の【の・ノ】
五十音図な行第5の仮名。平仮名「の」は「乃」の草体。片仮名「ノ」は「乃」の部分。
の【野】
①草や木のはえた広い平地。野原。field〈対義〉山。〈用例〉春の〜。
②広い田畑。field〈用例〉〜に出て働く。
③《接頭的》野生の意を表す。wild〈用例〉〜ウサギ。〜バラ。
野暮れ山暮れ(のくれやまくれ)
野で1日をくらし、また、山で夕暮れを迎えること。旅路のながいことに言う。
野となれ山となれ(のとなれやまとなれ)
あとはどうなろうとかまわないというたとえ。After us the deluge!
野に伏し山に伏す(のにふしやまにふす)
旅の途中で苦労を重ねるたとえ。
野の行幸(ののぎょうこう)
(たか)狩りなどのため、天皇が郊外に外出すること。
の【篦】
→ヤダケの古名。
②竹でつくった矢のじく。矢がら。
*の
[一](格助)
①連体修飾語をつくる。
(ア)主語となるものを示す。〈用例〉川〜流れ。政治家〜汚職。
(イ)所有・所在・所属などを示す。〈用例〉私〜本。下〜部屋。銀行〜行員。
(ウ)種類・属性・材料・数量などを示す。〈用例〉料理〜本。緑〜草原。鉄〜板。3本〜木。
(エ)動作の対象を示す。〈用例〉子ども〜教育。患者〜治療。
(オ)基準となるものを示す。〈用例〉橋〜たもと。箱〜中身。竿〜先。
(カ)同格のものを示す。…である…。〈用例〉看護婦〜妻。ビール〜よく冷えたやつ。
(キ)「よう」「こと」「もの」などに続き、その実質的な内容を表す。〈用例〉山〜ようだ。未来〜こと。海〜ものとも山〜ものともつかない。
②述語が連用形で下に続くときの、主語または対象の語を示す。〈用例〉私〜書いた手紙。水〜飲みたい人。
③名詞に準ずる意に用いる。
(ア)《連体形で終わる語句、あるいは連体詞に付いて》それ全体に体言の資格を与える。〈用例〉スターが買い物をしている〜を見かけた。大きい〜がいい。
(イ)《「だ」「です」で受けて》明確な断定・説明・理由などを表す。〈用例〉これが最後のチャンスだった〜だ。ぼくが悪かった〜です。
(ウ)《体言に付いて》…のもの、の意を表す。〈用例〉これはぼく〜だ。〈参考〉準体助詞ともいわれる。
④並列の意を表す。〈用例〉鉛筆だ〜ノートだ〜を買う。〈参考〉副助詞または並立助詞とする説もある。
⑤{古語}比喩(ひゆ)を表す。…のように。〈用例〉日暮るるほど、例〜集りぬ(竹取)。
[二](終助)
①問いの意を表す。〈用例〉どうする〜。
②断定の気持ちをやわらげて表現するのに用いる。〈用例〉ええ、そうな〜。
の【幅】(助数)
布のはばを数える語。鯨尺で8、9寸〜1尺。約30〜37cm。〈用例〉三(み)〜。四(よ)〜。
ノア【Noah】
旧約聖書『創世記』の洪水伝説「ノアの箱舟」の主人公。
ノアイユ【Anna de Noailles】
(1876-1933)フランスの女流詩人。ルーマニアの貴族出身。詩集『無数の心』『日々の影』など。
の‐あざみ【野薊】
山野にはえるキク科の多年草。高さ60〜90cm。葉は互生して羽状に切れこみ、とげがある。初夏に径3cmほどの紅紫色の頭花をつける。
の‐あそび【野遊び】
野に出て自然を楽しむこと。また、狩りをすること。outing
ノア‐の‐はこぶね【ノアの箱舟・ノアの方舟】
旧約聖書『創世記』にある伝説の一つ。神が人類の堕落を怒って洪水を起こしたとき、ノアは、神に命じられたとおり四角の船を造って乗りこみ、家族や動物たちとともに助かった、その船。Noah's ark
の‐あらし【野荒(ら)し】
田畑の作物をあらすこと・人・けもの。damage a crop
ノイエ‐タンツ【Neue Tanz(ドイツ)
第1次大戦後ドイツに興った新舞踊。モダンダンスのジャンルに属する。ダンカンが出発点で、ウィグマン・クロイツベルクらによって発展。
ノイエチューリヒャー‐ツァイトゥング【Neue Zürcher Zeitung(ドイツ)
スイスの有力紙。ドイツ語の高級朝刊紙。1780年創刊。
ノイズ【noise】
①物音。騒音。雑音。
②必要とする信号に混じって、有効な通信を妨害する電気的な乱れ。〈用例〉〜が入る。
のいち【野市】
〈町〉高知県中東部の町。江戸時代、野中兼山(のなかけんざん)が開田。穀倉地帯。人口1万4934(1994)。
の‐いばら【野薇・野茨】
バラ科の落葉低木。日本全土の山野に多い。高さ約2m。葉は5〜7枚の羽状複葉で裏面に毛がある。枝はつる状でとげがある。初夏に、径2cmぐらいの白色または淡紅色の五弁花が咲く。ノバラ。wild rose
ノイマン【Franz Ernst Neumann】
(1798-1895)ドイツの物理学者。ケーニヒスベルク大教授。固体分子熱に関するノイマン‐コップの法則を見いだす。また、電磁誘導に関するノイマンの法則を定式化する。
ノイマン【Johann Ludwig von Neumann】
(1903-57)アメリカの数学者。ハンガリー生まれ。プリンストン大学教授。数学基礎論から理論物理学にいたる幅広い領域で活躍。とくに計算機科学において多大の貢献をした。ゲームの理論・オペレーションズリサーチのほか、現在広く利用されているノイマン型コンピューターを提案。
ノイマンがた‐コンピューター【ノイマン型コンピューター】
プログラムとデータが主記憶装置に内蔵されていて、プログラムの命令・データを逐次読み出し実行していく形式のコンピューター。ジョン=フォン=ノイマンが提案した。〈比較〉非ノイマン型コンピューター。
ノイローゼ【Neurose(ドイツ)
精神的な打撃・心理的葛藤(かっとう)により生じる心的障害。精神病に比べ軽症で、回復も容易。神経症。neurosis
ノイロン【Neuron(ドイツ)
→ニューロンの別称。
ノウ【衲】9画
部首 覀ころもへん
区点 7453・JIS 6A55・シフト E5D3
[音] ノウ・ドウ

①ころも。僧の衣服。「衲衣(のうい・のうえ)
②つくろう。つづる。補い縫いあわせる。
ノウ【悩】10画
部首 ⺗りっしんべん 常用
区点 3926・JIS 473A・シフト 9459
[音] ノウ
[訓] なや・なやます
→ 字形参照
 ※旧字・異体字あり

なやむ。なやみ。なやましい。「懊悩(おうのう)・苦悩・煩悩(ぼんのう)」「悩殺・悩乱」
ノウ【惱】12画→悩の旧字
りっしんべん
区点 5629・JIS 583D・シフト 9CBB
ノウ【能】10画
部首 月にくづき 教育小5
区点 3929・JIS 473D・シフト 945C
[音] ノウ・ドウ
→ 字形参照

①あたう。できる。そうするはたらき。「可能・多能・知能・不可能・無能」「能吏・能力(のうりょく)」〈用例〉(名)〜ある鷹(たか)。理数の〜がない。ほかに〜がない。
②よく。よくする。うまい。上手。「堪能(かんのう・たんのう)」「能筆・能弁」
③薬などのききめ。力。「効能・放射能」〈用例〉(名)〜書き。
④わざ。技芸。「芸能」〈用例〉(名)〜を付かんとする人(徒然・150)。
⑤能楽のこと。謡(うたい)によって、舞を主体に表現する舞台芸術。鎌倉(かまくら)時代の田楽・猿楽から、室町時代、大和(やまと)猿楽の観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)父子によって大成された。「能狂言(きょうげん)・能面」〈用例〉(名)〜を楽しむ。
⑥能登国(のとのくに)のこと。「加越能」「能州」
→ドウ[能]
能有る鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)
実力のあるものは、それをことさらに示してみせるようなことはしないたとえ。A person who is talented know to be modest.
能が無い(のうがない)
能力がない。また、才能がない。くふうや機転がきかない。取り得がない。incompetent〈用例〉ずいぶん〜方法だ。
許りが能ではない(ばかりがのうではない)
ある1つのことばかりしていては駄目だ。It is not everything to...〈用例〉勉強する〜。
ノウ【納】10画
部首 糸いとへん 教育小6
区点 3928・JIS 473C・シフト 945B
[音] ノウ・ナッ・ナ・ナン・トウ・ドウ
[訓] おさめる・おさまる
→ 字形参照

おさめる。さしだす。いれる。うけいれる。「完納・献納・受納・収納・奉納」「納金・納税・納付」→ナッナントウ[納]
ノウ【脳】11画
部首 月にくづき 教育小6
区点 3930・JIS 473E・シフト 945D
[音] ノウ・ドウ
→ 字形参照
 ※旧字・異体字あり

①のうみそ。脊椎(せきつい)動物の頭蓋骨(とうがいこつ)の中にある神経系の中枢。無脊椎動物では、一般に頭神経節をいう。「間脳(かんのう)・小脳・大脳(だいのう)・中脳」「脳出血・脳髄・脳貧血」
②あたま。記憶・判断などの、頭や精神のはたらき。「頭脳(ずのう)」「脳天・脳裏」
③かしら。主となる人。「首脳」
④草木の心(しん)。「樟脳(しょうのう)
ノウ【腦】13画→脳の旧字
にくづき
区点 7110・JIS 672A・シフト E449
ノウ【瑙】13画
部首 王たまへん
区点 6479・JIS 606F・シフト E0ED
[音] ノウ・ドウ
 ※旧字・異体字あり

「瑪瑙(めのう)」は、宝石の一つ。石英・玉髄・たんぱく石などが混合したもの。
ノウ【碯】14画の異体字
いしへん
区点 6685・JIS 6275・シフト E1F3
ノウ【農】13画
部首 辰しんのたつ 教育小3
区点 3932・JIS 4740・シフト 945F
[音] ノウ・ドウ
→ 字形参照

①たがやす。また、その仕事。田畑で作物を生産する仕事。「酪農」「農園・農家(のうか)・農閑期・農業・農場・農村・農地(のうち)・農民」〈用例〉(名)〜をきらう。
②たがやす人。農家や農民のこと。「豪農・篤農・老農」〈用例〉《接尾的》自作〜。
ノウ【儂】15画
部首 人・𠆢にんべん
区点 4915・JIS 512F・シフト 994E
[音] ノウ・ドウ

①われ。わし。わたくし。
②かれ。やつ。
ノウ【濃】16画
部首 氺さんずい 常用
区点 3927・JIS 473B・シフト 945A
[音] ノウ・ジョウ
[訓] こ
→ 字形参照

①こい。こってりした。〈対義〉淡(たん)・薄(はく)。「濃厚・濃紺・濃縮」
②こまやかな。
③美濃国(みののくに)のこと。「濃州・濃尾」
ノウ【膿】17画
部首 月にくづき
区点 3931・JIS 473F・シフト 945E
[音] ノウ・ドウ

うみ。うみじる。はれものなどからでる汁。うむ。「化膿」「膿汁」
ノウ【嚢】22画
部首 口くち
[音] ノウ
 ※旧字・異体字あり

ふくろ。ものいれ。「行嚢(こうのう)・砂嚢・詩嚢・図嚢(ずのう)・土嚢・氷嚢」
ノウ【嚢】18画の異体字
くち
区点 3925・JIS 4739・シフト 9458
のう【能生】
〈町〉新潟県西部、日本海に臨む町。旧宿場町。沿岸漁業がさかん。人口1万1804(1994)。
のう
〈古語〉
[一](感)呼びかけるときなどに使う。〈用例〉〜、そのことばも、こなたは耳にとまるものを(謡曲・隅田川)。
[二](終助)《方言や古風な語法で》感動の意を表す。なあ。ねえ。〈用例〉みごとだ〜。
ノヴァ‐スコシア【Nova Scotia】
→ノバスコシア
のうあみ【能弥】
(1397-1471)室町中期の画家・連歌(れんが)師。名は真能(しんのう)。阿弥派の開祖。足利(あしかが)将軍の同朋衆(どうぼうしゅう)。『君台観左右帳記(くんだいかんそうちょうき)』などを編纂(へんさん)。水墨画にも長じ、『白衣(びゃくえ)観音図』など。
のう‐い【衲衣】
→のうえ(衲衣)
のう‐いっけつ【脳溢血】
→のうしゅっけつ(脳出血)
のういん【能因】
(988-1058ごろ)平安中期の歌人。俗名は橘永やす(たちばなのながやす)。中古三十六歌仙の一人。藤原長能(ながよし)に歌を学ぶ。歌枕(うたまくら)にあこがれ、旅と歌を愛し、多くの逸話を残す。家集『能因法師集』、私撰(しせん)集『玄々集』、歌論書『能因歌枕』。
のう‐え【衣】
①古びた破れ布をつづり合わせた衣。袈娑(けさ)
②僧の着る物。
③僧。
ノヴェール【Noverre】
→ノベール
のうえ‐ぶし【のうえ節】
静岡県三島市の民謡。もとは、幕末に流行した俗謡。「野毛の山からのうえ」と始まり、開国当時の横浜の風俗をうたう。ノーエ節。農兵節。
のう‐えん【能縁】
《仏教語》対象となるものを認識する主観作用。〈対義〉所縁。
のう‐えん【脳炎】
脳実質の炎症性疾患の総称。代表的なものは、脳炎ウイルスによる日本脳炎。encephalitis
のう‐えん【農園】
おもに園芸作物を栽培する農場。plantation; farm
のう‐えん【濃艶】(形動)
あでやかで美しいさま。charming; enchanting〈用例〉〜なあで姿。
ノヴォクズネツク【Novokuznetsk】
→ノボクズネツク
ノヴォシビルスク【Novosibirsk】
→ノボシビルスク
のう‐か【農科】
①農業に関する学科。agricultural course
②農学部。department of agriculture
のう‐か【農家】
①農業を主な生計とする世帯。また、その家屋。farm family; farmhouse
②古代中国の学派である諸子百家の一つ。農政中心の思想を説く。
のう‐か【濃化】(名・サ変自他)
こくなること。こくすること。thicken
のう‐かい【納会】
①その年の最後にする会。納めの会。last meeting of the year
②取引所で、月末にする立ち会い。closing session of the month〈対義〉発会。
のう‐かい【農会】
明治32年(1899)公布の農会法にもとづき、農事改良を目的に設立された農民団体。
のう‐がき【能書(き)】
①薬の効き目などを書いた文。効能書。directions
②自分の長所を並べた文句。自己宣伝。self-advertisement〈用例〉〜を並べる。
のう‐がく【能楽】
(うたい)をうたいながら、笛・太鼓などのはやしに合わせて演ずる芸能。面(おもて)をつけるものが多い。室町時代に観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)によって大成された。能。〈数え方〉1番。
のう‐がく【農学】
農業の原理や方法を研究する学問。化学・生物学・地学・経済学などの原理を応用する自然科学の一分野。the science of agriculture
のう‐がく【農楽】
朝鮮半島の農村で、豊作祈願や災厄退散を目的に演じる民俗舞踊。男たちが胸につるした太鼓を打ちながら激しく跳躍・回転し、鉦(しょう)打ち・笛役も加わる、勇壮な群舞。プンムル。
のうがく‐し【能楽師】
能を演ずる人。能役者。
のうがく‐どう【能楽堂】
能・狂言の専用劇場。屋根つきの能舞台と観客席を屋内に設けたもの。
のう‐かすいたい【脳下垂体】
間脳の視床下部からたれ下がっている小さな内分泌器官。各種のホルモンを分泌し、他の内分泌腺(せん)の働きを調節する。下垂体。pituitary gland
のうかすいたい‐ホルモン【脳下垂体ホルモン】
脳下垂体から分泌されるホルモンで、成長ホルモン・子宮収縮ホルモン・抗利尿ホルモンなどがある。下垂体ホルモン。hypophysis hormone
のうがた【直方】
〈市〉→のおがた(直方)
のう‐かん【納棺】(名・サ変他)
死体を棺に納めること。入棺。coffin
のう‐かん【能管】
日本の管楽器。能楽に用いる7孔の横笛。雅楽用の竜笛(りゅうてき)に類似し、能の表現上の要求から竜笛が変化したものとされる。
のう‐かん【脳幹】
脳から大脳半球と小脳を除いた残りの部分。間脳・中脳・橋(きょう)・延髄に区分される。知覚・運動・意識・生命の保持などにとってきわめて重要である。brain stem
のうかん‐き【農閑期】
農作業のひまな時期。farmers slack season〈対義〉農繁(のうはん)期。
のう‐き【納期】
商品・税金などを納める時期・期日・期限。appointed day of delivery; time for payment〈用例〉〜を守る。
のう‐き【農期】
農作業の忙しい時期。農繁期。farming season
のう‐きぐ【農機具】
農作業に使用する機械や器具。farming machines and implements
のう‐きょう【納経】
①《仏教語》追善供養や祈願のために経文(きょうもん)を書き写し、諸国の霊場や寺社に納めること。また、それらの経巻。
②巡礼が経文のかわりに金品を寺社に納めること。
のう‐きょう【農協】
→農業協同組合」の略。
のう‐きょう【膿胸】
胸腔(きょうこう)内に化膿性の胸水がたまる状態。急性と慢性があり、肺感染症・肺結核に合併するものが多い。pyothorax
*のう‐ぎょう【農業】
農作物の栽培や家畜の飼育により、有用な生産物を合理的・経済的に獲得する産業。agriculture
のうぎょう‐いいんかい【農業委員会】
農業委員会法に基づいて、市町村におかれる農政担当の行政機関。農地移動の調整、農業振興計画などを行う。
のうぎょう‐きかい【農業機械】
農作業に用いる機械。耕耘(こううん)機・脱穀機・もみすり機・農薬散布機・精米機など。agricultural machine
のうぎょう‐きほんほう【農業基本法】
日本の農業の目的と基本方針を定めた法律。他産業との生産性の格差是正(ぜせい)および従事者の所得増大・安定化などを目的とし、農業全般のあり方を規定。昭和36年(1961)公布。
のうぎょう‐きょうこう【農業恐慌】
資本主義のもとで、農産物の過剰生産から農産物価格が大暴落し、農民が窮乏・没落する現象。agricultural crisis
のうぎょう‐きょうさいくみあい【農業共済組合】
農業災害補償法にもとづいて設立される共済事業機関。市町村ごとに設立され、国庫補助と農家の掛け金によって運営される。agricultural mutual aid association
のうぎょう‐きょうどうくみあい【農業協同組合】
農民の経済的な相互扶助を目的とする協同組合。技術指導、営農資金の貸与、肥料・種子・種苗・農薬などの提供を行い、農家経営に深く結びついている。通称JA。農協。agricultural cooperative
のうぎょうきょうどうくみあい‐ちゅうおうかい【農業協同組合中央会】
農業協同組合の組織・事業・経営を指導し、その利益を代表して農政活動を行う組織。全国農業協同組合中央会(全中)と各都道府県農業協同組合中央会とに分かれる。昭和29年(1954)制度化。農協中央会。
のう‐きょうげん【能狂言】
①能楽の間に行う狂言。狂言。
②能と狂言。
のうぎょうさいがい‐ほしょう【農業災害補償】
農産物・家畜などが不慮の事故によって受ける損害を補うこと。
のうぎょうさいがい‐ほしょうほう【農業災害補償法】
災害による農産物や家畜などの損害を補償する農業共済制度を定めた法規。昭和22年(1947)に制定。
のうぎょう‐しけんじょう【農業試験場】
農業技術の改良・発展のための試験・研究および普及指導を行う機関。agricultural experiment station
のうぎょうしゃ‐ねんきん【農業者年金】
農業者年金基金法により昭和46年(1971)に設けられた農業者に対する年金制度。経営移譲年金と農業者老齢年金の2本立て。
のうぎょう‐せいさんしすう【農業生産指数】
日本の農業についての総合指数。農林水産省が第一次産業について発表している農林水産業生産指数のなかの一つ。
のうぎょう‐せいさんほうじん【農業生産法人】
農地の所有や賃借が許される農業法人。
のうぎょう‐センサス【農業センサス】
世界農業センサス。国連食糧農業機関(FAO)が10年ごとに実施する世界的な農業統計調査。日本では中間の5年ごとにも農林水産省が独自の農林業国勢調査を行っている。World Census Agriculture
のうぎょうぜんしょ【農業全書】
江戸初期の農学書。10巻。宮崎安貞(みやざきやすさだ)著。元禄(げんろく)10年(1697)刊。明(みん)の『農政全書』をもとに、著者の体験や見聞を加え、農業全般について叙述。
のうぎょうちょうせい‐いいんかい【農業調整委員会】
昭和23〜26年(1948〜51)の間、食糧の供出・増産計画のために作られた機関。
のうぎょう‐てがた【農業手形】
農協が米の供出代金を見返りとして、米麦(べいばく)生産の経営資金を融通するために振り出す手形。農手。agricultural bill
のうぎょう‐ほうじん【農業法人】
農業とそれに付帯する事業を営む法人。昭和37年(1962)法制化。
のうぎょう‐ほけん【農業保険】
災害による農産物などの損失を補填(ほてん)する保険制度。現在は、農業災害補償がこれに代わった。agricultural insurance
のうぎょう‐ようすい【農業用水】
農作業に必要な水を供給する人工の用水。灌漑(かんがい)用水。irrigation water
のう‐きん【納金】(名・サ変自)
金銭を納めること。また、その金銭。payment
のう‐ぐ【農具】
手に持つか、あるいは馬・牛に引かせて用いる簡単な構造の農器具。鍬(くわ)・鎌(かま)・鋤(すき)など。farming implement
のう‐げ【能化】
《仏教語。古くは「のうけ」》
①他をよく教化するもの。仏・菩薩(ぼさつ)をいう。〈対義〉所化(しょけ)
②一宗派の長老。
のう‐げい【農芸】
①農業に関する技術。agricultural technology
②穀物・果樹・花卉(かき)などの栽培。farming and gardening
のうげい‐かがく【農芸化学】
農業生産および生産物の利用などを化学を利用して研究する学問。土壌学・植物栄養学・農産製造学・醸造学などで構成される。agricultural chemistry
のう‐げか【脳外科】
→のうしんけいげか(脳神経外科)
のうけっかん‐さつえい【脳血管撮影】
(けい)動脈や椎骨(ついこつ)動脈から造影剤を注入して行うX線撮影。脳内血管の閉塞(へいそく)・狭窄(きょうさく)・変位などの異常をしらべる。cerebral angiography
のう‐けっせん【脳血栓】
脳の動脈に生じた血栓(血液凝塊)によって血流が悪くなり、脳に障害(軟化)が起こる病気。脳卒中(そっちゅう)の一つであり、経過はやや緩慢で、半身麻痺(まひ)・失語・半盲などがみられる。cerebral thrombosis
のう‐こう【農工】
①農業と工業。agriculture and industry
②農夫と工員。
のう‐こう【農耕】
①田畑をたがやすこと。農作。farming〈用例〉〜民族。
②植物を栽培し、自ら食物を生産する生業体系。agriculture
のう‐こう【濃厚】(形動)
①こいさま。こってりしているさま。dense〈対義〉淡白。〈用例〉〜な味。
②見込みが強いさま。certain〈用例〉敗色が〜になる。
③愛情が深いさま。ardent〈用例〉〜な場面。〈派生〉のうこうさ(名)
のうこう‐ぎれい【農耕儀礼】
農耕の過程で、作物の豊穣(ほうじょう)を祈願し、または収穫を感謝する諸儀礼。しばしば生命や性に関する神秘的な力に対する信仰をともなう。とくに播種(はしゅ)・田植え・収穫の儀礼などは重要。agricultural rites
のうこう‐しりょう【濃厚飼料】
水分や粗繊維が少なく、たんぱく質・脂肪・炭水化物など栄養分に富む飼料。穀類・ぬか・油粕(かす)など。concentrated feed
のう‐こうそく【脳塞】
脳血栓症・脳塞栓症などで脳動脈の血流が遮断され、その血管の流域下の脳組織が死滅すること。脳軟化症。cerebral infarction
のうこう‐ぶんか【農耕文化】
農耕を基盤として発生した文化。農耕は、中石器時代末から新石器時代初めに発生、温帯・熱帯地方に広く分布。地域的に麦・稲・玉蜀黍(とうもろこし)・芋栽培の4文化類型に分けられる。安定した生活の上に生産・製作技術が発達、都市や国家の形成をもたらす。agricultural civilization
のう‐こつ【納骨】(名・サ変自他)
遺骨を墓・堂に納めること。deposit the ashes
のう‐こん【濃紺】
濃く深い紺色。dark blue
のう‐さい【能才】
物事を行うのに十分な才能。また、それのある人。ability
のう‐さい【納采】
嫁入り婚において、婚約が調ったしるしに酒肴(しゅこう)・衣類・金銭などをとり交わす儀礼。ふつう、婿方から仲人の手によって嫁方に届けられる。現在は皇室の結納(ゆいのう)をいう。結納。〈用例〉〜の儀。
の‐うさぎ【野兎】
①ウサギ科ノウサギ属の動物の総称。多くは開けた草地にすむ。体長40〜60cm。イエウサギに比べ耳介(じかい)が短く、後脚は長い。多雪地帯のものは、冬に耳介先端の黒色部を除き全身白色になる。ノウサギ・ユキウサギなど。hare
②野生のウサギの総称。
のう‐さぎょう【農作業】
田畑などで作物をつくる仕事。のら仕事。farming
のうさく‐ぶつ【農作物】
田畑で生産される穀類や野菜などの総称。crops〈比較〉農産物。
のう‐ざしょう【脳挫傷】
外力を受けて脳に損傷を生じた状態。一般には、肉眼でわかるような出血挫滅創(ざめつそう)を生じている場合をいう。cerebral contusion
のう‐さつ【悩殺】(名・サ変他)
大いになやますこと。とくに、女性が性的魅力で男性の心を乱すこと。fascinate
のう‐さつ【納札】
神社に参詣(さんけい)したしるしに姓名などを記した札(ふだ)を納めること。また、その札。おさめふだ。千社札。
のうさん‐ぶつ【農産物】
農業によって生産されるもの。酪農・果樹園芸などの生産物。agricultural products〈比較〉農作物。
のうし【衣】
平安時代以来の公家(くげ)装束の一つ。束帯が公服であるのに対し、これは私服。
のう‐し【脳死】
大脳半球のみならず、脳幹を含む脳機能の回復不可能な喪失による死の宣告法。脳死判定基準も発表されたが、脳死をもって人間の死とするか否か、臓器移植との関連で大きな関心をよんでいる。brain death
のう‐じ【能事】
しなければならないこと。
能事終われり(のうじおわれり)
《『易経』「繋辞(けいじ)伝」にあることば》できるだけのことはした。
のう‐じ【農事】
農業に関する事柄。農業の仕事。agricultural affairs
のうし‐きん【嚢子菌】
→しのうきんるい(子嚢菌類)
のうじ‐しけんじょう【農事試験場】
農業技術の試験的研究を行う国立の機関。農業技術研究所の前身。
のう‐しつ【脳室】
脳の内部にある髄液(ずいえき)の入っている室。側脳室・第三脳室・第四脳室があり、互いにつながっている。cerebral ventricle
のう‐しゃ【納車】(名・サ変自他)
購入先に自動車などを納めること。delivery of a car
のう‐しゃ【農舎】
作物の処理をする小屋。cottage
のう‐しゅ【腫】
肉眼的に嚢状をなしている腫瘍(しゅよう)の総称。中にたまっている液体の性状により漿液(しょうえき)性と粘液性に区別される。卵巣に多い。cystoma
のう‐じゅ【納受】(名・サ変他)
①受けて納めること。受納。acceptance
②神仏が人の願いを聞き入れること。
のう‐しゅう【能州】
→能登国(のとのくに)
のう‐しゅう【濃州】
→美濃国(みののくに)
のう‐じゅう【膿汁】
うみ。うみじる。pus
のう‐じゅうけつ【脳充血】
脳の血管に血がひどく増えて起こる病気。頭痛・耳鳴りがする。cerebral hyperemia
のうじゅう‐とし【農住都市】
農業と住宅地が共存できるように構想された都市。
のう‐しゅく【濃縮】(名・サ変他)
煮つめるなどして、濃くすること。concentrate〈用例〉〜ジュース。
のうしゅく‐ウラン【濃縮ウラン】
天然ウラン中のウラン235の濃度を人為的に高めたウラン。気体拡散法や遠心分離法などを利用。原子核燃料用。enriched uranium〈参照〉天然ウラン。
のう‐しゅっけつ【脳出血】
脳の中の血管が破れて出血が起こること。高血圧が重要な要因。脳溢血(いっけつ)。cerebral hemorrhage
のう‐しゅよう【脳瘍】
頭蓋(とうがい)の中に発生する腫瘍の総称。主症状は頭痛・吐き気・嘔吐(おうと)・視力障害など。cerebral tumor
のう‐しょ【能所】
《仏教語》働く主体と、その働きを受ける客体。
のう‐しょ【能書】
文字を上手に書くこと・人。能筆。達筆。のうじょ。skillful penmanship〈対義〉悪筆。
能書筆を択ばず(のうしょ、ふでをえらばず)
《明(みん)の王肯堂『筆塵(ひつじん)』にあることば》じょうずな文字を書く人は、筆のよしあしを問題にすることはしない。何でも、へたな人は、すぐに道具のせいにするものだ。〈類似〉弘法(こうぼう)、筆を択ばず。
のう‐しょ【農書】
農作物の栽培技術や経営方法を内容とする書。農学書。agricultural book
のう‐しょう【脳症】
重病や高熱で脳がおかされ、意識に障害をきたす病状。brain fever
のう‐しょう【脳漿】
①脳の周囲や脳室内などを満たしている脳脊髄(せきずい)液。栄養を供給し、外部からの衝撃をやわらげている。cerebrospinal fluid
②《転じて》脳みそ。頭脳。また、考え。知能。idea; mental capacity〈用例〉〜をしぼる。
のう‐しょう【農相】
→農林水産大臣の通称。農水相。
②かつての→農林大臣、また、その前身の農商務大臣の通称。
のう‐じょう【農場】
農業の経営に必要な土地・建物・機械・器具を備え、農作業に従事する人々が生活する場所。farm
のう‐しょうぞく【能装束】
能で演者が身につける冠・鬘(かずら)・着物・足袋(たび)の全部。面(おもて)は除く。華麗で豪奢(ごうしゃ)な着物が多く、そのほとんどが江戸期以前のもの。能衣装。