ふえ【吭】
→のどぶえ
ふえ【笛】
①吹いて音を出す楽器の総称。
②日本における管楽器の総称。一般に高麗笛(こまぶえ)・神楽笛(かぐらぶえ)・竜笛(りゅうてき)など横吹きのもの。〈数え方〉1管・1本。
③合図などに吹きならす小型の道具。ホイッスル。whistle
笛吹けども踊らず(ふえふけどもおどらず)
《新約聖書『マタイによる福音書』中の「われら笛吹けども、なんじら踊らず」ということばから》手を尽くして誘い勧めても、人がそれに応じない。笛吹けど踊らず。We have piped unto you and ye have not danced.
ふえ【鰾】
魚類の腹にある浮き袋。
ふ‐え【不壊】
こわれないこと。堅固なこと。〈用例〉金剛(こんごう)〜。
フエ【Hue】
ベトナム中東部、フエ川沿岸の都市。1802年以後、阮(げん)王朝の都として繁栄した古都。人口21.1万(1989)。ユエ。
フェア【fair】
[一](名・形動)
①公明正大なこと・さま。公平。〈用例〉〜な態度。
②競技で、適法。〈用例〉〜グラウンド。
[二](名)
①展示即売会。市(いち)や祭りなどの催し。〈用例〉ブック〜。
②「→フェアボール」の略。
フェアウエー【fairway】
ゴルフコースで、ティーグラウンドからグリーンまでの間の、芝生(しばふ)を短く刈り取ってプレーしやすくしてある区域。
フェアディール‐せいさく【フェアディール政策】
(Fair Deal)アメリカの大統領トルーマンが1949年の年頭教書で示した社会経済政策。ニューディールにならって命名・立案されたが、あまり実効をあげなかった。
フェアバンクス【Douglas Fairbanks】
(1883-1939)アメリカの映画俳優。無声映画時代の活劇スター。主演作『奇傑ゾロ』など。
フェア‐プレー【fair play】
スポーツ競技などで、規則を守って正々堂々と技を競うこと。〈用例〉〜の精神。
フェア‐ボール【fair ball】
①野球で、フェアグラウンドの中にある打球。また、野手などに触れず内野に落ち、一塁・三塁のベース上、またはその後方からファウル地域に出た打球など。〈対義〉ファウルボール。
②テニスなどで、規定のライン内に落ちた打球。
フェアリー【fairy】
ラテン・ケルト系諸民族の民話に伝えられる仙女。妖精(ようせい)
フェアリーランド【fairyland】
妖精(ようせい)の国。おとぎの国。
ふ‐えい【賦詠】
詩歌をつくること。また、その詩歌。
ぶ‐えい【武衛】
①天子を側近くで守る武官。
→兵衛(ひょうえ)の唐名。
フェイジョア【feijoa】
フトモモ科の常緑小高木。高さ約5m。葉は対生し楕円(だえん)形。6月ごろ、外側が白く内側が赤紫色の四弁花が咲く。果実は10月に成熟し、食用。果樹のほか、観賞用に栽培。南アメリカ原産。
ふ‐えいせい【不衛生】(名・形動)
衛生的でないこと・さま。unsanitary〈用例〉〜な店。
フェイディアス【Pheidias】
(BC490ごろ-BC430ごろ)古代ギリシアの彫刻家。ギリシア古典期の巨匠。パルテノン神殿の建設・彫像制作に活躍。作品『アテナ‐パルテノス』。
ふえいよう‐か【富栄養化】
窒素や燐(りん)を含む物質が、湖や内湾などの囲まれた水域に流入し、藻類やプランクトンなどが異常にふえ、水質が急激に悪化すること。eutrophication
ふえいよう‐こ【富栄養湖】
栄養塩類が多い湖。湖水中に藻が繁茂(はんも)するなど生物生産がさかん。水深・透明度ともに浅い。eutrophic lake〈比較〉貧栄養湖。
フェイヨル【Henri Fayol】
(1841-1925)フランスの経営学者。経営者としての経験に基づき管理の原理を研究。フレデリック=テーラーとともに近代管理学の祖と呼ばれる。著書『産業および一般管理論』など。
フェイル‐セーフ【fail safe】
システムの一部に故障や誤操作があっても、安全装置がかならず働くようになっている機構。フェイルセーフ‐システム。
フェイント【feint】
《見せかけ・陽動・牽制(けんせい)、の意》スポーツで、相手の意表をつくこと。とくに球技や個人競技で、相手のタイミングを外し、こちらの攻撃を成功させるためのプレーをいう。〈用例〉〜をかける。
フェージン【Konstantin Aleksandrovich Fedin】
(1892-1977)ソ連の小説家。新しい社会と個人の倫理の問題を追究。作品『都市と歳月』『最初の喜び』など。
フェージング【fading】
無線通信において、電波の受信強度が、電離層や大気の状態の変化により変動する現象。とくに短波やマイクロ波に重大な影響がある。
フェース【face】
①顔。〈用例〉ニュー〜。
②面。表面。〈用例〉ゴルフクラブの〜。
③登山で、広がりをもった急な岩場。岸壁。
④額面。券面。
フェース【Percy Faith】
(1908-76)アメリカのポピュラー音楽指揮者。カナダ生まれ。新しい感覚で編曲・演奏し、幅広い層に支持された。ヒット曲『夏の日の恋』など。
フェーズ【phase】
①目に映るすがた・かたち・ありさま。
②発展・開発の過程での、ある段階・局面・時期。〈用例〉新しい〜を迎える。
③側面。〈用例〉この問題には2つの〜がある。
④物理・化学で、不均一な物質系の中にある他と区別される均一な部分。固相・液相・気相など。相。
⑤進行する波の、ある特定の位置。
フェート【Afanasy Afanasyevich Fet】
(1820-92)ロシアの詩人。詩集『夕べの灯』など。
フェード‐アウト【fade-out】
①映画・演劇などで、ある場面の終わりに画面・舞台がしだいに暗くなって消えていく手法。溶暗。FO。〈対義〉フェードイン。
②共同経営から徐々に手を引くこと。主として発展途上国の合弁会社などからの投下資本の引き揚げをいう。
フェード‐イン【fade-in】
映画・演劇などで、暗い画面・舞台からしだいに明るく鮮明になっていく、画面・場面の導入手法。溶明。FI。〈対義〉フェードアウト。
フェードー【Georges Feydeau】
(1862-1921)フランスの劇作家。喜劇『アメリーを頼む』など。
フェードル【Phèdre】
ラシーヌの悲劇。1677年初演。アテネの王妃フェードルの、義理の息子への邪恋が悲惨な結末をもたらす。
フェートンごう‐じけん【フェートン号事件】
《「フェートン」はPhaeton》文化(ぶんか)5年(1808)イギリス軍艦フェートン号が長崎に侵入、交戦国オランダの商館員をとらえて薪水(しんすい)を強要した事件。この事件以降、幕府は海防を強化。
フェーリング‐えき【フェーリング液】
アルデヒドおよび還元糖の検出・定量用の試薬。濃青色の試薬だが、反応して酸化銅(I)の赤色沈殿を生じる。1849年、フェーリングが発見。Fehling's solution
フェーリング‐はんのう【フェーリング反応】
還元糖などの検出や定量に利用される反応。還元性のある糖にフェーリング液を加えて熱すると、深青色の溶液から酸化銅(I)の赤色沈殿を生じる。Fehling's reaction
フェーン【Föhn(ドイツ)
《「風炎」とも当てる》湿った大気が山脈を越すことにより、乾いた熱風に変わって吹き下ろす現象。山間の盆地などに多く見られる。日本では夏季に日本海側に多く、火災が起こりやすい。
ふ‐えき【不易】(名・形動)
変わらないこと・さま。すたらないこと・さま。不変。〈用例〉万古〜。
ふ‐えき【扶掖】(名・サ変他)
助けること。扶助。
ぶ‐えき【夫役・賦役】
=ふえき。
→ぶやく(夫役)。
②自治体で、労働の役務。
ふえき‐りゅうこう【不易流行】
蕉風俳諧(しょうふうはいかい)の根本理念。「不易」は詩的生命の永遠性・不変性、「流行」は時代とともに変化する流動性をいい、両者は「風雅の誠」という一つの根元に帰すべきものとする。
フエゴ‐とう【フエゴ島】
(Tierra del Fuego)南アメリカ大陸南端、マゼラン海峡で隔てられた島群。面積7.1万km2。東はアルゼンチン領、西はチリ領。
ふえ‐ざ【笛座】
能の舞台で、囃子(はやし)の笛方のすわる席。
フェザー【feather】
羽。羽毛。〈用例〉〜タッチ。
フェザーカット【feathercut】
髪型の一つ。鳥毛の柔らかい重なりのようにカットした髪型。また、そのカット法。
フェザー‐きゅう【フェザー級】
体重制競技の階級の一つ。アマチュアボクシングでは54〜57kg、プロボクシングでは57.1kg以下。featherweight
フェス【Fès】
モロッコ中部、フェス州の州都。宗教都市。旧市街はイスラム教の聖地で、9世紀以降の数多くの壮大なモスクがある。人口44.9万(1982)。フェズ。ファス。
フェスティバル【festival】
祭り。祝祭。祭典。〈用例〉ジャズ〜。
ふえ‐だい【笛鯛】
フエダイ科の海水魚。マダイに似るが、吻(ふん)がやや突出する。全長約40cm。赤橙(せきとう)色で、腹方は淡い。ひれはすべて黄褐色。沿岸の岩礁帯にすむ。美味。本州中部以南に分布。
ふえ‐たけ【笛竹】
①竹の笛。bamboo flute
②管弦。音楽。music; wind and string instruments
③笛にする竹。ふえだけ。
ふ‐えつ【鉞】
①おのとまさかり。
②昔、中国で出征する将軍に君主が権威の象徴として授けた刑具。転じて、兵器や征伐をいう。
③文章・詩歌などに手を入れること。修正。〈用例〉〜を加える。
ふ‐えて【不得手】(名・形動)
〈対義〉得手。
①得意でないこと・さま。unskillfulness〈用例〉〜な科目。
②たしなまないこと・さま。have no taste for〈用例〉酒は〜だ。
フェティシズム【fetishism】
→呪物(じゅぶつ)崇拝
②心理学で、異常性欲の一つ。異性の衣類などによって性的満足を得ること。
フェデー【Jacques Feyder】
(1885-1948)フランスの映画監督。1930年代にルノワール・デュビビエと並称された巨匠。作品『外人部隊』『ミモザ館(やかた)』『女だけの都』など。
フェデレーション‐カップ【Federation Cup】
テニスの国別対抗女子世界選手権大会。1963年から始まる。女子のデビスカップ戦といわれる。94年にフェドカップと改称。
フェドチェンコ【Aleksei Pavlovich Fedchenko】
(1844-73)ソ連の探検家。中央アジアの探検・旅行記を出版。スイスの氷河で遭難死。
フェナセチン【phenacetin】
アニリン系の解熱鎮痛剤。神経痛・頭痛・不眠などに用いる。
フェナンシェールドパリバ【Compagnie Financiére de Paris et des Pays-Bas】
フランスの銀行パリバグループの持株会社。1872年設立。本社はパリ。
フェナントレン【phenanthrene】
化学式C14H10 コールタールの蒸留によって得られる、ベンゼン核が3つつながった形の化合物。無色の結晶。染料・医薬の原料。
フェニキア【Phoenicia】
古代地中海に発展した商業・航海民族およびその国家。セム族に属する。紀元前15世紀、ウガリト・ビブロスなどを中心に繁栄。前12世紀には中心はティルス・シドンに移り、地中海貿易を独占、その文化とともにフェニキア文字を西方に伝えた。本国諸市は前8世紀アッシリアにより滅亡。
フェニキア‐もじ【フェニキア文字】
フェニキア語を表した文字。現存のアルファベットの祖とされる。Phoenician alphabet
フェニックス【Phoenix(ラテン)
①エジプトの伝説上の不死の霊鳥。不死鳥。フォイニクス。
②ヤシ科ナツメヤシ属の総称。アジア・アフリカに十数種が知られている。ナツメヤシ・カナリーヤシなど。
フェニックス【Phoenix】
アメリカ、アリゾナ州の州都。コロラド高原の南にあり、農業地域の中心地で商工業都市。冬の保養地。人口98.3万(1990)。
フェニックス‐しょとう【フェニックス諸島】
(Phoenix Islands)太平洋中部、赤道付近の珊瑚礁(さんごしょう)島群。カントン・エンダベリー両島は米英共同統治領。他は英領。
フェニルアラニン【phenylalanine】
必須(ひっす)アミノ酸の一つ。人体内で分解されてチロシンに変わるが、この代謝経路に異常があるとフェニルケトン尿症になる。
フェニル‐き【フェニル基】
化学式C6H5 ‐ベンゼンから水素原子1個がとれた一価の原子団。phenyl group
フェニルケトンにょう‐しょう【フェニルケトン尿症】
遺伝性の先天性代謝異常症の一つ。ヒトに必要なアミノ酸の一つであるフェニルアラニンを分解する酵素を、生まれつきもっていないことが原因でおこる。放置すると知能障害などをまねくので、早期発見し、低フェニルアラニン食による治療が必要。phenylketonuria
フェニルブタゾン【phenylbutazone】
ピリン系鎮痛消炎剤ブタゾリジンの化合物名。
フェヌロン【François de Salignac de la Mothe-Fénelon】
(1651-1715)フランスの文学者。大司教。著書『テレマックの冒険』は専制君主制を攻撃する寓意(ぐうい)とされ、その後提唱した社会思想はフランス革命の先駆的役割を果たした。
フェノール【phenol】
→フェノールるい(フェノール類)。
②化学式C6H5OH 独特な刺激臭をもつ無色の結晶。皮膚をいためる。医薬品・香料などの合成原料。水溶液は消毒剤に利用。石炭酸。モノヒドロキシベンゼン。
フェノール‐じゅし【フェノール樹脂】
フェノール類とアルデヒドを重縮合した熱硬化性樹脂の総称。光沢・耐熱性・難燃性・電気絶縁性にすぐれる。商標名はベークライト。石炭酸樹脂。phenol resin
フェノールフタレイン【phenolphthalein】
酸塩基指示薬の一つ。変色域はpH(ピーエイチ)8.3〜10。酸性で無色、塩基性で赤色を呈する。
フェノール‐るい【フェノール類】
ベンゼン核やナフタレン核の水素が水酸基で置換された化合物の総称。弱酸性を示す。フェノール。phenol
フェノール‐レッド【phenol red】
酸塩基指示薬の一つ。変色域はpH(ピーエイチ)6.8〜8.4。酸性で黄色、塩基性で赤色。フェノールスルホフタレイン。
ブエノス‐アイレス【Buenos Aires】
アルゼンチンの首都。ラプラタ川河口の港湾都市で、重要な貿易港として同国経済・文化の中心地。南半球有数の都市。南米のパリといわれる。人口296.1万(1991)。
フェノバール【phenoval】
→フェノバルビタール
フェノバルビタール【phenobarbital】
バルビツル酸誘導体の一つで、長時間型鎮静催眠薬。白色の結晶。てんかんの発作抑制、不安・緊張状態の鎮静、高血圧症・冠血管疾患・消化性潰瘍(かいよう)の治療などに用いられる。商標名ルミナール。フェノバール。
フェノロサ【Ernest Francisco Fenollosa】
(1853-1908)アメリカの東洋美術史家。狩野芳崖(かのうほうがい)・橋本雅邦(はしもとがほう)に協力して新日本画運動を推進。岡倉天心(おかくらてんしん)と東京美術学校創立に尽力。著書『東亜美術史綱』など。
フェビアニズム【Fabianism】
イギリスのフェビアン協会が展開した民主社会主義理論。また、一般に、漸進的な議会制民主主義により社会主義社会の実現をめざす考え方。
フェビアン‐きょうかい【フェビアン協会】
(Fabian Society)マルクス主義の社会民主同盟に対抗して、1884年結成されたイギリスの社会主義団体。議会主義による漸進的な社会主義の実現を主張。
フェヒナー【Gustav Theodor Fechner】
(1801-87)ドイツの哲学者・心理学者・物理学者。実験心理学の方法的基礎となった精神物理学を創始、刺激の度合いと感覚との関係を量的に測定しようとする「フェヒナーの法則」を提唱。著書『精神物理学提要』など。
ふえふき‐がわ【笛吹川】
山梨県を流れる川。長さ46.5km。秩父(ちちぶ)山地に発し、甲府盆地の東を南西に流れて釜無(かまなし)川に合流し、富士川となる。
ふえふき‐だい【笛吹鯛】
フエフキダイ科の海水魚。体は赤みを帯びた紫褐色で、吻(ふん)はやや突出する。全長約50cm。沿岸の岩礁帯にすむ。白身で美味。本州中部以南に分布。
プエブラ【Puebla】
メキシコ南部の商工業都市で、同名州の州都。同国最古の都市の一つ。人口100.7万(1990)。プエブラ‐デ‐サラゴサ。
プエブロ‐インディアン【Pueblo Indian】
北米南西部のインディアンの一部族。定住して農耕に従事。かつて、北米インディアンのうちもっとも発達した文化を形成。
フェミナ‐しょう【フェミナ賞】
(prix Fémina(フランス))フランスの文学賞。1904年創設。女流文学者12人によって、各年度のすぐれた小説が選ばれる。
フェミニスト【feminist】
①女性差別に反対する人びと。1830年代のフランスで生まれた女権拡張論者を起源とする。
②《転じて》女性を尊重する男性。女にあまい男。
フェミニズム【feminism】
女権拡張の思想と運動。1830年代のフランスに生まれて欧米に広がり、女性解放論から男女差別撤廃へと発展してきている。
フェミニニティ‐コントロール【femininity control】
→ジェンダー‐ベリフィケーション
フェミニン‐ルック【feminine look】
女性の洋服スタイルの一つ。女らしい装いのこと。肩線の丸み、バストのふくらみ、ウエストの細さなど、女性の美しさを生かしたスタイル。
フェムト【femto】(接頭)
単位で、1000兆分の1 (10-15) を表す。記号f。
フェラーラ【Ferrara】
イタリア北部、ポー川下流域の都市。ルネサンス期にエステ家のもとで繁栄した。人口14.1万(1991)。
フェライト【ferrite】
①鉄を含む酸化物で磁性をもつものの総称。MO・Fe2O3(Mは、マンガン・コバルトなど二価の金属)で示される亜鉄酸塩。
②体心立方構造の鉄で、α(アルファ)鉄の金属組織学上の名称。
フェライト‐じしゃく【フェライト磁石】
鉄と他の酸化物(マンガン・コバルト・ニッケル)を材料とした磁石。エレクトロニクスに広く利用。ferrite magnet
フェラリ【Ludovico Ferrari】
(1522-65)イタリアの数学者。カルダーノの門下で、師の3次方程式解法の公表に続き、4次方程式の解法を発見。
フェリー【ferry】
→フェリーボート」の略。
フェリーニ【Federico Fellini】
(1920-93)イタリアの映画監督。独自の世界を築く現代イタリア映画界の代表的存在。作品『道』『甘い生活』『81/2』『そして船は行く』など。
フェリーボート【ferryboat】
旅客や貨物を自動車と一緒に運ぶ大型の連絡船。カーフェリー。フェリー。
フェリシアンか‐カリウム【フェリシアン化カリウム】
→ヘキサシアノ鉄(III)酸(てつさんさん)カリウムの別称。
フェリ‐じせいたい【フェリ磁性体】
結晶内に2種類の磁性原子があり、その磁気モーメントが互いに逆向きになっているとき、各群の磁性原子の数が異なるために、自発磁化が現れる磁性体。ferrimagnetic substance
フェリスじょがくいん‐だいがく【フェリス女学院大学】
私立女子大学。昭和22年(1947)創立の横浜山手女学院専門学校を前身とし、同40年(1965)より現制。本部は神奈川県横浜市中区山手町。
フェリペ【〈2世〉Felipe II】
(1527-98)スペイン王(在位(1556-98))。父カール5世から本国のほかネーデルラント・ナポリ・シチリア・新大陸などにおよぶ大領土を相続。ポルトガル王をも兼ねた。新教徒を弾圧し、絶対主義体制を確立。レパントの海戦でトルコ海軍に大勝したが、オランダ独立戦争に敗れ、さらにイギリスとの戦いで無敵艦隊が壊滅、国勢衰退の原因をつくった。
フェリペ【〈5世〉Felipe V】
(1683-1746)スペイン王(在位(1700-24)・(1724-46))。スペインのブルボン朝の始祖。即位をめぐりスペイン継承戦争が起こったが、王位を確保。子ルイスに譲位したが、その死で再度即位。宰相パティーニョの補佐を得て、啓蒙(けいもう)君主として名声を博した。
*ふ・える【殖える】(下一自)
〈対義〉減る。
①財産などの、数量が多くなる。increase〈用例〉貯金が〜。
②養殖・繁殖などによって生物の個体数が多くなる。propagate〈用例〉ネズミが〜。
*ふ・える【増える】(下一自)
数や量が多くなる。ます。increase; rise〈対義〉減る。〈用例〉旅行者が〜。水かさが〜。予算が〜。
フェルウェー【Albert Verwey】
(1865-1937)オランダの詩人。詩集『現世』『新しき園』など。
フェルガナ【Ferghana】
→だいえん(大宛)
フェルガナ‐ぼんち【フェルガナ盆地】
(Fergan Basin)中央アジア、天山山脈西部に広がる山間盆地。シルダリア川中流域を占め、ウズベキスタンとタジキスタン・キルギスの一部が含まれる。
フェルキッシャー‐ベオバハター【Völkischer Beobachter(ドイツ)
《民族の観察者、の意》1920年からナチスの中央機関紙となった新聞。本拠はミュンヘン。45年廃刊。
フェルッツィフィナンツィアリア【Ferruzzi Finanziaria】
イタリアのコングロマリット。金融・家電・食品など。
フェルディナント【〈1世〉Ferdinand I】
(1503-64)神聖ローマ皇帝(在位(1556-64))。国内のカトリックとプロテスタント(ルター派)との仲裁に努め、1555年アウグスブルクの和議を成立させた。
フェルディナント【〈2世〉Ferdinand II】
(1578-1637)神聖ローマ皇帝(在位(1619-37))。イエズス会の教育を受け、宗教改革に反対。新教徒を迫害し、三十年戦争の原因をなした。
フェルト【felt】
羊毛などの獣毛に熱・湿気・圧力を加え、からみ合わせて膠着(こうちゃく)させ、布状にしたもの。弾性・保温性に富み、帽子・服飾・敷物・家具などに使用。
フェルト‐ペン【felt pen】
筆記用具の一つ。ペン先にフェルトを用い、インクを、容器でもある軸に納めたもの。
プエルト‐リコ【Puerto Rico】
西インド諸島中部、大アンティル諸島東部にあるアメリカの属領。住民にはアメリカ市民権があり、自由にアメリカに移住できる。人口361.2万(1993)。
フェルナンド【〈7世〉Fernando VII】
(1784-1833)スペイン国王(在位(1808)・(1814-32))。絶対主義君主として反動政治を行い、自由主義者を弾圧。アメリカ植民地の漸次独立を誘発。
フェルビースト【Ferdinand Verbiest】
(1623-88)ベルギーのイエズス会士。1659年中国に派遣され、清(しん)朝に仕えて天文学の向上、暦法の改革に貢献。中国名は南懐仁(なんかいじん)。著書『坤輿(こんよ)全図』『永年暦法』など。ヴェルビースト。
フェルマー【Pierre de Fermat】
(1601-65)フランスの数学者・物理学者。法律を学んで弁護士・地方議会の議員となったが、余暇に数学・光学などを研究。フェルマーの問題や光の屈折を説明したフェルマーの原理を残した。
フェルマータ【fermata(イタリア)
《停止、の意》音楽で、音符や休符の上や下に付け、その音や休みを延長することを示す記号。延音記号。
フェルマー‐の‐げんり【フェルマーの原理】
光が2点間を伝播(でんぱ)するとき、その伝播に要する時間が極小になる道筋を通るという原理。フランスの数学者フェルマーが定式化し、光の屈折の法則を導きだした。Fermat's principle
フェルマー‐の‐ていり【フェルマーの定理】
→フェルマーの問題の別称。
フェルマー‐の‐もんだい【フェルマーの問題】
3以上の整数に対して、方程式xn+ynznx, y, z≠0)は、正の整数解をもたないという問題。1637年、フランスの数学者フェルマーが書き残した命題。未証明の難問として知られていたが、1994年にアメリカの数学者ワイルズが発表した証明が、95年に確認された。フェルマーの定理。Fermat's problem
フェルミ【fermi】
素粒子(そりゅうし)・原子核などに用いる長さの単位。MKSA系においては、1フェルミは10-15m。湯川秀樹(ゆかわひでき)にちなんで、「ユカワ」ともいわれる。
フェルミ【Enrico Fermi】
(1901-54)アメリカの物理学者。イタリア生まれ。原子に関する新しい統計法を樹立し、人工放射性元素をつくった。1938年ノーベル物理学賞受賞後アメリカに渡り、原子力の研究を指導し、世界最初の天然ウランを使った黒鉛原子炉を完成した。
フェルミウム【fermium】
超ウラン元素の一つ。元素記号Fm原子番号100。質量数257。人工放射性元素。1952年の水爆実験の灰中から発見。
フェルミ‐エネルギー【Fermi energy】
絶対零度で金属中の電子がとりうるエネルギー準位のうち、もっとも高い準位のエネルギー。
フェルミ‐ディラック‐とうけい【フェルミ-ディラック統計】
2個以上の粒子が、同じ量子力学的状態を占めることができないような同種粒子の集合系が示す統計的性質。Fermi-Dirac's statistics
フェルミ‐めん【フェルミ面】
結晶内の電子について、電子のエネルギーがフェルミエネルギーに等しい運動量空間内の面。Fermi surface
フェルミ‐りゅうし【フェルミ粒子】
1つの量子状態には1個しか入りえないというフェルミ‐ディラック統計に従う粒子。電子・陽子(ようし)・中性子など。Fermi particle
フェルメール【Jan Vermeer】
(1632-75)オランダの画家。市民生活の室内情景やデルフトの風景を精妙に描く。作品『女衒(ぜげん)の家にて』『ミルクをつぐ女』など。