なに‐ぼう【何某】(代)
なんとかいう名の人。ある人。なんのなにがし。Mr. so-and-so
なに‐ほど【何程】(副)
①どのくらい。どれほど。〈用例〉費用は〜になりますか。
②《反語的に》たいしたことはない。とるに足りない。〈用例〉〜のことがあろう。
なに‐も【何も】
[一](連語)どんなことも。なにごともすべて。everything〈用例〉ひもじさも〜忘れて。
[二](副)
①《下に打ち消しをともなって》別に。とくに。〈用例〉〜そんなに怒らなくてもいいのに。
②《下に打ち消しをともなって》なにひとつ。まったく。〈用例〉〜言いたくない。
なにも‐かも【何も彼も】(連語)
すべて。みんな。everything〈用例〉〜しゃべってしまう。
なに‐もの【何物】
どんな物。どのような物。anything〈用例〉苦痛以外の〜でもない。
なに‐もの【何者】
どういう人。なんという人。だれ。
なにや‐かや【何や彼や】(連語)
あれこれ。さまざま。one thing or another
なに‐やつ【何奴】
どんなやつ。
なに‐やら【何やら】(副)
①不明な事物をさしていう語。なにかしら。some〈用例〉〜変な音がする。
②なんとなく。なぜか。〈用例〉〜寒気がする。
なに‐ゆえ【何故】(副)
どういうわけで。なぜ。why
なに‐よう【何用】
何の用事。どんな用件。On what business...?
なに‐より【何より】(連語)
この上もなく。いちばん。まことに。best〈用例〉それは〜です。〜の品物。〜うれしい。
なに‐を【何を】(感)
問い返したり、反発したりして、語気鋭く言う語。なんだって。What!〈用例〉〜、生意気言うな。
なにわ【難波・速・花・華】
①大阪市一帯の古称。上町台地を中心に淀(よど)川・大和(やまと)川・大阪湾に囲まれた地域。古代の政治・交通の中心地。
②《「浪速」で》大阪市の区の一つ。浪速区。
難波の葦は伊勢の浜荻(なにわのあしはいせのはまおぎ)
同じものでも、土地によってよび名が違う、また、慣習・風俗がさまざまであることのたとえ。
なにわ‐いばら【難波茨】
バラ科の常緑つる性低木。茎はとげがあり長くのびる。葉は3出複葉。5、6月に径5〜8cmの白色の花が咲く。四国・九州に分布。栽培もされる。
なにわ‐ぐさ【難波草】
→アシの異名。
なにわ‐づ【難波津】
飛鳥(あすか)時代に難波江(大阪に面した海の古称)に開かれた港。瀬戸内や大陸に通じる重要な船着き場として栄えた。
なにわてい‐あやたろう【花亭綾太郎】
(1889-1960)浪曲師。神奈川県生まれ。本名は加藤賢吉。15歳で初代浪花亭綾造に入門、21歳で綾太郎を名のる。得意の出し物は「壺坂霊験記(つぼさかれいげんき)」など。
なにわ‐の‐みや【難波宮】
古代の都宮の一つ。前期難波宮と後期難波宮がある。前期は孝徳(こうとく)天皇(在位(645-654))の宮、後期は聖武(しょうむ)天皇(在位(724-749))の宮。宮跡はいずれも大阪市中央区法円坂町の同一地点。
なにわ‐ぶし【花節・難波節】
大衆演芸の一つ。三味線を伴奏とし、1人の演者がわかりやすい節調で語る語り物。江戸時代の説教節や祭文(さいもん)が門付け芸となり、上方で浮かれ節・ちょぼくれ・ちょんがれとして発展してきたもの。浪曲。
なにわぶし‐てき【花節的】(形動)
義理人情を主題にする浪花節のようであるさま。通俗的な義理人情にとらわれるさま。〈用例〉〜な考え方。
なぬ‐か【七日】
=なのか。
①月の第7日。the seventh day of a month〈用例〉〜の夜。
②7日間。seven days〈用例〉〜の苦労が実る。
なぬか‐がえり【七日帰り】
よそへ出かけて7日目に帰宅することを忌む俗信。初七日(しょなのか)を連想させるためで、七日帰りをすると人が死ぬなどといわれる。
なぬか‐ざめ【七日鮫】
トラザメ科のサメ。全長1m。水深200〜300mの深海底にすむ。頭と胴は幅広く、縦扁(じゅうへん)する。腹部はぶよぶよし、水や空気を吸いこみ膨らます。威嚇(いかく)のためといわれる。体は灰褐色で暗褐色の斑紋(はんもん)がある。卵生。練り製品の原料。相模(さがみ)湾以南に分布。
なぬか‐しょうがつ【七日正月】
→せっくはじめ(節句始め)
なぬか‐なぬか【七日七日】
人の死後、初七日(しょなのか)から四十九日(しじゅうくにち)まで仏事が行われる7日ごとの日。また、その仏事。
なぬか‐の‐せちえ【七日の節会】
→あおうまのせちえ(白馬の節会)
なぬか‐び【七日日】
→なぬかぼん(七日盆)
なぬか‐ぼん【七日盆】
陰暦7月7日の称。井戸替えや墓掃除などをする日。この日は親や先祖を7度拝し、7回の沐浴(もくよく)や食事をするという伝承もある。盆初め。七日日(なぬかび)
なぬか‐まいり【七日参り】
→なぬかもうで(七日詣で)
なぬか‐もうで【七日詣(で)】
神仏祈願の方法の一つ。1日に7回を7日間、合わせて49回神仏に詣でるもの。七日参り。
な‐ぬし【名主】
江戸時代の村の長。地方(じかた)三役の一つで、身分は百姓。郡代・代官の命をうけ、年貢・夫役(ぶやく)の取り立てをはじめ村政全般を担当。地方によっては、庄屋(しょうや)・肝煎(きもいり)ともいう。
ナノ【nano(ラテン)】(接頭)
単位の前につけて10億分の1 (10-9) を表す。記号n。
なの‐か【七日】
→なぬか(七日)
な‐の‐くに【奴国】
『三国志』「魏志(ぎし)倭人伝(わじんでん)」にみえる国。1世紀ごろ、福岡県博多湾の近くにあったと推定される小国。『日本書紀』にある儺県(なのあがた)とされている。
な‐の‐だ(連語)
《形容動詞の語尾、または断定の助動詞「だ」の連体形「な」に、助詞の「の」が付いたものに断定の助動詞「だ」の付いたもの。全体を助動詞と見ることもできる》強い断定を表す。話しことばでは「なんだ」となり、女性語では「なの」、ていねい語では「なのです」とも用いられる。〈用例〉そこが問題〜。
な‐の‐はな【菜の花】
→アブラナの別名。
②アブラナの花。rape blossoms
なのめ【斜め】(形動ナリ)
〈古語〉
①傾いているさま。
②ふつうである。ありふれている。〈用例〉などか〜なることだにうちまじりたまはざりけむ(源氏・若紫)。
③《「なのめならず」の略》格別である。ななめならず。〈用例〉みかど、〜におぼしめし(謡曲・烏帽子折)。
な‐のり【名乗(り)・名告(り)】
①名のること。
②名前として使われる漢字の訓。
③公卿(くぎょう)・武家の男子が、元服後に通称以外につけた実名。九郎(くろう)に対する義経(よしつね)など。
名乗りを上げる(なのりをあげる)
①武士が、戦場で相手や周囲に、威勢よく名のる。introduce oneself
②競技・試合や選挙戦などへの参加・参戦の意志を表明する。
なのり‐そ【藻・藻】
→ホンダワラの古名。
なのり・でる【名乗り出る】(下一自)
自分から本人であると申し出る。introduce oneself
な‐の・る【名乗る・名告る】(五自他)
①自分の名を言う。give one's name as...〈用例〉五郎と〜。夫の姓を〜。
②当人がその名・職業であることを自分から申し出る。introuduce oneself as〈用例〉刑事と〜男。
なは【那覇】
〈市〉沖縄県、沖縄島南西部の市。県庁所在地。商業都市で、県の政治・経済・文化の中心。かつては王都首里(しゅり)の外港として発展。壺屋焼(つぼややき)が有名。人口30万3589(1994)。
ナパーム‐だん【ナパーム弾】
ナフサややし油(パーム油)などをゼリー状にして容器に入れた、強力な油脂焼夷(しょうい)弾。napalm bomb
ナバーラ【Navarra】
スペイン北部、フランスに接する州。州都パンプローナ。ピレネー山脈南西麓(なんせいろく)にある農牧業地域。人口51.9万(1991)。
なばたけ‐いせき【菜畑遺跡】
佐賀県唐津(からつ)市にある集落遺跡で、日本最古の水田跡を発見。日本における水稲耕作開始期の様相を明らかにした重要遺跡。
ナバホ‐ぞく【ナバホ族】
アメリカ南西部に居住するアメリカインディアンの一部族。アメリカ最大の種族で、銀細工の技術にすぐれ、多くの民俗舞踊をもつ。Navajo
なはり【半利】
〈町〉高知県東部、奈半利川に沿う町。農林業がさかん。奈半利港は木材積み出し港・漁港。人口4506(1994)。
なばり【名張】
〈市〉三重県、上野盆地南部の市。旧宿場町・城下町。農業・工業のほか宅地化が進む。人口7万8083(1994)。
な‐び【儺火】
1月15日の小正月に、正月の飾り物を焼いて邪気をはらった行事。「左義長(さぎちょう)」や「どんど」などの正月の火祭りの源流といわれる。
ナビール【Pierre Naville】
(1904-)フランスの社会学者。著書『革命と知識人』『超現実の時代』など。
なびか・す【靡かす】(五他)
①なびくようにさせる。風や流れに任せる。flutter〈用例〉たもとを風に〜。
②従わせる。win (a person) over〈用例〉敵を〜。
なび・く【靡く】(五自)
①風・水の勢いで横に傾き、漂う。流されるようになる。bend〈用例〉風に〜髪。
②他人の勢いや意志につき従う。yield〈用例〉権力に〜。
ナビゲーター【navigator】
→航海士。航法士。
②自動車のラリー競技で、運転者と同乗して、その車の走行時間、位置の確認や運転速度配分を計算する人。
ナヒチェバン‐じちきょうわこく【ナヒチェバン自治共和国】
(Nakhichevanskaya Avtonomnaya Respublika)アジア北西部、アゼルバイジャン共和国内の共和国。首都ナヒチェバン。北はアルメニア、南はイラン・トルコと国境を接する。面積0.6万km2。人口30.0万(1990)。
ナビックスライン【ナビックスライン(株)】
海運業。総合海運会社。大正6年(1917)山下汽船(株)として設立。平成元年(1989)、山下新日本汽船(株)とジャパンライン(株)が合併しナビックスライン。平成11年(1999)合併して商船三井となり、解散。
ナビ‐は【ナビ派】
《「ナビ」は、ヘブライ語で預言者の意》反印象主義的な絵画運動とその流派。1890年から1900年ごろにかけて、ゴーガンの影響を受けた画家たちによって進められた。平面的な色面の強調や太い輪郭線による主観的構成・装飾的効果を重視、現代絵画への道を開いた。セリュジエ・ドニ・ビュイヤール・ボナール・マイヨールら。Nabis
な‐びらき【名開き】
新生児の命名式。生後7日目などに近親者を招待して名を披露(ひろう)して祝う。名付け祝い。
な‐びろめ【名広め・名披露目・名弘め】(名・サ変自)
開店のとき、また芸人が襲名したときなどに、名を世間に披露(ひろう)すること。
ナプキン【napkin】
①食事のときひざにかける布。衣服を汚さないため、また口元のよごれをふくために使う。紙製もある。種々の折り方で食卓を飾る。ナフキン。
②生理用品の一つ。
ナブコ【(株)ナブコ】
輸送用機器。鉄道車両用部品製造会社。大正14年(1925)設立。本社は兵庫県神戸(こうべ)市中央区磯上通(いそがみどおり)。旧称は日本エヤーブレーキ。
ナフサ【naphtha】
原油の蒸留によって得られる沸点30〜200℃の軽質の粗石油留分。石油化学工業の原料。都市ガス・合成ガス・ガソリンの製造原料。ナフタ。
ナフタ【NAFTA】
《North America Free Trade Agreementの略》北アメリカ自由貿易協定。1989年発効のアメリカ・カナダ自由貿易協定をメキシコまで拡大した3か国間協定。94年発効。3か国間の関税および非関税障壁を15年間で全廃し、人口3億6000万人、世界最大の自由貿易圏を実現するのを目的とする。
な‐ふだ【名札】
名前を記入した札。ネームプレート。nameplate
ナフタリン【Naphthalin(ドイツ)
→ナフタレンの俗称。
ナフタレン【naphthalene】
化学式C10H8 ベンゼン核が2個縮合した構造をもつ芳香族炭化水素。コールタールから得られる。無色または白色の結晶。昇華性が大きい。衣類の防虫剤などに用いられる。ナフタリン。
ナフテン【naphthene】
→シクロアルカンの石油工業での名称。
ナフトール【naphthol】
①化学式C10H7OH 防腐剤、染料・香料の合成原料。ナフタレンスルホン酸をアルカリ溶融して合成。
②新モスリンの布地に型染めをしたもの。ナフトール染め。
ナフド‐さばく【ナフド砂漠】
(Nafūd)→ネフドさばく(ネフド砂漠)
なぶり‐ごろし【嬲り殺し】
すぐには殺さず、苦しめて殺すこと。torture...to death
なぶり‐もの【嬲り者】
なぶられ苦しめられる者。なぐさみ者。laughingstock〈用例〉〜にされる。
なぶ・る【嬲る】(五他)
①おもしろ半分にひやかし、いじめる。なぶり者にする。make fun of〈用例〉弱い者を〜。
②遊び半分にいじりまわす。〈用例〉そよ風が髪の毛を〜。
なべ【鍋】
《「魚(な)(へ)(かめ)」の意》
①食物を煮る、焼く、いためるための加熱調理の器具。材質は金属・土・陶器・ガラスなど。形は両手なべや中華なべなど。pan〈数え方〉1口(こう)
②「→鍋物」の略。
なべい‐かつゆき【鍋井之】
(1888-1969)洋画家。大阪生まれ。東京美術学校卒。二紀会創立に参加。作品『朝の勝浦港』など。
なべ‐こう【鸛】
コウノトリの一種。純白の腹部以外は黒色、嘴(くちばし)と脚は赤い。全長約1m。湿地や水田で小魚などを捕食。ユーラシアの温帯から暖帯に繁殖分布し、日本へはまれに冬渡来する。black stork
なべ‐しき【鍋敷(き)】
なべややかんなどの熱が直接当たらないように下に敷くもの。木製・竹製・コルク製・陶製など。
なべ‐しぎやき【鴫焼(き)】
ナスを油でいため、だし・砂糖・しょうゆで調味し、練りみそをからめた料理。
なべしま‐かんそう【鍋島閑叟】
(1814-71)幕末の大名。佐賀藩主。名は直正(なおまさ)。殖産興業・農地改革・反射炉建設・大砲鋳造・洋式兵制の整備・人材登用などの改革を行い、藩の経済力・軍事力を強化。維新後、新政府の開拓使長官などを歴任。
なべしま‐そうどう【鍋島騒動】
江戸初期、肥前(ひぜん)佐賀藩のお家騒動。鍋島氏と旧主竜造寺(りゅうぞうじ)氏の新旧の勢力交代を要因として発生。後世、怪猫(かいびょう)騒動の伝説をともなって講談・戯曲などに脚色された。
なべしま‐やき【鍋島焼】
江戸時代、肥前(ひぜん)(現在の佐賀県)鍋島藩窯(はんよう)で藩用の高級品として制作された磁器。明治維新の廃藩まで焼造。とくに色鍋島は名高い。
なべ‐じり【尻】
なべの底の、火の当たるところ。
鍋尻を焼く(なべじりをやく)
結婚して生活をいとなむ。
なべ‐ずみ【鍋墨】
①なべの底に付いたすす。
②まっ黒なものの形容。
なべ‐ぞこ【鍋底】
①なべの底。bottom of a pan
②よくない状態が続くこと。lingering recession〈用例〉〜景気。
なべ‐つかみ【掴み】
熱くなったなべを持つときに使うもの。不燃布などでできているもの、引っかけるハンドル式のものなど。
なべ‐づる【鉉】
なべのつる。なべを下げ持ったり、つるしたりするために取り付けたつり手。pot bail
なべ‐づる【鶴】
ツル科の鳥。翼長約50cm。首が白く、からだは灰黒色。耕地・湿原で餌(えさ)をあさる。冬季、日本に渡来。山口県熊毛(くまげ)町八代(やしろ)と鹿児島県出水(いずみ)市の渡来地は特別天然記念物。
なべ‐て【並べて】(副)
〈文語的〉
総じて。おしなべて。おしくるめて。並めて。〈用例〉〜世間の考え方は…。
並べてならず(なべてならず)
ひととおりでない。尋常でない。並めてならず。
なべ‐な【断・芹菜】
マツムシソウ科の二年草。山野にはえる。高さ1m以上に達し、全体に刺毛がある。葉は羽状複葉。夏秋に、頭状花序を出し、紅紫色の小花をつける。
なべ‐ぶた【蓋】
①なべのふた。pan lid
②漢字を組み立てている部分の名。「京」「享」などの上の「亠」の部分。けいさん。けいさんかんむり。
鍋蓋に目鼻(なべぶたにめはな)
顔が丸く平らで色の黒いことを、からかっていう語。
なべ‐もの【鍋物】
一つのなべに、魚介類・肉・野菜などを入れ、食卓で煮ながら食べる料理。寄せなべ・水たき・カキの土手なべなど。なべ料理。
なべ‐やき【鍋焼(き)】
①「→鍋焼きうどん」の略。
②肉と野菜をいっしょに煮て、なべからそのまま食べる料理。
なべやき‐うどん【鍋焼(き)飩】
1人用の土なべにてんぷら・かまぼこなどの具を加えて煮込んだうどん。鍋焼き。
なべ‐わり【破】
ビャクブ科の多年草。暖地の林中にはえる。高さ約40cm。茎の先に数個の葉が互生。葉は卵形で、縦の平行脈をもつ。花は淡緑色。有毒。
な‐へん【ナ変】
→ナ行変格活用」の略。
な‐へん【那辺・奈辺】(代)
〈文語的〉
どのへん。どこ。
ナボコフ【Vladimir Nabokov】
(1899-1977)アメリカの小説家。ロシア生まれ。機知や皮肉にみちた、想像力豊かな小説を書く。作品『ロリータ』『青白い火』『アーダ』など。
ナホトカ【Nakhodka】
ロシア、シベリア沿海州南部の港湾都市。ウラジオストックの東北約100km、日本海に臨む極東の交通・貿易・漁業の中心地。人口16.6万(1992)。
ナボポラッサル【Nabopolassar】
(?-BC605)新バビロニア王朝の創設者(在位(BC625-BC605))。アッシリアから独立しバビロンを都とする。メディアと同盟し、皇太子ネブカドネザルとともにアッシリア帝国を滅ぼす。
ナポリ【Napoli】
イタリア南部、ナポリ湾に臨む都市。同国の代表的貿易港。ベスビオ火山の西麓(せいろく)にある国際的観光地。古代ギリシア・ローマ以来栄え、13〜16世紀はナポリ王国の首都。人口107.2万(1992)。
ナポリを見て死ね(ナポリをみてしね)
《ナポリは、世界三大美港の一つとして知られることから》美しいナポリを見ずに死んでしまっては、生きていたかいがない。ナポリの美しさを、強調してたたえたことば。See Naples and then die.〈比較〉日光(にっこう)を見ずして結構と言う勿(なか)れ。
ナポリ‐おうこく【ナポリ王国】
1282年シチリアから分離、ナポリを首都に成立した王国。14世紀に強盛となったが、15世紀以降ナポレオン時代にかけシチリアと合併、分離し、1815年再度シチリア王国と合併、両シチリア王国となった。Kingdom of Naples
ナポリ‐がくは【ナポリ楽派】
18世紀にナポリを中心に活躍したオペラ作曲家の総称。技巧的なアリアの発達に貢献。アレッサンドロ=スカルラッティ・ペルゴレージなどがいる。Neapolitan school
ナポリタン【napolitain(フランス)
《ナポリの、ナポリ風の意》パルメザンチーズとトマトソースで調味したスパゲティ料理。spaghetti neapolitan
ナポリ‐は【ナポリ派】
(Napoletanaイタリア)17世紀、南イタリアのナポリを中心に活躍した画家たちの総称。強烈な明暗の対比と鋭い写実表現による劇的で悲愴(ひそう)感のつよい宗教画を描く。ほかに静物画・風景画・戦争画にも新境地を開拓した。ジェンティレスキ・リベラ・カラッチョーロ・ローザなど。
ナポレオン【〈1世〉Napoléon I】
(1769-1821)フランス皇帝(在位(1804-15))。コルシカ島のボナパルト家出身。フランス革命に砲兵士官として参加。エジプト遠征後の1799年、クーデターにより執政政府を樹立し第一執政に就任。内外の政策に成果を収め、1804年皇帝に即位。ナポレオン戦争を遂行しヨーロッパの大半を制圧。大陸封鎖令を発しイギリスに対抗したが、スペイン進攻、ロシア遠征に失敗。解放戦争にも敗北して14年退位、エルバ島に流された。翌年脱出して再起したが、ワーテルローの戦いに敗れ没落。
ナポレオン【〈3世〉Napoléon III】
(1808-73)フランス皇帝(在位(1852-70))。ナポレオン1世の甥(おい)。二月革命により大統領となり、1851年クーデターで憲法を改正、翌年皇帝に即位。対外膨張と産業保護政策を推進したが、メキシコ干渉に失敗。普仏(ふふつ)戦争に敗れて退位。ルイ=ナポレオン。
ナポレオン‐ほうてん【ナポレオン法典】
(Code Napoléon(フランス))ナポレオン1世治下に制定された民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法の総称。一般にはそのうちの民法をいう。近代民法の規範とされ、各国の市民法に大きな影響を与えた。