はり‐す【鉤素】
釣り糸の一つ。釣り針に直接結びつけて使う、ナイロンなどの細い糸。
ハリス【Frank Harris】
(1856-1931)アメリカの小説家。アイルランド生まれ。イギリス世紀末の名士たちの私生活を暴露。回想記『わが生と愛』など。
ハリス【Townsend Harris】
(1804-78)アメリカの外交官。安政(あんせい)3年(1856)初代駐日総領事として下田に着任。同5年(1858)日米修好通商条約を調印。翌年公使となる。
パリス【Paris】
ギリシア神話のトロイヤの王子で美青年。ヘラ・アテナ・アフロディテの3女神の美の審判官となり、アフロディテを選んだ代わりにスパルタの王妃ヘレネを得たが、それがトロイヤ戦争の原因となった。この戦いでフィロクテテスの矢にあたって死んだ。
バリスカン‐ぞうざんうんどう【バリスカン造山運動】
古生代後半にヨーロッパ主要部に起こった造山運動。ほぼ同時代の世界各地の造山運動をさすこともある。ヘルシニア造山運動。Variscan orogeny
はり‐すげ【針菅】
カヤツリグサ科の多年草。山地の木の下にはえる。根茎はなく、細い葉と稈(かん)が密にはえる。高さ約25cm。葉は毛状で茎より細く平滑。初夏に開花。茎の頂部に花穂を1つつける。
バリスター【varistor】
《variableとresistorからの造語》電圧‐電流特性が非直線的な抵抗素子(そし)。加える電圧を増加すると抵抗値が急激に減少する。定電圧装置・異常電圧の吸収・接点保護などに使用。
ハリストス‐せいきょうかい【ハリストス正教会】
→東方正教会系教会の日本での呼称。
ハリスバーグ【Harrisburg】
アメリカ北東部、ペンシルベニア州の工業都市。同州の州都。付近に炭田・鉄鉱山がある。人口5.2万(1990)。
はり‐せんぼん【針千本】
フグに近い体表全面に長いとげのあるハリセンボン科の海水魚。全長約40cm。驚くと腹をふくらませ、とげが直立。世界の暖海域に分布。食用にもなる。針河豚(はりふぐ)。近似種にイシガキフグがある。porcupine fish
ばり‐ぞうごん【詈雑言】
ありとあらゆる悪口。また、いろいろにののしること。その悪口。〈用例〉〜を浴びせる。
ハリソン【John Harrison】
(1693-1776)イギリスの時計技師。海上で経度を知るための精密な時計(クロノメーター)の製作に成功する。
ハリソン【Ross Granville Harrison】
(1870-1959)アメリカの動物学者。組織培養法の創始者。移植実験など実験発生学にも貢献。
パリ‐だいがく【パリ大学】
(l'Université de Paris(フランス))フランスで最古・最高の権威をもつ国立総合大学。12世紀ごろの創設でヨーロッパの大学の原型となった。文・理学部は、通称ソルボンヌ大学。1968年、13の新制大学に再編された。
はり‐たお・す【張(り)倒す・撲(り)倒す】(五他)
なぐって倒す。knock down
パリ‐ダカール【Paris-Dakar】
パリからアフリカ西海岸のダカールまで、サハラ砂漠を越え一万数千キロメートルを走破する、もっとも過酷な自動車レース。二輪車から大型トラックまで多種の車が参加する。1995年は出発地をグラナダに変更。
はり‐だし【張(り)出し】
①《「貼り出し」とも》→はり紙。poster
②建築で、壁より外へ突き出た部分。jut〈用例〉〜窓。
③相撲で、番付の枠を突き出した部分に書き出された力士。同地位であっても次位とされ、現在では原則として、役力士がそれぞれ2人以上になる場合に設けられる。〈用例〉〜横綱
はり‐だ・す【張(り)出す】(五自他)
①(自)
(ア)外へ出っぱる。project〈用例〉木の枝が〜。
(イ)広がる。spread out〈用例〉高気圧が〜。
②(他)
(ア)張って外に出す。stretch out
(イ)《「貼り出す」とも》注意・意見などを書いた、紙きれや札(ふだ)をみんなに見えるように掲げる。put up〈用例〉合格者氏名を〜。
バリタ‐すい【バリタ水】
水酸化バリウムの水溶液。アルカリの標準溶液として二酸化炭素の検出・定量に使用。重土水(じゅうどすい)。baryta water
はり‐ちょうせき【璃長石】
火山岩中に産出するガラス質の長石。sanidinite
はり‐つ・く【張(り)付く・貼(り)付く】(五自)
ぴったりとくっついた状態になる。cling〈用例〉窓ガラスに葉っぱが〜。
はり‐つけ【磔】
《「張り付け」の意》刑罰の一つ。罪人を柱などにくくりつけて、やりで突き殺したもの。crucifixion
はりつけ‐ポケット【張(り)付けポケット】
衣服の表面に、切り込みを入れず、別につくって縫いつけたポケット。patch pocket
はりつけ‐もざえもん【磔茂左衛門】
(?-1686)江戸前期の義民。上野(こうずけ)の人。沼田藩主真田(さなだ)氏の暴政を将軍に直訴(じきそ)。真田氏は領地没収、茂左衛門は磔(はりつけ)の刑に処された。
はり‐つ・ける【張(り)付ける・貼(り)付ける】(下一他)
物を広げて、のりやピンで他のものにつける。stick〈用例〉予定表を〜。
はりつつみ‐いす【張(り)包み椅子】
おもに座および背もたれ部に詰め物をし、座・背・肱(ひじ)の全部を織物や革などで張り包んだ椅子。
ばりっ‐と(副)
[一](副)板などの固い物がはがれたり割れたりする音・さま。ripping〈用例〉ショーウインドーに〜ひびが入る。
[二](副・サ変自)態度や身なりなどがよく、見栄えのするさま。〈用例〉〜した服装。
ぱりっ‐と
[一](副)固くなった薄い物が勢いよく破れたり、はがれたりする音・さま。〈用例〉シールを〜はがす。
[二](副・サ変自)衣服などが新しくて見栄えのするさま。crisply〈用例〉〜した身なり。
はり‐つ・める【張(り)詰める】(下一自)
①十分に張る。いっぱいに詰める。cover all over〈用例〉一面に〜・めた氷。
②緊張する。strain〈用例〉〜・めた心。
はり‐て【張(り)手・撲(り)手】
相撲で、相手の顔面を平手で横ざまに打つこと。
パリティ【parity】
①量や質などが等しいこと。等質。等価。
②数学で、0と1の組み合わせの数列のなかで、「1」の数が偶数個か奇数個かを表す語。偶数個のときパリティは0、奇数個のときパリティは1という。
③量子力学系の波動関数において、空間座標を反転すると、もとと同じになるか、符号を変えるかのいずれかになる性質。不変なときパリティは偶または正、変わるときパリティは奇または負という。偶奇性。
パリティ‐けいさん【パリティ計算】
2つ以上の要素について、ある時点での比率などの相関関係を、基準となる時点でのそれに等しくたもつ計算法。parity account
パリティ‐しすう【パリティ指数】
農業パリティ指数。農業生産に要した経費や購入消費財の物価の上昇率。parity index
パリティ‐チェック【parity check】
2進数データの転送のさいの誤りの検査方式。転送データに余分の1ビットを付加し、受信のときその奇偶をチェックして誤りを検出。奇偶検査。
パリ‐てんもんだい【パリ天文台】
(l'Observatoire de Paris(フランス))フランスの総合天文台。1667年創設。
バリ‐とう【バリ島】
(Bali)インドネシア南部、小スンダ列島西端の火山島。面積5600km2。15世紀までマジャパヒト王国の一部。独特の文化を残す観光地。人口278.2万(1989)。
バリとう‐みん【バリ島民】
インドネシア、バリ島を中心に居住する民族。言語はバリ語。インドネシアはイスラム文化圏にあるが、この民族は別に独自のヒンズー教と土着宗教の融合した固有の宗教や文化をもつ。Bali
はり‐とば・す【張(り)飛ばす・撲(り)飛ばす】(五他)
なぐって飛ばす。平手で激しくなぐる。
バリトン【Bariton(ドイツ)
①バスとテノールの中間の男声音域。また、その音域の歌手。
②バリトン音域の楽器。バリトンサックスなど。
③18世紀の擦弦楽器の一種。ビオル属。
バリニャーノ【Alessandro Valignano】
(1537-1606)安土(あづち)桃山時代のイタリアのイエズス会修道士。天正(てんしょう)7年(1579)以来3度来日、日本布教の基礎を固めた。遣欧少年使節の実現のほか、教育、キリシタン版の出版などにより日本文化に貢献。著書『日本巡察記』。ワリニヤーノ。
はり‐ぬき【張(り)抜き】
→張り子
はり‐ねずみ【針鼠】
ハリネズミ科の哺乳(ほにゅう)類。体長約30cm。体は濃褐色で針状の毛におおわれる。夜行性で草の根・昆虫・ミミズなどを食べる。ユーラシア・アフリカに分布。hedgehog
パリのアメリカじん【パリのアメリカ人】
《原題An American in Paris》ガーシュウィンが、1928年、パリ旅行の印象をもとに書いた管弦楽曲。
はり‐の‐き【榛の木】
→ハンノキの古名。
はり‐の‐むしろ【針の筵】
まったく気が安まらない場所・境地。be on thorns〈用例〉〜にすわらせられた気分。
はり‐の‐やま【針の山】
仏教で、地獄にあるという、一面に針が出ている山。つらくてじっとしていられない気持ちの形容に用いる。
はり‐ばこ【針箱】
裁縫用具入れ。sewing box
はり‐はり
→はりはり大根」「→はりはり漬け」の略。
ばり‐ばり(副)
①仕事をどしどしかたづけるさま。energetically〈用例〉〜働く。
②のりのきいた衣類などが音を立てるさま。
③紙や板などを引き裂いたり、引きはがしたりする音。ripping
④かたいものをかみ砕く音。crunching
ぱり‐ぱり
[一](副)乾燥した物や歯切れのよい物をかむ音・さま。crunching sound〈用例〉せんべいを〜と食べる。
[二](名・形動)
①勢いのよいこと・さま。はぶりのよいこと・人・さま。leading member〈用例〉若手の〜。
②新しいこと・さま。brand-new〈用例〉〜の洋服。
はりはり‐だいこん【はりはり大根】
→はりはりづけ(はりはり漬け)
はりはり‐づけ【はりはり漬(け)】
《食べるとハリハリと音がすることから》漬物の一種。丸干し・割り干し・切り干しなど、干した大根を刻んで酢としょうゆに漬けたもの。たかのつめや昆布を加えたりする。はりはり大根。
はり‐ばん【張(り)番】(名・サ変自)
見張って番をすること・人。番人。
はり‐ぶき【針蕗】
ウコギ科の落葉低木。深山の針葉樹林の下にはえる。高さ約70cm。全草に鋭いとげが密生。葉は長柄で掌状に分裂。初夏、緑白色の小花が穂状に咲く。果実は赤熟。
はり‐ふだ【張(り)札・貼(り)札】
注意などを書いて掲げた札。notice
はり‐ぼて【張りぼて】
竹などで編んだものに紙を張り重ね、着色して作った造形物。芝居の小道具や祭礼の飾り物などに用いる。張り子。ぼて。papier-mâché
パリ‐ぼんち【パリ盆地】
(Parisien Bassin)フランス北部のセーヌ川流域に広がる盆地。東西400km、南北350km。肥沃(ひよく)な農業地域で工業もさかん。
はりま【播磨】
→はりまのくに(播磨国)
はりま【播磨】
〈町〉兵庫県南部、明石(あかし)・加古川市間の町。播磨工業地域の一角をしめ、紡績・化学工業などがさかん。人口3万2823(1994)。
ハリマかせい【ハリマ化成(株)】
化学工業。塗料用樹脂・製紙用薬品などを製造。昭和22年(1947)設立。大阪本社は大阪市中央区平野町。
はりますい‐しゅじゅつ【鍼麻酔手術】
ある特定のつぼに打った数本の鍼で知覚を一時的に失わせて行う手術。中国で開発。operation by acupuncture
はり‐まぜ【張(り)交ぜ・貼(り)雑ぜ】
いろいろの書画をとりまぜて張ること。また、その張ったもの。〈用例〉四季の色紙(しきし)の〜の屏風(びょうぶ)
はりま‐なだ【播磨灘】
瀬戸内海東部、淡路(あわじ)島・小豆(しょうど)島間の海域。明石(あかし)海峡で大阪湾に、鳴門(なると)海峡で紀伊(きい)水道に結ぶ。沿岸は埋め立てられ、工業地化が著しい。
はりま‐の‐くに【播磨国】
旧国名。現在の兵庫県南西部。山陽道の一国。「延喜式」では大国、12郡。国府は姫路(ひめじ)市城東(じょうとう)町、国分寺は同市国府寺(こうでら)町。明治4年(1871)廃藩置県により兵庫・姫路2県に。のち姫路県は飾磨(しかま)県と改称、同9年(1876)兵庫県に併合。播州(ばんしゅう)。播磨。
はりまのくにふどき【播磨国風土記】
古代播磨の地誌。1巻。和銅(わどう)6年(713)元明(げんめい)天皇の命を受けて播磨国が編集。霊亀(れいき)元年(715)以前の成立。一部分欠。民間伝承を多く記す。播磨風土記。
はりま‐ぶし【播磨節】
江戸初期、上方古浄瑠璃(かみがたこじょうるり)の一派である井上播磨掾(いのうえはりまのじょう)が創始した浄瑠璃節。後世の義太夫節(ぎだゆうぶし)は、この節を取り入れている。
はりま‐へいや【播磨平野】
兵庫県南西部、播磨灘(なだ)沿岸の沖積平野。穀倉地帯で、臨海部は播磨工業地区。姫路(ひめじ)平野・播州(ばんしゅう)平野。
はり‐みせ【張(り)見世・張(り)店】
遊郭で、遊女が格子をめぐらした店先に並んで客を待つこと。また、その店先。
はり‐め【針目】
針で縫った所。縫い目。seam
はり‐めぐら・す【張(り)巡らす】(五他)
回りに全部張る。張り回す。stretch around〈用例〉情報網を〜。
バリモア【Barrymore】
アメリカの俳優一家の家名。ライオネルLionel(1878-1954)、その妹エセルEthel(1879-1959)、弟ジョンJohn(1882-1942)の3人のほか、父モーリスMaurice(1847-1905)、母ジョージアナGeorgiana(1856-93)も俳優で、舞台や映画で活躍。
はり‐もぐら【針竜】
ハリモグラ科の動物。原始的な卵生の哺乳(ほにゅう)類。3亜種あり、体長35〜50cm。体は毛の変化したとげでおおわれる。食虫性。卵は母親の育児嚢(のう)で孵化(ふか)。オーストラリア・タスマニア・ニューギニアに分布。echidna
はりもと‐いさお【張本勲】
(1940-)プロ野球、東映・日拓・日本ハム・巨人・ロッテの元外野(がいや)手。大阪府生まれ。通算打率0.319。通算安打3085。最優秀選手1回。首位打者7回。広角打法で知られた。
はり‐もの【張(り)物】
①布を洗い糊(のり)を付けて、板や伸子(しんし)に張りつけて乾かすこと。また、その布。
②芝居の道具の一つ。木や竹の骨組みに布を張って、岩・樹木などにかたどったり、背景の絵を描いたりしたもの。decor
はり‐もみ【針樅】
マツ科の常緑針葉高木。高さ10〜30m。葉は針状で硬い。6月に開花。球果は卵形。建材・パルプ材。福島県以南に分布。庭木として栽培。バラモミ。
バリモント【Konstantin Dmitriyevich Balmont】
(1867-1942)ロシア初期象徴派の詩人。詩集『北方の空の下で』『太陽のごとくなろう』など。
ハリャーナ【Haryana】
インド北西部の州。州都チャンディーガル。ヒンズー教徒が多い。灌漑(かんがい)農業による綿花・サトウキビ・トウモロコシなどの栽培がさかん。人口1646.4万(1991)。
バリャドリード【Valladolid】
スペイン北部の商工業都市。15〜16世紀カスティリア王国の首都。人口32.8万(1991)。
はり‐やま【針山】
→はりさし(針刺し)
バリュー【value】
→価値→数値。〈用例〉ニュース〜。
②濃い・薄いの色あい。
バリュー‐アナリシス【value analysis】
→価値分析
バリュー‐エンジニアリング【value engineering】
価値工学。VE。
①商品の製造コストを最低限におさえるための技術や方法。
→かちぶんせき(価値分析)
はり‐よ【針魚】
トゲウオ科の淡水魚。全長5cm。湧水(ゆうすい)の出る小川にすむ。背びれに3本の刺(とげ)がある。鱗(うろこ)はなく、皮膚は滑らか。イトヨに似るが、体側の鱗板は2〜7枚しかない。雄は川底に産卵用の巣をつくる。岐阜・滋賀・三重3県の一部にだけ分布。
ば‐りょう【馬糧】
馬の飼料。〈用例〉〜倉庫。
はりょく‐はつでん【波力発電】
海の波のエネルギーを利用する発電。波の上下運動によってブイを上下させ、発電機を回転させる。wave power generation〈比較〉潮汐(ちょうせき)発電。
はり‐わた・す【張(り)渡す】(五他)
一方から他方に引いて渡す。stretch a rope〈用例〉綱を〜。
は‐りん【破倫】
人の守るべき道に背くこと。道徳に反すること。
バリン【valine】
必須(ひっす)アミノ酸の一つ。型は大部分のたんぱく質、とくに植物性たんぱく質に多量に含まれる。
ハリントン【James Harrington】
(1611-77)イギリスのユートピア思想家。財政均衡の上に共和制の諸制度を構想し、のちに北米諸州の憲法やヨーロッパの社会主義者に影響を与えた。主著『オシアナ共和国』。
パリントン【Vernon Louis Parrington】
(1871-1929)アメリカの批評家・歴史家。文学の社会的・経済的要素を重視した。著書『アメリカ思想の主流』など。
*はる【春】
①四季の一つ。暖かくなり、草や木が芽吹き、花が咲く季節。北半球では、3・4・5月、南半球では、9・10・11月。天文学では、春分から夏至(げし)まで。二十四節気では立春から立夏まで。陰暦の1・2・3月。spring〈用例〉〜の風。
→新春→正月。New Year
③人生・運命の盛りのとき。prime; springtime〈用例〉人生の〜。わが世の〜。
→青春期。puberty
→色情。〈用例〉〜をひさぐ。
春立つ(はるたつ)
春になる。春がくる。
春の目覚め(はるのめざめ)
青春期になって、性欲を感ずる情態になること。春機発動。puberty
春を売る(はるをうる)
売春する。sell her chastity
春を鬻ぐ(はるをひさぐ)
→春を売る」と同意。
ハル【Hull】
イギリス東部、ハンバー川河口の港湾都市。漁業根拠地で、植物性油脂の製造でも知られる。人口25.4万(1991)。正称キングストン‐アポン‐ハル。
ハル【Clark Leonard Hull】
(1884-1952)アメリカの心理学者。イェール大教授。新行動主義を代表する一人。種々の理論的構成概念を導入し、論理的に厳密な心理学の体系をつくる。著書『行動の基本』など。
ハル【Cordell Hull】
(1871-1955)アメリカの政治家。フランクリン=ルーズベルト政権の国務長官として善隣外交や日米開戦前の対日交渉で活躍。また国際連合設立のため尽力。1945年ノーベル平和賞受賞。
*は・る【張る】(五自他)
①(自)
(ア)広がり伸びる。spread〈用例〉根が〜。
(イ)ふくれる。inflate〈用例〉腹が〜。
(ウ)芽が出る。sprout〈用例〉木の芽が〜。
(エ)一面におおう。form〈用例〉氷が〜。
(オ)筋肉がこる。growstiff〈用例〉肩が〜。
(カ)ひきしまる。tense〈用例〉気が〜。
(キ)高額になる。かさむ。be dear〈用例〉値が〜。
②(他)
(ア)延べ広げる。spread〈用例〉テントを〜。
(イ)つき出す。stretch〈用例〉ひじを〜。胸を〜。
(ウ)《「貼る」とも》布などを平たいものにつけて、しわを伸ばす。spread〈用例〉のりづけして〜。
(エ)一面に満たす。fill〈用例〉おけに水を〜。
(オ)催す。行う。hold〈用例〉宴を〜。
(カ)さかんにする。増やす。extend〈用例〉勢力を〜。
(キ)押し通す。persist〈用例〉強情を〜。
(ク)奮い起こす。strain〈用例〉気を〜。
(ケ)見張る。keep watch〈用例〉入り口で〜。
(コ)勝負事に金銭などをかける。stake〈用例〉1000円〜。
(サ)張り抜きにつくる。make of papiermàché〈用例〉木型に〜。
(シ)平たく打ちつける。cover〈用例〉板を〜。
(ス)はりあう。対抗する。compete〈用例〉向こうを〜。論陣を〜。
(セ)しっかり保つ。hold〈用例〉横綱を〜。
(ソ)《「貼る」とも》のりで他の物につける。stick〈用例〉紙を〜。
(タ)《「撲る」とも》手で打つ。なぐる。slap〈用例〉ほおを〜。
(チ)《俗語》女を得ようと争う。〈用例〉1人の女を〜。
は・る【晴る】(下二自)
〈古語〉
→はれる(晴れる)
は・る【腫る】(下二自)
〈古語〉
→はれる(腫れる)
バル【BAL】
《British Anti-Lewisiteの略》重金属の解毒(げどく)剤として用いる→ジメルカプロールの別称。
ば・る【張る】(接尾)
《名詞に付いて動詞をつくる。五段型》
①きわだった状態になることを表す。〈用例〉四角〜。欲〜。
②それを重んずる状態であることを表す。〈用例〉形式〜。
はる‐あき【春秋】
=しゅんじゅう。
①春と秋。
→年月→年齢
はる‐あらし【春嵐】
春の嵐。日本海を低気圧が発達して進むと強い南風が吹き、海山が荒れ、またフェーン現象を起こす。春荒れ。
はる‐あれ【春荒れ】
→春嵐(ハルアラシ)の別称。
はる‐いち【春一】
→はるいちばん(春一番)
はる‐いちばん【春一番】
立春を過ぎて、その年初めて吹く強い南風。冬の季節風が弱まり、気温が上がって春らしくなる。はるいち。
バルール【valeur(フランス)
色価。同じ色相ないし異なる色相間の明度・彩度の関係、あるいは寒・暖の関係。とくに近代以降の絵画における配色の重要な要素。
バルーン【balloon】
→風船→軽気球
バルーン‐スカート【balloon skirt】
ウエストと裾(すそ)にギャザーをとって風船のようにふくらませたスカート。パーティードレスなどに多い。
はるえ【春江】
〈町〉福井県、福井市北隣の町。福井機業の中心地の一つで、絹織物業がさかん。福井空港がある。人口2万1392(1994)。
はる‐おみなえし【春花】
→カノコソウの別名。
はる‐か【遥か】(副・形動)
①時間・へだたりが、遠いさま。far〈用例〉〜な山。〜昔。〜かなた。
②違いの甚だしいさま。段違い。by far〈用例〉〜にすぐれている。
③心理的にいちじるしく隔たっているさま。〈用例〉〜な思いを寄せる。
バルガ【Evgeny Samoylovich Varga】
(1879-1964)ソ連の経済学者。ハンガリー生まれ。世界経済・世界政治の現状分析の開拓者。著書『二○世紀の資本主義』など。
バルガス【Getúlio Dorneles Vargas】
(1883-1954)ブラジルの政治家。1930年に無血革命で政権を掌握、34年正式に大統領となる。「新国家」体制を提唱し、工業化や農業の多角化を進めるが、軍部の支持を失い辞任し自殺。
はる‐がすみ【春霞】
①春のかすみ。
②[枕ことば]《同音を繰り返すことから、また、かすみのようすから》「春日(かすが)・ゐ・たつ」などにかかる。〈用例〉〜春日の里の植子水葱(うゑこなぎ)(なへ)なりといひし枝(え)はさしにけむ(万葉・3・407)。
バルガス‐リョサ【Mario Vargas Llosa】
(1936-)ペルーの小説家。全体小説の信奉者。作品『都会と犬ども』『緑の家』『ラ‐カテドラルでの対話』など。
はる‐かぜ【春風】
春に南または東から吹く暖かい風。spring wind
バルカナイズド‐ファイバー【vulcanized fiber】
原紙を塩化亜鉛溶液にひたして表面を膠(にかわ)状にし、水洗い後乾燥したもの。数枚重ねたものもある。絶縁材・事務用品などに用いる。バルカンファイバー。
はる‐がや【春茅】
イネ科の多年生帰化植物。明治初期に輸入した牧草が野生化したもの。高さ約80cm。香りがある。初夏、小穂を密生する柱状花序をつける。ヨーロッパからシベリアに分布。
バルカロール【barcarolle(フランス)
舟歌。ベネチアのゴンドラ乗りの歌。それに由来する器楽・声楽。一般に遅い速度の8分の6拍子か8分の12拍子。
バルカン【Balkan】
ヨーロッパ南東部、バルカン半島地域の総称。第2次大戦までは、各国の支配権争奪と解放闘争の舞台となり、「ヨーロッパの火薬庫」といわれた。
バルカン‐きょうしょう【バルカン協商】
1934年、ユーゴスラビア・ルーマニア・ギリシア・トルコが共同防衛と共同利益を目的として結んだ政治的機構。ドイツの侵略によって40年に崩壊。Balkan Pact
バルカン‐さんみゃく【バルカン山脈】
(Balkan Mountains) →スターラプラニナ山脈の別称。
バルカン‐せんそう【バルカン戦争】
第1次大戦の導火線となったバルカン諸国間の紛争。
①1912年、ブルガリア・セルビア・モンテネグロ・ギリシア(バルカン同盟)がトルコに宣戦。トルコは2か月で敗北。Balkan War
②1913年、トルコからの獲得領土をめぐる、ブルガリアとセルビア・ギリシア・モンテネグロ・ルーマニア・トルコとの間の戦争。ブルガリアは敗北。Balkan War
バルカン‐はんとう【バルカン半島】
(Balkan Peninsula)ヨーロッパ南部、地中海東部に突き出た三角形状の半島。西はアドリア海・イオニア海、東は黒海・マルマラ海・エーゲ海に囲まれる。ギリシア・アルバニア・ブルガリアのほか旧ユーゴスラビアの大部分、ルーマニアとトルコの一部を含む。
バルカン‐ファイバー
《vulcanized fiberから》→バルカナイズドファイバー
バルカン‐ほう【バルカン砲】
航空機用にアメリカで開発された機関砲。口径20mm、電動式と油圧駆動式があり、回転する6本の銃身から毎分4000発以上の発射が可能。M61。Vulcan gun
バルカン‐もんだい【バルカン問題】
19世紀後半〜20世紀初め、トルコの支配力後退でバルカン諸民族の独立運動が進み、それにヨーロッパ列強の対立が複雑に結合した国際問題。その現れのサラエボ事件は第1次大戦の直接的原因となった。Balkan problem
はる‐ぎ【春着】
①春に着る衣服。春服。spring wear
②新春に着る新調の着物。
③よそゆき。晴れ着。Sunday best
バルキー‐セーター
《和製語。「バルキー」は、かさばった・肉厚の、の意》バルキーヤーンなどを用いて、ふっくらと編んだセーター。
バルキー‐ヤーン【bulky yarn】
繊維の形状を変化させ、かさばり・すきまを増した糸の総称。柔らかで保温・伸縮性に富む。かさ高糸。
バルキシメート【Barquisimeto】
ベネズエラ北西部、ララ州の州都。同国有数の商工業都市で、農畜産物取引の中心地。人口60.3万(1990)。
はる‐きた【春風】
春に吹く北寄りの風。日本海低気圧が北海道沖に抜けると一時的に春寒の北寄りの風が吹き、ときに雪をともなう。
バルキテリウム【baluchitherium(ラテン)
サイ科の化石哺乳(ほにゅう)類。かつて現れた陸生の哺乳類のなかで最大とされる。体長8〜8.5m。漸新世(ぜんしんせい)から中新世にかけて、中央アジア、モンゴルに分布。