- たち‐さき【太刀先】
- ①太刀のきっさき。
- ②切りかかる勢い。
- ③討論でのことばの勢い。
- たち‐さ・る【立(ち)去る】(五自)
- 立ちのく。去る。leave〈用例〉何も言わずに〜。
- たち‐さわ・ぐ【立(ち)騒ぐ】(五自)
- ①風・波などが立って、大きな音をたてる。〈用例〉波が〜。
- ②がやがや騒ぐ。騒ぎ立てる。make a noise〈用例〉群衆が〜。
- たち‐じゃこうそう【立▼麝香草】
- シソ科多年草の→タイムの和名。
- たち‐しゅう【立(ち)衆】
- 能や狂言で、ツレ・アドが同じ役目で数人並んで登場するもの。
- たち‐しょうべん【立(ち)小便】
- 多く、男子が道ばたなど、便所以外の場所でする排尿。立ちしょんべん。pass urine on the street
- たち‐すがた【立(ち)姿】
- ①立っている姿。standing figure
- ②舞の姿。dancing pose
- たち‐すく・む【立(ち)▼竦む】(五自)
- 驚きや恐ろしさなどで、立ったまま動けなくなる。be petrified〈用例〉呆然(ぼうぜん)と〜。
- たち‐すべりひゆ【立滑ひゆ】
- スベリヒユ科の一年草。高さ約25cm。スベリヒユの栽培種で、質は柔らか。ゆでて食べる。オオスベリヒユ。
- たち‐ずみ【立(ち)炭】
- 茶事における三炭(さんたん)の一つ。茶事が終わり、客が席を立とうとするとき、亭主が客を引き止める意味で行う炭点前(すみてまえ)。止炭(とめずみ)。
- たち‐せき【立(ち)席】
- 劇場などで、立ったまま見る見物席。立ち見席。standing room
- たち‐だい【裁(ち)台】
- 布地を裁断するのに用いる台。裁ち板。
- たち‐たかとび【立(ち)高跳び】
- 助走をしないで、その場跳びによってバーを越える高跳び。standing high jump
- たち‐つく・す【立ち尽(く)す・立尽(く)す】(五自)
- 最後まで立っている。いつまでも立っている。remain standing
- たち‐つぼすみれ【立▼壺▼菫】
- スミレ科の多年草。高さ約20cm。山野にふつうに見られる。葉は心臓形で、淡紫色の花がつく。
- たち‐づめ【立(ち)詰め】
- ずっと立ったまま。立ちどおし。keep standing
- たち‐てんもんどう【立天門冬】
- ユリ科の多年草。高さ約20cm。根は肥厚した紡錘形。茎の下部に鱗(うろこ)状の葉が密生。線形の葉状枝が束生する。観賞用として栽培。南アフリカ原産。タチボウキ。
- たち‐どおし【立(ち)通し】
- ある時間ずっと立ち続けること。立ちづめ。keep standing
- たちどころ‐に【立(ち)所に】(副)
- ただちに。即座に。すぐその場で。at once〈用例〉〜解決する。
- たち‐どま・る【立ち止(ま)る・立止(ま)る】(五自)
- 歩くのをやめてその場に止まる。stop〈用例〉ぎょっとして〜。
- たち‐とり【太刀取(り)】
- ①昔、切腹の介錯(かいしゃく)をした人。
- ②罪人の首を切る人。
- ③相撲で、→太刀持ち。
- たち‐なおり【立(ち)直り】
- 立ち直ること。回復。recovery〈用例〉〜が早い。
- たち‐なお・る【立(ち)直る】(五自)
- もとのよい状態に戻る。回復する。recover oneself〈用例〉ショックから〜。
- たち‐なら・ぶ【立(ち)並ぶ】(五自)
- ①立って並ぶ。stand in a row
- ②同じ程度になる。肩を並べる。匹敵する。be equal to
- たち‐ぬい【裁(ち)縫い】(名・サ変自)
- 布を裁断することと縫うこと。裁縫。針仕事。cut and sew; needlework
- たち‐のき【立ち退き】
- たちのくこと。eviction〈用例〉家の〜を迫られる。
- たち‐の・く【立ち退く】(五自)
- そこを去って他へ移る。leave〈用例〉生まれ故郷を〜。
- たち‐の‐しり【太刀の▽後】
- [枕ことば]《刀の先端、または、刀のさやの末端の意。さやに玉を巻いて飾りとしたことから》「さや・玉」にかかる。〈用例〉〜玉纏(たままき)田井(たゐ)に何時までか妹(いも)を相見ず家恋ひ居(を)らむ(万葉・10・2245)。
- たち‐のぼ・る【立(ち)上る】(五自)
- 煙などが、上のほうへ上がる。rise
- たち‐のみ【立(ち)飲み】(名・サ変他)
- 立ったままで飲むこと。drink while standing
- たち‐ば【立場】
- ①立っている場所。footing
- ②おかれた地位・境遇・役割。それによる面目。position〈用例〉〜がなくなる。苦しい〜。
- ③考えのよりどころ。見地。観点。standpoint〈用例〉責任者の〜で事に当たる。政治的〜。
- たち‐はき【▽帯▽刀】
- 平安時代、兵杖(へいじょう)を帯びて皇太子の護衛にあたった東宮舎人(とうぐうとねり)。帯刀舎人。たてはき。たてわき。
- たち‐ばさみ【裁(ち)▼鋏】
- 布地を裁断するのに用いるはさみ。scissors
- たち‐はだか・る【立ちはだかる】(五自)
- ①足を広げて立ちふさがる。block one's way〈用例〉大男が〜。
- ②じゃまをする。〈用例〉難問が〜。
- たち‐はたら・く【立(ち)働く】(五自)
- 精を出して働く。work diligently
- たちばな【▼橘】
- ①高さ約4mの常緑小高木。6月に白色の五弁花が咲き、果実は冬に黄熟する。酸味が強く食べられない。紀伊(きい)半島以西の太平洋側に分布。日本原産の柑橘(かんきつ)類。ニホンタチバナ。
- ②紋所の名。橘の葉と実を組み合わせて紋章化したもの。
- たちばな【立花】
- 〈町〉福岡県南部、矢部(やべ)川沿いの町。茶をはじめ、ミカン・キク・竹の子栽培がさかん。人口1万3986(1994)。
- たちばな【▼橘】
- 〈町〉山口県南東部、屋代島(やしろじま)中部の町。ミカン栽培がさかん。安下庄(あげのしょう)などの漁港がある。人口6653(1994)。
- たちばな‐あきこ【▼橘秋子】
- (1907-71)舞踊家。栃木県生まれ。橘バレエ学校を創設。娘の牧阿佐美(まきあさみ)も舞踊家。
- たちばな‐あけみ【▼橘▼曙▽覧】
- (1812-68)江戸末期の歌人。姓は井出、号は志濃夫廼舎(しのぶのや)など。福井の人。歌は万葉の精神を受け、題材も変化に富む。家集『志濃夫廼舎歌集』、歌論『囲炉裡譚(いろりたん)』など。
- たちばな‐こうざぶろう【▼橘孝▽三郎】
- (1893-1974)超国家主義者。茨城県生まれ。農本主義を唱え、昭和6年(1931)愛郷(あいきょう)塾を開く。翌年塾生を率いて五・一五事件に参加、無期懲役となり、のち恩赦で出獄。
- たち‐ばなし【立(ち)話】(名・サ変自)
- 立ったまま話すこと。また、その話。chat while standing
- たちばな‐そとお【▼橘外▽男】
- (1894-1959)小説家。石川県生まれ。群馬県立高崎中中退。独特の耽美(たんび)的奇譚(きたん)を発表。昭和13年(1938)『ナリン殿下への回想』で第7回直木賞受賞。作品『陰獣トリステサ』『私は前科者である』など。
- たちばな‐の‐ならまろ【▼橘▼奈▽良麻▼呂】
- (?-757)奈良時代の官人。諸兄(もろえ)の子。藤原仲麻呂(ふじわらのなかまろ)の打倒を計画したが露見し、獄死。
- たちばな‐の‐なりすえ【▼橘成▽季】
- (?-?)鎌倉(かまくら)初期の文学者。建長(けんちょう)6年(1254)説話集『古今著聞集(ここんちょもんじゅう)』を著す。
- たちばな‐の‐はやなり【▼橘▽逸▽勢】
- (?-842)平安前期の官人。書家。三筆の一人。延暦(えんりゃく)23年(804)遣唐使に従って入唐(にっとう)。承和(じょうわ)の変で捕らえられ、伊豆(いず)に流される途中、遠江(とおとうみ)で病没。
- たちばな‐の‐ひろみ【▼橘広▽相】
- (837-890)平安前期の漢学者。学才すぐれ、陽成(ようぜい)・光孝(こうこう)・宇多(うだ)天皇に仕え重用される。著書『橘氏(きつし)文集』など。
- たちばな‐の‐もろえ【▼橘▽諸▽兄】
- (684-757)奈良時代の官人。光明皇后の異父兄。はじめ葛城(かつらぎ)王と称す。藤原(ふじわら)四卿(しきょう)(武智麻呂(むちまろ)・房前(ふささき)・宇合(うまかい)・麻呂(まろ))の死後、左大臣にのぼったが、藤原仲麻呂(なかまろ)の台頭により失脚。
- たちばな‐ほくし【立花北枝】
- (?-1718)江戸中期の俳人。通称、研屋源四郎。加賀の人。金沢で刀研ぎを業とした。金沢蕉門(しょうもん)の第一人者。編著『山中(やまなか)問答』『卯辰(うたつ)集』など。
- たちばな‐ぼくどう【立花牧童】
- (1660ごろ-1716ごろ)江戸中期の俳人。通称、彦三郎。加賀の人。北枝(ほくし)の兄。談林派、のち芭蕉(ばしょう)に入門。
- たちばな‐もりべ【▼橘守▽部】
- (1781-1849)江戸後期の国学者・歌人。本姓、飯田。伊勢(いせ)の人。江戸に出て独学で研究。本居宣長(もとおりのりなが)に対抗意識をもった。著書『稜威言別(いつのことわき)』など。
- たちばなや‐えんきょう【▼橘家円▼喬】
- (1865-1912)落語家。本名は柴田清五郎。三遊亭円朝(さんゆうていえんちょう)門下で、円喬の名義は4代目。能弁で描写にすぐれ、得意は「鰍沢(かじかざわ)」など。
- たちばなや‐えんたろう【▼橘家円太郎】
- 音曲(おんぎょく)師。現在7代まで。4代(?-1898)は本名は石井菊松。滑稽(こっけい)音曲噺(ばなし)に異才を発揮、鉄道馬車をまねて高座でらっぱを吹く。このため乗合馬車が「円太郎」とよばれるほどであった。
- たちばな‐わん【▼橘湾】
- 徳島県東部、阿南市にある湾。阿波(あわ)松島とよばれる景勝地。工業用地造成が計画されている。
- たちばな‐わん【▼橘湾】
- 長崎県の島原半島と長崎半島との間の海域。アワビ・エビなどの漁獲が多い。千々石(ちぢわ)湾。
- たち‐はばとび【立(ち)幅跳び】
- 助走をしないで、立ったまま前方に跳躍して、とんだ距離を争う競技。standing broad jump
- たちはら‐きょうしょ【立原▼杏所】
- (1785-1840)江戸後期の文人画家。水戸(みと)の人。谷文晁(たにぶんちょう)に学び、山水・花鳥を描く。作品『鴛鴦(えんおう)図』など。
- たちはら‐すいけん【立原▼翠軒】
- (1744-1823)江戸後期の儒(じゅ)者。水戸(みと)藩士。彰考館総裁となり、『大日本史』の校訂に尽力。
- たちはら‐まさあき【立原正秋】
- (1926-80)小説家。本姓は米本。朝鮮生まれ。早大中退。現代の孤独と無常感の叙情を描く。昭和41年(1966)『白い罌粟(けし)』で第55回直木賞受賞。作品『薪能(たきぎのう)』『きぬた』など。
- たちはら‐みちぞう【立原道造】
- (1914-39)詩人。東京生まれ。東大卒。『四季』同人。ソネット形式の音楽性を重視した優雅な叙情詩を残す。詩集『萱草(わすれぐさ)に寄す』『暁と夕の詩』など。
- たち‐ばん【立(ち)番】(名・サ変自)
- 立って見張りをすること・人。watch
- だち‐びん【▽抱▼瓶】
- 《方言》沖縄独特の酒瓶の一種。三日月形で、外側の2つの耳に紐(ひも)を通して肩からつるし、内側を手前にして携帯する。
- たち‐ふさが・る【立(ち)▼塞がる】(五自)
- 前に立ってさえぎる。stand in one's way
- たち‐ぶるまい【立ち振(る)舞い・立(ち)振舞】
- ①→立ち居振る舞い。
- ②旅立ちのときの宴会。farewell dinner
- たち‐ふるま・う【立ち振(る)舞う・立振(る)舞う】(五自)
- 用をするためにからだを動かす。動作をする。行動する。act; behave〈用例〉つとめて自然に〜。
- たち‐まさ・る【立(ち)勝る】(五自)
- 目立ってすぐれる。まさる。be superior to〈用例〉実力において〜。
- たち‐まじ・る【立ち交(じ)る・立交(じ)る】(五自)
- 入り交じる。その仲間に加わる。
- たち‐まち【立(ち)待ち】
- ①眠らないで、事の成るのを待つこと。
- ②「→立ち待ちの月」の略。〈比較〉居待ち・寝待ち。
- 立ち待ちの月(たちまちのつき)
- 陰暦17日の月。立ち待ち月。〈比較〉居待ちの月・寝待ちの月。
- たちまち【▼忽ち】(副)
- ①ある状況が短い時間のうちに、行われるさま。にわかに。すぐに。instantly; immediately〈用例〉〜売り切れ。
- ②予期しないことが、突然起こるさま。急に。にわかに。suddenly〈用例〉〜起こる銃声。
- たち‐まよ・う【立(ち)迷う】(五自)
- 霧・煙などが、漂う。drift about
- たち‐まわり【立(ち)回り】
- ①立ち回ること。walk about
- ②刀などで乱闘すること。ちゃんばら。殺陣(たて)。
- ③つかみ合ってするけんか。scuffle
- たち‐まわ・る【立(ち)回る】(五自)
- ①あちこち歩き回る。奔走する。walk about〈用例〉得意先を〜。
- ②人々の間をまわって、自分に有利になるようにする。〈用例〉如才なく〜。
- ③犯人が立ち寄る。turn up
- ④芝居で、立ち回りを演じる。
- たち‐み【立(ち)見】
- ①立ったまま見ること。watch while standing
- ②「→立ち見席」の略。
- たちみ‐せき【立(ち)見席】
- 立ったまま見る見物席。立ち見。standing seat
- たち‐むか・う【立ち向(か)う・立向(か)う】(五自)
- ①向かう。めざしていく。face
- ②手向かう。反抗する。resist〈用例〉敵に〜。
- ③困難に臆(おく)せず対処する。confront〈用例〉難局に〜。
- たち‐もち【太刀持(ち)】
- ①主君の太刀を持って、そば近く仕える少年。
- ②大相撲で、横綱の土俵入りに、太刀を持って従う力士。太刀取り。〈比較〉露払い。
- たち‐もとお・る【立ち▼徘▼徊る】(四自)
- 〈古語〉
- 歩き回る。行きつもどりつする。〈用例〉木(こ)の間より移ろふ月の影を惜しみ〜にさ夜ふけにけり(万葉・11・2821)。
- たち‐もど・る【立(ち)戻る】(五自)
- 立ち返る。戻る。return
- たち‐もの【断(ち)物】
- 神仏に願をかけ、一定期間、または願いが成就(じょうじゅ)するまで好みの飲食物をとらないこと。また、その飲食物。茶断ち・塩断ちなど。
- たち‐もの【裁(ち)物】
- 衣服にするために裁つこと・もの。裁断。cutting
- たち‐やく【立(ち)役】
- 歌舞伎(かぶき)の役柄の一つ。敵(かたき)役・道化役・老(ふ)け役・若衆方などを除いた善良な壮年の男の役。初め囃子方(はやしかた)に対して演技者を総称し、のち女方に対する男役の意からさらに限定されてきた。〈比較〉立て役。
- たち‐やなぎ【立柳】
- 水辺にはえるヤナギ科の落葉小高木。春に直立した長さ約4cmの尾状の花穂がつく。雄穂は黄色、雌穂は淡緑色。
- たち‐ゆ・く【立(ち)行く】(五自)
- ①暮らしや商売が成り立っていく。採算がとれる。keep going〈用例〉店が〜・かない。
- ②時がすぎていく。
- だ‐ちょう【▼駝鳥】
- ダチョウ科の大形鳥。頭高約2.5m。現存する鳥類中最大。雄は翼と尾が白く、他は黒色。雌は灰褐色。頭・頸(くび)・脚は皮膚が裸出する。走力は抜群だが、翼は退化して飛べない。足指は2本。乾燥地にすみ、雑食性。一雄多雌で、1つの巣に数羽が産卵。卵の長径約15cm。抱卵はおもに雄。羽毛や皮革用に飼養。アフリカに分布。ostrich
- たち‐よみ【立(ち)読み】(名・サ変他)
- 書店などで、買わずに本や雑誌を読むこと。browse through...in a bookstore
- たち‐よ・る【立(ち)寄る】(五自)
- ①そばに寄る。get near
- ②目的地へ行くついでに寄る。drop in〈用例〉途中、名古屋に〜。
- たち‐わか・れる【立(ち)別れる】(下一自)
- 別れてゆく。別れ去る。part
- たち‐わざ【立(ち)技】
- 柔道・レスリングで、立った姿勢でする技の総称。standing throw〈対義〉寝技。
- たち‐わ・る【断(ち)割る】(五他)
- 切って割る。cut apart
- だ‐ちん【駄賃】
- ①品物の運賃。carriage
- ②子どもにやるお使い賃。reward
- だちん‐うま【駄賃馬】
- 江戸時代、宿場の馬を、料金を払って私用に使ったこと。また、その馬。〈比較〉伝馬(てんま)。
- たちん‐ぼう【立ちん坊】
- ①立ったままでいること。keep standing
- ②《卑語》港湾や街角に立って臨時の仕事をもらう日雇い労働者。明治時代、坂の下などに立って車がくると後押しをし、わずかな金をもらった者をさしたことばから。