たぬき【狸・貍】
①イヌ科の哺乳(ほにゅう)類。アナグマ(イタチ科)とともにムジナともよばれる。体長約60cm、尾長約15cm。黄褐色で、肩・腹・四肢などは黒褐色。ずんぐりとして尾も太い。夜行性で雑食性。日本全土・東アジアに分布。民話や伝説などで親しまれている。raccoon dog
②ずるがしこい人。sly person〈用例〉〜おやじ。
③「→たぬきうどん・たぬきそば」の略。
狸の腹鼓(たぬきのはらつづみ)
タヌキが、月夜に腹をたたいて楽しむということ。〈類似〉狸囃子(たぬきばやし)
捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)
実際に手に入れないうちから、あれこれとあてにする愚かしさのたとえ。Don't count one's chickens before they are hatched.
たぬき‐うどん【飩】
天ぷらの揚げ玉(関東)、または甘く煮た油揚げ(関西)を上にのせたかけうどん。そばの上にのせると「たぬきそば」という。
たぬき‐じじい【爺】
ずるい老人。たぬきおやじ。foxy old man
たぬき‐じる【狸汁】
①タヌキの肉を入れたみそ汁。
②こんにゃく・小豆(あずき)・豆腐を入れたみそ汁。
たぬき‐ねいり【狸寝入り】(名・サ変自)
眠ったふりをすること。そらね。play possum
たぬき‐の‐しょくだい【狸の燭台】
ヒナノシャクジョウ科の腐生植物。常緑林の落葉の下にはえる。高さ約4cm。葉緑体をもたず白色。燭台を思わせる花が夏に開く。
たぬき‐ばやし【囃子】
伝説で、夜中にタヌキが祭りばやしをまねて打つという腹鼓。
たぬき‐ぼり【狸掘り】
鉱床中の高品位の鉱石だけを選んで採掘する方法。昔の採掘技術で、掘り跡がタヌキ穴のようになることからの名。
たぬき‐まめ【狸豆】
マメ科の一年草。本州以南の原野にはえる。夏から秋に紫色の蝶形(ちょうけい)花を開く。萼(がく)に褐色の長毛を密生するので、この名がある。
たぬき‐も【狸藻】
池沼に浮かぶタヌキモ科の多年生食虫植物。葉は羽状に細裂し捕虫嚢(のう)をもつ。夏、水面上に花茎を出し、黄花を数個つける。
たぬしまる【田主丸】
〈町〉福岡県、久留米(くるめ)市東隣の町。柿(かき)・ブドウ・苗木の栽培がさかん。人口2万2053(1994)。
たぬま【田沼】
〈町〉栃木県南西部、足尾山地の南の町。農林業のほか縫製・木材工業、かわら製造がさかん。人口3万0921(1994)。
たぬま‐おきつぐ【田沼意次】
(1719-88)江戸中期の幕府の重臣。遠江(とおとうみ)国相良(さがら)城主。将軍徳川家重(とくがわいえしげ)・家治(いえはる)の側衆(そばしゅう)・側用人(そばようにん)となり、安永(あんえい)元年(1772)老中(ろうじゅう)。若年寄(わかどしより)となった子の意知(おきとも)とともに政権を独占し積極政策を断行。賄賂(わいろ)を横行させるなど、いわゆる田沼時代を現出。天明(てんめい)6年(1786)失脚。
たぬま‐おきとも【田沼知】
(1749-84)江戸中期の若年寄(わかどしより)。意次(おきつぐ)の子。父とともに政権をほしいままにしたが、旗本佐野善左衛門(さのぜんざえもん)に江戸城中で斬殺(ざんさつ)された。
たぬま‐じだい【田沼時代】
徳川10代将軍家治(いえはる)のとき、田沼意次(おきつぐ)が側用人(そばようにん)・老中(ろうじゅう)として政治の実権を握っていた明和(めいわ)4〜天明(てんめい)6年(1767〜86)の時期をさす。田沼は下総(しもうさ)国印旛(いんば)沼などの開拓、蝦夷(えぞ)地開発など積極政策を図り、幕政の立て直しに努力したが、賄賂(わいろ)横行の批判、天明の飢饉(ききん)や家治の病などにより失脚し終息。
*たね【種】
①生物、とくに植物の子孫をふやすもとになるもの。果実の核。さね。seed〈用例〉〜まき。
②動物の子孫をふやすもとになるもの。精子など。〈用例〉〜つけをする。
③物事が生じるもと。材料。原因。cause; source〈用例〉話の〜。心配の〜。しゃくの〜。
④料理の材料や材料を下ごしらえしたもの。すしだね・わんだね・おでんだねなど。material
⑤手品のしかけ。trick
⑥《「胤」とも》父方の血すじ。子ども。lineage〈用例〉落とし〜。
種を明かす(たねをあかす)
①手品などのしかけをときあかす。種明かし。reveal the trick
②かくされていた事実を明らかに示す。reveal the secret
種を蒔く(たねをまく)
原因をつくる。sow the seeds
種を宿す(たねをやどす)
妊娠する。子を身ごもる。become pregnant
たね‐あかし【種明(か)し】(名・サ変自)
手品などの、しかけを説明すること。reveal the trick
たね‐あぶら【種油】
アブラナの種からとった油。食用・照明用。rape oil
たね‐いた【種板】
写真の原板。乾板(かんぱん)の旧称。negative
たねいち【種市】
〈町〉岩手県北端の町。ウニの養殖、農林業主体。南部もぐり(潜水夫)の発祥地。人口1万6066(1994)。
たね‐いも【種芋】
種にする芋。種として取っておく芋。seed potato
たねいれぬパン‐の‐まつり【種入れぬパンの祭(り)】
ユダヤ教の祝祭。過ぎ越しの祭りに続く1週間、酵母を入れないパンを食べるもの。除酵祭。Feast of Unleavened Bread
たね‐うし【種牛】
種付けするために飼う、雄の牛。bull
たね‐うま【種馬】
種付けするために飼う、雄の馬。しゅば。stallion
たね‐おろし【種下ろし】
→種まき。sowing
たね‐が‐しま【種子島】
①鹿児島県、大隅(おおすみ)半島の南40kmにある島。面積446km2。平らな台地状をなす。畑作・酪農・畜産中心。鉄砲伝来の地として著名。種子島宇宙センターがある。
②日本に伝来、普及した火縄(ひなわ)銃の通称。天文(てんぶん)12年(1543)種子島に漂着したポルトガル人から、領主種子島時尭(ときたか)が2挺(ちょう)の小銃を購入、家臣に製作させたのが最初。種子島銃。
たねがしま‐うちゅうセンター【種子島宇宙センター】
宇宙開発事業団に所属するロケット発射場。鹿児島県種子島竹崎海岸にある。昭和44年(1969)打ち上げ開始。
たねがしま‐ときたか【種子島時尭】
(1528-79)戦国時代の武将。種子島の領主。天文(てんぶん)12年(1543)漂着したポルトガル人から小銃2挺(ちょう)を購入。家臣に製法を研究させて火縄(ひなわ)銃を製作、普及させた。
たね‐がみ【種紙】
→蚕卵紙(さんらんし)。egg card
たね‐がわり【種変(わ)り・胤変(わ)り】
→種違い
②植物の変種を作り出すこと。また、その変種。
たね‐ぎれ【種切れ】
材料がすっかりなくなること。be exhausted〈用例〉話は〜だ。
たねさし‐かいがん【種差海岸】
青森県、八戸(はちのへ)市の太平洋に臨む海岸。蕪(かぶ)島から南へ約8kmにかけてつづく、変化に富んだ景勝地。
たね‐じ【種字】
活字鋳造の母型を作るときの原型となる活字。鉛合金やツゲの木に彫刻して作る。
たねだ‐さんとうか【種田山頭火】
(1882-1940)俳人。本名、正一。山口県生まれ。早大中退。荻原井泉水(おぎわらせいせんすい)門下で自由律俳句の異才。出家して放浪行乞(ぎょうこつ)の生活を送る。句集『草木塔(そうもくとう)』など。
たね‐ちがい【種違い・胤違い】
母親が同じで父親が違うこと。種変わり。half brother; half sister〈対義〉腹違い。
たね‐つけ【種付け】(名・サ変自)
すぐれた子を生ませるため、良種の雄を雌に交配させること。mating
たねつけ‐ばな【種漬花】
アブラナ科の一、二年草。水田・湿地にはえる。高さ約30cm。葉は不同の羽状複葉。春に、白色4弁の小花を多数つける。日本全土に分布。タガラシ。
たね‐とり【種取り】
①植物の種子をとること。また、そのために植物を作ること。seed-raising
②子を生ませるために動物を飼うこと。breeding
③記事の材料を探し歩くこと・人。news gathering
たねなし‐かじつ【種無(し)果実】
結実にあたって、種が生じない果実。温州(うんしゅう)ミカン・バナナなど。seedless fruit
たねなし‐すいか【種無(し)西瓜】
染色体の三倍体の植物は種子ができないことを利用したスイカ。二倍体(ふつうのスイカ)からコルヒチン処理で四倍体を作り、四倍体に二倍体を交配してつくる。
たね‐ばえ【種蠅】
幼虫の蛆(うじ)が作物の種子の発芽時に種子や幼根・幼芽を食害するハエ。体長5mm内外。雄は黄褐色か暗褐色、雌は灰色、翅(はね)は透明。年数回発生。日本全土に分布。
たね‐び【種火】
火をおこしたり、点火のために用意しておく、小さな火。火だね。
たね‐ほん【種本】
著作・講義などのもとにする、他人の書物。source
たね‐まき【種蒔き】(名・サ変自)
①栽培を目的として植物の種子をまくこと。seeding
②とくに、八十八夜ごろのイネのもみまき。
たねまき‐ざくら【種蒔桜】
→コブシの異名。東北地方では開花と田植えの時期が一致することからの名。
たねまくひと【種蒔く人】
文芸雑誌。大正10年(1921)小牧近江(おうみ)らが創刊。同12年廃刊。プロレタリア文学運動の先駆。
たね‐もの【種物】
①草木の種子。seed
②てんぷら・肉・卵などの具を入れ、汁をかけたそば・うどん。
③シロップ・小豆(あずき)などを入れた氷水。〈対義〉水(すい)
たね‐もみ【種籾】
種としてまくための、もみ。seed rice
た‐ねん【他念】
ほかのことを思う心。余念。
た‐ねん【他年】
ほかの年。将来。後年。in future〈用例〉〜に期す。
た‐ねん【多年】
多くの年月。長い年月。many years〈用例〉〜にわたる苦労。
たねんせい‐しょくぶつ【多年生植物】
→たねんそう(多年草)
たねんせい‐そうほん【多年生草本】
→たねんそう(多年草)
たねん‐そう【多年草】
地上部が枯れても地下部が残り、毎年新しく芽を出して成長する草本。葉が残るものもある。多年生草本。多年生植物。perennial plant〈対義〉一年草。
たねん‐なく【他念なく】(副)
一筋に。ひたすら。
たの【田野】
〈町〉高知県東部、奈半利(なはり)川河口の町。林産物集散とイワシなどの漁業が行われる。人口3709(1994)。
たの【田野】
〈町〉宮崎県南部、清武(きよたけ)川に沿う町。ダイコン栽培と漬物加工、スギの苗木育成がさかん。人口1万2402(1994)。
だ‐の(副助)
《体言、終止形などに付く》いくつもの事柄のうち、1、2の例を並べあげる意を表す。つまらないものをとりあげることが多い。〈用例〉鉛筆〜ペン〜を並べる。なん〜かん〜文句ばっかり。〈参考〉並立助詞とする説もある。
た‐のう【多能】(名・形動)
多くの技能や、芸能を身につけていること・さま。versatility〈用例〉多芸〜の人。
たのうら【田浦】
〈町〉熊本県南西部、八代(やつしろ)市南隣の町。アマナツミカン中心の柑橘(かんきつ)類栽培がさかん。人口6151(1994)。
た‐の‐かみ【田の神】
イネの豊作を祈って祭られる神。祭時に訪れる神とされ、山の神が春に里に降り田の神になるといわれる。農神(のうがみ)。作神(さくがみ)
たの・し【楽し】(形シク)
〈古語〉
①心が満ち足りて愉快だ。〈用例〉生ける者(ひと)つひにも死ぬるものにあればこの世なる間は〜・しくをあらな(万葉・3・349)。
②裕福である。〈用例〉堀川相国(ほりかはのしやうこく)は、美男の〜・しき人にて(徒然・99)。
*たのし・い【楽しい】(形)
心配なことがまったくなく、心が明るく、浮き浮きする気分だ。愉快だ。喜ばしい。pleasant; happy; joyful〈対義〉苦しい・悲しい。〈用例〉〜・く過ごす。〜我が家。〈派生〉たのしが・る(五自)たのしげ(形動)たのしさ(名)
たのしみ【楽しみ】
[一](名)楽しむいろいろなこと。趣味。pleasure; amusement; hobby〈用例〉都会には〜が多い。わたしの〜はゴルフだ。読書の〜。
[二](形動)待っていることを楽しむさま。心待ち。look forward to〈用例〉お帰りを〜にしています。パーティーが〜だ。
楽しみ極まりて哀情多し(たのしみきわまりてあいじょうおおし)
《漢武帝「秋風の辞」の一節》楽しみが極点に達すると、かえって悲しみが涌(わ)いてくる。楽しみのあとへは苦しみ来る。
楽しみ尽きて哀しみ来る(たのしみつきてかなしみきたる)
→楽しみ極まりて哀情多し」と同意。
たのし・む【楽しむ】(五他)
①楽しいと感じることによって心が満足する。愉快に思う。enjoy oneself〈用例〉人生を〜。
②好きなことを持続的に行い、娯楽とする。enjoy〈用例〉スキーを〜。
③よい事を期待して待ち望む。look forward to〈用例〉成長を〜。
たのし・める【楽しめる】(下一自)
楽しむことができる。can enjoy〈用例〉けっこう〜。半日〜。
だ‐のに(接続)
前文を受けて、それに似つかわしくない内容の文を続ける語。それだのに。それなのに。nevertheless〈用例〉〜あの人は行ってしまった。
たのはた【田野畑】
〈村〉岩手県三陸海岸の村。ワカメ・コンブ養殖と畜産が中心。北山崎などの景勝がある。人口5039(1994)。
たのみ【頼み】
①たのむこと。願うものごと。request〈用例〉〜を聞く。
②たよりにすること。あて。reliance〈用例〉〜になる人。
頼みの綱(たのみのつな)
あてにして、よりすがるもの。最後まで、たよりにする人や物事をたとえていう。one's only hope
た‐の‐み【田の実】
熟したイネの実。和歌では、「頼み」にかけて用いられる。
たのみ‐い・る【頼み入る】(五他)
頼みこむ。entreat
たのみ‐がい【頼み斐・頼み効】
頼むはりあい。頼みにするだけの効果。reliability〈用例〉〜のない人。
たのみ‐こ・む【頼み込む】(五他)
ひたすら頼む。entreat
たのみ‐すくな・い【頼み少ない】(形)
心細い。おぼつかない。helpless〈派生〉たのみすくなげ(形動)
たのみ‐の‐せっく【田の実の節句】
《「田の実」はイネのこと》陰暦8月朔日(ついたち)の行事。五穀の神を祭ったり、物品の贈答をする。八朔(はっさく)節句。田の実の祝い。たのむのせっく。たのむ。
*たの・む【頼む】
[一](五他)
①こちらの希望にかなうようお願いする。ask; request〈用例〉他言しないでくれと〜。
②《「恃む」とも》力・能力などをあてにする。rely on〈用例〉父親を一家の柱と〜。多勢を〜・んで襲ってくる。
③何かをしてもらうために呼ぶ。call〈用例〉助けを〜。タクシーを〜。
④《感動詞的に》訪問したとき案内を求める語。ごめんください。
〈古語〉
[二](四他)頼みにする。〈用例〉〜・みたる方の事は違(たが)ひて(徒然・189)。
〈古語〉
[三](下二他)頼みに思わせる。期待させる。〈用例〉この世のみならぬ契(ちぎ)りなどまで〜・めたまふに(源氏・夕顔)。
頼む木の下に雨漏る(たのむきのもとにあめもる)
せっかくたのみにしていたのに、あてがはずれる。〈類似〉頼む蔵から火が出た。
タノム‐キッチカチョーン【Thanom Kittikachorn】
(1911-)タイの軍人・政治家。1957年サリット元帥のピブン政権打倒クーデターに参加、翌年まで首相を務める。サリットの死後再び首相になるが、73年の学生蜂起(ほうき)でアメリカに亡命し76年に帰国。
たのむら‐ちくでん【田能村竹田】
(1777-1835)江戸後期の文人画家。名は孝憲。豊後(ぶんご)の人。明(みん)(しん)画を翻案し新画風を樹立。作品『亦復(またまた)一楽帖(じょう)』、画論『山中人饒舌(じょうぜつ)』など。
た‐の‐も【田の面】
田の表面。
たのも‐う【頼もう】(感)
《「頼まん」の転》昔、武士が案内を請うたときの語。
たのもし【頼母子・憑子】
→頼母子講」の略。
たのも・し【頼もし】(形シク)
〈古語〉
→たのもしい(頼もしい)
たのもし・い【頼もしい】(形)
たよりになりそうだ。信頼できて心強い。reliable〈用例〉〜味方。彼は経験豊富で〜。〈派生〉たのもしが・る(五自)たのもしげ(形動)たのもしさ(名)
たのもし‐こう【頼母子講】
相互救済のための庶民の金融制度。講の仲間が金や米を持ち寄り、抽籤(ちゅうせん)や入札で合計額を順番に使う。鎌倉(かまくら)時代に始まり現代まで存続。頼母子。無尽(むじん)。無尽講。
たば【束・把】
[一](名)束ねたもの。bundle
[二](助数)束ねたものを数える語。〈用例〉薪(まき)7〜。
束になって掛かる(たばになってかかる)
大勢一緒に、攻めかかる。attack all in a bunch
だ‐は【打破】(名・サ変他)
うちやぶること。break〈用例〉旧習を〜する。現状〜。
だ‐ば【駄馬】
①荷物を運ぶ馬。荷馬。packhorse
②下等な馬。hack
た‐ばい【多売】(名・サ変自)
商品をたくさん売ること。sell a large quantity〈用例〉薄利〜。
タバイエスペック【タバイエスペック(株)】
電気機器。環境試験装置・機器メーカー。昭和29年(1954)設立。本社は大阪市北区天神橋。
ダバオ【Davao】
フィリピン、ミンダナオ島南東部の港湾都市。20世紀初め日本人の入植によりマニラ麻の産地として発展。人口84.4万(1990)。
たば‐かぜ
福井県以北の日本海沿岸地方でいう冬の北西の季節風。強風でしけるので恐れられている。たまかぜ。
た‐ばか・る【謀る】(五他)
《「た」は接頭語》
①くふうする。相談する。contrive
②計画してだます。cheat
タバコ【tabaco(ポルトガル)・煙草・莨】
①ナス科の一年草。葉は大形で楕円(だえん)形。夏に、淡紅色の花をつける。品種改良により種類は豊富。成熟した葉を乾燥加工し、喫煙用とする。南アメリカ原産。tobacco
②タバコの葉の喫煙用の加工品。アイオモイグサ。オモイグサ。ワスレグサ。tobacco〈用例〉〜を吸う。〈数え方〉1本・1箱・1袋・1カートン。
タバコ‐が【蛾】
ヤガ科のガ。開張約3.5cm。黄褐色。幼虫がタバコの葉・ナス・トマトなどを食害。本州・四国・九州に分布。
タバコ‐ぜい【たばこ税】
製造タバコの消費に対して課する間接消費税。たばこ専売制度の廃止にともない、昭和60年(1985)専売納付金制度に代えて創設。
タバコ‐せん【草銭】
①タバコを買うお金。
②小遣い銭。pocket money
③わずかな礼金。tip
タバコ‐ぼん【草盆】
きざみタバコ用の喫煙道具。当初、盆の上に火入れ・灰吹き・タバコ入れなどをのせたが、のちに、それらを一まとめにした用具もできた。吐月峰(とげっぽう)
タバコモザイク‐びょう【タバコモザイク病】
タバコモザイクウイルスによるタバコの苗の病気。葉にモザイク状の斑紋(はんもん)ができて奇形的によじれ、全株が萎縮(いしゅく)する。1935年にスタンレーがウイルスを単離。tobacco mosaic
た‐ばさ・む【手挟む】(五他)
手にはさんで持つ。わきにはさむ。〈用例〉弓矢を〜。
た‐ばし・る【た走る・迸る】(五自)
《「た」は接頭語》勢い激しく走り飛ぶ。ほとばしる。〈用例〉血潮〜。
タバスコ【tabasco】
①《メキシコの地名にちなむ》トウガラシの一種。高さ約50cm。葉は披針形。花は小さく5裂。上向きの果実は約6cmで、極めて辛い。
②《アメリカのタバスコ社の商標名「タバスコソース」の略》①の果実を発酵・熟成させ、食酢を加えた辛いソース。
た‐はた【田畑・田畠】
田と畑。でんぱた。fields
たはた‐えいたいばいばいきんしれい【田畑永代売買禁止令】
江戸幕府が出した田畑の売買禁止令。土地移動による農民の貧富の差の発生と、それによる年貢(ねんぐ)滞納、離村を防ぐため、寛永(かんえい)20年(1643)発令。
た‐はつ【多発】
[一](名・サ変自)多く発生すること。frequent occurrence〈用例〉事故〜地帯。
[二](名)発動機の数の多いこと。multiengine〈対義〉単発。〈用例〉〜機。
たはつ‐きんえん【多発筋炎】
筋力の低下をはじめ種々の症状をともなう筋肉疾患。筋肉痛のあることが多く、膠原(こうげん)病の一症状として現れたり、悪性腫瘍(しゅよう)のときに併発したりする。多発性筋炎。polymyositis
たはつ‐しんけいえん【多発神経炎】
多数の末梢(まっしょう)神経が、同時に、系統的に冒される病気。四肢の運動麻痺(まひ)・知覚障害などの症状が出る。アレルギー・代謝障害、各種の中毒、また他の種々の原因によりおこる。多発性神経炎。polyneuritis
たはつ‐せい【多発性】
あちこちに多く発生すること。multiple; poly-〈用例〉〜神経痛。
たはつせい‐こうかしょう【多発性硬化症】
脳と脊髄(せきずい)に、島のように散らばった病巣のできる脱髄性疾患の一種。視力障害・運動失調などの多彩な神経症状があり、軽快と悪化を繰り返してしだいに悪化する。欧米人に多い難病。multiple sclerosis
たば・ぬ【束ぬ】(下二他)
〈古語〉
→たばねる(束ねる)
たばね【束ね】
①束ねたもの。bundle
②大勢を取り締まること・人。management〈用例〉町の〜。
たば・ねる【束ねる】(下一他)
①束にする。しばる。bundle〈用例〉髪を〜。
②組織・集団をまとめて取り締まる。unify〈用例〉町内を〜。
たばやま【丹波山】
〈村〉山梨県北東部、多摩川上流の村。コンニャク・ワサビの栽培がさかん。人口1042(1994)。
たはら【田原】
〈町〉愛知県、渥美(あつみ)半島基部の町。旧城下町。園芸農業・畜産などのほか、自動車工場の進出で工業化が進む。人口3万6099(1994)。
たばる‐ざか【田原坂】
熊本県北西部、植木町と玉名市を結ぶ旧街道にある坂。明治10年(1877)の西南の役(えき)の古戦場。