ひかり‐センサー【光センサー】
光を検知する装置。実用化されているものに赤外線センサーがあり、温度測定・自動ドアなどに利用されている。optical sensor
ひかり‐ダイオード【光ダイオード】
半導体のpn接合を用いて、光を電流に変換する光学素子(そし)。光の検出や光学式マーク読み取り装置、高速・高感度の光通信などに利用。フォトダイオード。photo-diode
ひかり‐つうしん【光通信】
映像・音声・データなどの電気信号をレーザー光の強弱に変換して伝送する通信。電気信号を光信号に変換する発光ダイオード、光信号を伝送する光ファイバー、伝送された光信号をもとの電気信号にもどす光ダイオードなどで構成される。従来の無線・同軸ケーブル通信より大量の情報伝達が可能。light communication
ひかり‐ディスク【光ディスク】
デジタル化した画像・文字・データなどの情報を、レーザー光線で記録・再生するレコード状の円盤。音楽用のコンパクトディスク、映像用のビデオディスクなど。光磁気ディスク。optical disc
ひかり‐てこ【光梃子】
薄片の厚さや長さの微小変化を測定する装置。三脚台の上に自由回転できる平面鏡を垂直に設置し、1脚のねじの下に試料を挿入したときの平面鏡の傾きを光学的に拡大して測る。optical lever
ぴかり‐と(副)
一瞬強く光るさま。flash〈用例〉〜フラッシュが光る。
ひかり‐トランジスター【光トランジスター】
→フォトトランジスター
ひかり‐ファイバー【光ファイバー】
光の信号を送るための透明度の非常に高いガラス繊維。一端から入射した光を他端に効率よく伝える。1本で多量の情報を遠方へ無中継で送ることができる。optical fiber
ひかり‐へんちょう【光変調】
光を用いた情報伝達において、情報に応じて光の強度やパルスの周期を変化させること。optical modulation
ひかり‐ほうわ【光飽和】
緑色植物の光合成のとき、ある一定の照度をこえると、さらに光が照射されても見かけ上の光合成量が増加しないこと。こう飽和。light saturation
ひかりほうわ‐てん【光飽和点】
植物で、光飽和の限界点のこと。一般に、陰生植物では飽和点は低く、陽生植物では高いとされる。こう飽和点。light saturation point
ひかり‐ぼや【光鞘】
原索動物門の発光プランクトンの一種。群体は約20cmになるが、個虫は3〜8mm。温・熱帯海域に分布。
ひかり‐も【光藻】
黄色植物ヒカリモ科の球状単細胞藻。池などに生育する。1本の鞭毛(べんもう)をもち水中を遊泳するが、鞭毛を失って球形になると水面に浮上して被膜をつくり、光を反射して金色に光る。luminous weed
ひかり‐もの【光り物】
①光る物。とくに、流星・いなずまなど。luminous object
②金銀貨。金属類。metal
③握りずしで、コハダ・サバ・キスなど、魚の皮の光るもの。
*ひか・る【光る】(五自)
①光を放つ。輝く。shine; glitter〈用例〉星が〜。
②才能・人格・容姿などが、とくに一段とすぐれている。めだつ。be eminent〈用例〉〜・った存在。
③見張りがきびしい。〈用例〉親の目が〜。
ひかる‐きみ【光君】
→ひかるげんじ(光源氏)
ひかる‐げんじ【光源氏】
『源氏物語』の主人公。桐壺帝(きりつぼのみかど)の第2皇子で母は桐壺の更衣(こうい)。美貌(びぼう)と才智(さいち)の持ち主で栄華を極めるが、晩年は寂しく出家を思う。光君(ひかるきみ)。源氏の君。
ピカルディー【Picardie】
フランス北西部の旧州名。パリ盆地北部の地域。小麦・サトウダイコンの大農耕地。
ピカレスク‐しょうせつ【ピカレスク小説】
悪漢(悪者)小説。16世紀のスペイン文学におこった、ピカロを主人公とする生涯物語で、ヨーロッパ小説に大きく影響。『ラサリーリョ=デ=トルメスの生涯』がその始まり。picaresque novel
ひかれ‐もの【引かれ者】
縛られて連行されて行く者。刑場へ引かれて行く者。
引かれ者の小唄(ひかれもののこうた)
《引かれ者が、平気を装って歌うことから》負け惜しみの強いたとえ。
ひか・れる【引かれる・曳かれる】(下一自)
①引き寄せられる。be attracted〈用例〉後ろ髪を〜。
②心が寄る。魅せられる。be charmed
ひかわ【斐川】
〈町〉島根県東部、宍道(しんじ)湖西岸の町。散村景観で知られる県の穀倉地帯。人口2万6028(1994)。
ひかわ‐じんじゃ【氷川神社】
埼玉県さいたま市高鼻町にある旧官幣大社。祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)ほか2神。出雲(いずも)大社から勧請(かんじょう)したものと伝えられ、武運長久の神として尊崇された。武蔵国(むさしのくに)一の宮。
ひかわ‐まる【氷川丸】
第2次大戦で残った唯一の外航客船。現在、横浜港に係留、博物館・ホテルになっている。1万1625総トン。
ひ‐がわり【日替(わ)り】
出し物や売る品目が毎日かわること。daily special〈用例〉〜定食。
ひ‐かん【被官・被管】
①律令(りつりょう)制下、上級官庁に直属する下級官庁。
②中世、上級武士の家来・奉公人。
③「→被官百姓(びゃくしょう)」の略。
ひ‐かん【悲観】(名・サ変自他)
〈対義〉楽観。
①好ましくないことを予想して、望みがもてないこと。失望。落胆。disappointment〈用例〉将来を〜する。
②人生について、否定的な暗い見方をすること。厭世(えんせい)。pessimism
ひ‐かん【避寒】(名・サ変自)
一時転地して、冬の寒さをさけること。〈対義〉避暑。
ひ‐がん【彼岸】
①《仏教語》悟りを得た理想の世界。涅槃(ねはん)。〈対義〉此岸(しがん)
②「→彼岸会(え)」の略。〈用例〉暑さ寒さも〜まで。
③達すべき目的地。
ひ‐がん【悲願】
①《仏教語》菩薩(ぼさつ)が慈悲心から起こす誓願。
②必ず実現させたいと、心から念じている願い。悲壮なまで思いつめた願いごと。〈用例〉優勝の〜を達成する。
び‐かん【美感】
①美に対する感覚。aesthetic sense
②美を味わう快感。sense of beauty
び‐かん【美観】
美しいながめ。beautiful sight〈用例〉〜を損なう。
び‐がん【美顔】
①美しい顔。beautiful face
②顔を美しくすること。facial care〈用例〉〜水。
ひがん‐あれ【彼岸荒れ】
彼岸のころに強い風が吹いて荒れること。ふつう、春の彼岸ごろの西風をいうが、南風のこともある。
ひがん‐え【彼岸会】
仏教法会の一つ。春分と秋分の日をはさみ、読経・墓参などを中心に各7日間行われるもの。平安初期から行われ、江戸時代に庶民化した日本独自の仏教行事。ひがん。おひがん。
ひ‐かんざくら【緋寒桜】
バラ科の落葉高木。高さ約7m。2〜3月、葉の出る前に、緋紅(ひこう)色で鐘状の五弁花を下垂する。台湾や中国では自生。暖地の庭木用。カンヒザクラ。
ひがん‐ざくら【彼岸桜】
バラ科の落葉小高木。高さ約5m。本州中部以西に植栽。春に、葉に先立って淡紅色の五弁花が咲く。観賞用。コヒガンザクラ。コザクラ。
びがん‐じゅつ【美顔術】
美容法の一つ。顔にマッサージやパックを施して血液の循環をよくし、栄養を与える。facial treatment
ひかんぜい‐しょうへき【非関税障壁】
関税以外の方法で行われる輸入制限政策。国内産業補助政策、輸入割り当て制度、厳格な輸入規格や検査手続きなど。NTB。non-tariff barrier〈対義〉関税障壁。
ひかん‐てき【悲観的】(形動)
物事を悪いほうに見がちなさま。pessimistic〈対義〉楽観的。〈用例〉世の中を〜に見る。
ひがん‐にし【彼岸西風】
→涅槃西風(ねはんにしかぜ)の別称。
ひがん‐ばな【彼岸花・蒜】
ヒガンバナ科の多年草。高さ約40cm。田のあぜや土手などにはえる。葉は線形。秋に、花茎の頂部に蕊(ずい)の長い赤花が多数咲く。白花のものもある。鱗茎(りんけい)は有毒だが、薬などに利用。マンジュシャゲ。シビトバナ。ユウレイバナ。
ひかん‐びゃくしょう【被官百姓】
戦国・江戸時代の隷属農民。有力地主に身分的・経済的に従属。その土地の付属物として農耕に従事し、すべてに拘束された。名子(なご)
ひがん‐ふぐ【彼岸豚】
マフグ科の海水魚。全長38cm。体全体に皮質の小突起が散在し、背面は褐色で黒斑(こくはん)があり、腹面は白色。内臓に強い毒をもつ。北海道以南に分布。
ひがん‐まいり【彼岸参り】
春秋の彼岸の期間中に、墓参りや寺参りをすること。秋田地方では墓でわらや苧殻(おがら)をたき、精霊(しょうりょう)迎えのことばを唱える。彼岸詣(ひがんもう)で。
ヒキ【匹】4画
部首 匸かくしがまえ 常用
区点 4104・JIS 4924・シフト 9543
[音] ヒツ・ヒキ
[訓] ひき
→ 字形参照

《『常用漢字表』では、訓扱い》
①獣・魚・虫などを数えるのに用いる。〈比較〉頭(とう)。〈用例〉(助数)2〜の猿。
②布2反をまとめて数えるのに用いる語。〈用例〉(助数)絹20〜。
③昔の金銭の単位。銭(ぜに)10文、また、25文。〈用例〉(助数)金100〜。
→ヒツ[匹]
ひき【引き】
[一](名)
①引くこと。引いたもの。pull〈用例〉〜が強い。
②目をかけて力を添えること。ひいき。つて。support〈用例〉社長の〜。
③写真をとるとき、カメラを後ろへ下げる余地。〈用例〉〜がない。
[二](接頭)《動詞に付いて》その意味を強める語。〈用例〉〜返す。
ひき【蟇】
→ヒキガエルの異名。
ひ‐き【悲喜】
悲しみと喜び。joys and sorrows
悲喜交交(ひきこもごも)
悲しみと喜びとを、交互に味わうこと。悲しみと喜びとが同時に湧くこと。また、悲しむ人と喜ぶ人とが混在しているさま。〈用例〉〜至る。
ひ‐ぎ【非議・誹議】(名・サ変他)
論じそしること。
ひ‐ぎ【秘技】
①他人にまねのできない技術。secret technique
②めったなことでは人前に出さない秘密のわざ。secret technique
ひ‐ぎ【秘儀】
秘密に行う儀式。
び‐き【美姫】
美しいひめ・女。美人。beauty
び‐ぎ【美技】
みごとなわざ。すばらしい演技。ファインプレー。fine play
び‐ぎ【美妓】
美しい芸者・舞子。
ひき‐あい【引(き)合い・引合】
①引き合うこと。pull against each other
②例に引くこと。例にした証拠。引証。reference
③《「引合人」の略》参考人。証人。witness
④取り引き。また、その前の照会。deal〈用例〉あちこちから〜がある。
引き合いに出す(ひきあいにだす)
参考資料や証拠などとして、例を挙げる。refer to
ひき‐あ・う【引(き)合う】(五自他)
①(他)互いに引く。pull against each other〈用例〉手を〜。
②(自)
(ア)取り引きする。約束する。make a deal with
(イ)損得がつりあう。割に合う。profitable
ひき‐あけ【引(き)明け】
夜明け。明け方。dawn
ひき‐あげ【引(き)上げ】
引き上げること。raise〈用例〉賃金の〜を要求する。
ひきあげ‐しゃ【引(き)揚げ者】
海外での生活を引き払って故国に帰ってきた人。とくに第2次大戦後に海外から帰ってきた人。repatriate〈用例〉外地からの〜。
ひきあげせん‐だい【引(き)上げ船台】
修理などのため、船を陸上に引き上げる装置。レールの上の台車に船を載せ、ウインチなどで引き上げる。海岸や河川の斜面に沿って設置する。slipway
ひき‐あ・ける【引(き)開ける】(下一他)
引っ張って開ける。無理に開ける。pull open
ひき‐あ・げる【引(き)上げる】(下一他)
①引いて高い所・地位に上げる。pull up〈用例〉課長に〜。沈没船を〜。
②値段を高くする。raise
③回収する。withdraw〈用例〉貸した車を〜。
ひき‐あ・げる【引(き)揚げる】(下一自他)
①(自)出向いた所からもとの所に戻る。withdraw〈用例〉海外から〜。ベンチへ〜。
②(他)出していたお金や品物を取りもどす。〈用例〉出資金を〜。
び‐きあつけい【微気圧計】
気圧の微小な変動を測る器械。高感度の気圧計の一種。micro barograph
ひき‐あて【引(き)当て・引当】
①引き当てること。
②特定の支出に当てるために見積もった金額を用意すること。
③担保。かた。security; mortgage
ひきあて‐きん【引当金】
将来予想される特定の費用または損失を見越して計上する貸方項目上の金額。貸し倒れ引当金・退職給与引当金など。allowance; reserve; provision
ひき‐あ・てる【引(き)当てる】(下一他)
①当てはめる。引き比べる。compare〈用例〉わが身に〜・てて考える。
②くじ引きで、当てる。win by drawing lots〈用例〉特等を〜。
③支出に充当する。振り向ける。〈用例〉返済に〜。
ひき‐あみ【引(き)網・曳(き)網】
引きまわして魚をとる網。袋網・そで網などからなる。船引き網・地引き網などに用いる。dragnet
ひき‐あわ・す【引き合(わ)す・引合(わ)す】(五他)
→ひきあわせる(引き合わせる)
ひき‐あわせ【引き合(わ)せ・引合(わ)せ】
①引き合わせること。照合。紹介。introduction
②よろいの胴の右わきにあって前後を合わせて締める所。
③《「引き合わせ紙」の略》しわのない檀紙(だんし)
ひき‐あわ・せる【引き合(わ)せる・引合(わ)せる】(下一他)
=引き合わす。
①引き寄せて合わせる。put together〈用例〉襟元を〜。
②照合する。compare〈用例〉原稿と〜。
③紹介する。introduce〈用例〉友人に妻を〜。
ひき‐い・ず【引き出ず】(下二他)
〈古語〉
①ひっぱって出す。引き出す。また、表面に出す。〈用例〉単衣(ひとへ)の袖(そで)あまたたび〜・でつつ泣かるれば(蜻蛉・下)。
②引き起こす。しでかす。〈用例〉さるまじきあやまちを〜・でて(源氏・柏木)。
③差し出す。贈る。〈用例〉女はまめやかなる物を〜・でけると(落窪・3)。
④引用する。また、例としてあげる。〈用例〉楊貴妃のためしも〜・でつべうなり行くに(源氏・桐壺)。
ピギーバック‐ゆそう【ピギーバック輸送】
鉄道の無蓋(むがい)車にトレーラーを載せて輸送する方法。長距離輸送に適しているため、アメリカで発達。piggyback system
ひき‐い・る【引き入る】
〈古語〉
[一](四自)
①引っ込む。奥の方に引き下がる。〈用例〉〜・りて大殿ごもりけるを(源氏・蛍)。
②引きこもる。人から隠れる。〈用例〉山林に〜・りつつまじらむこと(源氏・真木柱)。
③心の中におしつつむ。遠慮がちにする。〈用例〉ひとへにものづつみし、〜・りたる方はしも、あり難うものしたまふ人になむ(源氏・末摘花)。
④息が絶える。息がつまる。〈用例〉まさしき最後にて〜・らせ給ひにけり(愚管抄)。
[二](下二他)
①引いて中に入れる。引き込む。〈用例〉門(かど)〜・るるより、けはひあはれなり(源氏・桐壺)。
②物の怪(け)などが人の心を誘い込む。〈用例〉さる弱目に、例の物の怪の〜・れ奉るとなむ見給(たま)へし(源氏・夕霧)。
→ひきいれる(引き入れる)
ひき・いる【率いる】(上一他)
①従えて行く。lead〈用例〉生徒を〜。
②大ぜいの人の上に立って、指図する。統率(とうそつ)する。command〈用例〉大軍を〜。
ひき‐い・れる【引(き)入れる】(下一他)
①引いて内へ入れる。引き込む。pull in〈用例〉門の中へ〜。
②仲間に誘い込む。win over〈用例〉味方に〜。
ひき‐いわい【引(き)祝い】
芸妓(げいぎ)などが、客に身請けされて廃業するのを祝って披露(ひろう)する宴。
ひき‐う・く【引(き)受く】(下二他)
〈古語〉
→ひきうける(引き受ける)
ひき‐うけ【引(き)受け・引受】
①自分が責任をもって仕事を受け持つこと。undertake
②為替手形の支払人がその手形の支払義務を負うこと。underwrite
③有価証券発行のさい、それを売り出す目的で全部または一部を買い取る契約をすること。underwrite
ひきうけ‐にん【引受人】
引き受ける人。guarantor
ひき‐う・ける【引(き)受ける】(下一他)
①責任を持って請け負う。take on〈用例〉仕事を〜。
②あとを受け継ぐ。succeed〈用例〉父に代わって社長の任を〜。
③相手になって応ずる。accept〈用例〉その場を〜。
④保証する。guarantee〈用例〉身元を〜。
⑤為替手形の支払人が、手形金額の支払人として署名する。accept〈用例〉手形を〜。
ひきうけ‐わたし【引受渡し】
荷為替(にがわせ)取引における荷物引き渡しの条件の一つ。荷為替手形を送付された取り立て銀行が、支払人の手形を引き受けるだけで船積み書類を引き渡すもの。DA。documents against acceptance〈対義〉支払渡し。
ひき‐うす【碾(き)臼・挽(き)臼】
穀物を砕いて粉を調製する道具。平たい2個の円筒形の石を合わせた面に放射状に溝を切ってある。上部の石をまわすと臼穴から落としこまれた穀物が溝ですり合わされ、粉になって臼の外側におくり出される。主として手動。hand mill
ひき‐うた【引(き)歌】
古歌を、歌や文などに引用すること。また、その古歌。
ひき‐うつし【引(き)写し】
引き写すこと。写したもの。copy
ひき‐うつ・す【引(き)写す】(五他)
①書画を紙の下にしいて、その上から写しとる。しき写す。copy
②ほかの文章などを、そのまま写しとる。copy; trace
ひき‐うつ・る【引(き)移る】(五自)
移転する。引っ越す。move
ひき‐おこし【引起】
山地にはえるシソ科の多年草。高さ約1m。茎は四角柱状。葉は広卵形で対生。秋に淡紫色の小花が円錐(えんすい)状に咲く。全草に苦味があり健胃薬とする。エンメイソウ。
ひき‐おこ・す【引き起(こ)す・引起(こ)す】(五他)
①引っ張って立てる。raise up
②事件を起こす。惹起(じゃっき)する。cause〈用例〉問題を〜。
ひき‐おとし【引き落(と)し・引落(と)し】
①ローンや公共料金の支払いなどを、預貯金の口座から差し引いてすませること。
②大相撲の決まり手の一つ。突いてくる相手の腕または前回しをつかんで、手前へ引いて倒す技。
ひき‐おと・す【引き落(と)す・引落(と)す】(五他)
①引っ張って落とす。引きおろす。pull down
②帳簿の上で、支払いのために差し引く。automatically debit〈用例〉預金口座から〜。
ひき‐おろ・す【引(き)下ろす】(五他)
①引っ張って、下ろす。pull down
②預貯金を口座から下ろす。withdraw
ひき‐かえ【引(き)換え・引換・引(き)替え・引替】(名)
引き換えること。交換。ひっかえ。exchange
ひきかえ‐けん【引換券】
引き換えの保証となる券。exchange ticket
ひき‐かえし【引(き)返し】
①引き返すこと。turn back
②すそ回しが表と同じ布の和服仕立て。
ひき‐かえ・す【引(き)返す】(五自)
もとに戻る。ひっかえす。turn back〈用例〉来た道を〜。
ひき‐か・える【引(き)換える・引(き)替える】(下一自他)
①(他)取り替える。交換する。exchange〈用例〉現物と〜。
②(自)反対になる。あべこべになる。reverse〈用例〉昨年に〜・え、今年は暖かい。
ひき‐がえる【蛙・蜍】
ヒキガエル科の大形カエル。体長8〜15cm。灰褐色の体背面に多数のいぼ状突起をもつ。大きな耳腺(じせん)をもち、背面のいぼから乳白色のガマ毒を分泌。卵塊は寒天質でひも状。本州から沖縄に分布。ガマガエル。ガマ。イボガエル。センジョ。ヒキ。toad
ひき‐がし【引(き)菓子】
引き出物として婚礼・法事などに出す菓子。
ひき‐がたり【弾(き)語り】
①自分で三味線を弾きながら、浄瑠璃(じょうるり)などを語ること。
②ギター・ピアノなどを弾きながら、歌ったり語ったりすること。
ひき‐かなぐ・る【引きかなぐる】(四他)
〈古語〉
荒っぽく引きのける。〈用例〉荒らかにも〜・らめ(源氏・帚木)。
ひき‐がね【引(き)金・引(き)鉄】
①ピストル・小銃などの弾丸発射装置の一部。指をかけて引く金具。trigger
②物事をひき起こすきっかけ。誘因。cause; origin〈用例〉父の死が〜となった。
ひきがわ【日置川】
〈町〉和歌山県南部、日置川河口の太平洋に臨む町。林業・製材業が主で農業・漁業も行われる。日置川茶の産地。人口5631(1994)。
ひき‐ぎわ【引(き)際】
いまついている職務・地位から引退する時期。when to quit〈用例〉〜をきれいに。
ひき‐く【引(き)句】
①例に引いてくる文句。
②引用する俳句。
③平曲で、節を付けて語ること・部分。〈対義〉語り句。
ひき‐ぐ・す【引き具す】(サ変他)
〈古語〉
①引き連れる。ともなう。〈用例〉中将、人々〜・して帰りまゐりて(竹取)。
②すぐれた才能を備える。〈用例〉いかでかうのみ〜・しけむ(源氏・薄雲)。
ひき‐くら・べる【引(き)比べる】(下一他)
他のものと照らし合わせて、優劣・異同を調べる。compare〈用例〉我が身に〜。
ひき‐げき【悲喜劇】
①悲劇と喜劇の要素がまじり合った劇。tragicomedy
②悲喜が同時に来る事がら。tragicomedy
び‐きこう【微気候】
地表面にごく近い大気層の気候。地面の状態や植物群などの影響で生じる。人間の生活環境や農作物の生育などと関係が深い。microclimate
ひき‐こな・す【弾(き)熟す】(五他)
楽器を自分の思うように自由自在に弾く。play fully
ひきこみ‐せん【引(き)込み線・引込線】
①幹線から屋内に引き込む電線。incoming line
②駅・工場などの構内に引き込む線路。railway siding
ひき‐こ・む【引(き)込む】(五自他)
①(他)
(ア)引き寄せて入れる。pull in
(イ)誘い入れる。win over
(ウ)風邪を引く。catch cold
②(自)→ひっこむ(引っ込む)
ひき‐こも・る【引(き)籠る】(五自)
①外に出ないでとじこもる。stay in〈用例〉自宅に〜。
②退いて、ひっそりと暮らす。〈用例〉田舎に〜。
ひき‐ころ・す【轢(き)殺す】(五他)
車輪でひいて殺す。轢殺(れきさつ)する。run over and kill
ひき‐さが・る【引(き)下がる】(五自)
①退く。withdraw
②仕事から手を引く。withdraw oneself from the business
ひき‐さ・く【引(き)裂く】(五他)
①強く引っ張って破る。tear up〈用例〉布を〜。
②親しい者どうしを、無理に離れさせる。separate〈用例〉2人の仲を〜。
ひき‐さ・げる【引(き)下げる】(下一他)
①手に下げて持つ。引っ下げる。carry in one's hand
②引っ張ってずりおろす。
③引き連れる。take in company
④退かせる。put back
⑤値段などを下げる。lower
⑥とりさげる。とり消す。withdraw
ひき‐さ・る【引(き)去る】(五他)
①引っ張ってほかへ行く。carry away
②へらす。deduct
ひき‐ざん【引(き)算】
ある数や数式からある数や数式を引いて、その差を求める計算。減算。減法。subtraction〈対義〉足し算。
ひき‐しお【引(き)潮・引(き)汐】
海岸線が沖のほうへ移動していくこと。満潮から干潮へと向かうこと。入り潮。落ち潮。干潮。下げ潮。ebb tide〈対義〉満ち潮・さし潮。
ひき‐しぼ・る【引(き)絞る】(五他)
①弓に矢をつがえて、弦を強く張る。draw a bow to the full
②声を無理に出す。strain
ひき‐しま・る【引き締(ま)る・引締(ま)る】(五自)
①強く締まる。tighten
②緊張する。be strained
③相場で、値段が上がる。firm up
ひき‐しめ【引(き)締め】
引き締めること。tightening〈用例〉金融〜。
ひき‐し・める【引(き)締める】(下一他)
①強く締める。tighten
②緊張させる。brace〈用例〉気持ちを〜。
③規模を縮小する。支出・貸し出しを抑える。〈用例〉金融を〜。
ひぎ‐しゃ【被疑者】
→ようぎしゃ(容疑者)
び‐きしょう【微気象】
地表面から約2mぐらいまでの微細スケールの気象現象。地形・建物・植生などのちがいによって影響を受ける。micrometeorogical phenomena
ひき‐す・える【引(き)据える】(下一他)
捕まえて、そこに座らせる。force to sit
ひき‐ずみ【引(き)墨】
①封じ目に墨で「〆」と書くこと。
②まゆをそったあとに、墨でまゆをかくこと。
ひき‐ずり【引(き)摺り】
①引きずること。drag
②《すそを引きずる、の意》美しい服を着ていて、働かない婦人を悪くいう語。お引きずり。lazy woman
ひきずり‐おと・す【引(き)摺り落とす】(五他)
①引っぱって落とす。pull down〈用例〉幕を〜。
②上位の者をむりやり転落させる。失脚させる。demote〈用例〉社長の座から〜。
ひきずり‐こ・む【引(き)摺り込む】(五他)
①引きずって入れる。drag in
②無理に仲間に入れる。drag into〈用例〉悪の道に〜。
ひきずり‐だ・す【引(き)摺り出す】(五他)
引きずって外へ出す。無理やり引っ張り出す。drag out
ひきずり‐まわ・す【引(き)摺り回す】(五他)
あちこち、強引に引っ張り回す。drag about
ひきずり‐もち【引(き)摺り餠】
①賃餠の一種で、何人かで餠つきの道具を持参し、注文に応じて餠をついて回ること。
②7歳の紐解(ひもと)き祝いの風習。臼(うす)を縄で縛り、神社まで引きずりながら餠をついていくもの。
ひき‐ず・る【引(き)摺る】(五他)
①地面をすっていく。draggle〈用例〉足を〜。
②垂れ下がって地面をする。trail〈用例〉ドレスのすそを〜。
③強引に引っ張っていく。drag〈用例〉いやがる子を〜・って帰る。
④長びかせる。prolong〈用例〉来年度まで〜・りそうな問題。