- ふな【▼鮒】
- コイ科の淡水魚。全長20〜40cm。沼や流れの穏やかな河川にすみ雑食性。コイとは口ひげがない点で区別できる。釣りの好対象。日本全土に分布。キンブナ・ギンブナ・ゲンゴロウブナ。crucian carp〈数え方〉1尾(び)・1匹・1枚・1折り。
- ぶな【▼椈・▽山▽毛▼欅】
- ブナ科の落葉高木。山地にはえる。高さ約20m。樹皮は灰色。葉は広卵形で互生。雌雄同株(どうしゅ)。日本特産で、温帯林を代表する樹種の一つ。実は食用・油用。材は家具・パルプ用など。シロブナ。ブナノキ。ホンブナ。
- ふな‐あし【船足・船脚】
- ①船の進む速さ。speed〈用例〉〜が速い。
- ②船の喫水(きつすい)。draught〈用例〉〜が深い。
- ふな‐あそび【船遊び・舟遊び】(名・サ変自)
- 船に乗って水上で遊ぶこと。boating
- ふ‐ない【府内】
- ①府のうち。府の区域または管轄(かんかつ)内。
- ②大分市の旧称。古代、豊後(ぶんご)国府の所在地。中世には大友(おおとも)氏の本拠地。江戸時代には竹中(たけなか)氏・日根野(ひねの)氏・松平(まつだいら)(大給(おおぎゅう))氏など府内藩2万石の城下町。
- ぶ‐ない【部内】
- 〈対義〉部外。
- ①その部の内部。in the department
- ②部隊・関係者の内部。insider
- ふな‐いくさ【船▽軍】
- ①兵船の兵士。水軍。navy
- ②船に乗り、水上で戦うこと。海戦。naval battle
- ふな‐いた【船板】
- ①船中のあげ板。plank
- ②造船用の板。ship timber
- ふないた‐べい【船板塀】
- 和船の古い板でつくった塀。
- フナイン‐ブン‐イスハーク【Hunayn bn Ishāq】
- (808-873)アラブの医者・翻訳者。ガレノス・ヒポクラテス・プラトンなどの古代ギリシアの学術文献を多数アラビア語に訳す大事業をなしとげ、自らも医書を著し、科学の発展に尽くした。
- ふな‐うた【舟歌・舟▼唄】
- 船頭などが、舟をこぎながらうたう歌。chantey
- ふなお【船穂】
- 〈町〉岡山県南部、高梁(たかはし)川をはさんで倉敷(くらしき)市の西に接する町。水島臨海工業地域の後背地をなし、マスカット・花筵(はなむしろ)の産地で有名。山陽自動車道・玉島バイパスが通る。人口7762(1994)。
- ふなおか【船▼岡】
- 〈町〉鳥取県東部、八東(はっとう)川流域の町。かつては川舟の起点。農業の町で、船岡公園は桜の名所。人口5051(1994)。
- ふなおか‐やま【船▼岡山】
- 京都市北区にある小丘。標高112m。もと刑場・火葬場。眺望がよく、古くから雪見の名所としても知られた。織田信長(おだのぶなが)を祭る建勲(けんくん)神社がある。
- ふな‐おさ【船▽長】
- 船方(ふなかた)のかしら。水夫(かこ)の長。船頭。ふなぬし。
- ふな‐おろし【船卸し・船降ろし】
- ①新造船を初めて水に浮かべること。また、その儀式。launch
- ②船の積み荷をおろすこと。unload
- ふ‐なか【不仲】(名・形動)
- 仲のよくないこと・さま。不和。discord
- ふな‐がかり【船掛(か)り・船▼繋り】(名・サ変自)
- 船をつないで停泊すること。また、その港。
- ふな‐かた【船方・舟方】
- 船乗り。船頭。boatman
- ふながた【舟形】
- 〈町〉山形県北東部、新庄(しんじょう)・尾花沢(おばなざわ)両市の中間にある町。最上(もがみ)川に沿う農業の町で、長沢和紙の産地でもある。舟形温泉がある。人口7658(1994)。
- ふながた‐せっかん【舟形石棺】
- 古墳時代の石棺の一種。内部を和船の舟底のような形にくりぬいた身と蓋(ふた)からなる。
- ふなかた‐ぶし【船方節】
- 民謡。もとは『出雲(いずも)節』とよばれたが、船頭衆が座敷で歌ったためこの名がついた。『秋田船方節』が有名。
- ふながた‐やま【船形山】
- 宮城・山形県境中央部、奥羽(おうう)山脈中の山。標高1500m。山頂に御所神社があり、山形側では御所山という。
- ふな‐ぐ【船具】
- 船の道具。かじ・ろ・帆・錨(いかり)など。rigging
- ふなくい‐むし【船食虫】
- 内湾や河口で水中の木材に穴をあけてすむフナクイムシ科のニマイガイ。白色ひも状で、軟体部の体長約10cm。木造船の船底に穴をあける害虫。世界に広く分布。ふなむし。shipworm
- ふな‐ぐら【船蔵・船倉】
- ①水辺に設けて、船を入れておく建物。船小屋。船屋。boathouse
- ②船中で貨物を入れておく所。船倉(せんそう)。hold
- ふな‐こ【船子・舟子】
- 船に乗って船を操る人。船乗り。boatman
- ふなこし‐やすたけ【舟越▽保▽武】
- (1912-)彫刻家。岩手県生まれ。東京美術学校卒。石彫人物像に定評がある。作品『二十六聖人殉教者像』など。
- ふなごや‐おんせん【船小屋温泉】
- 福岡県南部、筑後(ちくご)市の矢部(やべ)川中流にある温泉。大楠(おおくす)・桜並木・紅葉の名所。
- ふなさか‐とうげ【船坂峠】
- 兵庫・岡山県境にある峠。標高131m。古来、近畿(きんき)と中国を結ぶ要路で関所もおかれた。
- ふな‐じ【船路】
- ①船の通行する道。航路。海路。sea route
- ②船でする旅。voyage
- ふな‐じるし【船印・船▽標】
- 昔、船の所有国・所有者・乗船者などを示すために帆や旗などに用いた印。その帆や旗など。ship's flag
- ふな‐ずし【▼鮒▼鮨】
- 琵琶(びわ)湖名産のゲンゴロウブナを2〜3か月塩漬けにし、ご飯と交互に重ね、重石(おもし)をして発酵させたすし。なれずしの原型。滋賀県の名産。
- ふな‐ぞこ【船底】
- ①船の底。bottom of a ship
- ②船の底のような弓形のもの。〈用例〉〜まくら。
- ふなぞこ‐てんじょう【船底天井】
- 船底のように中央を高く作った天井。数寄屋(すきや)造りなどに用いる。
- ふな‐だいく【船大工】
- 和船を造る大工。船霊(ふなだま)を船に祝いこめる役もつかさどる。船匠。shipwright
- ふな‐だな【船棚】
- ①刳舟(くりぶね)の両舷(りょうげん)にとりつけた舷側板。せがい。
- ②和船の部材の名称。船底材の航(かわら)を除く船体を構成する外板。根棚・中棚・上棚などがある。
- ふな‐たび【船旅】
- 船に乗って旅をすること。船の旅。voyage
- ふな‐だま【船霊・船▽魂】
- 船の守護神。安全を祈って船中に祭る神で、祭神は神仏混交。船神。
- ふな‐だまり【船▼溜(ま)り】
- 船が風波を避けるために停泊する所。moorage
- ふな‐だんす【船▼箪▼笥】
- 近世の廻船(かいせん)の船中で使われた物入れ。金庫にあたる掛け硯(すずり)・帳箱と、衣装櫃(いしょうびつ)の半蓋(はんがい)の3種類があり、幕末から明治初期が最盛で、ケヤキ製で鉄の飾り金具をつけた豪華なものが作られた。
- ふな‐ちん【船賃】
- 船に乗るため、また、船を借りるための料金。passage fare
- ふなつき‐ば【船着(き)場】
- 船が発着したり、とまったりする所。船着き。wharf
- ふな‐づみ【船積み】
- 船に荷物を積み込むこと。loading
- ふな‐て【船手】
- ①航路。船路。
- ②船隊。水軍。船いくさ。
- ③船頭や水夫の指揮者。
- ふな‐で【船出】(名・サ変自)
- 船が港を出ること。出帆(しゅっぱん)。でふね。sailing out
- ふな‐どいや【船問屋】
- 昔、船の積み荷・回送などの仕事を取り次いだ問屋。ふなどんや。
- ふなとく【船徳】
- 落語の題名。勘当(かんどう)されて、船宿の2階に居候中の若旦那(わかだんな)が、四万六千日(しまんろくせんにち)の暑い日に、にわか船頭になって客を乗せる滑稽噺(こっけいばなし)。もとは、『お初徳兵衛浮名桟橋(おはつとくべえうきなのかけはし)』という浄瑠璃(じょうるり)。
- ふな‐どこ【船床】
- ①和船などで、船の床(ゆか)に敷くすのこ。
- ②《転じて》→船倉。
- ふなと‐の‐かみ【▽岐神】
- 集落の入り口や、道路の分岐点などに祭られた神。邪霊の侵入を防ぎ、旅人の行路の安全を守るとされた。くなどのかみ。ちまたのかみ。道祖神。
- ふな‐どめ【船留め・船止め】(名・サ変自)
- ①船を停泊させること。
- ②船の通行・出航を差し止めること。stop the passage of a ship
- ふなに‐しょうけん【船荷証券】
- 海上運送における貨物の引き渡し請求権を表示した有価証券。BL。bill of lading
- ふな‐ぬし【船主】
- ①船の持ち主。shipowner
- ②船長。ふなおさ。
- ぶな‐の‐あぶら【ぶなの油】
- ブナの果実からしぼった黄色で透明な油。食用。
- ふな‐のり【船乗り】
- ①船に乗ること。getting on board
- ②船員。船頭。sailor; seaman
- ふなはし【舟橋】
- 〈村〉富山県中部、富山市の東に接する村。富山産コシヒカリの産地で、優良肉牛も産出。人口1649(1994)。
- ふな‐ばし【船橋】
- 船を並べて、その上に板を渡した橋。浮き橋。
- ふなばし【船橋】
- 〈市〉千葉県北西部、東京湾に臨む市。臨海部は京葉工業地域の一部で金属・機械などの工場が並び、内陸部は住宅地となっている。人口53万0715(1994)。
- ふなはし‐せいいち【舟橋聖一】
- (1904-76)小説家・劇作家。東京生まれ。東大卒。官能と憂愁の文学といわれ、唯美主義を貫く。昭和42年(1967)『好きな女の胸飾り』で第20回野間文芸賞受賞。作品『悉皆屋(しっかいや)康吉』『雪夫人絵図』など。
- ふな‐ばた【船端・▼舷】
- 船のへり。船べり。舷側。side of a boat
- ふなばら‐おんせん【船原温泉】
- 静岡県伊豆(いず)半島中部、天城(あまぎ)湯ケ島町にある温泉。
- ふなばら‐そう【舟腹草】
- ガガイモ科の多年草。山地にはえる。高さ約70cm。葉は楕円(だえん)形で対生。夏に、緑色の小花が束状になって咲く。果実が広皮針形で舟の胴体に似る。
- ふな‐ばんしょ【船番所】
- 江戸時代、河川交通で船舶の見張りや税の徴収を行った所。川船奉行(ぶぎょう)の所轄である関宿・両国などの関東河川の番所と、過所船(かしょぶね)奉行支配下の伏見(ふしみ)・淀(よど)などの番所がある。
- ふなびき‐あみ【船引(き)網・船▼曵(き)網】
- 船上から網を引く漁法。船を錨(いかり)などで固定させて行う引き寄せ網と、船を移動させながら行う引き回し網がある。boat seine〈対義〉地引き網。
- ふな‐びと【船人・舟人】
- ①船に乗っている人。passenger
- ②船頭。boatman
- ふな‐びん【船便】
- =せんびん。
- ①郵便物や荷物を船で送ること。また、その荷物。send by ship
- ②船に乗る便宜。shipping service
- フナフティ【Funafuti】
- 太平洋南西部、エリス諸島からなるツバルの首都。フナフティ島にある。人口0.3万(1985)。
- ふな‐べり【船▽縁・▼舷】
- ふなばた。the side of a boat
- ふなべんけい【船弁慶】
- ①謡曲の曲名。五番目物。観世信光(かんぜのぶみつ)作。大物浦(だいもつのうら)で静(しずか)と別れた義経(よしつね)の一行が海上で平知盛(たいらのとももり)の亡霊に悩まされるが、弁慶が調伏(ちょうぶく)する。
- ②長唄(ながうた)の曲名。2世杵屋勝三郎(きねやかつさぶろう)作曲。
- ③歌舞伎(かぶき)舞踊。長唄。②を河竹黙阿弥(かわたけもくあみ)が改作。新歌舞伎十八番の一つ。
- ふな‐まち【船待ち】(名・サ変自)
- 船に乗るのを待つこと。出船を待つこと。wait for the sailing
- ふな‐まつり【船祭(り)】
- 神輿(みこし)を船に乗せ海や川を渡る祭り。御座船を供奉(ぐぶ)船がかこんで楽を奏して渡御(とぎょ)するかたちが一般的。大阪市天満宮の天神祭、12年に1度行われる茨城県鹿島(かしま)神宮の御神幸祭などが有名。
- ふな‐むし【船虫・▽海▼蛆】
- ①フナムシ科の節足動物。体長3〜4.5cm。体は小判形で平たく、青黒色から茶褐色。長い尾肢(びし)をもつ。海岸・海礁に群棲(ぐんせい)し、動作はすばやい。本州以南に分布する。sea slater
- ②フナクイムシの異名。
- ふな‐もと【船元】
- 船の持ち主。船主。shipowner
- ふな‐もり【舟盛(り)】
- 刺身などの盛り方。魚の頭と尾をつけたままおろし、これを舟に見立てて盛りつけること。また、刺身を舟形の器に盛りつけること。
- ふな‐やかた【船屋形】
- 和船に造りつけた屋根。2階造り・3階造りなどがある。
- ふな‐やど【船宿】
- ①船による運送を業とする家。shipping agent
- ②釣り・遊興の貸し船を仕立てるのを業とする家。また、その宿屋。boathouse
- ③船の乗組員のための宿屋。inn for sailors
- ふな‐ゆうれい【船幽霊】
- 海上に出現するという妖怪(ようかい)。
- ふな‐よい【船酔い】(名・サ変自)
- 乗り物酔いの一つ。船に乗って気持ちが悪くなること。sea sickness
- ふ‐なれ【不慣れ・不▼馴れ】(名・形動)
- 慣れていないこと・さま。熟練していないこと・さま。inexperienced〈用例〉〜な仕事。
- ふな‐わたし【船渡し】
- ①船で人や荷物を対岸に渡すこと・所。ferry
- ②売り手が商品を運送船に積むまでの費用を持つ取り引き。本船渡し。FOB。free on board
- ふなん【扶南】
- 1世紀ごろインドシナ半島のメコン川下流域に成立したクメール族の国家。3世紀には現在のベトナム・カンボジア・タイ南部からマレー半島までを領有。中国の呉(ご)、インドのクシャン朝とも交易したが、7世紀前半に真臘(しんろう)に滅ぼされた。
- ぶ‐なん【無難】(名・形動)
- ①無事なこと・さま。安全。safety
- ②特色もないが欠点もないこと・さま。faultlessness〈用例〉〜な色の組み合わせ。
- ふ‐に【不二】
- 《仏教語》対立するようにみえる2つのものが、根底では一体であること。平等で差別のないこと。〈用例〉凡聖(ぼんしょう)〜。生死〜。
- ふ‐にあい【不似合(い)】(名・形動)
- 似合わないこと・さま。unbecomingness
- ふにく‐さいしゅう【腐肉採集】
- 腐肉を餌(えさ)とした昆虫採集法。びんに腐肉を入れて地面に埋め、腐肉食性のシデムシなどを採集。
- フニクリ‐フニクラ【Funiculi-Funicula(イタリア)】
- ナポリ民謡。デンツァ作曲。1880年ベスビオ火山登山鉄道完成を記念してつくられた。
- ぶ‐にち【侮日】
- 日本や日本人をあなどること。〈比較〉抗日。
- ぶ‐にち【▽豊日】
- 豊前(ぶぜん)・豊後(ぶんご)・日向(ひゅうが)の3か国の総称。
- ふにゃ‐ふにゃ(副・形動・サ変自)
- やわらかくなって、張りや弾力がないさま。flabbily
- ふ‐にゅう【不入】
- 荘園(しょうえん)の特権の一つ。朝廷の役人が立ち入れないこと。〈比較〉不輸。
- ブニュエル【Luis Buñuel】
- (1900-83)前衛的な作品で知られる映画監督。スペイン生まれ。フランスとメキシコで活躍。作品『アンダルシアの犬』『忘れられた人々』『小間使の日記』など。
- ふ‐にょい【不如意】(名・形動)
- 《もと仏教語。思うにまかせぬために憂鬱(ゆううつ)になる、の意》
- ①思うようにならないこと・さま。go contrary to one's wishes〈対義〉如意。
- ②金回り・生活が苦しいこと・さま。in narrow circumstances〈用例〉手元が〜。
- ふ‐にん【不妊】
- 妊娠しないこと。妊娠できないこと。sterility
- ふ‐にん【赴任】(名・サ変自)
- 勤務することを命じられた土地へおもむくこと。start for one's new post〈用例〉単身〜。
- ふ‐にん【▽補任】(名・サ変他)
- 《職に補(ほ)し、官に任ずる、の意》役につけること。ほにん。ぶにん。
- ぶ‐にん【無人】(名・形動)
- ①人数が少ないこと・さま。
- ②人手が足りないこと・さま。short-handed
- ふにん‐しゅじゅつ【不妊手術】
- 妊娠の成立を永久的に不可能にする手術。一時的なものは避妊という。優生保護法により規定される。sterilization
- ふにん‐しょう【不妊症】
- 妊娠可能年齢の女性が、妊娠できない状態。ふつう、結婚後2〜3年を経ても妊娠しない場合を不妊症とみなす。sterility
- ふ‐にんじょう【不人情】(名・形動)
- 人情が薄いこと・さま。無情。inhumanity〈比較〉非人情。