*ひ‐ふ【皮膚】
身体の表面をおおうやわらかい被膜。触覚・圧覚・温覚・冷覚などをつかさどる感覚器でもあり、体表の保護、排泄(はいせつ)、体温の調節と維持、栄養分の貯蔵などにもあずかる。表皮・真皮・皮下組織の3層からなる。肌。はだえ。skin〈用例〉〜を傷つける。
ひ‐ふ【秘府】
①貴重なものを保管しておく倉。
②朝廷の書庫。
ひ‐ふ【被布・被風】
着物の上に着る和装コートの一種。羽織に似ているが、前打ち合わせが深く、竪襟(たてえり)がつき、胸を組みひもで止める。茶人・婦人・女児用。
ひ‐ふ【ひ蜉】
大きなアリ。
ひ蜉大樹を撼かす(ひふ、たいじゅをうごかす)
《韓愈(かんゆ)の詩「張籍を調(あざけ)る」の一節》自分の力のほどをわきまえないで、やたらと大きいことをしようとするたとえ。
ひ‐ふ【費府】
→フィラデルフィアのこと。
ひ‐ぶ【日歩】
元金100円に対する1日分の利息の割合を何銭何厘(りん)何毛(もう)と表したもの。daily interest per 100yen〈比較〉年利・月利。
ひ‐ぶ【日賦】
借金などを毎日少しずつ返すこと。また、その借金。日なし。
ひふ‐いしゅくしょう【皮膚萎縮症】
皮膚が薄く軟らかくなり、ちりめんじわができて汗や脂肪の分泌が減少する種々の病気。斑状(はんじょう)特発性皮膚萎縮・老人性萎縮など。atrophia of skin
ひふ‐いしょく【皮膚移植】
やけど・外傷によって損傷した皮膚の移植による修復。ふつう当人の他の部分の皮膚を用いる。植皮。skin grafting
ビフィズス‐きん【ビフィズス菌】
(bacillus bifidus(ラテン))腸管内に生理的に繁殖する細菌。乳酸を産生して腸内の酸性度を高め、病原細菌の発育・増殖を防ぐ。
ひ‐ふう【悲風】
①かなしさを催す風。
②秋風。
び‐ふう【美風】
よい風俗。りっぱな風習。fine custom〈対義〉悪風。〈用例〉〜良俗。
び‐ふう【微風】
かすかに吹く風。そよ風。breeze
ビフェニル【biphenyl】
化学式 (C6H5) 2無色または白色の鱗(うろこ)状結晶。伝熱媒体・染料・医薬品に利用。ジフェニル。
ひふ‐えり【被布襟】
和装コートの襟型。襟あきを四角にし、襟肩に丸襟をつけ、前身ごろを竪襟(たてえり)に仕立てたもの。
ひふ‐か【皮膚科】
皮膚に関する病気を取り扱う臨床医学の一分科。皮膚病・爪(つめ)や毛髪の病気などを対象とする。dermatology
びふか【美深】
〈町〉北海道北部、名寄(なよろ)市北隣の町。稲作の北限地。酪農・林業もさかん。人口6665(1994)。
ひふ‐かんかく【皮膚感覚】
皮膚が刺激されて起こる感覚を総称したもの。圧覚・触覚・温覚・冷覚・痛覚に区別される。表面感覚。cutaneous sense〈対義〉深部感覚。
ひふき‐だけ【火吹(き)竹】
火をおこすために使う30〜40cmほどの竹筒。一端の節を残して小さな穴があけてあり、竹筒の中に息を吹き込んで、この穴から空気を押し出す。吹き竹。吹き火筒。火おこし竹。
ひふき‐だるま【火吹(き)達磨】
火をおこすために使う達磨形の銅製品。中空になった部分に水を入れて火のそばに置き、口から出る蒸気で火をおこす仕組みのもの。
ひふ‐ぎんこう【皮膚銀行】
移植用の皮膚を保存する機関。
ひ‐ふく【被服】
体をおおう衣服の総称。明治時代の軍人用語として一般に広まり、昭和33年(1958)に、家庭科に被服という科目を設けてから公的用語として用いられてきた。衣服。衣類。clothing
ひ‐ふく【被覆】(名・サ変他)
おおいかぶせること。cover
び‐ふく【美服】
美しい衣服。
び‐ふく【微服】(名・サ変自)
人目につかないよう目立たない服装をすること。忍びの姿。
ひふく‐きん【腓腹筋】
ふくらはぎにあって、足の先を曲げる働きをする筋肉。こむら。腓腸筋。calf
ひふくげん‐ちゅうしゅつ【非復元抽出】
母集団から標本を抽出するときに、一度抽出した標本を母集団に戻さずに、次の標本を抽出する方法。
ひ‐ぶくれ【火膨れ・火脹れ】
やけどで皮膚がはれふくれること。blister
ひ‐ぶくろ【火袋】
①石灯籠(どうろう)などの、火をともす所。
②暖炉で、火を燃やす所。
ひふ‐こうはん【皮膚紅斑】
紫外線や放射線を照射したとき、やけどしたように皮膚が赤くなること。skin erythema
ひふ‐こきゅう【皮膚呼吸】
皮膚を通して行う呼吸。皮膚から二酸化炭素を排出して、酸素をとり入れること。おもに水生無脊椎(せきつい)動物が行うが、ヒトでも1%以下は皮膚呼吸による。体表呼吸。cutaneous respiration
ひ‐ぶせ【火伏せ】
火災を防ぐこと。火よけ。〈用例〉〜の神。
ひぶそう‐ちゅうりつ【非武装中立】
日本(にっぽん)社会党の安全保障問題に対する態度で、すべての武力的手段を排し外交上非同盟政策をとることによって中立を堅持する政策。昭和41年(1966)の中央委員会で明確化。
ひふ‐そうようしょう【皮膚そう痒症】
皮膚に発疹(はっしん)などがなく、かゆみだけを訴える症状。老人によくみられる。かゆみは全身性と局所性があり、原因は種々で、しばしば全身性疾患の一症状として現れる。
ひ‐ぶた【火蓋】
火縄銃の火皿の口をおおうふた。
火蓋を切る(ひぶたをきる)
戦いや、ものごとを始める。行動を起こす。open fire
ひ‐ぶつ【秘仏】
大切に秘蔵して開帳のときしか拝ませない仏像。
ビフテキ【bifteck(フランス)
→ビーフステーキ
ひふ‐びょう【皮膚病】
皮膚が病的に変化した状態。皮膚の病気は、単に皮膚にとどまらず、全身または他の器官の障害の結果として現れ、また皮膚病の結果として全身の変化をともなうことも多い。dermatosis; skin disease
ひふ‐ぶんがきんしょう【皮膚分芽菌症】
酵母菌に近いカビが起こす皮膚真菌症。カンジダ症が代表的で、股間(こかん)・指間・爪(つめ)などに生じやすい。cutaneous blastomycosis
ひ‐ふみ【日文】
神代(じんだい)文字の一つといわれる音節文字。後世に、朝鮮の文字をもとに改作したものであるとされている。
ビブラート【vibrato(イタリア)
《ふるえる、の意》音高または音量の急速な変化を音に与える(細かくふるわせる)演奏技法。声楽・器楽で行われる。
ビブラフォン【vibraphone】
打楽器の一つ。鉄琴の一種で、おもに軽音楽で使用。澄んだ音質で余韻が長い。
ビブリオ【vibrio(ラテン)
ビブリオ科の細菌の総称。グラム陰性でふつう嫌気(けんき)性の桿(かん)菌。5種類の菌種のうち、コレラ菌と腸炎ビブリオがヒトに対し強い病原性をもつ。
ビブリオフィルム【bibliofilm】
図書の各ページをマイクロフィルムに写しとったもの。図書写真。
ひぶり‐しま【日振島】
愛媛県西部、宇和(うわ)海の島。宇和島市に属する。面積5km2。畑作・漁業が主。10世紀の藤原純友(ふじわらのすみとも)の乱で知られる。
ひ‐ふん【悲憤】(名・サ変自)
悲しみいきどおること。indignation〈比較〉憤慨。
ひ‐ぶん【非分】(名・形動)
①身分に過ぎたこと・さま。過分。
②道理に合わないこと・さま。非理。
ひ‐ぶん【碑文】
石碑に彫ってある文章。epitaph
び‐ふん【微粉】
細かなこな。impalpable powder〈用例〉〜状。
び‐ぶん【美文】
文体の一つ。ことばを美しく飾った文章。とくに、明治中期に流行した文体。elegant prose〈比較〉雅文。
び‐ぶん【微分】(名・サ変他)
①関数の導関数を求めること。differential〈対義〉積分。
②変数がΔxだけ変化したときの、関数f (x) の変化Δyf (xx) -f (x) はf′ (x) Δxに等しい。これをf (x) の微分という。dyf′ (x) dxとも書く。differential
ピブン【Luang Pibul Songgram】
(1897-1964)タイの政治家・軍人。立憲革命に参加し、1938年首相に就任。48年クーデターで再度首相となり独裁的な政権を維持するが、57年クーデターで失脚し、日本亡命中に客死。
びぶん‐おん【微分音】
音楽で、半音程よりさらに小さい音(4分音・6分音など)の総称。microtone
びぶん‐がく【微分学】
関数の導関数についての理論と、その応用を研究する解析学の基礎分野。differential calculus
びぶん‐かのう【微分可能】
関数f (x) がxaにおいて微分係数をもつとき、f (x) はxaにおいて微分可能であるという。differentiable
びぶん‐きかがく【微分幾何学】
平面および空間における曲線や曲面の性質を微分学・積分学の方法を用いて研究する数学の一分野。differential geometry
びぶん‐けいすう【微分係数】
関数f (x) において、に限りなく近づくとき、 (f (x) -f (a) ) / (x-a) が一定の値に限りなく近づけば、その値をf (x) のxaにおける微分係数といい、f ′ (a) で表す。微係数。differential coefficient
ひふん‐こうがい【悲憤慷慨】(名・サ変自)
社会の不公平、政治の不正、自分の非運について、深く悲しみいきどおること。indignation
ひぶん‐しょう【飛蚊症】
目のガラス体の混濁により、小さな虫や糸くずのようなものが動いて見える症状。myodesopsia
びぶん‐ちょう【美文調】
写実よりも美文に流れていること。ornate style
びぶん‐ほう【微分法】
与えられた関数の導関数を求める方法。differentiation
びぶん‐ほうていしき【微分方程式】
未知関数、その導関数、独立変数の間の関係を与える関数方程式。未知関数の変数が1個のとき常微分方程式、2個以上のとき偏微分方程式とよぶ。differential equation
ひ‐へい【疲弊】(名・サ変自)
①心身がつかれ弱ること。exhaustion
②国力や経済力が弱ること。窮乏。poverty
ひべいかつどう‐いいんかい【非米活動委員会】
(Committee on Un-American Activities)アメリカ下院の常任委員会の一つ。国内の非民主主義的・破壊的宣伝活動を調査し、適切な立法勧告を行う目的で1945年に設置。75年廃止。UAAC。
ひ‐へいこうじょうたい【非平衡状態】
可逆変化において、両方向に起こる変化の速さが異なる状態。non-equilibrium state
ビベーカーナンダ【Vivekānanda】
(1863-1902)インドの宗教改革者。ラーマクリシュナの後継者。ラーマクリシュナ教団を創立、師の教えを世界に広めた。
ピペット【pipette】
正確に一定体積の液体をはかりとるガラス器具。ホールピペット・ミクロピペット・メスピペットなど。
ピペラジン【piperazine】
塩基性の白色結晶。アジピン酸塩などを、人や動物の回虫・蟯虫(ぎょうちゅう)の駆除に用いる。
ビベロ【Don Rodrigo de Vivero y Velasco】
(?-1636)スペインのフィリピン政庁長官。慶長(けいちょう)14年(1609)メキシコへ向かう乗船が上総国(かずさのくに)岩和田に漂着。将軍徳川秀忠(とくがわひでただ)、駿府(すんぷ)の徳川家康(いえやす)に謁見し、メキシコとの通商を約して翌年帰国。
ひ‐へん【日偏】
漢字を組み立てている部分の名。「明」「昭」などの左にある「日」。
ひ‐へん【火偏】
漢字を組み立てている部分の名。「燃」「焼」などの左にある「火」。
ひ‐ぼ【悲母】
あわれみ深い母。慈母。ひも。
び‐ぼいん【鼻母音】
音声学で、呼気が鼻に抜けて共鳴し、俗にいう「鼻にかかった」音色をもつ母音。nasal vowel
ひ‐ほう【飛報】
急ぎの知らせ。急報。urgent report
ひ‐ほう【秘方】
秘密にしている薬の処方。
ひ‐ほう【秘宝】
人に見せない宝物。treasure
ひ‐ほう【秘法】
①秘密の方法。secret process
②《仏教語》真言宗で、選ばれた人だけしか行うことのできない秘密の祈祷(きとう)法。
ひ‐ほう【悲報】
かなしい知らせ。とくに、死の知らせ。sad news; death notice〈対義〉朗報。〈用例〉〜に接する。
ひ‐ぼう【非望】
身のほど知らずの大それた望み。野望。ambition
ひ‐ぼう【謗】(名・サ変他)
①悪口を言うこと。中傷。slander
②《仏教語》とくに正法をそしること。毀謗(きぼう)
び‐ほう【弥縫】(名・サ変他)
①縫い繕うこと。
②取り繕うこと。ごまかし。
び‐ぼう【美貌】
美しい顔かたち。beauty
びほう‐さく【弥縫策】
一時逃れの方便。makeshift
びぼう‐じん【未亡人】
→みぼうじん(未亡人)
ひぼうりょくてき‐ていこう【非暴力的抵抗】
→サチャグラハ
びぼう‐ろく【備忘録】
心覚えに書きとめておく帳面。控え。メモ。memorandum
ヒポクラテス【Hippocrates】
(?-?)紀元前5〜前4世紀ごろのギリシアの医師。西洋医学の父。医学を魔術や哲学から分離し、医師の道徳を「ヒポクラテスの誓い」として明確に規定。4体液説を提唱。
ひ‐ほけんしゃ【被保険者】
①損害保険で、保険事故の発生にさいし保険金の支払いを受ける権利をもつ者。insured
②生命保険で、その者の生死について保険がかけられている者。insured〈対義〉保険者。
ヒポコンデリー【Hypochondrie(ドイツ)
軽い病気に対して、大げさな不安・恐れをもつ精神症状。心気症。ゆううつ病。
ひ‐ぼし【干乾し】
食べ物がなくて飢えること。be starved〈用例〉〜になる。
ひ‐ぼし【日干し・日乾し】
日光にさらしてほすこと。dry in the sun
ひ‐ぼし【火干し・火乾し】
火にあぶって乾かすこと。また、乾かしたもの。dry by the fire
ひぼし‐れんが【日乾し瓦】
粘土を成形し、天日で乾燥させた煉瓦。降雨が少ない地域では先史時代から広く用いられた。
ピボット【pivot】
①計測器などに用いる、先端をとがらせた円錐(えんすい)形の軸。
②バスケットボール・バドミントンなどで、ボールを持った人が片足を軸にし、他の足を踏み出して回転すること。
③ダンスで、片足で回転する動作。
④ゴルフで、背骨を軸にして上半身をねじること。
びほろ【美幌】
〈町〉北海道北東部、網走(あばしり)川中流域の町。ジャガイモ・テンサイなどの生産地で農産加工業もさかん。阿寒(あかん)国立公園の北の玄関。人口2万4934(1994)。
びほろ‐とうげ【美幌峠】
北海道北東部、美幌・弟子屈(てしかが)町境の峠。標高525m。阿寒(あかん)国立公園の網走(あばしり)側玄関で、雄大な展望で知られる。
ひ‐ほん【秘本】
①人に見せない大切な本。秘蔵の本。treasured book
→春本
ひ‐ぼん【非凡】(名・形動)
並はずれて、すぐれていること・人・さま。unusualness〈対義〉平凡・凡庸。〈用例〉〜な才能。〈派生〉ひぼんさ(名)
び‐ほん【美本】
①用紙・装丁・箱などのりっぱな本。beautifully-bound book
②傷んでいない古本。