ひ‐だね【火種】
①炭火などをおこす、もととなる火。kindling coal
②事件・争乱などのもととなるもののたとえ。〈用例〉紛争の〜。
ひだ‐の‐くに【飛騨国】
《古くは「斐陀国」「斐太国」。和銅(わどう)元年(708)ごろ「飛騨国」と改称》旧国名。現在の岐阜県北部。東山道の一国。「延喜式」では下国、3郡。国府は現在の吉城(よしき)郡国府(こくふ)町広瀬(ひろせ)とも高山(たかやま)市上岡本(かみおかもと)町ともいわれ、国分寺は同市総和(そうわ)町にあった。明治元年(1868)美濃国(みののくに)の笠松(かさまつ)裁判所管下から、笠松県を経て、飛騨県を設置し、高山県と改称。同4年(1871)筑摩(ちくま)県に併合され、同9年(1876)岐阜県に編入。飛州。飛騨。
ひだ‐の‐たくみ【飛騨の匠・飛騨の工】
律令(りつりょう)制下、飛騨国から公役に従事した大工。庸(よう)・調(ちょう)のかわりに、1里ごとに10人を匠丁(しょうてい)として、1年交代で上京させた。
ひた‐はしり【直走り】
休まずに走ること。一心に走り続けること。ひたばしり。run without stopping〈用例〉〜に走る。
ひた‐はし・る【直走る】(五自)
一心に走り続ける。ひたすら走る。run and run
ひた‐ひた
[一](副)
①水が物にくり返し当たる音・さま。lap〈用例〉波が〜と岸を打つ。
②みずかさが増してくるように、じわじわ迫ってくるさま。approach slowly but steadily〈用例〉大軍が〜と押し寄せる。
[二](形動)入っている物がかろうじてかくれる程度に、水があるさま。cover barely〈用例〉なべの水かげんは〜に。
びた‐びた
[一](副・形動・サ変自)水などにすっかり濡(ぬ)れて気持ちの悪いさま。wet through
[二](副・サ変自)他人が見てきまりがわるくなるほど男女の仲が極めて深いさま。べたべた。lovey-dovey
ぴた‐ぴた
[一](副)
①ぬれてやわらかい物を軽く打つときの音。slap
②物をあちこちに軽く貼(は)っていくときの音・さま。stick all over
③素足でやわらかい地面や板の間に軽く密着するように歩くときの音・さま。pit-a-pat
[二](形動)水分を含んでいてまつわりつくように貼りつくさま。clung
ひた‐ぶる【向・頓】(形動)
ひたすら。むやみに。〈用例〉〜に悲しい。
ひた‐ぼんち【日田盆地】
大分県西部、筑後(ちくご)川上流の玖珠(くす)川流域にひらけた盆地。中央部には水田があり、周辺山地は日田杉で知られる。遺跡・古墳が多い。
ひ‐だま【火玉】
①玉のような形をして、飛んでいる火。火の玉。will-o'-the-wisp
②キセルの火皿につめたタバコの、火となったかたまり。
ひ‐だまり【日溜(ま)り】
日光が当たって、暖かい場所。sunny place〈用例〉〜の猫。
ビタミン【vitamin】
《生命に必要なアミン、の意》栄養素の一種。微量で、生理機能を調節し、代謝(たいしゃ)を円滑にさせる物質群。生体内では合成されないので、外界から摂取しなければならない。ヴィタミン。
ビタミンけつぼう‐しょう【ビタミン欠乏症】
ビタミンの不足によっておこる病気。夜盲(やもう)症・かっけ・壊血病・くる病など。vitamin deficiency
ビタミン‐ざい【ビタミン剤】
医薬用に製剤したビタミン。ビタミン欠乏症の予防・治療用。単一剤、数種を配合した複合剤、主要ビタミンをすべて含む総合剤など。
ひた‐むき【直向き】(形動)
物事に熱中するさま。いちず。earnest〈用例〉〜に努力する。
ひた‐めん【直面】
→ひたおもて(直面②)
ひ‐だら【干鱈】
マダラおよびスケトウダラの乾燥品の総称。棒だら・開きだら・すき身だらなどの種類がある。
*ひだり【左】
①空間を縦に割ったときの一方の側。南に向かうと東にあたるほう。また、ふつう心臓のある側。left〈対義〉右。〈用例〉向かって〜。
②左の手。左手。left hand〈用例〉〜利き。
③思想的・政治的にみて急進的であること。左翼。the Left〈対義〉右。〈用例〉〜がかっている。
④よく酒を飲むこと。左党。drinker
⑤古く官職で、左右対称にした左のほう。日本では右より左を上位とした。〈用例〉〜の大臣(おとど)
左鮃右鰈(ひだりびらめみぎかれい)
両目が体の左側に付いているのがヒラメで、右側に付いているのがカレイ。ヒラメとカレイの見分け方をいったもの。
ひだり‐うちわ【左扇】
安楽に暮らすたとえ。live in ease and luxury〈用例〉〜で暮らす。
ひだり‐うで【左腕】
左のうで。さわん。left arm〈対義〉右腕。
ひだり‐がき【左書き】
文字を左から右に書いていくこと。write from left to right
ひだり‐がわ【左側】
左のほうの側。left side〈対義〉右側。〈用例〉〜通行。
ひだり‐きき【左利き】
①左手のほうがよく利くこと・人。左ぎっちょ。left-hander; southpaw
②酒飲み。酒好き。drinker
ひだり‐ぎっちょ【左ぎっちょ】
→ひだりきき(左利き①)
ひだり‐じんごろう【左甚五郎】
(1594-1651)江戸初期の名工。播磨(はりま)の人。各地を巡歴し、伝説が多い。東京上野の寛永寺(かんえいじ)鐘楼「登り竜」、京都知恩(ちおん)院の鶯(うぐいす)張りなどが彼の作と伝えられる。
ひだり・する【左する】(サ変自)
左のほうへ行く。左に折れる。〈対義〉右する。〈用例〉〜・すべきか右すべきか。
ひだり‐づま【左褄】
①着物の長裾(ながすそ)の左の端の部分。
②《座敷着の褄(つま)を左手で持ち上げて歩くことから》→芸者の異称。
左褄を取る(ひだりづまをとる)
芸者づとめをする。芸者になる。
ひだり‐て【左手】
〈対義〉右手。
①左の手。left hand
②左のほう。left side〈用例〉〜の家。
ひだりて‐けい【左手系】
空間における直交座標の定め方の一つ。左手の親指、人差し指、中指を互いに垂直にし、親指が軸の正の方向、人差し指が軸の正の方向、中指が軸の正の方向になる座標系。left-hand system
ひだりて‐の‐ほうそく【左手の法則】
磁場内を流れる電流におよぼす力の向きを表す法則の一つ。左手の中指・人差し指を電流の方向・磁場の方向に向けると、電流の流れている導線の微小部分に働く力は、垂直に向けた親指の方向を向く。右手の法則と合わせ、フレミングの法則という。〈参照〉フレミングの法則。
ぴたり‐と(副)
=ぴたっと・ぴたんと。
①物と物とがすきまなく貼(は)り合わさるさま。tightly
②くいちがいがなく、正確にきちんと合うさま。perfectly correct〈用例〉時報に〜合う。予想が〜当たる。
③物事の動きが急に完全に止まるさま。completely
ひだり‐とう【左党】
酒好きの人。さとう。drinker
ひだり‐ふうじ【左封じ】
書状の包み紙の封じ目を左前にすること。凶事などに用いる。
ひだり‐まえ【左前】
①着物の右(相手から見て左)の衽(おくみ)を左の衽の上に重ねて着ること。死者の装束に用いる。ふつうは右前。
②運が悪くなること。downward course
③家計や事業が苦しくなること。be badly off
左前に着物を着るな(ひだりまえにきものをきるな)
遺体に経帷子(きょうかたびら)を着せるとき、左前にして着せるのが作法なので、これを忌(い)んでいう。
左前になる(ひだりまえになる)
物事が順調にいかなくなる。商売や金回りなどがうまくいかなくなる。go downhill; be badly off〈用例〉店が〜。
ひだり‐まき【左巻(き)】
①左へ巻くこと。anticlockwise
②《俗語》頭の働きが少しおかしいこと・人。craziness
ひだりまき‐まいまい【左巻牛】
オナジマイマイ科のカタツムリ。左巻きの殻をもち、殻高約3cm、殻径約4.5cm。殻表は黄色で黒色帯をめぐらす。軟体はネズミ色。平地の林野にすみ、地上の落葉や草間に多い。関東や中部地方に多い。
ひだり‐まわり【左回り】
①時計の針と反対の方向に回ること。counterclockwise〈対義〉右回り。
②思うようにならなくなること。
ひだり‐よつ【左四つ】
相撲で、互いに左を差して四つに組んだ体勢。両者ともに右上手・左下手となるかたち。〈対義〉右四つ。
ひた・る【浸る】(五自)
①水の中に入る。つかる。be soaked〈用例〉ぬるま湯に〜。
②物事にふける。おぼれる。be absorbed〈用例〉酒に〜。
③ある心の状態になりきる。be steeped〈用例〉喜びに〜。
ひ‐だる・い【饑い】(形)
腹が減って元気がない。ひもじい。〈派生〉ひだるげ(形動)ひだるさ(名)
ビダル‐ド‐ラ‐ブラーシュ【Paul Vidal de La Blache】
(1845-1918)フランスの地理学者。パリ大学教授。人文地理学の発展に大きな足跡を残した。
ひ‐だるま【火達磨】
全身に火が燃えついたようす。be covered with flames〈用例〉〜になる。
ひ‐たん【悲嘆・悲歎】(名・サ変自)
かなしみなげくこと。grief
悲嘆に暮れる(ひたんにくれる)
悲しみに打ちひしがれる。悲しみ嘆く。be crushed with grief
ひ‐だん【被弾】(名・サ変自)
敵に弾を当てられること。being shot〈用例〉機体に〜する。
び‐だん【美談】
りっぱで感心するような内容の話。admirable story
び‐だんし【美男子】
容姿の美しい男。びなん。びなんし。handsome man
ひだんせい‐しょうとつ【非弾性衝突】
エネルギー損失が起こるか、物体の種類や数が変わるような衝突。運動量・角運動量・電荷などは保存される。inelastic collision
ぴたん‐と(副)
→ぴたりと。
②尻(しり)を床に直接つけてだらしなく座るさま。
③平手でほおなどを軽めにたたくときの音。
④戸などをやや強く閉めるときの音。
ピチカート【pizzicato(イタリア)
バイオリンなど弓奏の擦弦(さつげん)楽器を演奏するときに、弦を指ではじく奏法。
ひ‐ちく【肥筑】
肥前(ひぜん)・肥後(ひご)・筑前(ちくぜん)・筑後(ちくご)の4か国の総称。
び‐ちく【備蓄】(名・サ変他)
万一にそなえて、たくわえておくこと。reserve〈用例〉石油を〜する。
ひち‐くど・い【ひち諄い】(形)
《「くどい」を強めた語》ひどくくどい。しつこい。しちくどい。
ひ‐ちしゃ【被治者】
おさめられる者。統治される者。the ruled〈対義〉治者。
ひちそう【七宗】
〈町〉岐阜県南部、飛騨(ひだ)川流域の町。林業が主体で、木材・マツタケ・茶などを産出。飛水(ひすい)峡には甌穴(おうけつ)群がある。人口6064(1994)。
ぴちっ‐と(副・サ変自)
くいちがうところやすきまがなく、ぴったり合うさま。ぴっちり。tight〈用例〉からだに〜合ったズボン。
ぴち‐ぴち(副・サ変自)
①魚などが勢いよくはねるさま。また、生きのよいさま。sprightly〈用例〉タイが〜とはねる。
②若々しくて生き生きしているさま。young and lively〈用例〉〜した少女。
ひ‐ちゃくしゅつし【非嫡出子】
婚姻関係にない男女間に生まれた子。婚外子。illegitimate〈対義〉嫡出子。
びちゃ‐びちゃ
[一](副)水などがはね返るときの音。
[二](形動)水などにひどくぬれるさま。びしょびしょ。be drenched〈用例〉タオルが〜にぬれる。
ぴちゃ‐ぴちゃ(副)
①水が物に当たって立てる小さな音。splash〈用例〉水たまりを〜歩く。
②平手で続けてたたく音。〈用例〉〜と額(ひたい)をたたく。
③食べたり飲んだりするときに立てる音。〈用例〉犬が〜水を飲む。
ぴちゃん‐と(副)
①小さな物が水に落ちて、水がはね返るときの音。splash
②平手でほおなどを軽めにたたくときの音。slap
③戸などをやや強く閉めるときの音。slam
ひ‐ちゅう【秘中】
秘密のうち。secret
秘中の秘(ひちゅうのひ)
もっとも秘密であること。非常に大事な秘密。top secret
び‐ちゅう【微衷】
自分の真心をけんそんしていう語。
ひ‐ちょう【飛鳥】
飛んでいる鳥。flying bird〈用例〉〜の身軽さ。
飛鳥尽きて良弓蔵めらる(ひちょうつきてりょうきゅうおさめらる)
《『史記』「越世家」にあることば。鳥がいなくなれば弓はしまわれる、の意から》必要がなくなれば捨てられるたとえ。
ひ‐ちょう【秘帖】
秘密の事柄を記した手帳。また、そのための帳面。
ひ‐ちょう【悲調】
かなしそうな音調。かなしげな調子。sad tone
ひちょう‐きん【腓腸筋】
→ひふくきん(腓腹筋)
び‐ちょうせい【微調整】(名・サ変他)
よりよい状態にするための、わずかな調整。仕上げのために最後の調整をすること。また、その調整。fine adjustment〈用例〉意見の〜。テレビの〜。
ひち‐りき【篥】
雅楽用の管楽器。竹製で、表に7孔、裏に2孔をもつ、複簧(ふくこう)(リードが2枚)の縦笛。音が大きく強い。日本には奈良時代に雅楽とともに中国から伝来。
ひ‐ぢりめん【緬】
真っ赤なちりめん。
ひっ【引っ】(接頭)
《「ひき」の転。動詞に付いて》勢いよくする意を表したり、語調を強める語。〈用例〉〜ぱたく。〜捕らえる。
ヒツ【匹】4画
部首 匸かくしがまえ 常用
区点 4104・JIS 4924・シフト 9543
[音] ヒツ・ヒキ
[訓] ひき
→ 字形参照

①ならぶ。対(つい)になる。たぐう。たぐい。「匹敵」
②ひとりの。普通の。いやしい。「匹夫(ひっぷ)
→ヒキ[匹]
ヒツ【必】5画
部首 心こころ 教育小4
区点 4112・JIS 492C・シフト 954B
[音] ヒツ
[訓] かなら
→ 字形参照

かならず。きっと。どうしても。「必見・必死・必勝・必然・必中・必読・必要」
ヒツ【払】5画
部首 氵てへん 常用
区点 4207・JIS 4A27・シフト 95A5
[音] フツ・ホツ・ヒツ
[訓] はら
→ 字形参照
 ※旧字・異体字あり

①たすける。
②風の動くさま。
→フツ[払]
ヒツ【拂】8画の旧字
てへん
区点 5736・JIS 5944・シフト 9D63
ヒツ【疋】5画
部首 疋ひき
区点 4105・JIS 4925・シフト 9544
[音] ヒツ・ショ・ソ・ガ

①ひき。
(ア)獣・鳥・魚・虫などを数えるのに用いる語。
(イ)布2反をまとめて数えるのに用いる語。
(ウ)昔の貨幣単位。銭(ぜに)10文、また、25文。
②部首の一つ。ひき。→ショ[疋]
ヒツ【泌】8画
部首 氺さんずい 常用
区点 4071・JIS 4867・シフト 94E5
[音] ヒツ・ヒ
→ 字形参照

にじむ。しみる。しみでる。「分泌(ぶんぴつ・ぶんぴ)」「泌尿器(ひつにょうき・ひにょうき)
→ヒ[泌]
ヒツ【畢】11画
部首 田
区点 4113・JIS 492D・シフト 954C
[音] ヒツ

①あみ。鳥獣をとらえる長い柄のついた網。
②おわる。おえる。「畢竟(ひっきょう)・畢生(ひっせい)
③ついに。つまり。
④ことごとく。のこらず。みな。
ヒツ【弼】12画
部首 弓ゆみへん
区点 4111・JIS 492B・シフト 954A
[音] ヒツ

①ゆだめ。弓のゆがみをただす道具。
②ただす。ためる。
③たすける。たすけ。「輔弼(ほひつ)
ヒツ【筆】12画
部首 竹たけかんむり 教育小3
区点 4114・JIS 492E・シフト 954D
[音] ヒツ
[訓] ふで
→ 字形参照

①ふで。字や絵をかく道具。「鉛筆(えんぴつ)・万年筆・毛筆」
②かく。かくこと。かいたもの。「悪筆・直筆(じきひつ)・絶筆(ぜっぴつ)・能筆・末筆(まっぴつ)・乱筆(らんぴつ)」「筆写・筆者・筆順・筆跡・筆舌」〈用例〉(名)この書はA氏の〜です。伝定家(ていか)〜。
③能筆家のこと。「三筆(さんぴつ)
④墨つぎの回数。〈用例〉(助数)一〜書き。
⑤字画を数えるのに用いる語。
⑥土地面積の項目ごとの記録。「分筆(ぶんぴつ)
ヒツ【逼】12画
部首 ⻍しんにゅう
区点 4115・JIS 492F・シフト 954E
[音] ヒツ・ヒョク

①せまる。さしせまる。ちかづく。「逼迫(ひっぱく)
②「逼塞(ひっそく)」は、
(ア)おちぶれて、世にかくれてくらすこと。
(イ)江戸時代、武士と僧侶(そうりょ)に科した外出禁止の刑罰。
ヒツ【篳】16画
部首 竹たけかんむり
区点 6842・JIS 644A・シフト E2C8
[音] ヒツ・ヒチ

①まがき。ませがき。しば竹を編んでつくった垣根。
②「篳篥(ひつりつ・ひちりき)」は、雅楽に用いる9穴の管楽器。
ヒツ【謐】17画
部首 言ごんべん
区点 7577・JIS 6B6D・シフト E68D
[音] ヒツ・ビツ

しずか。ひっそりとした。また、やすらかな。「静謐」
ヒツ【蹕】18画
部首 辵あしへん
区点 7711・JIS 6D2B・シフト E74A
[音] ヒツ

さきばらい。さきおい。貴人の通行のとき、前方の人をおいはらうこと。「警蹕」
ひつ【櫃】
①ふたのある大形の箱。chest
②《上に「お」を付けて》ごはんを入れておく器。
ひ・つ【漬つ・沾つ】
〈古語〉
《近世以降「ひづ」》
[一](四自)水につかる。ぬれる。ひたる。〈用例〉袖(そで)〜・ちてむすびし水のこほれるを(古今・春上)。
[二](上二自)水につかる。ぬれる。〈用例〉袖〜・つる時をだにこそ嘆きしか(蜻蛉・中)。
[三](下二他)水につける。ぬらす。〈用例〉桂川(かつらがは)袖を〜・てても渡りぬるかな(土佐)。
ひつ‐あつ【筆圧】
ペンや筆などを使って文字を書くとき、筆記具を通して紙面にかかる圧力。
ひつ‐い【筆意】
①ものを書くときの心がまえ。文章のおもむき。touch
②筆の運びぐあい。筆づかい。way of handling a brush
び‐つい【尾椎】
脊柱(せきちゅう)の末端で、仙椎(せんつい)より後方にあるいくつかの椎骨。ふつう尾を形成するが、ヒトなどでは癒合(ゆごう)して小さな尾骨となり、尾として外部に現れない。caudal vertebra
ひ‐つう【悲痛】(名・形動)
かなしくいたましいこと・さま。heartrending〈用例〉〜な叫び。〈派生〉ひつうさ(名)
ひっ‐か【筆禍】
発表した文章のために受ける災難・制裁。indictment for one's article〈比較〉舌禍(ぜっか)。〈用例〉〜を招く。
ビッカーズ【Vickers P. L. C.】
イギリス最大の重工業グループ。ロールスロイスの自動車部門と印刷・軍事・事務機器製造などが中心。1867年設立。
ひっ‐かえ【引っ換え・引っ替え】
→ひきかえ」の転。〈用例〉取っかえ〜。
ひっ‐かえ・す【引っ返す】(五自)
→ひきかえす」の転。
ひっ‐かかり【引っ掛(か)り】
①物や手の引っ掛かるところ。obstruct
②かかわり合うこと。関係。connection〈用例〉今までの〜で担当する。
③しっくりしないこと。わだかまり。ill feeling〈用例〉気持ちに〜がある。
ひっ‐かか・る【引っ掛(か)る】(五自)
①突き出た物にかかって止まる。be caught〈用例〉袖(そで)が、釘(くぎ)に〜。
②さえぎられる。be caught〈用例〉非常線に〜。
③だまされる。be cheated
④掛かり合う。関係する。be involved〈用例〉悪い男に〜。
⑤しっくりしない。気にかかる。〈用例〉心に〜。
ひっ‐かきまわ・す【引っ掻き回す】(五他)
①ひどくかきまわす。また、かきまわして中の物をめちゃめちゃにする。rummage
②混乱させる。秩序を乱す。upset
ひっ‐かく【筆画】
文字の画。字画。
ひっ‐か・く【引っ掻く】(五他)
つめや先のとがったもので強くかく。scratch
ひっ‐か・ける【引っ掛ける】(下一他)
①突き出た物に止めるようにする。かぎ状の物にぶらさげる。hook〈用例〉帽子をくぎに〜。上着をハンガーに〜。
②出ばった物に当てて、壊したり、裂いたりする。bump; tear off〈用例〉車を電柱に〜。
③うまいことを言ってだます。あざむく。cheat〈用例〉女を〜。
④代金を払わないでおく。〈用例〉商人を〜。
⑤ひと息に飲む。have a drink〈用例〉酒を〜。
⑥ちょっと着る。肩に掛ける。throw on〈用例〉上着を〜。
⑦浴びせる。splash〈用例〉水を〜。
⑧本来関係のない事柄を無理に関係づける。〈用例〉出張に〜・けて休暇をとる。
ひっか‐じけん【筆禍事件】
言論統制のもとで新聞・雑誌・著作物の内容が法的規制に触れ、法的・行政的処分を受ける事件。
ひっ‐かつ・ぐ【引っ担ぐ】(五他)
→かつぐ」を強めた語。
ひっ‐かぶ・る【引っ被る】(五他)
①「→かぶる」を強めた語。〈用例〉ふとんを〜。
②他人の責任をしょいこむ。take upon oneself〈用例〉他人の罪を〜。
ピッカリング【Edward Charles Pickering】
(1846-1919)アメリカの天文学者。ハーバード大教授・同大天文台台長。全天の星の光度測定・分光観測を行い、20世紀天文学の基礎を築く。
ひっ‐き【筆記】(名・サ変他)
書きしるすこと。しるしたもの。writing
ひ‐つき【火付き】
火の付きぐあい。
ひつ‐ぎ【棺・柩】
死体を入れて葬る箱。かんおけ。coffin
ひ‐つぎ【日嗣】
天皇の位。あまつひつぎ。
ひっき‐しけん【筆記試験】
答えを紙に書いて出す試験。written examination〈対義〉口述試験。
ひっき‐たい【筆記体】
書体の一つ。筆記するときの字形。aに対するなど。script〈対義〉活字体。
ひっき‐ちょう【筆記帳】
筆記するための帳面。ノートブック。notebook
ひつぎ‐の‐みこ【日嗣の御子】
《日嗣(天皇の位)を継承する御子、の意》→皇太子の尊称。
ひっ‐きょう【竟】(副)
《「畢」も「竟」も、終わる意》つまるところ。結局。最終的な結論では。after all〈用例〉反対論も〜無視された。
畢竟するに(ひっきょうするに)
結論を言えば。畢竟。
ひっきり‐なし【引っ切り無し】(形動)
絶え間がないさま。立て続け。continuously〈用例〉〜に自動車が通る。
ビッグ【big】(名・形動)
①大きいこと・さま。
②重要なこと・さま。
ピック【pick】
①ギターなどの弦楽器を弾くつめ。
②氷に穴をあけたり割ったりする先のとがった道具。
→ピックこう(ピック膏)
ピック‐アップ【pick-up】
[一](名・サ変他)ひろいあげること。選抜。
[二](名)
①レコード針の振動を電気信号に変換する装置。
②ラグビーの反則の一つ。スクラムやラックのなかのボールを手で拾いあげること。
ビッグ‐アップル【Big Apple】
《リンゴがニューヨークの象徴であることから》→ニューヨーク市の愛称。
ピックオフ‐プレー
《pick-offから》野球で、塁から大きくリードをとった走者を守備側が事前にしめし合わせ、不意に送球してアウトにしようとするプレー。
ひっ‐くく・る【引っ括る】(五他)
①勢いよく、ものをしばる。bundle〈用例〉古新聞を〜。
②捕らえてしばる。〈用例〉どろぼうを〜。
ピック‐こう【ピック膏】
サリチル酸・カンフルと少量のアルコールを、硬膏(こうこう)・蜜蝋(みつろう)・薬用せっけん・植物油と混ぜ合わせ固めたもの。角質化したいぼの治療に効果的。ピック。Pick's plaster
ビッグ‐サイエンス【big science】
数多くの科学者や技術者、研究機関などを動員して行う大規模な研究。原子力や宇宙開発などが代表例。巨大科学。
ビッグ‐シルエット【big silhouette】
洋服の大きくてゆったりしたシルエット。オーバーサイズやレイヤード(重ね着)・ギャザー・タック・ドレープ(ゆるやかなひだ)などによって表現される。
ヒックス【John Richard Hicks】
(1904-89)イギリスの新古典派経済学者。オックスフォード大教授。理論経済学のひろい分野にわたって業績を残す。アローとともに、1972年ノーベル経済学賞受賞。主著『価値と資本』。
ビッグ‐ニュース
《和製語》価値の高い大ニュース。特種。スクープ。important news
ビッグ‐バン【big bang】
現在の膨張宇宙のはじまりにあたる大爆発。1946年にガモフにより提唱された。
ビッグ‐バンド【big band】
比較的多人数で構成されるジャズなどの楽団。10人以内のコンボに対して用いられる。
ビッグ‐ビジネス【big business】
大企業のなかでも、とくに資本や市場支配力が大きい有力企業。多国籍企業の形をとるものが多い。巨大企業。
ピックフォード【Mary Pickford】
(1893-1979)アメリカの映画女優。カナダ生まれ。無声映画時代最大のスター。主演作『農場のレベッカ』『小公女』など。
ビッグ‐ベン【Big Ben】
イギリス国会議事堂の上にある高さ95mの時計塔。重量13.5tの鐘が時を告げる。
ビッグホーン【bighorn】
ウシ科の哺乳(ほにゅう)類。野生ヒツジの一種。肩高約1m。体は灰褐色。北米大陸の山岳地帯にすむ。オオヅノヒツジ。
びっくり【驚・驚】(名・サ変自)
《「びくり」の転》思いがけないことに驚くこと。be surprised〈用例〉〜して、心臓が止まりそうになる。
ひっくり‐かえ・す【引っ繰り返す】(五他)
①さかさまにする。裏返す。turn inside out
②立っているものを倒す。〈用例〉花瓶を〜。
③逆の関係にする。reverse〈用例〉形勢を〜。
④書いてあることをさがして、本などのページをめくる。
ひっくり‐かえ・る【引っ繰り返る】(五自)
①さかさまになる。倒れる。become upside down
②逆の関係になる。be reversed〈用例〉攻守が〜。
びっくり‐ぎょうてん【驚仰天】(名・サ変自)
ひどく驚くこと。be surprised
びっくり‐ばこ【驚箱】
玩具(がんぐ)の一種。ふたを開くと、突然、中から動物や人形などがばね仕掛けで飛び出す。江戸時代末期に創案、明治期に流行。jack-in-the-box