てつ‐の‐カーテン【鉄のカーテン】
第2次大戦後の共産圏の閉鎖性を西側が評したことば。1946年訪米中のチャーチル英首相の演説で使われたのが始まり。iron curtain
てつ‐の‐きりつ【鉄の規律】
軍隊や革命組織が必要とする厳しい規律。レーニンがロシアの革命的前衛党についてその必要を強調した。iron discipline
てつ‐の‐はい【鉄の肺】
呼吸麻痺(まひ)を起こしたときに使われる鉄製の人工呼吸器。首から下を円筒形の気密室に入れ、中の気圧の変化により胸郭に呼吸運動を起こさせ、救命する。iron lung
でっ‐ぱ【出っ歯】
口を閉じても、前歯が外に出て見えること。そっぱ。出歯(でば)。bucktooth
てっ‐ぱい【撤廃】(名・サ変他)
今までの規則などを取りやめること。abolition
てつ‐バクテリア【鉄バクテリア】
→てつさいきん(鉄細菌)
てっ‐ぱつ【鉄鉢】
①僧が托鉢(たくはつ)のときなどに食を受ける、鉄製の容器。応量器。
②鉄製の兜(かぶと)の鉢。
でっ‐ぱり【出っ張り】
突き出たもの・所。projection
でっ‐ぱ・る【出っ張る】(五自)
突き出る。project
てっ‐ぱん【鉄板】
鉄の延べ板。鉄の板。iron plate
てっぱん‐やき【鉄板焼(き)】
調理法の一つ。熱した鉄板の上に油をひき、肉類・野菜・ソーセージなどをのせて焼く。
てっ‐ぴ【鉄扉】
鉄でつくったとびら。iron door
てっ‐ぴつ【鉄筆】
①謄写版印刷の原紙を切るときに使う、先が鉄製の筆記具。stylus
②印刻用の小刀。burin
てつ‐びん【鉄瓶】
鉄製の湯をわかす器具。つぎ口とつるがつき、胴に鋳出(いだ)し模様がある。岩手の南部鉄瓶、京都の竜文堂鉄瓶など。
てっ‐ぷ【哲婦】
賢明な婦人。才知・行いがともにすぐれた女性。
哲婦城を傾く(てっぷ、しろをかたむく)
《『詩経』「大雅、瞻(せん)ぎょう」にあることば》女が利口で、口出しがすぎると、家や国を衰えさせ、滅ぼすものだ。
てっぷ‐の‐きゅう【鮒の急】(連語)
《『荘子(そうじ)』「外物」の寓話(ぐうわ)からの語。わだちの水たまりの中のフナの意》危難が迫っていることのたとえ。
でっぷり(副・サ変自)
太っているさま。fat〈用例〉〜と太った人。
てつ‐ぶん【鉄分】
成分としての鉄。かなけ。iron content
てっ‐ぺい【撤兵】(名・サ変自)
軍隊を引き揚げること。withdrawal of troops〈対義〉出兵。
てっぺい‐せき【鉄平石】
長野県諏訪(すわ)地方に産出する安山岩の石材名。板状節理の発達した帯青灰色の輝石(きせき)安山岩。第三紀中新世の霧ケ峰(きりがみね)火山の活動に由来する。建築用張り石および敷石に利用。
てっ‐ぺき【鉄壁】
①鉄板をはったかべ。iron wall
②かたい守り。impregnable fortress〈用例〉金城〜。
鉄壁の布陣(てっぺきのふじん)
非常に堅い、守りの陣がまえ。impregnable defense
てっ‐ぺん【天辺】
①兜(かぶと)のいただき。転じて、頭のいただき。
②ものの一番高いところ。いただき。頂上。top〈用例〉頭の〜。
てっ‐ぺん【鉄片】
鉄の切れ端。piece of iron
てっぺんかけたか
ホトトギスの鳴き声を表す語。
てつ‐ぼう【鉄棒】
①鉄製の棒。
②校庭や公園などに設けてある鉄パイプ製の運動器械。horizontal bar
③体操競技、男子種目の一つ。また、その器械。水平な鉄棒を使用、静止することなく、振動・回転を行う。horizontal bar
てっ‐ぽう【鉄砲】
①火薬を詰めて弾を撃ち出す兵器。小銃。もと、大砲・小銃の総称。gun〈数え方〉1丁。
②据え風呂(ふろ)のおけに取り付けるかま。
③相撲で、相手を突き飛ばす技。また、その練習。〈用例〉〜をかませる。
④「→鉄砲巻き」の略。
⑤《あたると死ぬことから》→フグの俗称。puffer
⑥ほら。大言。big talk
てっぽう‐あらため【鉄砲改(め)】
江戸幕府の職名。関八州(かんはっしゅう)の民間所持の鉄砲を管轄。貞享(じょうきょう)4年(1687)設置。
てっぽう‐うお【鉄砲魚】
東南アジアの熱帯の河川にすむテッポウウオ科の魚。全長約25cm。淡黄色の地に暗褐色の横縞(よこじま)がある。口から水をとばし、水辺の昆虫を打ち落として食べる。archer fish
てっぽう‐えび【鉄砲老】
潮間帯や浅海の砂泥底に穴を掘ってすむテッポウエビ科のエビ。体長約5cm。淡紅色。第1胸脚の一方のはさみが大きく、鋭い破裂音をだす。東京湾以南に分布。パッチン。
てっぽう‐かじ【鉄砲冶】
鉄砲を作る職業。また、その職人。室町時代から江戸時代にかけて鉄砲の国産化とともに活躍、すぐれた技術を後世に伝えた。
てっぽう‐だま【鉄砲玉】
①鉄砲のたま。bullet
②行ったまま帰ってこないこと・人。
てっぽう‐でんらい【鉄砲伝来】
天文(てんぶん)12年(1543)種子島(たねがしま)に漂着したポルトガル人により、日本に初めて鉄砲が伝えられたこと。領主種子島時尭(ときたか)が2丁購入、家臣に使用法・製法を習得させ、以後急速に全国に普及した。
てっぽう‐ぶぎょう【鉄砲奉行】
江戸幕府の職名。二条城と大坂城に置かれ、京都所司代・大坂定番の管轄下で鉄砲に関する諸事を執り行った。
てっぽう‐ぶろ【鉄砲風呂】
据え風呂の一種。長円形の桶(おけ)の角に鉄砲とよばれる内釜(がま)を取り付けて沸かす。江戸時代から用いられた家庭用の風呂。
てっぽう‐まき【鉄砲巻(き)】
《鉄砲の砲身に似ているところから》細巻きずしの一種。甘辛く煮たかんぴょうをしんにして、すし飯をのりで巻く。かんぴょう巻き。てっぽう。
てっぽう‐みず【鉄砲水】
①山地での局地的な集中豪雨により、河川の水位が急激に上昇する現象。また、その流れ。mud flow
→土石流。mud flow
てっぽう‐むし【鉄砲虫】
カミキリムシ類の幼虫の俗称。樹木に食い入り、トンネルを掘るように食害する。同じように材を食害するタマムシの幼虫などをさすこともある。
てっぽう‐ゆり【鉄砲合】
ユリの一種。花は純白の筒形で芳香をもち、花粉は黄色。開花は5、6月だが、抑制・促成栽培もされる。切り花・鉢植えなどの観賞用。沖縄諸島が原産。イースターリリー。Easter lily
て‐づま【手妻】
《手先の仕事、の意。「つま」は、はしの方の意》→手品の古称。づま。
て‐づまり【手詰(ま)り】
①金銭のやりくりが思うようにならないこと。be hard up
②手段がなくて困ること。have no means left
てつ‐むじ【鉄無地】
鉄色で模様のない織物。
て‐づめ【手詰(め)】
厳しく詰め寄ること。press
手詰めの談判(てづめのだんぱん)
相手に手厳しく詰め寄る、かけあい。膝(ひざ)詰め談判。pressing demand
てつ‐めんぴ【鉄面皮】(名・形動)
あつかましいこと・人・さま。brazen face
てつ‐や【徹夜】(名・サ変自)
一晩中おきていること。夜明かし。夜通し。sit up all night
て‐づよ・い【手強い】(形)
手厳しい。また、てごわい。
で‐づら【出面】
①顔出しすること。出席すること。
②自由労務者などの日給。でめん。
てつ‐り【哲理】
①哲学上の道理。philosophical principle〈用例〉カントの〜。
②奥深い道理。philosophy〈用例〉人生の〜。
て‐づり【手釣(り)】(名・サ変他)
釣り糸を手に持って釣ること。handline fishing〈用例〉タイの〜。
てつ‐りつ【迭立】(名・サ変自)
かわるがわるにある地位につくこと。
て‐づる【手蔓】
すがって頼りにするもの。手がかり。つて。頼り。縁故。connections〈用例〉〜を求める。
てづる‐もづる【手蔓藻蔓】
棘皮(きょくひ)動物の一群でテヅルモヅル科の海生動物の総称。ヒトデに似た円形、または五角形の盤から細い腕が放射状に出、その腕がつぎつぎに樹枝状に枝分かれしている。クモヒトデに近縁。盤の直径数センチメートル〜10cm。日本周辺でも、浅海・深海にいろいろの種類がいるが、南方に種類が多い。echinoderm
てつ‐ろ【鉄路】
①鉄道線路。rail
→鉄道。railroad(米); railway(英)
てつろく【鉄勒】
中国、隋(ずい)唐代のトルコ系遊牧民に対する呼称。丁零(ていれい)・高車(こうしゃ)の末流で、隋代には東はバイカル湖から西はカスピ海に及ぶ地域に分布した。
てつ‐わん【鉄腕】
疲れを知らない強いうで。strong arm
てつわんアトム【鉄腕アトム】
手塚治虫(てづかおさむ)作の漫画。また、その主人公のロボット。昭和27年(1952)発表。未来の理想社会を描く。
てて【父】
ちち。〈用例〉〜親。
デディケート【dedicate】(名・サ変他)
献納。奉呈。献呈。デジケート。
てて‐おや【父親】
《古い俗な言い方》父親。
デデキント【Julius Wilhelm Richard Dedekind】
(1831-1916)ドイツの数学者。チューリヒ大・ブラウンシュバイク工大教授。代数学の研究で、イデアル論を構成。また「切断」を基礎概念とする無理数論を樹立する。
ててなし‐ご【父無し子】
→ちちなしご(父無し子)
て‐どうぐ【手道具】
手回りの道具。
で‐どこ【出所・出処】
→でどころ(出所)
で‐どころ【出所・出処】
=でどこ。
①物事の出てきたもと。出所。source〈用例〉ニュースの〜。
②出口。exit
③出るべき場合。time to take action
テトラ【tetra】
①《接頭的》ギリシア語で、4の意。〈用例〉〜ポッド。
②正四面体。
テトラ【(株)テトラ】
建設業。とくに防波堤等土木工事会社。昭和23年(1948)設立。旧社名は日本テトラポッド。本社は東京都新宿区西新宿。
テトラエチルなまり‐ちゅうどく【テトラエチル鉛中毒】
→しエチルなまりちゅうどく(四エチル鉛中毒)
テトラカイン【tetracaine】
プロカインに構造が類似している局所麻酔剤。麻酔力は強く、主として腰椎(ようつい)麻酔に使用。
テトラクロロエチレン【tetrachloro ethylene】
→しえんかエチレン(四塩化エチレン)
テトラクロロメタン【tetrachloromethane】
→しえんかたんそ(四塩化炭素)
テトラサイクリン【tetracycline】
抗生物質の一つ。ブドウ球菌などの細菌やリケッチアなど広範囲の感染症に有効。
テトラパック【tetrapak(スウエーデン)
《商標名》牛乳などの液体を入れる正四面体の形をした紙容器。外側をワックス、内側をポリエチレンで加工した紙材を用いる。
テトラヒメナ【tetrahymena】
繊毛虫亜門の原生動物。完全無菌培養に成功している数少ない繊毛虫の一種で、細胞分裂研究の材料。
テトラポッド【Tetrapod】
《商標名。ギリシア語で、「テトラ」は4、「ポッド」は足の意》中心から正四面体の頂点方向に4本の円筒状の脚が出ている大形のコンクリートブロック。防波堤や護岸の根固めや保護に用いる。フランスで考案された。
て‐とり【手取(り)】
①相撲で、技にすぐれていること。あるいは技のたくみな力士。技能力士。
②相手をあやつるのがうまいこと。
て‐どり【手取(り)】
①手でつかまえること。catch with one's hands
②《「手取り金」の略》税金などを引いて受け取る、正味の金額。net receipt
てどり‐がわ【手取川】
石川県南部を北流する川。長さ72km。白山(はくさん)に発し、美川(みかわ)町で日本海に注ぐ。発電・農業用水に利用されている。
デトロイト【Detroit】
アメリカ、ミシガン州南東部の工業都市。世界最大の自動車工業のほか、機械・航空機製造工業などが発達し、五大湖沿岸重工業地域の一部をなしている。人口102.8万(1990)。
テトロドトキシン【tetrodotoxin】
フグの臓器に含まれる猛毒。卵巣にもっとも多い。純粋物は、白色結晶。中毒すると知覚や筋肉が麻痺(まひ)し、呼吸筋の麻痺により死亡することもある。
テトロン
《商標名和製語。》ポリエステル繊維の一つであるポリエチレン‐テレフタレート繊維。テレフタル酸とエチレングリコールの縮合で得られる。洗濯などでも型崩れしにくく、丈夫。衣料・ロープなどに使用。
て‐な(連語)
①《「とて」の転じた「って」の転「て」に、終助詞「な」の付いたもの》…というような。〈用例〉〜こと言って本当かな。
②《接続助詞「て」に終助詞「な」の付いたもの》…てね。…ということだな。〈用例〉そんな無理を言ったっ〜、だめなものはだめだ。
テナー【tenor】
→テノール
テナール【Louis Jacques Thenard】
(1777-1857)フランスの化学者。パリ大教授。コバルトブルー(テナール青)の合成、過酸化水素・硼素(ほうそ)の発見などの業績を残す。
て‐ないしょく【手内職】(名・サ変自)
手先でする内職。manual homework
て‐なおし【手直し】(名・サ変他)
十分でないところを直すこと。仕上げ。touch up〈用例〉原稿を〜する。
で‐なおし【出直し】
出なおすこと。また、改めてやり直すこと。starting again
で‐なお・す【出直す】(五自)
①改めて出る。come again〈用例〉明日〜・してくる。
②やり直す。start afresh〈用例〉一から〜。
て‐なおり【手直り】
囲碁・将棋で、勝敗によって手合い・駒(こま)割りの条件を改めること。
て‐なが【手長】
①手の長いこと。〈対義〉足長。
②手がひどく長い想像上の人。〈参照〉荒海(あらうみ)の障子(しょうじ)
③盗み癖のあること・人。
④昔、宮中や貴族の家で宴会の膳(ぜん)の取次役。
てなが‐えび【手長蝦・蝦】
河川・湖沼にすむテナガエビ科の淡水産のエビ。灰緑色または暗緑褐色で、体長約9cm。はさみ脚が長く、体長の1〜1.8倍。本州以南に分布。prawn
てなが‐ざる【手長猿】
ショウジョウ科テナガザル亜科に属する類人猿の総称。森林にすむ。前肢は長く、移動時に腕渡りをする。東南アジアに7種が分布。ギボン。gibbon
て‐なぐさみ【手慰み】
①時間つぶしに手先で物をもてあそぶこと。手遊び。fingering; amusement
②ばくち。gambling
てなげ‐だん【手投げ弾】
→しゅりゅうだん(手榴弾)
て‐なず・ける【手懐ける】(下一他)
①なつかせる。tame〈用例〉猫を〜。
②手下にする。味方にする。gain over
て‐なべ【手鍋】
つるの付いたなべ。pan
手鍋提げても(てなべさげても)
どんな貧乏暮らしをしても。〈用例〉彼となら〜一緒になりたい。
て‐なみ【手並(み)】
腕前。手腕。技量。skill〈用例〉お〜拝見。
て‐ならい【手習(い)】(名・サ変自)
→習字。penmanship
②けいこ。修業。learning〈用例〉六十の〜。
手習いは坂に車を押す如し(てならいはさかにくるまをおすごとし)
学問や稽古(けいこ)事は油断するとあとへ戻ってしまう。
てならいこ【手習子】
歌舞伎(かぶき)舞踊。長唄(ながうた)による七変化舞踊『杜若七重の染衣(かきつばたななえのそめぎぬ)』の一つ。寛政(かんせい)4年(1792)初演。寺子屋帰りの江戸の町娘の道草を描写。
て‐ならし【手慣らし・手馴らし】(名・サ変他)
練習をして、手を慣らすこと。練習。practice
て‐なり【手形】
《手の動くままに、の意》茶道で、道具の扱いや置き合わせなど、点前(てまえ)を自然のままに無理なく行うこと。〈用例〉棗(なつめ)と茶碗(ちゃわん)を〜に置き合わせる。
デナリ【Denali】
→マッキンリー山の現地名。
て‐な・れる【手慣れる・手馴れる】(下一自)
①使い慣れる。get used
②慣れてじょうずになる。熟練する。get skillful
て‐なわ【手縄】
①幕を張るために、乳(ち)に通す縄。
②馬を引く縄。
③捕吏などが人をつかまえるのに使う縄。
テナント【tenant】
土地・家屋やビルの一室などを借り、売り場・事務所などに利用している企業や人。