- はん‐ぽ【反▼哺】(名・サ変他)
- 《「哺」は、口中の食物、の意》
- ①カラスの子が成長して、親に口移しに食物を食べさせること。
- ②《転じて》親の、養育の恩に報いること。
- 反哺の孝(はんぽのこう)
- 親が育ててくれた恩に報いること。
- はん‐ぼいん【半母音】
- 子音の一種であるが、母音に近い性質をもつ音。調音の仕方が[i][u]に近い。ヤ・ワ行の頭子音など。
- はん‐ぼう【繁忙・煩忙】(名・形動)
- ひどく忙しいこと・さま。多忙。busyness〈用例〉〜期。
- はん‐ぽう【藩法】
- 江戸時代、大名が家臣団の統制、領民支配のために制定・施行(しこう)した法令。藩士の心得、藩政の要綱などを定めた家訓・条目などの基本法と、町方・村方のおきてや諸役所の規則などの施行法とからなる。
- ばん‐ぽう【万邦】
- すべての国。万国。all countries〈用例〉〜無比。
- はん‐ぽん【版本・板本】
- 板木を彫って印刷した書物。木版本。〈対義〉写本。
- はん‐ま【半間】(名・形動)
- ①そろわないこと・さま。はんぱ。odd
- ②気のきかないこと・人・さま。まぬけ。fool; idiot〈用例〉〜なやつ。
- ハンマー【hammer】
- ①釘(くぎ)などの打ち付け用工具。つち。鉄(かな)づち。
- ②ピアノの弦などをたたく小づち。
- ③ハンマー投げ用の、ピアノ線のついた金属球。
- ハンマークラビア【Hammerklavier(ドイツ)】
- [一]《ハンマーを用いたクラビア(鍵盤(けんばん)のある弦楽器)、の意》19世紀初頭におけるピアノの呼称。
- [二]ベートーベン作曲のピアノ‐ソナタ、第29番、変ロ長調、作品106の曲名。1819年作。壮大な構想の作品。
- ハンマー‐なげ【ハンマー投げ】
- 陸上競技、投擲(とうてき)種目の一つ。ハンマー(鉄線つきの金属球。7.260kg以上)をサークル内から投げ、その飛距離を競う。男子のみの種目。hammer throw
- はんまい‐のうか【飯米農家】
- 自家で使う程度の量の米しか作れない小規模農家。
- ばん‐まつり【▼蕃▼茉▼莉】
- ナス科の常緑低木。温室栽培の花木。高さ約50cm。葉は長楕円(だえん)形。色が淡紫青から白に変わる小輪花を多数つける。南アメリカ原産。
- はん‐み【半身】
- ①相撲・剣道などで、相手に向かって、からだを斜めにした構え。
- ②2枚におろした魚肉の片側の半分。片身(かたみ)。
- はん‐みち【半道】
- ①1里の半分。
- ②道のりの半分。halfway
- はん‐みょう【▼斑▽猫】
- 山間の路上などにみられるハンミョウ科のコウチュウ類。体は金緑色・金赤色などで、美しい。体長約2cm。本州・四国・九州に分布。人が歩く前方へ飛ぶので、一名ミチオシエ。
- ばん‐みん【万民】
- すべての臣民。多くの民。all the people〈用例〉一君〜。
- ばんみん‐ほう【万民法】
- 《jus gentium(ラテン)の訳語》古代ローマで、市民権をもたない外人に適用された法。主として取引に関する内容をもつ。〈比較〉市民法。
- ハンムラビ【Hammurabi】
- バビロン第1王朝第6代の王(在位(BC1728-BC1686))。バビロニアを再統一。エラム・アッシリア・シリアを支配。ハンムラビ法典を制定するなど、バビロニア文化の黄金期を築いた。ハムラビ。
- ハンムラビ‐ほうてん【ハンムラビ法典】
- ハンムラビ王が制定した現存最古の成文法典。楔形(くさびがた)文字法の基本。先行諸法典の集大成で刑法・民法・訴訟法282条よりなる。1901年スーサで出土した法典碑は、上部に王が太陽神から法典を授かるところを浮き彫りで表し、下部の表裏に約3000行の楔形文字が刻されている。高さ223cm。ハムラビ法典。Code of Hammurabi
- はんむら‐りょう【半村良】
- (1933-)小説家。本名は清野平太郎。東京生まれ。両国高卒。昭和50年(1975)『雨やどり』で第72回直木賞受賞。作品『産霊山(むすびのやま)秘録』『太陽の世界』など。
- ばん‐め【番目】(助数)
- ①物の順序を示すのに用いられる語。番。the...th〈用例〉3〜の人。
- ②能や歌舞伎(かぶき)を演ずるにあたっての分類を示す語。
- はん‐めい【判明】(名・形動・サ変自)
- はっきりとわかること・さま。はっきりと、明らかであること・さま。become clear〈用例〉事実が〜する。
- ばん‐めし【晩飯】
- 夕食。夕めし。晩ごはん。supper〈対義〉朝めし・昼めし。
- はん‐めん【反面】
- ①反対の面。他面。another side〈比較〉一面。
- ②《副詞的》片がわ。一方。other side〈用例〉律義な〜気が利かない。
- はん‐めん【半面】
- ①顔の半分。half the face〈用例〉〜像。
- ②一方の面。other side〈比較〉一面。〈用例〉〜の真理。
- ばん‐めん【盤面】
- ①碁・将棋などの盤の表面。また、碁石・駒(こま)のならんだようす。その優劣の形勢。
- ②レコードの表面。face of a record
- はんめん‐きょうし【反面教師】
- 《毛沢東のことばから》否定的なことを示すことによって、肯定的なものをいっそう明らかにするのに役立つこと・人。悪い手本。
- はん‐も【繁茂】(名・サ変自)
- 草木などが生いしげること。grow thick
- はん‐もう【反毛】
- ①反毛機械で、糸・織物のくずを繊維状にすること。recarding
- ②毛織物・毛メリヤス・毛糸などの再製羊毛。下級織物の原料。reclaimed wool
- はんもう‐しょう【半盲症】
- 視神経後部から視覚中枢の障害により、視野の片側半分だけが見えなくなる状態。片目だけが見えなくなるものとは異なる。hemianopsia
- はん‐もく【反目】(名・サ変自)
- 仲が悪い状態であること。にらみ合い。対立。opposition; enmity〈用例〉根深い〜。
- ハンモック【hammock】
- 柱や樹木の間につるす寝具。綿・麻・ナイロンなどのひもを編んだ網状のものと、麻布(あさぬの)製のものとがある。つりどこ。
- はん‐もと【版元・板元】
- 出版もと。発行所。publisher
- はん‐もん【反問】(名・サ変自他)
- 問い返すこと。ask back
- はん‐もん【判文】
- 裁判の判決を書いた文。判決文。decision
- はん‐もん【▼斑紋・▼斑文】
- まだら。まだらの模様。speckle
- はん‐もん【煩▼悶】(名・サ変自)
- 悩みもだえること。考え苦しむこと。agony
- はんもんてん【板門店】
- 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の開城地区、北緯38度線の南5kmにある地区。朝鮮戦争の休戦会談開催地。現在も連絡会議・南北会談などを開催。パンムンジョム。
- はん‐や【半夜】
- ①よなか。夜半。
- ②1夜を2分した、その一方。〈用例〉〜交替。
- ばん‐や【番屋】
- ①番人のいる小さい家。番小屋。
- ②江戸時代、番太(ばんた)のいた小屋。
- パンヤ【panha(ポルトガル)・木綿・斑枝花】
- →インドワタノキの別名。カポックと混同されることもあるが、別種。
- はん‐やく【反訳】(名・サ変他)
- ①→翻訳。
- ②翻訳されたものを、もとのことばに戻すこと。
- ③速記文字の記録を、普通の文字に直すこと。
- はん‐やけ【半▽自▽棄】
- なかば捨てばちな気持ちになること。
- はん‐やけ【半焼け】
- ①火事で、なかば焼けること。half-burnt〈対義〉丸焼け。
- ②じゅうぶん焼けていないこと。なま焼け。half-baked
- ばん‐ゆう【万有】
- 万物。万象。all things
- ばん‐ゆう【蛮勇】
- 向こう見ずの勇気。reckless valor〈用例〉〜をふるう。
- ばんゆう‐いんりょく【万有引力】
- 質量をもつ物体の間にはたらく力。ニュートンが発見。universal gravitation
- ばんゆういんりょく‐ていすう【万有引力定数】
- 万有引力の法則に現れる比例定数。2つの単位質量の物体が単位距離を隔てておよぼし合う引力のことで、普遍定数である。値(記号G)は、6.6720×10-11N・m2/kg2となる。gravitational constant
- ばんゆういんりょく‐の‐ほうそく【万有引力の法則】
- 2質点の間にはたらく引力は2質点を結ぶ直線上にあり、大きさは質量の積に比例し、質点間の距離の2乗に反比例するという法則。law of universal gravitation
- ばんゆうせいやく【▼萬有製薬(株)】
- 化学工業。医薬品会社。大正6年(1917)設立。本社は東京都中央区日本橋本町。
- はんユダヤ‐しゅぎ【反ユダヤ主義】
- 近代ヨーロッパに起こったユダヤ人迫害の思想と運動。フランスのドレフュス事件、第2次大戦中のナチズムなど。anti-Semitism
- はん‐よう【▼汎用】(名・サ変他)
- いろいろの方面に広く用いること。general purpose〈用例〉〜品。
- はん‐よう【繁用】
- 用事が多いこと。多用。多事。多忙。busy
- はん‐よう【藩窯】
- 江戸時代、藩直営の陶磁器製造の施設。
- はんよう‐コンピューター【▼汎用コンピューター】
- 事務計算・科学計算を問わず、広範囲の種類の問題解決に適用できる電子計算機。general-purpose computer
- はん‐ようし【反陽子】
- 質量・スピン(量子数)は陽子と同じで、負電荷を帯びる粒子。陽子と1対になって、生成されたり消滅したりする。antiproton
- はん‐ら【半裸】
- はだかに近いこと。半裸体。half-nakedness
- ばん‐らい【万雷】
- 多くのかみなり。また、さかんに鳴りひびく大きな音。deafening peals of thunder〈比較〉急霰(きゅうさん)。〈用例〉〜の拍手。
- ばん‐らい【万▼籟】
- 《「籟」は、ひびきの意》風のために、いろいろの物が鳴る音。
- はん‐らく【反落】(名・サ変自)
- 騰貴し続けていた証券や為替の相場が、一転して下降に向かうこと。reactionary fall〈対義〉反騰(はんとう)。
- はん‐らん【反乱・▼叛乱】
- 政府・支配者にそむいて、内乱を起こすこと。revolt〈用例〉〜軍。
- はん‐らん【▼氾濫・▼汎濫】(名・サ変自)
- ①水があふれること。大水。〈用例〉河川が〜する。
- ②ものがたくさん出回ること。多く好ましくないものにいう。flood〈用例〉同種の本が〜している。
- はんらん‐げん【▼氾濫原】
- 河川の両側の平野のうち、洪水時に河川からあふれる水で冠水する低平地。砂礫(されき)や泥土が堆積(たいせき)する。flood plain
- ばん‐り【万里】
- ①1万里。
- ②非常に遠い距離。thousands of miles〈用例〉懸軍〜。
- 万里一条の鉄(ばんりいちじょうのてつ)
- 《仏教語。『景徳伝灯録』などにあることば。万里のあいだをずっと貫いている1本の鉄、の意から》あらゆる事物は常に変わっていくが、真理は変わることなくいつまでも続いていくこと。また、とぎれたりとだえたりすることなく、物事が続くたとえ。
- ばんり‐どうふう【万里同風】
- 《『漢書』「終軍伝」にあることば》天下太平のたとえ。
- ばんり‐の‐ちょうじょう【万里の長城】
- 中国、戦国時代から明(みん)代までの間に、辺境防御のために築かれた城壁。戦国諸国が匈奴(きょうど)防衛のため築いたのに始まり、秦(しん)の始皇帝が大修築を加えた。南北朝時代、北方民族の侵入の激化により現在の位置まで南に後退。明代に現在の規模となった。東は河北省の山海関から西は甘粛省の嘉峪関(かよくかん)に至る全長約2400km。長城。
- はん‐りゅうし【反粒子】
- ある素粒子と、質量・スピン・電荷などの物理量は等しいが、符号は正反対である素粒子。電子に対する陽電子、陽子に対する反陽子など。antiparticle
- はん‐りょ【伴▼侶】
- 友。連れ。仲間。companion〈用例〉人生の〜。
- ばん‐りょう【盤領】
- 袍(ほう)・水干・狩衣(かりぎぬ)などの、襟ぐりを丸く仕立てたもの。まるえり。〈対義〉方領(ほうりょう)。
- はんりょう‐せん【半両銭】
- 「半両」の文字を刻した中国秦(しん)・漢時代の古銭。円形で方孔を有し、周郭がない。
- ばん‐りょく【万緑】
- 見渡す限り緑色であること。myriad green leaves
- 万緑叢中紅一点(ばんりょくそうちゅう、こういってん)
- 《王安石の作といわれる詩「石榴(ざくろ)を詠(うた)う」の一節。緑の草木の中に、赤い花が1つ目立っている意から》多くの男の中に、女性がひとりいるたとえ。紅一点。
- ばん‐りょく【蛮力】
- むやみにいきりたって出す力。無法な腕力(わんりょく)。
- はん‐りん【半輪】
- ①1輪の半分。半円形。
- ②半月。
- はん‐るい【煩累】
- わずらわしく、うるさいこと・もの。〈用例〉〜を及ぼす。
- はん‐れい【凡例】
- 書物のはじめに、その本の編集方針・使い方などを掲げたもの。例言。ぼんれい。introductory remarks
- はん‐れい【判例】
- 以前の裁判でなされた判決の実例。類似の事例に対する拘束力はきわめて強い。判決例。precedent
- はん‐れい【範例】
- 規範・手本となる例。example
- はん‐れい【▼范▼蠡】
- (?-?)中国、春秋時代の越王勾践(こうせん)の臣。会稽(かいけい)で敗れた勾践を助け、呉王夫差(ふさ)を滅ぼした。のち斉(せい)に行き鴟夷子皮(しいしひ)と称して巨富を築き、陶(とう)でふたたび巨万の富を得、陶朱公(とうしゅこう)と称された。
- ばん‐れい【万霊】
- すべての生き物のたましい。the spirits of every living thing
- はんれい‐がん【▼斑▼糲岩】
- カルシウムを含む斜長石や輝石が主成分の、粗粒で完晶質の塩基性火成岩。玄武岩質マグマがゆっくり冷えてできる深成岩。黒御影(くろみかげ)。gabbro
- ばん‐れいし【▼蕃▼茘枝】
- バンレイシ科の小低木。熱帯地方で栽培される。高さ約5m。葉は長皮針形。花は白または黄を帯びた緑色6弁で、花後に球形の果実を結ぶ。その熟したものは多汁で甘い。熱帯アメリカ原産。soursop
- はんれい‐ほう【判例法】
- 同じような判決がくり返されることによって法的効力をもつようになった規範。英米法では主要な法源であるが、日本は成文主義のため法源とすることに諸論がある。case law
- ばんれき【万暦】
- 中国、明(みん)第14代神宗朝の年号。1573〜1619年。まんれき。
- ばんれき‐てい【万暦帝】
- (1563-1620)中国、明(みん)朝第14代皇帝(在位(1572-1620))。廟号(びょうごう)は神宗。はじめ張居正の補佐を得て内政に努めたが、その死後は奢侈(しゃし)にふけり、また万暦の三大征の軍費調達のため財政が窮乏。党争も激化し、明朝滅亡の原因を醸成した。
- はん‐ろ【販路】
- 品物の売り先。商品のはけ口。outlet〈用例〉〜を開拓する。
- はん‐ろう【煩労】
- 心身をわずらわし、疲れさせること。わずらわしい労力。骨折り。
- バン‐ローン【Hendrik Willem Van Loon】
- (1882-1944)アメリカの著述家。オランダ生まれ。平易な歴史物語で有名。著書『聖書物語』など。ファン=ローン。
- はん‐ろん【反論】(名・サ変自他)
- 反対して、論じること。反駁(はんばく)。refutation
- はん‐ろん【▼汎論】
- 全体にわたって論ずること。そのように論じたもの。通論。general remark
- はんろんり‐しゅぎ【▼汎論理主義】
- 哲学で、世界・自然のすべてをロゴス(理性)の表れとみる形而上(けいじじょう)学的立場。ヘーゲル哲学がその代表。汎理論。panlogism
- はんわこうぎょう【▼阪和興業(株)】
- 商業。商社。鉄鋼・食品など。昭和22年(1947)設立。大阪本社は大阪市中央区伏見町。