なんさ‐ぐんとう【南沙群島】
南シナ海中部の珊瑚礁(さんごしょう)群。中国に属するが、フィリピン・ベトナムも領有権を主張。水産資源が豊富。ナンシャー群島。
なん‐ざん【南山】
①南方の山。
→高野山
③中国の終南山のこと。
④長生きを祝う語。
南山の寿(なんざんのじゅ)
長命を祝うことば。
なん‐ざん【難産】(名・サ変自)
①出産が通常以上に困難なこと。また、困難な出産。difficult delivery〈対義〉安産。
②物事がたやすくできないこと。difficulty
難産色に懲りず(なんざん、いろにこりず)
苦しかったはずなのに、また繰り返して同じことをする。〈類似〉のど元過ぎれば熱さを忘れる。
なんざん‐だいがく【南山大学】
私立大学。昭和21年(1946)創立の南山外国語専門学校を前身とし、同24年(1949)より現制。所在地は名古屋市昭和区山里町。
なん‐し【難死】(名・サ変自)
災難で死ぬこと。無意味な死。
なん‐し【南支】
現在の中国の→華南(かなん)。南支那(みなみしな)
なん‐じ【何時】
時刻を問うとき、また時刻を特定しないで言うときに用いる語。いくじ。what time〈用例〉〜になっても帰らない。
なん‐じ【難字】
読み書きのむずかしい文字。
なん‐じ【難事】
処理のむずかしい事柄。difficult things
なん‐じ【難治】
→なんち(難治)
なんじ【汝・爾・女】(代)
《「なむぢ」の転。同年ぐらいか年下に使う》おまえ。な。なれ。thou
汝の敵を愛せよ(なんじのてきをあいせよ)
《新約聖書『マタイによる福音書』『ルカによる福音書』にあることば》自分に悪意や敵意を抱く者をこそ愛しなさい。より難しいことを、自ら求めて行えば、受ける報いも大きく、また、自分自身も高められる、という教えを背景とした語。
汝の隣人を愛せよ(なんじのりんじんをあいせよ)
《西洋のことわざ》自分のまわりにいる人々を愛せよ。「己のごとく」に続き、あとに「されど垣根を取りのぞくなかれ」と続く。それらを含めると、なれなれしくなりすぎて、かえって仲が悪くなることへの警句。Thou shalt love thy neighbor as thyself.
汝自らを知れ(なんじ、みずからをしれ)
《ギリシアの格言》自らの無知をさとったうえで、真の知識を得よ。know thyself
ナンシー【Nancy】
フランス北東部の商工業都市。ロレーヌ地方の文化・商工業の中心。人口10.2万(1990)。
なん‐しき【軟式】
→軟式野球」「→軟式テニス」などの略。〈対義〉硬式。
なんしき‐テニス【軟式テニス】
日本で考案された、軟球を用いるテニス。コートの大きさは硬式と同じで、種目はダブルスのみ。
なんしき‐やきゅう【軟式野球】
軟球を用いる日本独特の野球。硬式より安全度が高く、一般に普及。
なん‐しちょう【難視聴】
テレビなどが見えにくかったり、聞きにくかったりすること。〈用例〉〜地区。
なん‐しつ【軟質】
やわらかな性質。物がやわらかいこと。soft〈対義〉硬質。
なんしつ‐ゴム【軟質ゴム】
ふつうの軟らかいゴム。soft rubber〈対義〉硬質ゴム。
ナンシャー‐ぐんとう【ナンシャー群島・南沙群島】
(Nánshā)→なんさぐんとう(南沙群島)
なん‐じゃく【軟弱】(名・形動)
①やわらかいこと・さま。soft〈用例〉〜なグラウンド。
②弱々しいこと・さま。弱気。timid; weak-kneed〈対義〉強硬(きょうこう)。〈用例〉〜外交。〈派生〉なんじゃくさ(名)
なんじゃ‐もんじゃ
関東地方で、その近辺にはみられない大木や珍しい木をさしていう語。千葉県香取郡神崎町神崎神社のクスノキ、茨城県筑波山のアブラチャン、東京都明治神宮外苑のヒトツバタゴなどが有名。
なんじゃもんじゃ‐ごけ【なんじゃもんじゃ苔】
日本の北アルプスで発見されたコケ。高さ約1cm。葉は棍棒(こんぼう)状で背腹の区別はない。もっとも原始的なコケ類と考えられる。
なん‐しゅう【南宗】
《仏教語》中国の禅宗の一派。六祖慧能(えのう)に始まる。江南を中心に活躍し、頓悟(とんご)成仏を唱えた。〈対義〉北宗。
なん‐じゅう【難渋】(名・形動・サ変自)
①苦しむこと・さま。難儀。affliction〈用例〉雪道に〜する。
②すらすらと進行しないこと・さま。しぶること・さま。retard〈用例〉交渉が〜する。
なんしゅう‐が【南宗画】
→なんが(南画②)
なん‐しょ【難所】
けわしくて、通行に困難な所。dangerous spot
なん‐しょう【難症】
治りにくい症状。難病。incurable disease
なんしょう【南昌】
中国、江西省の省都。水陸交通の要地。米・綿花などの集散地で、電力・機械工業なども発達。1927年中国共産党が武装蜂起(ほうき)した土地。人口137.1万(1991)。ナンチャン。
なんしょう【南詔】
チベット‐ビルマ族の王国。7世紀中ごろ、雲南省の大理を中心に建国。902年滅亡。
なんじょう【南条】
〈町〉福井県中部、武生(たけふ)市南東隣の町。稲作、シイタケ・ナメコ栽培、繊維工業など。人口5773(1994)。
なん‐じょう【何条】(副)
〈文語的〉
《反語。「なにとふ」の転。「条」は当て字》どうして。なんで。いかで。
なんじょう‐のりお【南夫】
(1908-)小説家・経済学者。本名は古賀英正。東京生まれ。東大卒。時代小説で残酷ものの先鞭(せんべん)をつけ、推理小説にも活躍。昭和31年(1956)『燈台鬼(とうだいき)』で第35回直木賞受賞。作品『武士道残酷物語』『細香(さいこう)日記』など。
なんじょう‐ぶんゆう【南条文雄】
(1849-1927)梵語(ぼんご)学者。真宗大谷派の学僧。岐阜県生まれ。イギリスに留学しマックス=ミュラーに師事、梵語・梵文仏典を研究。大谷大学学長。『大明(だいみん)三蔵聖教(しょうぎょう)目録』(南条目録)の訳補などで知られる。
なんしょう‐ほうき【南蜂起】
中国共産党最初の武装蜂起。第1次国共合作崩壊後、国民党の攻勢に対し、1927年8月1日南昌を攻略したが、国民党軍の攻撃で広州に撤退(てったい)。この日は建軍記念日とされる。八・一起義。
なん‐しょく【男色】
男性の同性愛。衆道(しゅどう)。だんしょく。鶏姦(けいかん)。ホモ。homosexual
なん‐しょく【難色】
それはむずかしい、または、それに不賛成だというような顔つき・ようす。disapproval〈用例〉〜を示す。
なん・じる【難じる】(上一他)
→なんずる(難ずる)
なん‐しん【南進】(名・サ変自)
南方へ進むこと。南下。go south〈対義〉北進。
なん‐じん【南人】
中国、元(げん)代における南宋(なんそう)の遺民の呼称。
なんしん‐ろん【南進論】
日本が南方地域へ進出すべきであるという、第2次大戦前の議論。古くは明治時代から唱えられ、台湾領有や第1次大戦後の南洋諸島の委任統治のさいにも論じられた。さらに日中戦争開始後、陸軍が強硬に南方進出を主唱した。
なん・す
《「なさります」の転。近世遊里の女性語から一般に広まった》
[一](特活他)「する」の尊敬語。なさいます。せられます。
[二](補動)《動詞の連用形に付いて》尊敬の意を表す。お…なさいます。…なさいます。
なん‐すい【軟水】
天然の水で、カルシウムイオン、マグネシウムイオンの含有量の少ない水。せっけんの泡立ちがよい。soft water〈対義〉硬水。
なん・ずる【難ずる】(サ変他)
他人のあやまちを非難する。なじる。そしる。難じる。難ず。blame; speak ill of〈用例〉非を〜。
なんすれ‐ぞ【何為れぞ】(連語)
〈文語的〉
《反語。「なにすれぞ」の転》どうして。なぜ。
なん‐せ【何せ】(副)
《「なにせ」の転》なにしろ。anyhow
なん‐せい【南西】
南と西の中間の方角。西南。ひつじさる。southwest〈対義〉北東。
なん‐せい【軟性】
やわらかい性質。softness〈対義〉硬性。
なん‐せい【南斉】
中国、南北朝時代の南朝の一国。南朝宋(そう)の権臣蕭道成(しょうどうせい)(高帝)が479年建国。502年7代で蕭衍(しょうえん)(梁(りょう)の武帝)に譲位して滅亡。
なんせい【南勢】
〈町〉三重県南東部、熊野灘(くまのなだ)に臨む町。五ケ所(ごかしょ)湾は景勝地。真珠養殖がさかん。ミカンの産地。人口1万1756(1994)。
なんせい‐げかん【軟性下疳】
軟性下疳菌の感染による性病の一種。はじめ外陰部に紅色の小さい丘疹(きゅうしん)ができ、しだいに潰瘍(かいよう)となる。鼠径(そけい)リンパ節がはれて痛むことも多い。chancroid
なんせい‐けんぽう【軟性憲法】
憲法改正にあたって、他の一般の法律と同様の手続きだけですむ憲法。flexible constitution〈対義〉硬性憲法。
なんせいこうくう【南西航空(株)】
沖縄周辺の離島便を中心とする日本の国内線航空会社。昭和42年(1967)設立。SWAL。Southwest Airlines Co. Ltd.
なんせい‐しょとう【南西諸島】
九州南端と台湾の間に連なる島群。鹿児島・沖縄両県に属する。ほぼ全域が亜熱帯。琉球(りゅうきゅう)列島。琉球弧。
なん‐せん【難船】(名・サ変自)
あらしなどで、船がこわれ、転覆または沈むこと。また、その船。難破船。shipwreck
ナンセン【Fridtjof Nansen】
(1861-1930)ノルウェーの探検家・政治家。1888年グリーンランドを横断、93年北極探検に向かい、北緯86度14分の地点に到達。のちに政治家となり、難民救済や軍縮に努力。1922年ノーベル平和賞受賞。
なんせん‐ざんみょう【南泉猫】
禅宗で、悟りの手がかりとして与えられる公案の一つ。唐の南泉禅師が猫をとりあっていた弟子に問いを発し、即答できなかったので猫を切り殺したというもの。
なんぜん‐じ【南禅寺】
京都市左京区南禅寺福地町にある、臨済宗南禅寺派の大本山。京都五山の上位の寺。もと亀山(かめやま)上皇の離宮で、正応(しょうおう)4年(1291)無関普門(むかんふもん)の開山。
なんせんしょう‐そまひと【南杣笑満人】
(1749-1807)江戸後期の戯作(げさく)者。本名、楠彦太郎。江戸の人。黄表紙(きびょうし)界に敵討(かたきう)ち物の新風を導入。作品『敵討義女英(ぎじょのはなぶさ)』など。
ナンセンス【nonsense】(名・形動)
無意味なこと・さま。たわいもないこと・さま。ばかげたこと・さま。ノンセンス。
ナンセン‐ひなんみんこくさいじむきょく【ナンセン避難民国際事務局】
(Nansen International Office for Refugees)ナンセンを称(たた)えてその没後に設立。国際連盟の法的保護を受け、難民の飢餓救済などを目的として活動。1938年ノーベル平和賞受賞。
なんせん‐ほくば【南船北馬】
《中国で、南は川が多いので船で行き、北は陸続きなので馬で行く、の意から》絶えず方々を旅行していること。
なん‐ぞ【何ぞ】
《「なにぞ」の転》
〈文語的〉
[一](連語)なにものか。なにごとか。〈用例〉哲学とは〜。
[二](副)
①《反語的に》どうして。なにゆえに。〈用例〉〜知らん。
②なにかしら。なんでも。〈用例〉〜いうことはないか。
[三](副助)《種々の語に付く》など。なんか。なぞ。〈用例〉彼〜人間のくずだ。
なん‐そう【南宋】
中国の統一王朝。1127年の靖康(せいこう)の変により江南に移った以後の宋朝をいう。
なん‐そう【南総】
→上総(かずさ)の別称。
なんそうさとみはっけんでん【南総里見八犬伝】
滝沢馬琴(たきざわばきん)の読本(よみほん)。98巻。文化(ぶんか)11〜天保(てんぽう)13年(1814〜42)刊。仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌(てい)の徳を象徴する八犬士が里見家の臣として活躍する、勧善懲悪(かんぜんちょうあく)思想の強い伝奇小説。江戸読本の最高峰。里見八犬伝。八犬伝。
なんだ【涙】
《古風な言い方》「→なみだ」の転。
なんだ(助動特殊型)
《動詞などの未然形に付いて》過去における打消しの意を表す。…なかった。〈用例〉知ら〜。言わ〜。〈参考〉関西方面で使われる。
なん‐だ
[一](連語)《「なん(何)」に断定の助動詞「だ」の付いたもの》
①疑問・質問の意を表す。〈用例〉これは〜。
②はっきり言いにくいとき、また適当な言葉が見つからないときなどになんとなく入れる語。〈用例〉こう言うのも〜が。
③大した問題ではない、の意を表す。〈用例〉あらしが〜、台風が〜。
[二](感)
①とがめたり、反発したりする気持ちを表す語。〈用例〉〜、こんなことも知らないのか。
②予想外・期待はずれの気持ちを表す語。〈用例〉〜、これだけか。
③はっきり言うかわりに、または、ためらいながら言うときに用いる語。〈用例〉すると、〜な、やりたくないというのか。
な‐ん‐だ(連語)
→なのだ」の転。
なん‐だい【難題】
①むずかしい問題・事件。knotty problem
②無理な言いがかり。unreasonable demand〈用例〉〜をふっかける。
なんたい‐さん【男体山】
栃木県北西部にある火山。標高2484m。円錐(えんすい)形火山。山頂に二荒山(ふたらさん)神社奥宮がある。二荒山。
なんたい‐どうぶつ【軟体動物】
動物界の一門。体は柔軟で体節が明らかでなく、頭部・足部・胴部・外套(がいとう)からなる。タコ・イカ・マキガイ・ニマイガイなど。mollusk
なん‐だ‐か【何だか】(副)
①なぜだかわからないが。somehow〈用例〉〜ようすが変だ。
②なんとなく。どことなく。somewhat〈用例〉〜寒けがする。
なんだ‐かんだ(連語)
あれこれ。あれやこれや。ああだこうだ。なんだかだ。〈用例〉〜で、ずいぶん費用がかかった。〜言ってもまだ子どもだ。
ナンダ‐デビ【Nanda Devi】
インド中北部、中国とネパール国境に近いヒマラヤ山脈の高峰。標高7817m。
なん‐たる【何たる】(連体)
《とがめる気持ちでいう》なんという。どうした。〈用例〉〜ことだ。
なん‐たん【南端】
南のはし。southern end〈対義〉北端。
なんだん【南淡】
〈町〉兵庫県、淡路(あわじ)島南端の町。タマネギ・花卉(かき)栽培と漁業がさかん。中心は福良(ふくら)港。人口2万1523(1994)。
なん‐ち【難治】
なおりにくいこと。なんじ。obstinacy〈用例〉〜のやまい。
なん‐ちゃくりく【軟着陸】
宇宙船が着陸時の衝撃を避けるため、逆噴射ロケットなどを使って速度を落とし、天体上に静かに着陸すること。soft landing
ナンチャン【南昌】
(Nánchāng)→なんしょう(南昌)
なん‐ちゅう【南中】
太陽・星などの天体が天の子午線に到達すること。transit
なんちゅう‐こうど【南中高度】
天体が真南にきたときの高度角。southing height
なんちゅう‐じ【南中時】
天体が真南にきたときの時刻。southing time
なんちゅう‐の‐なん【難中の難】(連語)
きわめてむずかしいこと。
なん‐ちょう【軟調】(名・形動)
①やわらかな調子。〈対義〉硬調。
②相場が下がりぎみなこと・さま。〈対義〉堅調。
なん‐ちょう【難聴】
①聴覚の低下した状態。障害の部位により伝音難聴・感音難聴などに分けられる。hearing loss
②《俗に》ラジオなどが聞きとりにくいこと。poor reception〈用例〉〜地域。
なん‐ちょう【南朝】
①中国の南北朝時代、漢族が江南に立てた宋(そう)・斉(せい)・梁(りょう)・陳(ちん)の4王朝(420〜589)。
②南北朝時代、吉野(よしの)を中心に置かれた大覚寺統(だいかくじとう)の朝廷。持明院統(じみょういんとう)の北朝と対立。延元(えんげん)元年(1336)後醍醐(ごだいご)天皇が吉野に移って以来、元中(げんちゅう)9年(1392)に南北両朝合一まで続く。吉野朝。
なん‐て【何て】
[一](副)なんとまあ。what; how〈用例〉〜美しい花だろう。
[二](連語)「→なんという」の略した言い方。〈用例〉〜ことはない。〜名前なの。
なんて(副助)
《種々の語に付く》
①軽んじる気持ちを表す。〈用例〉あの人〜どうでもよい。
②意外の気持ちを表す。〈用例〉これが100円で買える〜。
なん‐で【何で】(副)
どうして。なんのために。なぜ。why〈用例〉〜そんなことをしたのか。
なん‐でい【軟泥】
①湿原などにみられる、やわらかい泥質の土。
②プランクトンなどの遠洋性生物の遺骸を30%以上含む軟らかい泥。石灰質軟泥と珪質(けいしつ)軟泥に大別される。ooze
なん‐てき【難敵】
てごわい競争相手。formidable enemy
なん‐てつ【軟鉄】
炭素の含有量がきわめて少なく、純鉄に近いもの。炭素が少ないため焼き入れができず、軟らかく加工しやすいが強さはない。電磁気材料に使われる。鍛鉄。soft iron
なん‐でも【何でも】
《「なにでも」の転》
[一](連語)どういうことでも。すべて。everything〈用例〉父は〜よく知っている。
[二](副)
①どうしても。by all means〈用例〉なにが〜勝つ。
②よくはわからないが。どうやら。〈用例〉〜、結婚したそうです。
なんでも‐かでも【何でも彼でも】(副)
=なんでもかんでも。
①なにもかも。すべて。なんでも。everything〈用例〉〜捨ててしまう。
②どうしても。by any means〈用例〉〜見にいく。
なんでも‐ない【何でも無い】(連語)
どうということはない。〈用例〉そんなこと〜。
なんでも‐や【何でも屋】
①一通りなんでもできる人。また、なんにでも手を出す人。
②日用品などをいろいろ並べて売る店。general store
なん‐てん【南天】
①南の空。
②メギ科の常緑低木。高さ約2m。葉は羽状複葉。初夏に、茎頂に小さい6弁の白花を円錐(えんすい)状につける。果実は球形で赤色。庭木や生け花、薬用などにする。中国原産。
③紋所の名。ナンテンの葉と実を組み合わせて紋章化したもの。
なん‐てん【難点】
①むずかしいところ。扱いにくい点。difficult point
→欠点。fault〈用例〉色の悪いのが〜だ。
なん‐でん【南殿】
→紫宸殿(シシンデン)。なでん。
なんでん‐だいぞうきょう【南伝大蔵経】
スリランカ・タイなどの上座部に伝わったパーリ語の原始仏教聖典『三蔵(ティピタカ)』の日本での呼称。若干の蔵外典籍を加えたものの日本語訳がある。全65巻70冊。
なんてん‐はぎ【南天萩】
マメ科の多年草。山野にはえる。高さ約50cm。2枚の長楕円(だえん)形の小葉からなる複葉が互生。初夏紅紫色の蝶形(ちょうけい)花を総序につける。タニワタシ。フタバハギ。
なん‐と【南斗】
南天のいて座の主要部をなす6星を、「ひしゃく」に見立てたもの。観望好期は8〜9月。南斗六星。
なん‐と【南都】
①南方にある都。
→奈良の別称。京都に対して言う。〈用例〉〜七大寺。
③奈良の→興福(こうふく)。延暦寺を「北嶺(ほくれい)」というのに対する。〈対義〉北嶺。
ナント【Nantes】
フランス西部、ロアール川下流の商工業都市。ブルターニュ地方の中心。中世の建造物が有名。1598年、フランス王アンリ4世が「ナントの勅令」を発した土地。人口25.2万(1990)。
なん‐と【何と】
《「なにと」の転》
[一](副)
①なんとまあ。なんて。〈用例〉〜立派な建物でしょう。
②《驚き・あきれる気持ちを表す》なにものと。なにごとと。what; how〈用例〉〜いう人か。
③どのように。どう。what〈用例〉〜しよう。
[二](感)
①驚きを表す語。まあ。what〈用例〉〜、これが噂(うわさ)の…。
②呼びかけるのに使う語。もし。〈用例〉〜、そこの人。
何としても(なんとしても)
どのようにしても。どんな手段をとっても。〈用例〉〜やめさせたい。
なん‐ど【何度】
①度数・目盛りなどを問う語。
②回数を問う語。何回。何遍。how many times
③たびたび。often〈用例〉〜読んでもわからない。
なん‐ど【納戸】
①衣類・調度・家具・寝具などを収納する部屋。かつては屋内の物置をいい、寝室としても使用した。おなんど。closet
②「→納戸色」の略。
なん‐ど【難度】
体操・新体操・フィギュアスケートなどの採点競技で、技の難しさの度合いを示す採点基準。degree of difficulty
なん‐ど(副助)
《「なにと」の転》→など(等)
なんと‐いう【何と言う】(連語)
①内容や名称などが不明な場合に用いる。what〈用例〉〜花ですか。
②《打ち消しをともなって》取りたてて言うほどでもない意を表す。not worthy of special mention〈用例〉〜こともない絵だ。
③強い感動や驚きを表す。What ...!; How ...!〈用例〉〜美しい海。
なんと‐いっても【何と言っても】(連語)
他の判断をすべて排除して、その事柄を強調する気持ちを表す。どう考えても。なんだって。なんてったって。after all〈用例〉〜彼の記録には及ばない。
なんど‐いろ【納戸色】
ねずみ色を帯びたあい色。お納戸色。納戸。grayish blue
なん‐とう【南東】
南と東の中間の方角。東南。たつみ。southeast〈対義〉北西。
なん‐とう【軟投】(名・サ変他)
野球で、投手がゆるい球種をいろいろ投げ分けること。
なん‐とう【南唐】
中国、五代十国の一国。呉に仕えた李(りべん)が睿帝(えいてい)から譲位され、937年に建国。都は金陵(南京(なんきん))。長江(ちょうこう)下流域から江西・湖南・福建を領し、繁栄したが、975年宋(そう)に降(くだ)り3代で滅亡。
なんとう【南島】
〈町〉三重県南部、熊野灘(くまのなだ)に臨む町。沿岸漁業と養殖漁業がさかん。ミカンなどを栽培。人口9724(1994)。
なんとう‐ごぞく【南島語族】
→アウストロネシア語族の別称。
なんとう‐ぼうえきふう【南東貿易風】
南半球で、南東向きに吹く貿易風。southeast trade wind
なん‐とか【何とか】
《「なにとか」の転》
[一](連語)名前の不定を示す。〈用例〉〜という人。
[二](副)どうにか。somehow〈用例〉〜考えましょう。
なん‐どき【何時】
①どのようなとき。いつ。when〈用例〉いつ〜。
②「→なんじ」の古い言い方。what time〈用例〉今、〜か。
なんとぎんこう【(株)南都銀行】
金融業。地方銀行。昭和9年(1934)設立。本店は奈良市橋本町。
なん‐どく【難読】
読み方がむずかしいこと。difficult to read〈用例〉〜語。
なんと‐なく【何と無く】(副)
①はっきりしないが。どことなく。for some reason or other〈用例〉〜元気がない。
②無意識のうちに。軽い気持ちで。casually〈用例〉〜口をすべらしてしまった。
なんと‐なれば【何となれば】(接続)
なぜかというと。なぜなら。because
ナント‐の‐ちょくれい【ナントの勅令】
1598年、フランス王アンリ4世がナントで発した勅令。新教徒に信仰と礼拝の自由を認め、これによりユグノー戦争は終結。1685年ルイ14世により廃止。Edict of Nantes
なん‐とも【何とも】(副)
《「なにとも」の転》
①《下に打ち消しをともなって》どのようにも。どうであるか。not a bit〈用例〉今のところ〜言えない。
②まったく。まことに。quite〈用例〉〜申し訳ない。
なんど‐やく【納戸役】
江戸幕府の、金銀・器物・衣服の出し入れなどを扱った職。納戸方。
なんと‐ろくしゅう【南都六宗】
奈良仏教諸宗の総称。華厳(けごん)・法相(ほっそう)・三論・律・倶舎(くしゃ)・成実(じょうじつ)の6宗。