- なお【▽尚・▽猶】
- [一](副)
- ①あいかわらず。やはり。まだ。still〈用例〉今も〜。
- ②さらに。そのうえに。still more〈用例〉〜2、3日の余裕がある。
- ③よりいっそう。ますます。much more〈用例〉薬を飲んだら、〜悪くなった。
- ④{文語的}《下に「ごとし」をともなって》ちょうど。まるで。as〈用例〉過ぎたるは〜及ばざるがごとし。
- [二](接続)さらに付け加えて。besides〈用例〉〜、詳細は追ってお知らせします。
- なおいり【直入】
- 〈町〉大分県中部、竹田(たけた)市北隣の町。稲作を主に、畜産、シイタケ・菊栽培などを行う。人口3105(1994)。
- なおえつ【直江津】
- 新潟県上越市北部地区。旧宿場町。海陸交通の要地。県西部最大の臨海工業地帯。旧直江津市。
- なお‐かつ【▽尚且つ】(副)
- ①なおそのうえに。besides〈用例〉頭がよく、〜心が優しい。
- ②それでもまだ。and yet〈用例〉何度も挫折(ざせつ)したが、〜諦(あきら)めない。
- なおかわ【直川】
- 〈村〉大分県南東部、佐伯(さいき)市南西隣の村。林業と菊・アイリスなどの花卉(かき)栽培がさかん。人口3278(1994)。
- なおき‐さんじゅうご【直木三十五】
- (1891-1934)小説家。本名植村宗一。大阪生まれ。早大中退。大衆文学の雄としてその品位向上に努めた。作品『南国太平記』など。
- なおき‐しょう【直木賞】
- 直木三十五(さんじゅうご)を記念する文学賞。昭和10年(1935)菊池寛の発意により文芸春秋社が設けた。毎年2回、大衆文芸の新進・中堅作家に贈られる。
- なお‐さら【▽尚更】(副)
- ますます。いっそう。all the more; more and more〈用例〉止められると〜行きたくなる。
- なおざり【▽等▽閑】(形動)
- 深く気にかけないさま。いいかげんにしてほうっておくさま。おろそか。疎略。とうかん。neglect〈用例〉基礎を〜にすると、あとで困る。
- なおし【直し】
- ①直すこと。
- ②訂正。correction
- ③つくろい。修理。repair
- ④婚礼などで、新婦が着物を着がえること。色直し。change of costumes
- ⑤《「直し酒」の略》くさりかけた酒に香味をもたせること。rectification
- ⑥《「直し味醂(みりん)」の略》飲用の味醂。熟成の途中でアルコール分を約22%に高めたもの。
- なお・し【直し】(形ク)
- 〈古語〉
- ①まっすぐだ。ゆがみがない。〈用例〉いと〜・き木をなむおし折りためる(枕・小白河といふ所は)。
- ②平らだ。〈用例〉土うるはしうも〜・からぬ(枕・正月十よ日のほど)。
- ③普通の状態である。〈用例〉目も鼻も〜と覚ゆるは(源氏・総角)。
- ④よこしまでない。正しい。〈用例〉かならず政(まつりごと)の〜・くゆがめるにもよりはべらず(源氏・薄雲)。
- なおしま【直島】
- 〈町〉香川県北部、瀬戸内海の直島を中心とする町。養殖漁業がさかん。銅製錬所がある。人口4348(1994)。
- なおしま‐しょとう【直島諸島】
- 岡山県玉野市の沖合いの島群。香川県に属する。直島には銅製錬所がある。
- *なお・す【直す】(五他)
- ①悪くなったものをもとのよい状態にする。修繕する。つくろう。repair〈用例〉こわれた機械を〜。機嫌を〜。
- ②誤り・不正・欠点などを正しくしてよい状態にする。訂正する。correct〈用例〉誤字を〜。欠点を〜。
- ③乱れたものを元のとおりにきちんとする。tidy up〈用例〉服装を〜。
- ④変える。改める。change〈用例〉日取りを〜。
- ⑤訳す。translate〈用例〉英語を日本語に〜。
- ⑥しかるべき位置にすえる。〈用例〉上座(かみざ)に〜。
- ⑦換算する。convert〈用例〉メートルに〜。
- ⑧《動詞の連用形に付いて》もう一度…する。改めて…する。〈用例〉書き〜。
- *なお・す【治す】(五他)
- 病気・傷などをもとの健康な状態にもどす。健康にする。cure〈用例〉病気を〜。
- なお‐なお【▽尚▽尚・▽猶▽猶】(副)
- ①ますます。いよいよ。all the more〈用例〉それは〜大変だ。
- ②まだまだ。still
- ③付け加えて。additionally
- なおなお‐がき【▽尚▽尚書(き)】
- 手紙などの本文のあとに追加して書いた文。添え書き。追伸。二伸。
- なお‐の‐こと【▽尚の事・▽猶の事】(連語)
- なおさら。よりいっそう。much more
- なおび‐の‐かみ【直日神・直▼毘神】
- 日本神話の神。凶事・災害・罪悪などを善事に改め直す神。伊奘諾尊(いざなぎのみこと)の檍原(あわぎはら)の禊(みそぎ)によって出現したという。
- なおびのみたま【直▼毘▽霊】
- 本居宣長(もとおりのりなが)の国学の書。1巻。『古事記伝』の序として明和(めいわ)8年(1771)成立。のち独立して一書とした。神道論・国体論を述べたもの。
- なお‐また【▽尚又・▽猶又】(副)
- さらに。そのほかに。moreover
- なお‐も【▽尚も・▽猶も】(副)
- それでもまだ。引き続き。さらに。further
- なお‐もって【▽尚▽以て・▽猶▽以て】(副)
- なおさら。〈用例〉そんなことでは、〜困る。
- な‐おや【名親】
- 生まれた子どもに名をつける人。昔は多くは、母方の祖父。名づけ親。godparent
- なおらい【直▽会】
- 祭りのあと、神にそなえた供物(くもつ)・神酒(みき)などを下げていただく酒宴。また、その神酒。
- なおらい‐どころ【直▽会所】
- 神道で、神事の後、神饌(しんせん)・神酒をいただく宴を催す場。直会殿(なおらいどの)。解斎(げさい)殿。
- なおら‐のぶお【直▽良▽信▽夫】
- (1902-85)古生物学者・古人類学者。大分県生まれ。早稲田(わせだ)大学教授。明石原人(あかしげんじん)・葛生原人(くずうげんじん)の発見者として知られる。
- なおり【直り】
- 差額料金を払って、観覧席などを上級の席へ替わること。
- なおり【治り】
- 病気・傷などがよくなること。recovery〈用例〉傷の〜が早い。
- *なお・る【直る】(五自)
- ①欠点や間違いなどが正しくなる。be corrected〈用例〉悪いくせが〜。
- ②故障したり、悪い状態にあったものが元どおりになる。recover; be repaired; regain〈用例〉機嫌が〜。
- ③しかるべき位置にすわる。become; heir〈用例〉跡継ぎに〜。
- *なお・る【治る】(五自)
- 病気・傷などがよくなる。健康になる。be cured; recover〈用例〉風邪が〜。
- な‐おれ【名折れ】
- 名を汚すこと。不名誉。disgrace; dishonor〈用例〉武士の〜。
- ナオロジー【Dadabhai Naoroji】
- (1825-1917)インドの政治家。1885年の国民会議派結成運動に尽力。92年イギリス下院議員。1906年スワラジ運動を提唱。植民地インドの政治・経済の改善に努力。
- *なか【中】
- ①空間的なある範囲のうち。内部。inside; interior〈対義〉外(そと)。〈用例〉家の〜。
- ②抽象的なものの内部。inside〈用例〉心の〜。
- ③ある範囲内で中間にあたるもの。middle; center〈用例〉まん〜。〜をとる。列の〜にわりこむ。
- ④間隔。interval〈用例〉〜3日で登板した。
- ⑤ある状態が続いていること。midst〈用例〉あらしの〜。
- ⑥事物について、ある範囲のうち。among〈用例〉その〜の1人。この〜から選ぶ。
- 中に立つ(なかにたつ)
- 両者の間に立ってとりもちをする。仲介の労をとる。仲立ちをする。mediate
- 中へ入る(なかへはいる)
- ①外から内部に進む。enter
- ②争っている者の間に入る。仲裁をする。mediate
- 中を取る(なかをとる)
- 対照的な2つのものの中間を選択・採択する。中庸の立場をとる。take the middle course
- なか【仲】
- 人と人との間柄。friendship; terms〈用例〉〜がいい。犬猿の〜。
- 仲を裂く(なかをさく)
- 仲のよい者どうしをひき離す。親しい者の間に水をさす。仲を塞(せ)く。come between; part
- 仲を取り持つ(なかをとりもつ)
- 双方の間に立って橋渡しをする。男女の間に入って仲だちをする。act as go-between
- 仲を直す(なかをなおす)
- 仲が悪くなっていたのをもどして、親しくなる。仲なおりする。
- なか【中】
- 〈町〉兵庫県中部、西脇(にしわき)市北隣の町。播州織(ばんしゅうおり)の産地。稲作中心の農業が行われる。人口1万1874(1994)。
- なか【▼那▼珂】
- 〈町〉茨城県中部、水戸(みと)市北隣の町。ゴボウ・ラッカセイの栽培など農業の町だが、工場の進出や宅地化がみられる。人口4万4800(1994)。
- なが【長・永】
- 《接頭的・接尾的。形容詞「ながい」の語幹から。名詞の上、または下に付く》
- ①相対的に長い形である意。〈用例〉〜ズボン。足〜。
- ②時間的に長く続く意。〈用例〉〜雨。夜〜。
- ③人の気持ちなどがのんびりしている意。〈用例〉気〜。
- なが【▼那賀】
- 〈町〉和歌山県北部、紀ノ川に沿う町。ミカン栽培などの農業が中心。人口9319(1994)。
- なが‐あみ【長編(み)】
- 鉤針(かぎばり)編みの編み方の一種。針に1度糸をかけてから前段の目を拾い、2度引き出して1目とする。double crochet
- なが‐あめ【長雨】
- いく日も降り続く雨。梅雨や秋雨および菜種(なたね)梅雨などがある。long rain
- なか‐い【仲居・中居】
- ①将軍や大名の奥向きに仕える女性の控えていた所。また、その女性。御仲居。御末(おすえ)。
- ②昔、商家などで、奥女中と下女の中間の身分とされた女性。
- ③料理屋・待合(まちあい)などで、客の応接や雑用をする女性。
- なかい【中井】
- 〈町〉神奈川県南西部、小田原(おだわら)市北隣の町。稲作、野菜やミカンの栽培がさかん。人口1万0213(1994)。
- なが‐い【長居】(名・サ変自)
- 長くいること。長座。長じり。overstaying
- 長居は恐れ(ながいはおそれ)
- 同じ所に長くいると、ろくなことはない。
- 長居は無用(ながいはむよう)
- 《長居をしてはいけない、の意》その場から離れることを、自分や他人に促すときにいう。〈用例〉こんなところに〜。
- *なが・い【永い】(形)
- 時間的な隔たりが大きい。永久である。すごしたり待ったりする時間に余裕がある。long time〈用例〉〜年月。日が〜・くなる。〈派生〉ながさ(名)ながめ(名・形動)
- 永い眠りに就く(ながいねむりにつく)
- 死ぬ。pass away
- 永い草鞋を履く(ながいわらじをはく)
- ばくちうちなどがその土地にいられなくなり、旅に出る。高飛びする。
- *なが・い【長い】(形)
- 〈対義〉短い。
- ①空間的に、直線的なもののはしからはしまでの隔たりが、基準となるものより大きい。long〈用例〉〜糸。髪の〜少女。〜・くのびる道。顔が〜。
- ②過ぎる時間が相対的に多い。始まりから終わりまでに時間がかかる。long〈用例〉〜間外国へ行っていた。〜夜。話が〜。
- ③ゆっくりしていてあせらない。patient〈用例〉〜目で見る。気が〜。息が〜。〈派生〉ながさ(名)ながめ(名・形動)
- 長い目で見る(ながいめでみる)
- 気長に見守る。take a long view
- 長い物には巻かれろ(ながいものにはまかれろ)
- 強い者に対しては、言うなりになっておくのが得策だ。yield to the powerful
- ながい【長井】
- 〈市〉山形県南西部、長井盆地の市。旧城下町。長井紬(つむぎ)が特産。アヤメ園が有名。人口3万2841(1994)。
- ながい‐うた【長井▽雅▽楽】
- (1819-63)幕末の長州(ちょうしゅう)藩士。開国と公武合体を主張。藩是(はんぜ)として採用されたが、尊攘(そんじょう)派台頭のため失脚し、自殺。
- ながい‐かずまさ【永井▽一正】
- (1929-)グラフィック‐デザイナー。大阪生まれ。抽象形態の造形が得意。作品に札幌五輪公式マークなど。
- ながい‐かふう【永井荷風】
- (1879-1959)小説家。本名壮吉。別号断腸亭主人。東京生まれ。ゾラに傾倒し、外遊後、西欧化文明の世相を批判、江戸情緒に沈潜し耽美(たんび)派の代表と目された。のち花柳(かりゅう)小説に専心した。昭和27年(1952)文化勲章受章。作品『あめりか物語』『腕くらべ』『つゆのあとさき』『ぼく東綺譚(ぼくとうきだん)』、訳詩集『珊瑚(さんご)集』、日記『断腸亭日乗』など。
- なが‐いき【長生き】(名・サ変自)
- 長く生きること。長命。長寿。long life〈対義〉早死に・若死に。
- 長生きすれば恥多し(ながいきすればはじおおし)
- 長生きすると、何かにつけて恥をかく機会も多い。命長ければ恥多し。
- なかいず【中▼伊豆】
- 〈町〉静岡県、伊豆半島中部の町。ワサビ・シイタケ栽培がさかん。天城(あまぎ)高原を中心に観光地化が進む。人口7932(1994)。
- なが‐いす【長▼椅子】
- 横に長い椅子。ソファー・ベンチなど。sofa; lounge
- ながいずみ【長泉】
- 〈町〉静岡県東部、三島市西隣の町。化学繊維・機械・自動車部品工業がさかん。人口3万3514(1994)。
- ながい‐たつお【永井▼龍▽男】
- (1904-90)小説家。東京生まれ。神田一ツ橋高等小学校卒。都会人のセンスで人情をきめこまかに描く。昭和40年(1965)『一個その他』で第18回野間文芸賞受賞。同56年(1981)文化勲章受章。作品『コチャバンバ行き』『秋』など。
- なかい‐ちくざん【中井竹山】
- (1730-1804)江戸中期の儒(じゅ)者。大坂の人。弟履軒(りけん)とともに五井蘭洲(ごいらんしゅう)に師事。懐徳堂4代学主。著書『草茅危言(そうぼうきげん)』など。
- ながい‐ながよし【長井長▽義】
- (1845-1929)薬学・有機化学者。徳島の人。日本の薬学近代化の功績者。和漢薬成分の研究などに業績を残す。
- なか‐いま【中今】
- 神道で、無限の過去と永遠の未来との真ん中の、今の世。現在が真ん中の盛りの世であるとしての賛美の意を含めていう。
- ながい‐みちこ【永井▽路子】
- (1925-)小説家。本名は黒板拡子(ひろこ)。東京生まれ。東京女子大卒。適確な考証に基づき、特色ある時代小説を作り出す。昭和40年(1965)『炎環』で第52回直木賞受賞。作品『北条政子(ほうじょうまさこ)』『氷輪』『雲と風と』など。
- なが‐いも【長芋・長▼薯】
- ヤマノイモ科のつる性多年草。中国原産で、日本では古くから栽培、山野に野生化もしている。花は白色で穂状(すいじょう)花序。葉腋(ようえき)にむかごをつけ、塊根を食用とする。
- なか‐いり【中入(り)】
- ①前後2場に分かれる複式能または狂言で、前場の主役(またはその他の役)がいったん舞台から退場すること。
- ②芝居・寄席・相撲などの興行で、途中にはさむ休憩時間。intermission
- なかい‐りけん【中井履軒】
- (1732-1817)江戸中期の儒(じゅ)者。大坂の人。兄竹山(ちくざん)とともに五井蘭洲(ごいらんしゅう)に師事。折衷学派の傾向が強い。著書『七経雕題(しちけいちょうだい)略』など。
- ながい‐りゅうたろう【永井柳太郎】
- (1881-1944)政治家。石川県生まれ。早大教授から転身、憲政会・民政党に属し、普選法成立に尽力。拓相・逓相などを歴任。
- なが‐うた【長▼唄・長歌】
- 三味線音楽の一種。
- ①《「長唄」で》歌舞伎(かぶき)音楽として江戸に発生し発展。歌舞伎や舞踊のための長唄と、演奏会用の長唄に分けられる。
- ②《「長歌」で》地歌(じうた)の一種目で上方(かみがた)の歌謡。
- なか‐うみ【中海】
- 鳥取・島根両県にまたがる湖。面積98km2。最深17m。汽水湖で、大規模な干拓が進み、淡水化による工業用水の確保などが計画されたが、環境保全の反対運動により中止となる。なかのうみ。
- なかうら‐ジュリアン【中浦ジュリアン】
- (1570ごろ-1633)天正(てんしょう)遣欧使節の副使。肥前(ひぜん)の人。天正10年(1582)渡欧、帰国後イエズス会司祭として伝道に従事。寛永(かんえい)10年(1633)長崎で殉教。
- なか‐うり【中売り】
- 興行場の場内で、茶・弁当・菓子などを売り歩くこと・人。
- なが‐え【長柄】
- ①柄の長いこと・もの。long handle
- ②柄の長いやり。long-handled spear
- なが‐え【▼轅】
- 《「長柄」の意》馬車・牛車(ぎっしゃ)・人力車などの前に長く突き出た2本の棒。
- なかえ‐うしきち【中江▼丑吉】
- (1889-1942)中国史学者。兆民(ちょうみん)の長男。大阪生まれ。東大卒。従来の中国学とは異なる中国史研究を行った。後半生は北京(ペキン)に在住。著書『中国古代政治思想』など。
- なかえ‐ちょうみん【中江兆民】
- (1847-1901)明治の思想家。名は篤介(とくすけ)。土佐(とさ)藩出身。フランスに渡り帰国後、自由民権思想の普及に尽力。『東洋自由新聞』の主筆。明治23年(1890)衆議院議員。のち国権論へ傾斜。訳書『民約訳解』、著書『三酔人経綸(けいりん)問答』など。
- なかえ‐とうじゅ【中江▼藤樹】
- (1608-48)江戸初期の儒(じゅ)者。陽明学派の祖。名は原。近江(おうみ)の人。はじめ朱子学を修め伊予国(いよのくに)大洲(おおず)藩に仕えたが、郷里に帰って藤樹書院を開いて陽明学を唱え、近江聖人と称された。著書『翁問答(おきなもんどう)』『鑑草(かがみぐさ)』など。
- ながえ‐の‐かさ【長柄の傘】
- 馬上の貴人などにさしかける傘。
- ながお【長尾】
- 〈町〉香川県東部の町。四国八十八箇所の長尾寺と大窪(おおくぼ)寺(結願寺)がある。人口1万3230(1994)。
- なが‐おい【長追い】(名・サ変他)
- 遠くまで追いかけること。〈比較〉深追い。
- ながおか【長▼岡】
- 〈市〉新潟県中部、信濃(しなの)川に沿う市。旧城下町。機械・製紙・化学工業などがさかん。衣料中心の商業も知られる。豪雪地。人口18万6843(1994)。
- ながおか‐ぎじゅつかがくだいがく【長▼岡技術科学大学】
- 国立大学。昭和51年(1976)創立。所在地は新潟県長岡市上富岡(かみとみおか)町。
- ながおか‐きょう【長▼岡京】
- 桓武(かんむ)天皇が平城京から遷都し、平安京へ移るまでの都。延暦(えんりゃく)3年(784)から同13年(794)まで。都の跡は京都府向日(むこう)市・長岡京市の一帯。
- ながおかきょう【長▼岡京】
- 〈市〉京都府南部の市。機械・ビールなどを中心に工業化・宅地化が顕著。竹の子の産地。旧長岡京の一部。人口7万7022(1994)。
- なかおか‐しんたろう【中▼岡慎太郎】
- (1838-67)幕末の志士。土佐(とさ)の人。倒幕のため坂本竜馬(さかもとりょうま)と薩長(さっちょう)同盟の実現に尽力。陸援隊を組織したが、竜馬とともに暗殺された。
- ながおか‐ぞうけいだいがく【長▼岡造形大学】
- 私立大学。平成5年(1993)創立。所在地は新潟県長岡市宮関町。
- ながおか‐はんたろう【長▼岡半太郎】
- (1865-1950)物理学者。長崎県生まれ。東大卒。東大教授。実験・理論物理学の指導的創始者。ボーアの原子模型に先立つ長岡の原子模型と理論を発表。昭和12年(1937)第1回文化勲章受章。
- なか‐おち【中落ち】
- 魚を三枚におろしたときの中骨の部分。
- なかお‐とざん【中尾都山】
- 尺八演奏家、都山流宗家の芸名。現在3世まで。初世(1876-1956)は本名琳三。大阪生まれ。尺八本曲を多数新作。記譜法・合奏形式に新機軸を生む。
- ながお‐どり【長尾鳥】
- ニワトリの一品種、→オナガドリの異名。
- なか‐おもて【中表】
- ①表面を内側にして畳むこと。または巻くこと。
- ②裁縫で、2枚の布を表と表が内側になるように合わせること。
- なかおれ‐げた【中折(れ)下▽駄】
- 表(おもて)つきの駒(こま)下駄。下駄の台の中央が折れ革でつながれ、曲がるようになっている。ナカオレ。
- なかおれ‐ぼうし【中折(れ)帽子】
- 男性の日常用のフェルト帽。クラウン(山)の中央に折りぐせを付けてかぶる。ソフト帽。ホンブルグ。中折れ。soft hat
- なか‐おろし【仲卸】
- 生鮮食品の卸売市場で、卸売商から競り落とした荷を小売商などに販売すること。また、その業者。purchase broker
- なか‐がい【仲買】
- 物品や権利などの売買で、荷主と問屋、問屋どうし、問屋と小売商の間に立ち、その仲介をして営利をはかること。また、その業者。broker〈比較〉問屋。
- なか‐がみ【▽天▽一神・中神】
- 陰陽(おんよう)道で、方角神の一つ。人の禍福(かふく)をつかさどり、悪い方角をふさぐ。地星の霊。
- なかがみ‐けんじ【中上健次】
- (1946-92)小説家。和歌山県生まれ。新宮(しんぐう)高卒。故郷を中心とした血縁をテーマに錯綜(さくそう)した関係を描く。昭和51年(1976)『岬(みさき)』で第74回芥川(あくたがわ)賞受賞。作品『枯木灘(かれきなだ)』『地の果て至上の時』など。
- なが‐がみしも【長▼裃】
- 江戸時代の武士の礼装。肩衣(かたぎぬ)と同じ色の長袴(ながばかま)をはく。御目見(おめみえ)以上の旗本の通常礼装。
- なか‐がわ【中川】
- 埼玉県・東京都東部を南流する川。長さ85km。埼玉県羽生(はにゅう)市で利根(とね)川から分流、東京湾に注ぐ。上流は古利根川とよぶ。
- なかがわ【中川】
- 〈町〉北海道北部、天塩(てしお)川に沿う町。林業と酪農が中心、ほかにテンサイなどを産する。人口2631(1994)。
- なかがわ【中川】
- 〈村〉長野県伊那(いな)盆地、天竜川に沿う村。稲作と果樹栽培がさかん。精密機器工場もある。人口5647(1994)。
- なか‐がわ【▼那▼珂川】
- 栃木県東部・茨城県北部を流れる川。長さ126km。那須(なす)岳に発し、水戸(みと)市を通りひたちなか市で太平洋に注ぐ。
- なかがわ【▼那▼珂川】
- 〈町〉福岡市南隣の町。稲作、果樹・植木栽培を行うが、ベッドタウンとして発展。人口3万9515(1994)。
- なか‐がわ【▼那▽賀川】
- 徳島県南東部を東流する川。長さ150km。阿南(あなん)市北部で紀伊(きい)水道に注ぐ。上流は杉、下流はミカンの産地。
- なかがわ【▼那▽賀川】
- 〈町〉徳島県東部、那賀川河口の町。稲作・野菜栽培・製材がさかん。人口1万0463(1994)。
- なかがわ‐うんが【中川運河】
- 愛知県、名古屋港とJR東海笹島貨物駅を結ぶ運河。長さ8.4km。閘門(こうもん)によりつねに水位が一定に保たれる。昭和5年(1930)開通。
- なかがわ‐おつゆう【中川乙由】
- (1675-1739)江戸中期の俳人。伊勢(いせ)の人。岩田涼菟(りょうと)に師事。伊勢俳壇の中心。家集『麦林(ばくりん)集』など。
- なかがわ‐かずまさ【中川▽一▽政】
- (1893-1991)洋画家。東京生まれ。詩情ある画風で知られ、随筆も多い。昭和50年(1975)文化勲章受章。作品『監獄の横』など。
- なかがわ‐きげん【中川紀元】
- (1892-1972)洋画家。長野県生まれ。渡仏しマティスに師事。二紀会を創立。作品『立てる女』など。
- なかがわ‐じゅんあん【中川▼淳▼庵】
- (1739-86)江戸中期の蘭(らん)医。江戸の人。若狭国(わかさのくに)小浜(おばま)藩医、のち幕府の医官。杉田玄白(すぎたげんぱく)らと『解体新書』を訳出。著書『和蘭局方』。
- なかかわね【中川根】
- 〈町〉静岡県中西部、大井川中流の町。茶の栽培と林業が主体。川根茶で知られる。人口7169(1994)。
- なかがわ‐よいち【中河与一】
- (1897-1994)小説家。香川県生まれ。早大中退。新感覚派の代表的作家の一人。作品『天の夕顔』など。
- なか‐かんすけ【中勘助】
- (1885-1965)小説家・詩人。東京生まれ。東大卒。漱石(そうせき)に師事。内面世界を清澄な文体で描き、独特な芸術境をもつ。随筆・童話が多い。小説『銀の匙(さじ)』『犬』、童話集『鳥の物語』など。
- ナガ‐きゅうりょう【ナガ丘陵】
- (Naga Hills)ミャンマー北西部、インドとの国境を北東から南西に連なる山脈。密林におおわれる。主峰サラマティ山は標高3826m。
- なか‐ぎり【中▽限】
- 先物(さきもの)取引で、契約月の翌月末を受け渡し期日とするもの。ちゅうぎり。next-month delivery〈対義〉先限(さきぎり)・当限(とうぎり)。
- なかぐすく【中▽城】
- 〈村〉沖縄県、沖縄島中城湾に臨む村。サトウキビ・野菜栽培中心。中城城跡がある。人口1万2993(1994)。
- なが‐ぐつ【長靴】
- ひざのあたりまである丈の長い靴。革・布・ゴム製で、雨天用や乗馬用に使う。ブーツ。boots〈対義〉短靴。
- ながくて【長久手】
- 〈町〉名古屋市東隣の町。名古屋市のベッドタウン。大学誘致で文教地区ともなる。ブドウが特産。天正(てんしょう)12年(1584)に豊臣秀吉(とよとみひでよし)と徳川家康(とくがわいえやす)の戦った古戦場がある。人口3万3481(1994)。
- ながくぼ‐せきすい【長久保赤水】
- (1717-1801)江戸中期の地理学者。名は玄珠。常陸(ひたち)の人。経緯線入りの最初の日本地図『日本輿地(よち)路程全図』ほか、世界図・中国図を作成。
- ながくら‐さぶろう【長倉▽三郎】
- (1920-)物理学者。静岡県生まれ。東大卒。東大教授。分子科学分野で多くの先駆的業績をあげる。平成2年(1990)文化勲章受章。
- なかぐり‐ばん【中▼刳(り)盤】
- 穴の内面を削って規定の寸法に仕上げる工作機械。バイトを付けた中ぐり棒を回転させ、工作物を徐徐に送りながら加工する。boring machine
- なか‐ぐろ【中黒】
- ①中間が黒い矢羽。
- ②紋所の名。輪の中に横線1本を引いたもの。
- ③縦書きの場合の小数点を表したり並立する名詞の間などに使う点。「・」。