孝作】
(1894-1984)小説家・俳人。俳号は折柴(せっさい)。岐阜県生まれ。強靭(きょうじん)でリアルな文体による私小説を書く。作品『無限抱擁』『俳人仲間』など。
だき‐い・れる【抱(き)入れる】(下一他)
抱いて入れる。かかえて入れる。〈用例〉遭難者を山小屋に〜。
だき‐おこ・す【抱き起(こ)す】(五他)
抱いて起き上がらせる。かかえておこす。〈用例〉子どもを〜。raise...in one's arms
たき‐おとし【焚き落(と)し・焚落(と)し】
たきぎのおき火。おき。
だき‐おや【抱(き)親】
仮親の一つ。
①赤子の初出(ういで)のとき、初めて抱いてもらう人。その人と仮の親子関係を結ぶ習俗。
②赤子を初めて天主堂(教会)に連れていく人。長崎地方のカトリック教徒の間にみられる風習。
タキオン【tachyon】
光速度より速い速度をもつと仮定される粒子。
だき‐かか・える【抱き抱える】(下一他)
胸に抱いてしっかり持つ。hold in one's arms〈用例〉人形を〜・えた子ども。
たきかわ【滝川】
〈市〉北海道中部、石狩川中流の市。交通の要地。稲作やリンゴ栽培などがさかん。人口4万8702(1994)。
たき‐がわ【滝川】
谷間などを流れる急流。はやせ。rapids
たきがわ‐かずます【滝川益】
(1525-86)安土(あづち)桃山時代の武将。近江(おうみ)の人。織田信長(おだのぶなが)に仕え、伊勢(いせ)長島城主をへて上野(こうずけ)厩橋(うまやばし)城主。のち豊臣秀吉(とよとみひでよし)と争って敗北し、越前(えちぜん)に引退。
たきがわ‐きょう【多岐川恭】
(1920-94)小説家。本名は松尾舜吉(しゅんきち)。福岡県生まれ。東大卒。昭和34年(1959)『落ちる』で第40回直木賞受賞。作品『氷柱』『異郷の帆』など。
たきがわ‐じけん【滝川事件】
昭和8年(1933)におきた、京都大学法学部教授滝川幸辰(たきがわゆきとき)の罷免(ひめん)事件。文部省は同教授の思想を共産主義的であるとして辞職を要求。京大法学部教授会はこれに反対して全教官が辞表を提出して闘ったが敗北。京大事件。
たきがわ‐ゆきとき【滝川辰】
(1891-1962)法学者。岡山県生まれ。京大卒。滝川事件で京大教授を辞職。第2次大戦後に復職し、法学部長・総長を歴任。罪刑法定主義の刑法理論を唱える。著書『犯罪論序説』『刑法講話』など。
たき‐ぎ【薪・焚(き)木】
燃料にする木。たきもの。まき。firewood〈数え方〉1本・1把(わ)・1束(そく)
薪尽く(たきぎつく)
①《『法華経(ほけきょう)』にある語》釈迦(しゃか)が入滅する。
②人が死ぬ。
薪に油を添える(たきぎにあぶらをそえる)
さらに勢いを加える。火に油を注ぐ。
薪に花(たきぎにはな)
粗野ななかにも、やさしさのあるたとえ。
薪の行道(たきぎのぎょうどう)
《仏教語。『法華経(ほけきょう)』の、釈迦(しゃか)が阿私仙人(あしせんにん)のもとで、たきぎを切り、水をくんで修行して法華経を得たという説話に基づく》法華八講会(はこうえ)の第3日に、行基の作といわれる「法華経をわが得しことは薪こり菜摘み水汲(く)み仕へてぞ得し(拾遺・哀傷)」の歌を歌い、薪を負い、水おけをかつぐ人を列に加えて行道すること。
薪を抱きて火を救う(たきぎをいだきてひをすくう)
《『戦国策』「魏(ぎ)策」にあることば》わざわいを除こうとして、かえって大きくしてしまう。愚かなことのたとえ。〈類似〉薪を負うて火事場に赴く。
たきぎ‐こ・る【薪樵る】
〈古語〉
①(連語)「薪(たきぎ)の行道(ぎょうどう)」を行う。〈用例〉きたなげなき六位・衛府(ゑふ)など〜・り、水など持たる、をかし(栄花・初花)。
②[枕ことば]《薪を切る鎌(かま)の意から》「鎌」にかかる。〈用例〉〜鎌倉山の木垂(こだ)る木をまつと汝(な)が言はば恋ひつつやあらむ(万葉・14・3433)。
たきぎ‐のう【薪能】
神事能の一つ。毎年陰暦2月、奈良興福寺の修二会(しゅにえ)で演じられ、室町時代には金春(こんぱる)・観世(かんぜ)・金剛(こんごう)・宝生(ほうしょう)の大和四座が務めた。明治維新で廃絶したが、第2次大戦後復活。近年は、夏の夜、篝火(かがりび)をたいて行う各地の野外能もこうよばれる。
だき‐ぐせ【抱(き)癖】
乳児の習癖の一つ。抱かれていれば機嫌がよく、寝かせられると機嫌が悪くなる。生後2〜3か月から起こりやすい。
たき‐ぐち【焚(き)口】
火のたきつけ口。fuel hole
たき‐ぐち【滝口】
①滝の落ち口。
②清涼殿の東北、宮中を流れる溝の水の落ち口。
③中世以降、蔵人所(くろうどどころ)に属し、滝口に詰めて、御所の警衛・雑役に当たった武士。
たきぐち‐にゅうどう【滝口入道】
①(?-?)平安末期の僧。清涼殿北東の滝口の武士。本名、斎藤時頼(さいとうときより)。建礼門院(けんれいもんいん)の雑仕(ぞうし)の横笛(よこぶえ)を愛して父の怒りをかい、剃髪(ていはつ)。のち高野山(こうやさん)に上り「高野の聖(ひじり)」と称されたという。
②高山樗牛(たかやまちょぎゅう)の小説。明治27年(1894)発表。
たき‐ぐも【滝雲】
山の稜線(りょうせん)から滝のようにたれ下がった雲。稜線の風下側は下降気流で雲は消える。層雲や層積雲に多い。
たきこみ‐ごはん【炊(き)込み御飯】
魚貝・肉・野菜などの具と米を、だしと調味料で炊いたご飯。まぜご飯。
たき‐こ・む【炊(き)込む】(五他)
飯の中に野菜・魚貝・肉などを入れて炊くこと。
だき‐こ・む【抱(き)込む】(五他)
①かかえ込む。hold in one's arms
②味方に引き入れる。bring over a person to one's side〈用例〉有力者を〜。
③まきぞえにする。involve
たきざわ【滝沢】
〈村〉岩手県北西部、盛岡(もりおか)市の北西隣の村。稲作・畜産が中心。ベッドタウン化が進む。「ちゃぐちゃぐ馬子」の行事が有名。人口4万1414(1994)。
たきざわ‐おさむ【滝沢修】
(1906-2000)俳優。東京生まれ。ドラマチックな演技でリアリズム演劇の第一人者。劇団民芸を結成。主演作『炎の人』『セールスマンの死』など。
たきざわ‐ばきん【滝沢馬琴】
(1767-1848)江戸後期の戯作(げさく)者。本名、滝沢興邦(おきくに)。号は曲亭(きょくてい)など多数。江戸の人。山東京伝(さんとうきょうでん)門下。読本(よみほん)の第一人者。勧善懲悪(かんぜんちょうあく)と因果応報の思想を基調に、雄大な構想と流麗な文章で、浪漫(ろうまん)的・伝奇的な独自の理想世界を樹立した。読本『椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)』『南総里見八犬伝(なんそうさとみはつけんでん)』など。
たきざわ‐みえこ【美恵子】
(1939-)小説家。新潟県生まれ。東京外語大中退。平成2年(1990)『ネコババのいる町で』で第102回芥川(あくたがわ)賞受賞。
タキシード【tuxedo】
男子の夜間用略式礼服。上着は襟を綾絹(あやぎぬ)でおおった黒の背広型、ズボンは共布で両脇(りょうわき)に側章があるものもある。
たき‐し・める【薫(き)染める】(下一他)
香をたいて、においをしみこませる。incense
だき‐し・める【抱(き)締める】(下一他)
強く抱く。hold tight〈用例〉〜・めたくなるような幼子。
たき‐しゅうぞう【城修三】
(1947-)小説家。本名は若狭雅信。香川県生まれ。京大卒。昭和53年(1978)『榧(かや)の木祭り』で第78回芥川(あくたがわ)賞受賞。作品『満願』『約束の地』など。
だき‐すく・める【抱(き)竦める】(下一他)
抱いて相手が動けないようにする。hug fast〈用例〉後ろから〜。
たき‐せいいち【滝精一】
(1873-1945)美術史家。東京生まれ。東大卒。美術雑誌『国華』を主宰。著書『滝拙庵(せつあん)美術論集』など。
たき‐せん【滝線】
山地が切り立った崖(がけ)となり、その線上に河川が滝となって並ぶような地形。瀑布線(ばくふせん)。fall-line
たきせん‐とし【滝線都市】
滝線上に発達した都市。アメリカのアパラチア山脈東麓(とうろく)の諸都市など。かつて水車を動力とする製粉・紡績などの工業が興隆した時代に、滝の水力利用の中心となり、河川の可航水路の終点ともなったことから発達した。fall line cities
たき‐だし【炊(き)出し】(名・サ変自)
非常の場合、人々に飯を炊いて配ること。food distribution in emergency
たきた‐ちょいん【滝田樗陰】
(1882-1925)雑誌編集者。秋田県生まれ。東大中退。本名、哲太郎。『中央公論』主幹として総合雑誌の近代的スタイルを確立した。
たきた‐みのる【滝田実】
(1912-)労働運動家。富山県生まれ。高岡(たかおか)工芸卒。昭和21年(1946)全繊同盟結成に尽力、会長となる。総評結成にも参加したが脱退し、全労会議初代議長や同盟会長として活躍。
たぎ・つ【滾つ・激つ】(四自)
〈古語〉
=たきつ。
①水が激しく流れる。〈用例〉吉野(よしの)川〜河内(かふち)に(万葉・1・38)。
②心が高ぶる。〈用例〉山川の〜心を塞(せ)きあへてあり(万葉・11・2432)。
だき‐つ・く【抱(き)付く】(五自)
抱くように相手にとりつく。cling to
たき‐つけ【焚(き)付け】
(まき)や炭などを燃やしつける材料。kindling
たき‐つ・ける【焚(き)付ける】(下一他)
①火をつけて燃えるようにする。make a fire〈用例〉暖炉を〜。
②けしかける。おだてる。stir up〈用例〉若者を〜。
たき‐つ‐せ【滝つ瀬】
《「つ」は「の」の意の格助詞》急な流れ。激流。
たきつせ‐の【滝つ瀬の】
[枕ことば]《流れが急なことから》「はやし」にかかる。〈用例〉〜はやき心をなにしかも人めつつみのせきとどむらむ(古今・恋3)。
たぎつひめ‐の‐みこと【湍津姫命・多岐都比命】
日本神話の女神。天照大神(あまてらすおおみかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)の誓約(うけい)により産まれた女神で、大国主命(おおくにぬしのみこと)の妻。宗像(むなかた)三神の一つ。
たき‐つぼ【滝壺】
滝の落ちこむ所。basin of a waterfall
タキトゥス【Publius Cornelius Tacitus】
(55ごろ-120ごろ)ローマ帝政期の歴史家。政治家としてはコンスルや地方総督などを歴任。著書『ゲルマニア』『歴史』『年代記』など。
だき‐と・める【抱(き)留める】(下一他)
抱くようにして受け留める。抱くようにして押さえとどめる。catch in one's arms〈用例〉転ぶところを〜。
だき‐と・る【抱(き)取る】(五他)
受け取って抱く。catch in one's arms〈用例〉子どもを〜。
だきに‐てん【枳尼天・吉尼天】
密教で説く、自在の通力(つうりき)をもつ女性夜叉(やしゃ)神。日本では、稲荷(いなり)の神や飯縄(いづな)権現と同一視される。
たきね【滝根】
〈町〉福島県東部、大滝根山西麓(せいろく)の町。稲作・タバコ栽培・酪農のほか、石灰石の加工もさかん。入水(いりみず)鍾乳洞(しょうにゅうどう)や、あぶくま洞がある。人口5711(1994)。
だき‐ね【抱(き)寝】(名・サ変他)
抱いて寝ること。〈用例〉母の〜をねだる子。
たきの【滝野】
〈町〉兵庫県南部、加古川中流にある町。機械・繊維などの工場があり、工業化が進む。人口1万0061(1994)。
たきのうえ【滝上】
〈町〉北海道北部、紋別(もんべつ)市西隣の町。ジャガイモなどの畑作、林業・製材などを行う。人口4298(1994)。
たきのしらいと【滝の白糸】
戯曲。原作は泉鏡花の小説『義血侠血(ぎけつきょうけつ)』。明治28年(1895)川上音二郎(かわかみおとじろう)一座の初演以来、新派十八番の一つとなる。検事代理に出世した苦学生とその恩人の女水芸人との悲劇。
たき‐のぼり【滝登り】
水流に逆らって滝を登ること。climbing a waterfall〈用例〉鯉(こい)の〜。
だき‐はば【抱(き)幅】
①和服の身八つ口止まりの高さでの幅寸法。
②洋裁の製図で、背幅や胸幅などに入れるゆとり。
たき‐び【焚(き)火】
①屋外で落ち葉・木などを燃やすこと・火。fire
②暖(だん)をとるためにかまどや炉でたく火。
③かがり火。bonfire
たきまつり‐の‐かみ【滝祭(り)の神】
水を司(つかさど)る神。神殿を設けずに祭られる神で、伊勢(いせ)の五十鈴(いすず)川のほとりに鎮座すると伝えられる。