だく‐ひ【諾否】
承知と不承知。承知か否(いな)か。yes or no〈用例〉〜を問う。
たくひれ‐の【巾の】
[枕ことば]《「たくひれ(コウゾなどの繊維で作った、女性が首から肩にかける布)」の白いことから》「白(しろ・しら)・鷺(さぎ)」などにかかる。〈用例〉〜鷺坂山の白躑躅(しらつつじ)われににほはね妹(いも)に示さむ(万葉・9・1694)。
たく‐ぶすま【衾】
[枕ことば]《コウゾなどの繊維で作った夜具。その色の白いことから》「白(しら)・新羅(しらぎ)」などにかかる。〈用例〉〜新羅へいます君が目を今日か明日(あす)かと斎(いは)ひて待たむ(万葉・15・3587)。
たく‐ぶんくん【卓文君】
(?-?)中国、漢代の女流文人。司馬相如(しばしょうじょ)の妻。夫の変心を嘆いて賦(ふ)した『白頭吟』で知られる。
タグボート【tugboat】
船や筏(いかだ)などを引いて走る小型船。大型船の離接岸を助けるなど、船体の割に強力なエンジンを搭載。引き船。
たく‐ぼく【啄木】
→キツツキの異名。
たくぼ‐ひでお【田久保夫】
(1928-2001)小説家。東京生まれ。慶大卒。下町育ちの都会感覚にあふれた作品が多い。昭和44年(1969)『深い河』で第61回芥川(あくたがわ)賞受賞。作品『髪の環(わ)』『触媒』など。
たく‐ほん【拓本】
石碑・瓦(かわら)・器物などに刻まれた文字や文様を紙に写しとったもの。吸湿性のある紙に水を刷(は)いてのせ、乾いてから、たんぽに墨汁または油墨をつけて叩く湿拓と、吸湿性のない薄紙を用い、拓本用の軟らかい釣鐘墨で紙の上から摺(す)る乾拓がある。石ずり。
たく‐ま【琢磨】(名・サ変他)
①玉や石を、とぎみがくこと。polish
②学問・道徳などを修め励むこと。cultivation〈用例〉切磋(せっさ)〜。
たくま【詫間】
〈町〉香川県西端、瀬戸内海に臨む町。農業・漁業のほか、工業も発達。トウガラシが特産。人口1万7005(1994)。
タクマ【(株)タクマ】
機械。産業機械製造会社。とくにボイラー、ごみ・水処理プラント。昭和13年(1938)設立。本社は大阪市北区堂島浜。
たくま‐ざる【巧まざる】(連語)
意識しないでそうなる。自然に現れ出る。natural〈用例〉〜ユーモア。
たくまし・い【逞しい】(形)
①からだつきががっしりしていて、強い。stout〈用例〉〜体。
②意志が堅く、物事に屈しない。strong-minded; bold〈用例〉〜生活力。この国は〜・く発展した。〈派生〉たくましげ(形動)たくましさ(名)
たくましく・する【逞しくする】(サ変他)
制約を受けず思う存分にする。たくましゅうする。give rein to〈用例〉想像を〜。
たくましゅう・する【逞しゅうする】(サ変他)
→たくましくする」の転。
タグ‐マッチ【tag match】
→タッグマッチ
たくま‐つねきち【田熊常吉】
(1872-1954)発明家。鳥取県生まれ。製材機用ボイラーの開発を志し、タクマ式水管ボイラーを考案、工業化され高い評価を受ける。
たくま‐は【宅磨派・託磨派】
平安末期から鎌倉(かまくら)時代にかけて活躍した画派。宅磨為遠(ためとお)を始祖とし、長男勝賀(しょうが)の開いた京都絵仏師の系統と、三男為久(ためひさ)を祖とする鎌倉絵仏師の系統がある。古典的な仏画に中国画の様式を取り入れて新様式をうちだした。
たくみ【工・匠】
①職人。大工。こだくみ。
②仕事。
たくみ【巧み】
[一](名)
①工夫。趣向。〈用例〉〜を極める。
②もくろみ。たくらみ。計略。plan
[二](形動)じょうずなさま。手ぎわがよいさま。巧者。skillful〈用例〉〜な細工。〜に身をかわす。
たくみ‐へん【工偏】
漢字を組み立てている部分の名。「左」「巧」などの「工」。
たく・む【巧む・工む】(五他)
①工夫・技巧をこらす。devise〈用例〉〜・まざる美しさ。
②くわだてる。たくらむ。plan; plot〈用例〉悪事を〜。
たく‐よう【托葉】
葉柄(ようへい)の基部にある、1対の葉に似た付属体。エンドウでは大きい葉の形、タデ科では茎を巻く葉鞘(ようしょう)、ニセアカシアではとげ状と、形はさまざま。stipule
ダグラス【Kirk Douglas】
(1916-)アメリカの映画俳優。主演作『チャンピオン』『OK牧場の決闘』など。
ダグラス‐か【ダグラス窩】
《アイルランドの産科医J=C=ダグラスにちなむ》女性の骨盤内で、直腸と子宮の間にある腹膜の深いへこみ。直腸子宮窩。Douglas' culdesac
タクラマカン‐さばく【タクラマカン砂漠】
(Taklimakan Shamo)中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区南部、タリム盆地の大部分を占める砂漠。周辺に多数のオアシスがある。
たくらみ【企み】
たくらむこと。また、その計画。plot; conspiracy
たくら・む【企む】(五他)
悪事をくわだてる。plot〈用例〉暗殺を〜。
たく‐らん【托卵】
鳥が自分では営巣・育雛(いくすう)しないで、他種の巣に産卵し、抱卵・育雛させること。カッコウ・ホトトギスなどに、この習性がある。brood parasitism
たくり‐あ・げる【手繰(り)上げる】(下一他)
まくり上げる。たくし上げる。tuck up〈用例〉そでを〜。
たぐり‐こ・む【手繰(り)込む】(五他)
手繰って手元に寄せる。haul in
たぐり‐だ・す【手繰(り)出す】(五他)
たぐって少しずつ引き出す。haul in
たく‐りつ【卓立】(名・サ変自)
きわだって目立つこと。卓出。
だく‐りゅう【濁流】
にごった流れ。muddy stream〈用例〉〜が田畑を洗う。
たぐり‐よ・せる【手繰(り)寄せる】(下一他)
たぐって手元へ引き寄せる。haul in
たく・る(五他)
①奪い取る。ひったくる。ふんだくる。snatch
②まくる。tuck〈用例〉ワイシャツのそでを〜。
③《動詞の連用形に付いて》荒々しく…する。度を超えて…する。〈用例〉塗り〜。
た‐ぐ・る【手繰る】(五他)
①手を交互に動かして手元へ引き寄せる。haul in〈用例〉糸を〜。
②一つ一つたどる。trace〈用例〉記憶を〜。
たく・れる(下一自)
《俗語》まくれてしわがよる。
だく‐ろう【濁浪】
にごった波。muddy waves〈用例〉逆巻く〜。
たく‐ろん【卓論】
すぐれた議論・論説。卓説。remarkable opinion
たくわ・う【蓄う】(四他・下二他)
〈古語〉
→たくわえる(蓄える)
たくわえ【蓄え・貯え】
ためておくこと・もの。とくに、貯金。savings〈用例〉多少は〜もある。
たくわ・える【蓄える・貯える】(下一他)
①ためる。store; save〈用例〉金を〜。実力を〜。
②ひげを生やす。grow〈用例〉口ひげを〜。
たく‐わん【沢庵】
→たくあんづけ(沢庵漬け)
たけ【丈】
①物の高さ。身長。height〈用例〉身の〜。
②物の長さ。〈用例〉布の〜。
③衣服を着た状態で、垂直方向の長さ。上着丈・スカート丈など。length〈対義〉ゆき。〈用例〉着物の〜。
④あるだけ。全部。all〈用例〉思いの〜を述べる。
たけ【竹】
①イネ科タケ亜科植物のうち、稈(かん)が太く丈の長いものの総称。稈は中空で木化し、葉鞘(ようしょう)との間に節がある。地下茎は長く横にはって初夏に竹の子を出す。観賞用とするほか、容器・生活用具など種々に加工利用される。世界に約600種あり、東洋諸国に豊富。根からまっすぐに生える。このきみ。bamboo
②竹製の管楽器。笙(しょう)・笛・尺八の類。竹管。
③紋所の名。
竹に油を塗る(たけにあぶらをぬる)
《もともと表面のすべりがよい竹に、油を塗ってさらになめらかにすることから》言い方・論じ方のたくみなようすにいう。
竹八月に木六月(たけはちがつにきろくがつ)
竹は陰暦の8月に、木は6月に切るのがよい。
竹を割った様(たけをわったよう)
気持ちに、屈折・わだかまり・包みかくし・ずるがしこさなどがないことの形容。気性に陰湿なところがなく、さっぱりしているようす。うじうじしないさま。frank
たけ【岳・嶽】
高く大きい山。high mountain〈用例〉明神〜。
たけ【茸・蕈・菌】
→きのこ(茸)
た‐け【他家】
よその家。他人の家。another family〈対義〉自宅。
た‐げ(接尾)
《助動詞「たい」の「た」に接尾語「げ」の付いたもの。動詞の連用形に付いて、形容動詞の語幹を作る》…したいようすである、の意を表す。〈用例〉笑い〜な顔つき。
だけ【丈】(副助)
《体言、活用語の連体形、および一部の格助詞などに付く》
①程度や範囲を示す。〈用例〉それ〜読めればいい。好きな〜あげる。これ〜言ってもまだわからないのか。読む〜の価値がある。100g〜ください。
②それと限る意を表す。only〈用例〉きみに〜教えよう。ここ〜の話にしてくれ。私〜しかいない。
③…につれて、…するほど、の意を表す。as〈用例〉書けば書く〜、うまくなる。
④《「だけに」「だけあって」などの形で》…だから。なおさら。〈用例〉予想しなかった〜に驚いた。高い〜あって見晴らしがきく。
た‐けい【多形】
同じ化学組成でありながら、2種類以上の結晶構造を示すもの。色・硬度・劈開(へきかい)などの物理的性質も異なるものが多い。炭素からなるダイヤモンドと石墨(せきぼく)など。polymorphism
た‐げい【多芸】(名・形動)
多くの芸能に通じていること・さま。また、いろいろなことができる才能をもっていること・さま。versatility
多芸は無芸(たげいはむげい)
多芸である人は、かえって、とりたててすぐれた芸をもたない、ということ。Jack of all trades, and master of none.
たけいしんしゅつせい‐こうはん【多形滲出性紅斑】
手や足の甲などに紅斑が多発する皮膚疾患。発熱・関節痛をともなうこともある。通常2〜3週間で治るが、重症型もある。erythema exsudativum multiforme
たけい‐たけお【武井武雄】
(1894-1983)童画家。長野県生まれ。東京美術学校卒。童画という名称の創始者。作品『日本郷土玩具』『十二支絵本』など。
たけい‐なおや【武井直也】
(1893-1940)彫刻家。長野県生まれ。東京美術学校卒。作品『髪』など。
たけうち‐きゅういち【竹内久一】
(1857-1916)彫刻家。江戸生まれ。木彫により奈良古美術などの模作をつくる。作品『伎芸天(ぎげいてん)像』など。
たけうち‐せいほう【竹内鳳】
(1864-1942)日本画家。京都生まれ。本名、恒吉。近代京都画壇の巨匠。四条派の写生に西洋画法を融合して日本画の旧態を脱皮、新日本画の先達となる。昭和12年(1937)第1回文化勲章受章。作品『雨霽(うせい)』『斑猫(はんびょう)』など。
たけうち‐よしみ【竹内好】
(1910-77)中国文学者・評論家。長野県生まれ。東大卒。魯迅(ろじん)研究家として著名。著書『魯迅』『国民文学論』など。
たけ‐うま【竹馬】
①遊び道具の一つ。足掛けをつけた2本の竹竿(たけざお)に乗り、竿の上部を手で握って歩くもの。高足。bamboo stilts
②遊び道具の一つ。葉のついた竹を馬に見立て、またがって走り回るもの。
ダゲール【Louis Jacques MandéDaguerre】
(1789-1851)フランスの画家・発明家。写真術の祖。ニエプスと写真術を共同研究。1822年ジオラマを発明、39年銀板写真(ダゲレオタイプ)を発表。
たけ‐えん【竹縁】
竹を並べて張った縁がわ。
たけお【武雄】
〈市〉佐賀県西部の市。『肥前(ひぜん)国風土記』にも記される、歴史の古い温泉の町。人口3万5352(1994)。
だけ‐おんせん【岳温泉】
青森県西部、岩木山南麓(なんろく)の温泉。藩政時代からの湯治場(とうじば)として知られる。
だけ‐おんせん【岳温泉】
福島県、安達太良(あだたら)山東麓(とうろく)の温泉。安達太良山への登山基地。
たけ‐がき【竹垣】
竹で作った垣根。竹穂垣・四つ目垣・金閣寺垣・建仁寺(けんにんじ)垣など。bamboo fence
たけ‐かご【竹籠】
細い竹や薄く削った竹を編んで作ったかご。bamboo basket
たけ‐がり【茸狩(り)】
→キノコがり。mushroom gathering
だけ‐かんば【樺】
カバノキ科の落葉高木。高さ約14m。高山の森林限界付近に多い。シラカバに似るが樹皮は淡褐色。葉は三角状広卵形。雌雄同株(どうしゅ)。5月ごろ開花。
たけ‐かんむり【竹冠】
漢字を組み立てている部分の名。「笑」「答」「第」などの上にある「竹」。
だ‐げき【打撃】
①たたくこと。うつこと。blow
②損害。損失。また、精神的衝撃。ショック。damage; shock〈用例〉〜を受ける。
③野球で、打者が投手の投球を打つこと。batting
だげき‐すう【打撃数】
→だすう(打数②)
だげき‐ぼうがい【打撃妨害】
野球で、捕手が打者の打撃を妨害する行為。罰則は、原則として打者に一塁が与えられる。
たけきり‐えしき【竹伐(り)会式】
京都市左京区の鞍馬(くらま)寺で、6月20日に行われる儀式。法師が東西に分かれ、雌雄の蛇に見立てた青竹を山刀(やまがたな)で切り、速さを競う。豊凶を占い、天下泰平を祈るもの。竹伐会。
だげき‐りつ【打撃率】
→だりつ(打率)
たけ‐くぎ【竹釘】
細工物などに使う、竹製のくぎ。bamboo nail
たけ‐ぐし【竹串】
調理用の竹製のくし。田楽(でんがく)・おでん・焼き鳥などに用いる。
たけ‐くらべ【丈比べ】
[一]背丈・高さを比べること。せいくらべ。
[二]《たけくらべ》樋口一葉(ひぐちいちよう)の小説。明治28年(1895)発表。吉原(よしわら)の遊女となるべき運命の少女美登利(みどり)と幼友だちの信如(しんにょ)の思春期の哀歓を雅俗折衷(がぞくせっちゅう)文で描く。
たけごし‐よさぶろう【竹越与三郎】
(1865-1950)政治家・歴史家。埼玉県生まれ。号は三叉(さんさ)。新聞記者を経て、政友会代議士・枢密(すうみつ)顧問官などを歴任。著書『二千五百年史』など。
たけ‐ざいく【竹細工】
竹を用いた工芸品や日用生活用具。bamboo work
たけ‐ざお【竹竿】
竹のさお。bamboo pole
たけざき‐すえなが【竹崎季長】
(?-?)鎌倉(かまくら)時代の武士。肥後(ひご)の人。御家人(ごけにん)として文永(ぶんえい)・弘安(こうあん)の役に活躍。自らの戦功を伝えるために絵巻物『蒙古襲来絵詞(もうこしゅうらいえことば)』を描かせた。
たけざわ‐やしち【竹沢弥七】
義太夫(ぎだゆう)節三味線方の芸名。10世(1910-77)は情感ある演奏と勘所の正確さに定評。重要無形文化財保持者。
たけし【石】
〈村〉長野県中部、松本市東隣の村。トマト栽培がさかん。美ケ原(うつくしがはら)が有名。人口4339(1994)。
たけ・し【猛し】(形ク)
〈古語〉
①強い。いさましい。荒々しい。〈用例〉〜・きもののふの心をもなぐさむるは歌なり(古今・仮名序)。
②勢いがさかんだ。はげしい。〈用例〉〜・き河のみなぎり流るるが如し(徒然・155)。
③強気である。〈用例〉人は〜・くおもふらんかし、そら寝(ね)して知らぬ顔なるさまよ(枕・むとくなるもの)。
④えらい。すぐれている。〈用例〉みだりにただ数多く集まれるを〜・きことにする(玉勝間)。
たけした‐のぼる【竹下登】
(1924-2000)政治家。島根県生まれ。早大卒。内閣官房長官・建設相・蔵相・自民党幹事長などを歴任し、昭和62年(1987)に党総裁・首相に就任。平成元年(1989)辞任。
たけ‐しま【竹島】
島根県に属し、隠岐(おき)諸島の北西約160kmにある島。明治38年(1905)日本が領土宣言。無人島で、面積0.2km2。周辺は魚類の宝庫。
たけしま‐はごろも【武島羽衣】
(1872-1967)歌人・詩人・国文学者。本名又次郎。東京生まれ。東大卒。古典主義的な詩人・美文家として知られる。共著『美文韻文花紅葉(はなもみじ)』など。
たけしま‐ゆり【竹島合】
ユリ科の多年草。観賞用として栽培。葉は数層に輪生。初夏、黄色の花が4〜12個つく。朝鮮半島原産。
たけしま‐らん【竹島蘭】
ユリ科の多年草。高さ20cm内外。高山帯の針葉樹林にはえる。葉に3本の脈が縦走。7月ごろ葉腋(ようえき)に淡赤褐色の細花をつける。
たけ‐す【竹簀】
竹製のすのこ。
ダゲスタン‐きょうわこく【ダゲスタン共和国】
(Dagestanskaya Respublika)ロシア共和国内の共和国の一つ。首都マハチカラ。ロシア南西部、カスピ海の西岸に位置する。農・水産物加工業や牧畜が盛ん。面積5.0万km2。人口189万(1992)。
たけた【竹田】
〈市〉大分県南西部、大野川上流にある市。旧城下町。稲作、シイタケ・カボス栽培と酪農がさかん。人口1万9420(1994)。
た‐げた【田下駄】
深田や泥田で、足が沈まないようにはく大形のはきもの。長方形の板に鼻緒の穴を3つ〜4つあけた形が多いが、大足(おおあし)という梯子(はしご)状のものに縄をつけたものもある。
たけだ‐いずも【竹田雲】
興行師・浄瑠璃(じょうるり)作者・竹本座座元。3世まで。初世(?-1747)は人形浄瑠璃の隆盛に功があった。千前軒(せんぜんけん)と号し作者も兼ねた。2世(1691-1756)は劇作・経営・演出にすぐれ、人形浄瑠璃全盛時代を築いた。『菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)』『義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)』『仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)』などを合作。
たけだ‐かつより【武田勝頼】
(1546-82)戦国・安土(あづち)時代の武将。父信玄(しんげん)の跡を継ぎ、西進を図るが、長篠(ながしの)の戦いで織田(おだ)・徳川(とくがわ)軍に敗れ衰退。のち天目山(てんもくざん)の戦いで織田信長(のぶなが)軍に敗れ自刃。
たけだ‐からくり【竹田からくり】
ぜんまい仕掛けの人形芝居を見せるからくり興行の代表的な一座。寛文(かんぶん)2年(1662)初世竹田近江(おうみ)が大坂に竹田座を興し、竹田芝居を創設。18世紀初めまで栄えた。
たけだけ‐し・い【猛しい】(形)
①いさましく強い。ferocious〈用例〉〜態度。
②ずぶとい。ずうずうしい。audacious〈用例〉盗人(ぬすっと)〜。〈派生〉たけだけしげ(形動)たけだけしさ(名)
たけだ‐こううんさい【武田耕雲斎】
(1803-65)幕末の尊攘(そんじょう)派の志士。水戸(みと)藩士。名は正生。藩の執政となるが、安政(あんせい)の大獄で退く。元治(げんじ)元年(1864)筑波(つくば)山に挙兵、天狗(てんぐ)党を率いて西上の途中、加賀(かが)藩に降伏、斬首(ざんしゅ)された。
たけだ‐しんげん【武田信玄】
(1521-73)戦国時代の武将。名は晴信(はるのぶ)。信玄は法号。信虎(のぶとら)の長男。天文(てんぶん)10年(1541)父を追放して武田家を継ぎ、甲斐国(かいのくに)守護。上杉謙信(うえすぎけんしん)と川中島に戦うこと5回。のち、三方ケ原(みかたがはら)に徳川家康(とくがわいえやす)を破り、さらに西上の途中に病死。
たけだ‐たいじゅん【武田泰淳】
(1912-76)小説家。東京生まれ。東大中退。危機的状況での人間の実存に深い関心を寄せる。昭和51年(1976)『目まいのする散歩』で第29回野間文芸賞受賞。小説『蝮(まむし)のすゑ』『ひかりごけ』『富士』、評伝『司馬遷(しばせん)』など。
たけだ‐にんぎょう【竹田人形】
江戸時代、からくり人形芝居に用いられた人形。名称は大坂で竹田芝居を創設した竹田近江(おうみ)の名による。
たけだ‐ひさよし【武田久吉】
(1883-1972)植物学者・登山家。東京生まれ。ロンドン大卒。イギリスの外交官アーネスト=サトーの次男。日本山岳会創立発起人の一人で、高山植物を研究。尾瀬の紹介者として知られる。
たけだ‐びし【武田菱】
紋所の名。菱紋の一種。清和(せいわ)源氏の武田一族が多用した割り菱紋をいう。
たけだやくひんこうぎょう【武田薬品工業(株)】
化学工業。医薬品会社。大正14年(1925)設立。本社は大阪市中央区道修(どしょう)町。
たけだ‐ゆうきち【武田祐吉】
(1886-1958)国文学者。東京生まれ。国学院大教授。『万葉集』研究の大家。著書『上代国文学の研究』『万葉集全註釈(ちゅうしゃく)』など。
たけだ‐りんたろう【武田麟太郎】
(1904-46)小説家。大阪生まれ。東大中退。プロレタリア作家として出発。のち市井(しせい)描写に新生面を開く。作品『日本三文オペラ』『銀座八丁』など。
たけち‐ずいざん【瑞山】
→たけちはんぺいた(武市半平太)
たけち‐の‐くろひと【市黒人】
(?-?)奈良前期の歌人。『万葉集』に短歌18首を残す。旅の歌が多く叙景的表現にすぐれ、山部赤人(やまべのあかひと)の先駆ともされる。
たけち‐の‐みこ【皇子】
(654-696)天武(てんむ)天皇の第1皇子。天武(てんむ)元年(672)壬申(じんしん)の乱で父大海人皇子(おおあまのおうじ)(天武天皇)に代わって軍事を統帥(とうすい)
たけち‐はんぺいた【市半平太】
(1829-65)幕末の尊攘(そんじょう)派志士。土佐(とさ)藩郷士。名は小楯(こたて)。号は瑞山(ずいざん)。土佐勤王(きんのう)党を組織し藩論を尊攘論に導いたが、政変で弾圧され、自刃を命ぜられた。
だ‐けつ【妥結】(名・サ変自)
譲り合って話をまとめること。agreement〈用例〉交渉が〜する。
たけつ‐しつ【多血質】
気質の類型の一つ。快活で楽観的、気が移りやすいという特徴がある。sanguine temperament
た‐けっしょう【多結晶】
多数の単結晶が、さまざまな向きに集合した結晶状態。ふつうの結晶質や金属に多い。polycrystal
たけ‐づつ【竹筒】
竹で作った筒。bamboo tube
たけ‐でっぽう【竹鉄砲】
子どものおもちゃの一つ。篠竹(しのだけ)で作った筒に、紙や草の実のたまを詰め、一方から棒で押すと、空気圧でたまが飛び出す。
だ‐けど(接続)
→だけれども」の略。
たけとみ【竹富】
〈町〉沖縄県の南部、西表(いりおもて)島・竹富島など大小12島からなる町。農業主体。町役場は石垣(いしがき)市にある。人口3444(1994)。
たけとみ‐じま【竹富島】
沖縄県八重山列島の島。面積6.3km2。隆起珊瑚礁(さんごしょう)からなる平坦(へいたん)な島で、海浜に星砂(ほしずな)とよばれる有孔虫の遺骸(いがい)が堆積(たいせき)する。
だ‐けども(接続)
→だけれども」のくだけた言い方。
たけとも‐そうふう【竹友藻風】
(1891-1954)詩人・英文学者。本名乕雄(とらお)。大阪生まれ。京大選科修了。上田敏(うえだびん)に師事。典雅な詩風で知られる。詩集『祈祷(きとう)』、翻訳『神曲』など。
たけとよ【豊】
〈町〉愛知県、知多(ちた)半島東岸の町。名古屋港開港以前の貿易港。各種工業が発達。人口3万7758(1994)。
たけとりものがたり【竹取物語】
平安前期の現存最古の伝奇物語。作者未詳。物語文学の祖とされる。竹の中から生まれて竹取りの翁(おきな)に育てられたかぐや姫は、5人の貴公子の求婚を難題を出して退け、帝(みかど)の求めにも応ぜず、十五夜の晩に月の都へ帰る。
たけ‐とんぼ【竹蛉】
玩具(がんぐ)の一種。竹のプロペラの、重心部につけた軸を両手でひねり、回転させて飛ばす。平賀源内(ひらがげんない)の創案ともいう。
たけ‐なが【丈長】
[一](形動)たけが長いさま。〈用例〉〜の着物。
[二](名)
①和紙の一つ。奉書紙の一種で、厚い紙質で縦55cm、横70cmのもの。
②①を細長く切って平元結(ひらもとゆい)にしたもの。
たけなか‐いく【竹中郁】
(1904-82)詩人。神戸市生まれ。関西学院卒。温和な詩風のモダニズム詩人。詩集『象牙(ぞうげ)海岸』『動物磁気』など。
たけなかこうむてん【(株)竹中工務店】
代表的建設会社の一つ。昭和12年(1937)設立。本社は大阪市中央区本町。
たけなか‐はんべえ【竹中半衛】
(1544-79)戦国時代の武将。名は重治(しげはる)。美濃(みの)の人。はじめ斎藤竜興(さいとうたつおき)の家臣であったが、のち織田信長(おだのぶなが)に従い、さらに豊臣秀吉(とよとみひでよし)に軍師として仕え、知将として知られた。
たけ‐なす【丈なす】(連体)
背たけくらいの長さ・高さの。tall; long〈用例〉〜黒髪。
たけなわ【闌・酣】
物事がもっとも盛んに行われていること・時。最中。まっさかり。at its height〈用例〉春〜。