てん‐く【天狗】
《中国古代の天文用語》→流星
てん‐く【転句】
漢詩の絶句の第3句。
てん‐ぐ【天狗】
①人に似た想像上の怪物。服装は山伏(やまぶし)風、赤ら顔で鼻が高く、翼をもち飛行自在で、神通力(じんずうりき)があり、羽団扇(はねうちわ)を持つ。
②修験道の修行をする人。山伏。
③じまんすること・人。boast; boaster
天狗になる(てんぐになる)
高慢になる。うぬぼれる。be puffed up
てん‐くう【天空】
はてしない空。虚空(こくう)。sky〈用例〉〜高く舞い上がる。
てんくう‐かいかつ【天空海闊】(名・形動)
《「海闊」は、海の広いさま》度量の広大なこと・さま。
てんぐ‐こうもり【天蝠】
ヒナコウモリ科の動物。体長5.5cm。羊毛状の毛でおおわれ、灰褐色で金銀に光る長毛を混じえる。鼻先は管状で突き出る。森林にくらし、昼は洞穴にひそむ。アジア南部、日本の本州に分布。
てん‐ぐさ【天草】
①紅藻類テングサ科の海藻。高さ10〜30cmで樹状形。やや堅い。寒天(かんてん)製造の原料。温暖海域に広く分布。トコロテングサ。コルモハ。マクサ。
②テングサ属の総称。
てんぐ‐ざる【天狗猿】
雄の成獣の鼻が長く伸びてたれ下がる、オナガザル科のサル。体長約65cm、尾長約70cm。赤茶色で、顔の周囲は白い。マングローブ林に群棲(ぐんせい)し、泳ぎが巧み。ボルネオに分布。proboscis monkey
てんぐす‐びょう【天狗巣病】
植物の病害の一種。菌類の寄生により、小枝がほうき状に異常に密生し、巣のようになる。
てんぐ‐たけ【天茸】
担子菌類テングタケ科のキノコ。かさの表面は灰褐色で、上に白いいぼがつく。茎は白色で、つばがある。有毒で食べると嘔吐(おうと)・下痢などをおこす。ハエトリタケ。
てんぐ‐ちょう【天蝶】
下唇のひげ(口器の付属器)が前方に長く突出した、テングチョウ科のチョウ。開張約4.5cm。黒褐色の地に橙(とう)色紋がある。幼虫の食草はエノキ。日本全土に分布。
てんぐとう‐の‐らん【天狗党の乱】
水戸(みと)藩の尊攘(そんじょう)派、天狗党の挙兵事件。元治(げんじ)元年(1864)朝廷の攘夷(じょうい)延期を不満として武田耕雲斎(たけだこううんさい)・藤田小四郎(ふじたこしろう)らを中心に筑波(つくば)山に挙兵、西上の途中加賀(かが)藩に降伏。武田・藤田ら二百数十名は死罪。筑波山事件。
てんぐ‐にし【天螺・天螺】
テングニシ科のマキガイ。殻は紡錘形で、殻長約22cm。殻表は黄褐色の殻皮でおおわれる。卵嚢(らんのう)はうみほおずき。房総(ぼうそう)半島からインドネシアに分布。
デング‐ねつ【デング熱】
熱帯・亜熱帯に多い急性の出血熱の一種。病原体はデング熱ウイルスでカが媒介する。発熱・発疹(はっしん)・出血などがみられる。日本ではまれ。dengue fever
てんぐ‐はいかい【天狗俳諧】
俳諧の遊びの一種。上・中・下の句をそれぞれ別人につくらせ、組み合わせて1句とする。
てんぐ‐ばな【天狗鼻】
①高い鼻。
②腕前を自慢する人。boaster
てん‐グラフ【点グラフ】
変量の分布を点の数や密度によって表したグラフ。地図に人口の分布を点の数で示すなど。point graph
でんぐり‐がえし【でんぐり返し】
でんぐりがえること。
でんぐり‐がえ・る【でんぐり返る】(五自)
①両手を地面について、からだを前方または後方へ1回転させて起きる。turn head over heels
②位置がひっくりかえる。逆転する。be reversed〈用例〉心臓が〜。
でん‐ぐん【殿軍】
しんがりの軍隊。〈対義〉先鋒(せんぽう)
てん‐けい【天刑】
天が与えた罰。
てん‐けい【天恵】
天のめぐみ。Heaven's blessing
てん‐けい【天啓】
天の啓示。天の導き。
てん‐けい【典型】
①手本。模範。model
②同類のすべての特徴をもっともよく表したもの・形式。type〈比較〉類型。〈用例〉近代小説の〜。
てん‐けい【点景・添景】
風景画などでおもむきを出すためにそえる動物・人物など。item in a landscape
てんけい‐げんそ【典型元素】
遷移元素以外の元素。原子番号1〜20、31〜38、49〜56、81〜88の44元素。typical element
てんけい‐てき【典型的】(形動)
ある種のものの特徴をよく示しているさま。代表的。typical〈用例〉〜な日本人。様式を〜に示す作品。
でん‐げき【電撃】
①電流をからだに受けたとき、急に感じるショック。electric shock〈用例〉〜療法。
②いなずまのようにすばやいこと。
③不意に攻めること。lightning attack
でんげき‐さくせん【電撃作戦】
機械化部隊による急激な進攻作戦。第2次大戦初期のドイツ軍の作戦がとくに有名。blitz tactics
でんげき‐し【電撃死】
落雷・高圧感電による急死。中枢神経・心臓への直接障害によるショック死。感電死。electrical death
でんげき‐てき【電撃的】(形動)
衝撃を感じるほどに急であるさま。blitz; sudden〈用例〉〜に結婚する。
てん‐けつ【点穴】
きゅうをすえる箇所に、墨で点をつけること。また、その点。
てん‐けつ【転結】
漢詩の絶句で、第3句と第4句。転句と結句。〈比較〉起承転結。
てん‐げり(連語)
〈古語〉
《「てけり」の転》…てしまった。〈用例〉何事も六波羅様(ろくはらやう)といひてんげれば(平家・1・禿髪)。〈参照〉てけり。〈参考〉軍記物語や説話文学に多く用いられる独特の語法。
てん‐けん【天険・天嶮】
山などの、けわしい所。自然の要害。natural stronghold〈用例〉〜の地。
てん‐けん【天譴】
天の下すとがめ。天罰。
てん‐けん【点検】(名・サ変他)
一つ一つ調べること。inspection〈用例〉服装の〜。
てん‐げん【天元】
①万物成育のもと。
②碁盤(ごばん)の面の中央にある黒点。
③平安中期の年号。貞元(じょうげん)から改元。元年(978)11月29日〜6年(983)4月15日。次に、永観(えいかん)に改元。
でん‐けん【電鍵】
電気回路をすばやく開閉するスイッチ。電信を打つときなどに用いる。key
でん‐げん【電源】
①電力を発生する装置。発電機・電池・蓄電池などがある。発生する電流によって交流電源と直流電源に分かれる。electric power source〈用例〉〜を開発する。
②電気を得るところ。コードの差し込みなど。outlet〈用例〉〜を切る。
でんげん‐かいはつ【電源開発】
火力・水力・原子力発電所の建設をするための開発事業。電源開発(株)による大規模なものと、各電力会社が行うものとがある。development of electric power resources
でんげんかいはつ【電源開発(株)】
大規模な電源を開発して電力9社へ電力を供給することを目的とする政府出資の特殊法人。昭和27年(1952)設立。
てんげん‐じゅつ【天元術】
13世紀ごろ、中国にはじまる高次方程式を解く方法。区画のある盤と算木(さんぎ)を用いる。和算のもととなった。
てんげん‐せん【天元戦】
囲碁の天元位を決める棋戦。日本棋院選手権戦を継承し、昭和51年(1976)に発足。〈参照〉新聞碁。
てんげん‐つう【天眼通】
《仏教語》六神通(ろくじんずう)の一つ。あらゆる世界の事がらを自由自在に見通す智慧(ちえ)の働き。神通力(じんずうりき)
てん‐こ【典故】
よりどころとなる故事。故実。
てん‐こ【点呼】(名・サ変他)
ひとりひとり名をよんで確かめること。roll call〈用例〉〜をとる。
でん‐こ【佃戸】
中国の封建的小作農民。法的には自由民であるが、宋(そう)代には農奴に近い性格をもっていた。元(げん)代に永小作権も確立し、清(しん)代には地主への隷属性はほとんど消滅。
てん‐こう【天工・天功】
自然のしわざ。〈対義〉人工。
てん‐こう【天皇】
古代中国の伝説上の皇帝。地皇・人皇とともに三皇の一つ。
てん‐こう【天候】
天気。空模様。the weather〈用例〉〜不順。
てん‐こう【転向】(名・サ変自)
①方向・好み・やり方などを変えること。turn〈用例〉ゴルフに〜した。
②それまでの主義・思想をすてて、ほかの考えに移ること。とくに、権力の迫害により政治的・思想的立場を転換すること。第2次大戦前の共産主義者・宗教者などへの大弾圧によって大量にみられた。conversion
てん‐こう【転校】(名・サ変自)
児童・生徒が他の学校に移ること。change one's school〈比較〉転学。〈用例〉〜生。
てん‐ごう【転合】(名・サ変自)
《当て字》ふざけること。悪ふざけ。いたずら。
でん‐こう【電工】
①「電気工業」の略。
②電気工事に従事する人。
でん‐こう【電光】
①雲と雲、雲と大地のあいだで起こる大規模な火花放電の光。電光放電。雷放電。いなびかり。lightning
②電灯の光。electric light
③《比喩(ひゆ)的》きわめて短い時間。lightning
てんこうかいぶつ【天工開物】
中国、明(みん)代末の産業技術書。宋応星(そうおうせい)著。1637年刊。農業をはじめ18部門に関する諸技術を、多数のさし絵とともに詳細に解説。日本でも江戸時代に刊行、広く読まれ、大きな影響を与えた。
でんこう‐けいじばん【電光掲示板】
多数の電球を点滅させて、文字や数字などを表し掲示する設備。スポーツの競技会では、選手名・記録・点数などの表示に使われる。electric scoreboard
てん‐こうげん【点光源】
光を放射する点とみなせるような源。point source of light
でんこう‐せっか【電光石火】
①非常に短い時間のたとえ。in a blink
②動作のすばやいたとえ。lightning speed〈用例〉〜の早技。
でんこう‐ニュース【電光ニュース】
電球を点灯して作った文字でニュースを流す装置。コンピューターなどで電球の点灯を制御する。electric news display
てんこう‐ぶんがく【転向文学】
国家権力の強制により、共産主義思想を放棄した体験を主題とする文学。中野重治(なかのしげはる)『村の家』など。
でんこう‐ほうでん【電光放電】
雷雲の中、または雷雲と雷雲、雷雲と地面との間の火花放電。稲妻。稲光。
てんこう‐りょく【転向力】
地球が自転するために現れるみかけの力。北半球では風を運動方向に対して直角に右向きに曲げるように作用し、南半球では左向きに曲げるように作用する。コリオリの力。偏向力。deflecting force
でんこうろく【伝光録】
曹洞(そうとう)宗の宗典の一つ。瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)述、編者は未詳。釈迦(しゃか)から道元にいたる1仏52祖の略伝と禅の体験などの解説を加えた語録。
てんこ‐おん【転呼音】
仮名をそれ自身の発音によらず、他の音に転じて発音すること。「にんわ(仁和)」が「にんな」になるなど。狭くは、「しほ」が「しお」、「なは」が「なわ」になるなどの、ハ行転呼音をさす。
てん‐こく【篆刻】
金属・石・木などの印材に、書画の落款(らっかん)など雅事に押す印を彫ること。篆書を刻す場合が多いので篆刻といい、刻者を篆刻家という。seal engraving
てん‐ごく【天国】
〈対義〉地獄。
①キリスト教で、天上にあるという理想郷。救済された信者の霊魂が死後おもむいて、神の祝福を受けるところ。heaven〈用例〉〜に召される。
②楽園。パラダイス。paradise〈用例〉歩行者〜。
天国に生きる(てんごくにいきる)
死ぬ。
てん‐ごく【典獄】
①刑務所の事務をあつかう官職。また、その人。prison officer
②刑務所長の旧称。warden of prison
てんごくとじごく【天国と地獄】
《原題Orphée aux Enfers(フランス)》オッフェンバック作曲のオペレッタ。クレミューとアレビーの台本。2幕。1858年初演。ギリシア神話を素材に当時の社会を風刺。原題『地獄のオルフェウス』。
てん‐こち【天骨】
天骨も無い(てんこちもない)
思いもよらない。もってのほかだ。めちゃくちゃだ。
てん‐こつ【天骨】
生まれつきの性質・才能。てんこち。
てんこ‐もり【てんこ盛り】
《俗語》食物、とくに飯の山盛り。
でん‐ごん【伝言】(名・サ変他)
ことづけること。ことづて。ことづけ。メッセージ。message
でんごん‐ばん【伝言板】
連絡したいことを書いておく駅などの黒板。message board
てん‐さ【点差】
得点数の差。difference in points〈用例〉〜を広げる。
てん‐さい【天才】
先天的にきわめて高度な創造的精神能力をもち、文化の諸領域を創造開拓する人間。genius〈比較〉凡才。
てん‐さい【天災】
自然界の現象によって被るわざわい。地震・風水害など。natural calamity〈対義〉人災。〈用例〉〜地変。
てん‐さい【天際】
空の果て。
てん‐さい【甜菜】
→サトウダイコンの別名。
てん‐さい【転載】(名・サ変他)
既刊物の文章・図版などをそのまま他の刊行物にのせること。reprinting〈用例〉禁〜。
てん‐ざい【点在】(名・サ変自)
散らばってあること。be scatterd〈用例〉〜する人家。
てんさい‐てき【天才的】(形動)
天才といえるさま。非常にすぐれているさま。gifted〈用例〉〜な作曲家。
てんさい‐とう【甜菜糖】
サトウダイコンから採った砂糖。ビート糖。beet sugar
てん‐さく【添削】(名・サ変他)
他人の詩・文・答案などに手を入れて直すこと。correction〈比較〉改竄(かいざん)・推敲(すいこう)
てん‐さく【転作】(名・サ変自)
農業で、今まで作っていた作物をやめて、別のものを作ること。changing crop production
てん‐さん【天蚕】
→ヤママユガの異名。
てん‐さん【天産】
自然にその土地にできる産物。鉱物・木材・魚・鳥など。
てん‐ざん【天山】
佐賀平野の北西にある山。標高1046m。脊振(せふり)山地南脈の主峰。南朝の阿蘇惟直(あそこれなお)の供養(くよう)塔がある。
でん‐さん【電算】
→電子計算機」の略。
てんざん‐さんみゃく【天山山脈】
中央アジアのパミール高原からキルギスと中国の国境をへて新疆(しんきょう)ウイグル自治区を東西に走る大山脈。最高峰ポベダ山は7439m。南北両山麓(さんろく)は、天山南路・北路という古くからの東西交通路として有名。テンシャン山脈。
てんさん‐し【天蚕糸】
①ヤママユガのまゆからとった糸。緑色がかって、光沢がある。tussah
→てぐす(天蚕糸)
てんざん‐なんろ【天山南路】
天山山脈南麓(なんろく)を通る東西交通路。また、その地域。ハミ(クムル)を東端に、トルファン地方からクチャ・カシュガルを経て、パミールを越える。
てんざん‐ほくろ【天山北路】
天山山脈北麓(ほくろく)を通る東西交通路。また、その地域。ハミ(クムル)からウルムチ・マナスを経て、イリ川地方の諸オアシスを通り、タシケントに通じる。
てん‐し【天子】
①中国の王朝国家の君主の称。天命を受けて支配するという儒教理念に基づく。西周の金文に初見。聖(ひじり)
②日本で、→天皇。〈用例〉日いづる処(ところ)の〜。
てん‐し【天使】
①天国で神に奉仕し、神意を人間に伝える使者。ゾロアスター教・ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などでの観念。エンゼル。angel
②神の使いのように、いたわり深くやさしい人。〈用例〉白衣の〜。
③天子の使者。勅使。
てん‐し【天資】
生まれつき。天性。素質。〈用例〉〜英明。
てん‐し【展翅】(名・サ変自他)
昆虫標本作成のさいに、チョウなどの翅(はね)を水平に広げて固定すること。
てん‐し【転子】
→ころ(転)
てん‐じ【点字】
盲人用の指先でふれて読む文字。縦3点横2点の6点の組み合わせによる表音文字。1829年フランスのルイ=ブライユが考案。日本では、明治23年(1890)石川倉次が翻案。現在、点漢字も工夫されている。braille
てん‐じ【典侍】
女官の位。
①昔、内侍司(ないしのつかさ)の次官。尚侍(しょうじ)の下。ないしのすけ。すけ。
②明治以降、宮中の女官の官名の一つ。
てん‐じ【展示】(名・サ変他)
品物・作品などを広く一般に並べて見せること。exhibition〈用例〉〜会。
てん‐じ【篆字】
篆書の文字。篆。
てんじ【天治】
平安末期の年号。保安(ほうあん)から改元。元年(1124)4月3日〜3年(1126)1月22日。次に、大治(だいじ)に改元。
でん‐し【電子】
物質を構成する基本粒子の一つ。陽子や中性子にくらべて、質量は約1800分の1。負の電荷をもつ。エレクトロン。electron
でん‐じ【田地】
田になっている土地。農地。でんち。farm〈用例〉〜田畑(でんばた)。〈数え方〉1アール・1ヘクタール・1畝(せ)・1反(たん)・1町。
でん‐じ【電磁】
→電磁気」の略。electromagnetism
でんし‐ウイルス【電子ウイルス】
通信回線などを経由してコンピューターに侵入し、保存されている記憶データやプログラムを破壊するプログラム。ウイルスのように増殖して他のフロッピーディスクやプログラムへ感染する。電子菌。コンピューターウイルス。
でんし‐うん【電子雲】
原子核に束縛されている電子の存在確率を濃淡で示したもの。electron cloud
でんし‐オルガン【電子オルガン】
電子回路で発振を行い、いろいろな楽器に似た音を出す鍵盤(けんばん)楽器。商品名はエレクトーンなど。
でんし‐おんがく【電子音楽】
電子的発振音を素材とする音楽。第2次大戦後、旧西ドイツで誕生。今日ではコンピューターとも結んで多様な試みがなされている。electronic music
でんし‐かいろ【電子回路】
真空管および半導体や磁性体を用いた電気回路。電子を中心とする物性の各種現象を利用して、信号の増幅・変換・記憶・発生などを行う。electronic circuit
でんし‐かく【電子殻】
原子核のまわりを運動する電子のうち同じ量子数をもつものの集まり。主量子数により、K殻・L殻・M殻など、方位量子数により、s殻・p殻・d殻などに分けられる。electron shell
でんし‐かん【電子管】
真空または低圧ガスを封入した容器内に電極を設けて中に電子流をつくり、増幅・発振・計測などの機能をもたせた素子。ブラウン管や真空管など。electron tube
でんじ‐かんのう【電磁感応】
→でんじゆうどう(電磁誘導)
てん‐しき【転失気】
[一]屁(へ)のこと。
[二]落語の題名。和尚(おしょう)が医者に「てんしきはあるか」ときかれ、屁のことと知らずに、わかったふりをして応対する滑稽噺(こっけいばなし)
でん‐じき【電磁気】
電気的および磁気的現象。マックスウェルの電磁理論によって両者は統一的に記述される。電磁。electromagnetism
でんじき‐がく【電磁気学】
電気と磁気に関する現象を研究する物理学の分野。力学とともに物理学の基礎となる。electromagnetics
でんしぎじゅつ‐そうごうけんきゅうじょ【電子技術総合研究所】
通産省工業技術院所属の試験研究所。電子工学から基礎科学まで、広い分野における研究を行う。電総研。
てんじく【天竺】
[一](名)
①中国・日本で、→インドをさした古称。〈比較〉唐(から)
②「→天竺木綿」の略。
[二](接頭)外国・遠方・舶来の意を表す。〈用例〉〜織。
天竺の横町(てんじくのよこちょう)
へんぴな地・場所。
てんじく‐あおい【天葵】
フウロソウ科の多年草。観賞用に栽培される。園芸ではゼラニウム。南アフリカ原産。geranium
てんじく‐だい【天鯛】
沿岸の岩礁にすむテンジクダイ科の海水魚。全長約9cm。淡灰色の体側に10本内外の淡褐色の横帯が並ぶ。口は大きく、雄は卵塊を口中に含み保護。本州中部以南に分布。
てんじく‐とくべえ【天竺徳衛】
(?-?)江戸初期の貿易商人。播磨(はりま)の人。インド(天竺)に渡航し『天竺渡海物語』を著した。その生涯は歌舞伎(かぶき)などにもなった。
てんじくとくべえいこくばなし【天竺徳噺】
歌舞伎(かぶき)世話物。4世鶴屋南北(つるやなんぼく)作。文化(ぶんか)元年(1804)初演。異国帰りの船頭徳兵衛が妖術(ようじゅつ)で変幻自在に活躍する。
てんじく‐ねずみ【天鼠】
実験用・愛玩(あいがん)用に飼育されるネズミ目テンジクネズミ科の小形哺乳(ほにゅう)類。体長約25cm。ネズミに似ているが、尾は短小で、毛色もさまざま。南アメリカのペルー原産。モルモット。cavy; guinea pig
てんじく‐ぼだいじゅ【天提樹】
→インドボダイジュの別名。
てんじく‐ぼたん【天牡丹】
→ダリアの別名。
てんじく‐まめ【天竺豆】
→ソラマメの異名。
てんじく‐まもり【天竺守】
→ヤツブサの別名。
てんじく‐もめん【天竺木綿】
《はじめ、インドから輸入したことから》白生地の平織り木綿。20番手級の綿糸で、縦と横の密度がほぼ同数の織物。足袋(たび)・芯地などに用いる。
てんじく‐よう【天竺様】
→だいぶつよう(大仏様)
てんじく‐ろうにん【天竺浪人】
《「逐電(ちくでん)」の逆さ読みか》住居不定の人。浮浪人。
でんし‐けいさんき【電子計算機】
→コンピューター
でんし‐けんびきょう【電子顕微鏡】
光線のかわりに電子線を用い、光学レンズのかわりに電子レンズで物体の拡大像や電子回折像を得る顕微鏡。光学顕微鏡より高い拡大率と分解能をもち、透過型・走査型などがある。electron microscope
でんし‐こうがく【電子工学】
→エレクトロニクス
でんし‐こうかんき【電子交換機】
トランジスターなどの電子スイッチを用いた高速大容量の電話交換機。electronic switching system
でんし‐こうぎょう【電子工業】
エレクトロニクスを応用した各種機械器具を製造する産業。技術集約産業で付加価値が高く、多品種少量生産が特徴。electronics industry
でん‐じしゃく【電磁石】
鉄心に巻いたコイルに電流を流して磁場を発生する装置。ブザーや通信機用リレー(継電器)から粒子加速器まで利用範囲は広い。electromagnet
でんし‐しゃしん【電子写真】
複写機に使われている方法で、半導体の光電導性と静電気現象を利用した写真技術。electrography
でんし‐しゃしんほう【電子写真法】
電子写真技術を利用して画像を記録する方法。湿式と乾式がある。1938年アメリカのカールソンが考案し、50年にゼロックス社が複写装置として商品化。ゼログラフィー。electrophotography
でんし‐シャッター【電子シャッター】
写真機のシャッターの開放時間を機械的にではなく電気回路とマグネットの働きで制御するもの。electronic shutter
でんし‐じゅう【電子銃】
電子管内で細くしぼった線状の電子流(電子ビーム)を発生させる部分。陰極・制御格子・陽極・電子レンズなどからなる。electron gun
でんし‐しゅっぱん【電子出版】
紙に印刷された書籍や辞書の代りに、コンパクトディスクを利用したCD‐ROM(ロム)(読み出し専用メモリー)に文字や図形情報を記憶させて読者に提供する事業。electronic publishing
でんし‐しょくじ【電子植字】
電算写植機により印画紙やフィルムに文字を焼き付けたもの。これを版下(はんした)として製版する。
でんし‐しんわりょく【電子親和力】
原子が安定な電子配置をとるため、ほかから電子をとりいれるときに放出するエネルギー。electron affinity
でんし‐スチールカメラ【電子スチールカメラ】
2インチのフロッピーディスクにスチール(静止画像)を記録する写真機。フロッピーディスク1枚に50こま記録でき、不要の画像を消去して再使用できる。スチールビデオカメラ。
でんし‐ずのう【電子頭脳】
電子計算機などの中枢。電子計算機が人間の頭脳の働きの一部を代行してくれることから、この用語が用いられた。人工頭脳。electronic brain
でんしスピン‐きょうめい【電子スピン共鳴】
電子のもつスピンにともなう磁気モーメントによる磁気共鳴。物質中の電子状態の研究に広く用いられる。ESR。electron spin resonance
でんし‐スモッグ【電子スモッグ】
→でんじスモッグ(電磁スモッグ)
でんじ‐スモッグ【電磁スモッグ】
通信機器や家電機器などから発射される不要電波。ロボット・心臓ペースメーカー・自動車などの電子部品に作動して、種々の誤作動や障害を引き起こす。電子スモッグ。electronic smog