ふくおうじでん【福翁自伝】
福沢諭吉(ふくざわゆきち)の自叙伝。明治31〜32年(1898〜99)発表。平易な口語体で、激動の時代に積極的にかかわった自己の生涯を肯定的に描く。
ふくおうひゃくわ【福翁百話】
福沢諭吉の随筆集。明治30年(1897)刊。社会・教育・倫理などに関し晩年の円熟期の思想を示す。
ふくおか【福岡】
〈県〉九州北部の県。県庁所在地は福岡市。中央部に山地、南北に平野がある。九州地方の政治・経済の中心。北部は筑豊(ちくほう)炭田を背景に発達した北九州工業地帯で、鉄鋼・機械工業がさかん。南部の筑紫(つくし)平野では米・果樹・野菜を栽培。面積4960km2、人口484万9431(1994)。
ふくおか【福岡】
〈市〉福岡県西北部、博多(はかた)湾に臨む市。県庁所在地。政令指定都市。古くからの大陸交通の要地博多と、黒田氏の旧城下町福岡の合体で誕生。商業・金融業が主で、水産業、食品・機械などの工業もさかん。博多織の産地。人口122万0683(1994)。
ふくおか【福岡】
〈町〉富山県西北部、石川県境の町。農業・工業・商業が発達し、コイの産地でもある。古くから菅笠(すげがさ)で知られる。人口1万3199(1994)。
ふくおか【福岡】
〈町〉岐阜県南東部、中津川市の北西に接する町。農林業が中心で、ヒノキの良材などを産出。人口7310(1994)。
ふくおか‐きょういくだいがく【福岡教育大学】
国立大学。昭和18年(1943)創立の福岡第一・第二師範学校などを前身とし、同24年(1949)より現制、同41年(1966)より現名。所在地は福岡県宗像(むなかた)市赤間。
ふくおかぎんこう【(株)福岡銀行】
金融業。地方銀行。昭和20年(1945)設立。本店は福岡市中央区天神。
ふくおか‐くうこう【福岡空港】
福岡市の南東3kmにある国際空港。昭和19年(1944)陸軍飛行場として開設。昭和47年(1972)米軍から返還。面積5.4km2。板付(いたづけ)飛行場。
ふくおか‐けんりつだいがく【福岡県立大学】
公立大学。平成3年(1991)創立。所在地は福岡県田川市伊田(いた)
ふくおか‐こうぎょうだいがく【福岡工業大学】
私立大学。昭和38年(1963)福岡電波学園電子工業大学として創立、同41年(1966)より現名。所在地は福岡市東区和白(わじろ)東。
ふくおか‐こくさいマラソン【福岡国際マラソン】
福岡市平和台陸上競技場をスタート、市内を走るコースで毎年行われる、男子の国際マラソン大会。国際陸連の指定大会で、昭和22年(1947)以来の朝日国際マラソンが前身。
ふくおか‐しかだいがく【福岡歯科大学】
私立大学。昭和47年(1972)創立。所在地は福岡市早良(さわら)区田村。
ふくおかシティぎんこう【(株)福岡シティ銀行】
金融業。地方銀行。大正13年(1924)設立。本店は福岡市博多(はかた)区博多駅前。
ふくおかじょがくいん‐だいがく【福岡女学院大学】
私立女子大学。平成元年(1989)創立。所在地は福岡県小郡(おごおり)市小郡。
ふくおか‐じょしだいがく【福岡女子大学】
公立女子大学。大正10年(1921)創立の福岡県立女子専門学校を前身とし、昭和25年(1950)より現制。所在地は福岡市東区香住ケ丘。
ふくおか‐だいがく【福岡大学】
私立大学。昭和9年(1934)創立の福岡高等商業学校を前身とし、同24年(1949)より現制、同31年(1956)より現名。所在地は福岡市城南区七隈(ななくま)
ふくおか‐たかちか【福弟】
(1835-1919)明治の政治家。土佐(とさ)藩出身。維新政府の参与として五箇条の御誓文の草稿を修正。のち文部卿(もんぶきょう)、枢密顧問官などを歴任。
ふくおか‐へいや【福岡平野】
福岡県北西部の博多(はかた)湾に面した平野。南を3郡(さんぐん)・背振(せふり)山地で区切られた半円形状。那珂(なか)川などにより形成された沖積低地。
ふく‐おん【複音】
〈対義〉単音。
①音声学で、母音(ぼいん)と子音(しいん)とが複合してできる音。polysyllable
②音楽で、2つ以上の音程の異なる音からなる重音。polytonality
ふく‐おんがく【複音楽】
→ポリフォニー
ふく‐が【伏臥】(名・サ変自)
うつぶせに寝ること。lie down〈対義〉仰臥(ぎょうが)
ふく‐かく【副殻】
原子の核外電子が存在する電子殻(主殻)中にあるいくつかの殻(または軌道)。主殻K・L・M…に対し、副殻はs・p・d・fなどの記号で表す。sub shell
ふく‐がく【副萼】
萼の外側にあって二重の萼のように見えるもの。苞葉(ほうよう)の変化したもの。ヘビイチゴ・フヨウなどに見られる。accessory calyx
ふく‐がく【復学】(名・サ変自)
休学・停学していた学生が、再び学校に戻ること。return to school
ふく‐かげん【服加減】
茶道で、茶の温度・濃淡。
ふく‐かん【副官】
→ふっかん(副官)
ふく‐かん【復刊】(名・サ変他)
→ふっかん(復刊)
ふく‐がん【複眼】
無数の個眼が集まって形成される目。節足動物の甲殻(こうかく)類や昆虫類などにみられる。compound eye〈比較〉個眼。〈対義〉単眼。
ふくがん‐てき【複眼的】(形動)
いろいろな角度から物事を見るさま。
ふく‐ぎ【福木】
オトギリソウ科の高木。高さ約20m。葉は革質の広楕円(だえん)形。花は小さく黄色。沖縄・フィリピンなどに分布。樹皮は染料。
ふく‐ぎょう【副業】
本業以外の仕事。内職。sideline〈対義〉本業。
ふく‐ぎょう【復業】(名・サ変自)
やめていた作業・職業に戻ること。
ふく‐きん【腹筋】
→ふっきん(腹筋)
ふく‐くう【腹腔】
→ふくこう(腹腔)
ふく‐くっせつ【複屈折】
光学的に異方性の結晶または圧力や電場の作用で異方性が生じた物質に光が入射したとき、境界面で2つの屈折光線が生ずる現象。double refraction
ふく‐げん【復元・復原】(名・サ変自他)
もとの形・位置に戻ること。戻すこと。restoration〈用例〉金閣寺を〜する。
ふくげん‐ちゅうしゅつ【復元抽出】
統計で、母集団から標本を抽出するときに、標本を抽出するごとにそれを元にもどし、前と同じ状態にしてから、次を抽出する方法。sampling with replacement
ふくげん‐りょく【復元力】
①船舶や飛行機が不安定に傾いたとき、また、物体がつり合いの位置からずれたときに、もとの位置に戻すようにその物体にはたらく力。strength of stability
②物体が変形したとき、もとにもどそうとする力。restitutive power
ふく‐こう【腹腔】
《医学では、「ふくくう」》腹膜によりすきまなくおおわれた横隔膜より下の腔所。胃・肝臓・大腸・小腸・膀胱(ぼうこう)・子宮などを含み、それらの間に少量の腹膜液が存在している。ふっこう。abdominal cavity
ふく‐ごう【複号】
正と負の符号を合わせた記号。±。double sign
ふく‐ごう【複合】(名・サ変自)
いくつかのものが組み合わさって、できていること・もの。compound
ふくごう‐おせん【複合汚染】
《有吉佐和子(ありよしさわこ)の小説の題名から》2種以上の汚染物質が混じり合って、毒性が高められた汚染。combined pollution
ふくごう‐か【複合果】
2つ以上の雌蕊(しずい)をもつため、1つの花に複数の実ができるもの。イチゴ・アケビ・キイチゴなど。multiple fruit〈比較〉単果・集合果。
ふくごう‐かざん【複合火山】
単式火山や複式火山などが2つ以上組み合わされて、1つにまとまった火山体を形成している火山。composite volcano
ふくごう‐かぞく【複合家族】
夫婦と複数の既婚の子、その配偶者や子どもなどで構成される家族。compound family
ふく‐こうかんしんけい【副交感神経】
自律神経系に属し、交感神経と拮抗(きっこう)しながら働く神経。脳から出て、動脈・顔面・舌咽(ぜついん)・迷走・骨盤内臓の各神経を経て諸器官に分布している。また、膀胱(ぼうこう)・直腸へいく仙骨神経もある。parasympathetic nerves
ふくごう‐きぎょう【複合企業】
→コングロマリット
ふくごう‐きょうぎ【複合競技】
スキーのノルディック競技の一つ。15kmの距離スキーとノーマルヒル級ジャンプを行い、得点の合計を競う。combined competition
ふくごう‐ご【複合語】
もともと単独でも使われる単語や語幹が、2つ以上結合して1語となったもの。前の語の語尾、あとの語の語頭の音が、変わることがある。「朝+日=朝日(名詞)」「書く+込む=書き込む(動詞)」「奥+深い=奥深い(形容詞)」「だ+が=だが(接続詞)」など。合成語。熟語。compound word〈比較〉派生語。〈対義〉単純語。
ふくごう‐こうそけい【複合酵素系】
生体内で一連の代謝を完結させるのに必要な酵素の集団。multi-enzyme system
ふくごう‐ざいりょう【複合材料】
性質の異なる2つ以上の素材を組み合わせて、単独の素材よりすぐれた性質をもたせた材料。繊維強化プラスチック・繊維強化金属など。composite material
ふくごう‐さんぎょう【複合産業】
各種の産業の技術・商品・サービス・経営ノウハウなどを結合して構成される産業。電子産業と機械産業の技術を複合させたロボット産業など。compound industry
ふくごう‐ししつ【複合脂質】
脂肪酸とアルコールのほか、燐(りん)・窒素・硫黄・糖などを含む脂質。細胞の膜構造に重要な役割を果たす。complex lipid
ふく‐こうじょうせん【副甲状腺】
甲状腺の後ろ側に、上下1対(いっつい)ずつある米粒大の組織。上皮小体。parathyroid glands
ふくこうじょうせん‐ホルモン【副甲状腺ホルモン】
副甲状腺から分泌されるパラソルモンというホルモン。血中のカルシウム量を調節している。parathormone
ふくごう‐しょうひん【複合商品】
既存の単体商品を複数組み合わせて一体とした商品。ラジオとカセットテープレコーダーを組み合わせたラジカセなど。composite goods
ふくごう‐たんぱくしつ【複合蛋白質】
アミノ酸のほかに他の有機化合物または有機原子団と結合しているたんぱく質の総称。conjugated protein〈対義〉単純たんぱく質。
ふくごう‐ちょうりきき【複合調理機器】
1台で2、3役をこなす調理機器。電子レンジ・電気オーブン・ガスこんろを一体化したものなど。
ふくごう‐どうじゅん【複号同順】
式の中に2つ以上の複号±があるとき、上から同じ順に使うということ。例えば、(a±b) 2a2±2abb2は左辺がプラスなら右辺もプラス、左辺がマイナスなら右辺もマイナスとする。double signs in same order
ふくごう‐ひりょう【複合肥料】
窒素・燐酸(りんさん)・カリウムの肥料の三要素のうち、2成分以上を混合または反応させた肥料。配合肥料と化成肥料の総称。compound fertilizer
ふく‐こん【腹根】
→ぜんこん(前根)
ふく‐こん【複婚】
文化人類学の概念で、1人の人間が複数の異性を同時に配偶者とする婚姻制度。一夫多妻制と一妻多夫制の2種類。polygamy
ふく‐さ【紗・紗・服紗】
①やわらかい絹。略式の衣服などに用いた。
②縮緬(ちりめん)や絹を表裏2枚合わせ、または1枚で紋様をつけ、四角に作ったもの。進物(しんもつ)の上に掛け、または包むのに用いる。掛け袱紗。
③茶道で、茶器を拭(ぬぐ)い、茶碗(ちゃわん)を受けたりするのに使う四角の絹布。茶袱紗。〈数え方〉1枚・1条。
ふく‐ざ【複座】
ふたり乗りの飛行機。複座機。〈対義〉単座。
ふく‐さい【副菜】
主菜にそえて出すもの。酢の物、香の物、煮豆など。side dish
ふく‐ざい【伏在】(名・サ変自)
内に隠れて存在すること。潜在。
ふく‐ざい【服罪】(名・サ変自)
刑に服すること。服役。penal servitude
ふくさき【福崎】
〈町〉兵庫県中南部、姫路(ひめじ)市の北にある町。柳田国男(やなぎたくにお)の出生地として知られる。人口1万9210(1994)。
ふくさ‐さばき【捌き】
茶道で、茶杓(ちゃしゃく)や茶入れなど茶器を清めるときの、袱紗の取り扱い方。流派・器種によって捌き方に違いがある。
ふく‐ざつ【複雑】(名・形動)
重なりこみいること・さま。めんどうなこと・さま。complexity〈対義〉簡単・単純。〈用例〉〜な事情。〈派生〉ふくざつさ(名)
ふくざつ‐かいき【複雑怪奇】(名・形動)
複雑で、信じられないほど不思議なこと・さま。〈用例〉〜な事件。
ふくざつ‐こっせつ【複雑骨折】
骨折だけではなく、骨折部周囲の皮膚や組織が損傷を受けている状態。周囲の損傷は骨折時ではなく、壊死(えし)による場合もある。compound fracture
ふく‐さよう【副作用】
体内に入った薬物が本来の治療目的以外におよぼす作用。治療上好ましくないことが多い。side effect
ふくさ‐りょうり【紗料理】
本膳(ほんぜん)料理を簡略にした料理。本膳と懐石の中間にあたる料理。
ふくざわ‐いちろう【福沢一郎】
(1898-1992)洋画家。群馬県生まれ。日本にシュールレアリスム絵画を移植した。平成3年(1991)文化勲章受章。作品『牛』など。
ふくざわ‐ゆきち【福沢諭吉】
(1835-1901)明治の啓蒙(けいもう)思想家。慶応(けいおう)義塾の創設者。豊前(ぶぜん)中津(なかつ)藩出身。初め緒方洪庵(おがたこうあん)の適(てき)塾で蘭(らん)学を学び、のち英学に転じて欧米への幕府使節に随行。『時事新報』を創刊。実学と独立自尊を説いた。著書『学問のすゝめ』『文明論之概略(ぶんめいろんのがいりゃく)』など。
ふく‐さんぶつ【副産物】
①おもな生産物にともなって生産されるもの。by-product
②1つの物事につながって起こってくる物事。by-product
ふく‐し【副子】
四肢の一側にあて、患部の固定・安静をはかる簡単なそえ木。ギブス固定より応変性があり、軽量、着脱簡便なので、機能改善の目的で多く用いられる。副木。splint
ふく‐し【副使】
正使を補佐する使者。vice-envoy〈対義〉正使。
ふく‐し【副詞】
品詞の一つ。活用のない自立語。おもに用言を修飾し、主語になることはない。情態の副詞、程度の副詞、陳述の副詞に分けられる。「はっきり見える」「たいへん寒い」「決して行かない」の「はっきり」「たいへん」「決して」など。adverb
ふく‐し【復氏】
結婚や養子縁組みによって氏を改めた者が、離婚や離縁により元の氏にもどること。ふくうじ。resumption of the former surname
ふく‐し【福祉】
①さいわい。幸福。happiness
②人々が幸福で安定した暮らしができる環境。また、その実現のための施策。welfare〈用例〉社会〜。
ふく‐し【複視】
1つのものが2つに見えること。単眼での複視は水晶体脱臼(だっきゅう)のとき、両眼での複視は眼筋麻痺(まひ)のときにそれぞれおこる。double vision
ふく‐じ【服地】
洋服にする布地。material
フクシア【Fuchsia(ラテン)
アカバナ科の落葉低木。高さ約60cm。葉は卵形で鋸歯(きょし)をもつ。花は径3〜6cmで下垂する。萼(がく)の下部は筒状で、上部は4裂して赤色。花弁・萼の色は豊富。園芸植物。中南米原産。ホクシャ。
ふく‐しき【複式】
2つ以上のものからなる形式・方式。compound〈対義〉単式。〈用例〉〜学級。
ふくしき‐かざん【複式火山】
幾重にもかさなった火山体からなる火山。二重式火山・三重式火山および四重式火山などがある。箱根・浅間(あさま)山・三原山など。composite volcano〈対義〉単式火山。
ふくしき‐がっきゅう【複式学級】
2つ以上の異なる学年の児童・生徒を1つに編制した学級。児童・生徒・教員・教室数の少ない学校などにみられる。combined class
ふくしき‐こきゅう【腹式呼吸】
おもに、横隔膜(おうかくまく)の上下運動による呼吸形式。安静時の呼吸はこれによる。腹呼吸。abdominal type of respiration
ふくしき‐ぼき【複式簿記】
すべての取り引きを借方・貸方の2面に対照させ、元帳(もとちょう)の各勘定科目に貸借同額を記入する形式の簿記。記録の誤りを自動的に検証でき、期間損益や財政状態を導き出すことができる。double entry bookkeeping〈対義〉単式簿記。
ふくし‐こうじろう【福士幸次郎】
(1889-1946)詩人。弘前(ひろさき)市生まれ。明るい理想主義的な詩風を示し、日本語の音数律や民俗学研究にも業績を残し『原日本考』を刊行。詩集『太陽の子』など。
ふくし‐こっか【福祉国家】
社会福祉の増大に政府が積極的な役割をはたす国家。完全雇用のもとに社会保障制度が行きわたった国。welfare state
ふくし‐しせつ【福祉施設】
老人ホーム・児童相談所・母子寮・保育所など、社会福祉法に基づき国民の福祉のためにつくられる施設。welfare facilities
ふくし‐しひょう【福祉指標】
国民の生活や福祉の状態を、地方別や国際的に比較できるように数量化した数値。健康・教育・余暇・安全などの私的福祉と、環境・衛生・交通・通信・保安防災などの社会的福祉との大きさを表す。welfare index
ふくし‐じむしょ【福祉事務所】
社会福祉事業法に基づいて、社会福祉行政を実施する機関。都道府県および市に設置。町村は任意設置。
ふくし‐しゃかい【福祉社会】
社会保障制度や完全雇用政策などによって国民の福祉向上をめざす社会。welfare society
ふくじ‐てき【副次的】(形動)
根本となるものに付いているさま。二次的。secondary〈用例〉〜な問題。
ふくし‐ねんきん【福祉年金】
保険制度によらず租税を財源とし、掛け金を拠出しない年金。老齢福祉・障害福祉・母子福祉などの各年金。welfare pension
ふくしま【福島】
〈県〉東北地方南部の県。県庁所在地は福島市。山地が多いが、福島・郡山(こおりやま)・会津(あいづ)などの盆地が開ける。農業がさかんで、果樹・野菜・タバコの全国屈指の産地。いわき・郡山市を中心に化学・機械工業も発達。面積1万3784km2、人口212万9647(1994)。
ふくしま【福島】
〈市〉福島県北部、福島盆地にある市。県庁所在地。旧城下町。陸羽(りくう)街道の旧宿場町で、生糸・織物業で発展。商業、機械・紡績・食品などの工業がさかん。近郊は日本有数の果樹栽培地。磐梯吾妻(ばんだいあずま)スカイラインの玄関口。人口28万0696(1994)。
ふくしま【福島】
〈町〉北海道南西部、渡島(おしま)半島南端、津軽(つがる)海峡に臨む町。漁業が主。青函(せいかん)トンネルの北海道口がある。人口7828(1994)。
ふくしま【福島】
〈町〉長崎県北部、伊万里(いまり)湾内の福島を町域とする町。福島大橋で伊万里市に通じる。兼業農家が多く、米・ミカン・野菜などを産出。人口3706(1994)。
ふくしま‐がた【福島潟】
新潟県越後(えちご)平野、阿賀野(あがの)川下流にある潟湖(せきこ)。面積1.7km2
ふくしまけんりつ‐いかだいがく【福島県立医科大学】
公立大学。昭和22年(1947)創立、同27年(1952)より現制。所在地は福島市光が丘。
ふくしま‐じけん【福島事件】
自由民権運動の最初の激化事件。明治15年(1882)福島県令(けんれい)三島通庸(みしまみちつね)の圧政に対して河野広中(こうのひろなか)ら自由党員と農民が抵抗運動を展開し、弾圧された。
ふくしま‐だいがく【福島大学】
国立大学。大正10年(1921)創立の福島高等商業学校を前身とし、昭和24年(1949)より現制。所在地は福島市松川町。
ふくしま‐ぼんち【福島盆地】
福島県北部、阿武隈(あぶくま)川流域にある盆地。盆地の西側に扇状地があるが全体として低平。果樹栽培がさかん。
ふくしま‐まさのり【福島正則】
(1561-1624)安土(あづち)桃山時代の武将。尾張(おわり)の人。豊臣秀吉(とよとみひでよし)に仕えたが、関ケ原の戦いでは徳川家康(とくがわいえやす)につき、安芸(あき)・備後(びんご)50万石に封ぜられた。のち所領を没収され信濃(しなの)に蟄居(ちっきょ)
ふくしま‐やすまさ【福島安正】
(1852-1919)陸軍軍人。信濃(しなの)の人。明治25年(1892)任地ドイツから単身騎馬で、シベリアを横断して帰国。のちに関東都督・参謀次長。
ふく‐しゃ【複写】(名・サ変他)
①複写機などを使って、文書・書類などを写しとること。コピー。copy; reproduction; duplication
②一度写してあるものをさらに撮影して写すこと。copy
③複写紙などを利用して、1度に2枚以上写してつくること。duplicate
ふく‐しゃ【輻射】(名・サ変他)
①車輪の輻(や)のように1点から周囲に射出すること。放射。radiation
→ほうしゃ(放射)②
ふく‐しゃ【覆車】
車がひっくりかえること。また、その車。
覆車の戒め(ふくしゃのいましめ)
前人の失敗を見て、戒めとすること。覆轍(ふくてつ)。〈比較〉前車の轍を踏む。
ふくしゃ‐き【複写機】
各種の文書・図面・写真・絵画などを複写する機械。透写式・反射式・間接静電方式によるものなどがある。duplicator; copying machine
ふくしゃ‐し【複写紙】
複写用の紙。カーボン紙。carbon paper
ふくしゃ‐せん【輻射線】
物体から放出される熱線・可視光線・紫外線・X線などの総称。放射線。radiation
ふくしゃ‐ねつ【輻射熱】
→ほうしゃねつ(放射熱)
ふく‐しゅ【副手】
①主となる人の仕事を助ける人。助手。assistant
②大学の研究室で、助手の下位の職。
ふく‐じゅ【福寿】
幸福で長命なこと。
ふく‐しゅう【復習】(名・サ変他)
習ったことを、繰り返し自分で勉強すること。おさらい。review〈対義〉予習。
ふく‐しゅう【復讐・復讎】(名・サ変自)
あだを討つこと。仕返しをすること。かたき討ち。revenge; retaliation
ふくしゅう【福州】
中国、福建省の省都。びん江(びんこう)の下流に臨む港湾都市で、茶・木材・果実などの集散地。人口130.8万(1991)。フーチョウ。
ふく‐じゅう【服従】(名・サ変自)
人の命令・意志に従うこと。obedience〈用例〉上官に〜する。
ふく‐じゅうじ【複十字】
結核予防を表す、万国共通の旗じるし。赤色で「十」の字を重ねた形に描く。
ふく‐しゅうにゅう【副収入】
副業などで入る収入。extra income
ふくじゅかい‐むりょう【福聚海無量】
『法華経(ほけきょう)』「観世音菩薩普門品(かんぜおんぼさつふもんぼん)(観音経)」にあることば。観音の慈悲が海のように広大無辺であるということ。
ふくじゅ‐そう【福寿草】
キンポウゲ科の多年草。高さ10〜30cm。葉は羽状複葉で、早春に黄色の花をつける。山地にはえる。園芸品種では、花色・花形が多様。また正月の飾り花として鉢植えもされる。根は薬用。ツイタチソウ。ガンジツソウ。
ふく‐しょ【副書】
原本の写し。副本。
ふく‐しょ【副署】(名・サ変自)
旧憲法下で、天皇の親署に添えて、国務大臣が署名したこと。また、その署名。
ふく‐しょう【副将】
主将を補佐する役・人。subcaptain
ふく‐しょう【副章】
勲章の正章にそえて授けられる勲章。attached decoration
ふく‐しょう【副賞】
正式の賞に添える金品。supplementary prize〈用例〉〜金10万円。
ふく‐しょう【復唱・復誦】(名・サ変他)
①繰り返し唱えること。recite
②与えられた命令を確認のために命令を与えた人に対して繰り返して言うこと。repeat
ふく‐しょう【複勝】
《「複勝式」の略》競馬・競輪などで、2着まで、あるいは3着までに入るものを当てる方式。複。複式。place bet〈比較〉単勝・連勝。
ふく‐しょうぐん【副将軍】
①将軍や大将軍を補佐する官名。
②江戸時代の水戸藩主。とくに、2代藩主徳川光圀(とくがわみつくに)をいう。
ふく‐しょく【服飾】
①衣服と装身具。dress and accessories
②衣服のかざり。accessories
ふく‐しょく【副食】
ご飯・パンなどの主食に添えて食べるもの。欧米では、主食・副食の区別はない。おかず。副食物。〈対義〉主食。
ふく‐しょく【復職】(名・サ変自)
休職していた人がもとの職に戻ること。reinstatement
ふくしょく‐ひん【服飾品】
→アクセサリー
ふく‐じょし【副助詞】
助詞の一種。色々な語に付いて、副詞のように下の用言の意味を限定するもの。「8時までに行く」「これだけ(ぐらい)あればよい」の「まで・だけ・ぐらい」。そのほか、「は・も・さえ・こそ・しか・ずつ」「など・ばかり・ほど・か・やら」など。
ふく‐しらが【福白髪】
《福があると縁起をかついで》→若白髪
ふくし‐ろっぽう【福祉六法】
福祉に関する6つの法律の総称。生活保護法・児童福祉法・母子福祉法・老人福祉法・身体障害者福祉法・精神薄弱者福祉法。
ふく‐しん【副審】
スポーツで、主たる審判員を補佐する審判員。バレーボール・バスケットボール・卓球などの競技で置かれる。assistant umpire
ふく‐しん【腹心】
①腹と胸。
②心の奥底。bottom of one's heart〈用例〉〜の病(やまい)
③深く信頼できること・人。one's confidant〈用例〉〜の部下。
腹心を布く(ふくしんをしく)
心中に思うところを、すっかり打ち明ける。腹心を披(ひら)く。
ふく‐しん【腹診】
漢方の診断法の一つ。腹部を触診する方法。おもに腹壁の厚薄、腹筋の緊張などをみて、虚実・陰陽を判断する資料とする。
ふく‐しん【覆審】
上級裁判所で、下級裁判所の審理とは全く無関係に、新しく審理をやりなおすこと。
フクシン【fuchsine】
赤から赤紫色の塩基性染料。アニリン・トルイジンなどから合成。緑色で光沢をもつ結晶。アルデヒドの検出(シッフ試薬)や染料に利用。
ふく‐じん【副腎】
脊椎(せきつい)動物の内分泌器の一つ。腎臓の上に付着し、半月形。皮質と髄質からなり、生命維持に不可欠な代謝調節やホルモンの分泌を行う。adrenal gland
ふく‐しんけい【副神経】
脊椎(せきつい)動物の第11脳神経。肩・首・頭を複合して動かす首の筋肉および肩にある筋肉に分布する神経。accessory nerve
ふくじん‐づけ【福神漬(け)】
《7種の材料を用いたことから七福神になぞらえていう》漬物の一種。ダイコン・ナス・ウリ・ナタマメ・シソ・れんこん・シイタケなど7種類の材料を細かくきざみ、みりんじょうゆで下漬けしたのち、煮つめる。明治18年(1885)創製の東京名産。
ふくじんひしつ‐しげきホルモン【副腎皮質刺激ホルモン】
下垂体前葉から分泌されるホルモン。副腎皮質を刺激し、副腎皮質ホルモンを分泌させる。ACTH(アクス)。adrenocorticotropic hormone
ふくじんひしつ‐ホルモン【副腎皮質ホルモン】
副腎皮質から分泌される重要なホルモン。塩類と糖類などの代謝を調節する。adrenocortical hormone