- *なま【生】
- [一](名・形動)
- ①食料品で、熱が加えられていないこと・もの・さま。raw〈用例〉〜の魚。
- ②よく熟していない、また熱が十分通らないこと・もの・さま。uncooked; unripe〈用例〉〜で食べられない。
- ③中途はんぱなこと・さま。未完成。未熟。unskilled; half-done〈用例〉腕が〜だ。
- ④《俗語》「→生意気」の略。saucy〈用例〉〜を言うな。
- ⑤録音・録画・編集を経ない、そのままの音声や映像。live〈用例〉〜の声。〜で放送する。
- ⑥作為が加えられていない、自然のままであること・さま。〈用例〉政治家が国民の〜の声をきく。
- [二](名)《俗語》
- ①「→げんなま」の略。
- ②「→生ビール」の略。draft beer〈用例〉びん〜。
- [三](接頭)
- ①新鮮、生鮮の意を表す。〈用例〉〜の野菜。
- ②《動詞の連用形から転じた名詞に付いて》十分でないの意を表す。〈用例〉〜乾き。〜煮え。
- ③《形容詞・形容動詞に付いて》少し、なんとなくの意を表す。〈用例〉〜ぬるい。〜はんか。
- なま‐あくび【生▽欠▽伸】
- 中途半端なあくび。slight yawn〈用例〉〜をかみ殺す。
- なま‐あげ【生揚(げ)】
- 厚切りの豆腐を油で揚げた食品。
- なま‐あたたか・い【生暖かい】(形)
- なんとなく暖かい。lukewarm〈用例〉〜風。〈派生〉なまあたたかさ(名)
- なま‐あたらし・い【生新しい】(形)
- なまなましく、新しい。なまなましい。〈用例〉記憶に〜。
- なま‐いき【生意気】(名・形動)
- ①目上も相手もかまわずに、知識や意見を振り回すこと・人・さま。impertinence
- ②若い者が気負って言ったり、したりすること・さま。self-conceit〈派生〉なまいきさ(名)
- なま‐うお【生魚】
- 煮る、また焼くなどの加工していない魚。なまざかな。fresh fish; raw fish
- *な‐まえ【名前】
- ①事物・場所・人を他と区別するためにつけている呼び方。名称。name〈用例〉新製品の〜を公募する。
- ②姓名、とくに姓に対して、名。full name; name〈対義〉名字。〈用例〉姓は鈴木、〜は太郎。子どもに〜をつける。
- ③名義。名分。〈用例〉〜がすたる。他人の〜をかたる。発起人に〜を貸す。
- 生酔い本性違わず(なまえいほんしょうたがわず)
- いくら酔っても本性は失わない。
- なまえ‐まけ【名前負け】(名・サ変自)
- 名前がりっぱすぎて、実質がそれにつりあわないこと。mere show
- なま‐えんそう【生演奏】
- レコード・録音テープなどの再生でない、実際の演奏。live performance
- なま‐がし【生菓子】
- ①もち菓子・団子・焼き物など、水分が多く保存のきかない菓子。〈対義〉干菓子(ひがし)。
- ②クリーム・果物を使った洋菓子。cake
- なま‐かじり【生▼齧り】(名・サ変他)
- 物事をよく理解していないこと。半可通。一知半解。smatter〈用例〉〜の知識。
- なま‐かべ【生壁】
- ①塗って、まだ乾かない壁。塗りたての壁。undried wall
- ②《「生壁色」の略》生乾きの土壁に似た、くすんだ黄色。
- 生壁の釘(なまかべのくぎ)
- ききめのないことのたとえ。〈類似〉豆腐に鎹(かすがい)。糠(ぬか)に釘。
- なま‐かわ【生皮】
- ①生のままの皮。rawhide
- ②ガン・カモなどの皮を、酢につけた料理。
- なま‐がわき【生乾き】
- よく乾いていないこと。half-dried
- なま‐き【生木】
- ①枯れていない木。地に生えている木。
- ②切ってまだ乾ききらない木。unseasoned wood
- 生木を裂く(なまきをさく)
- ごく親しい者や恋人どうしを無理に別れさせるたとえ。force lover apart
- なま‐きず【生傷・生▼疵】
- 新しい傷。fresh bruises〈比較〉古傷。〈用例〉〜が絶えない。
- なま‐ぐさ・い【生臭い・▼腥い】(形)
- ①生の魚や獣の肉・血のにおいがする。fishy smell
- ②僧に俗気がある。unholy
- ③生意気だ。impertinent〈派生〉なまぐささ(名)なまぐさみ(名)
- なまぐさ‐ぼうず【生臭坊主】
- 《禁じられている肉食などをする坊主、の意》品行の悪い僧。degraded priest
- なまぐさ‐もの【生臭物】
- 生臭い食物。動物性の食物。raw food〈対義〉精進物。
- なま‐くら【▽鈍】(名・形動)
- ①切れ味のにぶいこと・さま・刃物。blunt〈用例〉〜な刀。
- ②怠けること・人・さま。どん。lazy
- なま‐クリーム【生クリーム】
- 牛乳から取り分けた脂肪分。洋菓子や料理に用いる。fresh cream
- なまけ‐ぐせ【怠け癖】
- 物事を怠ける癖。働いたり勉強したりするのを怠ける傾向。indolent habit
- なまけ‐ぐま【▼懶▼熊】
- 黒い毛が長く粗いクマ科の哺乳(ほにゅう)類。体長約1.5m。胸に黄色の三日月斑(はん)がある。森林にすみ、果実や蜜(みつ)、シロアリなどを好む。インド・スリランカに分布。
- なまけ‐もの【怠け者・▼懶け者】
- よく怠ける人。lazy fellow〈対義〉働き者。
- 怠け者の足から鳥が立つ(なまけもののあしからとりがたつ)
- ふだん怠けている者は、いったん事が起こるとあわてる。
- 怠け者の大食らい(なまけもののおおぐらい)
- 怠け者はろくに働きもしないのに、食べることだけは人並み以上だ。
- 怠け者の節句働き(なまけもののせっくばたらき)
- ふだん怠けている者は、人が休むときになって働かなければならない。また、怠け者にかぎって、人が休むときによく働いてみせるものだ。
- なまけ‐もの【▽樹▼懶】
- ナマケモノ科の哺乳(ほにゅう)類の総称。ミツユビナマケモノはブラジルに生息し、体長約60cm。体は灰褐色の長毛でおおわれる。動作は緩慢で、夜行性。樹上で生活し、四肢にある各3本の長い爪(つめ)を木の枝にかけてぶら下がる。熱帯アメリカ分布。sloth
- なま・ける【怠ける・▼懶ける】(下一自)
- 精を出してしない。当然するべきことをしないで放っておく。ずるける。be idle; neglect〈対義〉努める。〈用例〉仕事を〜。
- なま‐こ【▽海▼鼠・生子】
- ①棘皮(きょくひ)動物ナマコ綱に属する海生動物の総称。体は円筒状で、一般に腹側に多数の管足(かんそく)、背側にはいぼがある。世界に約1100種。生食のほか、乾製品・塩辛などとして賞味される。
- ②溶銑鉄を型で固めたもの。なまこ銑。型銑。
- ③「→なまこ板」「→なまこ壁」「→なまこ餠(もち)」「→なまこ形」の略。
- なまこ‐いた【▽海▼鼠板】
- 波形(なみがた)に加工した亜鉛鉄板。簡単な屋根や塀(へい)などに用いる。波板(なみいた)。corrugated iron
- なまこ‐がた【▽海▼鼠形】
- 半円筒形。板かまぼこのような形。
- なまこ‐かべ【▽海▼鼠壁】
- 壁に四角いかわらを斜めに並べ、その接ぎ目をしっくいで盛り上げて白く塗ったもの。
- なま‐ごみ【生▼塵】
- 台所から出る食物を主としたごみ。garbage
- なま‐ゴム【生ゴム】
- ゴムの木の樹液(ラテックス)または合成ゴムのゴム溶液をそのまま凝固させたもの。原料ゴムで、弾性は小さい。raw rubber; crude rubber
- なま‐ごめ【生米】
- なまのままの米。蒸したり炊いたり、焼いたりなどしていない米。uncooked rice
- なまこ‐もち【▽海▼鼠▼餠】
- なまこの形に似せてつくったもち。かきもちなどにする。かまぼこ形のもち。
- なま‐ごろし【生殺し】
- ①死にそうな状態にすること。半殺し。half-killed〈用例〉蛇の〜。
- ②中途半端にして相手を困らせたままにすること。keep in suspense
- なま‐コンクリート【生コンクリート】
- すぐ使えるように、こね合わせた状態のコンクリート。生コン。fresh mixed concrete
- なま‐ざかな【生魚】
- ①とり立ての魚。fresh fish
- ②焼いたり、煮たり、干したりしていない魚。なまうお。raw fish
- なま‐ざけ【生▼鮭】
- 塩などをしていない、なまのサケ。なまじゃけ。raw salmon
- なま‐ざむらい【生侍】
- 若く、身分の低い武士。なまさぶらい。青侍。
- な‐まし(連語)
- 〈古語〉
- 《完了の助動詞「ぬ」の未然形に、推量の助動詞「まし」の付いたもの》
- ①きっと…したろう。きっと…だっただろうに。〈用例〉世にあるものならば、この国にももてまうで来(き)〜(竹取)。
- ②いっそ…てしまおうか。…てしまったものだろうか。〈用例〉これより深き山を求めてや、跡絶え〜(源氏・明石)。
- なまじ【▼憖】(副・形動)
- 《「なまじい」の約》=なまじっか。
- ①あえて行って、かえって困った結果になるさま。しないほうがむしろよいさま。〈用例〉〜口を出したばっかりに。
- ②中途半端なさま。halfway〈用例〉〜な知識では解けない。
- なまじい【▼憖】(副・形動)
- 《「生強(なまじ)い」の意》→なまじ(憖)
- なま‐じろ・い【生白い】(形)
- 少し白い。また、いやに白い。なまっちろい。pale〈用例〉〜顔。〈派生〉なまじろさ(名)
- なます【▼膾・▼鱠】
- 魚介類や野菜類を生のまま細かく切り、酢に浸したもの。あつものとともに日本最古の調理法といわれる。
- 膾に叩く(なますにたたく)
- ①切りきざんで膾にする。
- ②人をひどいめにあわせる。袋だたきにすることにいう。
- なま・す(五他)
- 赤く焼いた鉄を、水に入れて鍛える。
- なまず【▼鯰】
- ナマズ科の淡水魚。河川や湖沼の砂泥底にすむ。全長約50cm。暗褐色から緑褐色。上下のあごに各1対のひげがある。夜行性。食用。古くから地震を起こすという俗信がある。日本全土・朝鮮半島などに分布。catfish
- 鯰に瓢箪(なまずにひょうたん)
- とらえどころがないことのたとえ。瓢箪で鯰を押さえる。
- なまず‐ひげ【▼鯰▼髭】
- ①ナマズのひげのような細長い口ひげ。drooping mustache
- ②《官吏に鯰髭の人が多かったことから》明治時代に、官吏をののしっていった語。
- なま‐たまご【生卵】
- ゆでたり焼いたりしていない卵。raw egg〈比較〉ゆで卵。
- なま‐ち【生血】
- 生きた動物の血。生き血。鮮血。fresh blood
- なま‐ちゅうけい【生中継】
- 放送で、報道やスポーツなどの番組を録音・録画ではなく、実況でそのまま現場から放送局に中継して放送すること。また、その放送。live broadcast〈用例〉マラソンの〜。
- なまっ‐ちょろ・い【生っちょろい】(形)
- 《俗語》態度・やり方などにきびしさが欠ける。いいかげんだ。irresponsible〈用例〉〜生き方。〈派生〉なまっちょろさ(名)
- なま‐つば【生▼唾】
- すっぱい物、おいしい物を見たり考えたりしたとき、自然に口中にわき出るつば。saliva
- 生唾を飲み込む(なまつばをのみこむ)
- 目前に非常に欲しい物があるときの形容。swallow one's saliva
- なま‐づめ【生▼爪】
- 指に生えている状態でのつめ。nail〈用例〉〜をはがす。
- 生爪に火をとぼす(なまづめにひをとぼす)
- 《ろうそくの代わりに生爪に火をともす意から》ひどくけちで倹約する。爪に火をともす。lead a stingy life
- なま‐テープ【生テープ】
- 未使用のテープ。録音や録画をしていないテープ。unused tape
- なま‐なか【生▽半】
- [一](形動)中途半端なさま。どっちつかず。なまはんか。halfway〈用例〉〜な知識をひけらかす。
- [二](副)なまじ。かえって。rather〈用例〉〜忠告などしないほうがいい。
- なまなま‐し・い【生生しい】(形)
- ①非常に新しい。fresh〈用例〉記憶に〜。
- ②目に見えるようだ。vivid〈用例〉〜表現。〈派生〉なまなましさ(名)
- なま‐にえ【生煮え】(名・形動)
- ①よく煮えていないこと・さま。underdone
- ②不十分なこと・さま。未熟。imperfect
- ③どっちつかずであること・さま。uncertain〈用例〉〜な態度。
- なま‐にく【生肉】
- なまの肉。煮たり焼いたりしていない肉。raw meat
- なま‐ぬる・い【生▽温い】(形)
- ①少しぬるい。lukewarm
- ②はっきりしない。ぐずぐずしている。tardy
- ③方法・処置がおだやかすぎる。too mild〈用例〉〜やり方。〈派生〉なまぬるさ(名)
- なま‐のみこみ【生▼呑(み)込み】
- 十分に理解しないでわかったつもりになること。早合点。早のみこみ。hasty conclusion
- なま‐のり【生▽海▼苔】
- 採ったままで、干していないのり。〈対義〉干し海苔。
- なま‐はげ【生▼剥(げ)】
- 秋田県男鹿(おが)半島などで小正月の晩に行われる行事。また、行事のため仮面・仮装した若者。生剥げは家々を訪れ子どもをおどし、酒食のもてなしを受ける。同種の行事は全国的に見られる。
- なま‐ハム【生ハム】
- 薫煙(くんえん)したままで水煮をしていないハム。unboiled ham
- なま‐はんか【生半可】(名・形動)
- 不十分であること・さま。中途半端であること・さま。〈用例〉〜な知識。
- なま‐ばんぐみ【生番組】
- 録音や録画を使わず、スタジオまたは現場からそのまま放送される番組。live program
- なま‐ビール【生ビール】
- 酵母(こうぼ)を不活性化するための加熱を行わないビール。低温保存が必要。酵母を濾過(ろか)除菌した製品もある。なま。draft beer
- なま‐びょうほう【生兵法】
- ①中途半端に武術を知っていること。
- ②いい加減な知識・技能。smattering knowledge
- 生兵法は大怪我の基(なまびょうほうはおおけがのもと)
- 生かじりの技能や知識に頼ったりすると、失敗のもとになるということ。知ったかぶりをすると、ひどいめにあうたとえ。A little learning is a dangerous thing.
- なま‐ふ【生▼麩】
- 麩を作る過程の、小麦粉中のでんぷん質を洗い流したあとの麩質。焼いたり乾燥したりしていない麩。精進料理などに用いる。なまぶ。
- なま‐フィルム【生フィルム】
- まだ撮影していないフィルム。
- なま‐へんじ【生返事】
- いい加減な、また気のりのしない返事をすること。また、その返事。half-hearted reply
- なま‐ほうそう【生放送】
- 録音や録画ではない、スタジオもしくは現場からの直接の放送。live broadcast
- な‐まほし(連語)
- 〈古語〉
- 《完了の助動詞「ぬ」の未然形に希望の助動詞「まほし」の付いたもの》…てしまいたい。〈用例〉心のゆくわざをしてこそ、過ぐしはべり〜けれ(源氏・少女)。
- なま‐ぼし【生干し・生▽乾し】(名・サ変他)
- 干物などで、十分に干していないもの。生乾きであるもの。half-dried
- なま‐み【生身】
- 生きているからだ。生き身。flesh and blood〈用例〉〜だもの、病気もするさ。
- なま‐みず【生水】
- 沸かしてない水。unboiled water〈用例〉〜を飲まないよう。
- なまむぎ‐じけん【生麦事件】
- 幕末、横浜近郊の生麦村で起こったイギリス人殺傷事件。文久(ぶんきゅう)2年(1862)薩摩(さつま)藩主島津久光(しまづひさみつ)の行列の前を、騎馬で横切ったイギリス人4人のうち3人を藩士が殺傷、翌年の薩英(さつえい)戦争の原因となった。
- なま‐めか・し【▼艶めかし】(形シク)
- 〈古語〉
- ①しっとりと上品である。優美である。〈用例〉月影の〜・しう(源氏・須磨)。
- ②みずみずしい。清新だ。〈用例〉若う〜・しき御さまなり(源氏・若菜上)。
- ③あでやかで色っぽい。〈用例〉いとど昔思ひ出でつつ、古(ふ)りがたく〜・しきさまにもてなして(源氏・朝顔)。
- なま‐めかし・い【▼艶めかしい】(形)
- あでやかで、色っぽい。coquettish〈派生〉なまめかしげ(形動)なまめかしさ(名)
- なま‐め・く【▼艶めく】
- [一](五自)あでやかに色っぽく見える。be coquettish
- 〈古語〉
- [二](四自)
- ①若々しく見える。〈用例〉いと〜・いたる女はらから住みけり(伊勢・1)。
- ②上品に見える。〈用例〉具学房(ぐがくばう)とて〜・きたる遁世(とんぜい)の僧を(徒然・87)。
- なま‐もの【生物】
- 《「せいぶつ」は別語》生のもの。煮たり、焼いたり、干したりしていないもの。raw food
- なま‐もの【生者】
- 〈古語〉
- 《「せいじゃ」は別語》まだ未熟な者。生意気な者。〈用例〉よからぬ〜どもの、侮(あなづ)らはしうするも(源氏・玉鬘)。
- なま‐やけ【生焼け】
- 食べ物などが、よく焼けていないこと。また、その食品。half-baked
- なま‐やさし・い【生易しい】(形)
- 《多く下に打ち消しをともなって》軽くやってのけられる。たやすい。easy〈用例〉〜ことではない。〈派生〉なまやさしさ(名)
- なま‐ゆで【生▼茹で】
- よくゆでてないこと・もの。少しゆでてあること。soft-boiled
- なま‐よい【生酔い】
- =なまえい。
- ①酒に少し酔っていること・人。half-tipsy〈比較〉ほろ酔い。
- ②酔っぱらうこと・人。drunkard
- 生酔い本性違わず(なまよいほんしょうたがわず)
- 酒に酔っていても、本性はかわらないもので、心にないことはいわない。なまえい本性違わず。In wine there is truth.
- なまよみ‐の
- [枕ことば]《語義未詳》「甲斐(かひ)」にかかる。〈用例〉〜甲斐(かひ)の国うち寄する駿河(するが)の国と(万葉・3・319)。
- なまり【▼訛(り)】
- なまること。標準からはずれている発音・ことば。accent〈用例〉お国〜。
- 訛りは国の手形(なまりはくにのてがた)
- 《「手形」は、江戸時代の通行手形のこと》訛りは、その人の生まれた土地を証明する手形のようなものだ。出身地はことばの訛りによってわかる。
- なまり【鉛】
- 金属元素。記号Pb原子番号82。原子量207。比重11.34。帯青白色で軟らかく重い。金属・化合物ともに有害。おもな鉱石は方鉛鉱。電極板・はんだ・活字・鉛管などに利用。lead
- なまり‐いろ【鉛色】
- 鉛のような青みを帯びた灰色。lead-gray〈用例〉暗い〜の空。
- なまり‐おんせん【鉛温泉】
- 岩手県、花巻市北西部の温泉。宝暦(ほうれき)年間(1751〜64)発見の歴史をもつ。スキー場がある。
- なまり‐ガラス【鉛ガラス】
- 酸化鉛を含有するガラス。比較的低温で溶融でき、軟質で加工しやすい。光学ガラス・クリスタルガラスなど。lead glass
- なまり‐こうがい【鉛公害】
- 自動車の排出ガスに含まれる酸化鉛による大気汚染。鉛(えん)害。pollution caused by lead exhaust
- なまり‐ちくでんち【鉛蓄電池】
- 二酸化鉛と鉛を電極とし、希硫酸を電解液として用いた二次電池。起電力は約2.1ボルトで充電可能。leadstorage battery
- なまり‐ちゅうどく【鉛中毒】
- 鉛および鉛化合物による中毒。急性では胃腸障害、慢性では貧血、歯根部に青灰白色の着色、腸疝痛(ちょうせんつう)・神経障害などがみられる。lead poisoning
- なまり‐ぶし【▽生節】
- カツオを蒸して生干しにしたもの。鰹節(かつおぶし)を作る過程でできる。煮つけ・酢の物などに使用。長期の保存はできない。なまぶし。なまり。
- なま・る【▼訛る】(五自)
- 崩れた発音をする。崩れたことばを言う。また、標準語・共通語に比べて、発音やことばが崩れる。be corrupted
- なま・る【▽鈍る】(五自)
- ①刃物の切れ味がにぶくなる。become blunt
- ②志がくじけ弱る。be weakened
- ③技術など能力が衰える。get out of practice on...〈用例〉腕が〜。
- なま‐ワクチン【生ワクチン】
- 毒性を弱めた、生きたままの菌やウイルスを用いたワクチン。BCGワクチン・ポリオワクチン・麻疹(ましん)ワクチンなどがある。生菌ワクチン。live vaccine