- に‐て(格助)
- 〈文語的〉
- 《体言に付く》
- ①手段・材料を示す。〈用例〉石〜造る。
- ②場所を示す。〈用例〉京都〜開催。
- ③時間を示す。〈用例〉6時〜閉館。
- ④原因・理由を示す。…のために。〈用例〉病気〜欠席。
- にていぜんしょ【二程全書】
- 中国、北宋(ほくそう)の学者、程こう・程頤(ていい)兄弟の語録や詩文などを集めたもの。二程の書は宋学を学ぶ者に尊ばれ、もと別々に刊行されていたが、明(みん)の徐必達(じょひったつ)が1606年に合刻した。
- に‐て‐ひなる【似て非なる】(連語)
- 見かけは似ているが、本物とは内容・実質がだいぶん違っている。false〈用例〉〜もの。
- ニテロイ【Niterói】
- ブラジル東部、リオデジャネイロ対岸の近郊衛星都市。繊維・ガラス・化学工業などが発達。海水浴場が有名。人口41.6万(1991)。
- にてん‐もん【二天門】
- 左右に、1対の二王、または毘沙門(びしゃもん)天と持国天との像を安置してある門。
- 二兎を追う者は一兎をも得ず(にとをおうものはいっとをもえず)
- 同時に両者を得ようとする者は、1つも得ることができないたとえ。He who runs after two hares will catch neither.
- に‐と【二途】
- 2つの道・方向。〈用例〉命令〜より来たる。言文〜に分かれる。
- に‐ど【二度】
- [一](名)
- ①温度・目盛りの度数が2であること。two degrees
- ②2回。twice
- [二](副)再び。また。again
- 二度ある事は三度ある(にどあることはさんどある)
- 二度あったことは、必ずもう一度おこる。物事が繰り返されることのたとえ。What happens twice will happen thrice.
- 二度と再び(にどとふたたび)
- もう決して。never again〈用例〉〜いたしません。
- 二度びっくり(にどびっくり)
- 同じことに2度驚くこと。初めは意外さに、さらによく見聞きして、改めて、いっそうの異常さに驚いたときなどにいう。
- 二桃三士を殺す(にとう、さんしをころす)
- 計略を用いて、人を自滅させる。斉の景公の部下、公孫接・田開彊(でんかいきょう)・古冶子(こやし)はともに戦功を誇ってほしいままに振る舞うことが多かったが、景公の下賜した2個のモモをめぐって互いに争い自滅したという『晏子(あんし)春秋』の故事による。
- に‐とう【二糖】
- 2分子の単糖が縮合して生じた糖の総称。化学式C12H22O11 加水分解で2分子の単糖を生じる。蔗糖(しょとう)など。disaccharide
- にとう‐だて【二頭立て】
- 馬車などが2頭引きであること。carriage and pair
- に‐とうぶん【二等分】(名・サ変他)
- 2つに等しく分けること。divide into two equal parts〈用例〉面積を〜する。
- にとう‐へい【二等兵】
- 軍隊の兵の階級の一つ。旧日本陸軍の兵の階級のいちばん下。
- にとうへん‐さんかくけい【二等辺三角形】
- 2つの辺の長さが等しい三角形。長さが等しい辺を等辺または等脚、他を底辺という。等脚三角形。isosceles triangle
- にとう‐りゅう【二刀流】
- ①大刀と小刀とを右左に持って闘う剣道の流派。
- ②酒も甘いものも好きな人。
- にとう‐るい【二糖類】
- 炭水化物中の少糖類の一種。加水分解によって2分子の単糖を生ずる。マルトース・ラクトース・スクロースなど。disaccharide
- にど‐ざき【二度咲き】
- ①春に咲いた花が秋にまた咲くこと。返り咲き。reflowering
- ②花が年に2回咲くこと。二季咲き。blooming twice〈用例〉〜のバラ。
- に‐とって【に取って】(連語)
- その立場としては。…からみて。に取り。for〈用例〉学生〜勉学がもっとも大切だ。
- にど‐でま【二度手間】
- 1度ですむことを、重ねて手間をかけること。take twice as much time and labor〈用例〉〜になる。
- にど‐なり【二度▽生り】
- 1年に2度実を結ぶこと。
- にとべ‐いなぞう【▽新渡▽戸稲造】
- (1862-1933)農政学者・教育者。盛岡(もりおか)生まれ。札幌(さっぽろ)農学校卒。アメリカ・ドイツに留学。旧制第一高等学校校長、東京女子大初代学長、国際連盟事務局次長など歴任。クエーカー教徒として国際平和につくす。著書『武士道』など。
- にとものがたり【二都物語】
- 《原題A Tale of Two Cities》ディケンズの小説。1859年刊。フランス革命を背景に、ロンドンとパリを舞台にして、親が敵どうしの男女の恋、身代わりに処刑される青年を描く。
- ニトリル【nitrile】
- シアン基を含む有機化合物の総称。カルボン酸などの合成原料。
- ニトロ【nitro】
- ①《接頭的》亜硝酸イオンNO2-の配位子としての呼称。
- ②有機ニトロ化合物に含まれている一価の基‐NO2の呼称。ニトロ基。
- ③ニトログリセリンなど→硝酸エステルの俗称。
- ニトロ‐か【ニトロ化】
- 有機化合物にニトロ基を導入する反応。染料・医薬・農薬・爆薬の製造に重要。ニトロ置換。硝化。nitration
- ニトロ‐かごうぶつ【ニトロ化合物】
- ニトロ基をもつ有機化合物。ニトロ基を多くもつものは爆薬の原料となる。nitro compound
- ニトロ‐き【ニトロ基】
- 化学式‐NO2窒素原子1個と酸素原子2個からなる1価の原子団。還元するとアミノ基になる。nitro group
- ニトログリコール‐ちゅうどく【ニトログリコール中毒】
- ダイナマイトの原料であるニトログリコールによる中毒。狭心症のような発作が特徴。nitroglycol poisoning
- ニトログリセリン【nitroglycerin】
- 化学式C3H5 (ONO2) 3 無色で油状の液体。きわめて爆発しやすい。ダイナマイトの主成分。
- ニトロソアミン【nitrosoamine】
- 一般式RR′NNOで表される化合物の総称。RとR′は炭化水素基。黄色で油状の液体。ハム・ソーセージなどの発色剤や防腐剤に使われる亜硝酸塩とアミンとが反応してできる発癌(はつがん)性物質。
- ニトロソ‐き【ニトロソ基】
- 化学式‐NO窒素原子1個と酸素原子1個からなる1価の原子団。有機ニトロソ化合物中に含まれる。nitroso group
- ニトロベンゼン【nitrobenzene】
- 化学式C6H5NO2 ベンゼンにニトロ基が1つついた化合物。アニリンの原料として重要。
- にな【▼蜷・▽河▽貝▽子・▼蝸▼螺】
- →カワニナの異名。
- にない‐て【担い手】
- ①荷をかつぐ人。carrier
- ②仕事などを中心になって引き受ける人。person in charge〈用例〉一家の〜。
- にな・う【担う】(五他)
- ①肩にかつぐ。背負う。carry on back
- ②一身に引き受ける。take a job upon oneself〈用例〉重責を〜。
- に‐な・し【二無し】(形ク)
- 〈古語〉
- 2つとない。比類がない。〈用例〉磯のたたずまひ〜・くかき集め給へり(源氏・須磨)。
- に‐なます【煮▼膾】
- 魚介類や野菜などを、湯通しして下味をつけ、酢で和(あ)えたもの。
- ニナ‐リッチ【Nina Ricci】
- (1883-1973)フランスの服飾デザイナー。イタリア生まれ。
- に‐なわ【荷縄】
- 荷物などにかけて、縛る縄。rope
- ににぎ‐の‐みこと【▼瓊▼瓊▼杵▽尊・▼邇▼邇▼藝命】
- 日本神話の神。天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫。天忍穂耳尊(あまのおしほみみのみこと)の子。天照大神の命で、三種の神器(じんぎ)を持ち多くの神を従えて、高天(たかま)の原から高千穂峰に降臨した。
- ににろく‐じけん【二・二六事件】
- 昭和11年(1936)2月26日の陸軍皇道派青年将校のクーデター事件。国家改造を要求して内大臣斎藤実(さいとうまこと)・蔵相高橋是清(たかはしこれきよ)・教育総監渡辺錠太郎(わたなべじょうたろう)を射殺し、侍従長鈴木貫太郎(すずきかんたろう)に重傷を負わせた。首相官邸など永田(ながた)町一帯を占拠したが、29日反乱軍として鎮圧された。
- ににん‐さんきゃく【二人三脚】
- ①ふたりが横に並び、内側の足首を縛って走る競走。three-legged race
- ②ふたりが協力して1つの事にあたるたとえ。
- に‐にんしょう【二人称】
- 文法で、相手である聞き手・読み手をさす代名詞。「あなた・きみ・おまえ」など。第二人称。the second person〈対義〉一人称・三人称。
- ににん‐ばおり【二人羽織】
- 1枚の羽織に2人が入り、1人が顔を、もう1人が両腕を出して滑稽(こっけい)を演ずる余興(よきょう)の芸。
- に‐ぬき【荷抜き】
- 運搬中の荷物の一部をこっそり抜き取ること。pilferage
- に‐ぬき【煮抜き】
- ①水を多めに入れてたいた飯から取った、ねばっこい液。おねば。
- ②「→煮抜き卵」の略。
- にぬき‐たまご【煮抜(き)卵】
- ①《関西で》かたゆで卵。煮抜き。hard-boiled egg
- ②生卵を煮汁の中に割り入れて煮たもの。また、半熟卵を煮汁で煮たもの。または、茶わんに割り入れた卵を湯せん煮にしたもの。
- に‐ぬり【▽丹塗(り)】
- 赤く塗ってあること・もの。red-painted〈用例〉〜の鳥居。
- ニネベ【Nineveh】
- 古代アッシリアの首都。チグリス川左岸にあり、紀元前12世紀ごろより繁栄。前7世紀のアッシュール=バニパル王の治下には、宮殿・神殿・図書館などを擁する大都市となったが、前612年カルデア人により破壊された。イラク北部のクユンジクにあり、19世紀にイギリスの考古学者レヤードが発掘、アッシリア学を開拓した。
- に‐ねん【二年】
- ①1年の倍。two years
- ②1年の次の年。second year
- にねん‐いちもうさく【二年一毛作】
- 農作物が2年に1度とれること。ラッキョウなど。
- にねん‐そう【二年草】
- 秋に発芽し、冬を越して成長、開花結実して、1年未満で枯死する草本(そうほん)。越年草(えつねんそう)。越年生一年草。二年生植物。二年生草本。biennial grass
- 二の足を踏む(にのあしをふむ)
- ためらう。しりごみする。hesitate
- に‐の‐うで【二の腕】
- 腕の、肩とひじの間。上膊(じょうはく)。upper arm
- に‐の‐かわり【二の替(わ)り】
- ①顔見せ狂言の次に興行する狂言。
- ②月の中で演目を入れかえた2回めの興行。
- 二の句が継げない(にのくがつげない)
- あきれて、ことばがでない。be dumbfounded
- に‐の‐ぜん【二の▼膳】
- 本式の日本料理で、本膳の次に出す膳。
- に‐の‐つぎ【二の次】
- ①2番目。その次。the second
- ②あと回し。of secondary importance〈用例〉そんなことは〜だ。
- に‐の‐とり【二の▼酉】
- 11月の第2の酉の日。その日に立つ酉の市(いち)。〈比較〉一の酉・三の酉。
- にのへ【二▽戸】
- 〈市〉岩手県北部、馬淵(まべち)川中流にある市。酪農、リンゴ・ホップ栽培がさかん。人口2万8650(1994)。
- に‐の‐まい【二の舞】
- ①舞楽の曲名。『安摩(あま)』の舞と組み合わせた曲。咲(わらい)面の老爺(ろうや)と腫(はれ)面の老婆が、安摩の舞を真似て滑稽(こっけい)に舞う。
- ②他人の、または自分の、前回と同じ失敗をくり返すこと。〈用例〉〜を演ずる。
- に‐の‐まち【二の町】
- 《「町」は区分の意。上(かみ)の町(上流階級)に対して》
- ①2番目の町。
- ②第2位。二流。
- に‐の‐まる【二の丸】
- 城の本丸の外側の城郭。〈対義〉本丸・三の丸。
- にのみや【二宮】
- 〈町〉栃木県南東部の町。農業の町で、米・麦や野菜・イチゴの栽培のほか、畜産も行われる。町名は二宮尊徳(にのみやそんとく)にちなむ。人口1万7521(1994)。
- にのみや【二宮】
- 〈町〉神奈川県中南部、相模(さがみ)湾に臨む町。近郊農業がさかん。宅地化が進む。人口3万0548(1994)。
- にのみや‐けいさく【二宮敬作】
- (1804-62)江戸末期の蘭方(らんぽう)医。宇和島(うわじま)藩の藩医。長崎でシーボルトに師事して西洋流外科医術を学んだ。
- にのみや‐そんとく【二宮尊徳】
- (1787-1856)江戸後期の農政家。通称二宮金次郎。相模(さがみ)の人。独特の仕法で各地の農村復興を指導。節倹・陰徳を説き、報徳社運動として全国に展開。
- に‐の‐や【二の矢】
- ①2番目に射る矢。おと矢。
- ②2度目に打つ手段。〈用例〉〜がつげぬ。
- に‐は(連語)
- 《格助詞「に」に副助詞「は」の付いたもの》
- ①場所・時・対象の基準など、格助詞「に」で示すものを強調する意を表す。at〈用例〉10時〜行きます。
- ②尊敬の対象となる人物を主格として表すことをさけ、間接的な尊敬を示す。to; for〈用例〉先生〜お変わりなく。
- にばい‐しんどう【二倍振動】
- 基本振動数の2倍の振動数をもつ振動。楽器の出すある基本音に対する倍音の振動など。
- にはい‐ず【二杯酢】
- 酢としょうゆを合わせた調味料。なます・酢の物、タコ・カニ・塩焼きの魚などに用いる。合わせ酢。〈比較〉三杯酢。
- にばい‐たい【二倍体】
- 2対の染色体をもつ個体の総称。一般的に、生殖細胞は1対、体細胞は2対の染色体をもつ。diploid
- にはい‐ちゅう【二▼胚虫】
- マダコの腎嚢(じんのう)中に寄生するニハイチュウ科の小動物。体長1mm弱。名は2つの型の幼生(胚虫)をもつことによる。
- に‐ばしゃ【荷馬車】
- 荷物を載せるための馬車。wagon
- に‐はち【二八】
- 《2×8から》16歳。娘ざかりの年ごろ。
- に‐ばな【煮▽端・煮花】
- 煎(せん)じたての、かおりのよい茶。でばな。the first infusion of tea
- に‐ばん【二番】
- 1番の次の番。the second
- にばん‐ご【二番子】
- その年の2回目に生まれたひな・かいこ。
- にばん‐せんじ【二番▼煎じ】
- ①入れ替えないで2度せんじた茶・薬。the second infusion
- ②繰り返しで新味がないこと。〈用例〉〜の芸。
- にばん‐だし【二番出し】
- 鰹節(かつおぶし)と昆布で取るだし汁。一番だしを取ったあと、さらに煮出すもの。みそ汁や煮物などに使う。
- にばん‐ていとう【二番抵当】
- すでに抵当に入っている物件を、さらに他の抵当に入れること。second mortgage
- にばん‐どり【二番▽鶏】
- 明け方、一番鶏の次に鳴くニワトリ。
- にばんめ‐もの【二番目物】
- 五番立ての能の番組で2番目に演じる曲。討死にし修羅(しゅら)道に堕(お)ちて苦しむ武人が現れ、生前を回想して語る筋立て。『敦盛(あつもり)』『清経(きよつね)』など。修羅物。
- にび‐いろ【▽鈍色】
- 濃いねずみ色。昔、喪服に用いた。にぶいろ。dark gray
- に‐びき【荷引き】
- 生産地からその産物を持ってくること。
- に‐びたし【煮浸し】
- 川魚などを白焼きにしたものや、葉野菜などを薄味の煮汁でゆっくりと煮上げたもの。
- にひゃくさん‐こうち【二〇三高地】
- ①中国旅順(りょじゅん)(現、大連市の一部)北西の標高203mの丘陵。日露(にちろ)戦争における旅順攻防戦最大の激戦地。爾霊山(にれいさん)。
- ②日露戦争後に流行した女性の髪型の一種。
- にひゃく‐とおか【二百十日】
- 雑節の一つ。立春から210日目の日。9月1日ごろにあたり、このころは台風の襲来が多い。
- にひゃく‐はつか【二百二十日】
- 雑節の一つ。立春から220日め。9月10日ごろ。二百十日とともに、台風の襲来が多いとされる。
- に‐びょうし【二拍子】
- 音楽で、1小節を2つに数え、単位とする拍子。2分の2拍子、4分の2拍子など。duple time
- ニヒリスチック【nihilistic】(形動)
- 虚無的なさま。すてばち。ニヒルな。〈用例〉〜な笑い。
- ニヒル【nihil(ラテン)】(名・形動)
- 虚無。虚無的。無関心で冷酷なさま。〈用例〉〜な表情。