ただ・し【正し】(形シク)
〈古語〉
→ただしい(正しい)
ただ‐し【但し】(接続)
前に述べたことに対して、補足的に例外や条件などを示す語。しかし。だが。but; provided〈用例〉〜条件つきだ。
*ただし・い【正しい】(形)
①道理・道徳にかなっている。right〈用例〉〜行い。
②真理・事実にかなっている。just〈用例〉〜申告。〜答え。
③誤りがない。正式である。correct〈用例〉〜ことばづかい。
④整っている。きちんとしている。proper〈用例〉〜姿勢。
⑤目的にかなっている。適当。proper〈用例〉〜薬の飲み方。〈派生〉ただしさ(名)
ただし‐がき【但(し)書き・但書】
本文に付けた、例外・条件などを記した条項。proviso
ただし‐は【但しは】(接続)
あるいは。または。or
ただ・す【正す】(五他)
①きちんと整ったものにする。correct〈用例〉姿勢を〜。
②まちがっているものを改め直す。correct〈用例〉誤りを〜。
③良いか悪いかをはっきりさせる。是非を問う。query〈用例〉理非を〜。
ただ・す【糾す・糺す】(五他)
罪などをきびしく問い調べる。query〈用例〉真偽を〜。
ただ・す【質す】(五他)
是非・正誤などを問い尋ねる。ask〈用例〉疑問を〜。
たたずまい【佇まい】
①立っているようす。standing posture
②自然に雰囲気となってあらわれる、物のようす・ありさま。appearance〈用例〉古都の〜。
たたず・む【佇む・彳む】(五自)
しばらく、立ち止まる。stand still〈用例〉桜の下に〜。
ただ‐ただ【唯】(副)
《「ただ」を強めていう語》もっぱら。ひたすらに。solely〈用例〉〜感謝するばかりです。
ただち‐に【直ちに】(副)
①時間をおかずに。すぐに。at once〈用例〉〜出発します。
②2つのものの間に介在するものがないさま。直接に。じかに。directly〈用例〉航空機事故は〜死につながることが多い。
だだっ‐こ【駄駄っ子】
駄々をこねる子。unmanageable child
だだっ‐ぴろ・い【徒っ広い】(形)
むやみに広い。much too large〈派生〉だだっぴろさ(名)
ただで‐さえ【唯でさえ】(副)
そうでなくても。〈用例〉〜狭い家なのに同居人が増える。
ただとりやま‐の‐ほととぎす【只鳥山の鳥】(連語)
苦労もせずに手に入れること。
ただ‐なか【直中・只中】
→まん中。the midst
→さいちゅう。in the middle of
たたな‐ず・く【畳ずく】(四自)
〈古語〉
①山がいくえにも重なる。重なり合う。〈用例〉〜青垣山の隔(へな)りなばしばしば君を言問(ことと)はじかも(万葉・12・3187)。
②衣が重なるように、和らぎなびく。〈用例〉玉藻なすか寄りかく寄り靡(なび)かひし嬬(つま)の命(みこと)の〜柔膚(にきはだ)すらを(万葉・2・194)。〈参考〉「柔肌」「青垣」「青垣山」などにかかる枕ことばとする説もある。
たた‐なめ‐て【並めて】
[枕ことば]《楯(たて)を並べて弓を射る意から、同音の》「い」にかかる。〈用例〉〜泉の川の水脈(みを)絶えず仕へまつらむ大宮処(万葉・17・3908)。
ただなら‐ぬ【啻ならぬ】(連語)
〈文語的〉
《形容動詞「ただなり」の未然形に打ち消しの助動詞「ず」の連体形「ぬ」の付いたもの》ふつうの状態ではない。unusual〈用例〉〜あわてぶり。
たた‐なわ・る【畳なわる】(四自)
〈古語〉
幾重にもかさなる。〈用例〉国見をせせば〜青垣山(あをかきやま)(万葉・1・38)。
ただ‐なんれい【多田南嶺】
(1698-1750)江戸中期の国学者。姓は源(みなもと)、名は義俊(よしとし)。大坂の人。神道・故実などの著作が多い。著書『旧事記(くじき)偽書明証考』、浮世草子『鎌倉(かまくら)諸芸袖(そで)日記』など。
ただ‐に【啻に】(副)
〈文語的〉
《下に「のみならず」などをともなって》単に。〈用例〉〜学業のみならず運動にも長じ。
タダノ【(株)タダノ】
機械。建設用クレーン・クレーン車を製造。昭和23年(1948)設立。本社は香川県高松市新田町。
ただ‐のり【只乗り】(名・サ変自)
乗り物に料金を払わないで乗ること。さつまのかみ。free ride
ただ‐ばたらき【只働き】(名・サ変自)
報酬をもらわずに働くこと。むだばたらき。徒労。work for nothing
たたま・る【畳まる】(五自)
たたんだようになる。重なる。積もる。
たたみ【畳】
①古くは、むしろ・ござ・こもなど敷物の総称。
②わらで編んだ床(とこ)に、イグサで織った畳表を取り付けたもの。日本間のゆかの上に敷く。tatami mat〈数え方〉1枚・1畳(じょう)
③イグサやタケの皮などを編んで、ぞうりやげたなどの表につけるもの。
畳と女房は新しい程好い(たたみとにょうぼうはあたらしいほどよい)
女房は、たたみと同じで、新しいほうがよい。
畳の上で死ぬ(たたみのうえでしぬ)
出先で事故死や変死をするのではなく、自分の家で自然に、安らかに死ぬ。die a natural death
畳の上の水練(たたみのうえのすいれん)
《畳の上でする泳ぎの練習、の意》理屈や方法がわかっていても、実際の役に立たないことのたとえ。畳水練。机上の空論。It is like practicing swimming on the table.〈類似〉畳の上の陣立て。
畳の塵を毟る(たたみのちりをむしる)
=畳の目を読む。
①ひまのため手持ちぶさたでいるさま。また、つまらなくて退屈そうにしているさまを言う。
②うつむいてはずかしそうにしているさまにいう。
畳の目を読む(たたみのめをよむ)
することがなく、退屈で、こまっているさま。また、はずかしがっているさま。
ただみ【只見】
〈町〉福島県南西部、只見川上流にある町。山岳・深雪地帯で山菜の宝庫。田子倉(たごくら)ダムがある。人口6139(1994)。
たたみ‐いわし【畳鰯】
カタクチイワシの稚魚を真水で洗い、薄板状に枠型に入れ、日に干したもの。
たたみ‐おもて【畳表】
畳の表に使うイグサで編んだむしろ。乾燥させたイグサの茎を横糸に、麻糸などを縦糸にして織る。表(おもて)
たたみ‐がえ【畳替え】
畳表を新しいものと替えること。
たたみ‐か・ける【畳みかける】(下一自)
相手にひまをあたえず、続けざまにものを言ったり、物事をしたりする。畳み込む。follow up〈用例〉〜ように質問をする。
ただみ‐がわ【只見川】
福島県南西部を流れる川。長さ137km。尾瀬沼に発し、会津盆地北西隅で日橋(にっぱし)川と合して阿賀(あが)川となり、新潟県に入って阿賀野川となる。
たたみ‐こ・む【畳み込む】(五他)
①畳んで入れる。fold in
②心に深く秘しておく。bear deep in mind
③畳みかける。follow up
たたみ‐こも【畳薦】
[枕ことば]《マコモで編んだ敷物、または敷物にするマコモを幾重にも重ねる、の意、また、「へ(重)」と同音を含むことから》「へ・隔つ・平郡(へぐり)」などにかかる。〈用例〉〜へだて編む数通(かよ)はさば道のしば草生(お)ひざらましを(万葉・11・2777)。
たたみ‐じわ【畳み皺】
布や紙などを畳んでおいたためにできたしわ。
たたみ‐すいれん【畳水練】
《畳の上でする泳ぎの練習、の意》実地に役立たない理屈や知識。畳の上の水練。
たたみ‐ずり【畳摺(り)】
(ぜん)や机のような脚のついた家具で、脚の下に渡され床面に接している横木。
*たた・む【畳む】(五他)
①広げてあるものを折り重ねてまとめる。小さくする。fold〈用例〉着物を〜。ふとんを〜。
②広げてあるものを閉じる。close〈用例〉傘を〜。
③今までの営業や生活をやめる。close〈用例〉店を〜。
④表へ出さないで、しまっておく。納める。keep to oneself〈用例〉胸に〜。
⑤《俗語》殺す。kill〈用例〉邪魔するやつは、〜・んでしまえ。
ただ‐もの【只者・徒者】
ふつうの人。並の人。ordinary person〈用例〉〜でない。
ただ‐ゆうけい【多田裕計】
(1912-80)小説家・俳人。福井県生まれ。早大卒。昭和16年(1941)『長江(ちょうこう)デルタ』で第13回芥川(あくたがわ)賞受賞。作品『蛇師』『アジアの砂』『小説芭蕉(ばしょう)』など。
ただよ・う【漂う】(五自)
①水面・空中などに浮かんでゆれ動く。drift about〈用例〉雲が〜。小舟が波間に〜。
②香り・雰囲気がたちこめる。満ちる。hang〈用例〉バラの香りが〜。愁いが〜。
③さまよう。さすらう。wander〈用例〉繁華街を〜。
ただよわ・す【漂わす】(五他)
→ただよわせる(漂わせる)
ただよわ・せる【漂わせる】(下一他)
漂うようにする。漂わす。make it drift〈用例〉独特の雰囲気を〜。
たたら【鞴・鞴】
足踏(あしぶ)み式の大型の鞴(ふいご)
蹈鞴を踏む(たたらをふむ)
勢い込んでやったのに、ねらいが外れて力が余り、よろける。
たたら‐ぶき【鞴吹き】
日本古来の製鉄法。砂鉄と木炭を交互に方形の炉へ入れ、鞴(ふいご)で風を送り、木炭を燃焼させて砂鉄を還元。けら押(けらおし)炉で和鋼を、銑押(ずくおし)炉で和銑(わずく)を製造。
たたら‐まつり【鞴祭(り)】
→鞴(ふいご)祭りの別称。
たたり【祟り】
たたること。curse
たたり‐め【祟り目】
たたりにあう時。misfortune; hardship〈用例〉弱りめに〜。
たた・る【祟る】(五自)
①神仏や人の恨みなどが災いする。bring a curse on〈用例〉霊が〜。
②ある行為が悪い結果をもたらす。affect badly〈用例〉過労が〜。
ただれ【爛れ】
ただれること。また、その部分。sore
ただれ‐め【爛れ目】
→がんけんえんえん(眼瞼縁炎)
ただ・れる【爛れる】(下一自)
①皮膚が破れ崩れる。be sore
②自堕落になる。be dissipated〈用例〉〜・れた生活。
た‐たん【多端】(名・形動)
仕事・用件などが多いこと・さま。忙しいこと・さま。press of work〈用例〉多事〜。
ただん‐ロケット【多段ロケット】
機体が何段かに分かれ、各部分に噴射装置があって、下段から順次噴射して、噴射を終わると切り離していく構造のロケット。multi-stage rocket
たち【立ち】
[一](名)
①出発すること。旅立つこと。departure〈用例〉お〜。
②時が経過すること。passing〈用例〉月日の〜。
③燃えつきること。burn out〈用例〉〜の早いろうそく。
[二](接頭)《動詞に付いて》意味を強める語。〈用例〉〜至る。
たち【質】
①人の生まれつき。資質。nature〈用例〉そそっかしい〜。
②物事の性質。quality〈用例〉〜の悪いいたずら。
たち【館】
①貴人の宿舎・屋敷。やかた。
②小規模な城。たて。
たち【太刀】
《断つもの、の意》もと、刀剣の総称。のち、長く大きな刀。〈数え方〉1振り・1口。
タチ【Jacques Tati】
(1908-82)フランスの映画監督。作品『肉体の悪魔』『ぼくの伯父(おじ)さん』など。
たち【達】(接尾)
《古くは、神・貴人にだけ用い、現在も、「ども」よりは丁寧な言い方》人や動物を表す語に付いて複数を示す語。〈比較〉ら。〈用例〉きみ〜。虫〜。
たち‐あい【立(ち)合い】
相撲で、仕切りの姿勢から立ち上がること。また、立ち上がった瞬間。
たち‐あい【立(ち)会い・立会】
①立ち会うこと・人。presence
②取引所で、会員またはその代表者が一定の時間に集まり、上場証券や商品の売買をすること。session
たちあい‐えんぜつ【立会演説】
意見の違う者が同一場所で順次に行って人々に訴える演説。campaign speech
たちあい‐にん【立会人】
立ち会って、証人となってもらう人。witness
たち‐あ・う【立(ち)合う】(五自)
勝負を争う。be matched against
たち‐あ・う【立(ち)会う】(五自)
証人・参考人などとして、その場にいる。witness
たち‐あおい【立葵】
①アオイ科の多年草。高さ1.5〜3m。葉は互生し、丸く浅裂。6〜8月に白・赤・紫色などの花を開く。観賞用に栽培される。西・中央アジア原産。ハナアオイ。ツユアオイ。ホリホック。カラアオイ。
→エンレイソウの異名。
③紋所の名。葵紋の一種。
たち‐あがり【立(ち)上がり】
①立ち上がること。stand up
②物事の始まり。start〈用例〉〜から好調だ。
たち‐あがり【裁(ち)上がり】
布地を裁ち終えること。また、そのできばえ。cut cloth
たち‐あが・る【立(ち)上がる】(五自)
①起きて立つ。stand up
②立ちのぼる。rise up
③動きはじめる。start action
④打ちのめされていたり、苦しい状態にあった者が、活力をとりもどす。
⑤相撲で、力士が仕切りから体を起す。
たちあらい【刀洗】
〈町〉福岡県中部、筑後(ちくご)川中流にある町。かつて陸軍の飛行場があった。稲作中心。人口1万4695(1994)。
たち‐あらわ・れる【立ち現(わ)れる・立現(わ)れる】(下一自)
目の前にはっきり姿が現れる。come into view
たち‐い【立(ち)居・起(ち)居】
立つことと、座ること。動作。座作。action
たち‐い・ず【立ち出ず】(下二自)
〈古語〉
①立ち去る。〈用例〉つぎさまの人は、あからさまに〜・でても、今日ありつる事とて息もつきあへず語り興ずるぞかし(徒然・56)。
②出かけて来る。〈用例〉かの小柴垣(こしばがき)のもとに〜・で給ふ(源氏・若紫)。
③生じる。表に現れる。〈用例〉人しれず思ふ心は春がすみ〜・でて君が目にも見えなむ(古今・雑下)。
たち‐いた【裁(ち)板】
布地を裁断をするとき、台として用いる板。裁ち台。
たち‐いた・る【立(ち)至る】(五自)
重大な状態や見捨てておけない情況になる。とうとう、そういう状態になる。come to〈用例〉抜き差しならぬ事態に〜。
たち‐いぬのふぐり【立犬の嚢】
ゴマノハグサ科の二年草。畑や道端にはえる。高さ約30cm。葉は長柄で長楕円(だえん)形。5〜7月に、青紫色の小花を穂状につける。ヨーロッパ原産の帰化植物。
たちい‐ふるまい【立ち居振(る)舞い・立(ち)居振舞】
いちいちの動作。身のこなし。movements; behavior
たちいり‐きんし【立(ち)入り禁止・立入禁止】
①中に入ることを禁ずること。prohibition from entrance; off limits
②もと法律で、地主が小作人に対して耕作地に入ることを禁じた処分。
たちいり‐けんさ【立(ち)入り検査・立入検査】
公務員が私人の営業所などに立ち入って、質問や帳簿書類の調査などにより違法な状態の有無を検査すること。on-the-spot inspection
たち‐い・る【立(ち)入る】(五自)
①《「入る」を強めていう語》ある場所に、入っていく。enter〈用例〉構内に〜。
②核心に、深く入る。intrude〈用例〉〜・った話。
③他人の私生活などを、干渉する。interfere〈用例〉少し〜・ったことを聞くが。
④事件などに、関係する。concern oneself in
たち‐うお【太刀魚】
タチウオ科の海水魚。全長約1.5m。銀白色で、刀のように見える。体は平たくて細長く、背びれは尾部まで続く。夏に浅海で産卵。食用。体表の銀粉は模造真珠の材料。本州中部以南の暖海に分布。タチ。cutlass fish
たち‐うす【立(ち)臼】
①餠(もち)をついたりするための、うす。
②背が低く、太っている女のたとえ。
立ち臼に菰(たちうすにこも)
《そのさまが似ていることから》背が低く、太った女が帯をしめたときのようすをいう。ぶかっこうなこと。
立ち臼も二階へ登る(たちうすもにかいへのぼる)
あるはずがないことのたとえ。
たち‐うち【立(ち)撃ち】
立ったままで、小銃などを撃つこと。fire in a standing posture〈対義〉寝撃ち・ひざ撃ち。
たち‐うち【太刀打ち】(名・サ変自)
①刀で切り合うこと。
②張り合って競争すること。be a match for
太刀打ち出来ない(たちうちできない)
とてもかなわない。勝負にならない。be no match for
たち‐うり【立(ち)売り・立売】
道端などで、立って物を売ること。street peddling
たち‐うり【裁(ち)売り】(名・サ変他)
布などを、客の欲しい分だけ切って売ること。切り売り。
たち‐おうじょう【立(ち)往生】(名・サ変自)
①立ったまま死ぬこと。stand death〈用例〉弁慶の〜。
②途中で止まったまま、進むことも退(ひ)くこともできなくなること。行き詰まって処置できないこと。standstill〈用例〉事故で電車が〜する。
たち‐おくれ【立(ち)遅れ・立(ち)後れ】
たちおくれること。belated〈用例〉近代化の〜。
たち‐おく・れる【立(ち)遅れる・立(ち)後れる】(下一自)
①立つのが遅れる。be slow in rising
②時機を失う。後手(ごて)になる。fall behind〈用例〉スタートから〜。
たち‐おとし【裁ち落(と)し・裁落(と)し】
①仕立て物の裁断で、余分な部分を切って捨てること。また、その捨てたもの。端切れ。
②食品の四囲などの切り落とした部分。〈用例〉ハムの〜。
たち‐おどり【太刀踊(り)】
高知県および愛媛県の一部に伝わる民俗芸能。多数の若者が2人1組みになり、刀の柄(つか)に紙花をつけ太刀を打ち合わせながら踊る。花取り踊り。
たち‐およぎ【立(ち)泳ぎ】
泳法の一種。体を直立にし、頭・顔を水面に出し、手足をいろいろに動かして泳ぐ。treading water
たち‐かえり【立ち返り】(副)
〈古語〉
①折り返して。すぐに。〈用例〉いにしへの事も〜恋しう思ひいでらるる(徒然・19)。
②繰り返して。ふたたび。〈用例〉〜又もきてみむ松島や(新古今・羇旅)。
たち‐かえ・る【立(ち)返る】(五自)
返る。戻る。引き返す。turn back〈用例〉原点に〜。
たち‐かぜ【太刀風】
太刀を振ったときに起こる風。太刀をふるう勢い。
たち‐かた【立(ち)方】
能楽・日本舞踊で、舞台で演技し舞い踊る者。舞台上の伴奏者(地方(じかた))に対する。
たぢからお‐の‐みこと【手力命】
→天手力男命(あまのたぢからおのみこと)」の略。
たち‐がれ【立(ち)枯れ】(名・サ変自)
草木がはえたままの状態で枯れること。また、その草木。blight; wither
たちがれ‐びょう【立(ち)枯れ病】
野菜やイネの幼苗や樹木の苗木が、土壌中の菌類や細菌類により立ち枯れを起こす植物病。damping-off
たちかわ【立川】
〈市〉東京都西部の市。大正時代に陸軍の飛行場ができ、空の軍都として発展。第2次大戦後は米軍・自衛隊基地。商工業が活発。人口15万4806(1994)。
たちかわ【立川】
〈町〉山形県北西部、最上(もがみ)川に沿う町。稲作を中心とする農林業の町。人口7840(1994)。
たちかわ‐ぶんこ【立川文庫】
明治末期から関東大震災前後まで広く少年層に読まれた講談の豆本。大阪の立川文明堂が刊行。『猿飛佐助(さるとびさすけ)』などが有名。
たち‐かわり【立ち替(わ)り・立替(わ)り】
他のものと替わること。take turns〈用例〉入れ替わり〜。
たちかわ‐りゅう【立川流】
真言密教から派生した一流派。平安末期の仁寛(にんかん)を流祖とし、弘真を大成者とする。仁寛に影響を与えたという武蔵国(むさしのくに)立川の陰陽師(おんようじ)からきた呼称。男女の交わりをもって即身成仏を説き、慶長(けいちょう)以後、邪教とされて消滅。
たち‐き【立(ち)木】
地面に生えている木。樹木。growing tree; tree〈数え方〉1本・1株・1樹。
たち‐ぎえ【立(ち)消え】
①火が燃えきらずに中途で消えること。go out
②物事が中絶すること。come to nothing〈用例〉計画が〜になる。
たち‐ぎき【立(ち)聞き】(名・サ変他)
立ち止まって人の話を盗み聞きすること。eavesdrop
たち‐きり【裁(ち)切り】
①裁ち切ること。cut off
②雑誌などで、製本して仕上げたとき、写真などが紙面いっぱいで、まわりに余白がないように構成すること。bleed
たち‐き・る【断(ち)切る】(五他)
①切り離す。関係をなくす。cut off〈用例〉未練を〜。
②さえぎる。とめる。
たち‐き・る【裁(ち)切る】(五他)
衣服にするため、布などを切る。cut
たち‐ぎれ【裁(ち)切れ・裁(ち)布】
裁ち切った布。cut cloth
たち‐ぐい【立(ち)食い】(名・サ変他)
立ったままで食べること。eat standing〈比較〉立食(りっしょく)。〈用例〉そばの〜。
たちくえ‐きょう【立久恵峡】
島根県東部、神戸(かんど)川中流の渓谷。両岸約2kmにわたり100mから150mの断崖(だんがい)が続き、集塊(しゅうかい)岩が独特の節理をつくる。
たち‐ぐされ【立(ち)腐れ】
①建物などが手入れをしないため、建ったまま腐ること。dilapidation
②木が害虫などのためにはえたまま腐ること。fall into decay
たち‐くず【裁(ち)屑】
裁ち切ったときのくず。cuttings
たち‐くらみ【立(ち)眩み・立(ち)暗み】(名・サ変自)
立ち上がったとき、また長く立っていてめまいがすること。たちぐらみ。giddiness
たち‐げ【立(ち)毛】
田畑で生育中の作物。
たち‐げいこ【立(ち)稽古】
芝居で、せりふだけでなく、しぐさ・表情まで入れてする練習。rehearsal
たち‐ごけ【立苔】
スギゴケ科のコケ。日陰の湿った場所に群生する。葉は淡緑色で細長く、横じわがある。胞子体は長柄をもつ。苔庭(こけにわ)に使用する。日本全土に分布。
たち‐こ・める【立(ち)込める・立(ち)籠める】(下一自)
霧・煙などが、あたり一面にこもる。hang over