- つきぬき‐そう【突▽貫草】
- スイカズラ科の多年草。高原の草地にはえ、高さ1mになる。長さ10〜20cmの対生する葉は互いにつながり、茎がそれを突きぬくように見える。日本では長野県に見られる。中国東北部・ウスリー・アムールに分布。
- つきぬき‐にんどう【突▽貫忍冬】
- スイカズラ科のつる性半落葉植物。つるは灰褐色で太さ約1cm。葉は卵形で対生。葉のまん中を突き抜けるように黄赤色の花が咲く。北アメリカ原産。
- つき‐ぬ・ける【突(き)抜ける】(下一自)
- ①あるものを貫いて、向こう側へ出る。penetrate〈用例〉壁を〜。
- ②通り抜ける。go through〈用例〉路地を〜。
- つぎねふ
- [枕ことば]《語義未詳》「山城(やましろ)」にかかる。〈用例〉〜山城道(やましろぢ)を他夫(ひとつま)の馬より行くに己夫(おのづま)し歩(かち)より行けば見るごとに哭(ね)のみし泣かゆ(万葉・13・3314)。
- つき‐の‐かさ【月の▼暈】
- 巻層(けんそう)雲のような氷晶雲を通して月を見るとき、そのまわりに現れる大きな白い光の輪。つきがさ。lunar halo〈参照〉暈(かさ)。
- つき‐の‐かつら【月の▼桂】
- 古代中国の伝説で、月に生えているという丈の高いカツラの木。
- 月の桂を折る(つきのかつらをおる)
- 官吏登用試験に文章(もんじょう)生が合格する。桂を折る。
- つき‐の・ける【突(き)▽除ける】(下一他)
- 手荒く押しのける。thrust aside
- つきのひかり【月の光】
- 《原題Clair de lune(フランス)》
- ①ドビュッシー作曲のピアノ曲集『ベルガマスク組曲』の第3曲。1890〜1905年作。
- ②フォーレ作曲の歌曲。1887年作。ベルレーヌの詩による。
- つぎ‐の‐ま【次の間】
- おもな部屋の次にある部屋。控えの間。
- つき‐の‐みやこ【月の都】
- 《中国、唐の玄宗(げんそう)が中秋の夜、月の都の広寒宮(こうかんきゅう)に遊んだという故事から》
- ①月中の仙女の住む宮殿。月宮殿。広寒宮。
- ②都の美しさをたとえていう語。
- つき‐の‐わ【月の輪】
- ①月。
- ②満月のような円形。
- ③ツキノワグマの、のどの部分にある半月形の白い毛。
- つきのわ‐ぐま【月輪▼熊】
- 全身黒色で、胸に三日月形の白斑(はくはん)があるクマ科の動物。体長約1.4m。森林にすみ、雑食性。寒い地方では冬眠をする。毛皮・胆嚢(たんのう)(熊胆(くまのい))を利用。本州以南、中国・ヒマラヤなどに分布。ヒマラヤグマ。Asiatic black bear
- つきのわ‐こふん【月の輪古墳】
- 岡山県久米(くめ)郡柵原(やなはら)町にある400年ごろの円墳。直径約60m。昭和28年(1953)発掘。市民参加の発掘の古いもの。
- つぎ‐ば【継(ぎ)歯】
- =つぎは。
- ①むし歯その他で損壊した歯牙(しが)の部分を削り取り、人工の歯を継ぎ足すこと。また、継ぎ足した歯。postcrown
- ②下駄(げた)などの歯がへったときに、継ぎたすこと。また、その部分。
- つぎ‐はぎ【継(ぎ)▽接ぎ】(名・サ変他)
- ①継ぎを当ててつくろうこと。patch
- ②寄せ集めて1つのものにすること。patchwork
- つき‐はじめ【月始め】
- 1か月の初め。beginning of the month〈対義〉月末。
- つき‐は・てる【尽(き)果てる】(下一自)
- すっかりなくなる。be exhausted〈用例〉精根〜。
- つき‐はな・す【突(き)放す】(五他)
- ①突き飛ばす。thrust away
- ②関係を断つ。見捨てる。つっぱなす。refuse bluntly〈用例〉〜・した考え方。
- つき‐ばらい【月払い】
- ①ひと月ごとにまとめて支払うこと。
- ②月々に支払うこと。月賦払い。monthly payment
- つき‐ばん【月番】
- ひと月ごとに代わって、つとめをすること・人。monthly duty
- つき‐ひ【月日】
- ①月と太陽。
- ②暦の月と日。時日。としつき。
- つきひ‐がい【月日貝】
- 浅海の砂泥底にすむツキヒガイ科のニマイガイ。殻は円形で、殻長・殻高ともに約11cm。右殻は淡黄白色、左殻は赤褐色で、これを月と日に見立てたことからこの名がある。貝柱は食用。殻は貝細工にする。房総(ぼうそう)半島から九州に分布。
- つぎ‐びきゃく【継(ぎ)飛脚】
- 江戸幕府が公用文書や貨物を送達するために設けた飛脚。各宿駅に待機した脚夫が御状(ごじょう)箱を継送。
- つき‐びと【付(き)人】
- ①付き添って世話をする人。付き添いの人。attendant
- ②芸能人や力士などに、いつも付き添って世話をする人。付け人。attendant
- つき‐びと【▼憑(き)人】
- 狐(きつね)・犬神(いぬがみ)などの動物霊や、死霊・生霊(いきりょう)にとりつかれた人。
- つき‐べつ【月別】
- 月ごとに分けること。divide by the month
- つき‐べり【▼搗(き)減り】
- 米などをついたことで、分量が減ること。また、減った分量。
- つき‐へん【月偏】
- 漢字を組み立てている部分の名。「勝」「服」などの左にある「月」。
- つぎ‐ほ【接(ぎ)穂・継(ぎ)穂】
- ①つぎ木で、台木につぐ枝や芽。scion
- ②話を続けるてがかり・きっかけ。〈用例〉話の〜がない。
- つき‐まいり【月参り】
- 毎月、社寺に参拝すること。月もうで。
- つきまして‐は【就きましては】(接続)
- 《「ついては」の丁寧語》したがって。それゆえ。so; therefore
- つき‐ま・ぜる【▼搗(き)交ぜる】(下一他)
- ①穀物をついてまぜあわせる。ついて1つに合わせる。pound together
- ②異質なものをいっしょにする。とりまぜる。mix
- つき‐まち【月待ち】
- 特定の月齢の夜に、人々が集まって共に飲食し、月の出を待って拝む行事。講中(こうじゅう)で行うことが多い。十五夜・十七夜・十九夜・二十三夜など。
- つき‐まと・う【付(き)▼纏う】(五自)
- うるさくくっついてはなれない。dangle after〈用例〉やくざに〜・われる。
- つき‐み【月見】
- 月を観賞する行事。とくに、陰暦8月15日(十五夜)と、9月13日(十三夜)の月を観(み)ること。イネの初穂や団子・ススキの穂・クリなどを供える所もある。観月。
- つきみ‐ざけ【月見酒】
- 月をめでながら酒を飲むこと。また、その酒。
- つきみ‐そう【月見草】
- アカバナ科の二年草。高さ約50cm。葉は淡緑色で鋸歯(きょし)がある。夏の夕方、白色4弁の花を開き、翌朝しぼんで紅色にかわる。メキシコ原産だが、古くから渡来し観賞用に栽培。evening primrose
- つきみ‐そば【月見▼蕎▽麦】
- かまぼこ・青菜などを添えたかけそばに、鶏卵を割り落としたもの。黄身と白身を月と群雲(むらくも)に見立てていう。
- つきみ‐だんご【月見団子】
- 十五夜に供える団子。上しん粉を練り、球形にして蒸しあげ、ピラミッド形に積みあげる。あんは入れない。
- つぎ‐むすび【継(ぎ)結び】
- 紐(ひも)の結び方の一つ。琴(こと)の緒・釣りテグスなど、滑る材料や太さの違うものを結ぶときに用いられる堅固な結び。
- つぎ‐め【継(ぎ)目】
- ①物をつなぎ合わせた部分。つなぎめ。joint
- ②あと継ぎ。successor; heir
- つき‐もど・す【突(き)戻す】(五他)
- 突っ返す。reject
- つき‐もの【付(き)物】
- ①当然付くはずのもの。indispensable〈用例〉正月に〜の行事。
- ②付属品。accessory
- つき‐もの【▼憑(き)物】
- 人体に動物の霊や死霊などがのりうつるとされる現象。また、そののりうつる霊。狐(きつね)憑き・犬神憑きなど。obsession〈用例〉〜が落ちる。
- つぎ‐もの【継(ぎ)物】
- ①着物に継ぎをあてること。patching
- ②継ぎをしなければならないもの。something to be patched
- つき‐やぶ・る【突(き)破る】(五他)
- ①突いて破る。break through
- ②突進して敵を打ち破る。break through
- つき‐やま【築山】
- 庭園などで、山をまねて土砂や石で築いた小高い所。〈用例〉〜山水。
- つき‐ゆき‐はな【月雪花】
- 月と雪と花。四季おりおりの、よいながめ。雪月花(せつげつか)。
- つき‐ゆび【突(き)指】(名・サ変自他)
- 指を伸ばしているときに指先から急激な外力が加わっておこる外傷。指関節の捻挫(ねんざ)・脱臼(だっきゅう)などを一括したよび名。sprain of a finger
- つき‐よ【月夜】
- 月の明るい夜。つくよ。moonlight night〈対義〉闇夜(やみよ)。
- 月夜に釜を抜かれる(つきよにかまをぬかれる)
- 《月が明るい夜に、かまを盗まれるのに気づかないことから》きわめて不注意なたとえ。
- 月夜に提灯(つきよにちょうちん)
- むだなことのたとえ。
- つきよ‐たけ【月夜▼茸】
- シメジ科の毒キノコ。秋にブナの枯木に群生。柄は短く、かさは径10〜25cmで紫褐色。ひだは青白く発光。
- つきよの【月夜野】
- 〈町〉群馬県北部、沼田市北隣の町。農業中心。上牧(かみもく)温泉がある。人口1万1425(1994)。
- つ・きる【尽きる】(上一自)
- ①あったものを使い尽くす。なくなる。be exhausted〈用例〉食料が〜。
- ②終わる。come to an end〈用例〉運が〜。
- ③限度まで来る。きわまる。be at the extremity〈用例〉男冥利(みょうり)に〜。
- つき‐ロケット【月ロケット】
- 月を探査するために打ち上げるロケット。月に着陸させるものと、月の周辺を回らせるものとの2種がある。moon rocket
- つき‐わり【月割(り)】
- ①1か月あたりの平均。monthly average
- ②月賦。monthly installment
- つきん‐ぼう【突きん棒】
- ロープの付いた長い柄の銛(もり)。マグロ・カジキ・イルカなどの水面近くを泳ぐ大形動物を突き刺し、捕獲する。dart; harpoon
- *つ・く【付く・▽附く】(五自)
- ①色・においなど異質なものがくっついて、落ちない。be stained with〈用例〉インクが〜。
- ②2つのものが接合して離れない。stick〈用例〉この糊(のり)はよく〜。
- ③力・知恵・能力などが生じる。be gained〈用例〉力が〜。元気が〜。
- ④役・予算・手当などが与えられる。そこに加わる。bear; be added〈用例〉利息が〜。おまけが〜。
- ⑤名前・評価などが与えられる。be given〈用例〉名前が〜。優が〜。
- ⑥ある人に従う。付き添う。離れないでいる。accompany〈用例〉病人に〜。お供が〜。
- ⑦どちらか一方に従う。味方する。take sides with〈用例〉強いほうに〜。当局側に〜。
- ⑧注意が行き届く。〈用例〉気が〜。
- ⑨失神していたのが正気に返る。come to sense〈用例〉やっと気が〜。
- ⑩感覚器官に働く。感じられる。〈用例〉目に〜。耳に〜。
- ⑪ある気持ちが生まれる。start〈用例〉物心が〜。
- ⑫物の表面などにあとが残る。〈用例〉皮のかばんに傷が〜。
- ⑬物事の結論がでてまとまる。勘定がそうなる。be settled〈用例〉思案が〜。話が〜。高く〜。
- ⑭道や川に沿う。go along〈用例〉川に〜・いて行く。
- ⑮植木の根などが定着した状態になる。take root〈用例〉根が〜。
- ⑯運勢がいい。be lucky〈用例〉今日は〜・いている。
- ⑰→につき(に就き)
- 付いて回る(ついてまわる)
- ①人のあとに従っていく。つきしたがう。follow
- ②評判などが、ついてはなれない。つきまとう。be dogged by
- *つ・く【▽即く】(五自)
- 位に上る。ascend〈用例〉帝位に〜。
- *つ・く【▽点く】(五自)
- ①電気製品のスイッチが入る。ともる。light〈用例〉電灯が〜。テレビが〜。
- ②火が燃えはじめる。catch fire〈用例〉火が〜。
- *つ・く【就く】(五自)
- ①従う。弟子になる。study under〈用例〉師に〜。
- ②出発する。leave; depart〈用例〉帰途に〜。
- ③寝る。go to bed〈用例〉床に〜。
- ④任を負う。take〈用例〉役職に〜。
- ⑤→について(に就いて)。→につき(に就き)
- *つ・く【着く・▽著く】(五自)
- ①移動してある場所にいたる。arrive at〈用例〉東京に〜。島に〜。
- ②荷物・手紙などが届く。reach〈用例〉手紙が〜。
- ③体の一部が達してふれる。touch〈用例〉頭が鴨居(かもい)に〜。
- ④位置を占める。take〈用例〉席に〜。
- つ・く【▽吐く】(五他)
- ①息をする。breathe〈用例〉一息〜。
- ②言う。tell〈用例〉うそを〜。
- *つ・く【突く】(五他)
- ①先の鋭いものや細長いもので強く打つ。また、つき刺す。〈用例〉やりで〜。雲を〜ような大男。
- ②《「衝く」とも》攻める。襲う。attack〈用例〉不意を〜。背後を〜。
- ③《「衝く」とも》障害や悪条件を物ともせずに立ち向かう。前進する。brave; in spite of〈用例〉風雨を〜・いて出発する。
- ④印鑑でしるしをつける。seal〈用例〉判を〜。
- ⑤《「撞く」とも》まりや追い羽根をうつ。〈用例〉羽根を〜。手まりを〜。
- ⑥《「撞く」とも》棒などを打ち当てて鳴らす。strike〈用例〉鐘を〜。
- ⑦細長いものの先を当てて支えとする。place〈用例〉ひじを〜。つえを〜。
- ⑧感情や感覚器官を強く刺激する。〈用例〉悪臭が鼻を〜。
- 口を突いて出る(くちをついてでる)
- 不意にことばになって出る。pour out words
- つ・く【▼搗く・▼舂く】(五他)
- 米やむしたもち米などをきねで打って、ぬかを除いたり、もちにしたりする。pound
- つ・く【▼憑く】(五自)
- のりうつる。possess〈用例〉狐(きつね)が〜。
- つ・く【▽築く】(五他)
- きずく。土や石を突き固めて積み上げる。build; construct〈用例〉山を〜。
- つ・く【漬く】
- 〈古語〉
- [一](四自)水にひたる。〈用例〉広瀬川袖(そで)〜ばかり浅きをや(万葉・7・1381)。
- [二](下二他)→つける(浸ける)
- つ・く(接尾)
- 《擬声語・擬態語に付いて動詞をつくる。五段型》ある物音・動作・ようすになる意を表す。〈用例〉がた〜。ふら〜。べた〜。
- つぐ【津具】
- 〈村〉愛知県北東部、長野県に接する村。農林業中心。人口1928(1994)。
- つ・ぐ【次ぐ】(五自)
- ①あとに続く。follow〈用例〉これに〜・いで、もう1つの事件が起こった。
- ②《「亜ぐ」とも》すぐ下に位する。be second to〈用例〉東京に〜大都会。
- つ・ぐ【▽注ぐ】(五他)
- 水や酒などを器物にそそぎ入れる。pour〈用例〉ワインを〜。
- つ・ぐ【接ぐ】(五他)
- つけて1つにする。つなぎ合わせる。connect〈用例〉木に竹を〜・いだよう。
- つ・ぐ【継ぐ】(五他)
- ①つなぎ合わせる。join; patch〈用例〉布を〜。破れを〜。
- ②足す。加える。add〈用例〉炭を〜。
- ③《「承ぐ」「嗣ぐ」とも》あとを受ける。succeed〈用例〉家業を〜。
- つ・ぐ【告ぐ】(下二他)
- 〈文語的〉
- 告げる。〈用例〉兵に〜。
- づ・く【付く】(接尾)
- 《名詞に付いて動詞をつくる。五段型》そうなっていく、そういう調子が強くなっていく、の意を表す。〈比較〉ずく。〈用例〉調子〜。元気〜。
- つくい【津久井】
- 〈町〉神奈川県北西部、相模(さがみ)川に沿う町。畜産のほか、ユリの球根栽培などがさかん。津久井湖がある。人口3万0237(1994)。
- つくえ【机・▽案】
- ①食器などをのせる台。
- ②勉強・事務などに使用する家具。木製・鋼製のものがおもで、甲板(こういた)・幕板・脚などからなる。desk〈数え方〉1脚。〈参考〉歴史的仮名遣いは「つくゑ」とされていたが、訓点資料などにより「つくえ」が古い形と認められる。
- つくし【▽土▽筆・▽筆▽頭▽菜】
- スギナの地下茎から出る胞子茎(ほうしけい)。早春に、地中から筆に似た茎が出る。食用となる。ツクツクシ。ツクヅクシ。ツクシンボ。ツクシンボウ。
- づくし【尽(く)し】(接尾)
- 《名詞に付いて》その同類を全部並べ上げる意を表す。〈用例〉国〜。野菜〜。
- つくし‐がも【▼筑紫▼鴨】
- カモ科の大形で華麗なカモ。翼長約33cm。ユーラシア・北アフリカなどに広く分布。日本では有明(ありあけ)海などに渡来。sheldrake
- つくし‐ごと【▼筑紫琴】
- 現在ふつうに使われている13弦の琴。箏(そう)の琴。
- つくし‐さんち【▼筑紫山地】
- 九州北部を北東から南西に走る山地。最高峰は脊振(せふり)山1055m。ちくし山地。
- つくし‐しゃくなげ【▼筑紫石南▽花】
- ツツジ科の常緑低木。高さ2〜4m。山地の岩場にはえる。葉は革質で長楕円(だえん)形。裏面に赤褐色の綿毛が密生。初夏に、鐘形で7裂状の紅紫花が咲く。
- つくし‐じろう【▼筑紫▽二郎】
- →筑後(ちくご)川の異称。〈比較〉坂東(ばんどう)太郎・四国三郎(さぶろう)。
- つくし‐の‐くに【▼筑紫の国】
- =ちくしのくに・つくし。
- ①筑前(ちくぜん)・筑後(ちくご)の地域の古称。
- ②九州の古称。
- つくし‐はぎ【▼筑紫▼萩】
- マメ科の低木。本州・四国・九州に分布。小葉は楕円(だえん)形で厚い。花は長さ1〜1.5cm、紅紫色。
- つくし‐へいや【▼筑紫平野】
- 福岡・佐賀両県南部に広がる平野。全国有数の穀倉地帯で畑作・酪農もさかん。工業も活発。ちくし平野。
- つく・す【尽(く)す・▼竭す】(五他)
- ①とことんまでやる。尽きるまで全力を出す。do one's best〈用例〉力を〜。手を〜。
- ②義務などをはたす。人のために努力する。devote oneself to〈用例〉家族のために〜。社会に〜。
- ③十分にする。do one's best〈用例〉ことばを〜・して忠告する。意を〜。
- ④《動詞の連用形に付いて》すっかり…してしまう。〈用例〉言い〜。知り〜。
- つく‐だ【▼佃】
- ①《「つくりだ(作田)」の約》耕作されている田。
- ②荘園(しょうえん)の領主や地頭(じとう)が直接に経営した田。下人(げにん)・所従(しょじゅう)などに耕作させ領主が全収穫を収得。
- つくだ‐じま【▼佃島】
- 東京都中央区南東部にある埋立地。隅田(すみだ)川河口の砂州(さす)が陸化したところで、江戸時代から佃煮が名産。現在は工業地区。
- つくだ‐に【▼佃煮】
- 《佃島(つくだじま)でつくられたことからの名》魚貝・肉・野菜・海藻などを、塩・砂糖・しょうゆなどで濃厚な味に煮た食品。保存性に富む。
- つく‐づく【▽熟】(副)
- ①心が引き込まれて、感覚が集中するさま。うっとりするさま。じっくり。attentively〈用例〉懐かしい調べに〜聞きほれる。〜と見る。
- ②身にしみて深く感じられるさま。しみじみ。心から。deeply〈用例〉人生のはかなさを〜感じさせる名作。〜と自分の将来を考える。
- つくつく‐ぼうし【つくつく法師】
- 夏の終わりごろ出現するセミ科の昆虫。体長約3cm。体は暗黄緑色で黒斑(こくはん)があり、翅(はね)は透明。雄の鳴き声はツクツクボーシ、オーシーツクツクなどと聞こえる。日本全土・朝鮮半島・中国に分布。
- つくで【作手】
- 〈村〉愛知県東部、新城(しんしろ)市北西隣の村。畜産、花・野菜・茶の栽培がさかん。人口3419(1994)。
- つぐない【償い】
- 償うこと・財物。弁償。つぐのい。compensation〈用例〉罪の〜。
- つぐな・う【償う】(五他)
- ①金品で罪・過失を埋め合わす。compensate〈用例〉損失を〜。
- ②金品以外のもので、罪や過ちの埋め合わせをする。compensate〈用例〉服役して罪を〜。
- つくね【▼捏ね】
- 調理法の一つ。魚や鶏肉などをたたき、卵やかたくり粉をつなぎにして丸め、揚げたり煮たり焼いたりする。
- つくね‐いも【▼捏芋・▽仏▽掌▼薯】
- ヤマノイモの栽培変種。根は不規則な掌状で、肉質は白く粘質。とろろ汁ややまかけにする。ツクイモ。コブシイモ。イチョウイモ。
- つくね‐やき【▼捏ね焼(き)】
- つくねを焼いた料理。
- つく・ねる【▼捏ねる】(下一他)
- ①つかねる。こまぬく。
- ②手でこねてつくる。こねる。
- つくねん‐と(副)
- 何もしないで、ひとりでぼんやりしているさま。
- つくば【▼筑波】
- いまの茨城県筑波郡のあたりの地域の古称。筑波の国。
- 筑波の道(つくばのみち)
- 《日本武尊(やまとたけるのみこと)が、老人に「新治(にいばり)筑波を過ぎて幾夜か寝つる」と問いかけ、老人が「日日(かが)並(な)べて夜には九夜(ここのよ)日には十日を」と答え、それが連歌の始まりとされることから》連歌の異称。〈比較〉敷島の道。
- つくば
- 〈市〉茨城県南部、霞ケ浦(かすみがうら)西方の市。多数の研究教育機関が集中する学園都市。筑波大学・工業技術院・国土地理院・気象研究所などがある。農業や草花の栽培もさかん。人口14万5451(1994)。
- つくばい【▼蹲(い)・▼蹲▼踞】
- ①うずくまること。つくばうこと。
- ②茶室の庭先にある石の手水鉢(ちょうずばち)。
- つくば・う【▼蹲う】(五自)
- しゃがむ。うずくまる。
- つくば‐おろし【▼筑波▼颪】
- 筑波山麓(さんろく)で吹く風。冬季に顕著。
- つくば‐ぎじゅつたんきだいがく【▼筑波技術短期大学】
- 国立短期大学。昭和62年(1987)創立。本部は茨城県つくば市天久保。
- つくば‐けんきゅうがくえんとし【▼筑波研究学園都市】
- 茨城県筑波山南麓(なんろく)6町村にわたり、国や民間の研究機関・大学を集めて建設された、計画的な学園都市形態。また、その都市。のち、大部分の町村は合併して「つくば市」となっている。
- つくば‐こくさいだいがく【つくば国際大学】
- 私立大学。平成5年(1993)創立。所在地は茨城県土浦市常名(ひたな)。
- つくば‐さん【▼筑波山】
- 茨城県中部にある山。標高876m。男体(なんたい)・女体(にょたい)の2峰からなる。『万葉集』などにもその名がみられる、古くからの名山。ケーブルカー・ロープウエーの便がある。
- つくばしゅう【▼菟▼玖波集】
- 南北朝時代の、最初の連歌撰集(れんがせんしゅう)。20巻。二条良基(よしもと)・救済(ぐさい)の撰。文和(ぶんな)5年(1356)成立。翌年勅撰集に準ぜられた。上代から当時までの連歌の付句(つけく)・発句(ほっく)約2200を分類配列する。
- つくば‐だいがく【▼筑波大学】
- 国立大学。昭和48年(1973)東京教育大学を前身として創立。所在地は茨城県つくば市天王台。
- つく‐ばね【▽衝羽根】
- ①追い羽根の羽根。羽子(はご)。
- ②ビャクダン科の落葉低木。山地のツガなどの根に半寄生。葉は対生し、卵形。雌雄異株(いしゅ)。初夏に淡緑色の小花を開く。果実は卵形で長さ約3cmの苞葉(ほうよう)が4枚つき、羽根つきの羽根に似る。ハゴノキ。コギノコ。
- つくばね‐あさがお【▽衝羽根朝顔】
- 《花の形をつくばねに見たてた名》→ペチュニア
- つくばね‐うつぎ【▽衝羽根▽空木】
- 山地に多いスイカズラ科の落葉低木。高さ約2m。葉は短く対生、卵形。5月ごろ筒状鐘形の黄白色の花をつける。5個の萼片(がくへん)は果実に残り、つくばねに似る。
- つくばね‐がし【▽衝羽根▼樫】
- ブナ科の常緑高木。高さ約20m。中部以南の山地にはえる。葉は長楕円(だえん)形。4月、黄褐色の尾状花穂がたれる。堅果は楕円形。4枚の葉が枝の先に集まるのがつくばねに見える。建材・器具材。
- つくばね‐そう【▽衝羽根草】
- ユリ科の多年草。温帯の山林にはえる。根茎は長くはって先端から地上茎を出す。茎の先に4枚の卵形で先のとがった葉が輪生、そのさまをつくばねに見たてた。春に、淡緑色の花を1個上向きにつける。ヌハリグサ。
- つくばね‐の【▼筑波▼嶺の】
- [枕ことば]《「つくばねの峰」、また「つくばねのこのもかのもに影はあれど君がみかげにます影はなし(古今・東歌(あずまうた))」から》「見ねど・この裳(も)」にかかる。〈用例〉音にきく人に心を〜見ねど恋しき君にもあるかな(拾遺・恋1)。
- つくば‐の‐くに【▼筑波の国】
- いまの茨城県筑波(つくば)郡のあたりの地域の古称。筑波。
- つくばもんどう【▼筑波問答】
- 南北朝時代の連歌論書。1巻。二条良基(よしもと)著。延文(えんぶん)2年(1357)から応安(おうあん)5年(1372)の間に成立。連歌の名称・起源・変遷・作法などを問答体で記す。