はと【鳩・鴿】
①ハト科の鳥の総称。翼長10〜40cm。頭は小さく、嘴(くちばし)は短い。日本にすむ野生種は、シラコバト・キジバトなど。カワラバトを改良した飼育品種のドバトは、通信用・愛玩(あいがん)用など。平和の象徴。pigeon; dove
②紋所の名。①を紋章化したもの。
鳩が豆鉄砲を食った様(はとがまめでっぽうをくったよう)
→鳩に豆鉄砲」と同意。
鳩に三枝の礼有り(はとにさんしのれいあり)
《子バトが、親バトより3本下の枝に止まるということから》礼儀を重んずべきことのたとえ。
鳩に豆鉄砲(はとにまめでっぽう)
突然の事にひどく驚くさま。鳩が豆鉄砲を食った様。look amazed
鳩を憎み豆を作らぬ(はとをにくみまめをつくらぬ)
ささいなことにこだわるあまり肝心なことをしないで、そのためかえって自らや世間に不利益・損害をまねいてしまうことにいう。
は‐とう【波頭】
①波の上。海上。on the sea〈用例〉〜はるかな旅路。
②波の盛り上がった、いちばん高い所。波がしら。wave crest〈用例〉白く砕ける〜。
は‐とう【波濤】
大きな波。billows〈比較〉怒濤。
は‐どう【波動】
①波。波に似た動き。wave motion
②空間の1点に起こった物理的状態変化が、つぎつぎに一定の速さで周囲に伝わる現象。波動を伝えるものを媒質という。wave
は‐どう【覇道】
中国の政治思想で、権力・武力によって国を治める実力者の行う政治のこと。〈対義〉王道。
ば‐とう【罵倒】(名・サ変他)
口汚くののしること。abuse〈用例〉敵を〜する。
ばとう【抜頭・髪頭・撥頭・馬頭】
雅楽の曲名。唐楽、太食(たいしき)調。左方舞と右方舞がある。舞人は1人、髪をたらした高鼻の朱の面をつけ、桴(ばち)を持って舞う。『宗妃楽』。
ばとう【馬頭】
〈町〉栃木県東部の町。町域の約4分の3が林野。江戸初期からのタバコ栽培は減り、養蚕(ようさん)・酪農などが主。人口1万4876(1994)。
バトゥーミ【Batumi】
アジア北西部、グルジア共和国内のアジャール自治共和国の首都。黒海沿岸の貿易港、保養地。人口13.8万(1991)。バツーム。
はどう‐かんすう【波動関数】
波動を時間と位置座標の関数として表したもの。とくに量子力学では、電子などの粒子の状態がシュレーディンガーの波動方程式で記述され、粒子性と同時に波動性をもつことが保証される。wave function
ばとう‐かんのん【馬頭観音】
七観音、また六観音の一つ。頭上の宝冠に馬頭をいただいた三面の忿怒(ふんぬ)の相の観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)。馬の保護神として信仰された。馬頭明王(みょうおう)
ばとう‐きん【馬頭琴】
モンゴルの擦弦(さつげん)楽器。リュート属で2弦。さおの頭部に馬頭をかたどった装飾がある。台形の胴にウマなどの皮を張り、ウマの尾の毛の弓で奏する。アラビアのラバーブの一種。
ばとう‐せいうん【馬頭星雲】
オリオン座の三つ星の南東部にある暗黒星雲。その形が馬の頭に似ていることから名づけられた。Horse-head nebula
はどう‐せつ【波動説】
光はあらゆる物質を通過しうる波動であるという説。ホイヘンスが提唱し、光の反射・屈折現象を説明した。
はどう‐ほうていしき【波動方程式】
弦の振動、光の伝播(でんぱ)など、波が伝わるさまを表現する方程式。wave equation
はどう‐りきがく【波動力学】
シュレーディンガーの提唱した量子力学の形式。粒子、とくに電子の運動状態を表現するために考え出された。粒子の波動性に対応する粒子系の状態を、空間的なひろがりをもった波動関数で表す。wave mechanics
パト‐カー
→パトロールカー」の略。
バドガオン【Bhadgaon】
ネパール中部、首都カトマンズの東約10kmにある古都。中世マルラ王朝時代の都。人口6.1万(1991)。バクタプール。
はとがや【鳩ケ谷】
〈市〉埼玉県南東部、市域のほとんどを川口市に囲まれた市。東京近郊の住宅都市として発展。人口5万4939(1994)。
はと‐ぐるま【鳩車】
郷土玩具(がんぐ)の一つ。木・土・蔓(つる)などでハトの形に細工し、車を付けて動くようにしたもの。長野県野沢温泉産のアケビの蔓で作ったものなどが知られる。
はとこ【弟・妹】
親がいとこどうしの、子どもと子どもの関係。またいとこ。second cousin
はと‐ざ【鳩座】
南天の星座。2月10日ごろの午後8時ごろに南中。面積270平方度。Columba
パトス【pathos(ギリシア)
《受動の意》
①人間の非理性的な側面。〈対義〉ロゴス。
②快楽または苦痛をともなう一時的で強烈な感情。情感。情念。激情。苦悩。
ハドソン【Henry Hudson】
(1550-1611)イギリスの探検家・航海家。北アメリカ東岸から北方を探検した。ハドソン川・ハドソン湾は彼の名に由来。
ハドソン【William Henry Hudson】
(1841-1922)イギリスの博物学者・小説家。アルゼンチン生まれ。故郷南米の自然・鳥類への深い愛に満ちた作品を残した。小説『緑の館(やかた)』など。
ハドソン‐がわ【ハドソン川】
(Hudson River)アメリカ北東部、ニューヨーク州東部の川。アディロンダック山地から南に流れ、大西洋に注ぐ。長さ490km。河口のニューヨークからトロイまで外洋船が航行。
ハドソン‐わん【ハドソン湾】
(Hudson Bay)カナダ北東部に食いこむ広大な湾。幅960km、長さ1360km。タラ・サケの好漁場。
パドック【paddock】
競馬場に付属する施設で、レース前に出走馬を引き回し、観客にその日の馬のようすを見せるための場所。下見所。
はと‐どけい【鳩時計】
時刻を知らせるのに作り物のハトがすがたを見せ、鳴き声の数で示すしかけの掛け時計。cuckoo clock
パトナ【Patna】
インド東部、ガンジス川南岸、ビハール州の州都。交通の要地。古代マウリア朝の都で、人口91.7万(1991)。古称パタリプトラ。
バトナ‐ひょうが【バトナ氷河】
(Vatna-jokull)アイスランド南東部、ヨーロッパ最大の氷河。面積8400km2
はと‐は【鳩派】
外交政策などで、穏健派。soft-liner; dove〈対義〉鷹派。
はと‐ば【波止場・波戸場】
波をよけ、船をつなぎ、荷物の積みおろしをするなどのために、港に造った突堤。また、港。埠頭(ふとう)。wharf
パドバ【Padova】
イタリア北部、ベネチア西方約35kmの古都で文化都市。13世紀設立の大学が有名。人口21.4万(1992)。
はとば‐いろ【鳩羽色】
黒みがかった、うすい青みどり色。
はと‐バス
株式会社はとバスが運行するバスの通称。定期観光や貸し切りバスなどの事業を行い、東京都内定期観光バスの代名詞として、一般に親しまれている。
パドバ‐は【パドバ派】
15世紀後半、北イタリアのパドバを中心に栄えた絵画の流派の名称。工房を組織したスクァルチオーネにはじまる。厳正で鋭い写実的画風を形成。マンテーニャら。Paduan school
はと‐びん【鳩便】
伝書鳩に通信文や報道写真などをつけて送り届けること。実用通信距離約200km、平均分速約1km。send by carrier pigeon
はと‐ぶえ【鳩笛】
①ハトの鳴き声のような音の笛。猟師が鳥を呼びよせるのに用いた。
②郷土玩具(がんぐ)の一つ。ハトの姿に似せた素焼きの笛。各地にあるが、青森県弘前(ひろさき)や鹿児島県国分(こくぶ)のものなどが有名。
はとふく‐かぜ【鳩吹く風】
《両方のてのひらを合わせて吹き鳴らす、鳩吹きに似た音を出す風、の意》秋の西風。
はとま‐ぶし【鳩間節】
沖縄県八重山地方の民謡。鳩間島の中森という丘からの風景や収穫のよろこびをうたったもの。
バドミントン【badminton】
球技の一つ。中央にネットを張ったコートでシャトルコック(羽根)をラケットで打ちあう。男女のシングルス・ダブルスと混合ダブルスの5種目がある。
はと‐むぎ【鳩麦】
イネ科の一年草。高さ約1.5m。葉は細長い皮針形で下部は鞘(さや)となって茎を包む。夏秋、数珠玉(じゅずだま)に似た花を開く。薬用・食用。東南アジア原産。adley
はと‐むね【鳩胸】
①ヒトの胸部の前面下部が前方に突出していること。胸腔(きょうこう)が左右に狭くなっており、病気が原因のこともある。pigeon chest
②三味線のさおが胴に接する部分の張り出た所。
③鐙(あぶみ)で、前方に丸くそり返った所。
はと‐め【鳩目】
①靴・紙ばさみ・テントなどのひもを通す丸い穴。また、その穴につける環状の金具。eyelet
②洋裁で、鳩目のみであけたひも通しの小穴。穴の周囲は、鳩目穴かがりで放射状にかがるか、鳩目金具をつける。eyelet
は‐どめ【歯止め】
①とめてある車輪の回転を防ぐ装置。drag
→制動機→ブレーキ。brake
③物事が行き過ぎないように止める手段。brake〈用例〉地価高騰に〜をかける。
パトモア【Coventry Kersey Dighton Patmore】
(1823-96)イギリスの詩人。長詩『家庭の天使』、叙情詩集『未知のエロス』など。
はとやま【鳩山】
〈町〉埼玉県中部の町。丘陵地に囲まれた農業と住宅の町で、鳩山ニュータウンがある。人口1万7765(1994)。
はとやま‐いちろう【鳩山一郎】
(1883-1959)政治家。東京生まれ。東大卒。犬養(いぬかい)・斎藤(さいとう)両内閣で文相となり、滝川事件を起こす。昭和29年(1954)日本民主党総裁として首相。同31年(1956)自由民主党総裁。日ソ国交回復を成功させ、日本の国連加盟に道を開く。
バトラー【Nicholas Murray Butler】
(1862-1947)アメリカの教育家。コロンビア大学総長・カーネギー平和財団理事長を歴任。1931年ノーベル平和賞受賞。
バトラー【Samuel Butler】
(1612-80)イギリスの詩人。ピューリタンの偽善を攻撃する風刺詩を書いた。詩『ヒューディブラス』。
バトラー【Samuel Butler】
(1835-1902)イギリスの小説家。社会的不正を風刺したユートピア小説『エレホン』と、自伝的教養小説『万人の道』で知られる。
パトラス【Patras】
→パートレの別称。
パトランせんせい【パトラン先生】
《原題Maître Pierre Pathelin(フランス)》フランス笑劇の傑作。1464年ごろの作。作者未詳。韻文体。無能で滑稽(こっけい)な弁護士の話。
はとり【部】
《「機織(はたおり)」の約》機を織ること。また、それを仕事とする人。
ハドリアヌス【Publius Aelius Hadrianus】
(76-138)ローマ皇帝(在位(117-138))。五賢帝の一人。先帝トラヤヌスの外征策から転じて内治の整備に努めた。ブリタニアに築いた長城は有名。
バドリオ‐せいけん【バドリオ政権】
《「バドリオ」はBadoglio》1943年ムッソリーニ失脚後、バドリオを首班に成立したイタリアの臨時政権。44年共産党を含めた新内閣に改造、連合国に無条件降伏。
パトリオット【Patriot】
アメリカ陸軍が開発した地対空ミサイル‐システム。速度マッハ3、射程160kmで、超低空から高高度までの複数目標を攻撃できる。ペトリオット。
パトリキ【patricii(ラテン)
古代ローマの世襲貴族身分。政権を独占していたが、プレブスとの身分闘争ののち紀元前3世紀ごろまでに両者は政治的・法的に同権となった。
ハトル【Hathor】
エジプト神話で、空と愛と音楽の女神。ハトホル。
パドル【paddle】
カヌーを漕(こ)ぐための、軽量で小形の櫂(かい)
バトル‐ジャケット【battle jacket】
男性用の戦闘服型の上着。ウエスト丈までで、ふた付きポケットのあるジャケット。アイゼンハワー‐ジャケット。
バトルロイヤル‐マッチ
《battle royalから》プロレスの試合形式の一つ。十数名のレスラーが同時にリング上にあがり、最後の1人が勝ち残るまで互いに戦い合う。
パトローネ【Patrone(ドイツ)
35mmロールフィルムの金属製円筒容器。露光下で、そのままカメラに装填(そうてん)できる。
パトロール【patrol】(名・サ変自)
《巡回の意》警官が受け持ち区域を巡視すること。その警官。
パトロール‐カー【patrol car】
超短波無線機を備えた、警察の巡回自動車。パトカー。
ハドロン【hadron】
素粒子のうち、強い相互作用をもつものの総称。陽子・中性子・シグマ(Σ)粒子・デルタ(Δ)粒子のバリオン族と、パイ(π)・カッパ(Κ)・イータ(η)の中間子族とに2分される。強粒子。
パトロン【patron】
①経済上の後援者・保護者。
②芸人などの生活のめんどうをみる人。転じて、芸者などの旦那(だんな)
ハトロン‐し【ハトロン紙】
《「ハトロン」はpatroonpapier(オランダ)(火薬を包む紙)から》化学パルプを原料とする褐色で丈夫な紙。事務用封筒・包装用などにする。クラフト紙。kraft paper
バトン【baton】
①リレー競走で、走者から走者へ渡される木の筒。
→指揮棒→タクト
バトンを渡す(バトンをわたす)
後継者に権力・責任を譲り渡す。hand over
バトン‐ガール
《和製語》→バトントワラー
バトン‐タッチ
《和製語》リレー競走で、走者が次の走者にバトンを渡すこと。バトンパス。baton pass
バトン‐トワラー【baton twirler】
音楽隊の行進の先頭に立って指揮棒(バトン)を振る人。若い女性が行うことが多い。バトンガール。
バトン‐ルージュ【Baton Rouge】
アメリカ、ルイジアナ州の州都。ミシシッピ川東岸の商工業都市。フランス系移民が開拓した土地。石油化学・アルミニウム工業がさかん。人口22.0万(1990)。
*はな【花・華】
①植物の茎や枝の先端に咲き、一般に色や香りのいいもの。顕花(けんか)植物類の有性生殖器官。萼片(がくへん)・花弁・雄蕊(ゆうずい)・雌蕊(しずい)からなる。花弁が癒合(ゆごう)するか独立するかで合弁花・離弁花、雄蕊と雌蕊の一方だけか両方があるかで単性花・両性花に区別。咲いて実がなり、種ができる。フラワー。flower; blossom〈用例〉〜が散る。〜を賞(め)でる。〈数え方〉1つ・1輪・1枝・1本・1把(わ)・1束(たば)
②はなやかで美しいもの。楽しいこと。栄えていること。fineness; beauty; gaiety〈用例〉〜の都。〜のある役者。
③はなやかな時。もっともよい時期。best days; the prime〈用例〉人生の〜。そう言われるうちが〜だよ。
④真髄・精粋などのたとえ。essence; flower〈用例〉武士道の〜。
⑤サクラの花。古くはウメの花。cherry blossom〈用例〉〜見。
⑥「→生け花」の略。〈用例〉〜を習う。
⑦「→花札」の略。〈用例〉〜を引く。
⑧《「纏頭」とも》芸能人などに与える祝儀。チップ。tip〈用例〉〜をはずむ。
花が咲く(はながさく)
①開花する。bloom
②時節がめぐり来て、栄える。flourish
③にぎやかで、さかんになる。grow lively〈用例〉おしゃべりに〜。
花と散る(はなとちる)
→ちる(散る)
花に嵐(はなにあらし)
好い事には障害が多いことのたとえ。〈類似〉月に叢雲(むらくも)、花に風。
花に風(はなにかぜ)
→月に叢雲(むらくも)、花に風」の上略。
花は折り度し梢は高し(はなはおりたしこずえはたかし)
花を手に入れたいけれども、高くてとどかない。理想と現実とがかけ離れているたとえ。
花は桜木、人は武士(はなはさくらぎ、ひとはぶし)
花は桜が、人では武士がいちばんすぐれているということ。
花は根に鳥は故巣に(はなはねにとりはふるすに)
《花は、その草や木の根元に散り落ちてやがて肥料となり、鳥は自分の古巣に帰るという意》すべての物はその根源に帰っていく、また、ふるさとは忘れられないというたとえ。
花も恥じらう(はなもはじらう)
《花も引け目を覚えるの意から》若い女性の美しさを言うことば。sweet
花も実も有る(はなもみもある)
名実ともに兼ね備えているたとえ。また人情みのあるたとえ。kind and useful
花より団子(はなよりだんご)
①名声より実利を尊ぶたとえ。Pudding before praise
②風流を解しないたとえ。Bread is better than songs of birds.〈比較〉詩を作るより田を作れ。
花を折る(はなをおる)
《花を折ってかざす意から》容姿を美しく飾る。容姿が美しい。
花を咲かせる(はなをさかせる)
①成功する。社会的に活躍する。flourish〈用例〉最後の〜。
②にぎやかにする。grow lively〈用例〉思い出話に〜。
花を添える(はなをそえる)
美しさ・華やかさを加える。美しいものにさらに美しいものを加え、華やかさを増す。add luster to〈用例〉錦上(きんじょう)、〜。
花を散らす(はなをちらす)
①風などが花を枝から落とす。scatter
②美しいものをだいなしにする。また、若者を死なせる。spoil
③仏教の法会(ほうえ)で、紙で作った五色の蓮華(れんげ)の花びらをまく。散華(さんげ)する。
④けんかや合戦で激しくわたり合う。火花を散らす。fight fiercely
花を持たせる(はなをもたせる)
相手を目立たせるようにする。相手に有利になるように勝利・手柄などを譲る。save one's face
花をやる(はなをやる)
華美をきわめる。ぜいたくを尽くす。派手にふるまう。
はな【洟】
鼻汁。鼻水。snivel〈用例〉〜をかむ。
洟も引っ掛けない(はなもひっかけない)
見向きもしない。まったく相手にしない。ignore completely
*はな【鼻】
[一]
①哺乳(ほにゅう)類の顔の中央に突出し、呼吸気道として重要な器官。嗅覚(きゅうかく)をつかさどり、発声にも関与する。構造的に外鼻・鼻腔(びこう)・副鼻腔からなる。nose〈用例〉〜が低い。〜がつまる。
②嗅覚。sense of smell〈用例〉〜がよい。
[二]芥川竜之介(あくたがわりゅうのすけ)の小説。大正5年(1916)発表。長い鼻をもつ禅智内供(ぜんちないぐ)の心理の揺らぎを描く。作者の出世作。
鼻うそやぐ(はなうそやぐ)
おかしさをこらえたり、おだてられたりして、鼻がむずむずする。
鼻が胡坐をかく(はながあぐらをかく)
低くて横に広がり、鼻孔がやや上を向いている鼻をいったもの。
鼻が利く(はながきく)
①臭覚が敏感である。have a good nose
②利にさとい。金もうけに、抜け目がない。be clever at making money
鼻が高い(はながたかい)
誇りに思う。得意である。be proud of
鼻が凹む(はながへこむ)
相手にやりこめられる。
鼻が曲がる(はながまがる)
がまんできないほど、ひどい悪臭である。〈用例〉鼻が曲がりそうなにおい。
鼻から提灯を出す(はなからちょうちんをだす)
鼻汁を風船のようにふくらませながら、いねむりしているようす。
鼻突き合わせる(はなつきあわせる)
狭い場所に、大ぜいの人が集まっている。きわめて近くに寄り合う。また、いつも同じ人が顔を寄せ合う。crowded; face-to-face
鼻突く(はなつく)
主君が家来をしかる。勘当する。鼻を突く。
鼻であしらう(はなであしらう)
相手にまともに返事もせず、冷たい態度をとる。鼻先であしらう。turn up one's nose at
鼻で笑う(はなでわらう)
ふんと鼻先で笑う。軽蔑(けいべつ)したり、ばかにしたときの笑い方。sneer at
鼻に掛かった(はなにかかった)
声が鼻を通して発せられることを言う。nasal〈用例〉〜甘え声。
鼻に掛ける(はなにかける)
自慢する。boast of〈類似〉鼻にぶら下げる。
鼻に付く(はなにつく)
①飽きていやになる。get sick and tired of〈用例〉あの言い方が、どうも〜。
②いやなにおいがする。stink
鼻にぶら下げる(はなにぶらさげる)
《「鼻に掛ける」のさげすんだ言い方》自慢する。
鼻の差(はなのさ)
《競馬で使われることばで、ゴールでの差がウマの鼻先しかないことから》わずかの差をいう。
鼻の先(はなのさき)
→はなさき(鼻先)
鼻の下が長い(はなのしたがながい)
女性に甘い。be spoony on a woman
鼻の下が干上がる(はなのしたがひあがる)
《「鼻の下」は、口のことから》生計の道を失う。暮らせなくなる。
鼻の下の建立(はなのしたのこんりゅう)
寄進を募るのが、実は社寺のためではなくて、募る人自身の生活のためであること。
鼻の下を伸ばす(はなのしたをのばす)
女性に対して甘い態度を示す。また、そのような性格がみえる。色香に迷う。鼻の下を長くする。be spoony on a woman
鼻の下を養う(はなのしたをやしなう)
《「鼻の下」は口のことから》食ってゆく。また、生きてゆく。
鼻びしびしに(はなびしびしに)
鼻水で鼻がつまり、ぐずぐずいわせているさま。また、鼻水をすすりあげているさま。
鼻も動かさず(はなもうごかさず)
とりすました顔つきのさま。
鼻を明かす(はなをあかす)
出し抜く。forestall
鼻を蠢かす(はなをうごめかす)
さも得意そうなようすをする。また、自慢するさまに言う。be puffed up with pride
鼻を折る(はなをおる)
相手の高慢な心をくじく。humble one's pride
鼻を欠く(はなをかく)
大きな損をする。得るところが少なく、失うところが多い。
鼻を挫く(はなをくじく)
相手の高慢な態度や自信、向こうっ気をうち砕く。鼻っ柱(はなっぱしら)を折る。
鼻を高くする(はなをたかくする)
①自慢する。boast of
②面目をほどこす。
鼻を突く(はなをつく)
①悪臭などが、臭覚をつよく刺激する。stink
②きわめて近く寄り合う。同じ人が、いつも顔をよせあう。always closeby〈比較〉鼻突き合わせる。
③はげしくしかる。勘当する。鼻突く。
鼻を撮まれても分からぬ(はなをつままれてもわからぬ)
まったくのくらやみで、一寸先も見えない。
鼻を鳴らす(はなをならす)
甘えた声を出す。甘える。coo at; behave like a spoiled child
鼻を放る(はなをひる)
くしゃみをする。
鼻をへし折る(はなをへしおる)
→鼻を折る」を強めて言ったことば。
はな【端】
[一](名)
①物事のはじめ。しょっぱな。the very beginning〈用例〉〜からわかっている。
②物のつき出た先端。projecting part〈用例〉岬の〜。
[二](接尾)物事のはじめのとき。やり始め。〈用例〉寝入り〜。出〜。
パナ【PANA】
《Pan Asia Newspaper Allianceの略》パナ通信。アジアを中心に世界のニュース写真などを配信する通信社。本社は香港(ホンコン)。1949年設立。