たて‐ぎょうじ【立(て)行司】
大相撲の行司の最高の地位。木村庄之助(きむらしょうのすけ)が筆頭で次位が式守伊之助(しきもりいのすけ)、ともに襲名(しゅうめい)制。横綱・大関の取組を裁き、服装などにも特別の格式がある。
たて‐き・る【立(て)切る・閉(て)切る】(五他)
①戸をぴったりしめる。とざす。lock up〈用例〉障子を〜。
②しきりをする。くぎる。partition
たて‐ぐ【建具】
建物や室の開口部を仕切る窓・戸・障子・襖(ふすま)などの総称。fittings〈数え方〉1本・1枚・1面。
たて‐ぐみ【縦組(み)】
書籍などで、活字を縦に並べて組むこと。また、その組み方。〈対義〉横組み。
たてけずり‐ばん【立(て)削り盤】
工作物を固定し、刃物の上下運動で加工する工作機械。主として溝削りに使用。スロッター。ステッキ盤。slotting machine
たて‐ご【竪子・縦子・立(て)子・建(て)子】
①障子や格子の縦の桟に使われる細い木材。muntin
②垣根を作るとき、柱間に縦に並べて組む材料の総称。割り竹や萩(はぎ)など。muntin
たて‐こう【竪坑・立(て)坑・縦坑】
ほぼ垂直に掘削された坑道。巻き上げ機で鉱石・石炭・人員・資材を運搬。通気坑を兼ねる。vertical shaft〈比較〉横坑・斜坑(しゃこう)
たて‐ごと【竪琴】
→ハープ
たて‐こ・む【立(て)込む】(五自)
①用事が込み合う。be crowded〈用例〉事務が〜。
②人や家が密集している。be crowded〈用例〉店内が〜。
たて‐こ・める【立(て)込める・閉(て)込める】(下一他)
戸・障子などをしめきる。shut up〈用例〉〜・めたへや。
たて‐こも・る【立(て)籠る】(五自)
①戸などをしめきって室内にとじこもる。shut oneself up
②城などに入って守る。籠城(ろうじょう)する。be besieged
たて‐ざ【楯座】
天の赤道のすぐ南で、夏の天の川の中にある小星座。この付近の天の川は見事。8月25日ごろの午後8時ごろに南中。面積109平方度。Scutum
たて‐し【陣師】
役者に立ち回りの型を教える人。
たて‐じお【立(て)塩】
海水よりもやや濃度が薄い塩水。魚介類の下洗いなどに用いる。
たて‐じく【縦軸】
〈対義〉横軸。
①縦に長い軸物。
②数学で、直交座標のもとになる縦線。Y軸。
たてしな【立科】
〈町〉長野県東部、蓼科(たてしな)山北麓(ほくろく)の町。畜産が主体。稲作、リンゴ・薬用人参(にんじん)栽培もさかん。人口8665(1994)。
たてしな‐こうげん【科高原】
長野県中部、蓼科山南麓(なんろく)・西麓の高原。レジャー・スポーツ施設に富み、温泉にも恵まれる。
たてしな‐やま【科山】
長野県諏訪(すわ)盆地東方にある山。標高2530m。北八ケ岳(やつがたけ)北端の火山。山麓(さんろく)一帯は観光保養地。
たて‐じま【縦縞】
縦筋の縞模様。vertical stripes〈対義〉横縞。
だて‐じめ【達締(め)】
和装小物の一つ。着物の帯を締める前に、着くずれを防ぐため使用する幅の狭い帯。昭和初期の発案。伊達巻きを改良して、前にゴム芯(しん)などを入れて結べるようにしてある。
だて‐しゃ【達者】
はでな身なりをする人。おしゃれな人。dandy
たて‐しゃかい【縦社会】
身分や上下の関係を重視する社会。vertical society〈対義〉横社会。
たてじょう‐かざん【楯状火山】
主として粘性の極めて小さい玄武岩質溶岩流からなる、傾斜がゆるく楯をふせたような形の火山。火砕物はきわめて少量。アスピーテ。shield volcano
たてじょう‐ち【盾状地・楯状地】
大陸の中核部にあって、先カンブリア時代の岩石からなる安定地塊。花崗(かこう)岩や変成岩などが主要な構成岩石。地形が西洋の楯をふせたような形であることから名付けられた。shield
たで‐ず【蓼酢】
タデの葉をすりつぶし、酢・だしと合わせた調味料。アユの塩焼きなどに添える。
だて‐そうどう【達騒動】
江戸前期の仙台藩伊達家の御家騒動。幼少の伊達綱村(つなむら)をめぐっての、伊達宗勝(むねかつ)・原田甲斐(はらだかい)一派と伊達宗重(むねしげ)ら重臣との間の実権争いとされる。
たてつき‐いせき【楯築遺跡】
岡山県倉敷市矢部にある弥生(やよい)時代末期の大形墳墓。前後に突出部をもつ。径40mの円丘。内部主体は木槨(もっかく)に木棺をおさめたもの。墳頂部には「亀石(かめいし)」と呼ぶ、特殊な弧状帯文様を彫った石が古くからあった。弥生時代終末期の重要遺跡。
たて‐つ・く【盾突く・楯突く】(五自)
さからう。はむかう。反抗する。oppose; resist
たて‐つけ【立(て)付け】
①《「建て付け」とも》戸・障子のあけたてのぐあい。fitting
②続けざまに行うこと。立て続け。succession〈用例〉3杯〜に飲む。
たて‐つづけ【立て続け】
続けざま。succession
たて‐つぼ【立(て)坪】
土砂などを量る単位。6尺立方。約1.8m3
たて‐つぼ【建(て)坪】
建物の1階が占めている面積。建築面積。floor area; building area〈比較〉延べ坪。〈対義〉地坪。
たて‐とお・す【立て通す】(五他)
①終わりまで立てておく。
②押し通す。stick to; persist in〈用例〉自説を〜。義理を〜。
たて‐なおし【立(て)直し】
①傾いたり倒れたりしたものを、もとの状態に戻すこと。restoration〈用例〉態勢の〜を図る。
②もう一度やり直すこと。rearrangement〈用例〉計画の〜。
たて‐なお・す【立(て)直す】(五他)
①傾いたり倒れたりしたものを、もとの状態に直す。rearrange〈用例〉旗ざおを〜。
②もう一度やり直す。do over again〈用例〉計画を〜。
たて‐なお・す【建(て)直す】(五他)
①建物をつくり直す。改築する。rebuild
②再建する。reconstruct〈用例〉会社を〜。
たて‐なが【縦長】(名・形動)
縦に長いこと・さま。立体などでは、奥行きのあること・さま。oblong〈対義〉横長。
たて‐なみ【縦波】
〈対義〉横波。
①進む方向に向かって立つ波。
②媒質の振動の方向と波の伝わる方向が同じ波。音波、地震のP波など。疎密波。longitudinal wave
たて‐ぬき【緯】
①機(はた)の縦糸と横糸。warp and woof
②たてよこ。
たて‐ね【建値】
①相場変動の激しい産業財の生産者が卸売業者に対して事前に設定する販売価格。鉄鋼・非鉄金属・セメント・パルプ・木材などの業界にみられる。quotation
②清算取引において、売買約定後に示される受け渡しの標準値段。建値段。
③銀行の公表する標準的為替相場。exchange rates
たての‐のぶゆき【立野之】
(1903-71)小説家。千葉県生まれ。関東中中退。昭和28年(1953)『叛乱(はんらん)』で第28回直木賞受賞。作品『太陽はまた昇る―公爵近衛文麿(このえふみまろ)』『黒い花』『明治大帝』など。
たて‐ば【立(て)場・建(て)場】
①江戸時代、かごをかつぐ人夫などが、つえを立てて休んだ道端の場所。
②廃品回収業者などが、その日買い集めた品を売り渡す市場。
たてはた‐たいむ【建畠大夢】
(1880-1942)彫刻家。和歌山県生まれ。東京美術学校卒。作品『ながれ』など。
たては‐ちょう【立羽蝶】
《多くの種類が翅(はね)を閉じ直立させて止まることに由来》タテハチョウ科に属するチョウの総称。中形で飛び方は活発。世界に約4000種、日本に約50種が分布。国蝶のオオムラサキもこの仲間。four-footed butterfly
たては‐もどき【立羽蝶】
中形のタテハチョウ。開張約6cm。茶色に縁どられた赤橙(せきとう)色の地に、大きく鮮やかな眼状紋がある。幼虫の食草はオギノツメ・イワダレソウなど。南九州以南、熱帯・亜熱帯に分布。
たてばやし【館林】
〈市〉群馬県南東部、利根(とね)川と渡良瀬(わたらせ)川の間の平野にある市。旧城下町。農業・商工業が発達。つつじケ岡(おか)公園や文福茶釜(ぶんぶくちゃがま)で有名な茂林(もりん)寺がある。人口7万7318(1994)。
たてばやし‐かげい【立林何げい】
(?-?)江戸中期の画家。名は立徳。加賀の人。尾形乾山(おがたけんざん)に学び光琳(こうりん)派を継承。たらしこみ技法を多用した装飾性の濃い画風。作品『春秋花卉(かき)図』など。
たて‐ひき【立(て)引き・達引き】
意地を張って争うこと。〈用例〉恋の〜。
たて‐ひざ【立(て)膝】
片ひざを立てて座ること。one's knee drawn up
たて‐ぶえ【縦笛・竪笛】
縦に持って吹く笛の総称。尺八・クラリネットなど。recorder
たて‐ふだ【立(て)札】
規則・禁令などを書いて立てる板。高札。notice
たて‐ぼう【縦棒】
縦にまっすぐな線。vertical line〈対義〉横棒。
たて‐まえ【建(て)前】
むねあげ。
たて‐まえ【建(て)前・立(て)前】
一応の方針。表面的な原則。principle〈対義〉本音。
たて‐まえ【点前】
茶道で、抹茶をたてる作法。てまえ。
だて‐まき【達巻(き)】
①婦人が帯の下にしめる幅のせまい帯。
②とき卵にすりつぶした魚肉を加え、砂糖・塩・酒などで調味して厚焼きにし、すだれでうず巻き状に巻く。口取り用。
だて‐まさむね【宗】
(1567-1636)安土(あづち)桃山・江戸初期の武将。輝宗(てるむね)の長子。仙台藩主。隻眼(せきがん)のため独眼竜(どくがんりゅう)と称された。豊臣秀吉(とよとみひでよし)に服属したが、関ケ原の戦い、大坂の陣では徳川(とくがわ)方に属し、仙台藩62万石を開いた。
たて‐まし【建(て)増し】(名・サ変他)
前の建物に加えて、増やすこと。また、その建物。増築。extension
たてまつ・る【奉る】
[一](五他)
①《「献る」とも》自分より位の高い人や神仏に物を差し上げる。〈用例〉貢ぎ物を〜。
②表面上だけ敬って、高い地位に置く。祭り上げる。〈用例〉会長に〜。
〈古語〉
[二](四自他)
①(他)
(ア)「遣(や)る」の謙譲語。参上させる。うかがわせる。〈用例〉なにがしらを選びて〜・りたまへるは(源氏・藤袴)。
(イ)「飲む」「食ふ」の尊敬語。召しあがる。お飲みになる。〈用例〉壺なる御薬〜・れ(竹取)。
(ウ)「着る」の尊敬語。お召しになる。〈用例〉御直衣(なほし)など〜(源氏・須磨)。
②(自)「乗る」の尊敬語。お乗りになる。〈用例〉舟より御車に〜・り移るほどに(源氏・明石)。
〈古語〉
[三](下二他)
①差し上げる。〈用例〉またの日御文〜・れ給へり(源氏・若紫)。
②参上させる。〈用例〉惟光を〜・れ給へり(源氏・若紫)。
〈古語〉
[四](補動四)《動詞型活用語の連用形に付いて》…申し上げる。〈用例〉出家をせさせ〜・れ(平家・4・若宮出家)。
たて‐むすび【縦結び】
横の方向で結んだひもの両端が、縦向きになるような、結び方。granny knot
だてむすめこいのひがのこ【達娘恋鹿子】
人形浄瑠璃(じょうるり)・歌舞伎(かぶき)世話物。菅専助(すがせんすけ)・松田和吉・若竹笛躬(ふえみ)合作。安永(あんえい)2年(1773)初演。放火の罪で刑死したお七の物語。本作では、お七が恋人の寺小姓吉三郎の宝刀探索を助けるために、火事と偽り火の見の半鐘(のちに太鼓)を打って町々の木戸を開かせる趣向。
だて‐むねなり【城】
(1818-92)幕末の伊予(いよ)宇和島藩主。公武合体・雄藩連合を唱え活躍。維新後は新政府の要職を歴任、明治4年(1871)中国に渡り、日清(にっしん)修好条規を締結。
だて‐めがね【達眼鏡】
おしゃれのためにかける、度のないめがね。showy glasses
たて‐もの【立(て)物】
→埴輪(はにわ)
②かぶとに飾る金物。
たて‐もの【立(て)者】
→立て役者
たて‐もの【建物】
人が住んだり、作業をしたり、物を入れたり、商売をしたりする目的のために造ったもの。建造物。建築物。building
たて‐やく【立(て)役】
芝居で、おもだった役。主役。それを演じる役者。leading actor〈比較〉立ち役。
たて‐やくしゃ【立(て)役者】
①一座の中心になる役者。立て者。leading actor〈比較〉花形(はながた)
②中心人物。leader〈用例〉チーム優勝の〜。
たて‐やま【立(て)山】
①狩猟や伐木を禁止されている山。江戸時代の藩有林などにみられる。とめ山。
②木材を立ち木のまま売買すること。
たて‐やま【立山】
富山県東部、飛騨(ひだ)山脈北部の山。標高3015m。大汝(おおなんじ)山・雄山(おやま)・浄土山の総称で、別山を加えることもある。カールが発達。平安時代以来信仰の山。
たてやま【立山】
〈町〉富山県東部の町。立山信仰の基地として発達。雄山(おやま)神社・芦峅(あしくら)寺がある。人口2万7530(1994)。
たてやま【館山】
〈市〉千葉県、房総半島南西部の市。暖地野菜や草花の栽培、酪農がさかん。フラワーラインや海水浴場などを訪れる観光客が多い。かつては海軍の基地。人口5万3902(1994)。
たてやま‐ぎく【立山菊】
キク科の多年草。神奈川・静岡・四国の山の林の中にはえる。地下のつる枝で繁殖。高さ30〜50cm。晩夏、白い頭花が咲く。
たてやま‐きんばい【立山金梅】
バラ科の常緑多年草。高山にはえる。木質の茎は地をはい、葉は茎頂に密生。夏に淡緑黄色の小花が咲く。立山で発見された。
たてやまくろべ‐アルペンルート【立山黒部アルペンルート】
富山県立山(たてやま)町と長野県大町(おおまち)市を結ぶ山岳観光ルート。北アルプスの立山と黒部渓谷を地下ケーブルカーやロープウエー、トンネルなどで縦貫。昭和46年(1971)完成。
たて‐ゆれ【縦揺れ】(名・サ変自)
〈対義〉横揺れ。
①地震で、上下にゆれること。vertical shake
②船・飛行機などが上下にゆれること。ピッチング。pitch
たて‐よこ【縦横】
たてとよこ。length and width〈用例〉〜にひもを掛ける。
だて‐ら(接尾)
《身分や立場を表す名詞に付いて》似つかわしくない意を表す。〈用例〉女〜に。
*た・てる【立てる・起てる・樹てる】(下一他)
①まっすぐに起こす。垂直な状態にする。raise; stand〈用例〉旗を〜。倒れた塀を〜。
②霧状のもの、気体などを生じさせて、下から上へ広がるようにする。のぼらせる。raise〈用例〉ほこりを〜。煙を〜。
③波・風などを起こす。生じさせる。give rise to〈用例〉波風を〜。
④人をある位置・立場につかせる。選ぶ。appoint〈用例〉証人に〜。候補に〜。
⑤損なわずに保つ。重んじる。be loyal to; respect〈用例〉義理を〜。男を〜。兄として〜。
⑥とがったものが突き刺さった状態にする。stick; stab〈用例〉とげを〜。
⑦とがらす。とがった部分をまっすぐ突き出す。sharpen〈用例〉のこぎりの歯を〜。
⑧神経・感情を鋭くする。興奮させる。excite〈用例〉むかっ腹を〜。
⑨評判・うわさを広める。start a rumor〈用例〉うわさを〜。
⑩音・声を出す。〈用例〉声を〜。
⑪決意・願い事などを示す。make〈用例〉誓いを〜。
⑫計画・将来のことなどを定める。make; decide〈用例〉計画を〜。
→たてる(閉てる)。
⑭筋・論理などを通す。〈用例〉順を〜。
⑮十分に活用させる。make use of〈用例〉役に〜。
⑯《「沸てる」とも》風呂(ふろ)をわかす。〈用例〉風呂を〜。
⑰新しい考え・説を作りだして、発表する。introduce〈用例〉仮説を〜。新説を〜。
⑱業績を作って人に知られるようにする。set up oneself〈用例〉名を〜。
⑲ある事を職業としてりっぱに生きる。support oneself〈用例〉芸で身を〜。生計を〜。
→たてる(点てる)。
㉑割り算で、商の値を出す。〈用例〉6割る2で、3を〜。
㉒《動詞の連用形に付いて》しきりに…する。〈用例〉騒ぎ〜。わめき〜。
*た・てる【建てる】(下一他)
建物・碑などをつくる。build〈用例〉家を〜。銅像を〜。記念碑を〜。
た・てる【点てる】(下一他)
《「立てる」とも》茶の湯で、てまえをする。make
た・てる【閉てる】(下一他)
《「立てる」とも》戸・障子を、しめる。shut〈対義〉あける。
た・でる(下一他)
①薬湯で患部などを蒸す。温湿布する。
②木造船の船底をあぶって、乾かす。船虫害を防ぎ、湿気を除く。
たて‐わき【刀】
→たちはき(帯刀)
たてわき‐もよう【立(て)涌き模様】
古典模様の一つ。波形の縦曲線で構成。雲や鳥・花などあしらう場合も多い。着尺地や帯地に使用。たてわく。たちわき。
たて‐わり【縦割(り)】
〈対義〉横割り。
①物を縦に割ること。splitting vertically
②組織の中で、上下の関係だけが重視され、横のつながりがないこと。vertically-organized
たてわり‐ぎょうせい【縦割(り)行政】
横の関係がうすく、上下の監督・命令系統だけで行われる集権的な行政。
た‐てん【他店】
ほかの店。よその店。another shop〈用例〉〜勘定。
だ‐てん【打点】
①バレーボールのような球技で、ボールなどを打つ位置。〈用例〉高い〜のスパイク。
②野球で、得点打。打者が安打や犠打・四死球などにより走者を生還させるか、本塁打により自分で得点した場合に与えられる。打撃点。runs batted in
だ‐でん【打電】(名・サ変自)
電報を打つこと。無電を打つこと。send a telegram
た‐と【田堵・田刀】
平安時代の荘園(しょうえん)の請作(うけさく)者で、荘田を耕作して年貢(ねんぐ)・公事(くじ)を納めた農民。毎年請文(うけぶみ)(契約書)を提出、請作者としては地位が低かったが、身分的には自由で、しだいに土地に対する権利を拡大、名主(みょうしゅ)に発展。
たど【多度】
〈町〉三重県北部、養老山地沿いの町。果樹栽培がさかん。「上げ馬神事」で知られる多度神社がある。人口1万1302(1994)。
たとい【令・縦・令】(副)
《下に「とも」「ても」をともなって》仮定の逆接条件を表す。もし。まんいち。たとえ。even if〈用例〉〜合格できなくても、またやりなおそう。
た‐とう【多投】(名・サ変他)
野球で、投手が同じ種類の球を多く投げること。〈用例〉フォークボールを〜する。
た‐とう【多糖】
加水分解により、数分子以上の単糖を生じる炭水化物。でんぷん・セルロースなど、植物体では乾燥重量の4分の3を占める。polysaccharide
た‐どう【他動】
〈対義〉自動。
①他から働きかけること。passive action
②文法で、「→他動詞」の略。
だ‐とう【打倒】(名・サ変他)
うちたおすこと。負かすこと。overthrow; defeat
だ‐とう【妥当】(名・形動・サ変自)
①うまくあてはまること・さま。条件や場合に適当であると認められること・さま。proper〈用例〉〜な経営方針。
②よしとして通用すること・さま。正当なこと。right〈用例〉〜な意見。
たとう‐かい【多島海】
土地の沈降により、平地は水没し、高地が島として点在する地形。松島や瀬戸内海など。islands sea
たとう‐がみ【畳紙・帖紙】
《「たたみ紙」の転》
①衣冠・束帯のとき、たたんでふところに入れた紙。懐紙。
②害虫や湿気よけのため渋を塗った和紙で作った、和服や髪結い道具の収納紙。
たどう‐し【他動詞】
他のものや人に影響をおよぼす動作・作用を表す動詞。「水を流す」の「流す」など。transitive verb〈対義〉自動詞。
だとう‐せい【妥当性】
①条件・場合に適当と認められる性質。propriety〈用例〉〜を欠く。
②論理学で、論理・法則などにかなっていること。形式にまちがいないこと。validity
たとうは‐しいく【多頭羽飼育】
農家が多数の家畜、または家禽(かきん)を専門的に飼養すること。労働生産性が高まり収益率が向上する。large-scale raising
たとう‐るい【多糖類】
炭水化物の一種。加水分解して多くの単糖を生じる。無味・不溶性・無定形の高分子化合物。植物のでんぷんやセルロース、動物のグリコーゲンなど。polysaccharide
たとえ【例え・譬(え)・喩(え)】
①たとえること。その話。比喩(ひゆ)。parable
②例に引かれた物事・話。fable〈用例〉〜を挙げる。
たとえ【令・縦・令】(副)
《下に「とも」「ても」をともなって》仮定の逆接条件を表す。もし。まんいち。たとい。even if〈用例〉〜雨でも決行しよう。〜どんなことがあろうとも必ずやるぞ。
仮令火の中水の中(たとえひのなかみずのなか)
《多く愛情をたしかめ合うときにいう語》どんなひどいめにあってもかまわないことのたとえ。no matter what may happen〈用例〉あなたのためなら〜。
たとえ‐うた【譬(え)歌】
和歌の六義(りくぎ)の一つ。比喩を借りて所感を述べる歌。
たとえ‐ば【例えば】(副)
①具体的な例を示すときに用いる語。例をあげると。for example〈用例〉自然災害というと、〜地震や台風などですね。
②仮定して言う場合に用いる語。かりに。if〈用例〉〜君がぼくの立場だったらどうする。
③{古語}《下に「とも」「ども」をともなって》たとい。よしや。よしんば。even if〈用例〉〜ひとりながらへて過ぎにしばかり過ぐすとも(千載・雑下)。
たとえ‐ばなし【譬(え)話】
事にたとえて道理を説く話。アレゴリー。寓話(ぐうわ)。allegory; fable
たと・える【例える・譬える・喩える】(下一他)
仮に別の例にあてはめて言う。compare to〈用例〉ウサギとカメの話に〜・えて説明する。
た‐どく【多読】(名・サ変他)
本を数多く読むこと。extensive reading〈比較〉乱読。〈対義〉精読。〈用例〉とにかく英文を〜することだ。
た‐どころ【田荘・田所】
大化(たいか)の改新以前の豪族の私有地および倉庫。世襲的に受け継がれたが、大化の改新で廃止。〈対義〉屯倉(みやけ)
たど‐じんじゃ【多度神社】
三重県桑名(くわな)郡多度町多度にある旧国幣大社。祭神は天津彦根命(あまつひこねのみこと)。祈雨(きう)や水火の災い・海難を除く神として尊崇される。「上げ馬神事」が有名。
た‐と‐する【多とする】(連語)
〈文語的〉
働きが大きいことを認める。働きを心から感謝する。〈用例〉援助を〜。
たどたど・し(形シク)
〈古語〉
①はっきりしない。ぼんやりしている。〈用例〉しのびたる郭公(ほととぎす)の、遠くそらねかとおぼゆるばかり、〜・しきをききつけたらんは(枕・四月、祭の頃)。
②未熟である。よく通じていない。〈用例〉これが末を知り顔に、〜・しき真名(まんな)に書きたらむも、いと見苦し(枕・頭の中将の)。
たどたどし・い(形)
①あぶなっかしい。unsteady〈用例〉老人の〜歩き方。
②ことばや技芸などが滑らかでない。faltering〈用例〉〜話し方。〜・くピアノをひく。〈派生〉たどたどしげ(形動)たどたどしさ(名)
たどつ【多度津】
〈町〉香川県西部、瀬戸内海に臨む町。交通の要地で、かつては金刀比羅(ことひら)宮・善通寺参詣(さんけい)の船の発着港として栄えた。人口2万4089(1994)。
たとみ【田富】
〈町〉山梨県、甲府盆地南部の町。稲作、キュウリ・トマトのハウス栽培がさかん。人口1万5010(1994)。
タトラ‐さんち【タトラ山地】
(Tatra Mountains)スロバキア北部とポーランド南東部国境付近を東西に走る山地。標高1200〜2500m。最高峰ゲルラホフカ山は標高2663m。登山・ウインタースポーツの中心地で、保養地。ビソケータトリ山地。
たどり‐たどり【辿り辿り】(副)
たどりながら。やっと。in a tracing manner
たどり‐つ・く【辿り着く】(五自)
やっと着く。grope one's way to
タトリン【Vladimir Yevgrapovich Tatlin】
(1885-1953)ソ連の画家・彫刻家。鉄・ガラスなどによる抽象構成(構成主義)で活動。
たど・る【辿る】(五他)
①はっきりしない道を尋ねて行く。手がかりを求めては、やっと進む。trace; follow〈用例〉暗闇(くらやみ)を〜。
②順序・関連などを追って探し求める。research〈用例〉記憶を〜。
③ある方向へ沿って進む。〈用例〉家路を〜。
④物事がある方向へ進む。pursue〈用例〉隆盛の一途を〜。
た‐どん【炭団】
木炭の粉にふのりなどをまぜて丸く固めた燃料。火鉢・こたつなどに埋めて使うと長持ちする。元禄(げんろく)年間(1688〜1704)より使用。
炭団に目鼻(たどんにめはな)
不美人の形容。〈対義〉玉子に目鼻。
たな【店】
①みせ。商家。おたな。
②貸し家。借家。
たな【棚】
①板などを横に渡して、物をのせられるようにしたもの。壁などに取り付けたり、移動できる家具として作ったものなど多種。戸がついたものは戸棚という。違い棚・飾り棚・本棚など。shelf〈数え方〉1段。
②棚の形に似た地形。shelf〈用例〉大陸〜。
棚から牡丹餠(たなからぼたもち)
思いがけない幸運に恵まれるたとえ。棚牡丹(たなぼた)。windfall
棚に上げる(たなにあげる)
そのままほうっておく。わざと触れない。shelve
棚の物を取って来る様(たなのものをとってくるよう)
物がたやすく得られることのたとえ。
た‐な【田菜】
→タンポポの古名。