- なで‐あ・げる【▼撫で上げる】(下一他)
- 上のほうになでる。〈用例〉髪を〜。
- ナティエ【Jean-Marc Nattier】
- (1685-1766)フランスの画家。ルイ15世時代に肖像画家として活躍。歴史的肖像画を描いた。作品『ミネルバに扮(ふん)したド=ランベック夫人』など。
- なで‐おろ・す【▼撫で下ろす】(五他)
- 下のほうへなでる。
- 胸を撫で下ろす(むねをなでおろす)
- ほっと安心する。feel relieved〈類似〉胸を摩(さす)る。
- なで‐がた【▼撫で肩】
- なだらかな肩。sloping shoulders〈対義〉怒り肩。
- なで‐ぎり【▼撫で切り・▼撫で▼斬り】
- ①なでるように切ること。cut down
- ②手当たりしだい切り捨てること。clean sweep
- なでしこ【▼撫子・▼瞿▽麦】
- ①ナデシコ科ナデシコ属の草本の総称。
- ②ナデシコ科の多年草。山野や川原などにはえる。高さ約50cm。葉は線形。夏秋に淡紅色のかれんな花が咲く。秋の七草の一つ。カワラナデシコ。ヤマトナデシコ。クバク。トコナツ。
- ③襲(かさね)の色目の名。表は紅梅、裏は青。
- ④紋所の名。ナデシコの花や葉を紋章化したもの。
- なで‐つ・ける【▼撫で付ける】(下一他)
- ①なでて、押さえる。stroke
- ②髪の毛をかきあげて、整える。comb down
- なで‐もの【▼撫で物・▽摩で物】
- 神道で、祓(はら)いのときに、身をなでて汚れを移し、形代(かたしろ)として水に流す人形(ひとがた)や小袖(こそで)などの衣類。
- な・でる【▼撫でる】(下一他)
- ①手のひらや指先でやわらかにゆっくりとさする。なぜる。stroke〈用例〉体を〜。風がほおを〜。
- ②くしや手を使って髪を整える。とかす。〈用例〉髪を〜。comb down
- な‐でん【南殿】
- ①→紫宸殿(シシンデン)の別称。
- ②サクラの園芸種の一種。サトザクラとチョウジザクラの雑種とされる。枝は上向き、葉は卵形で裏に密毛。花は淡紅紫色で半八重咲き。
- な‐と(副助)
- 「→なりと」の約。〈用例〉なん〜お言いつけください。
- な‐ど【▽何】(副)
- 〈文語的〉
- 《「なにと」の転》どうして。なぜ。などて。なぞ。
- *な‐ど【▽等・▼抔】(副助)
- 《「なにと」の転である「なんど」から。平安時代以後に現れた語。種々の語に付く》
- ①同じようなものを例として並べて示し、他にもあることを言外に表す。and so on〈用例〉秋は運動会や文化祭〜で忙しい。
- ②同じようなものの中から一つを例として示す。such as〈用例〉鉛筆〜で印をつける。
- ③軽く見る気持ちを表す。〈用例〉あいつ〜、ものの数ではない。
- ④そのものと断定しないで、他も含まれることを暗に含めていうときの語。and the like〈用例〉この柄(がら)〜素敵だ。
- ⑤《下に打ち消しをともなって》強意を表す。never〈用例〉うそ〜言わない。
- ナトー【NATO】
- 《North Atlantic Treaty Organizationの略》→北大西洋条約機構。
- ナドー【Maurice Nadeau】
- (1911-)フランスの批評家。シュールレアリスムに造詣(ぞうけい)が深い。著書『シュールレアリスムの歴史』『現代文学』など。
- ナトー‐ぐん【NATO軍】
- 北大西洋条約機構(NATO)加盟国の連合軍。フランスは不参加。ヨーロッパ連合軍、大西洋海軍、海峡連合軍、防衛計画委員会などからなる。
- など‐か(連語)
- 〈古語〉
- 《副詞「など」に係助詞「か」の付いたもの。下に打ち消しをともなうことが多い》疑問・反語の意を表す。どうして…か。〈用例〉心は〜、賢きより賢きにも移さば移らざらん(徒然・1)。
- な‐どころ【名所】
- ①器物の部分の名。
- ②名高い所。めいしょ。
- ③氏名と住所。
- ナドソン【Semyon Yakovlevich Nadson】
- (1862-87)ロシアの詩人。作品『われら青春を知らず』など。
- など‐て(副)
- 〈古語〉
- 《副詞「など」に接続助詞「て」の付いたもの》疑問・反語の意を表す。なんで。どうして。〈用例〉〜かくはかなき宿りはとりつるぞ(源氏・夕顔)。
- など‐や(連語)
- 〈古語〉
- 《副詞「など」に係助詞「や」の付いたもの》なぜ…なのか。どうして…か。〈用例〉〜、三人ながされたる人の、二人はめしかへされてさぶらふに、いままで御のぼりさぶらはぬぞ(平家・3・僧都死去)。
- な‐とり【名取(り)】
- ①師匠から芸名を許されること。また、許された人。
- ②名高いこと・人。famous person
- なとり【名取】
- 〈市〉宮城県南部、仙台市南隣の市。旧宿場町。近郊農業地域であるが宅地化が進む。人口5万9605(1994)。
- ナトリウム【Natrium(ドイツ)】
- アルカリ金属の一つ。元素記号Na原子番号11。原子量23.0。やわらかい銀白色の金属。反応性が大きく、空気中で酸化される。還元剤や原子炉冷却材などに利用。sodium
- ナトリウム‐えん【ナトリウム炎】
- 金属ナトリウムの塩をバーナーの炎の中に入れて強熱するときにみられるナトリウム特有の黄色炎。
- ナトリウム‐とう【ナトリウム灯】
- 発光管内にナトリウム蒸気を封入した放電灯の一種。黄橙(こうとう)色の強い光で、霧中をよく透過する。道路照明や標準スペクトルなどに利用。sodium-vapor lamp
- ナトリウム‐ポンプ【Natrium Pumpe(ドイツ)】
- 細胞膜の分子機構がもつ、ナトリウムイオンを濃度差に逆らって細胞外へ排出する機能。sodium pump
- なとり‐がわ【名取川】
- 宮城県中部を東流する川。長さ約55km。奥羽(おうう)山脈二口(ふたくち)峠に発し仙台湾に注ぐ。
- なとり‐ようのすけ【名取洋▼之助】
- (1910-62)写真家。東京生まれ。日本の報道写真の開拓者。作品『麦積山石窟(ばくせきざんせっくつ)』、著書『写真の読み方』など。
- なとり‐れいじ【名取礼▽二】
- (1912-)生理学者。東京生まれ。東京慈恵医専卒。慈恵医大教授。筋の形質線維を除去する独自の研究を開発し、筋収縮機構の研究に貢献。昭和61年(1986)文化勲章受章。
- ナトルプ【Paul Natorp】
- (1854-1924)ドイツの哲学者。新カント学派のマールブルク学派に属する。教育学者としても有名。著書『精密科学の論理的基礎』など。
- なな【七】
- ①ななつ。しち。seven〈用例〉〜番目。〜枚。
- ②《接頭的》数の多いこと。〈用例〉〜曲がり。
- 七度探して人を疑え(ななたびさがしてひとをうたがえ)
- 物をなくしたときは、人を疑う前に何度もさがせ。むやみに人を疑ってはいけないとの戒めのことば。七度尋ねて人を疑え。
- ナナ【Nana】
- ゾラの小説。1880年刊。奔放な女優ナナと彼女をめぐる男たちの悲惨と社会の退廃を描く。『居酒屋』の続編にあたる。
- なな‐いろ【七色】
- ①虹(にじ)に現れる7つの色の総称。赤・橙(だいだい)・黄・緑・青・藍(あい)・紫(菫(すみれ))。ニュートンがスペクトル色を発見したとき、それに7つの色名をあてたことに由来する。seven colors
- ②7種類。また、多くの種類。seven kinds
- ③「→七色唐辛子」の略。
- ④「→七色菓子」の略。
- なないろ‐がし【七色菓子】
- 近世、庚甲(こうしん)に供えた、干菓子・砂糖豆・せんべいなどの7種の菓子。
- なないろ‐とうがらし【七色唐辛子】
- 唐辛子の粉末に、サンショウ・ゴマ・陳皮(ちんぴ)・麻の実・ケシ・菜種・青海苔(のり)などを配合して風味を調えた食卓用香辛料。七味(しちみ)唐辛子。
- なな‐え【七重】
- ①7つ重なったこと。しちじゅう。
- ②多くの重なり。
- 七重の膝を八重に折る(ななえのひざをやえにおる)
- このうえなく丁寧に願ったり、わびたりする。
- ななえ【七▽飯】
- 〈町〉北海道南部、函館(はこだて)市北隣の町。農業中心。北部に駒ケ岳(こまがたけ)・大沼がある。人口2万6254(1994)。
- ななお【七尾】
- 〈市〉石川県北部、能登(のと)半島東岸の市。耐火れんが・セメント工業が発達。七尾港は北洋材の輸入港。仏壇が特産。和倉温泉がある。人口4万9361(1994)。
- ななお‐わん【七尾湾】
- 石川県北部、能登(のと)半島東岸の湾。湾内の能登島のため北・西・南の3水面に分かれる。カキ・ブリ養殖がさかん。
- ななかい【七会】
- 〈村〉茨城県中部、笠間(かさま)市北隣の村。農林業中心。シイタケ・茶の栽培がさかん。人口2740(1994)。
- なな‐かまど【七▼竃】
- バラ科の落葉高木。山地にはえる。高さ約10m。羽状複葉で秋に紅葉。夏に小さい白花を枝先に多数つける。果実は球形で赤熟。
- ななくさ‐がゆ【七▽種▼粥・七草▼粥】
- 正月の7日、七種の節句に食べる粥。春の七草を入れて作る。年間の邪気を払い、万病を防ぐ効果があるという。菜がゆ。
- ななくさ‐づめ【七▽種▼爪・七草▼爪】
- 正月初めて爪を切ること。陰暦正月7日に風呂(ふろ)に入ったのち、爪を切ること。菜爪(なつめ)。
- ななくさ‐の‐せっく【七▽種の節句・七草の節句】
- 五節句の一つ。1月7日。7種の菜の入った粥(かゆ)を食べて邪気を払う行事。人日(じんじつ)。七草の祝い。七草。
- ななくさ‐の‐はやし【七▽種の▼囃子・七草の▼囃子】
- 七種粥(がゆ)に入れる菜を刻むときに唱えることば。「七草なずな、唐土(とうど)の鳥が日本の土地へ渡らぬ先に」などとはやしながら、まな板の上の菜を包丁でたたく。七草たたき。
- な‐な‐こ【▽魚子・▽斜子・七子】
- ①彫金の技法。金属面に魚の卵に似た粒状の形を一面に打ち出したもの。模様の余白部に用いることが多い。
- ②「→魚子織り」の略。
- ななこ‐おり【▽魚子織(り)・▽斜子織(り)】
- 織物組織の一つ。平織りの変化組織で、縦・横糸を各2本以上引きそろえて織る。絹・綿織物に応用、ざっくりした風合いで通気性に富む。ななこ。basket weave
- なな‐こまち【七小町】
- 小野小町(おののこまち)に取材した7つの謡曲の総称。『通(かよい)小町』『卒都婆(そとば)小町』など。
- ななころび‐やおき【七転び八起き】
- =七転八起(しちてんはっき)。
- ①何度失敗しても、奮いたつこと。
- ②人生は成功と失敗の繰り返しだ、というたとえ。ups and downs of life
- ななさわ‐おんせん【七沢温泉】
- 神奈川県厚木(あつぎ)市七沢にある温泉。花水川の上流、玉川の谷間にあり、子宝の湯として知られる。江戸末期以来の老舗(しにせ)の宿もある。ならさわおんせん。
- ななさんいち‐ぶたい【七三一部隊】
- 関東軍防疫給水部本部の通称。第2次大戦中、満州(中国東北部)で細菌戦の研究をすすめ、捕虜を使って生体実験を行った。部隊長の名から「石井部隊」「石井細菌部隊」ともいう。
- な‐なし【名無し】
- 名がないこと。namelessness
- ななし‐の‐ごんべえ【名無しの権▽兵▽衛】
- 《俗語》名前のわからない人を人名めかしてよぶ語。
- ななじゅうななかこく‐グループ【77か国グループ】
- (Group of 77)1964年以来、発展途上国が自らの経済発展を推進するために形成している国家集団。当初の加盟国数からこうよばれる。現在の参加国は120か国を超え、国連などで大きな機能を果たしている。
- ななしゅ‐きょうぎ【七種競技】
- 陸上競技で混成競技の一つ。女子のオリンピック種目で、1人が2日間で100m障害・砲丸投げ・走り高跳び・200m競走・走り幅跳び・槍(やり)投げ・800m競走の7種目を行い総得点で順位を競う。ヘプタスロン。heptathlon
- ななそ‐じ【七▽十路】
- ①しちじゅう。70。seventy
- ②70歳。seventy years old
- ななだい‐タイトルせん【七大タイトル戦】
- 将棋で、新聞各社主催の7つの公式タイトル戦。毎日の名人戦、読売の竜王戦、サンケイの棋聖戦、北海道・中日・西日本三社連合の王位戦、日経の王座戦、共同通信の棋王戦、スポニチ・毎日の王将戦。
- なな‐たび【七度】
- 7回。また、多くの回数。seven times
- 七度尋ねて人を疑え(ななたびたずねてひとをうたがえ)
- 物が見当たらないときは、何度も探したうえで人を疑え。むやみに人を疑うな。
- なな‐つ【七つ】
- ①6の次の数。なな。な。しち。seven
- ②7個。7歳。seven pieces; seven years old
- ③昔の時刻の名。午前と午後の4時ごろ。ななつどき。
- ななつか【七塚】
- 〈町〉石川県中部、河北(かほく)潟の北の町。織物工業と、ブドウ・野菜の栽培がさかん。人口1万1581(1994)。
- ななつがま【七ツ▼釜】
- 佐賀県唐津(からつ)市にある海食洞。玄武岩の断崖(だんがい)が玄界灘(げんかいなだ)の激浪に浸食されたもの。典型的な柱状節理が見られる。
- ななつ‐さがり【七つ下がり】
- ①夕方4時を過ぎたころ。
- ②古くなったり、さかりを過ぎたりしているたとえ。
- ななつ‐だち【七つ立ち】
- 午前4時ごろ出発すること。
- ななつ‐どうぐ【七つ道具】
- ①武士に大切な7つの武具。具足・刀・太刀・弓・矢・母衣(ほろ)・兜(かぶと)の7つ。戦場に出るとき身につけた。
- ②1そろいにして携帯するさまざまな道具。大工の7つ道具など。outfit
- ななつ‐の‐うみ【七つの海】
- 南北太平洋・南北大西洋・南極海・北極海・インド洋の総称。the seven seas
- ななつ‐ぼし【七つ星】
- ①7つの星。とくに、北斗(ほくと)七星。
- ②《体側の斑点(はんてん)から》→マイワシの別名。
- ななつ‐や【七つ屋】
- 《「七」の字の音(おん)が、「質(しち)」と同じであることから》→質屋。
- なな‐なぬか【七七日】
- 人の死後49日目。また、その日行われる仏事。死後7日ごとに生死を経て、今生(こんじょう)の死から未来生に至る日とされる。四十九日(しじゅうくにち)。なななのか。しちしちにち。満中陰(まんちゅういん)。正日。
- なな‐はん【七半】
- 排気量が750ccのオートバイの通称。
- なな‐ひかり【七光(り)】
- 親や主人の威光が広く及んでいて、そのおかげの大きいこと。great benefit by〈用例〉親の光は〜。
- なな‐ふし【七▽節▽虫】
- 体の各部が長く木の枝に似た昆虫。体長約8cm。褐色から緑色。長時間静止したり、体色変化をしたりする。本州・四国・九州に分布。walkingstick
- なな‐ふしぎ【七不思議】
- ①一定の地域に分布する不思議な自然現象・遺跡・遺物などを7つ集めて一組みとしたもの。seven wonders〈用例〉江戸本所の〜。
- ②いくつかの不思議。wonders
- ななほし‐てんとう【七星天▽道▽虫・七星▼瓢▽虫】
- テントウムシ科のコウチュウ。アブラムシ類の天敵として有名。半球形で、体長約8mm。赤色の地に7つの斑点(はんてん)がある。年、数回発生。日本全土に分布。seven-spotted ladybird beetle
- なな‐まがり【七曲(が)り】(名・サ変自)
- 道などがいくつにも折れ曲がっていること。
- ななみ‐の‐き【▽冬▽青】
- モチノキ科の常緑高木。暖地の山中にはえ、庭木にもされる。高さ約10m。葉は長楕円(だえん)形で先はとがる。淡紫色の小さい四弁花をつける。果実は球形で、赤く熟す。樹皮からとりもちなどをとる。
- ななめ【斜め】(名・形動)
- 《「なのめ」の転》
- ①水平・垂直の方向に対してずれていること・さま。傾くこと・さま。傾いていること・さま。はす。はすかい。inclination〈用例〉地震で家が〜に傾く。〜向かい側。diagonal
- ②日が西に傾くこと・さま。正午をすぎたこと・さま。〈用例〉日が〜になる。
- ③ふつうでないこと・さま。悪いこと・さま。〈用例〉ごきげん〜。世の中を〜に見る。
- 斜めならず(ななめならず)
- 喜び方などが、一通りでない。はなはだしい。なのめならず。extremely
- ななめ‐ぎり【斜め切り】
- 料理で、ネギやゴボウ、ちくわのような細長いものに、斜めに包丁を入れていくこと。
- ななめ‐じま【斜め▼縞】
- 縞柄の一種。同一幅、同一間隔の斜め方向の筋または模様。手綱染め。手綱模様。小六(ころく)染め。
- ななやま【七山】
- 〈村〉佐賀県北端、福岡県に接する村。ミカン・野菜栽培、畜産、杉などの林業を行う。人口3039(1994)。
- ななよ‐まち【七夜待ち】
- 願掛けの一種。神仏に七夜参詣(さんけい)して、願いごとの成就を願うこと。
- な‐なり(連語)
- 〈古語〉
- 《断定の助動詞「なり」に伝聞・推定の助動詞「なり」の付いたものの音便形「なんなり」の「ん」を表記しない形》…であるようだ。…だとかいうことだ。〈用例〉神代(かみよ)より世にある事を記(しる)しおきける〜(源氏・蛍)。
- *なに【何】
- [一](代)
- ①名前や実体が不明の、あるいは未定の事物をさす語。なあに。what〈用例〉あれは〜。
- ②名を忘れたものや、はっきりとはいえないもの。あのもの。あれ。that〈用例〉〜を取ってくれ。
- ③いろいろの物。things〈用例〉〜もかも。
- [二](副)
- ①《下に打ち消しをともなって》すこしも。まったく。〈用例〉〜不自由ない生活をしています。
- ②{古語}疑問・反語の意を表す。なぜ。どうして。〈用例〉夕べは秋と〜思ひけむ(新古今・春上)。
- [三](感)
- ①驚いたり、問い返したり、念を押したりするときに用いる語。〈用例〉〜、ちがうって。〜、大丈夫だよ。
- ②相手のことばを軽く否定するときに用いる語。〈用例〉〜、たいしたことじゃない。〈参考〉「だ」「て」「なら」「なり」の前では「なん」という。「なにも」は多くは「なんにも」という。
- 何か用か九日十日(なにかようかここのかとおか)
- 何か用事かということを、「何か」を「七日」に、「用か」を「八日」にかけてしゃれた語。
- 何から何迄(なにからなにまで)
- なにもかも。すべて。everything
- 何食わぬ顔(なにくわぬかお)
- そしらぬ顔。innocent look
- 何は扠措き(なにはさておき)
- ほかのことは別にして、まず。above all; first of all
- 何は兎も有れ(なにはともあれ)
- ほかのことはともかくも。in any case
- 何は無くとも(なにはなくとも)
- 他には何もなくてもよいが。in any case
- 何不足無い(なにふそくない)
- まったく不足がない。豊かな暮らし向きをいう。live in affluence
- 何をかいわん(や)(なにをかいわん(や))
- 何もいうことはない。何をいってもかいがない。have no more to say about it
- 何を隠そう(なにをかくそう)
- 何も隠す必要はないが。実を言うと。
- なに‐か【何か】
- [一](連語)はっきりとわからない、また決められない事物。なんか。something; anything〈用例〉〜がある。〜食べ物がほしい。
- [二](副)
- ①どことなく。なにやかや。なんとなく。somehow〈用例〉〜おかしい。
- ②{古語}
- (ア)疑問の意を表す。どうして。なぜ。〈用例〉月立つまでに〜来鳴かぬ(万葉・17・3983)。
- (イ)反語の意を表す。どうして…か。〈用例〉世の中は〜常なる飛鳥川(古今・雑下)。
- 何かせん(なにかせん)
- なにになろうか。まったくむだではないか。
- 何かにつけ(なにかにつけ)
- いろいろのことに関して。one thing or another
- なに‐が【何が】(連語)
- 《反語》どうして…なものか。…なんてことはない。why〈用例〉〜いそがしいものか。
- なに‐が‐さて【何がさて】(連語)
- いうまでもなく。なにはともあれ。ともかく。anyhow
- なに‐がし【▽某・何▽某】(代)
- ①人・物・数量などが不明なとき、また、ぼかしていうときに使う語。certain
- ②わたくし。それがし。
- 某かの(なにがしかの)
- ある量・程度の。いくらかの。certain amount of〈用例〉〜金を包む。
- なにか‐しら【何かしら】(副)
- ①何と決められないことやものをさす。なにか。somehow〈用例〉〜用意してくるだろう。
- ②なぜかわからないが。どことなく。I don't know why, but...〈用例〉〜胸さわぎがする。
- なにか‐と【何かと】(副)
- あれやこれやと。いろいろと。in many ways
- なにが‐なし(に)【何が無し(に)】(副)
- どういうわけもなく。なんとなく。
- なにが‐なんでも【何が何でも】(連語)
- たとえどんなことがあっても。絶対に。by any means〈用例〉〜やりとげる。
- なに‐か‐は【何かは】(連語)
- 〈古語〉
- ①《代名詞「なに」に係助詞「か」「は」の付いたもの》なにが…か。〈用例〉住み果てぬ世に、みにくき姿を待ちえて〜せん(徒然・7)。
- ②《副詞「なに」に係助詞「か」「は」の付いたもの》どうして…か。〈用例〉〜露を玉とあざむく(古今・夏)。
- 何かはせん(なにかはせん)
- 何にもならない。まったく役に立たない。
- なに‐くそ【何▼糞】(感)
- 《俗語》へこたれまいとしていう語。なにほどのものが。なんだい。なんの。Damn it!〈用例〉〜、これしきのことに。
- なに‐くれ【何▽呉】(副)
- 《「呉」は当て字》あれこれ。〈用例〉〜と面倒をみる。
- なにくれ‐と‐なく【何▽呉となく】(連語)
- 《「呉」は当て字》なにやかやと。あれこれと。in various ways〈用例〉〜世話をやく。
- なにげ‐な・い【何気無い】(形)
- なんの考えもない。特別な意図や目的もない。さりげない。casual〈用例〉〜ふりをする。〜・く振り返る。〈派生〉なにげなさ(名)
- なにごころ‐な・い【何心無い】(形)
- これといった意図や配慮もない。無心である。なにげない。
- なに‐ごと【何事】
- ①どんなこと。what〈用例〉〜もない。
- ②すべてのこと。万事。everything〈用例〉〜も承知の上。
- ③《とがめる気持ちで》どうしたこと。what a shame〈用例〉忘れたとは〜か。
- なに‐さま【何様】
- [一](名)
- ①どういうさま。
- ②《皮肉の意で》どなたか身分の高い人。somebody〈用例〉自分を〜だと思ってるんだ。
- [二](副)いかにも。まったく。〈用例〉〜困った。
- なに‐しろ【何しろ】(副)
- 現状をしかたないものとして、そのまま受けとめる気持ちを表す。なんといっても。とにかく。anyhow〈用例〉〜忙しくてね。
- なに・する【何する】(サ変自他)
- 動作を遠回しにいうときに使う語。何をする。〈用例〉それを〜・してくれ。
- 何するものぞ(なにするものぞ)
- 何ができようか。たいしたことはない。
- なに‐せ【何せ】(副)
- なにしろ。なんせ。anyhow〈用例〉〜忙しくて。
- なに‐とぞ【何▽卒】(副)
- 願望の気持ちを表す。どうか。ぜひ。please〈用例〉〜よろしく。
- なに‐なに【何何】
- [一](代)何と何。どれそれ。〈用例〉必要なものは〜ですか。
- [二](感)《かな書きで。意外の気持ちで》なんだなんだ。〈用例〉〜、どなたがお見えになったって。
- なに‐びと【何人】
- 《「なんにん」は別語》どういう人。だれ。何者。なんぴと。
- なに‐ひとつ【何一つ】(副)
- 《下に打ち消しをともなって》なにも。ひとつも。not a thing〈用例〉〜残っていない。
- なに‐ぶん【何分】(副)
- ①どうぞ。please〈用例〉〜よろしく。
- ②なんといっても。どうも。anyhow〈用例〉〜夜のことで。
- ③なんらか。いくらか。〈用例〉〜の指図があろう。