- でんぱ‐ほう【電波法】
- 電波の公平、能率的な利用をはかることを目的とした法律。昭和25年(1950)に制定。放送局をはじめとする無線局の免許・設備・従事者・運用・監督などを規定。
- でんぱ‐ぼうえんきょう【電波望遠鏡】
- 天体からの電波をとらえて、その方向や強度分布を観測する装置。radiotelescope
- でんぱ‐りょう【電波料】
- 商業放送を使って広告するさい、広告主が放送局に支払う料金。商業放送の主要な収入源。放送料。broadcast fee
- てん‐ぱん【典範】
- 手本となる正しい事柄。のり。example〈用例〉皇室〜。
- てん‐パン【天パン】
- 《「パン (pan) 」は、平たいなべの意》オーブンについている皿状の容器。材料を入れて調理する。鉄製・ほうろう引きのものなど。オーブンプレート。
- でんぱん‐そくど【伝搬速度】
- 波動の進行する速度。propagation velocity
- てん‐ぱん‐れい【典範令】
- 旧日本陸軍で、各種の規則・様式・基準などの総称。
- てん‐ぴ【天日】
- 太陽の光・熱。the sun〈用例〉〜にさらす。
- てん‐びき【天引き】(名・サ変他)
- ①貸し金の元本(がんぽん)額から契約期間中の利息をあらかじめ差し引くこと。
- ②給料などの総額の中から税金・保険料などに当てるため、まえもって一定額を引き取ること。deduction〈用例〉給料から〜する。
- てんび‐やく【点鼻薬】
- 鼻腔(びこう)内に滴下する薬剤。鼻づまり・鼻アレルギーの治療薬など。nose drops
- てん‐びょう【点描】
- [一](名)多数の色の点で混彩描写する絵画技法。スーラなどの新印象主義の画家が使用。色調分割。pointillism
- [二](名・サ変他)特徴的なところをとらえて簡単に描写すること。sketch〈用例〉人物〜。
- てんぴょう【天平】
- 奈良時代の年号。神亀(じんき)から改元。元年(729)8月5日〜21年(749)4月14日。次に、天平感宝(てんぴょうかんぽう)に改元。
- でん‐ぴょう【伝票】
- 金銭の出入や取引内容などを書いて証拠とし、責任の所在を明らかにする紙片。slip〈用例〉〜を切る。
- てんぴょうかんぽう【天平感宝】
- 奈良時代の年号。天平から改元。元年(749)4月14日〜同年7月2日。次に、天平勝宝(てんぴょうしょうほう)に改元。
- てんぴょう‐じだい【天平時代】
- 日本の文化史・美術史上の時代区分の一つ。白鳳(はくほう)時代の次の時代。奈良文化の黄金時代で東大寺の大仏、正倉(しょうそう)院の収蔵品、『万葉集』などが代表。
- てんぴょうしょうほう【天平勝宝】
- 奈良時代の年号。天平感宝(てんぴょうかんぽう)から改元。元年(749)7月2日〜9年(757)8月18日。次に、天平宝字(てんぴょうほうじ)に改元。
- てんぴょうじんご【天平神護】
- 奈良時代の年号。天平宝字(てんぴょうほうじ)から改元。元年(765)1月7日〜3年(767)8月16日。次に、神護景雲(じんごけいうん)に改元。
- てんぴょうのいらか【天平の▼甍】
- 井上靖(いのうえやすし)の小説。昭和32年(1957)刊。高僧鑑真(がんじん)来朝の物語に日本留学僧の生き方を配した叙事文学。
- てんぴょう‐ぶんか【天平文化】
- 奈良時代、天平年間(729〜749)前後に栄えた貴族文化。唐(とう)や西域文化の影響を受けた仏教美術の黄金時代とされる。
- てんぴょうほうじ【天平宝字】
- 奈良時代の年号。天平勝宝(てんぴょうしょうほう)から改元。元年(757)8月18日〜9年(765)1月7日。次に、天平神護(てんぴょうじんご)に改元。
- てん‐びん【天▼秤】
- ①秤(はかり)の一つ。さおの中央を支点にし、一端の分銅と釣り合わせて他端の物体の質量を測定する。化学天秤・微量天秤・上皿天秤など。balance
- ②「→天秤棒」の略。
- ③釣り針をつけた釣り糸を両端からたらした形の釣り具。
- 天秤に掛ける(てんびんにかける)
- ①優劣・軽重などを比べる。weigh in the balance
- ②どちらになっても、都合のよいようにする。両天秤に掛ける。have two strings to one's bow
- てん‐ぴん【天▼稟】
- 生まれつきの性質・才能。天性。天資。天分。natural talents〈用例〉すぐれた〜をもつ。
- てんびん‐ざ【天▼秤座】
- 南天の星座。黄道(こうどう)十二星座の一つ。さそり座の西にあり、昔この星座に秋分点があった。7月6日ごろの午後8時ごろに南中。面積538平方度。Libra
- てんびん‐ぼう【天▼秤棒】
- 両端に荷物を掛けて担ぐ棒。
- てん‐ぶ【天部】
- 《仏教語》八部衆の一つ。天界に住む者の総称。
- てん‐ぷ【天賦】
- 生まれつきの性質・才能。天性。natural gift〈用例〉〜の才。
- てん‐ぷ【添付】(名・サ変他)
- ①付けそえること。append〈用例〉写真を〜する。
- ②民法上、所有者の異なる2つ以上の物を分離すると経済的に不都合になる場合、1つの物とみなして所有権の得失を生じさせること。付合・混和・加工の3種に分類される。
- てん‐ぷ【転付】
- 債権者が債務者の財産を差し押さえる方法の一つ。本来の債務の代わりに債務者の第三者に対する債権を差し押さえ、支払いにかえて債権者に移転すること。delegate
- てん‐ぷ【▼貼付】(名・サ変他)
- 《「ちょうふ」の慣用読み》はり付けること。
- でん‐ぶ【田▼麩】
- タイ・タラなどの魚肉をゆでて身をよくほぐし、砂糖・しょうゆなどで味をつけて、いった食品。でんぷ。
- でん‐ぶ【▼臀部】
- 尻(しり)。尻の部分。hip; rump
- でん‐ぷ【田夫】
- ①農家。農民。農夫。
- ②いなかもの。
- でん‐ぷ【田父】
- ①年老いた農夫。
- ②いなかおやじ。いなかもの。
- でん‐ぷう【▼癜風】
- カビの一種である癜風菌が皮膚に寄生して起こる皮膚病。円形の白または淡褐色の斑点(はんてん)ができ、こすると皮が落ちる。なまず。tinca versicolor
- てん‐ぷく【転覆・▼顛覆】(名・サ変自他)
- ①船・列車などが、ひっくり返ること。また、ひっくり返すこと。overturn〈用例〉船が〜する。
- ②政府などがひっくりかえること。滅びること。滅ぼすこと。ruin〈用例〉政府の〜を図る。
- てんぷく【天福】
- 鎌倉(かまくら)中期の年号。貞永(じょうえい)から改元。元年(1233)4月15日〜2年(1234)11月5日。次に、文暦(ぶんりゃく)に改元。てんふく。
- てん‐ぶくろ【天袋】
- ①違い棚の上方に設けられた袋戸棚。
- ②鴨居(かもい)と天井のあいだに作られた戸棚。〈対義〉地袋(じぶくろ)。
- デンプシー【Jack Dempsey】
- (1895-1983)アメリカのプロボクシング選手。1919年世界ヘビー級第9代チャンピオンになり、26年まで5度防衛。
- てんぷじんけん‐ろん【天賦人権論】
- 近代西ヨーロッパの自然権思想の日本的形態。「人は生まれながらにして自由かつ平等の権利を有する」と主張。明治維新前後より加藤弘之(かとうひろゆき)ら啓蒙(けいもう)思想家が封建制と専制政治に対する批判の武器として唱えた。
- てんぷ‐めいれい【転付命令】
- 差し押さえられた金銭債権が券面額をもつ場合、それを執行債権者に移転し、その額だけ債権が弁済されたこととする執行裁判所の命令。〈比較〉取立命令。
- でんぷ‐やじん【田夫野人】
- 教養のない粗野な人。rustic
- てんぷら【天▼麩羅・天婦羅】
- 《tempero(ポルトガル)の転か》
- ①おもに魚介類に、卵と小麦粉を冷水で溶いた衣をつけ、油で揚げたもの。〈比較〉精進(しょうじん)揚げ。
- ②「めっき」をしたもの。外見だけりっぱなもの。
- てんぷら‐がくせい【天▼麩羅学生】
- にせ学生。服装などうわべだけ本物にみせかけていることから。
- てんぷら‐そば【天▼麩羅▼蕎▽麦】
- かけそばにエビのてんぷらをのせたもの。
- テンプル‐きしだん【テンプル騎士団】
- (Templariiラテン)中世ヨーロッパの三大騎士修道会の一つ。聖地保護と異教徒撃退のため1119年創立。同騎士団の財産没収を企図したフランス王フィリップ4世の陰謀により1312年解散。〈参照〉騎士修道会。
- てん‐ぶん【天分】
- 生まれつきの性質・才能。資質。天性。talent〈用例〉〜にめぐまれる。
- てんぶん【天文】
- 室町末期の年号。享禄(きょうろく)から改元。元年(1532)7月29日〜24年(1555)10月23日。次に、弘治(こうじ)に改元。
- でん‐ぶん【伝聞】
- [一](名・サ変他)他の人から伝え聞くこと。またぎき。hearsay〈用例〉〜するところによれば。
- [二](名)文法で、話し手自身の判断でなく、人から聞いたこととして述べる言い方。動詞に助動詞「そうだ」を添えて表す。「行くそうだ」など。
- でん‐ぶん【電文】
- 電報の文章。telegraphic message
- でん‐ぷん【▼澱粉】
- 分子式 (C6H10O5) nブドウ糖が多数つながった多糖の一種。芋類・穀類などで光合成により多量に作られ、工業的に精製される。食品から医薬品まで幅広く利用。starch
- でんぷん‐か【▼澱粉価】
- 飼料の栄養価の表示法の一つ。でんぷんの体脂肪生産量を単位として、ほかの可消化成分もでんぷんの場合に換算して合算したもの。SV。starch value
- でんぷん‐しゅし【▼澱粉種子】
- でんぷんを多量に貯蔵している種子。イネ・トウモロコシなど。starch seed
- でんぶん‐しょうこ【伝聞証拠】
- 公判廷に証拠として報告された、聞き伝えや書面による供述。hearsay evidence
- でんぷん‐のり【▼澱粉▼糊】
- でんぷんの粘着力を利用した糊。小麦粉や生麸(ふ)・コーンスターチ・飯粒などが用いられる。starch
- でんぶん‐ひょうげん【伝聞表現】
- 話し手が他の人から聞いたことであることを示す表現。「聞けば…」「…とか」「…ということだ」「…そうだ」などの形をとる。
- てんぶんほっけ‐の‐らん【天文法華の乱】
- 天文5年(1536)延暦(えんりゃく)寺僧徒が京都の日蓮(にちれん)宗21寺を焼き討ちした事件。
- でんぷん‐よう【▼澱粉葉】
- 葉がさかんに光合成を行った結果として生じた炭水化物が、でんぷんの形で、葉緑体に多く含まれている状態の葉。amylophyll
- てん‐ぺい【天兵】
- ①神が率いる兵隊。神兵。
- ②天子の兵隊。官軍。
- テンペスト【Tempest】
- シェークスピアのロマンス劇。1611年作。23年出版。弟に領地を追われ孤島に暮らすプロスペロが、魔法により嵐(あらし)を起こして復讐(ふくしゅう)するが、やがて和解して領地に帰る。最後の刊行作。『嵐』。
- テンペラ【tempera(イタリア)】
- 絵の具の一種、またそれによる絵画。顔料に媒剤としてカゼイン・卵・イチジクの樹乳などを用いて練った絵の具。油絵と水彩の中間。油絵の具発明前、15世紀まで多く使用された。〈用例〉〜画。
- てん‐ぺん【天辺】
- 高い空。空の果て。high in the sky
- てん‐ぺん【天変】
- 天候・天象などの異変。暴風・日食・月食など。disaster〈対義〉地異。
- てん‐ぺん【転変】(名・サ変自)
- 《もと仏教語》移り変わること。change〈比較〉変転。〈用例〉有為(うい)〜。
- てんぺん‐ちい【天変地異】
- 天地間に起こる自然の異変。天災地変。natural calamity
- てんぺんちい‐せつ【天変地異説】
- 地球にこれまで何度かの激変(天変地異)が起こり、そのたびに生物は大部分が死滅したがわずかの種類だけが生き残り、それらが新たに繁栄するようになったとする説。キュビエが提唱。theory of catastrophe
- てん‐ぽ【転補】(名・サ変他)
- 他の官職に転じ移すこと。
- てん‐ぽ【▼填補】(名・サ変他)
- 不足を埋めること。補充。supplement〈用例〉損害を〜する。
- テンポ【tempo】
- ①楽曲の速度。
- ②進み具合の速さ。〈用例〉快調な〜で仕事が進む。話の〜が合わない。
- でん‐ぽ【田▼圃】
- たはた。たんぼ。rice field
- でん‐ぽ【田▽畝】
- ①田のうね。ridge
- ②たはた。fields
- てん‐ぼう【展望】(名・サ変他)
- ①見晴らすこと。見渡すこと。view〈用例〉〜台。
- ②社会の将来について広く見渡し予測すること。view〈用例〉〜を示す。〜が開ける。
- てん‐ぽう【転封】
- 江戸幕府が行った大名の所領変更。移封(いほう)。国替(くにがえ)。
- てんぽう【天▽保】
- 江戸末期の年号。文政(ぶんせい)から改元。元年(1830)12月10日〜15年(1844)12月2日。次に、弘化(こうか)に改元。
- でん‐ぽう【伝法】
- [一](名)仏法を授け、伝えること。でんぼう。
- [二](名・形動)《寺の威光をかさに着た江戸浅草の伝法院の寺男から》
- ①悪ずれがして、乱暴なこと・人・さま。
- ②女が、勇み肌をまねること・さま。〈用例〉〜な口をきく。
- でん‐ぽう【電報】
- 発信人に依頼された通信文をコンピューターの入出力によって、短時間で受取人に手渡すこと。また、通信文の印刷された用紙。telegram〈用例〉〜を打つ。
- てんぼう‐しゃ【展望車】
- 車外の景色が展望できるような設備をそなえた客車。observation car
- てんぽうすいこでん【天▽保水▼滸伝】
- 講談・浪曲の題名。飯岡助五郎(いいおかのすけごろう)と笹川繁蔵(ささがわのしげぞう)の抗争を描いたもので、講談は江戸の講釈師宝井琴凌(たからいきんりょう)、浪曲は正岡容(まさおかいるる)の作。
- てんぽう‐せん【天▽保銭】
- ①→天保通宝(つうほう)の通称。
- ②《明治時代には8厘(りん)に通用し1銭に足りないことから》時代おくれ、知能の低い人の意。
- ③旧陸軍大学校卒の軍人の胸につけた徽章(きしょう)の俗称。
- てん‐ぽうそう【天▼疱▼瘡】
- 大形の水疱(すいほう)のできる病気の総称。尋常性天疱瘡・紅斑(こうはん)性天疱瘡・増殖性天疱瘡がある。pemphigus
- てんぽう‐つうほう【天▽保通宝】
- 江戸時代、幕府鋳造(ちゅうぞう)の銅銭の一つ。天保6年(1835)鋳造・発行。百文銭。明治以後は8厘(りん)として明治24年(1891)まで通用。天保銭。
- てんぽう‐の‐かいかく【天▽保の改革】
- 江戸後期に行われた幕府の政治改革。三大改革の一つ。天保12年(1841)以降、老中(ろうじゅう)水野忠邦(みずのただくに)が断行。倹約令、風俗取締令、株仲間の解散、物価の統制、上知令(あげちれい)の発布などにより幕府財政の建て直しをはかったが、失敗。
- てんぽう‐の‐ききん【天▽保の飢▼饉】
- 天保4〜7年(1833〜36)の全国的な大飢饉。天候不順で冷害・洪水が続発し米価が高騰。農村は荒廃し、一揆(いっき)・打ち壊しが頻発した。
- てん‐ぼうりん【転法輪】
- 《仏教語》仏が説法すること。転輪王が輪宝によって敵を破るように、仏が法の輪を世界に転じて、人々の迷いをうち砕くという意味とされる。
- てんぽうろっかせん【天▽保六花▼撰】
- 講談の題名。河内山宗春(こうちやまそうしゅん)、片岡直次郎(かたおかなおじろう)らの無頼(ぶらい)ぶりを実録風に描いたもの。2世松林伯円(しょうりんはくえん)の作。河竹黙阿弥(かわたけもくあみ)により、『天衣紛上野初花(くもにまごううえののはつはな)』として舞台化。
- てん‐ま【天麻】
- 生薬(しょうやく)の一つ。ラン科のオニノヤガラの乾燥根茎。幼茎を赤箭(せきせん)という。滋養強壮・鎮静・鎮痛などの薬効がある。
- てん‐ま【天魔】
- 《仏教語》仏法の邪魔(じゃま)をし、善をなそうとする人の智慧(ちえ)・善根を失わせる悪魔。天魔波旬(てんまはじゅん)。
- てん‐ま【伝馬】
- ①公用の旅行や逓送(ていそう)のため用いられた駄馬(だば)。律令(りつりょう)制下、駅馬(えきば)とは別に各郡に常置。戦国時代に復活し、江戸幕府によって充実。駅馬。
- ②「→伝馬船」の略。
- てんま【天馬(株)】
- 化学工業。プラスチック製品。総合成型メーカー。昭和24年(1949)設立。本社は東京都北区赤羽。
- てんま【天▽満】
- 大阪市北区南東部、淀(よど)川に沿う地区。天満宮(てんまんぐう)があり、7月25日の天神祭で知られる。
- デンマーク【Denmark・丁抹】
- (Kingdom of Denmark)北ヨーロッパ、ユトランド半島と五百余の島々からなる王国。首都コペンハーゲン。大部分は氷食を受けた低地で地味が悪いが、19世紀から協同組合制度を拡充、今日では世界的な酪農国となった。面積4.3万km2。人口518.1万(1993)。正称デンマーク王国。
- デンマーク‐ご【デンマーク語】
- デンマークの公用語。印欧語族の北ゲルマン語派に属す。Danishlanguage
- デンマーク‐たいそう【デンマーク体操】
- デンマークで発達した体操体系。1910年代にブックが研究。関節可動性・筋力・巧緻(こうち)性の3点が強調され動きがリズミカル。
- てん‐まく【天幕】
- ①テント。tent
- ②天井から下げる飾り幕。curtain hung from the ceiling
- てんまく‐けむし【天幕毛虫】
- オビカレハの幼虫の俗称。幼虫は糸をはき、サクラ・ウメ・モモなどの枝分かれの部分にテント状の巣をつくって群棲(ぐんせい)する。ウメケムシ。
- てんま‐せん【伝馬船】
- 荷物などを運送する、小形の和船。てんまぶね。
- てんま‐ちょう【伝馬町】
- 旧宿場町に残る町名。戦国時代以降、とくに江戸時代に、宿駅に備えた輸送用の馬を伝馬といったことにちなむ。
- てん‐まつ【▼顛末】
- 物事の始めから終わりまでのくわしい事情。いきさつ。一部始終。details〈用例〉事件の〜。
- てん‐まど【天窓】
- 屋根にあけた窓。引き窓。skylight
- てんまばやし【天間林】
- 〈村〉青森県東部、八甲田(はっこうだ)山東麓(とうろく)の村。農林業が中心。畜産などが行われる。人口9445(1994)。
- てんまん‐ぐう【天満宮】
- 菅原道真(すがわらのみちざね)(天満天神)を祭神とする神社。学芸の神として尊崇される。天神(てんじん)。
- てんみょう‐がま【天明▼釜・天命▼釜・天▽猫▼釜】
- 下野国(しもつけのくに)天明(現在の栃木県佐野市)で作られた茶釜の総称。室町期から製造され、地紋は単純で地肌に工夫がこらされ、素朴で侘(わ)びた感じが特徴。
- てんむ‐てんのう【天武天皇】
- (?-686)第40代天皇(在位(673-686))。舒明(じょめい)天皇の第3皇子。天智(てんじ)天皇の弟。名は大海人皇子(おおあまのおうじ)。壬申(じんしん)の乱に勝利し飛鳥浄御原宮(あすかのきよみはらのみや)で即位。八色(やくさ)の姓(かばね)・飛鳥浄御原令(りょう)などを制定し、天皇中心の律令(りつりょう)体制を完成。
- てん‐めい【天命】
- ①天から与えられた使命。天の命令。〈用例〉人事をつくして〜を待つ。
- ②身にそなわる運命。
- ③天寿。
- 天命を知る(てんめいをしる)
- 《『論語』「為政」に、「五十にして天命を知る」とあるところから》50歳になる。知命になる。submit to Heaven's will
- てん‐めい【天明】
- ①明け方。夜明け。
- ②江戸末期の年号。安永(あんえい)から改元。元年(1781)4月2日〜9年(1789)1月25日。次に、寛政(かんせい)に改元。
- てんめい‐かいご【転迷開悟】
- 《仏教語》迷いの世界の三界で輪廻(りんね)転生(てんしょう)することから転じて、悟りを開くこと。
- てんめい‐ちょう【天明調】
- 安永(あんえい)・天明(1772〜89)のころ、俳諧(はいかい)革新と蕉風(しょうふう)の復興を唱えた、与謝蕪村(よさぶそん)・加藤暁台(かとうきょうたい)・三浦樗良(みうらちょら)らによる中興俳諧の俳風。
- てんめい‐の‐ききん【天明の飢▼饉】
- 天明2〜7年(1782〜87)の全国的な大飢饉。とくに東北地方は冷害のため、多数の餓死者・疫病死者が出た。
- てん‐めつ【点滅】(名・サ変自他)
- あかりがついたり消えたりすること。つけたり消したりすること。turn on and off〈用例〉信号が〜する。
- てん‐めん【▼纏綿】
- [一](名・サ変自)からみつくこと。entanglement
- [二](形動トタル)気持ちがからみあって、離れがたいさま。こまやか。clinging affection〈用例〉情緒〜。
- 天網恢恢疎にして漏らさず(てんもうかいかい、そにしてもらさず)
- 《『魏書(ぎしょ)』「任城王(じんじょうおう)伝」にあることば。天網は目が粗いようだが、物をすくいもらすことがない、の意から》悪者は一時は逃れても必ず捕らえられる。天が悪事に対して厳正であるたとえ。Heaven's vengeance is slow but sure.
- てんもく【天目】
- 《中国、浙江(せっこう)省の天目山の仏寺で常用したのに由来》
- ①黒または柿(かき)色の鉄質釉(ゆう)のかかった茶碗(ちゃわん)の総称。とくに南宋(なんそう)時代に建窯(けんよう)・吉州窯で作られたものは名高い。喫茶用ですり鉢形。天目茶碗。
- ②《転じて》茶碗の総称。
- てんもく‐さん【天目山】
- 中国、浙江(せっこう)省北西部、安徽(あんき)省境近くの山。東西2峰に分かれ、西天目山は標高1507m、東天目山は標高1479m。テンムーシャン。
- てんもく‐ざん【天目山】
- ①山梨県東部、白川上流域の山。標高1380m。天正(てんしょう)10年(1582)、武田勝頼(たけだかつより)がこの山麓(さんろく)で織田信長(おだのぶなが)の軍勢に敗れて自刃した。
- ②《転じて》勝敗の分かれ目。進退きわまったこと。天王山。
- てんもく‐だて【天目▽点】
- 茶道で、天目茶碗(ぢゃわん)を使った点前(てまえ)のこと。貴人や神仏への呈茶・献茶が主で、天目には台がつき、唐物(からもの)などのため、あつかいが難しい。
- てん‐もり【天盛(り)】
- ①日本料理で、酢の物・あえ物・煮物などを盛りつけた上に飾るあしらい。針のり・木の芽・ユズなど。
- ②天ぷら付きの盛りそば、またはうどん盛り。
- てん‐もん【天文】
- 天体で起こるさまざまの現象。astronomy
- てんもん‐がく【天文学】
- 天体とその周囲の空間について研究する学問。位置天文学・天体物理学・天体力学などに分類される。astronomy
- てんもんがく‐てき【天文学的】(形動)
- 数がけたはずれに大きいさま。astronomical〈用例〉〜な数字。
- てんもん‐かた【天文方】
- 江戸幕府の役職。貞享(じょうきょう)元年(1684)渋川春海(しぶかわはるみ)が任命されたのが最初。天文観測・編暦・測量、洋書の翻訳などが主任務。
- てんもん‐こうほう【天文航法】
- 船や飛行機で、天体の高度を測定し自己の位置を求めて航行する航法。おもに大洋上で地物などが利用できないときに用いる。天測航法。astronomical navigation
- てんもん‐じ【天文時】
- 天体の運行から天文学的にきめた時間のシステム。現在の時間システムは原子の振動を使う。astronomical time
- てんもん‐だい【天文台】
- 天体観測を行う施設。天体物理天文台・電波天文台など。astronomical observatory
- てんもん‐たんい【天文単位】
- 地球と太陽の平均距離を基本とする単位。1天文単位は約1億4960万km。太陽系内の天体の距離表示に用いる。記号AUastronomical unit