- にれ【▼楡】
- ニレ科の落葉高木。山地にはえ、高さは30m以上になる。葉は卵形。早春に黄緑色の小花を枝上に多数つける。果実に軍配形の翼がある。板材となる。ハルニレ。elm tree
- にれ‐か・む(五自)
- 牛・羊などが、一度飲み込んだ食物を、また口に出してかむ。反芻(はんすう)する。にれがむ。にげかむ。
- にれんぜん‐が【尼連禅河】
- 《Nairañjanā(梵)の音写》インドのビハール州を流れる、現在のパルガ川のこと。ガンジス川の一支流で、この河畔の仏陀伽耶(ぶっだがや)の菩提樹(ぼだいじゅ)の下で、釈迦(しゃか)が悟りを開いたとされる。
- ニレンバーグ【Marshall Warren Niren-berg】
- (1927-)アメリカの分子生物学者。遺伝情報の解読に成功。ホーリー・コラーナとともに、1968年ノーベル生理学医学賞受賞。
- に‐ろう【二浪】
- 入学試験に失敗して、2年目であること。また、その人。
- にろくじ‐ちゅう【二六時中】(名・副)
- 《もと、1日を12の時に分けたことから》終日。常に。〈比較〉46時中。
- にろくしんぽう【二六新報】
- 明治26年(1893)秋山定輔(あきやまていすけ)によって創刊された報道中心の日刊新聞。センセーショナルな記事で知られた。昭和15年(1940)廃刊。
- *にわ【庭】
- ①門内の空き地。また、そこに植物を植え、築山(つきやま)や池を設けた鑑賞・散策用の場所。庭園。garden〈用例〉〜の花。〜で遊ぶ。
- ②《俗語》よく知っている場所。〈用例〉この町は彼の〜みたいなところだ。
- ③物事を行う場所。古くは農家の土間や家庭もさした。place〈用例〉学びの〜。
- にわ‐いし【庭石】
- 庭園に風趣をそえるため用いる石の総称。日本庭園では自然石を使うことが多く、産出する場所により、山石・沢石・川石・海石に大別される。garden stone
- にわ‐いじり【庭いじり】
- 庭の草木の手入れをすること。庭仕事。gardening; horticulture
- にわ‐うめ【庭梅】
- バラ科の落葉低木。庭などに植えられる。高さ約2m。葉は卵形。春に新葉とともに淡紅色の花を開く。果実は球形で食用・薬用。中国原産。リンショウバイ。イクリ。
- にわ‐うるし【庭漆】
- ニガキ科の落葉高木。庭木などに栽培。高さ約10m。葉は羽状複葉。夏に白緑色の小花を房状につける。中国原産。シンジュ。tree of heaven
- にわか【▼俄(か)】
- [一](形動)
- ①短い時間のうちに突然に起こるさま。だしぬけのさま。急に。sudden〈用例〉〜にかき曇る。
- ②すぐさま。安直なさま。〈用例〉〜には判断がつかない。
- ③病気が急変するさま。〈用例〉〜になる。
- [二](名)《「仁輪加」とも》「→にわか狂言」の略。
- にわか‐あめ【▼俄(か)雨】
- 晴天が急に曇って、激しく降り出し、じきにやんでしまう雨。夕立など。shower
- にわか‐きょうげん【▼俄(か)狂言・仁輪加狂言】
- 江戸時代末期から明治初期にかけて流行した、即興の寸劇。おどけた即興の狂言。元禄(げんろく)ごろから京都・大坂の廓(くるわ)などで素人が演じはじめ、明治年間、大阪俄か曾我廼家(そがのや)劇などの喜劇へと発展した。茶番狂言。仁輪加。
- にわか‐じこみ【▼俄(か)仕込み】
- 必要にせまられて、大いそぎで覚えること。hastily acquired〈用例〉〜のフランス語。
- にわか‐づくり【▼俄(か)造り】
- 急に造ること・もの。急ごしらえ。hurriedly prepared; makeshift〈用例〉〜の舞台。
- にわ‐かまど【庭▼竈】
- ①土間につくりつけてある竈。
- ②江戸時代の奈良の正月の行事。三箇日の間、入り口の土間に新しい竈をつくり、家中の者が集まって飲食して遊んだ風習。庭いろり。
- にわか‐ゆき【▼俄(か)雪】
- 急に降り出して、まもなくやんでしまう雪。sudden snowfall
- にわ‐き【庭木】
- 庭に植える木。庭に植えてある木。garden tree
- にわ‐きど【庭木戸】
- 庭の出入り口の小さな門。garden gate
- にわ‐くさ【庭草】
- ①→ホウキギの古名。
- ②庭にはえている草。
- にわ‐ぐち【庭口】
- 庭の出入り口。garden entrance
- にわ‐げた【庭下▽駄】
- 庭を歩くためのげた。garden clogs
- にわ‐さき【庭先】
- 庭の縁側に近いあたり。縁先。around the garden
- にわさき‐そうば【庭先相場】
- 農家が農産物を自宅で売りわたす値段。農産物の生産地相場。
- にわ‐ざくら【庭桜】
- バラ科の落葉低木。ニワウメの変種。高さ約2m。花は八重咲きで大きく、花弁の先が紅色、中辺より下が淡紅色。庭木・鉢植え。果実は食用。種子は薬用。中国原産。
- にわ‐し【庭師】
- 庭に草木を植え、手入れをし、泉石を整える職人。庭造り。gardener
- にわし‐どり【庭師鳥】
- ニワシドリ科の鳥の総称。繁殖期の雄は、葉や小枝を敷きつめた踊り場や、小屋状のものをつくって、そこで踊る。ツグミ大からカラス大までの大きさがある。ニューギニア・オーストラリアに約18種が分布。bowerbird
- にわ‐ぜきしょう【庭石▼菖】
- アヤメ科の多年草。北米原産の帰化植物。道端や草地にはえ、高さ約20cm。葉は線形。春に青紫か白紫色の小花をつける。blue-eyed grass
- にわ‐そうじ【庭掃除】
- 庭を清掃すること。garden cleaning
- にわ‐たうえ【庭田植(え)】
- 年の初めに、庭先で田植え作業を模して豊作を願う予祝(よしゅく)儀礼。おもに東北地方で小正月(こしょうがつ)に行われる。
- にわたし‐さしずしょ【荷渡(し)指図書】
- ①運送品の引き渡しを指図する証券。
- ②商品を寄託した者が、それを売るため保管者に引き渡しを指図する証書。delivery order
- にわ‐たずみ【庭▼潦】
- 〈古語〉
- ①雨が降って地上にたまった水。また、それがあふれて流れる水。〈用例〉はなはだも降らぬ雨ゆゑ〜(万葉・7・1370)。
- ②[枕ことば]《①が流れるようすから》「流る・川」などにかかる。〈用例〉み立たしの島を見る時〜流るる涙止めそかねつる(万葉・2・178)。
- にわ‐つくり【庭造(り)】
- 庭をつくること・人。庭師。gardening
- にわ‐づたい【庭伝い】
- 庭を通って行くこと。また、ある庭から他家の庭へ行くこと。
- にわ‐つ‐とり【庭つ鳥】
- 〈古語〉
- ①《「つ」は「の」の意の格助詞》庭で飼う鳥。ニワトリ。〈用例〉朝明(あさけ)には侘(わ)びて鳴くなり〜さへ(万葉・12・3094)。
- ②[枕ことば]「鶏(かけ)」にかかる。〈用例〉さ野つ鳥雉(きぎし)はとよむ〜鶏は鳴く(古事記・上)。
- にわ‐とこ【▽接▽骨▽木】
- スイカズラ科の落葉低木。山地にはえ、庭木にもされる。高さ約5m。葉は羽状複葉で対生。春に白花を多数開く。茎・花・葉は薬用、材は細工物などに用いる。セッコツボク。elder
- にわ‐とり【鶏】
- キジ科の家禽(かきん)。世界中でもっとも多く飼養される。卵用・肉用・卵肉兼用・愛玩(あいがん)用・闘鶏用に多くの品種がある。翼は弱く、あまり飛べない。頭の上に赤いとさかがあり、あごの下にも肉垂がある。原種は東南アジア産のセキショクヤケイといわれる。古名、クタカケ。ナガナキドリ。fowl; chicken
- 鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん(にわとりをさくにいずくんぞぎゅうとうをもちいん)
- 《『論語』「陽貨」にあることば》小事を処理するのに、大げさな手段は要らない。手段が大規模すぎて、適正さを欠くことのたとえ。
- にわとり‐ごや【鶏小屋】
- ニワトリを飼育するための小屋。鶏舎(けいしゃ)。henhouse
- にわ‐ななかまど【庭七▼竈】
- バラ科の落葉低木。高さ約2m。葉は羽状複葉で対生。7月、枝先に純白5弁の小花を円錐(えんすい)状につける。庭木・切り花。中国原産。チンシバイ。
- にわ‐に‐たつ【庭に立つ】
- [枕ことば]《庭にはえている、の意》「麻」にかかる。〈用例〉〜麻手(あさで)刈り干し布さらす東女(あづまをみな)を忘れたまふな(万葉・4・521)。
- にわのちぐさ【庭の千草】
- 《原題The last rose of summer》アイルランド民謡。咲き残ったバラにたとえて孤独の寂しさを歌う。フロトーがオペラ『マルタ』の中で使った。
- にわ‐び【庭火・庭▼燎】
- ①庭でたくかがり火。
- ②宮中で、神楽(かぐら)のときなどにたくかがり火。
- にわ‐ふじ【庭▼藤】
- マメ科の落葉小低木。高さ約50cm。山地の川原にはえる。葉は羽状複葉で狭卵形。晩春、長さ約20cmほどの総状花序をなして、紅紫色の蝶形(ちょうけい)花を開く。庭木。イワフジ。
- にわ‐ふみお【▽丹羽文雄】
- (1904-)小説家。三重県生まれ。早大卒。風俗小説から出発したが、仏教への回帰を思わせる作品も多い。昭和28年(1953)『蛇と鳩(はと)』で第6回野間文芸賞受賞。同52年(1977)文化勲章受章。同58年(1983)『蓮如(れんにょ)(全8巻)』で第36回野間文芸賞受賞。作品『厭(いや)がらせの年齢』『親鸞(しんらん)』など。
- にわ‐ほこり【庭▼埃】
- イネ科の一年草。茎は細く、葉は線形で高さ10〜30cm。庭や道端にはえる。灰紫色の小穂をつけた花序が、遠くからほこりのように見えるので、この名がついた。
- にわ‐やすじろう【▽丹羽▽保次郎】
- (1893-1975)電気工学者。三重県生まれ。東大卒。昭和3年(1928)NE式写真電送装置を発明。昭和34年(1959)文化勲章受章。
- にわ‐やなぎ【庭柳】
- タデ科の一年草。野原や道端にはえる雑草。高さ約40cm。茎は叢生(そうせい)。葉は長楕円(だえん)形。夏、葉腋(ようえき)に数個の花を束生する。薬用。ミチヤナギ。
- ニン【人】2画
- 部首 人ひと 教育小1
- 区点 3145・JIS 3F4D・シフト 906C
- [音] ジン・ニン
- [訓] ひと
→ 字形参照
- ①ひと。「悪人・商人・他人・天人」「人間(にんげん・じんかん)・人相(にんそう)・人非人(にんぴにん)」〈用例〉《接尾的》苦労〜。相続〜。
- ②ひとがら。性質。〈用例〉(名)〜見て法説け。
- ③ひとを数えるのに用いる語。〈比較〉名(めい)。〈用例〉(助数)5〜。何〜。
→ジン[人]
- ニン【▽刃】3画
- 部首 刀かたな 常用
- 区点 3147・JIS 3F4F・シフト 906E
- [音] ジン・ニン
- [訓] は
→ 字形参照
※旧字・異体字あり
- 刀できる。ころす。「刃傷(にんじょう・じんしょう)」
→ジン[刃]
- ニン【▼刄】3画→▽刃の異体字
- 刀かたな
- 区点 4967・JIS 5163・シフト 9983
- ニン【▽仁】4画
- 部首 人・𠆢にんべん 教育小6
- 区点 3146・JIS 3F4E・シフト 906D
- [音] ジン・ニ・ニン
→ 字形参照
- さね。果実の種。「杏仁(きょうにん)」→ジン・ニ[仁]
- ニン【任】6画
- 部首 人・𠆢にんべん 教育小5
- 区点 3904・JIS 4724・シフト 9443
- [音] ニン・ジン
- [訓] まかせる・まかす
→ 字形参照
- ①まかせる。まかす。「委任・一任(いちにん)・放任」「任意」
- ②になう。負う。
- ③つとめ。役。「兼任・辞任・責任」〈用例〉(名)〜におもむく。
- ④つとめ・役につく。また、つかせる。〈対義〉免(めん)・解(かい)。「任期・任務・任命・任免」
- 任重くして道遠し(にんおもくしてみちとおし)
- 《『論語』「泰伯」にあることば》なすべきことは多く、前途は多難である。任務が重く、遂行する道は遠い。
- ニン【妊】7画
- 部首 女おんなへん 常用
- 区点 3905・JIS 4725・シフト 9444
- [音] ニン・ジン
→ 字形参照
※旧字・異体字あり
- はらむ。みごもる。「懐妊・不妊」「妊娠」
- ニン【▼姙】9画→妊の異体字
- 女おんなへん
- 区点 5312・JIS 552C・シフト 9B4B
- ニン【忍】7画
- 部首 心こころ 常用
- 区点 3906・JIS 4726・シフト 9445
- [音] ニン・ジン
- [訓] しのぶ・しのばせる
→ 字形参照
- ①しのぶ。こらえる。我慢する。「隠忍・堪忍」「忍耐」
- ②むごい。「残忍」
- ③こっそりする。しのび。「忍者(にんじゃ)・忍術」
- 忍の一字(にんのいちじ)
- ただひたすら、こらえること、がまんすることのたいせつさを誇張していったもの。Patience is the only way.〈用例〉ここはひとつ〜で。
- ニン【▼荵】10画
- 部首 ⻌くさかんむり
- 区点 7227・JIS 683B・シフト E4B9
- [音] ニン・ジン
- ①「荵冬(にんどう)」は、スイカズラ。スイカズラ科のつる性低木。忍冬。
- ②シノブ。シノブ科のシダ。しのぶぐさ。
- ニン【認】14画
- 部首 言ごんべん 教育小6
- 区点 3907・JIS 4727・シフト 9446
- [音] ニン
- [訓] みとめる
→ 字形参照
- ①みとめる。ゆるす。「自認・承認・否認・黙認」「認証・認知」
- ②みわける。みきわめる。「確認・誤認」「認識」
- ③みとめ。日常つかう印。みとめ印。
- ④したためる。
- (ア)かきしるす。
- (イ)食事をする。
- (ウ)したくする。
- にんあん【▽仁安】
- 平安末期の年号。永万(えいまん)から改元。元年(1166)8月27日〜4年(1169)4月8日。次に、嘉応(かおう)に改元。
- にん‐い【任意】(名・形動)
- 規則などによらず心のままにまかせること・さま。随意。option; voluntary〈用例〉〜に2点を選ぶ。
- にんい‐いんたいせんしゅ【任意引退選手】
- プロ野球で、所属球団の拘束を一部残したまま現役を引退した選手。他球団で再びプレーする場合は、もとの所属球団の了解を必要とする。〈比較〉自由契約選手。
- にんい‐しゅっとう【任意出頭】
- 捜査官が被疑者・参考人をよび出すこと。出頭・退去は自由、答弁も強制されない。
- にんい‐そうさ【任意捜査】
- 強制手段によらずに行われる捜査。
- にんい‐だいりにん【任意代理人】
- 本人の意思に基づいて代理権が生じる代理人。〈対義〉法定代理人。
- にんい‐つみたてきん【任意積立金】
- 会社が定款の規定や株主総会の決議に基づいて積み立てる利益部分。法律で義務づけられたものではない。任意金。〈対義〉法定準備金。
- にんい‐どうこう【任意同行】
- 警察官が職務質問をしようとする者を最寄りの派出所・警察署などへ相手の同意に基づいて連行すること。
- にんい‐ひょうほん【任意標本】
- 母集団のどの要素も等確率で標本に入るように抽出された標本。無作為標本。ランダムサンプル。random sample
- にんい‐ほけん【任意保険】
- 加入が当事者の自由意志にまかされる保険。任意加入の自動車保険をさすことが多い。voluntary insurance〈対義〉強制保険。
- にん‐か【認可】(名・サ変他)
- ①よいとして許すこと。approval
- ②当事者の法律上の行為に行政庁が介入することにより、その効力を成立させること。学校の設置や私鉄運賃の認可など。authorization; permission
- にん‐が【人我】
- 《仏教語》われわれのうちにあると妄想される実体的な我。我執(がしゅう)。
- にんかい【▽仁海】
- (951-1046)平安中期の真言宗の僧。真言宗小野流の祖。山城(やましろ)国小野に曼荼羅(まんだら)寺を創建。祈雨の法を修して霊験があり、雨僧正とよばれた。小野僧正。にんがい。
- にん‐がい【人外】
- 人の道にもとること・人。ひとでなし。
- にん‐がい【人界】
- 《仏教語》十界の一つ。人間の住む世間。人間の世界。じんかい。
- にん‐かん【任官】(名・サ変自)
- 官職に任ぜられること。appointment〈対義〉退官。
- にん‐き【人気】
- ①世間の好みや評判。人々からの受け。popularity〈用例〉〜者。〜がある。〜が出る。
- ②土地の気風。じんき。〈用例〉〜のいい町。
- にん‐き【任期】
- その職務を務める、あらかじめ定められた期間。one's term of office〈用例〉〜が切れる。
- にんき‐かぶ【人気株】
- 人気がよくて、売買の多い株式。花形株。popular stock
- にんき‐しょうばい【人気商売】
- 人気を得ることで成り立っている職業。役者・芸能人など。
- にんき‐とうひょう【人気投票】
- 歌手・俳優・運動選手などについて、一般の投票により、人気の順位をきめること。popularity vote
- にんき‐とり【人気取り】
- 人気を取ろうとすること。それのうまい人。claptrap
- にん‐ぎょ【人魚】
- 想像上の動物。海生草食獣のマナティーやジュゴンがモデルともいわれ、ふつう上半身が人の女性、下半身が魚の形をしているとされる。マーメイド。mermaid
- にん‐きょう【任▼侠・▽仁▼侠】
- 弱い者を助け、強い者をくじく気だて。おとこぎ。男だて。chivalry
- にん‐ぎょう【人形】
- ①人の形につくったもの。おもちゃ・かざり・芝居などに用いる。doll〈数え方〉1体。
- ②人の形を絵にかいたもの。ひとがた。
- ③《比喩(ひゆ)的に》人のいいなりになっている人。puppet
- ④「→人形仕立て」の略。
- にんぎょう‐おくり【人形送り】
- 害虫や疫病をはらうため、疫鬼に見立てた藁(わら)人形を村境まで送ったり、川へ流したりする行事。
- にんぎょう‐げき【人形劇】
- 人形をあやつって芝居をさせる演劇。文楽・ギニョールなどの手遣い、マリオネットなどの糸操り人形などがある。puppet show
- にんぎょう‐じたて【人形仕立(て)】
- ①男物長着の袖(そで)付け止まりから袖下までの約10cmをあけないで縫いふさぐ。
- ②→ひよくじたて(比翼仕立て)
- にんぎょう‐しばい【人形芝居】
- 人形を操ってする芝居。操り芝居。puppet show
- にんぎょう‐じょうるり【人形浄▼瑠▼璃】
- 浄瑠璃に合わせて人形を操りながら演じる芝居。近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)と竹本義太夫(たけもとぎだゆう)の共同で大いに発展した。現在は、文楽座のものがもっとも著名。
- にんぎょう‐つかい【人形遣い】
- 人形芝居の人形を操る人。puppeteer
- にんぎょう‐とうげ【人形峠】
- 鳥取・岡山県境、倉吉(くらよし)市と津山市を結ぶ交通路の峠。標高735m。ウラン鉱発見で有名になった。
- にんぎょうのいえ【人形の家】
- 《原題Et dukkehjem(ノルウェー)》イプセンの戯曲。1879年初演。女主人公ノラの生き方を通して、家庭婦人の地位の本質を掘り下げて、女性解放運動に大きな影響を与えた。
- にんぎょう‐ぶり【人形振り】
- 歌舞伎(かぶき)で、役者が人形浄瑠璃(じょうるり)の人形のように背後の黒子(くろご)に操られている動作をする演出法。『櫓(やぐら)のお七』のお七、『日高川』の清姫など。
- にんぎょう‐やき【人形焼(き)】
- 人形の形に焼いたカステラ風の菓子。小麦粉・砂糖・水あめ・卵・みりんなどを溶き、焼き型に入れ、じか火で焼く。あん入りもある。
- にん‐く【忍苦】(名・サ変自)
- 苦しみをこらえること。endurance
- *にん‐げん【人間】
- 《もと仏教語。人間道(六道の一つ)に生きる生類(しょうるい)のこと。「じんかん」は別語》
- ①社会的存在としてのヒト。ひと。人類。human being〈対義〉自然。〈用例〉〜の尊厳。〜のやることだから、まちがいはある。
- ②人物。人柄。character〈用例〉〜ができている。
- 人間の皮を被った獣(にんげんのかわをかぶったけもの)
- 人間の形をしてはいるが、心は獣と同じである。人の道にはずれた言動を行う者をののしっていう語。人面獣心。人でなし。a beast of a man
- 人間は万物の霊長(にんげんはばんぶつのれいちょう)
- 人間はあらゆる生物の中にあって、もっともすぐれたものである。万物の霊長。人は万物の霊。Man is the lord of creation.
- 人間は病の器(にんげんはやまいのうつわ)
- 「→人は病の器」と同意。
- 人間万事、金の世の中(にんげんばんじ、かねのよのなか)
- この世の中は、すべて、金が支配する。物事は金さえあればすべて片がつく。Money talks.
- 人間万事、塞翁が馬(にんげんばんじ、さいおうがうま)
- 「→塞翁が馬」と同意。
- にんげん‐あい【人間愛】
- 人間としての、人間に対する愛情。human love
- にんげん‐かい【人間界】
- ①人間の住むこの世界。the human world〈対義〉自然界。
- ②《仏教語》十界の一つ。人界(にんがい)。
- にんげん‐がく【人間学】
- 人間の本質を解明しようとする哲学的研究。カントは形而上(けいじじょう)学・道徳論・宗教の3領域を総括する学として提唱。anthropology
- にんげん‐かん【人間観】
- 人間的存在についての統一的な見方・考え方。view of human being
- にんげんかんきょう‐せんげん【人間環境宣言】
- (Statement for Human Environmental Quality)1972年にストックホルムで開かれた、国連人間環境会議で採択された人間環境の保全と向上のための宣言。ストックホルム宣言。
- にんげん‐かんけい【人間関係】
- 人間どうしの関係。社会・集団・組織などにおける、個人と個人との関係。human relations
- にんげん‐きかいろん【人間機械論】
- 哲学用語。精神の自立的な存在を否定する哲学上・科学上の立場。人間の身体を、一つの精密な機械として解明できると考えるもので、ラ=メトリの著書『人間機械論』によって確立。theory of human machine
- にんげんきげき【人間喜劇】
- 《原題La Comédie humaine(フランス)》バルザックが自己の全小説作品の集大成に付した総題。約90編の長編・短編を含む。
- にんげん‐ぎょらい【人間魚雷】
- 旧日本海軍が考案・使用した特別攻撃兵器。大型魚雷を改造し、乗員1名が操縦して敵艦に体当たりするもの。実戦では「回天」と命名された。
- にんげんぎらい【人間嫌い】
- 《原題Le Misanthrope(フランス)》→ミザントロープ
- にんげん‐こうがく【人間工学】
- 《human engineeringの訳語》機械や道具を人間にとって使いやすく設計するため、医学や心理学および工学などの境界領域に生まれた新しい学問。エルゴノミックス。
- にんげん‐こくほう【人間国宝】
- 文化財保護法により指定された演劇・音楽・工芸技術などの重要無形文化の技能にすぐれ、保持者として認められた人。「重要無形文化財保持者」の通称。living national treasure
- にんげん‐せい【人間性】
- ①人間としての本性。人間らしさ。人間に特有の本性。human nature〈対義〉神性・動物性。〈用例〉かれの〜が人をひきつけるのだ。
- ②人間だけがもつ当為・理想。ヒューマニズム。humanism〈用例〉完全な〜をめざした学問。
- にんげん‐せんげん【人間宣言】
- 昭和21年(1946)1月1日に発表された、天皇の神格否定の詔書(しょうしょ)の通称。昭和天皇みずから現人神(あらひとがみ)であることを否定し、神話の観念から絶縁することを宣言。
- にんげん‐ぞう【人間像】
- 性格・容貌(ようぼう)・思想・言動などすべてをふくめて、人間を総合的にとらえたすがた。〈用例〉理想の〜。
- にんげん‐そがい【人間疎外】
- 人間性が損なわれ人間らしい生き方をなくしてしまうこと。人間のために役立つはずのものが、逆に人間をふりまわす状態。人間が機械文明や巨大な社会組織・産業組織などに組み込まれ、高度に管理化・情報化された社会で生じやすい。alienation
- にんげん‐てき【人間的】(形動)
- 行為・感情に人間性が現れているさま。人情味があるさま。人道的。道義的。ヒューマニスティック。humane
- にんけん‐てんのう【▽仁賢天皇】
- 記紀で第24代天皇。名は億計王(おけおう)・大脚(おおし)。履中(りちゅう)天皇の皇子市辺押磐(いちのべのおしわ)の王子。父が雄略(ゆうりゃく)天皇に殺され、弟(顕宗(けんぞう)天皇)とともに播磨(はりま)に逃れたが、のち迎えられて弟に次いで即位したと伝えられる。
- にんげん‐どう【人間道】
- 《仏教語》六道の一つ。人間として存在する世界。
- にんげん‐ドック【人間ドック】
- 平素健康に生活している人について、一定期間の入院で全身の総合的な健康診断を行い、健康な生活のための指導をすること。病気の早期発見と予防が目的。medical check up
- にんげん‐なみ【人間並(み)】
- ふつうの人間と同じ程度であること。ひとなみ。ordinary〈用例〉〜の扱いを受ける。
- にんげんのじょうけん【人間の条件】
- 《原題La Condition humaine(フランス)》マルローの小説。1933年発表。上海(シャンハイ)のクーデターを背景に、革命活動と孤独な死を描く。
- にんげん‐み【人間味】
- 人間として自然に備わった、あたたかい情合い。人情。humanity〈用例〉〜あふれる。
- にんげん‐らし・い【人間らしい】(形)
- ①人並みであるさま。
- ②人間として必然的にしなければならないさま。〈用例〉〜行為。
- ③人間の知・情・意において、とくに情において人間味があふれているようすである。humane〈用例〉〜同情をそそぐ。〈派生〉にんげんらしさ(名)
- にんげん‐わざ【人間業】
- 《多く、下に打ち消しをともなって》人間の力でできること。〈対義〉神業。〈用例〉〜とは思えない。