- つれ【ツレ・連れ】
- 能で、シテやワキにともなって出る役。シテヅレ(ツレ)とワキヅレがある。
- つれ【連れ】
- ①連れること。ともなうこと。company
- ②仲間。同行者。companion〈用例〉お〜の方。
- ③{古語}《「この・あの・その」などの下に付いて》そのような程度・種類のもの・人。〈用例〉まだその〜なことを言ひをる(狂言・末広がり)。
- づれ【連れ】(接尾)
- 《体言に付く》
- ①ともなうこと、連れ立っていることを表す。〈用例〉子ども〜。2人〜。
- ②その仲間であることを軽んじて、さげすむ意を表す。〈用例〉足軽〜。町人〜。
- つれ‐あい【連(れ)合い】
- ①連れになること。
- ②夫婦の一方。人に対して、夫婦がその一方をいう語。my wife; my husband〈用例〉〜に先立たれる。
- つれ‐あ・う【連(れ)合う】(五自)
- ①一緒に行く。同伴する。連れ立つ。go together; accompany
- ②夫婦になる。連れ添う。marry
- つれ‐こ【連(れ)子】
- 再婚する人が連れていく、前の配偶者の子。連れっ子。child by a previous marriage
- つれ‐こみ【連(れ)込み】
- ①連れ込むこと。
- ②愛人などを連れて旅館に入ること。また、その旅館・宿。
- つれ‐こ・む【連(れ)込む】(五他)
- ①連れて中に入る。take into〈用例〉交番に〜。
- ②愛人などを連れて一緒に入り込む。take into〈用例〉旅館に〜。
- つれさぎ‐そう【連▼鷺草】
- ラン科の多年草。山地の草原にはえる。高さ約50cm。5〜6月に約2cmの白い花を房状につける。距(きょ)は4cmと長い。
- つれ‐さ・る【連(れ)去る】(五自)
- いっしょに連れていってしまう。連れて立ち去る。take away
- つれ‐じゃみせん【連(れ)三味線】
- ①2人以上で三味線を合奏すること。つれびき。
- ②浄瑠璃(じょうるり)や長唄(ながうた)などで、三味線を合奏するとき、立て三味線に合わせて他の三味線を弾く人。
- つれ‐しょうべん【連(れ)小便】
- 人につられて、いっしょにする小便。つれしょん。
- つれ‐そ・う【連(れ)添う】(五自)
- 夫婦となる。夫婦としていっしょに暮らしている。be man and wife〈用例〉長年〜・った妻。
- つれ‐だ・す【連(れ)出す】(五自)
- 誘って外へ出す。take out
- つれ‐だ・つ【連(れ)立つ】(五自)
- 一緒に行く。go with〈用例〉〜・ってコンサートに行く。
- つれ‐づれ【▽徒▽然】
- [一](名)わずらわされず、心静かなこと。〈用例〉〜を楽しむ。
- 〈古語〉
- [二](名・形動)
- ①すべきこともなく退屈なこと・さま。退屈。〈用例〉〜なるままに、日暮らし、硯(すずり)にむかひて(徒然・序)。
- ②つくづくと物思いに沈むこと・さま。〈用例〉〜もすこしなぐさむ心ちしてすぐす(和泉式部日記)。
- 〈古語〉
- [三](副)
- ①しんみりと。〈用例〉〜とこもり居りけり(伊勢・45)。
- ②つくづく。つらつら。〈用例〉顔を〜ながむれば(浄瑠璃・冥途の飛脚)。
- つれづれぐさ【▽徒▽然草】
- 兼好法師(けんこうほうし)の随筆。2巻。元徳(げんとく)2年(1330)から元弘(げんこう)元年(1331)ごろ成立か。序段と243段からなる。無常論・処世訓・人間論・考証・説話など、多様な話題を平明達意の和文で簡潔につづる。『枕草子(まくらのそうし)』とともに日本随筆文学の代表作で、中世文学最高の作品の一つ。
- つれ‐て【連れて】(連語)
- 《「…につれて」の形で》それとともに。…に従って。go with〈用例〉年がたつに〜思い出は薄らぐ。
- つれ‐な・い(形)
- 情け知らずだ。薄情だ。cold〈用例〉〜人。〜仕打ち。〈派生〉つれなげ(形動)つれなさ(名)
- つれ‐な・し(形ク)
- 〈古語〉
- ①冷淡だ。薄情だ。〈用例〉昔、男、〜・かりける女に言ひやりける(伊勢・54)。
- ②知らないふりをする。〈用例〉〜・き様にて人を遣(や)りて見せければ(大和・168)。
- つれ‐びき【連(れ)弾き】
- 琴や三味線などを2人以上で合奏すること。連奏。〈比較〉連弾(れんだん)。
- つれ‐ぶし【連(れ)節】
- 2人以上で同じ節をうたうこと。chorus
- つれ‐もど・す【連(れ)戻す】(五他)
- よそへ行った人を連れてもとの場所に帰す。連れ帰る。bring back〈用例〉家に〜。
- つ・れる【連れる】(下一自他)
- ①(他)ともなう。率いて行く。be attended by〈用例〉子どもを〜・れて出席します。
- ②(自)つきしたがう。つれだつ。go with〈用例〉歌に〜・れて思わず踊りだす。
- つ・れる【▼吊れる】(下一自)
- ①つりあがる。be turned up〈用例〉目が〜。
- ②《「攣れる」とも》ひきつる。けいれんする。have a cramp〈用例〉足が〜。
- つ・れる【釣れる】(下一自)
- 魚が釣り針にかかる。have a catch
- ツワイク【Arnold Zweig】
- (1887-1968)ドイツの小説家。ヒューマニストとして鋭く時代を批判。作品『グリーシャ軍曹をめぐる争い』など。
- ツワイク【Stefan Zweig】
- (1881-1942)オーストリアの小説家。偉人の評伝を数多く書いた。平和主義者としても有名。評伝『マリー=アントワネット』『バルザック』、評論『ヨーロッパの遺産』など。
- ツワナ‐ぞく【ツワナ族】
- 南アフリカのバンツー系の一部族。ボツワナ共和国の住民の大半。居住地域の大部分はカラハリ砂漠で、ウシの牧畜と農耕に従事。Tswana
- つわの【津和野】
- 〈町〉島根県西端にある町。旧城下町。古い町並みが残り、森鴎外(もりおうがい)の旧居、マリア聖堂、水路のコイ、青野山など、観光資源が多い。人口6805(1994)。
- つわの‐はん【津和野藩】
- 江戸時代、石見国(いわみのくに)鹿足(かのあし)郡津和野地方に置かれた藩。4万3000石。外様(とざま)大名。慶長(けいちょう)7年(1602)坂崎出羽守(さかざきでわのかみ)が入国したが、千姫事件に関連して元和(げんな)2年(1616)廃絶。翌年、亀井政矩(かめいまさのり)が入国、幕末に至る。
- つわ‐ぶき【▽石▼蕗】
- キク科の常緑多年草。暖地の海辺にはえる。葉はフキに似て円形で光沢がある。10月ごろに黄色の頭花を約60cmの花茎につける。葉は薬用。葉柄(ようへい)は食用。ツワッパ。ツワ。
- つわ‐もの【▽兵】
- 《もとは、武器の意》
- ①武芸にすぐれた人。武者。兵士。〈用例〉夏草や〜どもが夢の跡(芭蕉)。
- ②強い人。猛者。man of valor〈用例〉その道の〜。
- つわり
- ①《「悪阻」とも》妊娠初期におこる吐き気などの症状。妊婦の90%以上に認められる。ホルモン分泌の変化なども考えられるが原因は不明。おそ。morning sickness
- ②芽が出ること。germination
- つわ・る(四自)
- 〈古語〉
- ①芽ぐむ。きざす。〈用例〉下よりきざし〜に堪へず(徒然・155)。
- ②妊娠してつわりになる。〈用例〉いつしかと〜・り給へば(落窪・2)。
- つん(接頭)
- 《俗語。「突き」の転》強意を表す語。〈用例〉〜のめる。
- ツングース‐しょご【ツングース諸語】
- シベリア・サハリン(樺太(からふと))・中国東北部に分布するエヴェンキ族(ツングース族)の言語。満州語・女真(じょしん)語も含む。モンゴル語族・チュルク語族などとともに、アルタイ諸語とよばれる。Manchu-Tungus languages
- つん‐けん(副・サ変自)
- 無愛想・不機嫌に、とげとげしく応対するさま。つんつん。blunt〈用例〉〜した態度。
- つん‐ざ・く【▼劈く】(五自)
- 《「つみさく」の転》
- ①激しい勢いで、さく。rend〈用例〉肌を〜寒風。
- ②耳に強く響く。pierce〈用例〉耳を〜悲鳴。
- つんつるてん(名・形動)
- ①身長にくらべて衣服のそでやたけが短いこと・さま。too short〈用例〉〜のゆかた。
- ②頭髪がきれいにはげていること・さま。
- つん‐つん(副・サ変自)
- ①とりすまして、無愛想・不機嫌なさま。つんけん。unfriendly〈用例〉〜した生意気な女。
- ②においが鼻を鋭く刺激するさま。つんと。pungently〈用例〉悪臭が〜鼻を突く。
- ③勢いよく突き出ているさま。pointcdly〈用例〉ツクシが〜顔を出す。
- つん‐と(副・サ変自)
- ①すましこんで気どったさま。primly〈用例〉〜すましたポーズ。
- ②少し怒って、不平なさま。be sullen〈用例〉〜した返事。
- ③刺激の強いにおいがするさま。pungently〈用例〉〜鼻を突く悪臭。
- つん‐どく【積ん読】
- 《俗語》本を買っても、積んでおくだけで読まないこと。
- ツンドラ【tundra】
- 極地の雪氷(せっぴょう)地帯と森林の北限のあいだで、寒冷なため森林が育たない荒れ地。永久凍土(とうど)層が分布し、短い夏の期間だけ地表の凍土がとけ、コケ・地衣(ちい)類・低木が生育する。北極海沿岸にみられる。凍原。
- ツンドラ‐きこう【ツンドラ気候】
- 寒帯気候の一つ。もっとも暖い月の平均気温が0℃以上、10℃未満で、降水量・積雪ともに少ない。tundra climate
- つん‐のめ・る(五自)
- 《俗語。「つん」は接頭語》前へ倒れる。のめる。fall forward
- ツンフト【Zunft(ドイツ)】
- 中世ドイツのギルドの一形態。手工業者による特権的・互助的同職組合。12世紀ごろ成立。
- ツンベルク【Carl Peter Thunberg】
- (1743-1822)スウェーデンの植物学者・医学者。リンネに植物学を学ぶ。安永(あんえい)4年(1775)オランダ医として来日し、桂川甫周(かつらがわほしゅう)・中川淳庵(なかがわじゅんあん)らを指導。『日本植物誌』『旅行記』が日本関係の著書として知られる。
- ツンベルク‐かん【ツンベルク管】
- 脱水素酵素や酸化還元酵素の存在を確かめるためのガラス製試験管。管内を真空状態にして、主室内の溶液と副室内の酵素液を混ぜて脱色反応をみる。Thunberg tube
- つんぼ【▼聾】
- 《卑語》聴力に障害のある人。deaf
- 聾の早耳(つんぼのはやみみ)
- ①肝心の話は聞こえないのに、悪口や不必要なことは、かえって聞こえること。
- ②聞こえないのに聞こえたふりをして、早合点すること。
- つんぼ‐さじき【▼聾桟敷】
- ①芝居で、せりふのよく聞こえない、後ろの方の観客席。blind seat
- ②物事の事情を知らされない立場。局外の地位。outsider〈用例〉〜におかれる。