- ながめ【眺め】
- ①見渡した景色。眺望。view〈用例〉〜がいい。
- ②{古語}《和歌ではふつう「長雨(ながめ)」にかけて用いる》つくづくと見やりながら物思いにふけること。〈用例〉花の色はうつりにけりないたづらに我身世にふる〜せしまに(古今・春下)。
- なが‐め【長め】(名・形動)
- 少し長いこと・さま。rather long〈比較〉長さ。〈対義〉短め。
- な‐がめ【菜▼亀▽虫・菜▼椿▽象】
- カメムシ科の一種。体長8〜9mm。黒色で橙(だいだい)色の条紋がある。ダイコン・アブラナやフウチョウソウ科植物につく害虫。日本全土に分布。
- ながめ‐い・る【眺め入る】(五自)
- いつまでもじっと見る。watch〈用例〉絵に〜。
- ながめ‐まわ・す【眺め回す】(五他)
- あたりをずっと眺める。すみからすみまで眺める。take a view of
- ながめ‐や・る【眺め▽遣る】(五他)
- 遠くのほうを眺める。眺め渡す。overlook〈用例〉遠くの山なみを〜。
- なが・める【眺める】(下一他)
- ①じっと見る。見つめる。stare〈用例〉母の写真を〜。
- ②遠く見渡す。view〈用例〉春のけしきを〜。
- ③ぼんやりと見る。傍観している。look on〈用例〉〜・めてばかりいないで、少しは手伝え。はたから〜・めているだけだ。
- ④客観的に物事の移り変わりや情勢をみる。wait and see〈用例〉事の成り行きを〜。
- なが‐もち【長持(ち)】
- [一](名・サ変)長くもつこと。
- [二](名)衣類・調度などを入れておく蓋(ふた)つきの長方形の箱。運ぶときには棹(さお)でかつぐ。〈数え方〉1棹(さお)。
- 長持、枕にならず(ながもち、まくらにならず)
- 大が小を兼ねないこともある。
- ながもち‐うた【長持▼唄】
- 民謡の一種。花嫁の調度品を運ぶときに歌う縁起唄。全国に分布。
- ながもちがた‐せっかん【長持形石棺】
- 組み合わせ式石棺の一つ。底石・蓋(ふた)石・側石4枚を組み合わせる。短辺2石以外には縄掛突起がある。5世紀、畿内(きない)を中心に大形古墳に使用。
- なが‐や【長屋・長家】
- ①1棟を数戸の世帯用に分割した賃貸用の住宅。棟割り長屋。
- ②棟の長い細長い家。〈数え方〉1棟・1軒。
- なかや‐うきちろう【中▽谷宇吉郎】
- (1900-62)物理学者。石川県生まれ。東大卒。雪の人工結晶化にとりかかり、室内で作ることに初めて成功。随筆家としても著名。著書『雪の研究』『科学の方法』、随筆集『冬の華』など。
- ながや‐おう【長屋王】
- (684?-729)奈良時代初期の政治家。高市皇子(たけちのみこ)の子。天武天皇(てんむてんのう)の孫。藤原不比等(ふじわらのふひと)の死後、右大臣を経て左大臣となったが、謀叛(むほん)を企てたと密告され、妻子とともに自殺。〈参照〉長屋王の変。
- ながやおう‐の‐へん【長屋王の変】
- 天平(てんぴょう)元年(729)密告により、左大臣長屋王が謀叛(むほん)を企てたとして自殺させられた事件。藤原(ふじわら)氏の陰謀といわれる。
- なか‐やしき【中屋敷】
- 江戸時代に在府の大名が上屋敷の控えとして設けた屋敷。〈対義〉上屋敷・下屋敷。
- なか‐やすみ【中休み】
- [一](名・サ変自)途中で休むこと。また、その休息。break
- [二](名)芝居の幕あいの休み。intermission(米); interval(英)
- なか‐やど【中宿】
- ①中途で泊まること。また、その宿。
- ②江戸時代、宿元のない奉公人が、出替わりのときに泊まった所。
- ③婚礼のとき、新婦が婚家に入る前、いったん入って休む家。
- ながやのはなみ【長屋の花見】
- 落語の題名。貧乏長屋の住人たちが、むしろを毛氈(もうせん)、お茶を酒、大根を蒲鉾(かまぼこ)、たくあんを卵焼きに見立てて花見に出かけるというはなし。
- なかやま【中山】
- 〈町〉山形市北西隣、山形盆地の町。サクランボ・リンゴ栽培がさかん。宅地化が進む。人口1万2207(1994)。
- なかやま【中山】
- 〈町〉鳥取県西部、大山(だいせん)北東麓(ろく)の町。ブロッコリー・スイカ・ナシの栽培がさかん。人口5813(1994)。
- なかやま【中山】
- 〈町〉愛媛県西部、伊豫(いよ)市南西隣の町。クリ・ミカン・シイタケの栽培、畜産がさかん。人口5245(1994)。
- なかやま‐いちろう【中山▼伊知郎】
- (1898-1980)経済学者。三重県生まれ。東京商大卒。一橋大学長。中央労働委員会委員長。シュンペーターの弟子で近代経済学の導入に努力した。著書『純粋経済学』など。
- なかやま‐いわた【中山岩太】
- (1895-1949)写真家。福岡県生まれ。シュールレアリスム的作風。
- なかやま‐ぎしゅう【中山義秀】
- (1900-69)小説家。本名は議秀。福島県生まれ。早大卒。自ら素朴で保守的を信念とした。昭和13年(1938)『厚物咲(あつものざき)』で第7回芥川(あくたがわ)賞受賞。同39年(1964)『咲庵(しょうあん)』で第17回野間文芸賞受賞。作品『碑(いしぶみ)』『テニヤンの末日』など。
- なかやま‐しちり【中山七里】
- 岐阜県中部、下呂(げろ)温泉から金山(かなやま)町に至る、飛騨(ひだ)川沿いの渓谷。行楽地だが古くは交通の難所。
- なかやま‐しんぺい【中山▼晋平】
- (1887-1952)作曲家。長野県生まれ。東京音楽学校卒。民衆に密着した童謡や流行歌などを多数作曲。作品『カチューシャの唄(うた)』『証城寺(しょうじょうじ)の狸囃子(たぬきばやし)』『波浮(はぶ)の港』など。
- なかやませいこうしょ【(株)中山製鋼所】
- 鉄鋼。鉄鋼一貫メーカー。大正12年(1923)設立。本社は大阪市大正区船町(ふなまち)。
- なかやま‐ただみつ【中山▽忠▽光】
- (1845-64)幕末の尊王攘夷(そんのうじょうい)派の公卿(くぎょう)。大納言(だいなごん)忠能(ただやす)の子。天誅(てんちゅう)組の首領。文久(ぶんきゅう)3年(1863)大和(やまと)で天誅組の乱を起こしたが敗れ、長州で暗殺された。
- なかやま‐とうげ【中山峠】
- 北海道南西部、札幌(さっぽろ)市街の南西にある峠。標高836m。札幌から洞爺(とうや)湖方面への路線の要点。
- なかやま‐みき【中山みき】
- (1798-1887)天理教の教祖。奈良県の地主の主婦だったが、不幸な家庭生活にあって40歳のころ霊感を得、以後、天理王命への信仰を説いた。「おふでさき」とよばれる教歌を多くのこした。
- なが‐やみ【長病み】(名・サ変自)
- 長い間病気であること。長わずらい。protracted illness
- ながや‐もん【長屋門】
- 武家(ぶけ)屋敷の前面に設けた長屋の一部を門としたもの。長屋には、家臣や下男が住んだ。
- なが‐ゆ【長湯】(名・サ変自)
- 長い間入浴していること。長ぶろ。
- なか‐ゆび【中指】
- 5本の指の真ん中の指。高高指(たかたかゆび)。middle finger
- なか‐ゆるし【中許し】
- いけばな・茶の湯・琴などで、初許しの上、奥許しの下の免許。流儀により、許し状の名称・種類・段階などはさまざまである。〈比較〉初許し・奥許し。
- ながよ【長与】
- 〈町〉長崎市北隣、大村湾に臨む町。ミカン栽培がさかん。高田(こうだ)地区に工場・住宅団地。人口3万4451(1994)。
- なか‐よく【仲良く】(副)
- 仲がよいさま。friendly〈用例〉〜遊んでね。
- なか‐よし【仲良し・仲▽好し】
- 仲のよいこと・人。chum
- なかよし‐こよし【仲良し小良し】
- 「仲良し」を調子よくした語。
- ながよ‐せんさい【長与専斎】
- (1838-1902)明治の医学者。又郎・善郎(よしろう)の父。肥前(ひぜん)の人。衛生行政確立に尽力。欧米視察後文部省医務局長となり医制の草案を作成。
- ながよ‐またろう【長与又郎】
- (1878-1941)病理学者。東京生まれ。東大卒。専斎の子。昭和5年(1930)恙虫(つつがむし)病病原体をリケッチア‐オリエンターリスと命名。癌(がん)研究会研究所の設立に参画。東京帝大医学部長・伝染病研究所長・癌研究所総長・東大総長を歴任。
- ながよ‐よしろう【長与▽善郎】
- (1888-1961)小説家・劇作家。東京生まれ。東大中退。専斎の子。『白樺(しらかば)』同人。独自の思想的骨格をもつ作品を書いた。小説『青銅の基督(キリスト)』『竹沢先生と云(い)ふ人』、戯曲『項羽(こうう)と劉邦(りゅうほう)』、自伝『わが心の遍歴』など。
- ながら【長▽柄】
- 〈町〉千葉県中部、市原・茂原(もばら)両市に接する町。酪農がさかん。宅地化が進む。人口8873(1994)。
- な‐がら【▼乍(ら)】
- [一](接助)
- ①《動詞の連用形に付いて》2つの動作が同時に行われる意を表す。…するのといっしょに。…つつ。as〈用例〉歩き〜話す。寝〜本を読む。
- ②《体言、動詞の連用形、形容詞の終止形、副詞などに付いて》既定の逆接条件を示す。…のに。…けれども。yet; in spite of〈用例〉わかってい〜、教えてくれない。小さい〜、よく闘った。
- [二](接尾)
- ①全部が同じ状態であることを表す。全部。あわせて。ともに。all〈用例〉姉妹3人〜きれいだ。
- ②…のまま、…のとおり、の意を表す。〈用例〉昔〜の味。
- ③それ自体で、の意を表す。〈用例〉神〜の道。
- なからい【中らい・仲らい】
- 人と人の関係。間がら。つきあい。〈用例〉男女の〜。
- なからい‐とうすい【▽半井桃水】
- (1860-1926)小説家。本名冽(きよし)。対馬(つしま)生まれ。樋口一葉(ひぐちいちよう)の師。作品『胡砂(こさ)吹く風』など。
- なからい‐ぼくよう【▽半井▼卜養】
- (1607-78)江戸前期の狂歌師・俳人。堺(さかい)の人。幕府の御番医師。松永貞徳(まつながていとく)に師事。当意即吟の狂歌を得意とした。家集『卜養狂歌集』など。
- ながら・える【長らえる・永らえる・▽存える】(下一自)
- 長く生きる。生き長らえる。live long〈用例〉命を〜。
- ながら‐がわ【長▽良川】
- 岐阜県のほぼ中央を南流する川。長さ140km。岐阜県北西部の大日(だいにち)岳に発し、濃尾(のうび)平野に出て伊勢(いせ)湾に注ぐ。鵜(う)飼いで有名。
- ながらく【長らく・永らく】(副)
- 長い間。長く。久しく。for a long time〈用例〉〜お待たせいたしました。
- ながら‐ぞく【▼乍(ら)族】
- 《俗語》2つ以上のことを同時にする人のこと。とくに、テレビやラジオを見聞きしながらほかのことをする人たち。
- ナガランド【Nagaland】
- インド東部の州。州都コヒマ。ナガ族の独立運動により1963年アッサム州より分離した。人口121.0万(1991)。
- なかれ【▼勿れ・▼莫れ】
- 〈文語的〉
- 《形容詞「なし」の命令形》禁止の意を表す。…するな。〈用例〉とどまること〜。笑う〜。
- ながれ【流れ】
- [一](名)
- ①流れること・もの。flow〈用例〉川の〜。時の〜。
- ②流れる水・川。stream〈用例〉〜に沿って。
- ③あとに続くもの。系統。流派。descent; school〈用例〉日本画の〜。名門の〜。
- ④散会後の小集団の行動。また、小集団。〈用例〉祝勝会の〜。
- ⑤一定の順序による配列。order〈用例〉作業の〜。
- ⑥さすらうこと・人。wander
- ⑦目上から注いでもらう酒。〈用例〉お〜ちょうだい。
- ⑧実現しないで終わること。中止。be called off〈用例〉お〜になる。
- ⑨屋根の棟から軒までの傾斜の部分。〈用例〉片〜の家。
- ⑩質物(しちもの)を受け出す期限が過ぎて所有権がなくなること。forfeiture
- [二](助数)旗など細長いものを数える語。〈用例〉旗ひと〜。
- 流れに棹さす(ながれにさおさす)
- 物事が思うようにはかどる。punt on the stream
- 流れに耳を洗う(ながれにみみをあらう)
- 世俗の雑事にかかわらないようにする。
- 流れの身(ながれのみ)
- ①あちこちさすらい歩く境遇。
- ②遊女の境遇。
- 流れを汲む(ながれをくむ)
- ①血筋を引く。be descended from
- ②その流派に従う。follow the school of
- 流れを立つ(ながれをたつ)
- 遊女のつとめをする。遊女として暮らす。
- ながれ‐ある・く【流れ歩く】(五自)
- さすらい歩く。wander
- ながれ‐かいさん【流れ解散】
- デモ行進などで、終わった順に解散すること。
- ながれ‐かんじょう【流れ▼灌頂】
- 出産のときに死んだ女性や、水死者の霊を供養する風習。経木(きょうぎ)を海や川に流したり、経文を記した布に、通行人に柄杓(ひしゃく)で水をかけてもらう。水施餓鬼(みずせがき)。
- ながれ‐こ・む【流れ込む】(五自)
- ①流れて入りこむ。flow into〈用例〉川の水が〜。
- ②流れるように入りこむ。pour into〈用例〉都市に人が〜。
- ながれ‐さぎょう【流れ作業】
- 作業の順序にしたがって工程を配置し、各段階を川の流れのように移動させて能率的に作業を進める方式。ヘンリー=フォードが創案。コンベヤシステムとタクトシステムに分類される。assembly line system
- ながれ‐ず【流れ図】
- 計算の手順・作業の手順などをその進行にしたがった図式で表したもの。フローチャート。flow chart
- ながれ‐だ・す【流れ出す】(五自)
- ①流れて外に出る。flow out〈用例〉水があふれて〜。
- ②流れ始める。begin to flow〈用例〉氷がとけて〜。
- ながれ‐だま【流れ弾】
- 目標からそれて飛ぶたま。それだま。stray bullet〈用例〉〜にあたる。
- ながれ‐づくり【流れ造(り)】
- 神社建築の様式。切り妻造り平入りで、本殿の屋根の流れをそのまま前方に延長してひさし柱(向拝(こうはい)柱)を立てるもの。京都賀茂(かも)神社・京都宇治上神社本殿など。
- ながれ‐ぼし【流れ星】
- →りゅうせい。shooting star
- ながれ‐や【流れ矢】
- 目標をそれて飛ぶ矢。stray arrow
- ながれやま【流山】
- 〈市〉千葉県北西部、江戸川に沿う市。河港として栄え、みりんの醸造で知られる。宅地造成で都市化が進む。人口14万4721(1994)。
- *なが・れる【流れる】(下一自)
- ①液体などが低いほうへ行く。flow; run〈用例〉川が〜。涙が〜。汗が〜。
- ②液体の移動に乗って他のものが運ばれる。drift〈用例〉桃が〜・れて来た。
- ③気体などが移動する。〈用例〉風に〜雲。
- ④ある雰囲気がただよう。stream; float〈用例〉気まずい空気が〜。
- ⑤あちこち当てもなく移動する。wander〈用例〉九州を〜・れ歩く。
- ⑥よくないほうへ行く。傾く。lapse into〈用例〉粗暴に〜。贅沢(ぜいたく)に〜。
- ⑦うわさや情報が広く行きわたる。広まる。spread〈用例〉悪いうわさが〜。
- ⑧電気が電線を伝わる。また、電波にのって音楽やニュースなどが伝わる。行きわたる。〈用例〉テレビにニュースが〜。
- ⑨実現しないで終わる。中止になる。be called off〈用例〉毎月の例会が〜・れた。
- ⑩質(しち)に入れた物を期限までにうけ出さず、所有権がなくなる。be forfeited〈用例〉時計が〜・れた。
- ⑪流産する。miscarry
- ⑫時が経過する。過ぎる。pass〈用例〉歳月が〜。
- ⑬的からそれる。miss〈用例〉弾が〜。
- なか‐ろうか【中廊下】
- 両側に部屋や住居が配置される形式の廊下。また、そのように造られている建築方式。middle corridor〈比較〉片廊下。
- ながわ【名川】
- 〈町〉青森県南東部、岩手県に接する町。稲作、リンゴや食用菊などの栽培がさかん。人口1万0425(1994)。
- ながわ【▼奈川】
- 〈村〉長野県西部、岐阜県に接する村。林業・木工業などが行われる。奈川渡(ながわど)ダムがある。人口1222(1994)。
- ながわ‐かめすけ【▼奈河▼亀▼輔】
- 歌舞伎(かぶき)狂言作者。2世まで。初世(生没年未詳)は江戸中期の京坂で活躍。作品『伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)』など。
- なが‐わきざし【長▼脇差(し)】
- ①普通より長い脇差し。刀身が1尺8寸(約54.5cm)〜1尺9寸(約57.6cm)のものをいう。大脇差し。
- ②→博徒(ばくと)・→侠客(きょうかく)の異称。
- なが‐わずらい【長煩い・長患い】
- 長い間病気であること。長病み。protracted illness
- ながわど‐ダム【▼奈川渡ダム】
- 長野県西部、梓(あずさ)川・奈川の合流点にあるダム。有効貯水量9400万m3。アーチ式の大規模な発電用ダム。
- なかん‐ずく【▽就▽中】(副)
- 〈文語的〉
- 《「中につく」の転》中でも。とりわけ。とくに。especially〈用例〉〜人物画に傑作が多い。
- 泣きを入れる(なきをいれる)
- ①泣きついて、わびをする。cry for mercy
- ②相場の暴落で受け渡し不能となったさいに、損する側が相手に対して、相当の値段での、売買契約の解除を願い入れる。
- 泣きを見る(なきをみる)
- 損害を受け、悲しいめに遭う。come to grief
- なき【無き】
- 〈文語的〉
- 《形容詞「なし」の連体形》ないこと・もの。
- 無きにしも非ず(なきにしもあらず)
- ないわけではない。ないとは言えない。
- 無きになす(なきになす)
- ないものとする。無視する。
- なき【亡き】(連体)
- 死んでしまった。dead〈用例〉〜母。
- なぎ【▼凪】6画
- 部首 几・刂かぜかんむり 人名用/和製漢字
- 区点 3868・JIS 4664・シフト 93E2
→ 字形参照
- →なぎ[凪・和]
- なぎ【▼椥】12画
- 部首 木きへん 和製漢字
- 区点 6009・JIS 5C29・シフト 9EA7
- →なぎ[梛・竹柏・椥]
- なぎ【▼凪・▽和】
- 海岸地方で、風がやみ、波が静かになる状態。calmness〈対義〉時化(しけ)。〈用例〉朝〜。夕〜。
- なぎ【▼梛・▽竹▼柏・▼椥】
- マキ科の常緑高木。暖地の山地にはえる。庭木にも栽培。大きいものは約20m。葉は対生し長楕円(だえん)形。雌雄異株(いしゅ)。初夏に開花。果実は球形で径約1cm。チカラシバ。
- なぎ【▼奈義】
- 〈町〉岡山県北東部、那岐(なぎ)山南麓(なんろく)の町。稲作・果樹栽培・酪農などがさかん。日本原(にほんばら)高原がある。人口7486(1994)。
- なき‐あか・す【泣き明(か)す・泣明(か)す】(五自)
- 夜通し泣く。泣いて夜を明かす。また、一日じゅう泣き続けている。weep the night out
- なぎ‐いかだ【▼梛▼筏】
- ユリ科の常緑小低木。高さ約30cm。枝は葉状に変態し濃緑色で卵形。葉は葉状枝のつけ根に生じ、小鱗片(りんぺん)状。夏に白色の小花を開く。果実は赤熟。観賞用に栽培。地中海沿岸原産。
- なきいり‐ひきつけ【泣き入り引き付け・泣入り引付け】
- 興奮して泣き続けたとき、息が吸えず顔色が紫色になり、ひどいと意識を失う症状。憤怒(ふんぬ)。痙攣(けいれん)。かんのむし。breath-holding spells
- なき‐うさぎ【▼啼▼兎】
- ナキウサギ科の動物。岩の多い山地にすむ。体長約13cm。赤褐色。耳は丸くて短く、尾はない。キョッキョッと鋭い鳴き声を発する。北海道・サハリン(樺太(からふと))・シベリア・朝鮮半島などに分布。pikas
- なき‐おとし【泣き落(と)し・泣落(と)し】
- 涙を流し、相手の同情にすがって承知させること。obtaining consent in tears〈用例〉〜にかかる。
- なきおとし‐せんじゅつ【泣き落(と)し戦術】
- 交渉のとき、泣き落として相手に承諾させる方法。obtaining tactics for consent in tears
- なき‐おと・す【泣き落(と)す・泣落(と)す】(五他)
- 涙を流したり、泣き言を並べたりして同情させ、承知させる。obtain consent in tactics〈用例〉〜・して引き受けてもらう。
- なき‐おんな【泣(き)女】
- 葬儀に参加して、儀礼もしくは作法として泣く役目の女性。近親者の場合と雇い泣きがあり、謝礼によって泣き方に差がある。近世まで日本のほか、東アジアに広くみられた。なきめ。
- なき‐がお【泣(き)顔】
- 泣き出しそうな顔。また、泣いている顔。なきつら。tearful face
- なき‐かず【亡き数】
- 〈文語的〉
- 死んだ人の仲間。
- 亡き数に入る(なきかずにいる)
- 死ぬ。pass away
- なき‐がら【亡▼骸・亡▼躯】
- しかばね。死体。corpse
- なき‐かわ・す【鳴(き)交わす】(五自)
- 虫・鳥などがあちらこちらで鳴く。
- なき‐くず・れる【泣(き)崩れる】(下一自)
- 泣き伏す。break down crying〈用例〉よよと〜。
- なき‐くら・す【泣き暮(ら)す・泣暮(ら)す】(五自)
- 一日を泣いて暮らす。また、日々泣いて過ごす。spend one's days in tears
- なぎ‐けいし【南木▽佳士】
- (1951-)小説家・内科医。本名は霜田哲夫。群馬県生まれ。秋田大卒。昭和64年(1989)『ダイヤモンドダスト』で第100回芥川(あくたがわ)賞受賞。作品『破水』『落葉小僧』など。
- なき‐ごえ【泣(き)声】
- ①泣きそうな声。涙声。tearful voice
- ②泣く声。cry
- なき‐ごえ【鳴(き)声・▼啼(き)声】
- 獣・鳥・虫の鳴く声。roar; song; chirp
- なき‐ごと【泣(き)言】
- 自分の不運や不幸を、泣いて、くどくど言うことば。愚痴。complaint〈用例〉〜を並べる。
- なき‐こ・む【泣(き)込む】(五自)
- ①泣いて駆け込む。
- ②泣いて訴える。嘆願する。
- なきこをしのぶうた【亡き子を▼偲ぶ歌】
- 《原題Kindertotenlieder(ドイツ)》マーラー作曲の管弦楽伴奏による歌曲。1901〜1904年作。詩はリュッケルト作。
- なぎさ【▼渚・▼汀】
- 海や湖の波の打ち寄せるところ。波打ちぎわ。みぎわ。beach
- なき‐さけ・ぶ【泣(き)叫ぶ】(五自)
- 大声でわあわあ泣く。泣きながら叫ぶ。cry
- なき‐しき・る【鳴(き)▽頻る】(五自)
- しきりに鳴く。
- なき‐しず・む【泣(き)沈む】(五自)
- わっと泣き伏す。泣き崩れる。泣いて悲しみに陥る。abandon oneself to grief
- なき‐じゃく・る【泣(き)じゃくる】(五自)
- しゃくりあげながら泣く。sob
- なき‐じょうご【泣(き)上戸】
- ①酒に酔うと、泣く癖のある人。maudlin drinker〈対義〉笑い上戸・怒り上戸。
- ②→泣き虫。blubberer
- なきじん【▽今帰仁】
- 〈村〉沖縄県、沖縄島本部(もとぶ)半島の村。今帰仁城(北山城)跡がある。主産業は農業。人口9631(1994)。
- なきじんじょう‐あと【▽今帰仁城跡】
- 沖縄県国頭郡今帰仁村にある城跡。標高約90mの丘陵上に位置する。14世紀後半から15世紀初頭まで存続した北山王統の居城であった。
- なき‐すが・る【泣(き)▼縋る】(五自)
- 泣いて、すがりつく。cling to...in tears
- なき‐ずもう【泣(き)相撲】
- 祭礼時などに、土俵内で幼児を抱いて向き合わせ、泣いたほうを勝ちとする行事。子ども相撲。
- なぎそ【▽南木▼曽】
- 〈町〉長野県南西部、木曽谷南部の町。妻籠(つまご)は旧宿場町で、昔の姿が保存されている。農林業中心。特産にろくろ工芸品がある。人口6055(1994)。