にしちゅうごくさんち‐こくていこうえん【西中国山地国定公園】
島根・広島・山口の3県にまたがる国定公園。中国山地西部の脊梁(せきりょう)山地と三段峡・寂地(じゃくち)峡などの渓谷からなる。昭和44年(1969)指定。
にしづか‐やすとみ【西塚美】
(1932-)生化学者。愛知県出身。京大卒。酵素など生理活性物質に対する細胞の調節機能の解明に業績を上げ、国際的に高い評価を得ている。昭和63年(1988)文化勲章受章。
にじっ‐せいき【二十世紀】
①西暦1901年から2000年までの100年間。the twentieth century
②ナシの品種の一つ。日本ナシの栽培種で、明治31年(1898)に千葉の松戸覚之助の園内で偶発実生(みしょう)として発見されたもの。収穫量が多く、味・香りともすぐれている。
にじっせいきフォックス【二十世紀フォックス】
(Twentieth Century-Fox Film Corporation)アメリカの映画会社。1935年設立。72年自主配給を中止。
に‐して(連語)
〈文語的〉
…であって。…にて。〈用例〉簡〜要を得た説明。
にじ‐てき【二次的】(形動)
ある物事や現象などが、主要なものに従属しているさま。程度が低いさま。あまり大切でないさま。副次的。secondary〈用例〉〜な要因。
に‐して‐は(連語)
…にとってみれば。…では。for...〈用例〉彼〜上出来だ。20歳〜ふけている。
に‐して‐も(連語)
…する場合でも。たとえそういう場合でも。even if...〈用例〉負ける〜精一杯戦おう。
にじ‐でんち【二次電池】
蓄電池のこと。これに対して、放電のあと、ふたたび蓄電できない電池を一次電池という。secondary battery
にし‐ドイツ【西ドイツ】
→ドイツ連邦共和国の通称。西独。1990年ドイツ民主共和国(東ドイツ)を併合。West Germany
にしドイツぎんこう【西ドイツ銀行】
(Westdeutsche Landesbank Girozentrale)ドイツのウエストファーレン州の州法振替中央銀行。1969年設立。本社はミュンスターとデュッセルドルフ。
にしとうきょう【西東京】
〈市〉東京都中西部、武蔵野台地上の市。平成13年(2001)田無市と保谷市が合併して生まれた。人口は約18万人。
にしとうきょう‐かがくだいがく【西東京科学大学】
私立大学。平成元年(1989)創立。所在地は山梨県北都留(きたつる)郡上野原町。
にしとさ【西土佐】
〈村〉高知県南西部、四万十(しまんと)川に沿う村。林業中心で、木材・林産物の産が多い。人口4261(1994)。
にしなすの【西須野】
〈町〉栃木県北部、那須野原西部の町。農林業が主体。塩原(しおばら)温泉の入り口。人口3万8340(1994)。
にしな‐よしお【仁芳雄】
(1890-1951)物理学者。岡山県生まれ。東大卒。コンプトン散乱の断面積(クライン‐仁科の式)を導く。原子核・宇宙線などの新しい物理学の研究グループを育てた。理化学研究所所長。昭和21年(1946)文化勲章受章。
にしにっぽんぎんこう【(株)西日本銀行】
金融業。地方銀行。昭和19年(1944)設立。本店は福岡市博多(はかた)区博多駅前。
にしにっぽんてつどう【西日本鉄道(株)】
陸運業。バス・鉄道会社。とくにバスを中心に営業。鉄道は福岡県が基盤。同営業キロ121.1km(1994)。明治41年(1908)設立。本社は福岡市中央区天神。西鉄。
ニジニ‐ノブゴロド【Nizhny Novgorod】
ロシア中西部、ボルガ川とオカ川の合流点にある河港都市。機械・石油化学工業が発達。ロシアの重要な工業中心地の一つ。作家ゴーリキーの生地。人口144.1万(1992)。旧称ゴーリキー。
にし‐にぶん【二至二分】
「二至」は夏至(げし)と冬至(とうじ)、「二分」は春分と秋分。
にし‐にほん【西日本】
日本列島の西半分。地質構造上からはフォッサマグナ以西の地をさす。にしにっぽん。〈比較〉東日本。
にしにほん‐かざんたい【西日本火山帯】
日本の火山帯を、火山岩の岩質などから東と西に大別したとき、中部以西に連なる火山帯。
にしにほん‐こうぎょうだいがく【西日本工業大学】
私立大学。昭和42年(1967)創立。所在地は福岡県京都(みやこ)郡苅田(かんだ)町。
にしね【西根】
〈町〉岩手県北西部の町。稲作や酪農が中心。特別天然記念物の焼走り溶岩流は有名。人口1万9277(1994)。
にし‐の‐うち【西の内】
茨城県山方町西野内原産のコウゾを原料とした厚い生漉(きず)き紙。〈参照〉泉貨紙(せんかし)
にしのおもて【西之表】
〈市〉鹿児島県種子島(たねがしま)北部の市。旧城下町。畑作・酪農中心で漁業もさかん。人口2万0053(1994)。
にし‐の‐きょう【西ノ京】
奈良市西部一帯の呼称。狭義には西ノ京町。薬師寺をはじめ唐招提(とうしょうだい)寺・垂仁(すいにん)天皇陵がある。
にしのしま【西ノ島】
〈町〉島根県隠岐(おき)諸島、西ノ島を中心とする町。肉牛飼育や、底引き網・養殖漁業が行われる。人口4285(1994)。
にしのしま‐しんとう【西之島新島】
東京都小笠原(おがさわら)諸島、父島北西の西之島の近くにできた火山島。
にじ‐の‐まつばら【虹ノ松原】
佐賀県北部、唐津(からつ)湾に臨む松原。長さ約5km。慶長(けいちょう)のころ唐津城主寺沢広高の植林と伝えられる。
にしのみや【西宮】
〈市〉兵庫県南東部、大阪湾に臨む市。西宮神社の門前町として栄え、江戸時代酒造地として有名になった。臨海部は工業地区、山の手は住宅・文教地区として発展している。人口41万1882(1994)。
にしのみや‐じんじゃ【西宮神社】
兵庫県西宮市社家(しゃけ)町にある旧県社。祭神は西宮大神蛭子命(ひるこのみこと)ほか3神。1月10日の初戎(はつえびす)(十日戎)で知られる。
にしはら【西原】
〈町〉沖縄県、沖縄島南部、中城(なかぐすく)湾に臨む町。サトウキビの産地。都市化も進む。人口2万7244(1994)。
にしはら【西原】
〈村〉熊本県北部、阿蘇(あそ)外輪山の俵(たわら)山西麓(せいろく)の町。タバコ栽培・畜産などが行われる。人口5368(1994)。
にしはる【西春】
〈町〉名古屋市北隣の町。近郊農業の町から、工業・住宅の町へ変化している。人口3万2597(1994)。
にし‐はんきゅう【西半球】
地球の西経0から180度までの半分。南北アメリカ大陸をふくむ。the western hemisphere〈対義〉東半球。
にし‐び【西日】
西に傾いた日。その日ざし。夕日。入り日。setting sun
にしびわじま【西杷島】
〈町〉名古屋市北西隣の町。電気機械器具をはじめとする各種工業がさかん。人口1万6861(1994)。
にじ‐ふとうしき【二次不等式】
2次式によってつくられている不等式。inequality of second order
にしフランク‐おうこく【西フランク王国】
(Francia Occidentalis)9世紀にベルダン条約、メルセン条約によりフランク王国が3分して成立した王国。フランスの前身。カロリング朝が支配したが、直系断絶により987年カペー朝に交替。
にし‐ベルリン【西ベルリン】
ベルリンの西半分。電機・機械・繊維工業が発達。米英仏の管理の下で西ドイツの特別市の地位にあったが、1990年東ベルリンと一体化。West Berlin
にし‐ベンガル【西ベンガル】
(West Bengal)インド東部の州。州都カルカッタ。ガンジス川河口の大デルタ地域を占める。ベンガル族が居住。人口6807.8万(1991)。
にじ‐ほうていしき【二次方程式】
2次式によってつくられている方程式。quadratic equation
にし‐ほんがんじ【西本願寺】
京都市下京(しもぎょう)区堀川通花屋町下ル本願寺門前町にある浄土真宗本願寺派の本山。覚信尼の創建した東山大谷の祖廟(そびょう)を起源とし、天正(てんしょう)19年(1591)現在地に移転。山号は竜谷(りゅうこく)山。本派本願寺。お西。〈対義〉東本願寺
にじ‐ます【鱒】
サケ科の淡水魚。全長約50cm。青褐色から青緑色の地に黒い小斑点(はんてん)が散在し、またにじ色の帯状の部分が体側の中央を走る。降海型は1m以上になる。口は大きく、昆虫などの小動物を捕食する。北米太平洋側の河川が原産地。日本の各地で大量に養殖される。rainbow trout
にしまつけんせつ【西松建設(株)】
建設業。建築・土木会社。昭和12年(1937)設立。本社は東京都港区虎ノ門(とらのもん)
にしまわり‐かいせん【西廻り廻船】
江戸時代の主要航路の一つ。日本海沿岸の諸港から西へ向かい、関門海峡・瀬戸内海を通って大坂に達する航路。寛永(かんえい)年間(1624〜44)加賀(かが)藩により開かれ、寛文(かんぶん)12年(1672)河村瑞賢(かわむらずいけん)の航路改修により本格化。西廻り海運。西廻り航路。
にじみ・でる【滲み出る】(下一自)
①液体・色などが外へしみ出る。ooze out〈用例〉汗が〜。
②感情・人柄・経験などが表にあらわれる。reveal itself〈用例〉生活が顔に〜。人柄が〜。
にし‐みなみ【西南】
西と南との中間の方角。南西。ひつじさる。せいなん。the south-west
にじ・む【滲む】(五自)
①液体・色などが染みて、広がる。spread〈用例〉インクが〜。
②涙などが、じわじわ出てくる。ooze; blur
にしむら‐いさく【西村伊作】
(1884-1963)教育者。和歌山県生まれ。私立明道中卒。芸術による自由主義教育をめざし文化学院を設立、校長として個性尊重の教育を実践。
にしむら‐しげき【西村茂樹】
(1828-1902)明治の道徳思想家。佐倉藩出身。明六社同人となり、のち日本弘道会を結成、修身運動をおこして国粋主義の先駆となる。著書『日本道徳論』など。
にしむら‐てんしゅう【西村天囚】
(1865-1924)小説家・新聞記者。本名時彦(ときひこ)。種子島(たねがしま)生まれ。『大阪朝日新聞』主筆。小説『屑屋(くずや)の籠(かご)』、研究『日本宋学(そうがく)史』など。
にしむら‐どうにん【西村道仁】
(?-?)安土(あづち)桃山時代の釜師(かまし)。芦屋(あしや)釜の長所をとり、京釜をつくる。
にしむら‐ようきち【西村陽吉】
(1892-1959)歌人。東京生まれ。本名辰五郎(たつごろう)。生活派の歌人。多くの詩歌集を出版。歌集『都市居住者』など。
に‐しめ【煮染め】
しょうゆ・砂糖・みりんなどで、根菜類や豆腐などを、汁がしみ込み色づくまで煮たもの。また、その料理法。日持ちがよく、折り詰めや総菜(そうざい)に用いる。
にしめ【西目】
〈町〉秋田県南西部、日本海に臨む町。農業がさかん。江戸時代後期の西目潟干拓は有名。人口6868(1994)。
にしめや【西目屋】
〈村〉青森県南西部、白神(しらかみ)山地北麓(ほくろく)の村。稲作・林業・リンゴ栽培などを行う。人口2428(1994)。
にしめら【西良】
〈村〉宮崎県西部、西都(さいと)市西隣の村。稲作・シイタケ栽培・畜産を行う。ユズが特産。人口1699(1994)。
に‐し・める【煮染める】(下一他)
肉・野菜などを、汁がしみ込むまで、よく煮る。煮付ける。boil down
に‐しゃ【二者】
2つのもの・こと。two things
にしゃ‐さんにゅう【二捨三入】
数学で、端数の1・2は0に、3・4・6・7は5にし、8・9は10とすること。〈比較〉四捨五入。
にしゃ‐たくいつ【二者択一】
2つの物事のうち、その1つをえらぶこと。二者選一。alternative〈用例〉〜を迫られる。
にし‐やま【西山】
京都市西部にある仁和(にんな)寺背後の山地。東山・北山に対応するよび名で、『更級(さらしな)日記』や『蜻蛉(かげろう)日記』に登場。
にしやま【西山】
〈町〉新潟県長岡(ながおか)市西隣、日本海に臨む町。かつて油田で栄えた。稲作・養鶏などを行い、工場進出もみられる。人口7657(1994)。
にしやま‐おんせん【西山温泉】
山梨県西部、早川町にある温泉。古くから湯治場(とうじば)として開け、ハイカーや南アルプス登山者の利用も多い。
にしやま‐すいしょう【西山嶂】
(1879-1958)日本画家。本名卯三郎(うさぶろう)。京都生まれ。京都画壇の重鎮。昭和32年(1957)文化勲章受章。作品『牛買い』など。
にしやま‐そういん【西山宗因】
(1605-82)江戸前期の連歌(れんが)師・俳人。肥後の人。談林俳諧(はいかい)の祖。連歌名宗因。俳名梅翁など。主家没落後浪人して連歌所宗匠となる。俳諧に手を染め、軽妙な作風で延宝(えんぽう)期に談林俳諧の中心となったが、最晩年は連歌にもどった。著書『宗因千句』『梅翁宗因発句集』など。
に‐じゅ【二豎】
《病魔の二豎(ふたりの子)が良医に退治されるのを恐れて、膏(こう)と肓(こう)とに隠れたという、晋(しん)の景公の夢の故事から》病魔。転じて、病気。〈参照〉病膏肓(やまいこうこう)に入る。
に‐じゅう【二重】
①2つ重なること。ふたえ。double
②重複(ちょうふく)。duplication
にじゅういちだい‐しゅう【二十一代集】
『古今和歌集』から『新続(しんしょく)古今和歌集』までの八代集と十三代集を合わせた勅撰(ちょくせん)和歌集の総称。〈参照〉八代集・十三代集。
にじゅういっかじょう‐ようきゅう【二十一箇条要求】
大正4年(1915)大隈(おおくま)内閣が中華民国に強要した日本の権益拡大の要求。第1次大戦中、列強がアジアから後退した機会をとらえ、かつての南満州(まんしゅう)・内蒙古(うちもうこ)の支配、中国沿岸の独占的権益、政治・軍事・警察への日本の介入要求などを同国政府につきつけ受諾させた。
にじゅう‐うつし【二重写し】
①映画などで、1つの画面に別の画面を重ね、そのまま次の場面に移す方法。初めの画面はしだいに暗くなり、次の画面がそれにつれてはっきりとしてくる。オーバーラップ。overlap
②写真で、フィルムの同じ所に重ねて写すこと。
にじゅう‐うり【二重売り】
売る約束をして代金を受け取った物を、他に売ること。
にじゅう‐うん【二重雲】
高さの差が少しあって二重になっている雲塊や雲層。巻(けん)雲・巻層(けんそう)雲・高積雲・層積雲に現れる。duplicatus
にじゅうかかく‐せい【二重価格制】
1商品に2種以上の公定価格をつけること。その価格。輸出促進のための国内価格と輸出価格など。dual price system
にじゅう‐かぜい【二重課税】
同一の課税対象に重複して課税すること。法人の所得に対して法人税を課し、さらにその所得の配当である個人配当に対して所得税を課する場合など。double taxation
にじゅう‐けいざい【二重経済】
→こんごうけいざい(混合経済)
にじゅう‐けつごう【二重結合】
2個の共有結合からなる化学結合。C=C C=N C=Oなどと表す。単結合より強く、原子間の距離も短い。反応性が大きい。double bond
にじゅう‐こうぞう【二重構造】
近代的要素と前近代的要素が併存している日本特有の経済構造。大企業と零細企業の間に資本・収益・技術・賃金・労働条件などの格差があり、同じことが工業と農業などの産業間でもみられる。dual structure
にじゅう‐こくせき【二重国籍】
1人が同時に2つ以上の国籍をもつこと。重国籍。dual nationality
にじゅうご‐げん【二十五弦・二十五絃】
中国古代の弦楽器の一つ。25本の糸を張る。
にじゅうご‐じ【二十五時】
《ルーマニアのゲオルギウの小説の題名から》いつまでも夜が明けない、の意。不安・絶望・虚無などを表す語。
にじゅう‐こんごう【二重根号】
根号(√)の中にまた根号をふくむこと。double radical sign
にじゅうさん‐や【二十三夜】
陰暦の23日の夜のこと。この日月待ちをすると、願い事がかなうという俗信があった。二十三夜待ち。
にじゅうし‐き【二十四気】
→にじゅうしせっき(二十四節気)
にじゅうしき‐かざん【二重式火山】
カルデラまたは火口中に小さい火山をもつ火山。箱根山や阿蘇(あそ)山など。double volcano
にじゅうしくみ‐どんや【二十四組問屋】
江戸時代の大坂の江戸積み問屋組織。17世紀末ごろ結成。江戸の十組問屋(とくみどんや)の注文で集荷し、菱垣廻船(ひがきかいせん)で江戸に輸送。商品別に24の問屋があった。
にじゅうし‐こう【二十四孝】
中国古来の孝子24人。または、その伝記と詩を記した教訓書。
にじゅうし‐せっき【二十四節気】
春分点を基点として太陽の通る黄道を24分し、1年の季節的な特徴となる語をあてた暦法上の区分。立春・雨水・啓蟄(けいちつ)・春分・清明・穀雨・立夏・小満・芒種(ぼうしゅ)・夏至(げし)・小暑・大暑・立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降(そうこう)・立冬・小雪・大雪・冬至(とうじ)・小寒・大寒。二十四節。二十四気。節気。
にじゅうしのひとみ【二十四の瞳】
壺井栄(つぼいさかえ)の小説。昭和27年(1952)刊。小豆(しょうど)島の岬の分教場を舞台に、若い女教師大石先生と12人の教え子たちの半生を描く。
に‐じゅうしょう【二重唱】
2つの声音部で合唱すること。デュエット。duet
にじゅう‐じょう【二重錠】
混合による薬品どうしの変質を防ぐため、2層に分けて圧縮した錠剤。胃腸薬に多くみられる。
にじゅう‐じんかく【二重人格】
①心理学で、人格を統一する力を失って、2つに分裂し、前後矛盾する病的な人格。double personality
②1人の人間が複数の性格をもち、場合によって別人のように行動すること。また、その人。split personality; Jekyll and Hyde personality
にじゅう‐しんり【二重真理】
神学と哲学で主張される真理(信仰と理性)の間の矛盾や対立を避けるために、各々は独立したものとする説。13世紀に行われたが、異端とされた。double truth
にじゅう‐せい【二重性】
電子などの微視的粒子や高い振動数の光が、粒子性と波動性という2つの性質をあわせもつこと。duality
にじゅう‐せい【二重星】
2つの恒星の見える方向がほぼ一致していて、肉眼では1つの星として見えるもの。三重星・四重星などもある。double star
にじゅう‐せいかつ【二重生活】
①同じ人間が、まったく違った2つの生活様式の中に生活すること。
②家族が離れて別々に生活していること。double life
に‐じゅうそう【二重奏】
2つの独奏楽器による重奏。デュエット。duet
にじゅう‐ぞうえいほう【二重造影法】
レントゲン造影法の一つ。造影剤とともに発泡剤を服用して胃などを膨張(ぼうちょう)させ、粘膜表面をこまかく観察する。日本で開発され、胃癌(いがん)などの早期発見に威力がある。double contrast study
にじゅう‐そうなん【二重遭難】
登山などで遭難した人の救援のために出動した人が、また遭難すること。
にじゅう‐ちょうぼ【二重帳簿】
税務対策その他で、外部に経理の実情を隠すため、2種の帳簿を作ること。また、その帳簿。
にじゅう‐どり【二重取り】(名・サ変他)
代金などを、重複して取ること。double charge
にじゅう‐どり【二重撮り】(名・サ変他)
写真で、一度写し終えたフィルムの箇所に、重ねて写してしまうこと。double exposure
にじゅう‐なべ【二重鍋】
大きいなべに湯を張り、小さいなべに食品を入れるようにしたなべ。また、その2個を重ねて火にかけ、湯煎(ゆせん)状にして加熱する方法。
にじゅうに‐しゃ【二十二社】
平安中期以降、とくに朝廷の崇敬の厚かった神社22社。伊勢(いせ)・石清水(いわしみず)・賀茂(かも)・松尾(まつのお)・平野・稲荷(いなり)・春日(かすが)・大原野・大神(おおみわ)・石上(いそのかみ)・大和・広瀬・竜田・住吉(すみよし)・日吉(ひえ)・梅宮・吉田・広田・祇園(ぎおん)・北野・丹生川上(にうのかわかみ)・貴船(きぶね)の各社。
にじゅうねんもくとのかいげんじょう【二十年目之怪現状】
中国の風刺小説。清(しん)末の呉沃尭(ごよくぎょう)作。清末社会の種々相を、官僚批判を軸にして描く。
にじゅう‐ばし【二重橋】
東京都千代田(ちよだ)区、皇居正門の内にある鉄橋の名称。江戸時代は木橋で、架設のさい、地勢と技術上の制約から橋の上に橋を重ねたのでこの名がある。一般には皇居前広場から正門に至る石橋を含める。
にじゅうはっ‐しゅく【二十八宿】
中国で、黄道(こうどう)付近の天球を28に分けた区画。太陽・月と恒星の位置関係から季節を知ることができる。
にじゅう‐ひてい【二重否定】
否定したものをもう一度否定して、肯定を表すこと。「楽しくなくはない」など。double negative
にじゅう‐ほいく【二重保育】
昼間の保育所以外に、子供を保育所に送迎する人や、夜間などに他の施設に子供の保育を頼むこと。
にじゅう‐ぼいん【二重母音】
→じゅうぼいん(重母音)
にじゅう‐まわし【二重回し】
《インバネス(inverness)の訳語》男の和服用の外套(がいとう)。とんび。
にじゅう‐もうけんほう【二重盲検法】
薬品の心理効果を除き客観的な効果を判定する試験方法。患者にも医師にもプラシーボ(偽薬(ぎやく))と基準薬の区別を知らせずに、その投薬の効果を第三者が判定する方法。double blind test
にじゅう‐もん【二重門】
二階造りの門のうち、上重・下重ともに屋根のあるもの。〈比較〉楼門。
にじゅうやほし‐てんとう【二十八星天道虫・二十八星虫】
テントウムシ科のコウチュウ。半球形で、体長約6mm。赤褐色の地に28個の黒斑(こくはん)がある。ナス科植物の葉を食害する。関東以西に分布。twenty-eight-spotted ladybird beetle
にじゅうよん‐きん【二十四金】
《金の純度を示す語》純金のこと。〈参照〉カラット。
にじゅう‐らせん【二重螺旋】
1953年に、ワトソンとクリックが提唱したDNAの分子構造モデル。糖と燐(りん)酸のつながった長い2本の鎖が、内側を塩基で橋渡しされた形でらせん状にのびていることから、この名がある。double helix
にじゅうろく‐せいじん【二十六聖人】
日本初のキリスト教殉教者。禁止令を発した豊臣秀吉(とよとみひでよし)によって、日本人20名を含む宣教師と信徒26名が捕らえられ、慶長(けいちょう)元年(1596)長崎で磔刑(たっけい)に処せられた。日本二十六聖人(しょうにん)
に‐じょう【二乗】
[一](名・サ変他)同じ数を2つかけあわせること。また、その数。の2乗は2と書く。自乗(じじょう)。平方。square
[二](名)《仏教語》
①大乗と小乗。
②声聞(しょうもん)乗と縁覚(えんがく)乗。
にじょう【二丈】
〈町〉福岡県西端、玄界灘(げんかいなだ)に臨む町。稲作とミカン・イチゴ栽培の農業、また、タイの養殖や沿岸漁業を行う。人口1万3110(1994)。
にしょうがくしゃ‐だいがく【二松学舎大学】
私立大学。明治10年(1877)三島中洲(みしまちゅうしゅう)が創立の漢学塾二松学舎を前身とし、昭和24年(1949)より現制。本部は東京都千代田区三番町。
にじょうがわらのらくしょ【二条河原の落書】
建武(けんむ)の中興の時、京都の二条河原に立てられた落書。建武新政権によって混乱した社会や風俗を歌謡の形で風刺。『建武年間記』に収載。
にじょう‐き【二畳紀】
古生代を細分した場合の最後の時代。2億8900万年前から2億4700万年前まで。紡錘虫や三葉虫などの古生代の生物群がこの時代に絶滅した。ペルム紀。Permian Period
にじょう‐け【二条家】
①藤原北家(ふじわらほっけ)九条(くじょう)家の分流。九条道家(みちいえ)の子良実(よしざね)が祖。五摂家(せっけ)の一つ。
②中世歌学の家。藤原定家(さだいえ)の孫の為氏(ためうじ)が祖。歌壇の主流として、代々、勅撰(ちょくせん)集の撰者を出す。
にじょう‐さぶつ【二乗作仏】
《仏教語》三乗のうち声聞(しょうもん)・縁覚(えんがく)の二乗も成仏できるという、『法華経(ほけきょう)』で説く思想。
にじょう‐さん【二上山】
大阪府と奈良県の境、金剛(こんごう)山地北端の山。雄(お)岳517m、雌(め)岳474mの双頭峰。大津皇子(おおつのみこ)の墓がある。
にじょう‐じょう【二条城】
京都市中京区にある近世の城。慶長(けいちょう)8年(1603)徳川家康(とくがわいえやす)が築城。江戸幕府の京都における拠点で、将軍上洛時の宿所。
にじょう‐ためよ【二条為世】
(1250-1338)鎌倉(かまくら)末期の歌人。藤原為氏(ふじわらのためうじ)の子。『新後撰(しんごせん)和歌集』『続(しょく)千載和歌集』の撰者。保守的な歌風・歌論で京極為兼(きょうごくためかね)と対抗。頓阿(とんあ)・兼好(けんこう)らの四天王以下多くの門人を指導。家集『為世集』(未刊)、歌論書『和歌庭訓(ていきん)』。藤原(ふじわらの)為世。
にじょう‐でんじゅ【二条伝授】
歌学の家として知られる二条家の門弟による古今伝授。東常縁(とうのつねより)から、宗祇(そうぎ)・三条西実隆(さねたか)などを経て細川幽斎に伝えられる。
にじょう‐てんのう【二条天皇】
(1143-65)第78代天皇(在位(1158-65))。名は守仁(もりひと)。後白河(ごしらかわ)天皇の第1皇子。治世中は後白河上皇が院政を行ったため、上皇と対立したという。
にじょう‐よしもと【二条良基】
(1320-88)南北朝時代の公卿(くぎょう)・歌人。北朝に仕えて摂政となり政治・文芸に活躍。本領は連歌(れんが)にあり、救済(ぐさい)を師・協力者として連歌集『菟玖波(つくば)集』編集と『応安(おうあん)新式』制定にあたり、連歌の興隆に努めた。歌論『愚問賢注(けんちゅう)』『近来風体抄』、連歌論『連理秘抄』『筑波(つくば)問答』など。
にし‐ヨーロッパ【西ヨーロッパ】
①ヨーロッパ大陸の西部とイギリスを含めた地域。明確な範囲を示すものではない。西欧。Western Europe
②自由主義国家群を形成する地域。
にしヨーロッパ‐れんごう【西ヨーロッパ連合】
(Western European Union)→せいおうどうめい(西欧同盟)
にしよしの【西吉野】
〈村〉奈良県南西部、五條(ごじょう)市南隣の村。梅・柿(かき)などの果樹や花卉(かき)の栽培がさかん。人口4489(1994)。