- ダヤク‐ぞく【ダヤク族】
- ボルネオ島内陸部に住むプロト‐マレー系民族の総称。言語はアウストロネシア語族インドネシア語系。農耕・狩猟採集に従事。かつて、部族間の交戦のさいに首狩りの風習が存在。Dayak
- たや・す【絶やす】(五他)
- ①絶えるようにする。すっかりなくす。exterminate〈用例〉雑草を〜。
- ②なくなったまま、補給しない。きらす。run out of〈用例〉火を〜・さないようにする。
- た‐やす・い【▽容▽易い】(形)
- 物事をするのが、やさしい。ぞうさない。easy〈用例〉〜問題。〈派生〉たやすげ(形動)たやすさ(名)
- たやす‐むねたけ【田安▽宗▽武】
- (1715-71)江戸中期の国学者・歌人。徳川8代将軍吉宗(よしむね)の二男。田安家の始祖。荷田在満(かだのありまろ)・賀茂真淵(かものまぶち)に国学・和歌を学び、歌は万葉調の秀作が多い。家集『天降言(あもりごと)』、『楽典考』など。
- たやま‐かたい【田山花袋】
- (1871-1930)小説家。本名、録弥(ろくや)。群馬県生まれ。自然主義文学を主唱、推進した。作品『蒲団(ふとん)』『田舎(いなか)教師』『時は過ぎ行く』、随筆『東京の三十年』など。
- たや‐りきぞう【田▽谷力▽三】
- (1899-1988)声楽家。東京生まれ。テノール歌手として「浅草オペラ」の黄金時代を築く。のち放送・レコードで活躍。
- ダヤン【Moshe Dayan】
- (1915-81)イスラエルの軍人。第2次大戦中、連合軍を先導しシリア戦線で戦い、片目を失う。第2次中東戦争で参謀総長、第3次・4次中東戦争で国防相としてイスラエル軍を指導。
- ダヤン‐ハン【Dayan Khan】
- (?-?)中国、明(みん)代の蒙古(もうこ)のカガン。1482年即位。内蒙古を統一。各地に子弟を分封(ぶんぽう)し、支配体制を確立。中興の英主とされ、「小王子」と称された。
- た‐ゆう【太▽夫・▽大▽夫】
- ①昔の官位、五位の通称。たいふ。
- ②大膳(だいぜん)職・東宮(とうぐう)職などの官職の長官の呼称。だいぶ。
- ③神主(かんぬし)・禰宜(ねぎ)・御師(おし)などの称号。
- ④能・浄瑠璃(じょうるり)・歌舞伎(かぶき)などの芸人の上位の者の称号。
- ⑤江戸時代、官許の遊女のうち最上級の者。
- ⑥→マツの異名。
- たゆう‐もと【太▽夫元】
- 演芸の興行をする人。座元。
- たゆたい【▽揺▼蕩・▽猶▽予】
- ①ゆれること。
- ②ためらうこと。ちゅうちょ。
- たゆた・う【▽揺▼蕩う・▽猶▽予う】(五自)
- ①ゆらゆら動いて、定まらない。〈用例〉波に〜小舟。
- ②ためらう。〈用例〉心が〜。〈参考〉普通、終止形の発音は「たゆとう」となる。
- たゆみ‐な・い【▼弛みない】(形)
- 気のゆるむことがない。油断しない。なまけない。とだえることがない。tireless〈用例〉〜努力を続ける。
- たゆ・む【▼弛む】(五自)
- ①気がゆるむ。なまける。〈用例〉〜・まず、はげむ。倦(う)まず〜・まず。
- ②疲れる。
- た‐よう【他用】
- ①ほかの用事。another business
- ②ほかの用途に使うこと。他人に使わせること。some other use
- た‐よう【多用】
- [一](名・形動)用事が多くて、いそがしいこと・さま。多事。多忙。busyness〈用例〉御〜中を恐縮です。
- [二](名・サ変他)多く用いること。〈用例〉横文字を〜する。
- た‐よう【多様】(名・形動)
- いろいろであること・さま。種々。variety〈対義〉一様・一律。〈用例〉多種〜。〈派生〉たようさ(名)
- たよう‐か【多様化】(名・サ変自)
- 多くの方向や種類に分かれること。diversification〈用例〉価値観の〜。
- たようと‐まい【多用途米】
- みそ・せんべいなどの加工原料として用いられる米。
- た‐よく【多欲・多▼慾】(名・形動)
- 欲が深くて飽くことを知らないこと・さま。greed〈対義〉小欲。
- たよ‐たよ(副)
- ①しなやかなさま。なよなよしているさま。
- ②弱々しいさま。元気のないさま。
- たより【便り】
- ①音信。手紙。letter〈用例〉旅の〜。
- ②ついで。機会。occasion
- ③おとずれ。the advent〈用例〉風の〜。
- 便りの無いのは良い便り(たよりのないのはよいたより)
- 手紙などが来ないのは、悪いことがないという知らせだ。No news is good news.
- たより【頼り】
- ①あてにするもの・人。たのみ。reliance
- ②てづる。つて。connection
- たより‐がい【頼り▽甲▼斐】
- 力になってもらおうとして、たのみにしただけの効果。worth depending〈用例〉〜がない。
- たより‐な・い【頼り無い】(形)
- ①たよりにするものがない。〈用例〉〜身の上。
- ②あてにならない。不安だ。unreliable〈用例〉〜人。〜返事。〈派生〉たよりなが・る(五自)たよりなげ(形動)たよりなさ(名)
- たよ・る【頼る】(五自他)
- ①力になるものとして、たのみにする。依存する。rely on〈用例〉辞書に〜・って原書を読む。
- ②助けになってくれるものとしてよりすがる。てづるとする。depend on〈用例〉親類を〜。
- たら【▼鱈・▽大▽口▽魚】
- ①タラ目タラ科の海水魚の総称。一般にはマダラのこと。体長は大きいもので約1m。背側は褐色で腹側は白い。頭が大きく、下あごにひげがある。背びれが3基、尻びれが2基。食用。肝臓からは肝油をとる。北太平洋と日本海に分布。アカハダ。codfish〈数え方〉1尾(び)・1本。
- ②北海道・北陸での、→スケトウダラ。
- たら【太▽良】
- 〈町〉佐賀県南部、多良(たら)岳南東麓(ろく)の町。ミカン栽培・海苔(のり)養殖が活発。カニが特産。人口1万2378(1994)。
- たら
- [一](副助)《体言に付く》
- ①話題として出し、とがめる気持ちを表す。また、親しみの気持ちに転ずることがある。…てば。〈用例〉まあ、おまえっ〜、なんてことを言うの。
- ②話題として出し、驚きの気持ちを表す。〈用例〉この痛さっ〜、口では言えない。
- [二](終助)
- ①《終止形に付く》とがめる気持ちをこめて強く言いきる語。…と言っているではないか。…てば。〈用例〉いやだっ〜。
- ②じれったい気持ちをこめて、命令したり呼びかけたりするときに使う語。…しろ。…しなさい。…してはいかが。〈用例〉早く行けっ〜。もうお休みになっ〜。
- [三](助動)《過去の助動詞「た」の仮定形》仮定を表す。…たならば。〈用例〉疲れ〜やめてください。京都へ着い〜電話します。
- たらい【▼盥】
- 《「手あらい」の転》湯水を入れ、洗濯などに用いる、丸く平たい容器。washtub; washbowl
- たらい‐まわし【▼盥回し】(名・サ変他)
- ①足でたらいを回す芸。
- ②政権・容疑者・品物などを次々と送り回すこと。rotation; hand over...from...to
- ダライ‐ラマ【Dalai Lama・達頼喇嘛】
- チベットで、政治・宗教上の最高指導者、チベット仏教(ラマ教)教主の称。観音菩薩(ぼさつ)の化身とされ、生き仏として尊崇される。現在の14世(1935-)は本名テンジン=ギャムツォ。中国と対立して、1959年インドに亡命政権を樹立。89年ノーベル平和賞受賞。
- だら‐かん【だら幹】
- 《俗語。「堕落幹部」の略》組合・政党などの、節操のない幹部。
- タラカン‐とう【タラカン島】
- (Tarakan)インドネシア、カリマンタン島北東岸の島。面積300km2。良質の原油を生産するタラカン油田がある。
- たらぎ【多▽良木】
- 〈町〉熊本県南部、人吉(ひとよし)盆地東部の町。近世、水路を掘って開田、稲作地帯となる。人口1万3322(1994)。
- だ‐らく【堕落】(名・サ変自)
- ①《仏教語》道心をなくすこと。
- ②身を持ち崩し、品行が悪くなること。corruption
- だらけ(接尾)
- 《名詞に付く》
- ①そのものが全体についてよごれることを表す。〈用例〉泥〜。
- ②そのものがたくさんあることを表す。〈用例〉借金〜。
- だら・ける(下一自)
- ①なまける。be lazy
- ②だらしなくなる。しまりがなくなる。be loose
- たら‐こ【▼鱈子】
- タラの腹子(腹中の成熟卵)。また、おもにスケトウダラの腹子を塩漬けにしたもの。
- タラゴン【tarragon】
- キク科の多年草。香草で甘い芳香があり、におい消しとして野鳥獣料理によく使う。酢に浸したタラゴンビネガーは有名。中央アジア・シベリア原産。エストラゴン。
- たらし【▼誑し】
- うまくだますこと。cajolement〈用例〉女〜。
- だらし
- 《「しだら」の倒語》→シマリ。〈用例〉〜がない。
- たらし・い(接尾)
- 《名詞・形容詞・形容動詞の語幹に付いて形容詞をつくる》…のような感じがする、の意を表す。おもに、よくない場合にいう。〈用例〉長〜演説。いやみ〜。
- たらし‐こ・む【▼誑し込む】(五自)
- うまくだましこむ。cajole〈用例〉若い娘を〜。
- だらし‐な・い(形)
- 《「しだらない」の転》しまりがない。だらけている。slovenly〈用例〉〜服装。〈派生〉だらしなげ(形動)だらしなさ(名)
- たら‐しめる(連語)
- 〈文語的〉
- 何かであるように、または、何かになるように、させる。〈用例〉将来なす所ある者〜。
- たら‐じゅ【多羅樹】
- ヤシ科の常緑高木。インド・マレーに産する。高さ約20m。材は建築、樹液は棕櫚(しゅろ)酒、葉は筵(むしろ)やかごの材料用。「貝多羅葉(ばいたらよう)」と称して、針で葉に経文を刻むのに用いた。
- たら・す【垂らす】(五他)
- ①ぶら下げる。hang down〈用例〉ひもを〜。
- ②液体をしたたらす。drip〈用例〉水を〜。鼻水を〜。しょうゆを2、3滴〜。
- たら・す【▼誑す】(五他)
- 《俗語》うまく言いくるめて、だます。欺く。〈用例〉女を〜。
- たら‐ず【足らず】(接尾)
- ①《数詞に付いて》数量が少したりない程度であることを表す。〈用例〉1時間〜。
- ②《名詞に付いて》十分でないことを表す。〈用例〉舌〜。
- ダラス【Dallas】
- アメリカ、テキサス州北東部の工業都市。中部内陸油田の中心地。電子・石油化学工業がさかん。1963年のケネディ大統領の暗殺の地。人口100.7万(1990)。
- タラスがわ‐の‐たたかい【タラス川の戦い】
- 751年、天山山脈北西麓(ろく)のタラス河畔における、唐とアッバース朝との戦い。唐軍が大敗し、唐の西方における支配力は後退。このとき、唐の捕虜が製紙技術を伝えた。
- だら‐すけ【▼陀羅助】
- 《「陀羅尼助(だらにすけ)」の略》陀羅尼を唱えるとき、睡魔におそわれないように口にふくんだ苦味薬。キハダの生皮やセンブリの根などでつくる。健胃・整腸などの薬。
- タラス‐ブーリバ【Taras Bul'ba】
- ゴーゴリの歴史小説。1835年発表。コサック隊長タラスが、侵略軍ポーランドと戦う英雄物語。隊長ブーリバ。
- ダラス‐フォートワース‐くうこう【ダラス-フォートワース空港】
- (Dallas-Fort Worth International Airport)アメリカのテキサス州ダラスとフォートワースとの中間にある世界最大の国際空港。面積72km2。1974年開設。
- たら‐たら(副)
- ①しずくがしたたり落ちるさま。dripping〈用例〉額から汗が〜と流れ落ちる。
- ②聞いていてうんざりすることを、並べたてるさま。incessantly〈用例〉いつも嫌味を〜言う。不平〜。
- だら‐だら
- [一](副)液体が、とぎれずに流れ出るさま。dripping〈用例〉よだれを〜垂らす。
- [二](副・サ変自)
- ①物事が長々と続いて、しまりのないさま。drag on〈用例〉〜したあいさつ。〜としゃべる。
- ②ゆるやかな傾斜が続くさま。gentle slope〈用例〉〜と続く坂道。
- だらだら‐ざか【だらだら坂】
- ゆるい傾斜が長く続く坂。gentle slope
- たらち‐し【垂乳し】
- [枕ことば]《語義未詳》「母」にかかる。〈用例〉緑子(みどりご)の若子(わくご)髪には〜母に懐(うだ)かえ(万葉・16・3791)。
- たらちし‐の【垂乳しの】
- [枕ことば]《語義未詳》「母」にかかる。〈用例〉〜母が目見ずておほほしく何方(いづち)向きてか吾(あ)が別るらむ(万葉・5・887)。
- たらち‐ね【垂乳根】
- [一]
- ①《枕ことばから》母。母親。mother
- ②両親。父母。parents
- [二]落語の題名。家主のすすめで嫁をもらったはいいが、この嫁のことばがていねいすぎるため困惑する八五郎のはなし。前座噺(ぜんざばなし)の代表的なもの。
- たらちね‐の【垂乳根の】
- [枕ことば]《語義未詳》「母・親」にかかる。〈用例〉〜母の命(みこと)の言(こと)にあれば年の緒長く頼み過ぎむや(万葉・9・1774)。
- たら‐ちり【▼鱈ちり】
- タラの切り身・わた・しらこを、豆腐・しらたき・白菜などと煮て、ポン酢で食べるなべ料理。
- タラップ【trap(オランダ)】
- 船・飛行機の乗り降りに使うはしご。ramp; gangplank
- ダラディエ【Édouard Daladier】
- (1884-1970)フランスの政治家。急進社会党党首。1938年首相。ドイツに屈しミュンヘン協定に調印。40年辞職。第2次大戦中はビシー政府により逮捕され、ドイツに監禁。
- だらに【▼陀羅尼】
- 《仏教語。dhāraṇi(梵)の音写で、保持する、の意。「総持」などと訳す》教えを保持して忘れさせない力をもつという経文。梵文(ぼんぶん)の呪文(じゅもん)を訳さずそのまま唱えるもので、唱えれば災いを除き利益を得るとして、とくに密教で重んじられる。呪。密呪。明王。
- たら‐の‐き【たらの木】
- 山野にはえるウコギ科の落葉低木。高さ約3m。葉や幹にとげがある。葉は互生し、羽状複葉。夏、白い小花が穂状に咲く。若芽は香気があり、食用。タラ。
- たらば‐がに【▼鱈場▼蟹】
- カニに似るがヤドカリに近縁の甲殻類。甲は丸形で紫褐色。甲幅約25cm。脚を広げると約1.5m。水深30〜360mの海底にすむ。肉は、おもに缶詰めにされる。美味。日本海・北太平洋に分布。king crab
- タラハッシー【Tallahassee】
- アメリカ南部、フロリダ州の州都。1823年スペイン領植民地の首都として建設。木材加工業が中心。人口12.9万(1992)。
- ダラピッコラ【Luigi Dallapiccola】
- (1904-75)現代イタリアの代表的作曲家。イタリアで初めて十二音音楽をとり入れた。オペラ『夜間飛行』、合唱曲『とらわれ人の歌』など。
- たら‐ふく【▼鱈腹】(副)
- 《俗語。当て字》はらいっぱい。〈用例〉〜食う。
- たらま【多▽良間】
- 〈村〉沖縄県、宮古(みやこ)列島の多良間島・水納(みんな)島からなる村。サトウキビ・タバコなどの農業が主。多くの民俗芸能がある。人口1480(1994)。
- たらみ【多▽良見】
- 〈町〉長崎市北東隣の町。伊木力(いきりき)ミカンで知られるミカンの産地。宅地化が進む。人口1万7141(1994)。
- たら‐む(連語)
- 〈古語〉
- 《完了の助動詞「たり」の未然形「たら」に推量の助動詞「む」の付いたもの》
- ①推量の意。…ているだろう。…ただろう。〈用例〉月の出〜夜は見おこせたまへ(竹取)。
- ②ある動作や作用が、継続していると仮定して、婉曲(えんきょく)に言う意を表す。…ているとしたら。…ているような。〈用例〉おほかた物の心を知らず、言ふかひなき者にならひ〜も(源氏・夕霧)。
- たら‐よう【多羅葉】
- モチノキ科の常緑高木。暖地の山地にはえ、庭木としても栽培される。高さ約10m。雌雄異株(いしゅ)。5月ごろ緑黄色の小花を開く。果実は赤色。葉は楕円(だえん)形で傷をつけると黒くなり、文字を書けることから、経文を書くタラジュにたとえたもの。材は細工用、樹皮から黐(もち)をとる。
- だらり
- 《「だらり結び」の略》女の帯の結び方の一種。結び目の両端を下げる。今日では京都の舞妓(まいこ)に見られる。だらりの帯。
- たらり‐と(副)
- 少量の血やよだれなどが、ねばついて流れ落ちるさま。ooze out
- だらり‐と(副)
- 力なく、また、だらしなく垂れ下がっているさま。danglingly〈用例〉〜たれ下がったひも。
- タラワ【Tarawa】
- 太平洋中西部、キリバス共和国の首都。ギルバート諸島のタラワ島中部に位置する。人口2.5万(1990)。
- タラワ‐とう【タラワ島】
- (Tarawa Island)太平洋中西部、ギルバート諸島の主島。第2次大戦の激戦地。面積20km2。
- タランチュラ【tarantula】
- ①コモリグモ科に属する大形のクモ。ブトウグモともいわれ、中世にはかまれると舞踏病にかかるといわれたが、毒性は弱い。イタリアなど南ヨーロッパに分布。
- ②オオツチグモ科・ジョウゴグモ科・トタテグモ科のクモの総称。世界最大種も含まれる。恐ろしげに見え、かまれると痛いが毒性は弱い。アメリカ中南部・アフリカに分布。
- タランテラ【tarantella(イタリア)】
- イタリア南部の民俗舞踊・舞曲。8分の3または8分の6拍子で、だんだん速く激しく、跳躍と足踏みで快活に踊る。名称は古都ターラントに由来。
- ダランベール‐の‐パラドックス
- 静止した完全流体中を等速運動する物体は抵抗を受けないという定理。日常の経験と矛盾するためパラドックスとよばれる。実在の流体は粘性をもつので抵抗がはたらく。d'Alembert's paradox
- たり
- 〈古語〉
- [一](助動ラ変型)《「てあり」の約。動詞・助動詞の連用形に付く》
- ①動作・作用が完了した意を表す。…た。…てしまった。〈用例〉花咲きたらばわれに告げこそ(万葉・7・1248)。
- ②動作・作用が継続している意を表す。…ている。…てある。〈用例〉むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる(枕・春はあけぼの)。
- 〈古語〉
- [二](助動タリ型)《「とあり」の約。体言に付く》断定の意を表す。…だ。…である。〈用例〉君(きみ)君たらずと云(いふ)とも、臣(しん)もって臣たらずんば有べからず(平家・2・烽火之沙汰)。
- [三](接助)《活用語の連用形に付く。ガ行イ音便・撥(はつ)音便の動詞には「だり」の形で付く》
- ①「あるいは…し、あるいは…する」というように動作の並列を表す。〈用例〉行っ〜来〜する。読ん〜書い〜。〈参考〉並立助詞とする説もある。
- ②例示する意を表す。また、例示することによって同様の事柄を暗示する。〈用例〉怠け〜するな。
- ③命令や勧誘の意を表す。〈用例〉さあ、どい〜、どい〜。
- たり【▽人】(助数)
- 《和語の数詞に付いて》人を数える語。〈用例〉四っ〜。
- ダリ【Salvador Dalí】
- (1904-89)スペインの画家。特異な幻想性と緻密(ちみつ)な描写により、シュールレアリスムの代表的画家の一人。「偏執狂的批判的方法」による奇想に満ちた表現は、異彩を放った。作品『記憶の固執』『ポルト‐リガトの聖母』など。
- だり(接助)
- <項目参照 refid="008892500" kariid"8892500">たり[三]項目参照>
- ダリア【Dahlia(ラテン)】
- キク科の球根多年草。球根は淡褐色でサツマイモ状。花径は20〜30cm。花色は青を除き多彩。改良が進み、観賞用に栽培され、園芸種は多い。メキシコ原産。テンジクボタン。
- タリアビーニ【Ferruccio Tagliavini】
- (1913-)イタリアのテノール歌手。叙情的な美声をもつ。
- ダリーオ【Rubén Darío】
- (1867-1916)ニカラグアの詩人。スペイン語圏における近代派運動の中心的存在。作品『俗なる続唱』『生と希望の歌』など。
- タリウム【thallium】
- 金属元素。記号Tl原子番号81。原子量204。白色で軟らかい。有毒。低融点合金・光学ガラス・光電池などに用い、硫酸塩は殺鼠(さっそ)剤・殺虫剤に使用。
- タリオーニ【Maria Taglioni】
- (1804-84)イタリアのバレリーナ。19世紀ロマンティックバレエの代表。初めてトウ(つま先)で踊る。
- たり‐かつよう【タリ活用】
- 文語の形容動詞活用の一つ。たとえば、「堂々たり」は、「たら・たり(と)・たり・たる・たれ・たれ」と活用する。〈比較〉ナリ活用。
- た‐りき【他力】
- 〈対義〉自力。
- ①他からの力添え。help from outside
- ②《仏教語》他力教(浄土教)で、阿弥陀(あみだ)仏の本願の力。
- たり‐き(連語)
- 〈古語〉
- ①《完了の助動詞「たり」の連用形に過去の助動詞「き」の付いたもの》…ていた。…だった。〈用例〉雪のおもしろう降りたりし朝(あした)(徒然・31)。
- ②《断定の助動詞「たり」の連用形に過去の助動詞「き」の付いたもの》…であった。〈用例〉六代は諸国の受領(じゆりやう)たりしかども(平家・1・祇園精舎)。
- たりき‐きょう【他力教】
- 《仏教語》阿弥陀(あみだ)仏の本願の力によって極楽往生することを説く教え。→浄土教の別称。〈対義〉自力教。
- たりき‐ほんがん【他力本願】
- ①《仏教語》浄土教で、阿弥陀(あみだ)仏の本願によって衆生(しゅじょう)が救済されること。本願他力。
- ②《転じて》自分で努力しないで、ひたすら他人の力をあてにすること。
- たり‐けり(連語)
- 〈古語〉
- ①《完了の助動詞「たり」の連用形に過去の助動詞「けり」の付いたもの》…てあった。…ていた。〈用例〉昔の契(ちぎり)ありけるによりなむ、この世界にはまうで来たりける(竹取)。
- ②《断定の助動詞「たり」の連用形に過去の助動詞「けり」の付いたもの》…であった。〈用例〉具平(ともひら)親王家の作文(さくもん)の序者たりけるに(古今著聞集)。
- タリス【Thomas Tallis】
- (1505ごろ-85)イギリスの作曲家・オルガン奏者。初期イギリス国教会音楽の確立に功績を残し、対位法の大家としても知られる。
- た‐りつ【他律】
- 〈対義〉自律。
- ①自分の意志ではなく、他からの支配・束縛に服して行動すること。be heteronomous
- ②倫理学で、感性による欲求に意志が規定されること。自律に対していう。カントの用語。heteronomy
- だ‐りつ【打率】
- おもに野球で、安打数を打数で割った値。平均の安打率。打撃率。batting average
- たり‐とも(連語)
- 《断定の助動詞「たり」の終止形に接続助詞「とも」の付いたもの》…であっても。〈用例〉一刻〜怠けるな。
- たり‐ない【足りない】(連語)
- ①価値がない。役に立たない。〈用例〉言うに〜。とるに〜意見。
- ②《俗語。不足である意から》頭が悪い。薄のろである。stupid
- タリフ‐エスカレーション【tariff escalation】
- 傾斜関税。自国の製造業保護のため、原材料に対する関税を低くし、加工度の高い製品について関税率を高める制度。
- たり‐ほ【垂り穂】
- 実って垂れ下がっているイネなどの穂。
- タリム‐がわ【タリム河・▽塔▽里▽木河】
- 中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区の河。タリム盆地、タクラマカン砂漠の北を東に流れ、ロプノールに注ぐ。長さ200km。
- タリム‐ぼんち【タリム盆地・▽塔▽里▽木盆地】
- 中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区南部、パミール高原・天山山脈・崑崙(こんろん)山脈に囲まれた乾燥盆地。
- ダリュー【Danielle Darrieux】
- (1917-)フランスの映画女優。主演作『うたかたの恋』『赤と黒』など。
- たりゅう‐じあい【他流試合】
- 武芸などで、他の流派の者との試合。
- た‐りょう【多量】(名・形動)
- 分量の多いこと・さま。多い分量。a large quantity〈対義〉少量。〈用例〉出血〜。
- だ‐りょく【打力】
- おもに野球で、打撃の実力・能力。batting power
- だ‐りょく【惰力】
- ①惰性の力。inertia
- ②今までの習慣。habit
- *た・りる【足りる】(上一自)
- ①必要な数量が十分にある。be enough〈用例〉食料はこれで〜。1000円〜・りないから貸して。
- ②それで間に合う。〈用例〉用が〜。
- ③何かをするだけの価値がある。be worthy〈用例〉信頼するに〜。とるに〜・りない。
- タリン【Tallin】
- ヨーロッパ北東部、エストニアの首都。フィンランド湾南岸の港湾都市。交通の要地。パルプ・製紙工業が発達。人口47.2万(1992)。