たな‐あげ【棚上げ】(名・サ変他)
①商品をしまっておいて、市場に出さないこと。take stock
②一時保留して解決・処理を延ばすこと。shelve〈用例〉問題を〜にする。
ダナウェイ【Faye Dunaway】
(1941-)アメリカの映画女優。主演作『俺(おれ)たちに明日はない』『ネットワーク』など。
たな‐うけ【店請け】(名・サ変自)
借家人の身元を保証すること・人。
ダナエ【Danaē(ギリシア)
ギリシア神話のアルゴスの王女。予言を恐れた父アクリシオスにより岩窟(がんくつ)に閉じこめられるが、黄金の雨に身を変じたゼウスと交わり、ペルセウスを産んだ。Danae
たな‐おろし【棚卸(し)・店卸(し)】(名・サ変自他)
①決算のとき、在庫品の数量や価格を調べること。stocktaking
②他人の過失・欠点を並べ上げること。faultfinding〈用例〉亭主の〜をする。
たなおろし‐しさん【棚卸(し)資産】
棚卸しを義務づけられた販売のために所有されている資産。商品・製品・仕掛かり品・原材料など。在庫品。inventory
たなか‐あかまろ【田中阿歌麿】
(1869-1944)湖沼学者。江戸の人。ブリュッセル市立大卒。日本に湖沼学を紹介。湖沼の形態・水温などを研究。著書『諏訪(すわ)湖の研究』など。
たなか‐いっこう【田中一光】
(1930-)グラフィック‐デザイナー。奈良県生まれ。日本の伝統芸術のイメージをとらえ、構成を単純化した作風。
たなか‐かくえい【田中角栄】
(1918-93)政治家。新潟県生まれ。昭和47年(1972)自民党総裁・首相。日本列島改造論を唱え、高度経済成長路線の継続をはかった。同49年(1974)金権政治的体質を批判されて首相を辞任。同51年(1976)ロッキード事件で逮捕。
たなか‐かんいち【田中寛一】
(1882-1962)心理学者。岡山県生まれ。京大卒。東京文理大・日大教授。玉川大学長。日本の心理・教育測定の先駆者。「田中B式知能検査」などを開発。
たなか‐ぎいち【田中義一】
(1864-1929)陸軍大将・政治家。山口県生まれ。政友会総裁。昭和2年(1927)組閣、山東(さんとう)出兵など中国侵略政策を遂行。張作霖(ちょうさくりん)爆殺事件の処理をめぐって天皇の信任を失い総辞職。
たなか‐きぬよ【田中絹代】
(1909-77)映画女優。山口県生まれ。主演作『伊豆(いず)の踊子』『愛染かつら』『雨月物語』など。
たなか‐きゅうぐ【田中丘隅】
(1662-1729)江戸中期の農政家。武蔵(むさし)の人。東海道川崎宿の本陣田中家の養子となり、川方御普請(かわかたごふしん)御用を命ぜられる。荒川・多摩川・酒匂(さかわ)川などの治水に貢献。
たなか‐けいじ【田中啓爾】
(1885-1975)地理学者。東京生まれ。東京高師・東京文理大・立正大教授を歴任。地誌学・地理教育などの論著が多い。
たなか‐こうたろう【田中耕太郎】
(1890-1974)法学者。鹿児島県生まれ。東大卒。東大教授。商法学と法哲学に業績をあげ、第2次大戦後、文相・最高裁判所長官・国際司法裁判所判事などを歴任。昭和35年(1960)文化勲章受章。著書『世界法の理論』など。
たなか‐こみまさ【田中小実昌】
(1925-2000)小説家。東京生まれ。東大中退。放浪生活の経験から巷(ちまた)の風俗を描く。昭和54年(1979)『浪曲師朝日丸の話』『ミミのこと』で第81回直木賞受賞。作品『ポロポロ』『不純異性交友録』など。
たなか‐しょうすけ【田中勝助】
(?-?)江戸初期の貿易商。京都の人。太平洋を横断した最初の日本人。慶長(けいちょう)15年(1610)徳川家康(とくがわいえやす)の命でメキシコに渡り、翌年帰国。
たなか‐しょうぞう【田中正造】
(1841-1913)明治の政治家・社会運動家。栃木県生まれ。衆議院議員として議会で足尾(あしお)鉱毒問題を追及したが効なく、明治34年(1901)、辞職して天皇に直訴。以後、生涯にわたって、鉱毒・治水問題に献身した。
たなか‐しょうへい【田中正平】
(1862-1945)音響・物理学者。兵庫県生まれ。東大卒。日本音楽を研究採譜。ドイツで純正調オルガンを創作。
たなかだて‐あいきつ【田中館愛橘】
(1856-1952)物理学者。岩手県生まれ。東大教授。日本の地球物理学の基礎を築く。航空事業の発展に尽力したほか、明治18年(1885)日本式ローマ字綴(つづ)り方を発案し、多年にわたりローマ字国字論でも活躍した。昭和19年(1944)文化勲章受章。
たなか‐ちかお【田中千夫】
(1905-95)劇作家。長崎県生まれ。慶大卒。人間の原罪、実存を追究。戯曲『おふくろ』『雲の涯(はたて)』『マリアの首』など。
たなか‐ちがく【田中智学】
(1861-1939)国柱(こくちゅう)会の創立者。江戸の人。日蓮(にちれん)宗僧侶(そうりょ)として宗門改革運動に携(たずさ)わり、明治18年(1885)立正(りっしょう)安国会を創立。大正3年(1914)国柱会を組織し、国体と『法華経(ほけきょう)』の一体化をとく日本国体学を提唱。主著『宗門之(の)維新』。
たなか‐ちよ【田中千代】
(1906-99)服飾デザイナー。東京生まれ。田中千代学園短期大学を創立。
たなか‐とつげん【田中訥言】
(1767-1823)江戸後期の画家。名古屋の人。復古大和(やまと)絵派の先駆。白描と着色に独自の画風を示す。作品『四季草花図』『柿本人麿(かきのもとのひとまろ)像』など。
たなか‐とよぞう【田中豊蔵】
(1881-1948)美術史家。京都生まれ。東大卒。文部省美術研究所所長。著書『日本美術の研究』。
たなか‐ひさしげ【田中久重】
(1799-1881)機械技術者。筑後(ちくご)の人。若くから発明の才があり、「からくり儀右衛門(ぎえもん)」と呼ばれる。懐中燭台(しょくだい)・須弥山(しゅみせん)儀・万年時計などを製作。明治8年(1875)東京に田中製作所(のちの芝浦製作所・現東芝)を開業。
たなか‐ひでみつ【田中光】
(1913-49)小説家。東京生まれ。早大卒。師事した太宰治(だざいおさむ)の墓前で自殺。作品『オリンポスの果実』など。
たなか‐ふじまろ【田中不二麻呂・田中不麿】
(1845-1909)明治の政治家。尾張(おわり)藩出身。文部大輔(たゆう)となり教育令を制定。司法卿(きょう)、駐伊・駐仏公使、司法大臣を歴任。
たなか‐ふゆじ【田中冬二】
(1894-1980)詩人。本名、吉之助。福島県生まれ。澄明な郷愁をたたえた詩を書く。『四季』同人。詩集『青い夜道』『山鴫(やましぎ)』『晩春の日に』など。
たなか‐みちたろう【田中美知太郎】
(1902-85)哲学者。新潟県生まれ。京大卒。京大教授。古代ギリシア哲学を専攻、人生論・文明批評・政治評論まで幅広く活動。昭和53年(1978)文化勲章受章。著書『ロゴスとイデア』など。
たなか‐みつあき【田中顕】
(1843-1939)政治家。土佐(とさ)藩出身。尊攘(そんじょう)派の志士として活躍。維新後、警視総監・宮中顧問官・学習院院長などを歴任。宮内(くない)大臣として宮中に権勢をふるった。
たな‐がり【店借り】
→店子(たなこ)の別称。
たなか‐りょう【田中良】
(1884-1974)舞台美術家。東京生まれ。東京美術学校卒。演劇・舞踊の舞台美術の分野を開拓。著書『歌舞伎(かぶき)定式舞台図集』など。
たな‐ぎょう【棚経】
盂蘭盆会(うらぼんえ)に、菩提(ぼだい)寺の僧が檀家(だんか)の仏壇・精霊棚(しょうりょうだな)の前で経を読むこと。
たな‐ぐも【棚雲】
たなびく雲。
たな‐ぐも【棚蛛・蛛】
屋内の隅などに、かやを伏せたような緻密(ちみつ)な棚網をはるクモ。体長1cm内外。体は灰白色に青黒色の斑紋(はんもん)がある。日本全土に分布。
たなぐら【棚倉】
〈町〉福島県南部、久慈(くじ)川上流の町。旧城下町。農産物の集散地。人口1万6667(1994)。
タナグラ‐にんぎょう【タナグラ人形】
ギリシアの都市タナグラの墳墓から発掘されたヘレニズム時代のテラコッタの彩色小彫像。優雅な婦人像が知られる。Tanagra statuette
たな‐こ【店子】
家を借りて住む人。江戸時代は町の自治に対する発言権を認められず、大家に家賃を納めながら日常その支配下におかれた。借家人。tenant〈対義〉大家。
店子と言えば子も同然(たなこといえばこもどうぜん)
大家からしてみれば、店子は子どもと同じようなものである。大家と言えば親も同然、店子と言えば子も同然。
タナ‐こ【タナ湖】
(Lake Tana)アフリカ北東部、エチオピアのアビシニア高原にある湖。面積3600km2。同国最大の湖で、青ナイルの水源。サナ湖。
たなご
雌が長い産卵管でニマイガイのえらに産卵するコイ科の淡水魚の総称。フナに似るが小形で全長5〜10cm。平野部の河川・湖沼にすむ。日本産はタナゴ・ヤリタナゴ・ゼニタナゴなど14種余。なおウミタナゴとは別物。
たな‐ごおり【棚氷】
大陸をおおう厚い氷が流動して、海に棚状に張り出しているもの。200〜1000mの厚さを有し、時に先端が分裂して海へ流れ出し、テーブル状氷山となる。南極などでみられる。氷棚(ひょうほう)。ice shelf
た‐な‐ごころ【掌】
《「手(た)の心」の意》てのひら。たなぞこ。palm
掌の内(たなごころのうち)
《物が自分のてのひらの中にあることから》自分の自由になること。また、自分の自由にすること。
掌を返す(たなごころをかえす)
《『漢書』「枚乗(ばいじょう)伝」にあることば》
①物事の非常にたやすくできるたとえ。be as easy as pie
②うって変わった態度のたとえ。てのひらをかえす。like a weathercock in the wind〈用例〉〜ような返事。
掌を指す(たなごころをさす)
《自分の掌中にある物を指し示すことのように、の意から》
①言っていることなどが、極めてはっきりとしていて、内容も正しいことのたとえ。be as clear as day
②いともたやすいことであるたとえ。〈用例〉その地の出身者にとっては、〜ようなものだ。
たな‐ざらえ【棚浚え】
整理のため、在庫品を全部出して安く売ること。たなざらい。clearance sale
たな‐ざらし【晒し】
商品が売れず、いつまでも店先にあること。その商品。shopworn goods
たな‐だ【棚田】
山腹や、丘の斜面に、階段状に造った田・水田。〈比較〉段々畑。
たな‐ちん【店賃】
家の借り賃。家賃。rent
たな‐つ‐もの【穀】
《田から生じる物、の意》イネ。また、穀物の総称。〈対義〉畑つ物。
たな‐ばた【七夕・棚機】
①織機。また、それで布を織ること。織る人。loom; weaving; weaver
②はたを織る女性。棚機津女(つめ)。woman weaver
→織女(しょくじょ)。Vega
④五節句の一つ。7月7日。また、その日の行事。年に1度会うという牽牛(けんぎゅう)星・織女星に婦女子が技芸の上達を祈願する、中国の乞巧奠(きこうでん)が日本に伝来したもの。七夕の節句。七夕祭り。しちせき。the Star Festival
たなばた‐おどり【七夕踊(り)】
江戸初期から中期にかけて、京都で流行した七夕の踊り。少女たちが美しい衣装を着て市中を踊り回る。小町踊り。
たなばた‐つ‐め【七夕津女】
=たなばたひめ。
①はたを織る女性。woman weaver
→織女(しょくじょ)。Vega
たなばた‐まつり【七夕祭(り)】
→たなばた(七夕④)
たな‐び・く【棚引く】(五自)
雲・かすみなどが、横に長くかかる。hang〈用例〉かすみが〜。
たなべ【田辺】
〈市〉和歌山県南部、田辺湾に臨む市。旧城下町。ミカン・梅の栽培、製材・漁業がさかん。貝ボタンが特産。人口7万1585(1994)。
たなべ【田辺】
〈町〉京都府南部、大阪府・奈良県に接する町。京都・大阪の衛星都市化が進む。人口4万9369(1994)。
たなべ‐さくお【田郎】
(1861-1944)土木工学者。江戸の人。東大卒。東大・京大教授。東大工科大学長。琵琶(びわ)湖疎水計画・北海道の鉄道建設・関門海底トンネル計画など多くの事業に参画。
たなべ‐せいこ【田辺聖子】
(1928-)小説家。大阪生まれ。樟蔭(しょういん)女専卒。大阪弁を駆使して男女間の機微を描く。昭和39年(1964)『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)』で第50回芥川(あくたがわ)賞受賞。作品『虹』『花狩』『千すじの黒髪―わが愛の与謝野晶子(よさのあきこ)』など。
たなべせいやく【田辺製薬(株)】
化学工業。医薬品会社。昭和8年(1933)設立。本社は大阪市中央区道修(どしょう)町。
たなべ‐の‐さきまろ【田福麻呂】
(?-?)奈良初期の歌人。『万葉集』最後の宮廷歌人。家集『田辺福麻呂歌集』。
たなべ‐はじめ【田元】
(1885-1962)哲学者。東京生まれ。東大卒。京大教授。西田幾多郎の影響下で絶対弁証法を、のち「種の論理」を唱える。昭和25年(1950)文化勲章受章。著書『哲学通論』など。
たなべ‐ひさお【田尚雄】
(1883-1984)音楽学者。東京生まれ。東大卒。日本および東洋音楽の科学的研究の開拓者。著書『日本音楽講話』『東洋音楽史』『日本の楽器』など。
たな‐ぼた【棚丹】
《俗語。「棚から牡丹餠(ぼたもち)」の略》→たな(棚)
たな‐もの【店者】
商家の番頭・手代・丁稚(でっち)など。店員。おたなもの。
た‐なり(連語)
〈古語〉
《完了の助動詞「たり」の連体形「たる」に、伝聞・推定の助動詞「なり」の付いた「たるなり」の音便形「たんなり」の「ん」を、表記しない形》
①推定を表す。…ているようだ。…たようだ。〈用例〉聞きあきらめ、恨みとけたまひに〜(源氏・真木柱)。
②伝聞を表す。…たということだ。〈用例〉この寺にありし源氏の君こそおはしたなれ(源氏・若紫)。
た‐なれ【手馴れ】
①扱いなれていること。使いなれていること。familiar
②動物を飼いならすこと。また、よくなついていること。tame〈用例〉〜の駒。
た‐なん【多難】(名・形動)
災難や苦労が多いこと・さま。full of troubles〈用例〉多事〜。前途〜。
ダナン【Danang】
ベトナム南部の港湾都市。16〜17世紀、日本人町があった。人口37.1万(1989)。旧称ツーラン(Tourane)。
*たに【谷・渓・谿】
①山と山とにはさまれた間の所。また、地表面の細長く凹(くぼ)んだ地形。河川の浸食による河谷が多いが、氷河(ひょうが)の浸食による氷食谷や断層運動などに起因する構造谷もある。valley; ravine〈比較〉沢。〈対義〉山。〈用例〉千尋(ちひろ)の〜。
②高い所にはさまれたくぼんだ所。depression〈用例〉気圧の〜。
③波形の波と波のあいだの低い所。trough
だに【蝨】
①ダニ目に属する微小な節足動物の総称。昆虫ではなく、クモやサソリに近縁。体は楕円(だえん)形で体長1mm以下。頭・胸・腹部が一体となって胴部をつくる。脚は4対。世界で1万種以上が知られる。動植物に寄生し、衛生上や農林畜産上の害虫もある。mite
②《転じて》きらわれ者。disliked person〈用例〉街(まち)の〜。
だに(副助)
〈古語〉
①《命令・願望・仮定などの語をともなって》せめて…だけでも。〈用例〉香を〜残せ梅の花(古今・春上)。
②あることをとりあげて他を類推させる。…でさえ。〈用例〉蛍ばかりの光〜なし(竹取)。
③事態をさらに強めていう。…までも。〈用例〉諸共に召しおかれん〜も心憂うさぶらふべきに(平家・1・祇王)。
たに‐あい【谷間】
山と山との間。谷のなか。たにま。峡間。valley〈用例〉〜の村。
たに‐あし【谷足】
スキーの斜滑降などで、斜面の谷側(低い方)にある足。downhill stepping〈対義〉山足。
ダニーデン【Dunedin】
ニュージーランド南島南東部の港湾都市。羊毛・酪製品の輸出港。人口11万(1992)。
たに‐うつぎ【谷空木】
スイカズラ科の落葉低木。日本海側の山地にはえる。高さ2〜3m。晩春、紅色の花をつける。観賞用として栽培。
ダニエル‐しょ【ダニエル書】
(The Book of Daniel)『旧約聖書』中の預言書の一つ。紀元前6世紀の預言者ダニエルのバビロニア捕囚期の活躍を述べたもの。
ダニエル‐でんち【ダニエル電池】
硫酸亜鉛溶液中に亜鉛板、硫酸銅溶液中に銅板を入れ、亜鉛板と銅板をつないだ一次電池。1836年イギリスの化学者ダニエルが考案。Daniell cell
ダニエル‐ロプス【Daniel-Rops】
(1901-65)フランスの小説家・キリスト教史家。評論『われらの不安』、小説『炎の剣』、『キリスト教会史』など。
たに‐かぜ【谷風】
晴れた日、山の斜面に接した空気が熱せられて、日中、斜面をはい上がるように山頂に向かって吹く風。valley wind〈対義〉山風。
たにかぜ‐かじのすけ【谷風之助】
(1750-95)江戸中期の名力士。仙台生まれ。第4代横綱。258勝14敗37引き分け(入幕後)。63連勝の記録を残す。
たに‐がわ【谷川】
谷間を流れる川。渓流。mountain stream
たにかわ‐ことすが【谷川清】
(1709-76)江戸中期の国学者。伊勢(いせ)の人。垂加流(すいかりゅう)神道を修め、『日本書紀』を重んじて古典古語の研究に功績をあげた。著書『日本書紀通証』など。
たにかわ‐しゅんたろう【谷川俊太郎】
(1931-)詩人。東京生まれ。清新な叙情詩で登場し多角的に活躍。詩集『二十億光年の孤独』『六十二のソネット』など。
たにがわ‐だけ【谷川岳】
群馬・新潟県境にある山。標高1978m。上信越高原国立公園の一角で、登山者が多いが、地形や天候がきびしく遭難も多い。
たに‐かんじょう【谷干城】
→たにたてき(谷干城)
たに‐ぎきょう【谷梗】
キキョウ科の多年草。山地の木陰にはえる。高さ10cm内外。夏、5深裂の白い鐘形の小花をつける。
た‐にく【多肉】
植物で、肉が多く、厚みのあること。fleshiness
たにく‐か【多肉果】
果皮の中に、汁の多い肉の部分があり、熟しても、乾かない果実。ウメ・モモなど。液果。湿果。succulent fruit
たにく‐しつ【多肉質】
植物の茎・葉に厚みがあり水分が多いもの。サボテンなど。fleshy
たにく‐しょくぶつ【多肉植物】
茎や葉が肥厚し、水分を蓄える組織の発達した植物。乾燥地・岩場・塩湿地などに成育する。水の蒸発を防ぎ、耐乾性が強い。サボテン・ベンケイソウ・アッケシソウなど。succulent
たにぐち‐しゅうらく【谷口集落】
河川が山地から平地に流れ出す谷口に発達した集落。山地と平地の物資の交換の場として発達したものが多い。渓口集落。
たにぐち‐まさはる【谷口雅春】
(1893-1985)生長の家教祖。兵庫県生まれ。大本教に入信後クリスチャン‐サイエンスやニュー‐ソート運動の影響を受け、『生命の実相』で光明思想を展開した。
たにぐち‐よしろう【谷口吉郎】
(1904-79)建築家。金沢生まれ。東工大教授。伝統文化の上に新しい素材を生かした作品を得意とする。昭和48年(1973)文化勲章受章。代表作に藤村(とうそん)記念館・東宮御所など。
たにぐみ【谷汲】
〈村〉岐阜県南西部、濃尾平野北端の村。シイタケが特産。谷汲踊りが有名。人口4071(1994)。
たにぐみ‐おどり【谷汲踊(り)】
岐阜県揖斐(いび)郡谷汲村大洞(おおぼら)の天神社で行われる太鼓踊り。男たちが胸に太鼓を掛け、竹を36本に割り五色の紙で飾った「しない」を背負って群舞する。豊穣(ほうじょう)祈願の華麗な踊り。
たに‐ぐわ【谷桑】
→フサザクラの異名。
たに‐こう【谷行】
修験(しゅげん)道の掟(おきて)の一つ。峰入りの際、病気となって脱落する同行者は谷に突き落として行を続けるというもの。
たにざき‐じゅんいちろう【谷崎潤一郎】
(1886-1965)小説家。東京生まれ。東大中退。第2次『新思潮』に参加。耽美(たんび)的・悪魔主義的な作風を示す。関西移住後は、伝統的な日本文化と古典文学を源泉とし、物語性豊かな世界を築いた。昭和24年(1949)文化勲章受章。作品『刺青(しせい)』『痴人の愛』『春琴抄』『細雪(ささめゆき)』『少将滋幹(しげもと)の母』『鍵(かぎ)』『瘋癲(ふうてん)老人日記』、随筆『陰翳礼讃(いんえいらいさん)』、『源氏物語』現代語訳など。
た‐にし【田螺】
タニシ科の淡水性マキガイの総称。殻は卵円錐(らんえんすい)形で殻口は丸い。卵胎生で、雄の右触角は陰茎の役をする。食用。肥料用。日本の川や湖にはオオタニシ・マルタニシ(水田に多い)など4種を産し、殻高3.5〜6cm。river snail
たに‐じちゅう【谷時中】
(1598-1649)江戸初期の儒者。名は素有。土佐(とさ)の人。僧籍にあったが、南村梅軒(みなみむらばいけん)に儒学を学び、還俗(げんぞく)して南学を確立。著書『素有文集』。
たに‐そこ【谷底】
谷のもっとも低い所。たにぞこ。bottom of a valley
たに‐たてき【谷城】
(1837-1911)明治の軍人・政治家。土佐(とさ)藩出身。西南(せいなん)戦争時、熊本鎮台(ちんだい)司令官として活躍。第1次伊藤博文(いとうひろぶみ)内閣で農商務大臣となったが、井上馨(いのうえかおる)の条約改正案に反対して辞職。たにかんじょう。
たに‐ぶところ【谷懐】
山に囲まれた谷あい。
たに‐ぶんちょう【谷文晁】
(1763-1841)江戸後期の文人画家。名は正安。江戸の人。南画に大和(やまと)絵・西洋画の画法もとり入れた折衷(せっちゅう)的画風。松平定信(さだのぶ)の『集古十種』に挿し絵を描く。作品『公余探勝(こうよたんしょう)図巻』『木村蒹葭堂(けんかどう)像』、著書『日本名山図会』など。
たに‐ま【谷間】
①谷。谷あい。valley
②《比喩(ひゆ)的に》日の当たらない所。また、不調なこと。shadow; slump〈用例〉青春の〜。景気の〜。
たに‐まち【谷町】
大相撲力士の後援者。特定の贔屓(ひいき)力士を経済的に援助する者。大坂谷町の医者が相撲好きで、力士の世話をしたことからという。
たにま‐の‐ひめゆり【谷間の姫合】
→スズランの異名。
たにまのゆり【谷間の合】
《原題Le Lys dans la vallée(フランス)》バルザックの小説。1836年刊。青年フェリックスは清楚(せいそ)な伯爵夫人を熱愛するが受け入れられず、パリの社交界へ赴く。しかし死を迎えた夫人は彼と再会し、その内面の愛憎を告白する。
たに‐ももこ【谷桃子】
(1921-)舞踊家。姫路生まれ。谷桃子バレエ団を主宰。
ダニューブ‐がわ【ダニューブ川】
(Danube)→ドナウがわ(ドナウ川)
たにょう‐しょう【多尿症】
尿量の異常な増加が続く状態。1日の尿量が3000ml以上。脳下垂体性および腎性尿崩(じんせいにょうほう)症・糖尿病などにより起こる。polyuria
ダニロワ【Alexandra Danilova】
(1904-)アメリカのバレリーナ。ロシア生まれ。ディアギレフのロシア‐バレエ団などで活躍。
たに‐わたし【谷渡】
→ナンテンハギの異名。
たに‐わたり【谷渡り】
①谷から谷へ渡ること。
②ウグイスなどが谷から谷へ渡ること。そのときの鳴き声。
③《「谷渡」で》→オオタニワタリの別名。
たにわたり‐の‐き【谷渡の木】
アカネ科の常緑小高木。暖地に分布。高さ約5m。晩夏、淡黄色の小花の集まった一見球形の花をつける。
*た‐にん【他人】
①自分以外の人。他者。another person〈用例〉〜任せ。
②血のつながらない人。親族でない人。unrelated person〈用例〉兄弟は〜の始まり。赤の〜。
③まったくかかわりのない人。outsider〈用例〉〜の出る幕ではない。
④見知らぬ人。知らない人。stranger
他人の食い寄り(たにんのくいより)
→他人は食い寄り」と同意。
他人の疝気を気に病む(たにんのせんきをきにやむ)
関係のないことにくよくよするたとえ。〈類似〉隣の疝気を頭痛に病む。
他人の空似(たにんのそらに)
血すじがつながっていないのに、また、まったくの別人なのに、外見が実によく似ていること。accidental resemblance
他人の飯は白い(たにんのめしはしろい)
他人のものは、なにかにつけてよくみえるものである。〈類似〉隣の芝生は青い。隣の花は赤い。
他人の飯を食う(たにんのめしをくう)
親元をはなれて、奉公などに出る。人中でもまれて、経験を積む。寄食する。
他人の別れ、棒の端(たにんのわかれ、ぼうのはし)
夫婦別れしたあとは、木のくずのように互いにかえりみない。
他人は食い寄り(たにんはくいより)
《「親(しん)は泣き寄り他人は食い寄り」の略》人の不幸があると、他人はごちそうめあてに集まるものだ。〈対義〉親は泣き寄り。
他人は時の花(たにんはときのはな)
他人は、一時の花のようなもので、常に頼りになるものではないということ。
たにん‐あつかい【他人扱い】
親しい人を他人のように、よそよそしくあしらうこと。make a stranger of
たにん‐ぎょうぎ【他人行儀】(名・形動)
よそよそしくふるまうこと・さま。ceremonious〈用例〉〜なあいさつ。
たにん‐ごと【他人事】
→ひとごと(人事)
たにん‐しほん【他人資本】
企業が外部からの借り入れで調達した、自己資本以外の資本。借入資本。borrowed capital〈対義〉自己資本。
た‐にんずう【多人数】
多くの人々。大勢。たにんず。a large number of people