- バビアナ【Babiana(ラテン)】
- アヤメ科の多年草。葉は白毛のある剣状。早春に、紫・桃・白などの漏斗(ろうと)状の花が咲く。鉢植え・切り花用。南アフリカ原産。
- ハビアン【Fabian】
- (?-?)安土(あづち)桃山・江戸初期の日本人ヤソ会士。日本名未詳。慶長(けいちょう)10年(1605)『妙貞問答(みょうていもんどう)』を書きキリスト教の教義を説いたが、のち棄教し、『破提宇子(はでうす)』を著してキリスト教を排撃。
- パピーニ【Giovanni Papini】
- (1881-1956)イタリアの小説家・評論家。第1次大戦前後に文化の革新を叫んだが、のち体制の秩序に身をよせた。評論『哲学者の黄昏(たそがれ)』、小説『尽きた男』など。
- パピエ‐コレ【papier collé(フランス)】
- 《張り紙、の意》1911年ごろ、ピカソやブラックがはじめたキュビスムの技法。絵の具で描くかわりに新聞紙や切手・布・砂などを画面に張り付ける。〈参照〉コラージュ。
- は‐びき【刃引(き)】
- 刃をつぶして切れなくした刀剣。
- はびきの【羽▼曳野】
- 〈市〉大阪府南東部の市。住宅都市。ブドウの産地。飛鳥(あすか)時代の応神(おうじん)天皇陵と伝えられるものなどを含む古市(ふるいち)古墳群がある。人口11万6516(1994)。
- はびこ・る【▼蔓▽延る】(五自)
- ①草木などが広がり茂る。grow thick〈用例〉雑草が〜。
- ②あちこちに広がって勢いを振るう。増長する。become powerful〈用例〉不正が〜。
- ば‐ひつ【馬匹】
- 家畜としての馬。〈用例〉〜改良。
- バビッチ【Babits Mihály】
- (1883-1941)ハンガリーの詩人・小説家。詩人アディ没後、文壇の中心的存在となる。小説『死の息子たち』など。
- バビット【Irving Babbitt】
- (1865-1933)アメリカの批評家。1920年代の新ヒューマニズム運動を指導、古典主義を強調。著書『ルソーとロマン主義』など。
- バビット‐メタル【Babbitt's metal】
- 《「バビット」は発明者の名》軸受け合金。錫(すず)を主体に、アンチモンと銅を少量含む。高速回転・高荷重用でおもに内燃機関に使用。〈参照〉減摩合金。
- パピヨット【papillote(フランス)】
- 肉・魚介類などを包んで焼くための紙。硫酸紙・アルミ箔(はく)・和紙など。転じて、それを用いた料理。
- パビリオン【pavilion】
- 《ラテン語のpāpiliō(蝶(ちょう))が語源。蝶が翅(はね)をひろげた形から》博覧会場などの展示館。もとは野営用の大テントをさした。
- バビルサ【babirusa】
- 牙(きば)が異常に伸びたイノシシ科の哺乳(ほにゅう)類。体長約1m。雄は、上下両顎(がく)の犬歯が牙となって上方に伸び、とくに上あごの牙は、顔の皮膚を突き抜けて伸び後方に曲がっているので、角のようにみえる。湿地林や川辺などにすむ。スラウェシ島に分布。
- パピルス【papyrus(ラテン)】
- ①カヤツリグサ科の多年草。湿地にはえる。高さ約2m。現在は、観賞用に栽培。紀元前2400年ごろ、エジプトでこの茎から紙に似たものを作った。北東アフリカ・中近東に分布。カミカヤツリ。
- ②パピルスを原紙とした筆写材料。また、それに書かれた文書。古代、エジプト・ギリシアなどで使われた。パピルス文書。
- バビロニア【Babylonia】
- メソポタミア南部、チグリス・ユーフラテス両川の下流地方の古称。紀元前3000年ごろから前2000年ごろまでのシュメール・アッカド時代ののち、バビロン第1王朝、ハンムラビ時代(前18世紀)の古典時代、アッシリア時代を経て、前7世紀には新バビロニア王国が興起。
- バビロフ【Nikolay Ivanovich Vavilov】
- (1887-1943)ソ連の植物学者。世界各地を探検し、栽培植物の起源を調査。作物の原産地を、その変異型分布から推定する理論をたてる。
- バビロン【Babylon・巴比倫】
- メソポタミアの古代都市。紀元前18世紀からオリエント文明の中心をなした。アッシリアにより破壊されたが、新バビロニア時代に再建。ネブカドネザル2世建設のマルドゥクの大聖塔・神殿・王宮などの遺跡がある。
- バビロン‐の‐ほしゅう【バビロンの捕囚】
- 新バビロニアのネブカドネザル2世が、紀元前597と前586年の2回にわたり、ユダ王国のエルサレムを破壊、ユダヤ人4万5000人を約60年間バビロニアに捕虜としてとどめた事件。前538年新バビロニア滅亡で解放。The Babylonian Captivity
- バビンスキー‐げんしょう【バビンスキー現象】
- 足底を針で刺激すると足の拇指(ぼし)がそりかえる病的反射。運動神経の障害をしらべるときに利用。1896年フランスの神経学者バビンスキーが発見。Babinski's reflex
- は‐ふ【破風・▼搏風】
- 屋根の切り妻についている山形の板。また、その場所。gable
- はぶ【波布・▽飯▼匙▼倩】
- クサリヘビ科の毒ヘビの一種。全長約2m。体は黄褐色の地に鎖状の暗褐色の斑紋(はんもん)。頭部は三角形で毒腺(どくせん)が発達。動きがすばやく、攻撃的。奄美(あまみ)諸島・沖縄諸島などに分布。
- パフ【puff】
- 化粧用具の一種。おもにパウダーをつけるのに用いるもの。材質は純綿・ポリエステル・アクリルなど。
- パブ【pub】
- 《public houseの略》イギリスの大衆酒場。また、一般に洋風の居酒屋。
- パプア‐じん【パプア人】
- 主としてニューギニアの大部分に分布する、パプア諸語を話す民族。掘り棒による焼き畑耕作と家畜の飼育、狩猟採集に従事。パプア諸族。Papuan
- パプア‐ニューギニア【Papua New Guinea】
- 南太平洋、ニューギニア島東半部と周辺の六百余の島々からなるイギリス連邦加盟の主憲君主国。首都ポートモレスビー。1975年オーストラリアから独立。コプラ・コーヒーなどが主産物。ブーゲンビル島では鉱物資源も開発されている。面積46.3万km2。人口391.8万(1993)。
- パフィオペディルム【Paphiopedilum(ラテン)】
- 洋ランの一種。葉は革質で剣状。冬期に、花柄をのばし、特異な形の花をつける。花色は白・黄・桃・茶・緑。パフィオ。インド・東南アジア原産。
- バフィン‐とう【バフィン島】
- (Baffin Island)カナダ北部、ノースウェスト‐テリトリーズ東部の島。面積47.6万km2、世界第5位、同国最大の島。
- バブーフ【François-Noël Babeuf】
- (1760-97)フランス革命期の革命家・思想家。私有財産を否定、武装蜂起(ほうき)による革命的独裁権力樹立を唱え、1796年政府転覆を企てたが発覚、翌年処刑。
- パフェ【parfait(フランス)】
- デザートの一つ。イチゴ・バナナ・ミカンなどを器に盛り、ホイップクリーム・チョコレート・アイスクリームを添える。
- バフェッティング【buffeting】
- 突風や乱流の中にある物体が、衝撃波やうしろに生じる渦のために受ける不規則振動。飛行機では尾翼に起こる。
- パフォーマンス【performance】
- ①機械などの性能。
- ②自分に期待された役割を実行し、所属する集団の目標達成を促進すること。
- ③現代芸術の表現形式の一つ。身体的行為をそのまま芸術表現とするもの。
- ④肉体を使った自己主張。
- ⑤音楽・演劇・舞踏などの公演の総称。
- *はぶ・く【省く】(五他)
- ①不要なものとして取りのける。減らす。cut down〈用例〉無駄を〜。
- ②必要がないとして言わないでおく。省略する。omit〈用例〉説明を〜。
- ③余計なものを除いて、簡単にする。節約する。reduce; save〈用例〉手間を〜。
- はぶ‐げんせき【▽土▽生玄▼碩】
- (1768-1854)江戸末期の眼科医。安芸(あき)吉田(よしだ)生まれ。将軍家侍医。シーボルトに師事し、白内障手術法を学ぶ。シーボルト事件に連座(れんざ)、50日の刑を受けた。
- は‐ぶし【歯節】
- ①歯のつけね。はぐき。
- ②→歯。
- パプスト【Georg Wilhelm Pabst】
- (1885-1967)ドイツの映画監督。オーストリア生まれ。作品『三文オペラ』『審判』など。
- ハプスブルク‐け【ハプスブルク家】
- 神聖ローマ帝国およびオーストリア帝国の王家。1273年ルドルフ1世が初めて神聖ローマ皇帝となり、1483年以降ほぼ一貫して帝位を占めた。16世紀にカール5世がスペイン王も兼ね最盛。1806年神聖ローマ帝国消滅以降はオーストリア皇帝となったが、1918年第1次大戦後の革命でカール1世が退位、没落。House of Habsburg
- パフ‐スリーブ【puff sleeve】
- 袖型(そでがた)の一つ。ギャザーやタックでふっくらとふくらませた袖の総称。若々しくかわいらしさが表現できる。
- はぶ‐そう【波布草】
- マメ科の一年草。高さ約1m。葉は羽状複葉。夏に黄色五弁花を開く。薬用として栽培。葉や種子を茶の代用にして、健胃・整腸薬。中国原産。senna
- は‐ぶたえ【羽二重】
- 絹織物の一種。たて・よこに良質の撚(よ)りのない生糸を用いて平織りにし、精練した純白のもの。きめがこまかく、つやがあり、柔らかい。多くは、礼服用。〈数え方〉1疋(ぴき)。
- バフタラン【Bakhtárán】
- イラン西部、ケルマンシャーハン州の州都。イスラム教徒のクルド族の中心地。人口56.1万(1986)。旧称ケルマンシャー。
- はぶ‐ちゃ【波布茶】
- ハブソウやエビスグサの種子を乾燥して炒(い)った薬用茶。便通をよくし、健胃・利尿の作用がある。
- バフチン【Mikhayl Mikhaylovich Bakhtin】
- (1895-1975)ソ連の文芸学者。ロシア‐フォルマリズムの理論を発展させた。著書『ドストエフスキー論‐創作方法の諸問題』『フランソワ=ラブレーの作品と中世‐ルネサンスの民衆文化』。
- はふ‐づくり【破風造(り)】
- 棟(むね)を山形に作り、その両端に破風を設けた屋根の造り。
- バプテスト‐きょうかい【バプテスト教会】
- プロテスタント最大教派の一つ。1608年イギリスのジョン=スミスが組織。幼児洗礼を認めず、成人の自覚的信仰告白に基づく浸礼を重視。浸礼教会。Baptist Church
- バプテスマ【baptisma(ギリシア)】
- 《浸すことの意》洗礼の原語。baptism
- ハフナーこうきょうきょく【ハフナー交響曲】
- 《原題Haffner-Symphonie(ドイツ)》モーツァルトの交響曲第35番、ニ長調、K385。1783年ウィーン初演。
- ハフニウム【hafnium】
- 金属元素。元素記号Hf原子番号72。原子量178。比重13.3。灰色で性質はジルコニウムに似る。
- ハプニング【happening】
- ①偶発的な事件。思いがけない出来事。
- ②新しい芸術運動の一つ。作家の制作行為自体を表現とみなし、目の前にイベントを発生させ、それを鑑賞者に直接体験させる一種の実演。1959年、詩人アラン=カプローがニューヨークで始めた。
- バフ‐ばん【バフ盤】
- つや出し加工をする工作機械。細かい研摩材を付けた車を回転し工作物の表面に押しつける。buffing machine
- はぶ‐みなと【波浮港】
- 東京都伊豆(いず)諸島、大島南端の漁港。三原(みはら)山の火口の一部が波に浸食され小湾を形成した地形。
- は‐ブラシ【歯ブラシ】
- 歯の汚れを除くのに用いる小形ブラシ。ブラシ部分はプラスチック製が多いが、イノシシ・ブタの毛のものもある。toothbrush
- ハブランサス【Habranthus(ラテン)】
- ヒガンバナ科の春植え球根草。葉は細い線形。花は赤色系統で初夏に咲く。鉢植え・花壇植え用。南アメリカ原産。
- はふり【▽祝】
- ①神に奉仕する職。狭義には、禰宜(ねぎ)の下で神事にたずさわる役。
- ②古代からの神職の呼称。諏訪(すわ)・鹿島(かしま)・大三島(おおみしま)などの古社で、神社に縁深い者が任ぜられた。
- は‐ぶり【羽振り】
- ①羽ばたき。flap
- ②羽のようす。plumage
- ③社会的な地位・勢力・人望。influence〈用例〉〜が悪い。
- 羽振りが好い(はぶりがいい)
- 世間でその地位が認められ、威勢が盛んである。大きな顔をして世間を渡る。事業などに成功して、調子がいい。商売がうまくいっている。羽振りが利(き)く。influential〈類似〉幅が利く。
- 羽振りを利かせる(はぶりをきかせる)
- 地位・勢力などを利用して、思うように振る舞う。have great influence over
- パプリカ【paprika】
- 香辛料の一つ。ナス科のパプリカのさやを乾燥させて碾(ひ)き、パウダー状にする。あざやかな朱色。甘唐辛子。
- パブリシティー【publicity】
- 《もとは宣伝手段の意》
- ①大衆に広く知らせること。
- ②政府・企業・団体や個人が自己宣伝の情報を報道機関に提供し、記事や写真にさせる広報活動。
- パブリック【public】(形動)
- 公共的。公衆の。〈対義〉プライベート。
- パブリック‐スクール【public school】
- ①イギリスの全寮制私立中等学校。上流階級の子弟を対象に大学進学のための教育を行う。
- ②アメリカの公立学校。
- はふ・る【▽放る】
- =はぶる。
- [一](五他)→ほうる(放る)。
- 〈古語〉
- [二](四他)追放する。〈用例〉王(おほきみ)を島に〜・らば(古事記・下)。
- 〈古語〉
- [三](下二他)
- ①さすらう。さまよう。流浪する。〈用例〉いかなるさまに〜・れ給はむとすらん(源氏・玉鬘)。
- ②落ちぶれる。〈用例〉かくものはかなき目も見つべかりける身の、さは〜・れずなりにけるにこそ(源氏・東屋)。
- はふ・る【▼溢る】(四自・下二自)
- 〈古語〉
- 水が満ちあふれる。〈用例〉射水川雪消(げ)〜・りて行(ゆ)く水の(万葉・18・4116)。
- はぶ・る【▽葬る】
- 〈古語〉
- =はふる。(四他)
- ①埋葬する。ほうむる。〈用例〉百済(くだら)の原ゆ神葬(かむはぶ)り〜・りいませて(万葉・2・199)。
- ②火葬にする。荼毘(だび)にふす。〈用例〉薪(まき)を積みて〜・りて(古今著聞集・2)。
- バブル‐げんしょう【バブル現象】
- 《「バブル」はbubbleで、泡の意》泡沫(ほうまつ)現象。実質的な条件のともなわない予想に基づく行動から生じる現象。とくに、投機行為などが原因で起きる好景気や異常な相場。
- パブロフ【Ivan Petrovich Pavlov】
- (1849-1936)ロシアの生理学者。消化生理に関する研究を行い、生理学・心理学に新分野を開拓。さらに犬を使って条件反射を研究。1904年ノーベル生理学医学賞受賞。
- パブロワ【Anna Pavlova】
- (1882-1931)ロシアのバレリーナ。『白鳥の湖』『瀕死(ひんし)の白鳥』などに名演技をみせた。
- ば‐ふん【馬▼糞】
- 馬のくそ。まぐそ。horse dung
- ばふん‐うに【馬▼糞▽海▽胆】
- 浅海の岩礫(がんれき)底にすむオオバフンウニ科のウニ。殻径約4cm、殻高約2cm。通常、暗緑色で、とげは細く短い。食用。北海道南部以南の日本各地に分布。
- ばふん‐し【馬▼糞紙】
- ボール紙の一種で、裏打ち・紙箱などに使う下等な紙。わらなどを原料とした黄板紙。
- は‐へい【派兵】(名・サ変自)
- 軍隊を派遣すること。dispatch of troops〈用例〉海外〜。
- パベーゼ【Cesare Pavese】
- (1908-50)イタリアの詩人・小説家。ビットリーニと並びネオレアリズモの立役者。アメリカ文学の導入にもつとめた。詩集『働き疲れて』、小説『月とかがり火』など。
- パペエテ【Papeete】
- 太平洋南東部、タヒチ島の港湾都市。フランス領ポリネシアの首都。経済・政治・文化の中心地。人口7.9万(1988)。
- はべ・り【▽侍り】
- 〈古語〉
- [一](ラ変自)
- ①神・天皇・貴人のおそばに控えている。伺候する。〈用例〉うしろざまに、「誰々(たれたれ)か〜・る」と問ふこそをかしけれ(枕・殿上の名対面こそ)。
- ②「あり」「居(を)り」の謙譲語。いさせていただく。お付き申し上げる。〈用例〉もの恐ろしき夜のさまなめるを、宿直人(とのゐびと)にて〜・らむ(源氏・若紫)。
- ③「あり」「居り」の丁寧語。あります。ございます。〈用例〉なにがし寺といふ所に、かしこき行ひ人〜・る(源氏・若紫)。
- [二](補動ラ変)
- ①会話などで、話し手が自分の動作をへりくだって言う。…ております。〈用例〉今までとまり〜・るがいと憂(う)きと(源氏・桐壺)。
- ②地の文で、聞き手に対し慎み深い気持ちを丁寧に表現する。…でございます。〈用例〉五月五日賀茂の競べ馬を見〜・りしに(徒然・41)。
- はべ・る【▽侍る】(五自)
- 〈文語的〉
- 貴人のそばにいる。ある席にかしこまっている。attend; wait on〈参照〉侍り。〈用例〉宴席に〜。
- バベル‐の‐とう【バベルの塔】
- ①旧約聖書『創世記』に記されている高塔。世界のことばがまだ一つだったころ、人々は天に達する高塔を建てようとしたが、ヤハウェはその思いあがりを憎み、ことばを混乱させて建造を中止させたという。バビロンの塔。the Tower of Babel
- ②実現できそうもない空想的な計画。
- は‐へん【歯偏】
- 漢字を組み立てている部分の名。「齢」「齟」などの左にある「歯」「齒」。
- は‐へん【破片】
- こわれたかけら。fragment〈用例〉ガラスの〜が飛び散る。
- は‐ぼう【破帽】
- 破れた帽子。〈用例〉弊衣(へいい)〜。
- は‐ぼうき【羽▼箒】
- 香道具の一つ。香炉の灰を、灰押さえで整えたあと、香炉の内側と、縁をはらい清めるために用いる。
- は‐ぼく【破墨】
- 水墨山水画の技法の一つ。淡墨を主にして素地の白さを生かし、あるいは淡墨に濃墨を加えたりして、山や樹石を描く。中国で8世紀中ごろに成立。日本には室町時代に伝わる。
- は‐ぼたん【葉▼牡丹】
- アブラナ科の二年草。キャベツを改良し観賞用に栽培。径10〜30cmの球状葉をもち、降霜期から中心葉が赤・白・黄・紫などに変化。多肉の葉が美しい。ヨーロッパ原産。ボタンナ。カンラン。タマナ。
- はぼまい‐しょとう【▽歯舞諸島】
- 北海道東部、根室半島の北東方沖合いに散在する小島群。カニ・コンブなどの宝庫。〈参照〉北方領土問題。
- はぼろ【羽▼幌】
- 〈町〉北海道北西部、日本海に臨む町。炭鉱の閉山、漁業の不振などで過疎化が進む。人口1万0383(1994)。
- ハボローネ【Gaborone】
- アフリカ南部、ボツワナ共和国南東部にある同国の首都。人口13.3万(1991)。ガボローネ。
- は‐ほん【端本】
- 一そろいの全集・叢書(そうしょ)などで完全にそろわないもの。また、わずかの巻数しかない書物。零本(れいほん)。〈対義〉完本・丸本。
- はま【浜】
- [一]
- ①海・湖の水ぎわに沿った平地。浜辺。beach; shore〈対義〉沖(おき)。〈用例〉〜で遊ぶ。
- ②→河岸(カシ)。riverbank
- ③囲んで取った相手の碁石。あげ石。あげはま。
- [二]《俗語》「→横浜」の略。〈用例〉〜っ子。
- 浜の真砂(はまのまさご)
- 無数・無限であることのたとえ。
- ハマ【Hamàh】
- シリア西部、オロンティース川中流左岸の商業都市。農産物の集散地。聖書時代からの古都で、中世の灌漑(かんがい)用の大水車が有名。人口22.9万(1993)。
- はま‐あざみ【浜▼薊】
- キク科の多年草。暖地海岸の砂地にはえる。根元から茎を分枝し、高さ30〜40cm。葉は肉質で光沢があり、縁には刺(とげ)が多い。7〜9月、分枝した茎の先端に紅紫色の頭花を数個つける。ハマゴボウ。
- ハマーショルド【Dag Hjalmar Agne Carl Hammarskjöld】
- (1905-61)スウェーデンの経済学者・政治家。1953年第2代国連事務総長に就任し、スエズ動乱の休戦などで活躍。コンゴ問題解決のため奔走中、飛行機事故のため61年アフリカで墜死。同年ノーベル平和賞受賞。ハマルシェルド。
- ハマースタイン【〈2世〉Oscar Hammerstein II】
- (1895-1960)アメリカのミュージカル台本作者・作詞家。『オクラホマ!』『南太平洋』『王様と私』など。
- ハマースリー‐さんち【ハマースリー山地】
- (Hamersley Range)オーストラリア西部、ウェスタンオーストラリア州北西部からギブソン砂漠に連なる山地。最高峰ブルース山は標高1235m。
- はま‐うつぼ【浜▼靫・浜▽空穂】
- ハマウツボ科の一年草。海岸にはえ、カワラヨモギ類に寄生する。高さ10〜35cm。全体は黄褐色で鱗片(りんぺん)葉をもつ。5〜7月に、淡紫色の小花が咲く。
- はま‐うど【浜▽独▽活】
- セリ科の多年草。海岸にはえる。高さ1〜1.5m。4〜6月、白色の小花を開く。シシウドの近縁種。アシタバに似る。
- はま‐えんどう【浜▼豌豆】
- マメ科の多年草。海岸の砂地にはえる。茎は横にのび、偶数羽状複葉をつけ、先端は巻きひげ。5月ごろ、紅紫色の大きな蝶形(ちょうけい)花をつける。
- はまおか【浜▼岡】
- 〈町〉静岡県南西部、遠州灘(えんしゅうなだ)に臨む町。砂丘地帯で、イチゴなどの園芸農業がさかん。原子力発電所がある。人口2万2789(1994)。
- はま‐おぎ【浜▼荻】
- ①浜辺に生える→オギ。
- ②→アシまたはヨシ。〈用例〉難波(なにわ)の葦(あし)は伊勢(いせ)の〜。
- はま‐おり【浜降り】
- 祭礼の前に海辺で身を清める禊(みそぎ)。また、神輿(みこし)が海浜に渡御(とぎょ)する祭り。浜降り祭り。浜出(はまいで)神事。
- はま‐かぜ【浜風】
- 浜に吹く風。浜から吹く風。潮風。浦風。sea breeze
- は‐まき【葉巻】
- 《「葉巻タバコ」の略》タバコの葉をそのまま巻いて作ったタバコ。ハバナ葉のものが著名。細巻きのものをシガリロという。シガー。cigar〈数え方〉1本・1箱。
- はまき‐が【葉巻▼蛾】
- ハマキガ科のガの総称。成虫は開張2〜5cm。幼虫は木の葉を巻いて中にすみ、農業・園芸上の害虫も多い。日本産は約100種。leaf roller moth
- はま‐ぎく【浜菊】
- キク科の多年草。高さ約1m。茎の下部は低木状。葉は肉質でへら形。上部に鋸歯(きょし)があり密生。秋、径約6cmの白色の頭花を1個つける。関東から東北地方の太平洋側の海岸にはえる。
- はまきた【浜北】
- 〈市〉静岡県西部の市。輸送機械関連工業がさかん。植木・苗木の産地。桜の名所岩水(がんすい)寺がある。人口8万3022(1994)。
- はまき‐むし【葉巻虫】
- 食草の葉を巻いてその中にひそんでいる、ハマキガ科に属するガの幼虫の総称。leaf roller
- はま‐くさぎ【浜臭木】
- クマツヅラ科の落葉小高木。本州以西の海岸にはえる。高さ2〜10m。葉は広卵形、鋸歯(きょし)があり先端はとがる。強い臭気がある。6月、枝先に淡黄色の唇形花が多数咲く。
- はまぐち‐おさち【浜口雄幸】
- (1870-1931)政治家。高知県生まれ。東大卒。昭和4年(1929)立憲民政党総裁として組閣、緊縮財政・金解禁を断行。ロンドン海軍軍縮条約の調印が統帥(とうすい)権干犯(かんぱん)として軍部・右翼の反発をかい、右翼に狙撃されて重傷を負い、翌年死亡。
- はまぐち‐ようぞう【浜口陽▽三】
- (1909-2000)版画家。和歌山県生まれ。東京美術学校中退。国際画壇で活躍。メゾティントによる銅版画で知られる。作品『桜桃』『一九と一つの桜桃』など。
- はま‐ぐり【▼蛤・▽文▼蛤・▼蚌】
- 《「浜栗(はまぐり)」の意》マルスダレガイ科のニマイガイ。内湾の砂泥底にすむ。殻長約8.5cm。光沢のある黄褐色の殻に褐色・紫色の斑紋(はんもん)。肉は食用。殻は胡粉(ごふん)・碁石などの材料。北海道南部以南の日本各地、朝鮮半島などに分布。clam〈数え方〉1個・1籠(かご)。
- はまぐりごもん‐の‐へん【▼蛤御門の変】
- 元治(げんじ)元年(1864)長州(ちょうしゅう)藩兵と幕府軍が衝突した事件。尊王(そんのう)攘夷派の勢力回復を期して上洛した長州勢は、会津(あいづ)・薩摩(さつま)両藩の兵と京都御所西側の蛤御門付近に戦って敗北した。禁門の変。
- はまぐり‐なべ【▼蛤▼鍋】
- ハマグリのむき身と、豆腐・ネギなどをみそで煮ながら食べるなべ料理。浜なべ。
- バマコ【Bamako】
- 西アフリカ、マリ共和国の首都。同国南西部、ニジェール川左岸に位置し、商業の中心地。人口74.6万(1992)。
- はま‐ごう【▼蔓▼荊】
- クマツヅラ科の落葉低木。海岸の砂地に群生し、高さ20〜60cm。葉は長楕円(だえん)形で対生。夏に、紫色の花が円錐(えんすい)状に咲く。ハマホウ。
- はまさか【浜坂】
- 〈町〉兵庫県北西端、日本海に臨む町。但馬(たじま)地方の漁業の中心地。伝統の針製造もさかん。山陰海岸国立公園の一部。人口1万2210(1994)。
- はま‐ざくら【浜桜】
- ツツジ科の常緑小低木。高山にはえる。高さ約60cm。茎は地中を走り、地上に高さ10〜15cmの枝を出す。夏に、つぼ状の白い小花が咲く。
- はま‐さじ【浜▼匙】
- イソマツ科の二年草。海浜にはえる。へら状長楕円(だえん)形の根出葉が群生。秋、よく枝分かれした花茎の先に多数の小穂をつける。花冠は深裂し黄色。
- はま‐しぎ【浜▼鷸】
- 干潟(ひがた)や河口に多い小形のシギ科の鳥。全長20cm内外。夏と冬で羽色が異なる。夏は頭と背面は赤褐色地に黒斑(こくはん)があり、白い胸に一大黒斑があるが、冬は背面は灰色で胸の黒斑を欠く。北半球北部で繁殖し、冬は南下。北日本では旅鳥であるが、本州中部以南では冬鳥。Eastern dunlin
- はまじま【浜島】
- 〈町〉三重県、志摩半島南部の町。遠洋漁業の基地。真珠養殖・水産加工業がさかん。志摩観光の要地。人口6752(1994)。
- はま‐すげ【浜▼菅】
- カヤツリグサ科の多年草。砂地にはえる。高さ約30cm。細い地下茎の先に塊茎をつくりふえる。葉は線形で硬い。夏、濃赤褐色の花が咲く。塊茎は薬用。クグ。
- はま‐ぜり【浜▼芹】
- セリ科の二年草。海浜にはえる。高さ約20cm。茎は基部より分かれて斜めに上る。根出葉は羽状複葉。夏、白色の五弁小花を密生。円形の果実は蛇牀子(じゃしょうし)で薬用。ハマニンジン。
- はまだ【浜田】
- 〈市〉島根県西部の市。旧城下町。港湾都市で、山陰有数の漁港がある。水産加工業・木工業がさかん。人口4万7615(1994)。
- ハマダーン【Hamadān】
- イラン中西部、テヘラン西南西280km、標高2000mの高原にある商業都市。古くからの避暑地。人口27.2万(1986)。
- はま‐だい【浜▼鯛】
- 腹側は淡く背側が鮮紅色のフエダイ科の海水魚。尾びれの上下が長く伸びているので別名オナガ。全長1m余。目が大きい。白身で美味。本州中部以南に分布。
- はま‐だいこん【浜大根】
- アブラナ科の一、二年草。高さ約50cm。葉は互生し、羽状に分裂。春、総状花序をつけ、淡紅紫色の十字花を開く。ダイコンの野生化したもので、海岸の砂地にはえる。
- はまだ‐くにまつ【浜田国松】
- (1868-1939)政治家。三重県生まれ。政友会に属し、衆議院議長などを歴任。昭和12年(1937)の軍部を批判した「はらきり問答」で知られる。
- はまだ‐こうさく【浜田耕作】
- (1881-1938)考古学者。号は青陵(せいりょう)。大阪生まれ。京大総長。日本にヨーロッパ風の考古学研究を導入。著書『通論考古学』など。
- はまだ‐しょうじ【浜田▼庄司】
- (1894-1978)陶芸家。川崎市生まれ。本名、象二(しょうじ)。柳宗悦(やなぎむねよし)・河井寛次郎(かわいかんじろう)らと民芸運動を起こす。昭和43年(1968)文化勲章受章。
- はまだ‐ちめい【浜田知明】
- (1917-)版画家。熊本県生まれ。東京美術学校卒。銅版画シリーズ『初年兵哀歌』など。
- はまだ‐ひこぞう【浜田▼彦蔵】
- (1837-97)幕末・明治の通訳・貿易商。播磨(はりま)の人。漂流中アメリカ船に救助され渡米。帰化してジョセフ=ヒコと改名。安政(あんせい)6年(1859)帰国しアメリカ領事館通訳。元治(げんじ)元年(1864)横浜で英字新聞を訳した『海外新聞』を発行。
- はまだ‐ひろすけ【浜田広▽介】
- (1893-1973)児童文学者。山形県生まれ。早大卒。叙情的な幼年童話で有名。作品『黄金(こがね)の稲束』『竜の目の涙』『泣いた赤鬼』『むく鳥の夢』など。
- はまたま【浜玉】
- 〈町〉佐賀県北西部、唐津(からつ)市の東に接する町。ミカンの産地で、虹ノ松原(にじのまつばら)・鏡山の観光で知られる。人口1万0331(1994)。
- はまだ‐やひょうえ【浜田▼弥兵▽衛】
- (?-?)江戸初期の貿易商。長崎代官末次平蔵(すえつぐへいぞう)配下の船長。寛永(かんえい)5年(1628)台湾で日本の貿易を妨害したオランダ総督に武力で対抗、貿易を再開させた。
- はまだら‐か【羽▼斑蚊・▼翅▼斑蚊】
- ハエ目カ科ハマダラカ属の昆虫の一群。体長5mm内外。多くは翅(はね)に暗色斑(はん)。体の後部を斜めに上げてとまる。マラリアを媒介する種もある。世界に約300種、日本には約10種が分布。anopheles